・・・わたしは いま リリアンの はずれにある
ばらのやかたとよばれる ちいさな こやの
まえに いる。
さちこさまをもとめる たびのとちゅう
つたこという カメラちゃんが
わたしに つげるのだった。
「私は知っている。あなたが密かに小笠原祥子さまに憧れているということを。
それなのに、ツーショットはおろか、バストショットの写真一枚所持していない事実を。
辛うじて持っているのは、運動会の時の写真。
あなたの背後に偶然写っていたリレー待ちの祥子さまは、
米粒とまではいかないけれど、豆粒ほどの大きさだったわ。
その写真で、今日以降もあなたは満足できるのかしら」
・・・いかなる しょうがいも のりこえ
ロサキネンシス・アンブゥトン さちこさまを せっとくすること・・・。
それがわたしの はたすべき しめい なのだ!!