再読モツカレー。
KZ後半はたしかに細切れで読むより一気に読んだほうが面白い気がする。
いろいろ入り組んでるし伏線とか複雑になってるから。
ラスト一冊はやっぱり急すぎるなーと思わないではないけど、
初読の時には納得いかなかった結末も、再読の時には不思議と結構腑に落ちた。
これがたぶん、この世界ではベストなんだろうなとすら思った。
最初に読んでから自分にもいろいろあって変わったからかもしれないけど…
そして再読でもやっぱりヴィクのシーンは号泣したよ…
樹なつみのOZってKZに似てない?サイバノイドとユーベルメンシュとか、
ラストの書き方とか。
うーん。ちょっと苦しくないかい?
でも、樹さんの漫画はドラマティックなので、個人的に好き
KZの話でこれだけ盛り上がるなんて嬉しいなあ。
「破壊天使」から「別れの日」くらいまで、ほんとに毎巻毎巻
次のページをめくるのがもどかしいくらい熱中して読んでたよ。
今はもうコバルト卒業しちゃって、現在のシリーズは読んでないんだけど
KZだけは大切に保管してある。
ラノベ定義で読む作家さんて、この人と荻原規子さんくらいかな。
荻原さんはラノベとは違うかもしらんけど。
自分語りスマソ
「破壊天使」から「別れの日)くらいは一番盛り上がったことだからね
私もドキドキしながら見てたよ
↑これがほんとの流血女神伝とかうまいこといってみてもいい?
918 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/11 16:49:11 ID:BmW7y7XX
同じく。一番好きだったのが『嘘』かな。
火星に行ってから読むの止めてしまったや。
最近改めて最終巻を読んだけど、
ああいう終わり方もありなのかなと理解できるようになったよ。
個人的にはラファエルに火星を統治してほしかったがw
ラファエルの記憶がなくなってしまったっていうのがショックで
いまだに手に出来てません・・・・orz
私の場合、ラファとパパとで二股ーーー!!!で意識が途切れて、
そのままKZは終ってしまった過去が。((-_-;))
当時はただただ二人の行く末が気になって気になって、
二人のからみ以外読み飛ばしたといっても過言じゃないくらい
ラスト3冊くらいの内容が未だに……・・・・orz
おかげで白雪ちゃんとかヴィクとかの最後がちっとも泣けなかったよ…
とほほ。
>918
火星がバナナ園だらけになってしまうyo!
>916
私は"キャラに容赦ない”とか”作品の中で神”
とかの含みがある場合しか女神と呼ばない。
>>912 OZの方がKZよりずっと前の作品だよ・・・。
どっちも少女向けジャンルにハード路線なのは似てるけど。
男が手に取りやすいところろか。
924 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/12 00:10:44 ID:3pT+ZV2S
>>920 あなたと同じだ
未だに直視できてないorz
バナナ園ワラタw
そういやラファエルの好物だったよねえ懐かしい
ごめんなさい
クッキー切れててあげてしまった
女神伝でハマって、KZとBBブクオフ一冊100円で
全て揃え刊行順に一気読みしますた。
(新刊では金かかるし、何よりおいてる店がねえ……)
面白かった――けど、個人的には、
KZは最初の二冊と読み切りだけでも十分かな〜と思ったり?
少なくとも、人に勧める時なんかは全巻読むべしとは言いづらいっす。
ちょいと長すぎるのではないかと。
というか須賀さんは1〜3冊くらいの読み切りが一番面白いような。
女神伝も覇王は他に比べて少しかすむ気がします。
好みの問題かな?
あと、長さやテンポ云々だけでなく、忠犬ラファエルが好きだったんで
ユーベルメンシュ関連・ラストが微妙ってのもある。
キャッスルがユージィンとってのも激しく納得いかんし!
ただ、ヴィクトールの復讐は予想を遙かに超えていて圧倒されますた。
このためだけでも読んだ価値があった〜。
でもヴィクトール・ユージィンの決着はBBでつけて欲しかったと思う
今日このごろ。
たしかにKZは長すぎると思う。分量的には半分ぐらいでいいかと。
まあ新人のシリーズで人気がでると引き延ばしにでるのは集英社の得意技だしね…
須賀さんの「KZ書けない病」もそのへんに起因してたのかもしれない。
私は二部のが好きだけど、それでも「宴」あたりまでは展開ダルいと思ってたし。
でもずっとコンスタントに出し続けてくれたし、サービス精神も旺盛だったしw
最後きれいにまとめてくれたし(不満がないわけじゃないが)、やっぱ大好きな話だ。
だから、最近の女神伝のものすごい展開の早さを見ると、
須賀さんが引き延ばされんのを極端にいやがってるんではないかと思ってしまう…
発刊ペースの早さはずっと変わらないね、須賀さん。
それまで半年に1冊とかの1年に1冊の作家しか知らなかったから
かなり衝撃だったな〜。
むしろ「なんでそんなに早いの?」って感じで
少々胡散臭く思ってた時期もあったぐらいw(ごめん須賀さん)
これからも頑張ってほしい
929 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/13 00:17:59 ID:V2+x0OdJ
俺はさ、
天気晴朗→砂の覇王1〜4→帝国の娘→砂の覇王5〜8
と変則的に今現在読み進んでのですが、
普通に、ほう、カリエとエドが協力して頑張る物語かー。
と読んでいったら、いつの間にやらカリエ、バルアンに
惚れてるし、エドさん出番ねえし…。
少女小説にありがちな運命の人がいないのだな。
カリエの運命の人はラクリゼ
それでも最後はエドとラブラブになって欲しい
そんな元オトメゴコロ…
むりぽ。
932 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/13 00:39:02 ID:V2+x0OdJ
>>930 「君の花嫁だ」
で、そうかラクリゼの花嫁はカリエだったのか!
と良い感じの雰囲気になったのに、
全然進展しませんでしたね…
>>931 須賀のエドの無視っぷりは見事だ。
最初けっこう盛り上げといてね。
心配しなくても次はバルアン冷遇の時代ですよ。
orz
IDがXじゃぽーんだ!
ミューカレウスは常に冷遇ですが何か?>933
orz
( ´Д`,)
バルアンが「織田信長後期型」しそうだな。
髑髏杯まで作っちゃいそう。
むしろそんなふうにイッちゃったバルアン萌。
冷遇されればされているミュカほど萌。
この人の話って女性蔑視な要素がちょこちょこ入るよね。
須賀さんが女性蔑視してるというわけじゃなくて、そういうシチュが好きなのかなと。
強い女性を書くためには手っ取り早い手段だとは思うけど。
ああいう舞台だから女性蔑視的なとこは当然だと思うっつーか、
あれでもだいぶ薄めてあるほうだとオモ。
んー、というか、ああいう世界観では女性蔑視当たり前と思うこと自体
結構古典的考え方だと思うんだな。
ファンタジーなんだから、作者が好きなようにどうとでも出来るわけだし。
でも、あえて女性を低めるシチュを作ってるのはやっぱ須賀さんの
好みなのかなーって気がして。
別にそれが不快ってわけじゃないので悪しからず。
歴史小説読めばわかるがあの手の時代は完全な男尊女卑。
女性が権力を得ようと思えば権力者の庇護下に入るしかなかった。
女奴隷からスレイマン大帝の皇后に昇ったロクサーヌ(スラブ系)とかね。
古典的っつーか、あれだけモデルがはっきりしてる時代・国で、あえてつくってると言うのも……
須賀さんはファンタジーより完全に歴史の人だし、そこ考えると、
むしろ読者に気をつかってかなり女性にやさしく書いてるなーと感じが。
ハーレムなんか特に。
つか、軍隊舞台のKZと女神伝以外でそんな女性にきついシチュなんてあった?
なるほど、歴史系の人だからそこらへんは歴史に忠実なんだね。
設定以外では、エイゼンに「泣いた女の顔は醜い」みたいに言わせたり
BBのユージィンの女に対する嫌悪のあたりとか(メスブタとかね)
結構キツいなぁと思った。
キャラによって書き分けてると思うけどね。
「そういうことを言っちゃうキャラだ」って読者に伝えるために
あえて言わせてるとオモ。
シドーやラファエル、アデルカとかはそういう描写はないし。
あ、エイゼンもユージィンも実際に口に出しては
言ってなかったかも…?
もう一回KZ読み直してきます…
メスブタって・・・ドドロッキーを思い出しちまったぞwギューン!
須賀さんのジェンダー観はあちこちに現れているのだろうとは思うけど、
エイゼンのあれは「女に不自由なし+薄情」という性格から自然にでてきたんでしょう。
あそこの「キャッスルがあのまま目の前で泣き出していたら何をしていたか(うろ覚え)」
というようなくだりにはもえまくったなあ。
前から薄々思ってはいたけど、女神の花嫁の上巻を見て
須賀さんはラクみたいに男になりたいと思ったことのある人なんだとオモタよ。
ラクの心情がサラリと書かれながらもリアルだったので。
まぁ、憧れ程度の軽いものなのか、深刻なものなのかまでは分からないけどね。
なので、女性蔑視的な所を結構しっかり書くのは
歴史専攻だからというだけでなく、そういう所からもきてると思ってる。
須賀さんが思ってるわけではなさそうだけど、
そういう視点もことさら冷静に見るようにしているという感じを受ける。
目の前でキャッスルが泣いたらグーで殴るつもりだと思っていた私は
読み方間違ってますか。
>>947 それどの話しに入ってたんだっけ?
探してるんだが巻が多くてどれか分らない・・・
>>949 それはそれで楽しいけどねw
私もあのシーンはもえた。
須賀さんは男に憧れてるのかなって私も思ってた。
なんでだろ、そんな感じたしかにするよね。
憧れてるというか、気性や考え方がかなり男っぽい感じはする。
俺女や僕女のイタさは全く感じないけど、ときどきホントに女か?と思うことはあるw
でも女の情念とか書かせてもかなりうまい。
だから、なんでも突き放して観察する人なのかなぁと。
そのへんが男っぽい感じ? 対象物との距離感とか。うまく言えないけど…
まあ対象物を客観的に見る必要がある史学部出身だし。
情動的な面はあえて抑えているんでしょう。
みんな凄い好意的な見方してるんだね。
私は「あえて書かない」のか「書けない」のか不明だと思う。
いや、理性が働きすぎて「書けない」部分は結構あるはず。
現在はそういう情動的・感覚的部分の無いのが、良い方向に
須賀さんの特徴として出てるくれてるんだろうなと。
だから「書かない」だろうが「書けない」だろうが、今はあんまり問題じゃない。
これから作品数を重ねた時にどう出るかはわからないけど。
とにかくこれから先も見守りたい作家さんです。
コバルトの座談会で、「全体を上から見てしまうところが欠点でもある」と
自分で言ってたから、須賀さんもそのへんは自覚してるっぽい。
個人的にはあの距離感が好きなのであまり変わらないでほしいけど。
突き放してても、決して冷たいわけじゃないので。
泣いた女の顔は醜いとか言っちゃう男、
女好きのくせに女性不信、母という存在を恐れている男、
妊娠した女は醜いとかって嫌悪感を抱く男の心情をこまごま書いちゃうのは
なんかすげーなーって思ったよ、自分は。
しかも夢見がち乙女が対象のコバルトで。
ちょっと細かいんだけど
花嫁後編のアリシアのラクに対する密かな優越感?とか
目をそむけたくなるような心情を
細かく描写しているのがいいなーと。
人気のある主役級キャラを甘やかさず汚い心情もしっかりと
突き放して書いているのが須賀しのぶ作品が好きな理由のひとつだ。
アリシアなんか、悪いところもいいところもある、リアルというか人間らしい
キャラだなーと思う。
悪人じゃないんだけど善人というのも違う感じ。
全然関係ないが、ゼカリアという聖人由来名があって、それの
ロシア語読みがザハールというらしい。一瞬元ネタ?と思ったけど、
男性名なんで偶然かな。既出だったらスマソ。
ザカリアって名前普通にあるし。
ところでそろそろ次スレ?
次スレは970あたりでいいんじゃない・・・?