軽書校の一角、SEGAのロゴと阪神の旗が掲げられるとある部屋にて。
パワプロ10決定版で中村恵里加率いるセガオールスターズ2003を
来年の阪神についてなにやらぶつぶつ言いながらボコボコに打ち砕いていた。
一色「伊良部も下柳も残留やし、ドラフトで鳥谷も取れた。ムーアが退団したんはちょいと痛んやけど、
川尻の代わりに来た前川が石毛みたいに大化けしそうや。来年も安泰やなぁ…と言いたい所やけど、
万年監督候補の岡田ハンがホンマに監督になってもうたのが不安やなぁ…お、ホームランや!!」
中村「…今年の阪神強すぎよ…阪神といえばあなた、福岡ドームで捕縛されるまでどこで何やってたのよ?」
一色「…捕縛て…まあええわ。えっと、優勝決定の瞬間に立ち会って、2軍の応援にいって、
大阪で道頓堀に飛び込もうとしとる輩を片っ端からホームランにして、優勝記念グッズ買い漁って、
居酒屋梯子して、自宅で135試合のビデオ号泣しながら見て、秋季キャンプ見に行って、
日本シリーズ追っかけて、福岡で偶然会ったキササギ部長とM(峯?)さんと一緒に残念会開いてたんや」
中村「…トトカルチョは無効ね…全部含まれてるじゃない…一色君のタイガース愛を甘く見てたかも…」
一色「…憎き巨人のスローガン改造してワイにつけるのはやめんか!ホンマに怒るで!!!」
カキーン!!
中村「…に、2連発…」
一色「そや、漫画の2巻読んだで。おもろかったけど、なんやまたそこはかとなくエロかったなぁ…」
中村「そうね、しろーくんが書くと何故か妙に優樹が艶っぽくなるのよねぇ…」
一色「しっかし、あれだけやと帯に書かれちょる“愛の物語”っちゅぅのも納得でんなぁ。
それが今や痴呆症のヒロインと人格侵蝕進行中の男が殺しあう展開に…一体どこで道間違えたん?」
中村「…どこも変わってないわよ?今も昔も“愛の物語”のままじゃない」
一色「あれのどこが愛じゃ!」
中村「愛する男女が血みどろになりながら互いの命をやり取りしてるのよ?これが愛じゃなくて何だっていうのよ?」
一色「ただの殺し合いじゃボケェ!!!」
カキーン!!!
中村「…さ、三連続!?」
一色「よっしゃー!!平成の3連発や!!!!」