【11】神坂一 スレイヤーズ・クロスカディア等他

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545イラストに騙された名無しさん
便宜上、舞台はLの体内。
ラノベ界世紀の一戦が始まろうとしていた。
まずはLの先制攻撃。無の触手の全方位攻撃がDを襲う。そのこと如くをかわす。舞うように、軽やかに。
Lが寄り代無しで知覚力がリナ憑依時より劣るにしても、まるで見えないものをこうも容易くかわせるものなのか。
 ”こいつ、あたしの気を読んでいる!?”
驚愕を隠せないL。その動揺が空間全体に広がる。気配の察知がより容易になる。
肉体の無いまどろっこしさ。
己の体内に入り込んだウイルスを発見し、殲滅する。
単純な話だったはずだ。
しかし相手はただのウイルスではなかった。
 ”・・・つッ!ぁあっ!?”
瞬間、Lの背筋(とおぼしき辺り)に戦慄が走った。
Dの指先が体中を這い回る感触。体表だけではない。胎内を。精神の奥底をも。
アカシックレコードに触れ、それを書き換えられているのだ。
Lにしてみれば犯されているに等しい。
 ”ぅああ・・・や、め・・・ろォ・・・”
気づいた時には既に遅く、時間を遡る事の出来ないLは最早Dの成すがままになるしかなかった。 
全てを知られ、弄られ、陥落していくLに同調するかのように世界が怪しげに姿を変えていく。
「ああああ・・・・!」
Lの嬌声が実声となって全宇宙に響き渡った時、世界は滅びた。
546イラストに騙された名無しさん:04/05/09 22:36 ID:5EjVJWCV
どす黒いピンク色が明滅する不思議空間。
無限に広がる色情空間の中に女がいた。この空間にただ一人の存在。
美しい・・・と言えよう。ただ、何処にも比べるものが無い為、美醜の判断は誰にも出来ない。
足首にまで届きそうな金髪を靡かせながら女は待っていた。
やがてピンク空間の一部が黒く滲んだかと思うと、次の瞬間には黒衣の男が女の前に立っていた。
こちらも美しい。勿論、比較するものが無いのでどういう美しさなのかはどうにもわからない。
わかるのは、2人の顔立ちのベクトルが同じということぐらいである。
「ああ、D様・・・お待ち申しておりました・・・」
淫らな顔をした女が淫らな声で切なげに囁く。吐息も淫ら成分100%でこれを吸った生物は瞬時に果てたであろうが、この場にいる人外2人には気分を盛り上げる為のエッセンスでしかない。
その気になったのだろうか。男が女の顎にそっと指を這わせる。途端、
「ひッ!?・・・あッ?くああぁ・・・!」
達した。
触れただけで。
肉の快楽。数億年ぶりの歓喜。
これが女の望んだもの。
”あたしきっと、何度も死ぬわ。D様の指で舌で肉棒で何度も何度も逝かされるわ”
そしてその期待通り、Lは死にまくった。
菊池世界の住人であるDには、寸止めとか事後報告のような甘い誤魔化しは無く、
Lは切に望みながら未だ知らなかった、蹂躪される喜びを永遠に味わい続ける事になった。