小野不由美&十二国記 其の34

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老婆は生まれたばかりの女怪に、妖魔で姓を賜るのは大事な使命を持つから
だと説明する。
それを聞きながらも、汕子は洞窟の外にある何かを求めて飛び出していく。
洞窟は捨身木の下に広がっていた。捨身木には金色の卵果が1つ実り、
汕子は涙を流しながら「泰麒」とそっと顔を寄せるのだった。
景麒は語る…
汕子が生まれて数日後のこと、蓬山を異変が襲う…