● ２ch ライトノベル大賞 2003年度下半期 ●

かしわぶ、しょうもないことはやめとけよ。

削除人さん、お疲れです。

大賞・イチオシ賞

○　<<灼眼のシャナV>>　著:高橋弥七郎　画:いとうのいぢ
　テーマは『愛』
　冗談抜きに様々な形の愛を描ききった傑作。
　萌え燃え言われている作品だが、こんな傑作を生み出すようになるとは思わなかった。

　　<<Ｄクラッカーズ７−１ 王国−the limited world−>>　著:あざの耕平　画:村崎久都
　Ｄクラ最終章。燃える展開ナンバーワン。
　絶望的状況からの復活劇というのは基本であり王道であり、そしてそれを見事に表現できた作者の力量を評価。
　７−２は続けて読まないと評価はちょっと落ちると思う。

　　<<Ｄクラッカーズ・ショート２ 過日―roots―>>　著:あざの耕平　画:村崎久都
　Ｄクラッカーズ・エピソードワン。
　主要キャラクターの過去に加えてゲストキャラのキメリエスが最高に素敵な一冊。
　ひょっとしたらＤクラ入門はこれからはじめてもいいかも。

　　<<バウワウ！ Two Dog Night>>　著:成田良悟　画:ヤスダスズヒト
　苦悩するヒーローの物語・・・だと思う（ｗ
　なんか一人だけ能天気なのがいるのは成田作品の特徴だろうか。
　俺も頑張っていつかワイヤーアクションできるようになりたいよ（ｗ

　　<<バッカーノ！ 1931 特急編 The Grand Punk Railroad>>　著:成田良悟　画:エナミカツミ
　鈍行編と迷ったけどレイルトレイサーの素敵っぷりに敬意を表して。
　不死身の化け物より無敵のヒーローのほうが怖いっていうか笑える。
　超Ｂ級作品。

ベストキャラクター賞

【アイザック＆ミリア】(バッカーノ！)
　バッカーノシリーズ真の主役。まわりの騒動は全てこの２人が台無しにする！（ｗ

【キメリエス】（Ｄクラッカーズ）
　オカマの心に漢の魂を秘めたナイスガイ。
　頼むから生きてショート３に出てくれ。

【海野千絵】（Ｄクラッカーズ）
　７−１の主役。ここまで強い精神をもったキャラは滅多に居ない。
　絶望的状況に置かれた彼女の境遇を想うだけで涙が出そう。

【メリヒム】（灼眼のシャナ）
　愛に生き、愛に死す。見返りはいらない。真実の愛を貫いた男。
　なんでこの人主役じゃなかったんだろう？（ｗ

【病院坂黒猫】（きみとぼくの壊れた世界）
　今期最萌えキャラに認定。やくえな。


完結希望作品大賞
　　<<カラミティナイト>>　著:高瀬彼方　画:西村博之
　筋トレはいいから本をかけ。

大賞・イチオシ賞

○<<イリヤの空、ＵＦＯの夏　その４>>　著：秋山瑞人　画：駒都えーじ
あのラストに満足ってわけでなく、完結記念とかいうつもりもない。正直、入れるべきか物凄く迷った。
だが、これほど読んで熱中し（３巻読んでからのｈｐと４巻がどれほど待ち遠しかったか）、泣かされ、
あまつさえ翌早朝に近所の学校のプール（小学校だが）に忍び込んでこっそり泳いできた身としては
入れておきたい。それだけ俺の中で存在が大きかった。
夏の終わりを迎える度に、これを読み返さずにはいられない。

<<バッカーノ！ 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad>>　著：成田良悟　画：エナミカツミ
<<バッカーノ！ 1931 特急編 The Grand Punk Railroad>>　著：成田良悟　画：エナミカツミ
次点に挙げた作品群スマン。枠一つ削ってでも、どうしてもこれをセットで入れたかった。
カレーをライスとルーに切り離すことができないように、これは２つそろってこそのおもしろさだと思う。
全編やらかしまくった馬鹿ップル、鈍行ラストのジャグジー、特急のラッド、さらにレイルトレイサー、
おまいら全員、最高にクレイジーだ。
イラストも、その挟み方も(・∀・）ｲｲ!!　今期もっともやられたと思った作品。

<<マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気>>　著：冲方丁　画：寺田克也
最高だった。本編の言いたい事は投票者が全部言ってくれたので言うことないが、
あのあとがき（３巻の方）を読んでウブカタを一生応援していこうと思った。
日記とキャラが違いすぎるって。

<<ブラックナイトと薔薇の棘>>　著：田村登正　画：雪乃葵
寝る前に睡眠導入として一章、二章と読み始めたつもりでしたが、どうしたことやらページをめくる手が止まらず、
結局最後まで読み終えて、その後も寝付けなくなってしまったのでございます。
おりしもその夜は火星大接近のちょうどその時で、不思議と印象深い夜だったのでございます。


次点はエリオン３、ミカタ１１、バウワウ、悪父１、神様３、ヒトクイ、きみとぼく。
つか、下２つと次点は入れ代わっても問題ないほどの僅差。今期は本当に豊作だった。
楽しみな作家に速筆が多く、来期も非常に楽しみ。

ベストキャラクター賞

【アイザック＆ミリア】（バッカーノ！）
ジャグジーもラッドもクレアもラックもロイも、もっと言うと葛原も戌井（成田は女より男のが萌え、そして燃え）
好きなんだが、やっぱその中でもこの２人に一票。
幸せも絶望も、その他いろいろ節操無く運んで来る『東南の風』、こいつらありきのバッカーノだと思う。

【エリオン】（ハーモナイザー・エリオン）
大賞に入れなかった分、こっちで。
巻が増えるにしたがってどんどん漢をあげていく主人公。金に対する考え方もいい。

【浅野みいこ】（ヒトクイマジカル）
いーちゃんに活入れる場面に尽きる。
長くなるので書けないが、名台詞スレの359、読んでて震えがきた。

【セシル先生】（GOSICK−ゴシック−）
狛犬泥棒萌え。狛犬泥棒最高。狛犬泥棒マンセー。
２巻では病院を舞台にザ・ゴールデンブラジャーの登場キボン。

【長浜正太】（機動アントドイドエーネジェント　メタルソルジャー）
腹がねじれるまで笑った。その後、こんなの載せていいのかと疑心した。賀東、いくらなんでもやりすぎだ。
工藤真菜とどっちに入れるか迷ったが、１０年後に期待を込めてこちらに。


完結希望作品大賞

<<星界の戦旗>>
ＥＧはいろいろあって仕方ないんだろう、トレトレは漫画が完結したからまだ赦せる、
封仙は作者が復活するまで我慢する、七姫は……・ﾟ･(つД`)･ﾟ･
だが、森岡。お前だけは勘弁ならねぇ！！

集計人さん、乙です。

大賞・イチオシ賞

　　<<A君（17）の戦争６ すべてはふるさとのために>>　著:豪屋大介　画:伊東岳彦＆モーニングスター
　　　地の分が徐々に見るのが辛くなってきているが話はおもしろかった。
　　　これ以上話のレベルが落ちない事と老子が仕事をしてくれる事を期待する。

　　<<バッカーノ！ 1931特急編>>　著：成田良悟　画：エナミカツミ
　　　鈍行編も良かったがクレアの伽羅がツボに嵌ったので特急編の方を押す。
　　　作風が固まっている感があるが2月の新刊は今までとは違うようなので良い方向に裏切って欲しい

○　<<灼眼のシャナ�X>>　著:高橋弥七郎　画:いとうのいぢ
　　　今回も燃え萌え展開でヴィルヘルミナのメイド服と「〜であります」と言う口調に撃沈。
　　　メリヒムと新たな炎髪灼眼の討ち手の戦いも燃えました。
　　　
　　<<マリア様がみてる レディ、GO！>>　著:今野緒雪　画:ひびき玲音
　　　由乃さんの暴走に可南子のイラストが来てこれだけで満足してしまった。一応、本筋の妹話も多少進展したので良かったが次は、
　　　修学旅行編だろうからそこでは話の進展は見込めないので祐巳と由乃に比べ印象が薄い由乃さんと志摩子さんメインの話が出る事を願う

　　<<終わりのクロニクル １下>>　著:川上稔　画:さとやす
　　　２下の方がぶっ飛んだギャグが合って面白かったのだが話の流が１巻と同じだった為１下の方を上とした。
　　　相変わらず情報量が多く突拍子もなく飛び出すギャグ、まロいなどの言葉。二回目以降に読むと分かる小ネタなどが充実していて何度も読むことが出来た。

大賞・イチオシ賞

<<バッカーノ！ 1931鈍行編 The Grand Punk Railroad>>　著：成田良悟
<<バッカーノ！ 1931特急編 The Grand Punk Railroad>>　著：成田良悟
やはりこの話は鈍行、特急揃ってこその話だったと思う。
鈍行編で話の表側を見せ、特急編で話の裏側を見せるという変則的な上下巻という構成は今まで見たことがなく、
自分にとっては新鮮で、そして面白い話だった。

<<Hyper Hybrid Organization 01-03 通過儀礼>>著：高畑京一郎
話自体はそれほど進んでいないような感じだったが、それでもかなり面白かったし、山口が一線を
越えたというのは大きかったような気がする。
次巻にも期待したいけど、次はいつ出るのやら・・・

○<<バッカーノ！ 1932 Drug&Dominos>>　著：成田良悟
個人的にはバウワウよりこっちの方が好み。
ガンドール3兄弟や情報屋など、1〜3巻とは別の方のキャラに焦点が当たっていて良かった。
1931よりは地味な話だとは思うけど、こっちも充分に面白かった。
アイザック、ミリアのバカップルをあえて主役群から外したのもまた良し。

<<DADDYFASE メドゥーサ�U>>　著：伊達将範
とりあえず続きを出してくれたことに感謝。
軽い気持ちで読めたので、なんと言うか疲れなかった。
この話でいろいろと伏線のようなものが張られたけど、次はちゃんと出るのかな・・・

大賞・イチオシ賞

○<<君の嘘、伝説の君>>　著:清水マリコ　画:ｔｏｉ８
　　自分的には今期この作品が頭一つ抜けてた。
　あまりにせつなくて読めなくなって一度本を閉じてしまったりしながらも
　結末を見届けた。探したいものがあって気になった場面をいくつか切り取って
　読み返してみる。そのそれぞれで微笑んだり、泣いたり少し不思議な言動繰り返して
　いるヒロイン智奈の気持ちを見つけられた気がして、それはうれしくもあり切なかった。
　
　<<マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気>>　著:冲方丁　画:寺田克也
　　脇役達も秀逸。カジノで登場するスピナー、ディ−ラー等がこの作品の魅力を更に上げていた。
　<<イリヤの空、ＵＦＯの夏 その４>>　著:秋山瑞人　画:駒都えーじ
　　読み終えたあとに残る余韻、思い出すのは出会いの場面や学園生活のことばかりだった。
　<<ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹>>　著:西尾維新　画:竹（take）
　　今更ながら策士とはなかなかカッコいいギミックだった。

ベストキャラクター賞
　【水前寺邦博】（イリヤの空、ＵＦＯの夏 その４）
　　自分は結局この男が一番好きだったと気づいた。
　【哀川潤】（ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹）
　　人類最強ゆえの弱さ、穴はないが甘さが残る・・そこがこの人の魅力。
完結希望作品大賞
　<<インフィニティ・ゼロ >>　著:有沢まみず 画:にのみやはじめ
　　もう忘れてた。ゼロ最終巻放ったらかしてる間はいぬかみ絶対読まん

○<<灼眼のシャナ�X>>　著：高橋弥七郎
燃える小説。これぞエンターテイメントと言うべき。
すべてのキャラに生命が通ってる感じがする。

<<Kishin −姫神− ５>>　著：定金伸治
３巻あたりまではどうにも地味でピンとこなかったのだが、この最終巻で大化け感あり。
泣ける。こうなると、前半の地味さも好感をもって読めるのが不思議(w

<<ジハード１　猛き十字のアッカ>>　著：定金伸治
あまり興味なかったのだが、姫神の最終巻で感涙して、衝動買いした。
こちらも面白かった。優劣つけがたいので両方に一票。姫様萌え。

<<きみとぼくの壊れた世界>>　著：西尾維新
タイトルがウーンだったのでずっと買いそびれてたのだが、読むと面白かった。
やはりラストに惹かれます。

<<マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気>>　著：冲方丁　
これについては、もう言うことはないでしょう。

ベストキャラクター賞
【佐山・御言】（AHEADシリーズ　終わりのクロニクル）
変態なだけじゃなくて格好良いはずなんだ。
ただあまりにも変態で変人なだけなんだ。
【オーフェン】（魔術師オーフェンはぐれ旅）
お疲れさまでした。
いい生き様を見せてくれたと思います。角度とか。
【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】（ウィザーズ・ブレイン）
戦っている姿を想像すると愉快な気がします。
12歳らしいですよ。ショタ認定は外見依存なので無理ですか。
【上月永斗＆上月司】（ダブルクロス・リプレイ）
２人でワンセットなので。
薔薇ってのは高ぇんだよ…。
【台与（トヤ）】（Kishin）


完結希望作品大賞

　　<<運命のタロットシリーズ>>　著:皆川ゆか
皆川せんせー、新刊まだですかー。
いいところで放置なんで酷すぎる。

入れ忘れていたので。
完結希望作品が大量にあることに気付きました。

あ、すみません。理由部分書き忘れてました。

＞【台与（トヤ）】（Kishin）
暗いところも含めて大好きだ。
幸せになってほしい。

大賞・イチオシ賞

○　<<バッカーノ！1931鈍行編The Grand Punk Railroad>>著；成田良悟　画；エナミカツミ
　　<<バッカーノ！1931特急編The Grand Punk Railroad>>著；成田良悟　画；エナミカツミ
　この二つは自分にとっては「事件編」と「解決編」のようなもの。
　鈍行編での謎を特急編で種明かしできた点で、成田に２票。
　イチオシはジャグジーの頑張りに。弱気なキャラがすきだと改めて気づきました

　　<<終わりのクロニクル　２下　>>　著:川上稔　画:さとやす
　新庄のマロさとボルドマンの禿げフラッシュ、そして奈津さんに乾杯。
　話の流れが同じではあるが、それを補えるパワーがありました。
　いや、もちろん戦闘シーンもあついですよ？

　　<<イリヤの空、UFOの夏　その４>>　著:秋山瑞人　画:駒都えーじ
　自分としては水前寺が活躍してればイチオシだったけど、これでも大満足。
　無理してハッピーエンドにでもしたら投げ捨てたかもしれない
　　
　　<<魔術師オーフェンはぐれ旅　我が聖域に開け扉　下　>>　著:秋田禎信　画:
　今思えばこれの１巻が最初に買ったライトノベルであり、次の巻を毎月待っていたのが懐かしい。
　中盤は半惰性で買っていたけど、さいごに盛り上がらせてくれました。
　つぎは無謀編でも集めるとするか。

ベストキャラクター賞

　　
【水前寺邦博】（イリヤの空,UFOの夏）
　中学生とはかけはなれている現役中学生。
　前世とは正反対のキャラなのはなぜだろうか？
【アイザック＆ミリア】（バッカーノ！）
　1930と1932の騒ぎの原因とも言えるバカップル。
　このふたりがいなけりゃ色物マフィアの闘争話になっていただろう。
　　【佐山御言】（終わりのクロニクル）
　頭が切れて身体能力抜群、そして歴代主人公の中で電波ども抜群の三拍子。
　読者の心の平穏のために、これからもマロいことをしてください。
　　【オーフェン】（魔術師オーフェンはぐれ旅）
　やっぱ好きなキャラだし、弱気ではないが格好良かった
　　

完結希望作品大賞

　　<<E.Gコンバット>>　著：秋山瑞人　画：よしみる
　音沙汰ないのは、E,G,Fの予兆かと思いながら過ごすのは辛すぎる。
　せめて「執筆中」と言ってくれ
　

大賞・イチオシ賞

○<<AHEADシリーズ　終わりのクロニクル１(下)>>
<<AHEADシリーズ　終わりのクロニクル２(下)>>
ギャグが素敵すぎます。
でもそれ以上に燃える。このまま何処までも進撃していってください。

<<灼眼のシャナ�X>>
雑魚でさえちゃんとキャラが生きてる。
つーかヴィルヘルミナとメリヒムに燃えました。

<<イリヤの空、UFOの夏　その４>>
あのラストは、まあれはあれでアリなのかも。
感情的には一番引き込まれた作品だし。

<<涼宮ハルヒの溜息>>
ドクロほど電波でもなく、気楽に読める作品。
正直、漫画化が心配だ…。

ベストキャラクター賞

【佐山・御言】（AHEADシリーズ　終わりのクロニクル）
何処までも突き進むエクストリーム佐山。
これからも我々を燃えさせてください。
【Sf】（同上）
無表情ロボメイド萌え。
１上での台詞とか鳥肌立ったよ。
【シャナ】（灼眼のシャナ）
自分にロリ属性があると思い知らされた。
つーか、萌えて燃えます。
【涼宮ハルヒ】（涼宮ハルヒシリーズ）
こういう暴走キャラは好きだ。
SOS団の明日はどっちだ。
【長門有希】（同上）
徹底的に無表情無感情。
俺は眼鏡属性無いんでこのまま行ってください。

完結希望作品大賞

<<都市シリーズ>>
こういう書き方ってアリかな？
まあ完結希望と言うか続編希望なんだが。早くTOKYOと新倫敦を…。

集計人様、作業ご苦労さまです。
>>357-358の者ですが、キャラ投票に関して質問です。
投票したいキャラを投票後に思い出したので
追加投票したいのですが、よろしいでしょうか？

可否の返答のほど宜しくお願いします。

大賞・イチオシ賞

<<マルドゥックス・クランブル　The Third Exhaust 排気>>　著:冲方丁　画:寺田克也
何語っても大概既出なのでとりあえずブラックジャック対決は燃えました、とだけ。

<<イリヤの空、UFOの夏　その４>>著：秋山瑞人　画：駒都えーじ
hp連載からハマってようやく完結。一番多く読み返したシリーズかもしれない。
提示された絶望的な状況は結局覆されることなく予定調和のハッピー鬱エンド。
賛否でいうならかろうじて賛。他にも落とし方はあったと思うがこれはこれで。
まぁなんだかんだいって「最後の道」の海辺のシーンとか鳥肌ものなので一票。

<<ブラックナイトと薔薇の棘>>　著：田村登正　画：雪乃葵
ツッコミどころはなくもないが作者萌えで許せる範囲。
傑作とは言わないが良質のジュブナイルではありました。

<<半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon>>　著：橋本紡　画：山本ケイジ
青臭い主張を青少年に語らせるだけならウマい。
変にSFとか絡めずこの路線で頑張ってください。でも続刊はやや不安。

○<<君の嘘、伝説の君>>　著：清水マリコ　画：ｔｏｉ８
実際のところイチオシにするのは気が引けるというか、
なんとなくこの小説自体に似合わない気はするんだけど
他にも推してる人がいるようなので折角だから自分もイチオシで。
ヒロインが不思議ちゃんでいささか言動がイタいんですが
主人公がキッチリ痛がってくれるので読む側としてはまぁOK。
そしてその上で繰り広げられるごっこ遊びや浜辺でのやりとりは
奇妙な甘さと懐かしさと若干のいたたまれなさを感じさせてくれる。
イラストもあいまって小説自体がセピア色のオーラを発してる感じ。
ジワっと心に染みる話でした。前作ウソイモとあわせてお薦めということで。

■大賞・イチオシ賞
○<<Ｄクラッカーズ７−１　王国―the limited world―>>　あざの耕平／富士見ミステリー文庫
前にも誰かが「少年マンガ的」といっていたが、その通りだと思う。もちろんいい意味で。
千絵スケの孤軍奮闘に胸を痛めたり、甲斐の復活メールに快哉を叫んだり、シンクロしまくり。
ここぞというポイントで読み手のストレスを解消させてしまう手腕が素晴らしい。ブラボー。

<<Ｄクラッカーズ・ショート２ 過日―roots―>>　あざの耕平／富士見ミステリー文庫
「仕掛け満載のミニアルバムのような作り」という特徴は、
ショート１の時よりもさらに先鋭化していると思う。
対位法的な明暗の配置を意識した短篇の並び順がｶｺｲｲです。そして３Ｂ最高。

<<マルドゥック・スクランブル　The Third Exhaust――排気>>　冲方丁／ハヤカワ文庫
前半はマーロウ君の泥沼っぷりにニヤニヤしてたけど、中盤から物凄いことに。
一言でいって、期待以上でした。特徴的な言葉遊びに、渦巻く情念。
これだけ浮ついた要素を揃えておいて、“闘い”の内容は実に謙虚で誠実。ストイックでいい。

<<空ノ鐘の響く惑星で>>　渡瀬草一郎／電撃文庫
コンピューターＲＰＧ的な設定こそあれ、ゲームのノベライズでは終わらない独自性を持った作品。
そういえば「陰陽ノ京」も元はシミュレーションゲームのネタだった、とかいう裏話もあったしなー。
ライトノベル的お約束、時代劇的な品の良さ、更に心の綾を瑞々しく描き出す筆力と、三拍子揃ってる。

<<バッカーノ！1931特急編The Grand Punk Railroad>>　成田良悟／電撃文庫
正直言って、鈍行編はラッドの存在以外いまいちパッとしないと思ってたけど、
うまく盛り返してくれた。無賃乗車女とクレアのやりとりに大笑い。情報屋もいい塩梅。
ドタバタＢ級アクションなのに、エンディングには妙な哀感がある。成田作品はいつもそうだが。

■キャラクター投票
【フェリオ・アルセイフ】（空ノ鐘の響く惑星で）
今時珍しいほどに「健やか」という言葉が似合う主人公。
彼がこれからの試練を無事に耐え抜けますように。

【海野千絵】（Ｄクラッカーズ）
やっぱり時代はハードボイルドな女ですよ。タフでなければ(ry

【３Ｂ】（Ｄクラッカーズ）
「コッカドゥルドゥー」と「メエ」に尽きる。
やってることはとんでもないのに、なぜこんなに憎めない連中なのか？

【アシュレイ】（マルドゥック・スクランブル）
バロットを“その境地”に導いた、練達の人。
カジノシーンの圧倒的な熱量も彼あってこそのものでした。

【葛原宗司】（バウワウ！）
つくづく熱い漢ですねコイツは。
見開きイラストもいいタイミングで入ったし。

・次点は以下の方々。
シルヴァーナ、メイヤーたん（空鐘）水葡＆由佳里（Astral）
バロット＆ウフコック、ドクター、ベル・ウイング（マルドゥック・スクランブル）
無賃乗車女、ガンドール兄弟、フライング・プッシーフット号（バッカーノ）
びんかん一郎（ドクロちゃん）内山田（天涙）イリヤ、水前寺（イリヤ）

大賞・イチオシ賞

○<<マルドゥックス・クランブル　The Third Exhaust 排気>>　　冲方丁
　
時間が無いのでこれだけ。
いま台湾のホテルから書き込んでるんだけどさ。
昨日の夜、ほぼ徹夜で３巻一気読みした。
再再再読ぐらいだけど、やっぱりあの「俺は勇気を見た…」って台詞に鳥肌が立ったね。
こういうタイプの本に何を言っても無粋になるだろうけど、キャラクター造詣の妙。文章のテンポの良さ。
ユーモアのタイミング。どれをとっても見事。

そして何より見事な静と動の対比。

某コピーライターの言葉をかりれば…
「かっこいいとはこういうことさ」

たぶん、この本とは長い付き合いになりそうな予感がするね。

評価：A＋

ハッキリさせといた方が良いと思うのでこちらで質問。

タイムスタンプですが
04/01/31 23:59　までが有効で
04/02/01 00:00 がアウトですか？

はっきりくっきり書いてるじゃん。

●投票は １／１７ 〜 １／３１。タイムスタンプが２月１日となった投票は無効。

>>398
集計人ではありませんが
>>1にあるように「タイムスタンプが２月１日となった投票は無効」
なので04/02/01 00:00 はアウトになります。

大賞・イチオシ賞
○<<イリヤの空、ＵＦＯの夏　その４>>
あのエンドに不満がないわけではないが、連載をリアルタイムで
読んでいた時の何とも言えない期待感と焦燥感は他の作品では
味わえないものだったし、『最後の道』を読んだ時の衝撃は
忘れられない。ということで一票。

　<<バッカーノ！ 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad>>
　<<バッカーノ！ 1931 特急編 The Grand Punk Railroad>>
普通の上下巻とは違う、２冊組でなければ出来ない構成だったと思う。
個人的には特急編の方が好きなんだが、特急編の面白さは鈍行編あって
こそ。独創的な誤植の数々も楽しめた。

　<<半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon>>
題材としてはありがちなんだろうがキャラも構成もイラストも文章も
よかった。読後感も爽やかで、かなり綺麗にまとまった作品。
少なくとも漏れが投票した５冊の中では一番万人受けすると思う。
唯一の不安は続編がどうなるのかということだ。

　<<マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気>>
ポーカーのシーンは圧巻の一言に尽きる。あまりの印象の強さに
ラストの対ボイルド戦が霞んでしまうほどだった。
１〜３巻通しての構成も見事。

次点
　フルメタル・パニック！（13） 安心できない七つ道具？
笑った、という点においてはこれが一番。
「吉祥寺へゴーカンに行く」など常人の発想とは思えない。
　空ノ鐘の響く惑星（ほし）で
キャラは魅力的なのが揃ってるし文章、構成力は確かな作家なので
今後に期待。ファンタジーな世界観を活かしたハーレムエンド希望w
　バウワウ！ Two Dog Night
　バッカーノ！ 1932 Drug & The Dominos
成田作品２つ。1931の２冊にはやや劣るがそれでも面白い。
あと、バウワウで成田が馬鹿だけの作家ではないことがはっきりした。
　学校を出よう！２ I-My-Me
　学校を出よう！３
漏れは作品としてはハルヒよりこちらの方が好き。
どちらもよく出来ていると思う。
　マリア様がみてる
遅まきながら１０月頃から読みはじめて一気にハマった。
シリーズとしては面白かったが、期間中に出た２冊はベスト５に
入れるほどの出来ではなかったので今後に期待。

Astral、君の嘘〜あたりも読んで見たかったが時間がなかった。
To the Castle とかワーズワースの放課後とか終わりのクロニクルを
読む時間を他に回すべきだったかも。

番外編
　シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説
ライトノベルでも何でもないのだが、昨年下半期に読んだ本の中でも
特に強く印象に残っている一冊。競馬について少しでも知識や興味が
ある人間なら必読と言っていいと思う。事実は小説より奇なりという
言葉以上の、魂を震わせる奇跡の物語。

評価の高い方から順に書いておきます。

大賞・イチオシ賞
○<<マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust 排気>>　著:冲方丁
ＳＦとして以上にギャンブル小説として、
ギャンブルが持つ緊張感を上手く描いており高評価。
<<バッカーノ！ 1932 Drug & The Dominos>>　作：成田良悟
一つの事件をそれぞれまったく違う背景を持つ人物の視点から見せる。
それが生きるのも人物描写の上手さ故。
<<魔法遣いに大切なこと２ 真冬の夢の静寂に>>　著：枯野瑛
原作の一番駄目だった破綻していた部分、世界観や人物がまともになっており
原作のやりたかった事、魔法遣いの素朴な日々がしっかり描けている。
<<マリア様がみてる レディ、GO！>>　著：今野緒雪
会話文主体でノリのいい、それでいて暴走していない、
楽しく読める作品。深みはないけどこれはこれでいいと思う。
<<兄弟天気図>> 著：長野まゆみ
ストーリーは薄く大賞はどうかとも考えたが
それと幽霊、ガラスの様な少年達、突然の幕切れが上手く調和して醸し出す希薄感。
それが好きなので一票。

次点
空ノ鐘の響く惑星で　著：渡瀬草一郎
相変わらず簡潔で美しい文章。読者の要求にきちんと答えてくれる所、例えば幼なじみとか、もポイント高し。
しかし相変わらず引きが弱い。導入部なのだからもっと期待を持たせる終わり方でもいいと思う。

大賞・イチオシ賞

○<<Ｄクラッカーズ７−１　王国―the limited world―>>　あざの耕平
６巻から続くどん底に落ちていくさまと、そこから再起する様が良い。
っていうか千絵が良すぎ。思わず涙腺が緩んだ。
欠点は２分冊になってしまったことぐらい（ｗ

<<Ｄクラッカーズ・ショート２ 過日―roots―>>　あざの耕平
各話のリンクのしかた良かった。キメリエス燃え。

<<バッカーノ！1931特急編The Grand Punk Railroad>>　成田良悟
鈍行編や1932も捨てがたいが、こちらで。
なんといってもクレアの暴れっぷりが良かった。

<<VS−ヴァーサス−　file2 狩人の条件>>　麻生俊平
ようやく麻生節復活。キャラクターとかまだ未熟な感じだけど、
そのあたりはコマンダーだけで許せる感じ（ｗ

<<改造人間でいこう！>>　伊豆平成
「手軽に読めるハーレムモノ」の中では一番おもしろかった。
というか幹部の誰か一人をわけてほしい・・・。

完結希望作品大賞
<<カラミティナイト>>　高瀬彼方
続きが気になるところでおわらせるんじゃない。

ベストキャラクター賞
【浅羽直之＆伊里野加奈】（イリヤの空、ＵＦＯの夏）
『最後の道』『南の島』の告白シーンは強く印象に残った。
２人の夏をもっと見ていたかった。
他にも色々書きたいことがあるが言葉にならない。

【アイザック＆ミリア】（バッカーノ！シリーズ）
言わずと知れた馬鹿ップル。こんないいヤツら見たことない。
掛け合いのリズムも絶妙。

【ラッド・ルッソ】（バッカーノ！シリーズ）
成田はハイテンションな馬鹿を描くことに関しては卓越した腕を持って
いると思う。クレア、戌井もよかったが漏れの仲ではコイツが一番。

【長門有希】（涼宮ハルヒシリーズ）
所謂無口無表情系キャラだが、掃いて捨てるほどいる
「一見無表情なんだけど実は〜」みたいなタイプではなく、
本当に感情がないことの寂しさみたいなものが感じられるのがいい。
今後感情に目覚めていくのならそれはそれでいいけど、
何にせよがんばれ長門さん。

【縞瀬真琴】（学校を出よう！）
飄々としてるようでいて内面に色々抱えてそうなところがイイ。
素直じゃないキャラは大好きだ。
短編でもいいから彼女が主役の話を見てみたい。

次点
浅羽直之、須藤晶穂、榎本（イリヤ）、水前寺邦彦（しいたけ）、
ジャグジー、ニース、シャーネ、クレア（バッカーノ！）、
戌井、ケリー（バウワウ！）、リリアン女学園の皆さま、
ウフコック、ボイルド、アシュレイ（マルドゥック）、
世古口司（半分の月〜）、光明寺茉衣子（学校を〜）など。

完結希望作品大賞
<<Ｅ．Ｇ．コンバット>>
E.G.F.が出版される確率がまったくのゼロとは思わないが、
これに比べたらサハラ砂漠の降水確率の方がまだ高い。
でも待たずにはいられないのが儲の悲しさ。

ベストキャラクター賞

【海野千絵】（Ｄクラッカーズ）
ほんと、いい娘だよね。一巻ではウザイと思ってごめんなさい。

【女王】（Ｄクラッカーズ）
ラスボスなのに健気すぎ。
いや、雛形の人も決して嫌いじゃないけど。

【アイザック＆ミリア】（バッカーノ！）
まさに愛すべき馬鹿。不老不死にいつになったら気づくのだろう

【竜胆寺那智】（ＶＳ）
鷺・・・じゃなくてコマンダーに一票。

今回は読んでいる数が少ないのでこれだけで。
　大賞・イチオシ賞
　
　<<きみとぼくの壊れた世界>>　作:西尾維新　イラスト:ＴＡＧＲＯ
　トリックの方は諸手を挙げるほどではないが動機の方は面白い。
　応募の結果からすると実質誰も見抜けていなかったようなので
　彼の勝ちといえなくもない。続編はないっぽいのが残念。
　まぁりすかでがんがれ。

○<<導きの星 �W 出会いの銀河>> 作：小川一水 イラスト：村田蓮爾
　終盤にやや難点がでたが物語の面白さで言えばダントツ。
　小川一水の実力が如実にしめされた。今後代表作として長く残ることになると思う。

　<<マリア様がみてる レディ、GO！>>作：今野緒雪　イラスト：ひびき玲音
　ただ何も考えずにキャラクター達の動きを楽しめたのがぐっと。
　それぞれの思惑が動いていているフォークダンスのシーンは笑った。

　ベストキャラクター賞
　【長門有希】（涼宮ハルヒシリーズ）
　いい裏方さんですね。眼鏡なしの方がよろしいです。
　【紫木一姫】（戯言シリーズ）
　駄目です。悲しすぎます。
　【病院坂黒猫】（きみとぼくの壊れた世界）
　西尾維新は世界よりキャラクター。こいつはその中でも秀逸。
　【島津由乃】（マリア様がみてるシリーズ）
　暴走特急がスピードを上げました。
　
　完結希望作品賞
　なし

大賞・イチオシ賞
○<<Ｄクラッカーズ７−１ 王国−the limited world−>>　著:あざの耕平　画:村崎久都
これ単品でも評価は極上。続き物だけどイチオシに。反撃、逆転を開始する展開はやはり燃える。

<<ブラックナイトと薔薇の棘>>　著:田村登正　画:雪乃葵
他にないのですな、こういう作風が。読んでいて自然とすがすがしい気持ちになれるというか。

<<灼眼のシャナ�X>>　著:高橋弥七郎　画:いとうのいぢ
活劇とは、読んだ後に元気になれるものをいう。じわっとくる場面もあり、ただの萌えではない。

<<バッカーノ！1931特急編The Grand Punk Railroad>>　著；成田良悟　画；エナミカツミ
解決編として鈍行の裏を縫って進む物語は楽しくてたまらない。テンションといい、すごい作家だ。

<<魔法遣いに大切なこと２ 真冬の夢の静寂に>>　著：枯野瑛　画：よしづきくみち
アニメの超地雷ぶりとはうらはらに、こっちは良い感じ。安直な便利使いでない魔法もいい。

次点
電撃では悪魔、イリヤ、バウワウ。富士見ではDクラショート、カオスレギオン。
ﾆｬﾙﾗの人はあえて外した。他ではマリみてかな。

キャラクター投票
【海野千絵】（Ｄクラッカーズ）
余計者と言われた過去を背負いながら、最終編では誰にも文句を言わせない主役にまで成長した彼女に乾杯。

【薔薇の棘】（ブラックナイトと薔薇の棘）
無償の行動と打算のない必死さ。それが強引でも人を許させてしまう素晴らしいキャラクター。

【シャナ】（灼眼のシャナ）
誇り高く強い、フレイムヘイズとなるべき少女。その決断の姿はあまりに美しく格好良い。

【クレア】（バッカーノ！）
成田やりすぎ、といいたくなるハイスペック。独自の突き抜けた倫理観。最高です。

【戌井隼人】（バウワウ！）
この作品のムードである、妙な中途半端さの象徴的人物。すごいけど変。変だけどすごい。

完結希望作品大賞
<<十二国記>>　著:小野不由美　画:山田章博
正直あきらめつつある。でも読みたい。

大賞・イチオシ賞

○<<護くんに女神の祝福を！>>　著:岩田洋季　画:佐藤利幸
一目惚れでいきなりツンデレ状態になってしまった絢子さんの物語。
しかしツンデレといえばツッコミの宝庫。次々と決まるボケツッコミが楽しめる。
でも、みんな大切なことがわかっているので、読んでいて気持ちが良い。

<<護くんに女神の祝福を！２>>　著:岩田洋季　画:佐藤利幸
ボケツッコミが減ってちょっとパワーダウンか。もちろん面白いことに変わりはないが。

<<終わりのクロニクル１下>>　著:川上稔　画:さとやす
いつも予想の斜め上のせりふを吐いて私達を楽しませてくれる主人公。素敵だ。

<<終わりのクロニクル２下>>　著:川上稔　画:さとやす
佐山君のせりふにはさすがに慣れてきたが、今度は代わりにまロさがアップ。
ＯＫです！

<<撲殺天使ドクロちゃん２>>　著:おかゆまさき　画:とりしも
「実は彼のこと・・・好きになっちゃった―――」には笑わせもらいました。
一発芸の連続だけどまだまだ面白いです。

ベストキャラクター賞

【ブレンヒルトの黒猫】（終わりのクロニクル）
いわれなき虐待を華麗にボケ倒しつつ、ブレンヒルトを見守りつづけるナイスガイ。
男子たるものかく有りたいものだ。

【草壁　桜】（撲殺天使ドクロちゃん）
ラップ調で留守録してくれたとき、彼には一生かかっても勝てないと悟りました。

大賞・イチオシ賞

○<<灼眼のシャナV>>　著：高橋弥七郎　イラスト：いとうのいぢ
　 <<灼眼のシャナIV>>　著：高橋弥七郎　イラスト：いとうのいぢ
他の人と同じ感想になるけどとにかく燃えるさらに萌える。
登場人物が雑魚含め大活躍な5巻をイチオシ。4巻では戦闘で悠二を絡めて燃え萌え。
実はさりげなく伏線をばらまいたり回収したりと忙しい

<<マリア様がみてる レディ、GO！>>　著：今野緒雪　イラスト：ひびき玲音
強烈ではないけどやっぱり学園物としてうまい。楽しめました。
競技目白押しだけどそれがイベント感出していて次作以降の話題もしっかり入っている。

<<撲殺天使ドクロちゃん２>>　著：おかゆまさき　イラスト：とりしも
正直半分しか笑えなかったけど逆に言えば半分は笑えたので1票。
ぶっ飛んだ帯は凄い。

<<ダブルブリッドIX>>　著：中村恵里加　イラスト：たけひと
救いのない話ばかりの本作の中で珍しく救いのある話。ほんわかとした読後感が良かった。
8、9巻の2冊使ってもストーリーは殆ど前進していない。

ベストキャラクター賞

【ヴィルヘルミナ】（灼眼のシャナ）
ちょっと変な所に惹かれました

【ウィネ】（灼眼のシャナ）
最高にオイシイところを持っていく愛すべき雑魚
876作品に捨てキャラ無し

次点：メロンパン（キャラじゃない）、「あきらめない」の人々（作品違い）


完結希望作品大賞

<<ダブルブリッド>>　著：中村恵里加　イラスト：たけひと
ライトノベルを読むきっかけとなった作品
執筆ペースがかなり落ちているのが心配
クライマックス近いがたくさんある謎をちゃんと解決して終わるのかどうかも心配
心配だらけです。

大賞・イチオシ賞

　<<バッカーノ！1931 鈍行編The Grand Punk Railroad>>　著:成田良悟　画:エナミカツミ
○<<バッカーノ！1931 特急編The Grand Punk Railroad>>　著:成田良悟　画:エナミカツミ
　前作も最高に面白かったが、それさえ上回った今作はむしろ異常とも思える。
　成田の発想力、構成力にマジで脱帽。今後これ以上の作品を作り出しことができるのだろうか…。
　弱いながらも必死の思いで皆を守ろうとするジャグジー。
　最後までハイテンションなイカレっぷりを見せてくれたラッド。
　そして相も変わらずあちこち事件を掻き回していったバカップル。と個性溢れる面子。
　その中でも特に最強にクレイジーなクレアに心底燃えた。
　二つで一つの作品だし、鈍行編でのジャグジーにももちろん燃えたが、
　やはりクレアの存在で特急編をイチオシに。
　
　<<バウワウ！ Two Dog Night>>　著:成田良悟　画:ヤスダスズヒト
　バッカーノ！とはまた一味違う、それでいて成田節がそこかしこにちりばめられた作品だと思う。
　隼人・クズと強さを持った男達がいる中で、一人弱さを抱えていた狗木誠一のラストにグッときた。

　まぁ既にお馴染みとなった成田作品の誤字脱字にはもう何もいうまい…。

　<<されど罪人は竜と踊る�V 災厄の一日>>　著:浅井ラボ 　画:宮城
　かなりバラエティに富んだ短編集。長編より文がすっきりして読み易かった。
　やはり「禁じられた数字」は強力過ぎだが、
　「黒衣の福音」も、いつも通りに鬱入ってていい感じ。
　初っ端から噛ませ犬臭かったあの少年が少し哀れだ。

　<<９Ｓ＜ナインエス＞>>　著:葉山透　画:山本ヤマト
　トンデモ科学、主人公・ヒロイン共に最強の厨設定と、
　人によっては受け付けんかもしれんが、俺は素直に楽しめた。
　自分の中では、名作とはいかずもなかなかの良作と認定。
　
次点はバッカーノ！1932、終わクロ2上下、トリブラといったとこかな。

大賞・イチオシ賞

○　<<AHEADシリーズ　終わりのクロニクル(1)<下>>>　著:川上稔　画:さとやす(TENKY)
　　２巻上下とどちらにするか迷ったがこっち。
　　ブレンヒルトとジークフリートの戦闘。佐山と新庄の銭湯。
　　クライマックスは何と言ってもファーフナーとの事前交渉。

　　<<マルドゥック・スクランブル　The Third Exhaust──排気>>　著:冲方丁　画:寺田克也
　　カオスレギオン02も捨てがたいが、こちらを。
　　ラストが些か物足りないが、それを補って余りある２巻から延々と続くカジノシーン。

　　<<バッカーノ！ 1931 特急編　The Grand Punk Railroad>>　著:成田良吾　画:エナミカツミ
　　鈍行編ではなく特急編にしたのは、クレア・スタンフィールド（故人）の存在の大きさ故。
　　５人の死なない男達の格好良さ・人間臭さ・イカレ具合、そして信じられない数の誤字誤植に酔え。
　　Ｂ級アクション万歳！

　　<<イリヤの空、UFOの夏　その4>>　著:秋山瑞人　画:駒都え〜じ
　　彼の文章にのめり込んでしまったものとしてこの作品は外せない。
　　「持ち上げ、くすぐり、叩き落とす」という、起承転結のしっかりした構成が、心地よく余韻に浸らせてくれる。
　　人気が出たからと言ってだらだらと連載続けずに、己の作風貫き通して完結させた作者と編集部に乾杯。

　　<<魔術士オーフェンはぐれ旅　我が聖域に開け扉(下)>>　著:秋田禎信　画:草河遊也
　　完結記念。
　　１巻および西部編ラストとの対比は見事。
　　開き直ったかのような言葉遊びに身悶え。

川上・冲方・成田の３人はどれに投票するかで迷ったが上のような結果に。
次点は、導きの星・第六大陸・H2O・VS２巻・遮那５巻あたり。
開催前は５票もいらないと思うんだが、いざ投票するとなると迷うものだ。

ベストキャラクター賞

　　【佐山・御言】（AHEADシリーズ　終わりのクロニクル）
　　アレキサンダー大王になることを「誰でも経験すること」と切って捨てるほどの傲岸不遜。
　　かと思えば、一夜の過ちの責任を取ろうとする潔さ（当時６歳）をも持ち合わす傑物。
　　佐山時空よ、永遠なれ。

　　【フェリックス・ウォーケン】（バッカーノ！）
　　みんな、ちゃんと本名で投票してやれｗ
　　天上天下唯我独尊とはこういうことだ。

　　【ルーン・バロットwithウフコック・ペンティーノ】（マルドゥック・スクランブル）
　　道具だから前置詞はwith。
　　一人一人（？）も魅力的だが、一組の相棒（バディ）として投票。
　　ネズミ燃え。戦う少女萌え。

　　【田宮・遼子】（AHEADシリーズ　終わりのクロニクル）
　　姉・天然・メガネ・不器用・鈍感。そして筆下ろし。
　　その全てがツボ。

　　【“千征令”オルゴン】（灼眼のシャナ）
　　４段構えの踏み台。
　　噛ませ犬サイコー。

完結希望作品大賞

　　<<タツモリ家の食卓>>　著:古橋秀之　画:前嶋重機
　　他にもたくさんありますが、最近フルハシ分が不足気味なので。

集計人さん、乙でし

大賞・イチオシ賞

○<<半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon>>
　　さらりと頭に入ってくる文章、感情移入しやすかった

<<Astral>>
<<Astral 2 childhood's end>>
　　柚ﾀﾝの嫉妬に（；´Д`）ﾊｧﾊｧ

<<撲殺天使ドクロちゃん２>>
　　ネタとして買っても、おk

○<<灼眼のシャナ�W>>
Vよりはこっちのほうが好きなんだよな。悠二も頑張ってるし、
色々キャラ入り乱れでなかなか熱いしな！３巻や５巻にも投票したいんだけどな、
まあやむをえねえ。A/Bはやくでないかねえ。

<<Ｄクラッカーズ７−１　王国―the limited world―>>　
こっちをお勧めしてもよかったんだけどね。
まあ７-２に取っておこうかということで。しかし熱いね！
６巻でもかなり綺麗にまとまってたから、蛇足になるんじゃないかと
思ってたけど無用な心配だったね！富士ミスだけどこれだけは
他の文庫を圧倒できるな。

<<バッカーノ！　1932>>　
俺は鈍行や特急よりは、新聞社がすきなのだねえ。
また例によって群像劇ですけど、普段のバッカーノよりちょいと
勢い抑え目にして読みやすくした感じ。
誤字は多いけど、きにならねえっすよ。面白い。

<<カオス レギオン02　魔天行進篇>>
冲方氏の作目。いやー面白いね。
ゲームのほうは（ｒｙなのに、よくここまで書けるものだ。
壮絶な撤退戦とでもいうか、とにかくストーリーが熱い、つーか厚いな。
こーいう人がいきるって言うのを文章に出切るってのは凄い。
こればっかりはパクろうとしても人生経験つまないと無理だろうね〜。
マルドゥックの２択でしたが、どっち推してもいいですね。

<<撲殺天使ドクロちゃん２>>
おかゆ２作目。なんだかんだいって叩かれてるようですが
ま、こういう作品ですからね。俺は笑いました。大好きですこういうの。
がんばれおかゆ。もっと電波をそして笑いを。

・完結希望作品
<<ストームブリングワールド>>
カルドセプトのゲーム板。あんなストーリー無いようなのをよく文章化できるものです。
すげえ面白い。とっとと完結まで読みたいですな。
冲方氏のはとにかく読んでる最中が楽しいよ。

ベストキャラクター賞
【アイザック＆ミリア】（バッカーノ！）
皆押してるので押しずらいがやはり推す。
こーいうキャラを使ってうざくならない成田は凄い。
普通の人が書くと絶対ウザイキャラだと思うんだけどね。

【悠二】（灼眼のシャナ）
俺の中でのベスト主人公。強すぎず弱すぎず。
とても人間味があってよい。弥七郎氏のキャラってのは
ラノベ的なんだけど、その割りに現実にいそうなのがよいね。

【甲斐氷太】（Dクラッカーズ）
彼は最後まで彼でした。切れ者の狂犬。
チンピラのカリスマって結構書くの難しいとおもうんだけど、
彼はこれこそ！というキャラでしたね。

○　<<バッカーノ！ 1931 特急編 The Grand Punk Railroad>>　著:成田良悟　画:エナミカツミ
　鈍行編も好きだが、やはりクレアの暴れっぷりが大好きなのでこちらに。

　　<<バウワウ！ Two Dog Night>>　著:成田良悟　画:ヤスダスズヒト
　犬たちの対決シーンに痺れた。

　　<<Dクラッカーズ７−１ 王国−the limited world−>>　著:あざの耕平　　画: 村崎久都
　ひたすら頑張る千絵に涙が…。ラストへ向けての盛り上がりが良かった。

　　<<Ｄクラッカーズ・ショート２ 過日―roots―>>　著:あざの耕平　画:村崎久都
　各短編のリンク具合も楽しかった。本編の隙間を縫うようなラインナップが良。

　　<<マルタ・サギーは探偵ですか？>>　著:野梨原花南　画:すみ兵
　作品全体に奇妙な味がある。終盤にぐっと来た。次巻も待ってます。