小野不由美&十二国記 其の34

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雪が舞う底冷えのする夜に、一軒の民家の中庭に1人の男の子がパジャマ姿のまま
立たされている。
光の漏れる室内からは男の子の祖母と母親らしき声が聞こえてくる。
廊下に水をこぼしていたことを素直に謝らなかった男の子に腹を立てた祖母が
折檻しているらしい。母親がおろおろとなだめようとしている。
男の子は少しでも暖を取ろうと、かじかんだ手に息を吹きかける。