ろくごまるに追封録14 ネタの酔っ払い

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解き放たれた轟武は、鏡閃に与えられた
陽功系のエネルギー宝貝を身につけ、鎧をまとい、
復讐の鬼と化して殷雷と和穂の元に現れる。
その姿は奇しくも、核天の姿に重なるものだった。

圧倒的な轟武の破壊力にボロボロまで傷つく二人だが、
恵潤、塁摩、綜現らの犠牲によって、ようやく逃げ延びる。
恵潤「殷雷、やっぱり和穂の護衛はあんたが最後までつとめなきゃね」
塁摩「うん、殷雷ちゃんには借りがあるからね。もう一回カニ食べたかったけど」
綜現「……流麗さんのこと、頼みます」

自分のために友人達を犠牲にしたことで悲嘆にくれる和穂。
そして綜現の仇討ちのため、初めて自ら動く流麗。
「……和穂、あんたに索具輪の本当の使い方を教えてあげる。
 ……あたしは、理渦のバカとの決着をつけるわ」

一方その頃、取り残された静嵐は、生涯最大の悲劇に見舞われていた!
(寝ている最中に、彩朱猫が消えて増えてしまった鼠に耳をかじられた)

そして殷雷は、傷ついた衝撃で、自らの記憶の全てを知った。
自分と轟武の因縁を。さらには、自分の寿命がもう完全につきかけていることを。

「……和穂、俺がおとりになる。大丈夫だ。轟武を倒す秘策があるから。
 だから、お前はもう泣くな……」

轟武との最後の決戦。圧倒的な轟武の力。
だが、最後の一瞬、相打ち覚悟で繰り出された一撃は、
轟武の心臓部を貫いていた。
「轟武よ、今度こそ俺は貴様を破壊する。貴様の望みどおりにな」

奇跡的な勝利に、自らも傷つきながらも、喜びの表情で
殷雷の元に駆け寄る和穂。
だが彼女の目前で、殷雷は最後に微笑むと、砕け散っていった。
凄惨な戦場に響き渡る、和穂の慟哭。

その間、夜主と梨乱が放置した融合宝貝のなれの果てをおとりに、
鏡閃の館に潜入する夜主、梨乱、そして流麗
「……理渦、あんたはやっちゃいけないことをやってしまった」

そしてめぐり合う夜主と鏡閃、全ての伏線が今ここに一つとなる。
「あんたは!」「お前は!」

刃を砕く復讐者(中)、波乱万丈の展開で(下)へ続く!!
そしてあとがきで明かされる(下)の壮絶な展開!!
動き出す天界。
不穏な動きを見せる有巣
謎の沈黙を続ける神農
混沌氏の抱える秘密が今明らかに!
龍華の絶叫が地上界に響く!

読者のど肝を抜く、驚天動地のクライマックス
静嵐(青い)
「和穂、静嵐大帝の本当の力を見せてあげるよ。僕は、
 最強の宝貝の持ち主なんだ!
 混 沌 ポ ケ ッ ト 〜 。
 この僕のおなかについているポケットから(ごそごそ)
 タイムふろし(以下検閲)」

刮目して待たなくていいですごめんなさいもうしません。