720 :
イラストに騙された名無しさん:
食前絶後
俺の母親が死んだときもさ、医療過誤の疑いがあるんだよね。
食前と食後を間違えただけで死に至る――っていうクスリの設定は行き過ぎにしても、
医療過誤が起こる現場の状況がよく描けてるんじゃないかと思うよ。
「こんな地獄みたいな場所じゃ、間違いの一つも起こるわな」って思わせるあたりも含めて。
ちょっとラノベ向きじゃない作品ではあると思うけどね。
この作者、確か今は一般の分野で書いてるんだよね?
まあ、そっちの方があってるとは思うので別に言うことはないが……
こっち(ラノベ)に残したシリーズの続編さえちゃんと書いてくれてれば、の話だけど。
舞台を極寒の惑星にしたのはいいアイデアだったな。過酷な環境とそれに負けまいとする開拓者達、そしてソレを支える医療スタッフのおりなす人間ドラマのなんと熱いことよ!
開拓者リーダーのユゲ爺さんの「夏は、夏はまだか。我らを救いたもう夏は!」という魂の叫びは今も心に響いてるよ。
真面目な談義の中
白クマ耳ょぅι゛ょに萌えー!
なんて書いている俺は馬鹿みたいだな。
ごめんよ、アリアちゃん可愛かったんだもん。
エピローグで20年後出た時は正直ガッカ・・・・・・じゃなくて無事生き残れてたんだなーと
感動したよ。
てゆーか、あれだろ?
この医療現場のリアルっぷりは作者が体験した奴だよな。
中国4000年の歴史でも見つけられなかった、幻の臓器…ってやつだ。
>>724 あれは幻つーよりも、極限の環境に適応した人類の
新たな進化の結果じゃないのかと妄想してみる
それよりも新刊マダー
おいおい、みんなこの題だけ素に戻っとるぞ。
あの極限の状態で、
医師が「言葉を使いながら投薬することで新たな治療効果を生み出す」
という新機軸は、初読の時は衝撃だったなあ。
それにその副作用で、皆味覚がおかしくなって、
ようやく昏睡から目覚めて最初におかゆを口にしたとき
「……さっぱりしたアスファルト風味のおかゆ」
と呟いたのは笑ったよ。すごい感動的なシーンなだけになおさら。
あの作家は、感動的なシーンであればあるほど、「どうでもいい」っていうか「さっぱりした」書き方をするんだよな。
そこがいいんだけど。
俺があの小説で一番好きなのは、研修医が
「俺がこの薬を処方したせいで患者が一人死んだんだ!!」
って叫びながら、ヨーグルトに混ぜて一か月分の(もちろん致死量)薬飲んで自殺しようとしたシーンだなあ。
アリアちゃんが見つけて助けちゃったけどさ。
……っつーか、あらすじだけだとたいして面白くないな。
こんな話をあんだけ面白く書いてのけるあの作家は、マジで天才だと思う。
728 :
イラストに騙された名無しさん:04/12/28 13:03:37 ID:+Jm8QXf2
>>723 あーあれは笑えた。
生き残れた理由ってのが、熊の部分と、人間の部分を逆にして耳人間熊になったって描写を読んだ時に、
作者は本物だと思ったよ。
エピローグで感極まったヒロイン(ほぼ白熊)にバグベアーくらって、気絶していく主人公も最高。
なんせ肋骨が折れる音を聞きながらヒロインの羞恥で赤くなった耳を見て、やっぱりかわいいな、だもんなw
729 :
イラストに騙された名無しさん:04/12/28 20:12:43 ID:/lG9GEh5
……お前ら、難しい事考えるな。
ま、俺はアリアたんとヨーコたんに萌えられればそれでいい。
……そういう楽しみ方があってもいーだろーがー