【「中小の定義」】
★あなたがそうだと思うものが中賞・小賞です。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
★投票理由の例(こう思う作品に投票しよう!)
−中賞−「玉に瑕? 鶏口牛後?」
・充分に面白い作品だったけど、大賞と言うには惜しい点がある
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・充分に面白い作品だったけど、今期上位かと言えば迷う
・充分に面白い作品だったけど、焼き直しのような気がする
・充分に面白い作品だったけど、etc ……
−小賞−「小粒でピリリ!」
・あまり面白くない作品だったけど、きらりと光る将来性を感じる
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
・あまり面白くない作品だったけど、飛び抜けた個性を持っている
・あまり面白くない作品だったけど、──俺は大好きだ!
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
★補足説明
以下のような感じで、投票していきましょう。
−中賞−
「面白い」作品の中で、「大賞」に投票しない理由のあるもの
例)
く<隠れ小説>> 著:名無し 絵:名無し 2ch文庫
面白かったのですが、可もなく不可もなくという感じで。
−小賞−
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
例)
く<隠れ小説>> 著:名無し 絵:名無し 2ch文庫
凡庸だけど、ヒロインのキャラは素晴らしい!
●中賞
<<空の中>>(著:有川浩/絵:―/レ:メディアワークス)
前作「塩の街」がいまいちだったので買うかどうか悩んだが(高いし)、買って正解だった。
大人組と子供組の二組のストーリーが絡んでいくが、どちらもきれいにまとまっていた。
ファーストコンタクトものとしてもかなりのでき。良作。
ただきれいにまとまりすぎて、もうひとつ盛り上がりにかけるのが欠点といえば欠点。
<<電波的な彼女>>(著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
今期の新人の中ではイチオシ。
最近では珍しい硬派な主人公や、優しい同級生、電波だけど献身的な少女、怒り狂う妹など登場人物がなかなか魅力的だった。
猟奇的な事件の気持ち悪さもうまく描けていて良かった。
ただ、途中で犯人がわかってしまうのがちょっと問題。
<<バッカーノ! 1933〈下〉>>(著:成田良悟/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫)
複数の人々の思惑が絡まっていく錯綜感の面白さはあいかわらず。
けれど、クレアが強すぎて戦闘シーンに緊張感が欠けてしまっている。
期待していただけにもうひとつ面白みが足りないように思った。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 (3)>>(著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫)
1巻でひどい扱い(後半から出番なし)を受けていた少女がヒロインのこの巻。
きついけど優しい少女の魅力がうまく出ていて良かった。
どんな攻撃も受け付けない敵の最強っぷりもどうやって倒すのだろうと楽しめた。
でも、いくらなんでも設定が荒すぎる。約1年で5000人ぐらい倒すってどんな計算だよ。
<<約束の柱、落日の女王>>(著:いわなぎ一葉/絵:AKIRA/レ:富士見ファンタジア文庫)
時を越えた恋愛もの。始めは傲慢だった主人公が愛で変わっていく様はなかなか良かった。
主人公の有能さも見ていて気持ちが良い。全体的にそつなくまとめられていた。
今度出る続刊への期待もこめて一票。
大賞スレで次点にしていた「BBB2」や「刹那」は中賞以上大賞未満ということで除外。
●小賞
<<タクティカル・ジャッジメントSS>>(著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫)
本編はすごく面白いのに、いまいちなこの短編集。
だが最後の方に載っている「はじめてのさいばん」だけはすごく良い。
学級裁判やってるのにそんな終わり方でいいのかと思わないでもないが、
善行のあやしげな法廷戦術講座もあいまってかなり面白い話になっている。
<<Alice>>(著:川崎康宏/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫)
出来としては普通。
でもクマが、クマがー。
かなりうけてしまったので一票。
<<世界が終わる場所へ君をつれていく>>(著:葛西伸哉/絵:尾谷おさむ/レ:MF文庫J)
世界で起きている大事件に主人公たちがまったく関係してこないこの作品。
やっていることは貧乏旅行といった感じで全体的に盛り上がりに欠ける。
でも少年少女の感じている苦しさに心惹かれるものがある。
<<しずるさんと底無し密室たち>>(著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫)
はっきりいって、出てくる謎もその謎解きもあまり面白くない。
だが、この作者お得意の他の作品(ブギーポップ、ソウルドロップ)に絡んでくるのがかなり好き。
しずるさんとよーちゃんの関係は百合好きの人に良いかも。
<<食卓にビールを 2>>(著:小林めぐみ/絵:剣康之/レ:富士見ミステリー文庫)
へんてこなSFが魅力のこの作品。でも1巻にくらべるとあまり面白くなかった。
スネークマスターが全体の主題になっているのだけど、なんだかよくわからなかったし。
でも最近多い、いろいろと悩んでしまう暗い主人公とはまったく違う、能天気な主人公がかなり良いと思う。
118 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/16 23:35:00 ID:4KzCPrKS
●中賞
<< BLACK BLOOD BROTHERS 2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区鳴動―>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫)
これは大賞に入れてもよかった一作ですが、3巻との前後編のようなので中賞に。
1巻は顔見せ感が強く正直いまいちだったが、この巻ではDクラの頃のような
ゾクゾクする緊迫感が出てきている。
やはりこの人の真骨頂は臨場感溢れるバトルシーンと、綿密に張られた伏線の回収だと再確認。
<<描きかけのラブレター>>(著:ヤマグチノボル/絵:松本規之/レ:富士見ミステリー文庫)
富士ミスのLove路線を地で行くような作品。もはやミステリーなど欠片もありません。
素直になれないヒロインと冴えない男の純愛もの。外伝のSide-Bが秀逸。
たぶん年末に読んだら大賞に入れたと思うが、8月なのでやや印象が薄れた。
<<刹那 〜そのとき彼女が願ったこと〜 days of Broken Blood>>(著:山下卓/絵:HACCAN/レ:ファミ通文庫)
ブラッドリンクの外伝2作目。1作目の「ふたり」はすごかった。
読んだことを後悔するほど心が揺さぶられた作品はそうなかったが、これはその焼き直し感が強い。
ただ、ヒロイン(というか主人公というか)2人のラストのシーンはやはり切なくてやりきれない。
さすがに「痛み」を書きたいという作者だけのことはある。
119 :
118:05/01/16 23:35:42 ID:4KzCPrKS
>118の続き
<< Mew Mew! Crazy Cat's Night>>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫)
バッカーノが行き詰まり感を見せてる気がするので密かに期待している「島シリーズ」。
なかなかヒロインは魅力的だったけれど、もう少しストーリーを考えてほしかった。
「逃げるネズミを猫は追う」 ‥全然追ってないじゃん。
まあ面白かったんですけど、たぶんこの島の物語はまだ続くようなので、期待も含めて投票。
<< ALL YOU NEED IS KILL>>(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
もし自分がSF好き、軍事ネタ好きだったら大賞だったんだろう。
延々と続くタイムループから何とか脱出しようとあがく主人公と、
手が届かないと思えた存在が実は‥ という展開はすごくよかった。
SF属性の薄い自分には内容をとことん考察して作品を隅々まで味わうといった楽しみがないので、
大賞とまではいかないが中賞に。
小賞はまた明日にでも。
120 :
118:05/01/17 22:01:18 ID:7MO9Q/5r
●小賞
<<鳥は鳥であるために>>(著:野島けんじ/絵:沖史慈宴/レ:MF文庫J)
スタンド風の能力者の苦悩話?面白いかどうかと聞かれれば正直言って微妙。
ストーリーもあやふや(なんで兄を探してるんだっけ‥ 読み終わったら忘れてる)
ただ、全てのマイナスポイントを補って余りある「妹」と「無口無感情ヒロイン」がいい!
<<薔薇のマリア I..夢追い女王は永遠に眠れ>>(著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫)
まだ新人の一作目なので評価を下すのは早いでしょうけど、
いまどきダンジョン探検物でデビューするあたりの蛮勇を称えたい。
自分のツボです、こういうの。
学園もの結構。萌えもいいでしょう。でもたまには昔を懐かしんで読んでみては?
<<さよならトロイメライ Novellette ―ノヴェレッテ―>>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫)
学園もので、さりげなくラブコメにシフト中。こっちはさらにストーリーが支離滅裂。
トップ3の設定途中で変えてねえか?ホンとにあれ義手か?設定忘れてないか?
ただ、そんなことはどうでもよろしい。
この作品はお嬢様と八千代に萌えるためにあるのです。
トーマスが艱難辛苦(別名 泉)を乗り越えてハッピーエンドを迎えられるのか?
それを知るためだけに読むのもまたいいでしょう。
<<ゆらゆらと揺れる海の彼方 (3)>>(著:近藤信義/絵:えびね/レ:電撃文庫)
これは「面白さ」という点ではもはや限界ギリギリ。
次は面白くなるだろう、この次こそは‥もう一皮むけることはないでしょう。
だがしかし!「もしも」を期待して読み続ける不思議な力がある(ような気がする)作品です。
中身は異世界ファンタジーの英雄戦記ものです。
<<駒王神社深川家物語 神楽と丹生>>(著:星隈真野/絵:結川カズノ/レ:ファミ通文庫)
えーっと、オカルトものといえばいいのかな。
主人公が霊能力者なんだけどすごく現実的で、でも最後はオカルトで締めて‥
何が書きたいのかよくわからなかった一作なのに、そこそこ面白かったので、
2巻(あれば)ではパワーアップするのではないかと。
121 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/18 15:24:35 ID:A10xTZqW
●小賞
<<カレとカノジョと召喚魔法>>(著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫)
主人公のカップルが気に入ったのだが、全体的にはまとまりに欠ける感もするも
勢いで突っ走り最後に二転三転させる展開はGOODかなぁ。
今後に期待も2巻も大して変わらなかったので、1巻の方へ1票。3巻以降の成長へ期待。
<<護くんに女神の祝福を 5>>(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫)
これについては面白かった。余は満足じゃ。
で、面白かったに関わらず中賞や大賞でなくなぜ小賞に投票かというと、護と絢子のバカップルラブコメだけでそれ以外に中身がないから。
まあ、それ以外の中身があるとつまらなくなってしまうからこれでよいのだが。
<<電波的な彼女>>(著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
これは何が面白いのか自分にもよく分からないけれど、なんか気に入った。
んー電波女が実は可愛いところとか・・・実は電波女以外の人物もみんな電波だったところとか・・・
まあ、面白いところを説明出来ないし、勧めるような本でもないので小賞へ。
<<ホーンテッド! 2 コトコトクライシス>>(著:平坂読/絵:片瀬優/レ:MF文庫J)
あー、これは馬鹿なところがいいです。なんか設定やら人物やらが壊れ気味なのもアリです。
でも、これを地雷認定する人がいても納得します。ゲテモノ好きな人は試してみてはいかがでしょうか。
<<マルタ・サギーは探偵ですか? a collection of s.>>(著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫)
はっきりと長編はつまんなかったですが、一転この短編集はハァハァ
ドクトル・バーチが可愛くて萌え死にそうです。ジョセフ犬萌えー
とりあえず小賞だけ投票しておきます。
選考基準は個人的には面白かったけれども、客観的に見て人に勧めにくい点が低そうという作品を選んでみました。
122 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/18 22:06:30 ID:LASAcZXH
●中賞
<<BLACK BLOOD BROTHERS2 特区鳴動>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫)
十分面白くて大賞に入れてもいいんだけどこれからまだまだ面白くなりそうなので今回は見送り。
上下巻構成の上巻、というのもあるし。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其参>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/レ:富士見ミステリー文庫)
このシリーズは富士ミスが要求するものをそつ無くまとめ上げたという感じで
大賞に押せる程ではないけど安定している。
LOVE寄せも成功してるようでなにより。
<<烙印よ、刃に囁け。 SCAR/EDGE>>(著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見ファンタジア文庫)
普通に出来がよくて普通に面白い。
アクがなさ過ぎるのがちと減点材料。
<<タクティカル・ジャッジメント6 湯けむりのディスティニー! 大舌戦編>>(著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫)
裁判シーンはテンポよく読めて面白い。毎回安定。
だけどなぜか大賞に押そうという気にはならない。
<<Bad!Daddy4 やっぱり!とっても!パパが好き!>>(著:野村美月/絵:煉瓦/レ:ファミ通文庫)
相変わらずの脳がとろけそうになる野村節。
作りは脇が甘いところがあるけど何も考えずに楽しめていい。
●中賞
<<GOSICK III ―ゴシック・青い薔薇の下で―>>(著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫 )
大賞に入れるかどうか迷ったが、他の入れたらあぶれたのでこっち入れとく。
ミステリー部分はともかく、ストーリーとキャラは素晴らしい。
イラストも素晴らしい。ラノベイラストでここまで丁寧に描き込まれてるのってあまり見ない。
<<護くんに女神の祝福を 5>>(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫)
4巻で罵倒の嵐となったスレが一気に賞賛の嵐へと変わったのが印象的。
主役カップルのいちゃつきっぷりをたっぷり楽しませてもらった。
副会長の髪型&エメレンツィアの動揺もいい感じ。
<<薔薇のマリア I..夢追い女王は永遠に眠れ>>(著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫)
ネトゲ感覚なダンジョン物。新人だが割りと落ち着いた作風で読み易い。
剣と魔法でダンジョン探索なんて素材を古臭さを感じさせずに読ませるのは結構凄いかも。
ザスニでの連載分も結構おもろいので期待。
<<Alice>>(著:川崎康宏/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫)
B級の極み。粗探しがアホらしくなるような超設定。バグキャラ。
文章は少々読みにくかったが、内容の弾けっぷりに負けた。
<<半分の月がのぼる空 3 wishing upon the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫)
なんか先行き怪しい展開だが、何とかハッピーエンドに向かって欲しい。期待と不安を込めての中賞。
子供を子供として書いて、それでいて好感の持てるキャラになっている。
●小賞
<<ホーンテッド! 2 コトコトクライシス>>(著:平坂読/絵:片瀬優/レ:MF文庫J)
欠点だらけだが、何故か気に入ってしまった。
厨設定の数々を悪意と共に無駄遣いする感じが素敵。ギャグセンスもいい感じ。義妹登場プリーズ。
<<砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Rolypop or A Bullet>>(著:桜庭一樹/絵:むー/レ:富士見ミステリー文庫)
今期に読んで鬱になった本No1。グロや陵辱を延々とやられるよりもきつかった。
子供の頃に感じていた無力感、今もどこかで行われている何か、救いの無い展開、確かに存在したのに
届かない善意。
<<お・り・が・み 天の門>>(著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜(ケロQ)/レ:角川スニーカー文庫)
同作者の前のシリーズよりも開き直った感じ。使い古されたネタに嫌展を加えて一捻りする作風は相変わらず。
戦力的に役立たずな勇者と魔王、人斬りマニアな元生体兵器、バカ寸前ポジティブな戦うシスター等のキャラが
気に入った。脱力なギャグも素敵。
<<描きかけのラブレター>>(著:ヤマグチノボル/絵:松本規之/レ:富士見ミステリー文庫)
エロだろうがヲタ全開表紙だろうが大抵の本はレジに出すのも読むのも平気なのに、これは赤面した。
物凄い直球ラブコメ。書く方も出す方も凄いと思う。ある意味流石富士ミス。
<<インフィニティ・ゼロ 4 秋〜darkness pure [完]>>(著:有沢まみず/絵:にのみやはじめ/レ:電撃文庫)
完結記念。突っ込みどころもあるにはあるが、綺麗にまとまったと思う。
終盤は少し泣いた。いぬかみも面白いが、この人の書くシリアスな話も好きなので、またそういうのを書いて欲しい。
●小賞
<<ROOM No.1301 #4 お姉さまはヒステリック!>>(著:新井輝/絵:さっち/レ:富士見ミステリー文庫)
前半のエロの暴走っぷりに一票。
電車の中とかで読んでなくてよかったぜ、本当。
<<アシャワンの乙女たち>> (著:牧野修/絵:山本ヤマト/レ:ソノラマ文庫)
「バアル・オーム」に笑ったので。
<<ロボット妹 改め 人類皆兄妹!〜目醒めよ愛の妹力〜>>(著:佐藤ケイ/絵:さがのあおい/レ:電撃文庫)
表パートor裏パートだけならベタながらも感動or熱血ストーリーになってるのに
その二つが融合するとあっというまに脱力もののコメディに。
佐藤ケイはバカやるのにも手抜きがなくていい。
<<僕らA.I.>>(著:川上亮/絵:BUNBUN/レ:富士見ミステリー文庫)
なんと言ってもあとがきに感動。
本編だけだと中途半端な印象があるんだが、あとがきが入ることで本編が引き立っている。
<<されど罪人は竜と踊るV そして、 楽園はあまりに永く>>(著:浅井ラボ/絵:宮城/レ:角川スニーカー文庫)
マルキ・ド・サドを彷彿とさせる悪趣味のオンパレードが凄い。
まあ個人的には登場人物の誰一人感情移入できないので別に鬱になるってことはないんだが。
●中賞
<<食卓にビールを>>(著:小林めぐみ /絵:剣康之/レ:富士ミス)
大賞級なんだけどテーマ的にあぶれたので。日常と非日常が違和感なく混じり合う不思議空間。
それでいて世は事も無し。日常の強靱さ。空想(妄想?)の楽しさ。
<<南青山少女ブックセンター2>>(著:桑島由一/絵:湖湘七巳/レ:MF文庫J)
キャラ出し過ぎでドタバタに終始していた1に比べて、焦点が絞られていていい感じ。ドタバタスラップスティックコメディのなかに妙にさめた毒が混じっていたりします。
でも最後はやっぱりやさしい桑島節。
<<ALL YOU NEED IS KILL>>(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
アラは多いものの、面白い。細かい積み重ねの描写はとてもいい。それだけに設定の曖昧なところや戦場描写などがちょっと残念。
<<刹那 〜そのとき彼女が願ったこと>>(著:山下卓/絵:HACCAN/レ:ファミ通文庫)
ふたりのときもそうだけど、これで泣かせるのはズルイ。砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないなんかよりよっぽど救われない話だと思う。
前向きになりたいのにさせてくれない、それだけこの作品が魅力的って事でしょうか。
でもこれはやっぱりズルイ。
<<三月、七日。〜その後のハナシ〜>>(著:森橋ビンゴ/絵:世良シンヤ/レ:ファミ通文庫)
皆さんの評価通りよくあの話の続編をまとめられたと思う。逆に無難にまとまりすぎて前作の熱さは薄まってしまったけど。
でもたぶんそれは必要なことなんでしょう。今後彼らが生きていくためには。
127 :
126:05/01/27 15:31:19 ID:C5UOlfzI
>126に引き続き
●小賞
<<電波的な彼女>>(著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
電波な彼女にSF的な設定を付けて正当化したりしていないところは好感を持てる。前半のシリアスさはよかった。
が、後半変にライトノベル的な展開をしようとしたのかぐたぐたになってる。母親のキャラも変わってるし。前半の調子で最後までいってくれれば・・・
また電波な彼女に結局正面から向き合っていないのも気になる。人間的に彼女をもっと掘り下げてほしかった。
<<タイピングハイ! さみしがりやのイロハ>>(著:長森浩平/絵:橘りうた/レ:角川スニーカー文庫)
系統的に嫌いな話ではない。コメディタッチの中にうまくシリアスを織り交ぜていると思う。が全体的に力量不足。
AIに関する設定などをもっとしっかりとする、主人公のキャラが性格的にふらふらしすぎているのでもっと確立させるなどしてほしいです。
あと大賞作品リストのタイピングハイの著者名まちがってません?
<<憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ>>(著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ:角川スニーカー文庫)
全体的には好感触。少年少女のこころの機敏を描いていい感じ。ただいろんなところで突っ込み足りない。
SF的な設定はあまりにご都合的だと思うし、ヒロインの心情の移り変わりの描き方もちょっと物足りない。
<<ゴスペラー>>(著:岡田剛/絵:増田幹生/レ:ソノラマ文庫)
各登場人物のふれあいが暖かく心地よい。一方バトルシーンはいまいち。悪役もステレオタイプ。
今後に期待したい作家です。
大賞スレの188です。
中賞は大賞に漏れたものから、小賞はそれ以下の水準のものから個人的に新人をピックアップしてみました。
中賞
<<マリア様がみてる 特別でないただの一日>> (著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:集英社コバルト文庫)
主人公ますますらぶらぶなのはうれしいが、近頃間延びしてきたかと思っていたら最後の最後で特大の爆弾が炸裂した感じ。
次巻以降に期待を持たせるラストは最高だ。ただし次が出ることが保障されていれば。
<<ナ・バ・テア None But Air>> (著:森博嗣/絵:鶴田謙二/レ:C★NOVELS)
まさかあの人にあんなことがしかも敵のエースがあれで……という個人的に衝撃作。
文体に癖があるがそれを乗り越えれば本当に面白い。
<<新本格魔法少女りすか>>(著:西尾維新 /絵:西村キヌ /レ:講談社ノベルス)
西尾維新は作品を変えても西尾維新以外の何者にもならない。というのが良い。
むしろここまでベクトルが違うものが書けるのはすごいと思う。
<<しにがみのバラッド。D>>(著 ハセガワケイスケ/絵 七草/レ 電撃文庫)
前の作品の登場人物のその後が出て来て良かった。
●中賞
<<くじびきアンバランス>>(著:横手美智子とゆかいな仲間たち/絵:八雲剣豪/レ:MF文庫J)
今季の完全な伏兵。まさかこれに票入れることになるとは。
原作つきの弊害をもろに受けつつも、テンポがよく楽しいラブコメ。
優しくてちょっぴり黒い小牧さんに負けた。
<<ALL YOU NEED IS KILL>>(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
現代魔法は全然合わなかったけれど、こちらは面白かった。
ループの構成が非常に上手いし、繰り返しの中での主人公の心理描写が緻密で真に迫ってる。
ラストのビターさが気にいってれば、間違いなく大賞に入れてた。
<<真・運命のタロット9 《世界》。(下)>>(著:皆川ゆか/絵:乱魔猫吉/レ:講談社X文庫ティーンズハート)
少女小説の極北のSFもついに完結。
原点回帰で終わるラストシーンは感無量。ここの美しさは昨年一だと思う。
でも色々と語られていない事象があるので、あえて大賞にはあげず。
<<ぴよぴよキングダム>>(著:木村航/絵:竹岡美穂/レ:MF文庫J)
後半のあかり視点の勢いに圧倒された。女視点でこれだけ流れるように暴走する一人称ははじめて見た。
拓も十分活躍してるはずなのに、読了後はほとんどあかりの印象しか残らない。
バランスは悪いけれど、これはこれで非常に楽しかったので◎。
<<殿がくる!>>(著:福田政雄/絵:相楽ヒロカズ/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
タイトルから地雷を想像していたら、いい意味で裏切られた。
現代に現れた信長の荒唐無稽っぷりが魅力なのは当然として、他のキャラも信長におんぶされることなく動いてる。
政治風刺いれたことで痛快度も増してるし、今後が楽しみな新人。
●小賞
<<てくてくとぼく。 旅立ちの歌>>(著:枯野瑛/絵:GOW/レ:富士見ファンタジア文庫)
著者独特のまったりとしてやわらかい雰囲気が好き。
でも多分打ち切りなので人にはお勧めできない。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉(3) >>(著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫)
いつも通りの過剰なまでの熱さに、美琴のツンデレがうまくマッチ。しおらしいビリビリイイヨイイヨ。
1巻2巻とないがしろにしてきたビリビリをヒロインに持ってきた作者は偉い。
ただ、穴も山ほどあるのでやはり人にはお勧めできない。
<<ホーンテッド!>>>>(著:平坂読/絵:片瀬優/レ:MF文庫J)
100ページを超える長すぎなプロローグが売り。
西尾っぽい文体でのテンション高い三角関係にはまった。
でも本編は微妙なので小賞に。
<<ハーフダラーを探して>>(著:水城正太郎/絵:ユキヲ/レ:富士見ミステリー文庫)
客観的に見れば、キャラも話もそれなりなコンゲーム小説。
でも、ラストの設定だけで自分は満足。やおいっぽくてもこれは似て非なるものなのです。
<<約束の柱、落日の女王>>(著:いわなぎ一葉/絵:AKIRA/レ:富士見ファンタジア文庫)
富士ミスを彷彿とさせるかのようなLOVEっぷり。
気持ちの接近がやや早い気もするけれど、接近してからの描写がすごくいい。
ファンタジー? そんなものはただの飾りです。
131 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/28 22:44:11 ID:WzDSPF0u
後2日なのでageとこう
●中賞
<<ゼロヨンイチロク>>著:清水マリコ/絵:toi8/レ:MF文庫J
エンデのモモと恩田陸の学園ものを足したような、不思議と日常が混じった感じが好み。
<<SCAR/EDGE 烙印よ、刃に囁け。>>著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見F文庫
好みの話ではあるが、もう少しケレン味がほしい。
年下の姉というのは反則。
<<君が居た昨日、僕の見る明日1 STARTING BELL>>著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見F文庫
説教厨で設定厨な作者の前者の方が濃くでている。
つか、榊が働きすぎて過労死しないかマジで心配。
<<マージナル・ブルー 空曜日の神様>>著:水落晴美/絵:狐印/レ:電撃文庫
実は和風。やわらかい文体に惹かれる。
<<カレとカノジョと召喚魔法>>著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫
今さっき1巻読んだが、普通に面白かった。
微妙なところもあるが、悪魔のミカタの1巻に比べれば、完成度が天と地ほど違う。
期せずして全てシリーズの1巻になってしまった。どれも化ける要素があると思うので、結構期待。
他にもレンタルマギカ、アガルタ・フェスタがある三田誠はマジで中賞作家だと思った。
小賞は思い付かないのでパス。
134 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/30 19:32:38 ID:722GZt6q
中賞
<<BLACK BLOOD BROTHERS 2 特区鳴動>> (著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫)
あざのの新シリーズで2巻から急激に面白くなってきた。
3巻との上下巻構成でもありまだ完全に評価を下せないから中賞で押す。
今後の展開に期待。
<<推定少女>>(著:桜庭一樹 絵:高野音彦 レ:ファミ通文庫)
砂糖菓子を大賞に投票したので、推定少女はこちらで。
今回はGOSICK以外の桜庭一樹を発見できたのが収穫であった。
<<Alice>>(著:川崎康宏 絵:エナミカツミ レ:電撃文庫)
クマー
面白いといや面白いけど嫌展小説だから
<<復活の地V>>(著:小川一水/絵:前嶋重機/レ:ハヤカワ文庫JA)
面白さではイチオシ大賞にしてもよいくらいの出来。
最後まできっちりと話をまとめあげたところは気に入った。
あえて難を言えば優等生すぎるところ。面白いけれどハマル感じではないので中賞行き。
4作品で。別個に少賞、大賞は投票済なので中賞のみで
●中賞
<<空ノ鐘の響く惑星で4>>(著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫)
ウルクがとんでもないことになった5もよかったが、あえてこちらを。
内乱をあっさり片づけてしまったのは本当に勿体なかったが、最後の再会シーンに感動したので。
二月発売予定の6にも期待。
<<電波的な彼女>>(著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
正真正銘電波だけど……なヒロインに萌えたし、シリアスさ加減も気に入った。
ただ、展開読めすぎたと思う。サスペンス系の話でオチが読めるのはマイナス。
それでも面白かったのだが。今期の中では一番期待の新人。
<<ぴよぴよキングダム>>(著:木村航/絵:竹岡美穂/レ:MF文庫J)
構成悪かったりキャラ立ちの差が激しかったりとかなりアンバランスなのが気になった。
だが、それを吹きとばすくらいの暴走特急だった後半のあかりパートが凄かった。
欠点は色々あるが単純に面白かったので投票。
<<推定少女>>(著:桜庭一樹/絵:高野音彦/レ:ファミ通文庫)
流れている痛くも甘い雰囲気にとにかく惹かれた。カナと白雪、千晴のキャラも良かった。
それだけに終盤のSFに逃げちゃったような迷走っぷりが残念。
最後まできっちり現実として向き合えていれば大賞に入れていた。
<<バッカーノ! 1933(下) THE SLASH 〜チノアメハ、ハレ〜(著:成田良悟/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫)
相変わらず破天荒にやっているのに纏め方は巧いし、キャラも好き。
だが同じ二冊構成の1931と比べると鮮烈さも興奮も足りなかったので、大賞に入れなかった。
長編化でどれだけ盛り返せるかに期待。
●小賞
<<Alice>>(著:川崎康宏/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫)
正直、このノリに乗り切れなかった。そこまで笑えなかったというのが本音。
でもクマー。とにかくクマー。ただその一点が突き抜けていた。
<<カレとカノジョと召還魔法>>(著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫)
出来もおもしろさも普通。ただ言い換えると外れではないから安心して読めるということ。
2巻も同じような感想。とりあえず3巻に期待。
<<我が家のお稲荷様3>>(著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫)
ほのぼのな雰囲気もマターリ感もそろそろマンネリだな。と3巻を途中まで読んで思った。
ただ1,2に比べると成長してきた感があったし、続き物だと言うことで期待票を投じる。
<<青空のように君は笑う 〜僕らの起こしたちょっとした奇跡〜>>(著:小池雪/絵:森平夏生/レ:コバルト文庫)
支離滅裂な展開、読者置き去りにもほどがある暴走っぷり、そのまま突っ走って激突炎上したという感じのラスト。
地雷といわれてもおかしくない出来だが、不覚にも笑ってしまったので。インパクトだけは大きかった。
<<新本格魔法少女りすか>>(著:西尾維新/絵:西村キヌ/レ:講談社ノベルス)
ああ西尾。西尾はやっぱり西尾。ただひたすらむかつく主人公の一人称も西尾らしいといえば西尾らしい。
正直これよりネコソギを9月に(ryという感じだったがそれなりに面白かったので。りすか可愛かった。
●中賞
<<眠り姫>>(著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫)
短編集だが、作者の持つ幅を見せてくれた作品だった。
眠り姫、さよならアーカイブあたりも悪くはないけど、断然気に入ったのは探偵真木シリーズ。
中年同士の友情モノw
ビートルズを始めとする洋楽や映画の含蓄だらけなのになぜかスイスイ読めて惹きつけられる。
単なる知識披露に終わらず、作品世界やキャラクターの反映させられるのは作者の技量ゆえか。
真木シリーズの単独作だったら大賞に入れてた。
富士見には、是非、真木シリーズの連載を希望したい(涼子たんを助手にして)。
<<フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン>>(著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫)
徹底して追い込まれた状況に絶対に負けない主人公達が熱い熱い一冊だった。
人気シリーズにつきものなダレに喝を入れてくれた作者にマンセー
大賞に入れなかったのはまだまだこれからということで。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区鳴動―>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫)
シリーズへの期待と自分の好きという気持ちからは大賞に入れるべきだったかもな作品。
ただ、まだ風呂敷を広げている最中なので保留した。
登場キャラたちの優しさと強さ、熱いバトル、主人公の過去や吸血鬼たちの謎――実にラノベファンタジーらしい作品だ。
個人的には富士見の次代の看板になりうる作品だと思う。
<<さよならトロイメライ 3 幻想リプレイ>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫)
個人的にお気に入りの作品なのだが、キャラだけで押してる分大賞未満かなと判断。
2巻以降ミステリーであることを捨てた本作の今後に不安を覚えていたが、
歴代<トップ3>や主人公&ヒロインの家や血統という新たな謎を持ってきて仕切り直してきた。
この巻ではトーマを庇う泉や秘密を暴露される八千代が目立つけど、
大枠でのヒロインはやっぱりお嬢でしょう。
恋愛についてホントに押しが弱いお嬢に萌え
けど、携帯をぎゅっと抱きしめる八千代も可愛い過ぎる。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其参>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/レ:富士見ミステリー文庫)
大正時代という舞台設定や文体の特殊性を活かし、ミステリの皮も捨てずに上手く話しをまとめてる。
それに勝気系キャラや慕ってくれる妹キャラにお姉さんキャラに幼馴染が勢ぞろいでLOVE寄せなのが良いw
ただやっぱ、ワンパンチ足りない。
●小賞
<<涼宮ハルヒの消失>> (著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫)
シリーズの一つの分岐点となった作品。
キョンの決断に燃え、長門のヒロインっぷりに萌える作品でもある。
大賞で学校の方を選んだのは、本来のヒロインであるハルヒに魅力を感じないのがマイナスだったから。
<<銃姫 2 〜The lead in my heart〜>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/レ:MF文庫J)
色々と練ってある銃と魔法のファンタジー設定もさることながら、
登場キャラクターがみんなそれぞれ重いモノを抱えていながらも生きて行こうとする姿がいいなぁと思えた作品。
ただ好きなキャラクター(エルウィング)が残酷にも哀しい道を辿って行きそうで読んでいてツライのでこっちに投票。
<<ROOM No.1301 #4 お姉さまはヒステリック!>> (著:新井輝/絵:さっち/レ:富士見ミステリー文庫)
話も進み、キャラも増え、続編としてはちゃんとしているし評価できる。
ただ続編だからこそ大賞には入れづらかった。
<<三月、七日。〜その後のハナシ〜>>(著:森橋ビンゴ/絵:世良シンヤ/レ:ファミ通文庫)
前作をきっちりと締めてくれた。上手くいき過ぎな感もあるが。
思春期の主人公の悶々とした気持ちの区切りのつけ方は良かった。
待ちつづけた真希が報われてホントに良かった。・゚・(ノд`)・゚・。
<<ALL YOU NEED IS KILL>>(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:スーパーダッシュ文庫)
冒頭の一文に痺れた。
SFガジェットを用いているが、戦場での出会いと別れを描いた主人公の成長モノ。
こういうアイデアならもうちっとじっくりと読みたかった。駆け足な印象があった。
主人公とヒロインの再会シーンの台詞回しはとてもいい。
大賞にはあんまり挙げられていないものから選んでみる
●中賞
<<EDGE 4>> (著:とみなが貴和/絵:緋野鹿六/レ:X文庫ホワイトハート)
広義のミステリー。1巻毎に完結する事件のプロファイラー物。
毎回名前の無い犯人視点の描写があるといフォーマットが結構凝ってる。
かなりイイ出来の作品なのだが、メインキャラクターの造形意外、
ちとライトノベルらしくない硬い作品ではある。
<<待つ宵草がほころぶと>> (著:沖原朋美/絵:藤たまき/レ:コバルト文庫)
古き良き少女小説がよみがえった。
ファンタジーでもSFでもなく、なおかつ恋愛小説でもなく
少女の心の機微を丁寧な文章で描いている。
<<風の王国 天の玉座>> (著:毛利志生子/絵:増田恵/レ:コバルト文庫)
チベットを舞台とした歴史ファンタジー。コバルトでオススメはどれ?
と聞かれて答えの返ってくる定番〜マリみて、流血女神伝、楽園の魔女、魔女の結婚〜
に続くのはコレだと思う。
<<神話の子供たち 隻腕のサスラ>> (著:榎田尤利/絵:」北畠あけ乃/レ:X文庫ホワイトハート)
破滅後の世界を舞台としたSF。
かつて少女漫画にあった良質なSF物を彷彿とさせる。
<<夜のピクニック>> (著:恩田陸/レ:新潮社)
オレの中のあ(ryではライトノベル認定が難しかったので大賞には投票しなかったが
かなりお気に入りの作品。
恩田作品に出てくる聡明な少年少女たちは読んでてストレスがたまらない。
少女向けばっかしか。少年向けレーベルの大賞未満のお気に入りは
たいがい大賞スレに投票されてたんで、こんなラインナップになってしまった。
140 :
イラストに騙された名無しさん:05/01/30 23:46:40 ID:ue0uh8My
●中賞
<<Mew Mew! Crazy Cat's Night>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫)
他作品ほどの勢いは無いので、中賞と呼ぶのにぴったりだと思う。
<<僕らA.I.>> (著:川上亮/絵:BUNBUN/レ:富士見ミステリー文庫)
同系統に砂糖菓子がいるので大賞選考からは外れるが、十分に面白い。
読んでる途中で、ハッピーエンド的な終わり方が無いことに気付く。
ライトノベルの読者が増えてきている?ので、こういうのもアリかと。
<<タクティカル・ジャッジメント6 湯けむりのディスティニー! 大舌戦編>> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫)
ストーリーが会話で進んでいくので、テンポよく読める。
軽い感じで非常に読みやすい作品だと感じる。
141 :
ロゴ作:05/01/30 23:58:28 ID:2UFBfKUL
●中賞
<<ALL YOU NEED IS KILL>>(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
ネタの出し方は光るんですが、こういうのって手堅く固めてきたなーとしか感じないです。
やはり読んでて楽しい現代魔法の方が好きだな。
<<吉永さん家のガーゴイル 4>>(著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫)
<<吉永さん家のガーゴイル 5>>(著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫)
今、ラノベ読みを自称するなら読んでて当然。それゆえに中賞に。
作品そのものは相変わらず燃えて萌えて泣いて笑える。
読めば楽しい、それがライトノベル。
<<天槍の下のバシレイス (1) まれびとの棺 <上>>>(著:伊都工平/絵:瑚澄遊智/レ:電撃文庫)
<<天槍の下のバシレイス (2) まれびとの棺〈下〉>>(著:伊都工平/絵:瑚澄遊智/レ:電撃)
ドリル親父を継ぐ存在として大回転娘が出てきたのは嬉しい。
大賞に押すほどのものではないと思うので、あえて中賞に。
小賞はルール読んでないからよくわからん。時間がないー!
これにて中小終了で御座います。
しばらくお待ちください。
集計及び総評の投下は、明日夜になるかもしれません。
お気楽にどうぞ、雑談スレの方で、ご歓談を。
お待たせいたしました。
中賞、及び小賞の発表を開始します。
中賞は全部で「66票」、小賞は全部で「44票」です。
皆々様方、御参加御協力、有り難う御座いました。
まずは中賞から。
■:中賞作品別集計:■
□:1票:□
[空の中]
(著:有川浩 /絵:― /レ:メディアワークス)
[とある魔術の禁書目録 (3)]
(著:鎌池和馬 /絵:灰村キヨタカ /レ:電撃文庫)
[半分の月がのぼる空 (3)]
(著:橋本紡 /絵:山本ケイジ /レ:電撃文庫)
[護くんに女神の祝福を (5)]
(著:岩田洋季 /絵:佐藤利幸 /レ:電撃文庫)
[しにがみのバラッド。 (5)]
(著:ハセガワケイスケ /絵:七草 /レ:電撃文庫)
[マージナル・ブルー 空曜日の神様]
(著:水落晴美 /絵:狐印 /レ:電撃文庫)
[カレとカノジョと召喚魔法]
(著:上月司 /絵:BUNBUN /レ:電撃文庫)
[空ノ鐘の響く惑星で (4)]
(著:渡瀬草一郎 /絵:岩崎美奈子 /レ:電撃文庫)
[天槍の下のバシレイス (1) まれびとの棺〈上〉]
(著:伊都工平 /絵:瑚澄遊智 /レ:電撃文庫)
[天槍の下のバシレイス (2) まれびとの棺〈下〉]
(著:伊都工平 /絵:瑚澄遊智 /レ:電撃文庫)
[薔薇のマリア I..夢追い女王は永遠に眠れ]
(著:十文字青 /絵:BUNBUN /レ:角川スニーカー文庫)
□:1票(続き):□
[約束の柱、落日の女王]
(著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA /レ:富士見ファンタジア文庫)
[君が居た昨日、僕の見る明日 (1) STARTING BELL]
(著:榊一郎 /絵:狐印 /レ:富士見ファンタジア文庫)
[眠り姫]
(著:貴子潤一郎 /絵:ともぞ /レ:富士見ファンタジア文庫)
[フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン]
(著:賀東招二 /絵:四季童子 /レ:富士見ファンタジア文庫)
[さよならトロイメライ 3 幻想リプレイ]
(著:壱乗寺かるた /絵:日吉丸晃 /レ:富士見ミステリー文庫)
[GOSICK III ―ゴシック・青い薔薇の下で―]
(著:桜庭一樹 /絵:武田日向 /レ:富士見ミステリー文庫 )
[食卓にビールを]
(著:小林めぐみ /絵:剣康之 /レ:富士ミス)
[僕らA.I.]
(著:川上亮 /絵:BUNBUN /レ:富士見ミステリー文庫)
[描きかけのラブレター]
(著:ヤマグチノボル /絵:松本規之 /レ:富士見ミステリー文庫)
[Bad!Daddy4 やっぱり!とっても!パパが好き!]
(著:野村美月 /絵:煉瓦 /レ:ファミ通文庫)
[三月、七日。〜その後のハナシ〜]
(著:森橋ビンゴ /絵:世良シンヤ /レ:ファミ通文庫)
[吉永さん家のガーゴイル 4]
(著:田口仙年堂 /絵:日向悠二 /レ:ファミ通文庫)
[吉永さん家のガーゴイル 5]
(著:田口仙年堂 /絵:日向悠二 /レ:ファミ通文庫)
□:1票(続き):□
[南青山少女ブックセンター2]
(著:桑島由一 /絵:湖湘七巳 /レ:MF文庫J)
[くじびきアンバランス]
(著:横手美智子とゆかいな仲間たち /絵:八雲剣豪 /レ:MF文庫J)
[ゼロヨンイチロク]
(著:清水マリコ /絵:toi8 /レ:MF文庫J)
[殿がくる!]
(著:福田政雄 /絵:相楽ヒロカズ /レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
[マリア様がみてる 特別でないただの一日]
(著:今野緒雪 /絵:ひびき玲音 /レ:コバルト文庫)
[待つ宵草がほころぶと]
(著:沖原朋美 /絵:藤たまき /レ:コバルト文庫)
[風の王国 天の玉座]
(著:毛利志生子 /絵:増田恵 /レ:コバルト文庫)
[真・運命のタロット9《世界》。(下)]
(著:皆川ゆか /絵:乱魔猫吉 /レ:講談社X文庫ティーンズハート)
[EDGE 4]
(著:とみなが貴和 /絵:緋野鹿六 /レ:講談社X文庫ホワイトハート)
[神話の子供たち 隻腕のサスラ]
(著:榎田尤利 /絵:北畠あけ乃 /レ:講談社X文庫ホワイトハート)
[復活の地V]
(著:小川一水 /絵:前嶋重機 /レ:ハヤカワ文庫)
[ナ・バ・テア None But Air]
(著:森博嗣 /絵:鶴田謙二 /レ:C★NOVELS)
[新本格魔法少女りすか]
(著:西尾維新 /絵:西村キヌ /レ:講談社ノベルス)
[夜のピクニック]
(著:恩田陸 /レ:新潮社)
□□:2票:□□
[Alice]
(著:川崎康宏 /絵:エナミカツミ /レ:電撃文庫)
[バッカーノ! 1933〈下〉]
(著:成田良悟 /絵:エナミカツミ /レ:電撃文庫)
[Mew Mew! Crazy Cat's Night]
(著:成田良悟 /絵:ヤスダスズヒト /レ:電撃文庫)
[烙印よ、刃に囁け。 SCAR/EDGE]
(著:三田誠 /絵:植田亮 /レ:富士見ファンタジア文庫)
[タクティカル・ジャッジメント6 湯けむりのディスティニー! 大舌戦編]
(著:師走トオル /絵:緋呂河とも /レ:富士見ミステリー文庫)
[平井骸惚此中ニ有リ 其参]
(著:田代裕彦 /絵:睦月ムンク /レ:富士見ミステリー文庫)
[刹那 〜そのとき彼女が願ったこと〜 days of Broken Blood]
(著:山下卓 /絵:HACCAN /レ:ファミ通文庫)
[推定少女]
(著:桜庭一樹 /絵:高野音彦 /レ:ファミ通文庫)
[ぴよぴよキングダム]
(著:木村航 /絵:竹岡美穂 /レ:MF文庫J)
[電波的な彼女]
(著:片山憲太郎 /絵:山本ヤマト /レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
□□□:4票:□□□
[BLACK BLOOD BROTHERS 2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区鳴動―]
(著:あざの耕平 /絵:草河遊也 /レ:富士見ファンタジア文庫)
[ALL YOU NEED IS KILL]
(著:桜坂洋 /絵:安倍吉俊 /レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
◆:中賞作品各評:◆
最多票数──4票勢は、
富士見ミステリー文庫でDクラッカーズを書いた「あざの耕平」の新作二作目、
集英社SD文庫でよくわかる現代魔法を進行中「桜坂洋」の単発作──
計2冊が同数1位と相成りました。
続いてレーベル別集計に入ります。
今回は、「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
なお、メディアワークス[空の中]は電撃文庫として計数しています。
■■:中賞レーベル別集計:■■
「票数」
16(-19) 【電撃文庫】
. 1(. -1) 【角川スニーカー文庫】
10(. -1) 【富士見ファンタジア文庫】
. 9(. +5) 【富士見ミステリー文庫】
. 8( 0) 【ファミ通文庫】
. 5(. +1) 【MF文庫J】
. 7(. +5) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 3(. +3) 【集英社コバルト文庫】
. 1(. +1) 【講談社X文庫ティーンズハート】
. 2(. +2) 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 1( 0) 【ハヤカワ文庫】
. 1(. +1) 【C★NOVELS】
. 1(. +1) 【講談社ノベルス】
. 1(. +1) 【新潮社】
. 0(. -1) 【徳間デュアル文庫】
. 0(. -1) 【ソノラマ文庫】
. 0(. -1) 【エンタティーン倶楽部(学研)】
. 0(. -2) 【新書館ウィングス文庫】
. 0(. -2) 【EXノベルス】
「作数」
13 【電撃文庫】
. 1 【角川スニーカー文庫】
. 6 【富士見ファンタジア文庫】
. 7 【富士見ミステリー文庫】
. 6 【ファミ通文庫】
. 4 【MF文庫J】
. 3 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 3 【コバルト文庫】
. 1 【講談社X文庫ティーンズハート】
. 2 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 1 【ハヤカワ文庫】
. 1 【C★NOVELS】
. 1 【講談社ノベルス】
. 1 【新潮社】
◆:中賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :16票【電撃文庫】:
2位 :10票【富士見ファンタジア文庫】:
3位 :9票【富士見ミステリー文庫】:
電撃文庫は、前回より大幅に票数を落としながらの首位保持。
富士見ファンタジア文庫は、安定した得票で2位を堅持しています。
急浮上の富士見ミステリー文庫は、5票アップで3位を獲得いたしました。
以下僅差で、8票【ファミ通文庫】、7票【集英社SD文庫】、5票【MF文庫J】と続きます。
次に、「作数」集計です。
1位 :13作【電撃文庫】:
2位 :7作【富士見ミステリー文庫】:
3位 :6作【富士見ファンタジア文庫】【ファミ通文庫】:
作数では、富士見ファンタジア文庫が3位に下落。
代わりに、富士見ミステリー文庫が2位に上昇しました。
一作集中票か、多作分散票かの違いが如実に表れています。
最後に、総評です。
◆◆:中賞総評:◆◆
やはり目立つのは、電撃文庫の得票激減です。半分近くにまで激減しています。
これは、シリーズ中途作品にあまり投票されていないことと、
前回得票原であった電撃新人群のデビュー作が投票対象でないことに理由を求めることができます。
代わりに、富士見ミステリー文庫に安定して得票数を伸ばしています。
それも、一作集中得票ではなく、多くの作品に投票されていることが特徴となっています。
LOVEを中心として、しかし幅広く多彩なラインナップが、小規模ヒットを多く生んでいるようですね。
あとは、少女系レーベルや、いわゆるライトノベルレーベル以外からの票もあり、
広がりを感じさせる中賞となったと感じます。
続きまして、小賞の発表に移らせていただきます。
■:小賞作品別集計:■
□:1票:□
[ゆらゆらと揺れる海の彼方 (3)]
(著:近藤信義/絵:えびね/レ:電撃文庫)
[カレとカノジョと召喚魔法]
(著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫)
[護くんに女神の祝福を 5]
(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫)
[インフィニティ・ゼロ 4 秋〜darkness pure]
(著:有沢まみず/絵:にのみやはじめ/レ:電撃文庫)
[ロボット妹 改め 人類皆兄妹!〜目醒めよ愛の妹力〜]
(著:佐藤ケイ/絵:さがのあおい/レ:電撃文庫)
[とある魔術の禁書目録〈インデックス〉(3) ]
(著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫)
[カレとカノジョと召還魔法]
(著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫)
[我が家のお稲荷様3]
(著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫)
[てくてくとぼく。 旅立ちの歌]
(著:枯野瑛/絵:GOW/レ:富士見ファンタジア文庫)
[約束の柱、落日の女王]
(著:いわなぎ一葉/絵:AKIRA/レ:富士見ファンタジア文庫)
□:1票(続き):□
[薔薇のマリア I..夢追い女王は永遠に眠れ]
(著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫)
[お・り・が・み 天の門]
(著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜(ケロQ)/レ:角川スニーカー文庫)
[されど罪人は竜と踊るV そして、 楽園はあまりに永く]
(著:浅井ラボ/絵:宮城/レ:角川スニーカー文庫)
[タイピングハイ! さみしがりやのイロハ]
(著:長森浩平/絵:橘りうた/レ:角川スニーカー文庫)
[憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ]
(著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ:角川スニーカー文庫)
[涼宮ハルヒの消失]
(著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫)
[タクティカル・ジャッジメントSS]
(著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫)
[しずるさんと底無し密室たち]
(著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫)
[食卓にビールを 2]
(著:小林めぐみ/絵:剣康之/レ:富士見ミステリー文庫)
[さよならトロイメライ Novellette ―ノヴェレッテ―]
(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫)
[マルタ・サギーは探偵ですか? a collection of s.]
(著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫)
[砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Rolypop or A Bullet]
(著:桜庭一樹/絵:むー/レ:富士見ミステリー文庫)
[描きかけのラブレター]
(著:ヤマグチノボル/絵:松本規之/レ:富士見ミステリー文庫)
[僕らA.I.]
(著:川上亮/絵:BUNBUN/レ:富士見ミステリー文庫)
[ハーフダラーを探して]
(著:水城正太郎/絵:ユキヲ/レ:富士見ミステリー文庫)
□:1票(続き):□
[駒王神社深川家物語 神楽と丹生]
(著:星隈真野/絵:結川カズノ/レ:ファミ通文庫)
[三月、七日。〜その後のハナシ〜]
(著:森橋ビンゴ/絵:世良シンヤ/レ:ファミ通文庫)
[世界が終わる場所へ君をつれていく]
(著:葛西伸哉/絵:尾谷おさむ/レ:MF文庫J)
[鳥は鳥であるために]
(著:野島けんじ/絵:沖史慈宴/レ:MF文庫J)
[ホーンテッド!]
(著:平坂読/絵:片瀬優/レ:MF文庫J)
[銃姫 2 〜The lead in my heart〜]
(著:高殿円/絵:エナミカツミ/レ:MF文庫J)
[ALL YOU NEED IS KILL]
(著:桜坂洋/絵:安倍吉俊/レ:スーパーダッシュ文庫)
[青空のように君は笑う 〜僕らの起こしたちょっとした奇跡〜]
(著:小池雪/絵:森平夏生/レ:コバルト文庫)
[アシャワンの乙女たち]
(著:牧野修/絵:山本ヤマト/レ:ソノラマ文庫)
[ゴスペラー]
(著:岡田剛/絵:増田幹生/レ:ソノラマ文庫)
[新本格魔法少女りすか]
(著:西尾維新/絵:西村キヌ/レ:講談社ノベルス)
□□:2票:□□
[Alice]
(著:川崎康宏 /絵:エナミカツミ /レ:電撃文庫)
[ROOM No.1301 #4 お姉さまはヒステリック!]
(著:新井輝 /絵:さっち /レ:富士見ミステリー文庫)
[ホーンテッド! (2) コトコトクライシス]
(著:平坂読 /絵:片瀬優 /レ:MF文庫J)
[電波的な彼女]
(著:片山憲太郎 /絵:山本ヤマト /レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
◆:小賞作品各評:◆
最多票数──2票勢は、
キャラ投票を制した「川崎康宏」の電撃クマー、
LOVEを越えてHに至る「新井輝」の富士ミス人気シリーズ4作目、
MF文庫がお送りする「平坂読」の戯言っぽいシリーズ2作目、
電波的な集英社SD文庫「片山憲太郎」の彼女、
計4冊が同数1位と相成りました。
続いてレーベル別集計に入ります。
今回は、「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
■■:小賞レーベル別集計:■■
「票数」
10 【電撃文庫】
. 6 【角川スニーカー文庫】
. 2 【富士見ファンタジア文庫】
11 【富士見ミステリー文庫】
. 2 【ファミ通文庫】
. 6 【MF文庫J】
. 3 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 1 【コバルト文庫】
. 2 【ソノラマ文庫】
. 1 【講談社ノベルス】
「作数」
. 9 【電撃文庫】
. 6 【角川スニーカー文庫】
. 2 【富士見ファンタジア文庫】
10 【富士見ミステリー文庫】
. 2 【ファミ通文庫】
. 5 【MF文庫J】
. 2 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 1 【コバルト文庫】
. 2 【ソノラマ文庫】
. 1 【講談社ノベルス】
◆:小賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :11票【富士見ミステリー文庫】:
2位 :10票【電撃文庫】:
3位 :6票【角川スニーカー文庫】【MF文庫J】:
次に、「作数」集計です。
1位 :10票【富士見ミステリー文庫】:
2位 :9票【電撃文庫】:
3位 :6票【角川スニーカー文庫】:
小賞は、富士見ミステリー文庫の1位となりました。
僅差で2位に電撃文庫が続きますが、
総刊行数の差を考えると、富士見ミステリー文庫の圧勝と言えます。
最後に、総評です。
◆◆:小賞総評:◆◆
初めての試みとなった小賞ですが、狙いは達せられたように感じます。
1位──とは言え2票ですが──4作品は、
いずれもレーベルが異なるものが選出される運びとなりました。
面白いと選出された大賞作品、安定している中賞作品、
それ以外の作品に、少し読書を冒険したいときは、
これら受賞作を足がかりに、各レーベルの未開地を楽しんでみてはいかがでしょう。
そして、票数より何より、多彩な作品に投票されていることが成功と言えます。
面白いとは言えないけれど──、正面からは薦められないけれど──、
様々なコメントから、自分に合った掘り出し物を発掘する、絶好の場になったのではないでしょうか。
◆◆◆:後書:◆◆◆
今回は中小二本立てでお送りしました。
気軽に考えていましたが、よく考えれば2倍の手間が掛かるわけで。
集計、体裁、コメント作成まで、少しばかり発表に時間が掛かりました。
その分、読み応えのあるボリュームに仕上がっていると思います。
大賞漏れの中から、面白いと推薦したい作品が集まった「中賞」
面白いとまでは言わないけれど、何かを推薦したい作品が集まった「小賞」
これらの賞が、皆様の読書の助けとなれば幸いです。
では。また。
次の機会、半年後に。
おつかれです。
地味な良作の多かった今期、中小賞もつぶぞろいですね。
大賞の結果待ちですが、電撃の一人勝ち状態が崩れて新興レーベルを始めとした群雄割拠になってきてるのかな。
集計人さん乙です。
小賞の
[カレとカノジョと召喚魔法]
[カレとカノジョと召還魔法]
これは同一作品なので、2票になります。(正しくは召「喚」魔法)
なので、小賞の受賞作は5作になります。
電撃がアリスとこれというのは、なんかアレだなぁ……。
集計人さんお疲れ様です。
富士ミス強いなぁ。
大賞未満ということで富士ミス向けな投票とはいえ。
弾は揃ってきてるってことかな。
2chらしく、全体的に大抵のレーベルに票が入っているのはいいですね。
投票コメント読み直してみようっと。
>162
誤指摘感謝。
修正版を張っていきます。
>153修正
続きまして、小賞の発表に移らせていただきます。
■:小賞作品別集計:■
□:1票:□
[ゆらゆらと揺れる海の彼方 (3)]
(著:近藤信義/絵:えびね/レ:電撃文庫)
[護くんに女神の祝福を 5]
(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫)
[インフィニティ・ゼロ 4 秋〜darkness pure]
(著:有沢まみず/絵:にのみやはじめ/レ:電撃文庫)
[ロボット妹 改め 人類皆兄妹!〜目醒めよ愛の妹力〜]
(著:佐藤ケイ/絵:さがのあおい/レ:電撃文庫)
[とある魔術の禁書目録〈インデックス〉(3) ]
(著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫)
[我が家のお稲荷様3]
(著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫)
[てくてくとぼく。 旅立ちの歌]
(著:枯野瑛/絵:GOW/レ:富士見ファンタジア文庫)
[約束の柱、落日の女王]
(著:いわなぎ一葉/絵:AKIRA/レ:富士見ファンタジア文庫)
>156修正
□□:2票:□□
[Alice]
(著:川崎康宏 /絵:エナミカツミ /レ:電撃文庫)
[カレとカノジョと召喚魔法]
(著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫)
[ROOM No.1301 #4 お姉さまはヒステリック!]
(著:新井輝 /絵:さっち /レ:富士見ミステリー文庫)
[ホーンテッド! (2) コトコトクライシス]
(著:平坂読 /絵:片瀬優 /レ:MF文庫J)
[電波的な彼女]
(著:片山憲太郎 /絵:山本ヤマト /レ:集英社スーパーダッシュ文庫)
◆:小賞作品各評:◆
最多票数──2票勢は、
キャラ投票を制した「川崎康宏」の電撃クマー、
「上月司」と電撃文庫の召喚魔法、
LOVEを越えてHに至る「新井輝」の富士ミス人気シリーズ4作目、
MF文庫がお送りする「平坂読」の戯言っぽいシリーズ2作目、
電波的な集英社SD文庫「片山憲太郎」の彼女、
計5冊が同数1位と相成りました。
>157修正
続いてレーベル別集計に入ります。
今回は、「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
■■:小賞レーベル別集計:■■
「票数」
10 【電撃文庫】
. 6 【角川スニーカー文庫】
. 2 【富士見ファンタジア文庫】
11 【富士見ミステリー文庫】
. 2 【ファミ通文庫】
. 6 【MF文庫J】
. 3 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 1 【コバルト文庫】
. 2 【ソノラマ文庫】
. 1 【講談社ノベルス】
「作数」
. 8 【電撃文庫】
. 6 【角川スニーカー文庫】
. 2 【富士見ファンタジア文庫】
10 【富士見ミステリー文庫】
. 2 【ファミ通文庫】
. 5 【MF文庫J】
. 2 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 1 【コバルト文庫】
. 2 【ソノラマ文庫】
. 1 【講談社ノベルス】
>158修正
◆:小賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :11票【富士見ミステリー文庫】:
2位 :10票【電撃文庫】:
3位 :6票【角川スニーカー文庫】【MF文庫J】:
次に、「作数」集計です。
1位 :10作【富士見ミステリー文庫】:
2位 :8作【電撃文庫】:
3位 :6作【角川スニーカー文庫】:
小賞は、富士見ミステリー文庫の1位となりました。
僅差で2位に電撃文庫が続きますが、
総刊行数の差を考えると、富士見ミステリー文庫の圧勝と言えます。
>159修正
誤: 1位──とは言え2票ですが──4作品は、
正: 1位──とは言え2票ですが──5作品は、
170 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/10 13:18:01 ID:aCTHC74v
-yy
171 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/21 11:44:13 ID:4Rrwqfiy
yu
172 :
吾輩は名無しである:05/03/06 15:22:29 ID:3vyeNEMM
re
173 :
吾輩は名無しである:05/03/19 12:33:38 ID:J5CkCFEQ
i
174 :
吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 11:49:11 ID:UnPj0NH3
9
175 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 12:43:37 ID:/urWbE/D
u
re
177 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 13:30:08 ID:T3b85ReM
i
178 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 11:50:37 ID:MGSu67Kl
j
179 :
へらへら:2005/05/12(木) 18:26:28 ID:8VW7UiBd
180 :
吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 13:02:09 ID:JPpaOdO4
f
181 :
吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 12:40:40 ID:OV8mDCFd
8
x
183 :
吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 13:05:23 ID:Vz2vjcyz
s
テスト
【「中小の定義」】
★あなたがそうだと思うものが中賞・小賞です。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
★投票理由の例(こう思う作品に投票しよう!)
□中賞
「面白い」作品の中で、「大賞」に投票しない理由のあるもの
・充分に面白い作品だったけど、大賞と言うには惜しい点がある
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・充分に面白い作品だったけど、今期上位かと言えば迷う
・充分に面白い作品だったけど、焼き直しのような気がする
・充分に面白い作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
十分に面白かったのですが、可もなく不可もなくという感じなので。
□小賞
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
・あまり面白くない作品だったけど、きらりと光る将来性を感じる
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
・あまり面白くない作品だったけど、飛び抜けた個性を持っている
・あまり面白くない作品だったけど、──俺は大好きだ!
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
全体的に凡庸だけど、ヒロインのキャラは素晴らしい!
訂正です。
>>185 誤:◆『2004年度下半期ライトノベル板大賞』は、こちら
正:◆『2005年度上半期ライトノベル板大賞』は、こちら
●中賞
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
今期の新人の中では一番安心して人に進められる作品。良作。
だらけた警察の中で、一人がんばろうとする主人公には共感できる。
喧嘩しながらも、事件が進むにつれ深まっていく相棒との信頼関係も良い。
ただ、主人公の左遷の原因となった女性の存在が、他に比べ浮いているのは残念。
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
戦闘シーンがかっこいい。敵の変態っぷりも気持ち悪くて良い。
仲間たちのキャラも立っている。ストーリーも結構盛り上がる。
だけど主人公が何もしていない…。せっかく主人公専用の剣を出したのに、
他の人も制限付で使えるって、意味ないじゃん。
それ以外はすごく良いので主人公の成長に期待。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)
1巻で非難ごうごうだった御坂美琴の放りっぱなしを逆にネタにしていたり、
一方通行がかっこよかったりと、短編としてはかなりのでき。
短編をつなげて一本のストーリーにしようとしているけど、
全体としてみるとちょっと流れが悪かったと思う。
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
犯罪者の心理が気持ち悪かった1巻に対し、事件自体が気持ち悪いこの巻。
コスプレ好きの明るい少女に、クールな少女と新たに登場した二人の女性もなかなか魅力的だし、
前巻に続き良いでき。
ただ、事件終了後の後味の悪さだけは何とかならないかなあ。
<<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J)
ゼロヨンイチロクに比べ、主人公たちの動機や事件のつながりがはっきりして、より面白くなった。
いつも冷静な明智君の感情的な面が見れて共感が出来た。
でも、ゼロヨンイチナナの扱いはちょっと微妙だったと思う。
●小賞
<<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫)
相変わらず憐の悩んだり喜んだりというのがかわいくて良い。
主人公がぶつかっていく様も見ていて気持ちよい。今回出てきたクラスメートもいい感じ。
ただ“彼”の存在などSF的要素はあまりこだわらない方が良いのではないかと思う。
変にひねらず、このままの感じで続いて欲しい。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
思春期の少年少女のなんとも言えない苦しさを描かせると相変わらずうまい。
けれど今回は事件らしい事件が起こっておらず、いまいち盛り上がりに欠けたように思う。
3部作という話なので続きに期待したい。
<<トリックスターズ>> (著:久住四季 絵:甘塩コメコ/電撃文庫)
各地で地雷地雷と騒がれているこの作品だが、個人的には結構好き。
主人公たちのキャラもいい味を出していると思う。
謎はちょっと…な所もあるけど(特に7番目の謎はいらない)、
ミステリーではなくライトノベルとして考えれば十分楽しめると思う。
<<タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど>> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫)
前回の短編集でも面白かった「はじめてのさいばん」シリーズの話は今回も面白い。
新たに登場したまじめな新米が主人公に染められて不良弁護士となっていくのも見ていて楽しい。
ただ、はじめてのさいばん以外の短編がもうひとつだったように思う。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
この時代を書くに当たって避けて通れない、関東大震災をうまく描いていたと思う。
そして地震をうまく絡めた事件も面白かった。富士ミスが推し進めるLOVEも申し分ない。
地味だけど良い作品だと思う。
191 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/03(日) 02:11:19 ID:BB2YU1Lw
●中賞
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
まあ安定して面白かった、買って損はないと思う。
‥ただ、2巻を読んだときに、3巻で大ブレイクする気がしたから
それからするとちょっと肩透かしだったかなあ
戦闘シーンはもっと派手でもいいですよあざの先生。
<<マリア様がみてる 妹オーディション>> (著:今野緒雪/絵:ひびき怜音/コバルト文庫)
シリーズものだから今さら評価するのも難しいんだけど、
今まで停滞していたストーリーがわずかながら進んだのと、
蔦子と笙子のペア、新登場の菜々への期待で中賞。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
ウルク派ではなくリセリナ派なので、リセリナがフェイドアウトしなくてよかったな、と。
脇キャラに比べて主人公がちょい地味なのは戦記ものではアルスラーン戦記を思い出す。
遅筆だけは真似しないでな。
<<海の底>> (著:有川浩/絵:----/単行本)
空の中に比べるとやや作者の趣味的な側面というか、陶酔感が感じられて若干マイナス。
(対レガリスの)ラストが最初から予想できちゃうから、子供パートを気に入るかどうかですね。
<<トウヤのホムラ>> (著:小泉八束/絵:海苔/富士見ファンタジア文庫)
ヒロイン達への復讐に密かに燃えてる主人公ってのもいいじゃないですか。
なんかこういう腹に一物抱えてたり、ひねくれてたりするキャラ大好き。
あと、もうちょっと復讐の動機を丹念に書いてくれたらいいかな。
次点
平井骸惚此中ニ有リ 其四 : ちょっとマンネリ気味と思ったら次巻で最後か‥
薔薇のマリア II. 壊れそうなきみを胸に抱いて : コロナ引っ張りすぎじゃないか?
薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々 : なんでカタリはあんなに無頓着なんだ
192 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/03(日) 02:11:53 ID:BB2YU1Lw
●小賞
<<黄昏の刻 2 七色の刺客>> (著:吉村夜/絵:すみ兵/富士見ファンタジア文庫)
1巻は正直言って「なんじゃこりゃ」だったんだけど、
この巻は脇のキャラもちゃんと動いていて、単純に主人公の圧倒的な力だけで
解決する話じゃなくなっていたのがよかった。
学園に潜入してかき回すスパイに翻弄されてるのがポイント高し。
<<アンダカの怪造学 -I- ネームレス・フェニックス>> (著:日日日/絵:エナミカツミ/スニーカー文庫)
えーっと、これは簡単に言うと、「くるさだんちゅら!」にKOされてしまっただけです。
あまりの愛らしさに他のことは考えられません。
内容は‥ まあどうなんだろう?
<<ひかりのまち nerim's note>> (著:長谷川昌史/絵:Nino/電撃文庫)
あえてあげてみた。
日食によって闇に包まれている神秘的な街‥
っていう雰囲気はよかったんだけど、後半の超展開で台無しになってしまったか。
ただ、まともな構成にしてくれたら十分読めるものになる、はず(自信なし)。
<<シリアスレイジ>> (著:白川敏行/絵:やすゆき/電撃文庫)
これは見せ方を間違ってるのでは?と思った。
もっとウイルスや変異種を絡ませればよかったのに、
変にテロを主題に置いちゃったのが残念。
あと、いきなりの呼び捨ては違和感ありすぎです。
<<ゆらゆらと揺れる海の彼方 4>> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫)
今どきこういうファンタジー書く人はあんまりいないんで期待はしてる。
4巻はジュラの天才とノウラの超パワーで事態が解決!って展開じゃなかったのは進歩か。
ただ次はまたアールガブが出てくると「天才」ってのが強調されるのか?
次点
トリックスターズ : トリックって!わかるわけないやん!
魔法鍵師カルナの冒険 : 目的のためには手段を選ばないやつだなあと思った。
193 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/05(火) 23:28:45 ID:1/c4b1Zv
●中賞
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
ストーリーも脇役もエピソードも悪くない。だが、良作、傑作に辿り着くには納まりの悪さを感じる。
主人公の灰汁の弱さと話の詰め込み過ぎあたりが原因か。話作りのペースを覚えれば化けそうなんだけど。
後、微妙にエログロ?なんか変な描写はなくていい。
面白かったが、惜しいという評価なので中賞。
<<トリックスターズ>> (著:久住四季 絵:甘塩コメコ/電撃文庫)
俺はこういうミステリーしてないライトミステリー大好き。(富士ミスとか)
魔術の体系とかも好みなので、2巻以降はよりミステリーをしない方向で。
後、同級生のキャラはもっと濃くしてよい。そこが減点。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
面白いことは面白いが、一番面白かったのが次巻予告なので・・・w
大賞で人気のようなので天邪鬼な俺は中賞で、次巻が予告通りで期待通りなら下半期の本命にしますけれど。
<<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
もう定番に面白いので。まあ、ちょいとストーリーが中だるみ期(安定期ともいうが)なので大賞にはねぇ。
そろそろ怒涛の展開で〆に入って行くのを期待しております。
<<食卓にビールを>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
1.2巻よりも面白く感じました。やってることは同じなんだが。
この雰囲気に慣れたのか本当に面白くなったのか、女子高生に騙されたのか。
194 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/05(火) 23:36:06 ID:1/c4b1Zv
●小賞
<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
好きなシリーズなんだけれど、だんだんキャラしか誉めようがなくなってきたような。
最初からのそうだった気がしないでもないが。でも、好きなので。
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
1巻と同様に後味の悪い犯罪はまあ良し。新キャラがどうも今ひとつに感じたのでここ。
期待してるシリーズなんだけれど。
<<ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
面白かったけど、西尾はもうここでいいや(投げやり)
<<座敷童の掟>> (著:綾守竜樹/絵:しなのゆら/二次元ドリーム文庫)
前半のドタバダ部分が面白かった。後半のバトルで失速気味なのが課題だけれど。
一応は続編に期待しているので1票
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
たんたんとした内容が「あー、これ好きな人には凄い傑作なんだろうなー」と思いつつ
最後まではまれずにもったいないと思いながら読了した作品。
>>194 ×<<座敷童の掟>> (著:綾守竜樹/絵:しなのゆら/二次元ドリーム文庫)
○<<座敷童にできるコト>> (著:七飯宏隆 絵:池田陽介/電撃文庫)
うわー。なんてミスだ。大賞スレから座敷童で検索してコピペしたので・・・。
まさか、同時期に座敷童を使った別タイトルがあるとは。
投稿後に読み直したら気づきました・・・。
中賞
<<ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦>> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫)
これが読みたかった!と言う感じの一冊。5121メンバーの視点から外れたこの世界と言うものを味わいたい人向け。
結局第何世代とか言ってても普通の人間たちを描いて好印象。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
大賞の方で大量に入っているのを見てもこれはあたりだと思うが、
如何せんまだ1巻目でありこれからの行方を注目したいところ。
奨励賞と言う感じで中賞に。(つまり天邪鬼ですわ)
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
続きさえ出ていれば大賞のほうで投票しただろうが、続きが出ないことにはどうしようもない。よって中賞。
<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
<<ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
良くも悪くもこれぞ西尾と言った感じの2冊。ただし上巻の引きはともかくとして
中巻のオチは中盤で読めてしまい少し弱かったかと思う。零崎登場シーンは少年漫画してましたなあ。
197 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:12:23 ID:Wy81VmE8
□中賞
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
発売されているのに気がつかなかった。大賞リストで気がついた。
やっと見つけて買ってきて,現在進行中で読んでいる。読み終わるまで投票はできません。
そういった不確定要素が理由でこっち。
それでも中賞の価値はある,人間が細かく描かれているのが良質。
<<ソード・ワールド短編集 へっぽこ冒険者とイオドの宝>> (編:安田均\著:山本弘 清松みゆき 藤澤さなえ/絵:浜田よしかづ かわく 幻超二 ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
山本弘のサーラの冒険がある,それだけで購入し,また中賞に投票する。
妄信的な(作品への)愛。
で,その出来については可もなく不可もなく。
まぁ人間臭いカップルなのがリアリティあるといえるかも。
ヒロインがありきたりの「トラウマ少女」っぽくなっているのが作品評価的に
よい方に転がるか,悪い方に転がるか。個人的にはびみょー。
このままヒロインの立ち直りを上手く描くなら良いけれど,単発ではびみょー。
しかしサーラ君,妙に老成している感が。お前いろいろ冷静すぎ。
あと幻超二がまだ生きていたことに驚いた。イラストレーターが変わらないのは好評価。
これだけのブランク空いて,よく引っ張ってこれたなぁ。
198 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:13:22 ID:Wy81VmE8
□中賞
<<平和の鐘、永遠の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫)
読んだ。うん,きっちりシリーズ締めたね。えらいよ。
そんだけ。
いや,物語の中身は相変わらずたっぷりで素晴らしいよ?
展開が速いゆえにいろいろ事件が起きてドキドキだよ?
しかしなんだ……前作から思うに,びみょーにその展開の速さが「世界の広さ」を
感じさせない部分がある。
移動がすごく楽。こいつらほんとは電車で移送してるじゃないのかと。
あと異文化的な描写がないよね,食事や服飾や風習とか。
多少変わった部分は描くけれど,タブーが逆転とか,カルチャーショックとか,ない。
話の(舞台的)スケールが壮大なだけに気になる。
それから国家元首レベルの貴族たちがすいぶんと気軽に国外に出たり,好き嫌いだけで
同盟というか便宜というか信頼というか条約締結というか……そう「ご都合主義的展開」
そこ,かなりの減点。
まるで少女漫画の戦国絵巻っぽい感じがする。ああそうか,作家女性か,そうか。
論理ではなく感情で成立する世界(国家)か,そうか。<女性蔑視的発言です
199 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:14:10 ID:Wy81VmE8
□中賞
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)
悪くはなかったよ,いやむしろ良い出来だった。
キャラクターは立っていたし,ストーリーの起承転結もラストのどんでん返しも良好だ。
作家の力量はあると思う。作品も立派だ。
ただ単純に物語のテーマが「私向き(好み)でなかった」というだけ。そんだけ。
えろぐろナンセンスとか,発想によって変わる世界(構造)とかの物語は苦手だ。
<<まかでみ・らでぃかる 2 復活の先生なんですけど。>> (著:榊一郎/絵:BLADE/ファミ通文庫)
笑いました,楽しかったです。
そんだけ。
実際それ以外ない。変身薬と変態教師,ある意味意外性がないお話。
電脳少女の恋物語は……その命の意味に連なる「存在理由」の部分は秀逸だったか,
全体的にはびみょー。
小道具的にも「宇宙開発」はスケールでかすぎて個人的には好みでない。
これが複葉機とか,人力飛行機だったら燃えたかな? 大空へ。
200 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:15:17 ID:Wy81VmE8
□小賞
<<A君(17)の戦争 8 うしなうべきすべて>> (著:豪屋大介/絵:玲衣/富士見ファンタジア文庫)
だるい。見事に中だるみ。物語の展開的に進んでない。見所もない。
シリーズもので(時々)よくある「読まなくても良い巻」
こういった巻が出始めると作品の(シリーズの全体)評価的にかなり落ちると思う。
その後,内容についても低下する傾向が……おい,どうするよ。
<<DADDYFACE メデゥーサ IV>> (著:伊達将範/絵:西E田/電撃文庫)
もうダメだ。話がさっぱりわからない。
登場人物も,敵役も,伏線も,特殊能力も,設定も全部わからない。
自分の頭が悪いのか,この作品が悪いのか,たぶん両方だろう。
物語のプロットとして無駄が多すぎる。キャラクターの取捨択一が出来てない。
恋物語や,青年・少年の成長ものとしても弱すぎる。
唯一,光っていたのはデーモンのキャラクター。
あのC調メインで話を進めたらよかったんだよ,きっと。ヤツは光ってた。
そう,もともとこの作家,キャラクターの魅力で押すタイプだろ?
下手なストーリーテラー気取らないほうがいいと思う。
201 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:16:04 ID:Wy81VmE8
□小賞
<<でぃ・えっち・えぃ ぞのに!>> (著:ゆうきりん/絵:小宮裕太/電撃文庫)
職人ゆうきりんの見事な職業作品。
その出来は見事な「耐用消費財,消耗品」
この使い捨て資本主義社会にぴったりな読み捨て小説。京都議定書はどこへいった。
ああ,売るために頑張ったなぁー,というか,
ああ,編集サイドの要望(を上手く汲み取ったん)だなぁー,というか,
そういった「いらん(手前勝手な)予測が頭をよぎる」作品。
3巻出たらどうするか。作家へのお布施(生活費)にするか,作品的に切り捨てるか。
ゆうきりんの技量は認めるけれど,その職人技量ゆえに読めないゴミレベルではないものの
あまりにカラーが違うこの作家が書く必要がない(ついでに私が読む必要性も見つからない)
作品ってもの書くのが困りもの。
<<聞きたい言葉 おいしいコーヒーの入れ方 9>> (著:村上由佳/絵:志田光郷/j-BOOKS)
もういい,もう書かなくていい,1巻で止めておけば。
勝利が成長してるんだか退化してるんだか。
かれんが成長してるんだか退化してるんだか。
そりゃまぁ,人間常にいつでも成長しているわけじゃないから,これはこれで等身大?
リアリティ? でも,小説としてはどうかなぁ。
しかもかれん,微妙に幼児化している感がある。
当初の,ほわんとしながらも大人の女性,それに追いつこうと釣り合おうと必死になる
少年以上青年未満の恋物語,という図式がものの見事に壊れている。
もういい。俺が悪かった。俺の見る目が無かったんだ……。
202 :
山犬。:2005/07/15(金) 18:17:29 ID:Wy81VmE8
□小賞
<<聖刻群龍伝 龍攘の刻 3>> (著:千葉暁/絵:/C・NOVELS FANTASIA)
発売されているのだろうか。発売されてない気がします,ええ,延期?
でもリストにあるんだな。
で,コイツはもうダメだ,千葉暁の才能は枯渇した。
ヤツは「聖刻1092・中原編」を書くためだけに生まれてきたんだ。
ヤツの残りの(作家)人生はすべてオマケだったんだ,きっとそうだ。
でも「聖刻群狼伝」は面白かったな……。
そうか! ヤツはシリーズ作品の「初期」が面白い作家なんだ!
よし分かった,もうこのシリーズ書かなくていい,途中放棄でいい。
そして別シリーズ立ち上げて1作書いてくれ。
そしてそれも面白くなくなったら途中放棄して,また次のシリーズを……。
作家としては最低な行為かもしれんが(聖刻の物語を生み出す作家として)特別に許す。
書け,新シリーズを。
●中賞
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
厨房設定な現代ファンタジーに眠り姫系の展開。
それでも最後まで読ませてくれるのは作者の力量なんだろうけど……
レイニーの設定とキャラクターは確かに萌えるんだけど……
貴子にはもっと他の作品を書いて欲しいと思う俺がいる。
あとホモキモス
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
骸惚先生も第四作。
関東大震災の最中出来上がった閉鎖空間。そこで行われる殺人劇に、愛憎劇も織り交ぜて。
それを彩るは、すず嬢とはつ子ちゃんの可愛さと河上くんの頑張りと初恋。
今回はきちんとキメてくれる河上くんが頼もしく、骸惚先生の逆転もそれを損なわないのがいい。
手堅いけれども大賞には今一歩ということで中賞に投票。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
安定して面白いんだけど、今回は大賞作品と比較して後一歩だったかな。
今まで謎だった勢力が明らかになってきて一気に佳境に突入したようだ。
今巻の見所は、翻弄されまくるウルクにシアを可愛がるウルクに妄想するウルク(*´Д`)ハァハァ
そして、キャラ立ちまくりなパンプキンw
ここまで個性ある敵キャラは面白い。
悪役を悪役としても描きつつ、魅力をきちんと引き出すのが地味だけど上手い仕事だね。
<<ブルー・ハイドレード 2 転移>> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫)
銀盤よりもこっちを選択。
緊張感ある潜水艦同士の戦闘描写と優秀だけど一癖も二癖もあるキャラクターたちのやりとりが面白い。
1巻で不安だったキャラの視点の書き分けもマシになったし、話も膨らんできたし。
極めつけは腹黒ヒロインのトパーズたん。
真っ直ぐ系で姉御系のソリカとの対立が楽しみだ。
DQNエリートのジルにはヘタレないで最後までトパーズたんと共に行って欲しい。
●中賞続き
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
前作ヒロイン・美夜と入れ替わるような形で新キャラ登場の第二巻。
主人公・ジュウの頑張りっぷりとやられっぷりが相変らず光るw
ていうか、ヒロインたちが電波な上強すぎぜ……
ミステリとしては構成や展開が甘いけど、前作同様殺伐とした世界観らしい後味悪すぎな話だった。
雨たんや雪姫がいなかったら癒されなかったよ。けど、そこがいい。
ヒロインの雨を筆頭に電波的な紙一重なキャラの魅力もそうだけど、
殺伐とした世界で頑張るジュウがいいんだよなぁ。
3巻でのさらなる成長を期待しての中賞としての一票。
●小賞
<<ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
5巻とどちらにしようかと思ったけど、好きなキャラの掘り下げをしてるこちらに一票。
シリーズ自体は安定しているんだけど、その分突き抜けるものがないとも言える。
話が大きく展開するまでは大賞からは外れちゃうなぁ。
<<バクト! II The Spoiler>> (著:海冬レイジ/絵:vanilla/富士見ミステリー文庫)
富士ミススレでは評判悪い作品だが俺は結構好きということで一票。
I〜IIIまであるうちIIを選んだのは話としてこれが一番良かったから。
テーマは"妹"でシリアスな話なんだが、お馬鹿先生がストーリーテラーなのが緊張感を削ぐ。
けど、ラストの〆が良かった。
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
女難モノ……それだけで心惹かれるw
話としては手堅く面白いんだが、バディものに絞りきれず、
マスコット的爆弾魔少女に、因縁の女に、ヒロインである娼婦の娘……いろいろ詰め込みすぎたなぁという印象。
ヒロインを絞って描写してくれていればもっと上の評価ができたなぁ。
●小賞続き
<<皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで>> (著:佐藤大介/絵:獅子漠/C・NOVELS FANTASIA)
第一部完!
でこのまま終わってしまいそうだ……
後手後手に回りつつもきちんと一発逆転の手を打つ展開は相変らず上手くはあるんだが、
今までに比べるとあまり緊張感がないよなぁ。
丸枝ちゃんに燃え、蓮乃姉さんに泣く9巻でした。
<<イコノクラスト! 2>> (著:榊一郎/絵:OKAMA/MF文庫J)
異世界召喚、ハーレム、ロボットモノ――ラノベらしいガジェットを詰め込んである作品。
書きなれてる作家だけあって軽小説としては楽しめるけど、それだけな作品でもある。
けど、ヒロイン含め陰謀渦巻いてる辺りが新味で面白いので一票。
206 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/16(土) 11:06:43 ID:G9mIWnBW
●中賞
<<モンスターハンター 3 長の資格>> (著:ゆうきりん/絵:コヤマシゲト/ファミ通文庫)
ファミ通のノベライズは地雷が多いと言われるが、その中でも光る作品。
傭兵作家と言われる(ファミ通、電撃、SD、コバルトで執筆中)作者の職人的な技量と
モーハンに対する愛が結実した良作、作中には金髪ツンデレお嬢が出るのもポイント高し。
<<お・り・が・み 3 外の姫>> (著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/スニーカー文庫)
借金を返済するため少女が悪の秘密結社で働くお話。
中身はメイドだの魔人だのが活躍するギャグコメディ、所々黒いのが見え隠れするが。
九重でもそうだが悪役の描写が素晴らしい。
<<流血女神伝 喪の女王 1>> (著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/コバルト文庫)
男性にお勧めな少女小説の代名詞とも言えるこのシリーズもとうとう最終章。
最後の方の○○シーンでの罵詈雑言に禿藁、シリアスとコメディの配分が絶妙。
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
文章はあれだが女性キャラの魅力にやられた作品。
ルイズのツンデレ振りとシェスタのぱんつはいてないは最強コンボでした。
<<ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦>> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫)
ガンパレ九州撤退戦の外伝的作品、脇役たちの視点でのオムニバスストーリー。
この作品のほうが撤退戦や戦争の悲惨さが良く書かれている。
207 :
206:2005/07/16(土) 12:57:53 ID:G9mIWnBW
●小賞
<<Holy☆Hearts! 6 やさしさ運ぶ、 そよかぜです。>> (著:神代明/絵:緋賀ゆかり/スーパーダッシュ文庫)
相変わらずほのぼのマターリな和み系のお話。
今回は下級生との恋の鞘当もあったりして、少女小説的なふいんきも有りました。
<<かりん 増血記 5>> (著:甲斐透/絵:影崎由那/富士見ミステリー文庫)
今年の秋にTVアニメ化する勢いに乗った作品。
ドラゴンエイジのかりん信者なので、ママン!テラモエス。
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
ようやく発売された・゚・(つД`)・゚な作品。
透明感溢れた状況描写はまさに見事の一言、早く続き読みたい。
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
綺麗にまとまって終わった良作、地味とか言うな。w
葉タンかわいいよ葉タン、やっぱり幼馴染は最高だー!
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)
絵師GJ!な作品、こちらのツボをぐいぐいと押してくる圧力。
御坂のツンデレぶりも堪能させていただきました。
●中賞
<<最後の夏に見上げた空は 2>> (著:住本優/絵:おおきぼん太/電撃文庫)
最後まで大賞と迷った作品。
地味でオーソドックスなのは事実だけど、でもやっぱりこう言う丁寧なお話は好き。
<<ガンズ・ハート! 5 硝煙の鎮魂歌>> (著:鷹見一幸/絵:青色古都/電撃文庫)
イラストやら展開やらで物議をかもしたけど、
要はライトノベルなんだから読んでてスカッとすればそれで良いじゃんと。
<<厳窟王 2>> (著:神山修一/絵:松原秀典、香川久/MF文庫J)
<<厳窟王 3>> (著:神山修一/絵:松原秀典、香川久/MF文庫)
アニメを見てから出ないと楽しめないのが難点だが、アニメを見た人間には補完的で楽しめた。
<<新本格魔法少女りすか 2>> (著:西尾維新/絵:西村キヌ/講談社ノベルス)
前作よりは評価は上がった。ただこれが戯言完結後のいーちんの柱になるかはまだまだ微妙。
●小賞
<<麒麟は一途に恋をする 3>> (著:志村一矢/絵:椎名優/電撃文庫)
毎回書き下ろしの方が本編より面白いと言うのは何とかならんか。連載に向いてないのかな?
<<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス)
個々のキャラやエピソードで良い所はあるんだが、繋ぎ合わせた結末がパッとしなかったな。
<<ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス>> (著:上遠野浩平/絵:緒方剛志/電撃文庫)
綺再登場は嬉しかったんだけど、それ以外が微妙過ぎる。
<<爆裂天使 2 ガールポップ・インフェルノ>> (著:志茂文彦/絵:白亜右月・山都エンヂ/電撃文庫)
これ位キャラの掘り下げをやっていればアニメももっと評価されたんだろうなあ・・・・。
時期も遅過ぎた。
●中賞
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
それなりに楽しめる、面白い作品でしたが、構成に無理があった。
展開が速すぎて、キャラがあまりたっていなかった。
この人には構成力の凄さを期待していたので中賞に。
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
ライトノベルってどんなの?と聞かれたら最初にあげるライトノベルらしい作品。
面白いんだけど、秀でた部分がない感じです。いかにも中堅?
五巻から気になっていたことが解決したので良かったです。
<<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫)
こちらもある意味スタンダードかな、と最近思ってきた。
それぞれのキャラが立っていていい感じの作品です。
ある意味前編みたいな感じなので中賞に一票。
<<リリアとトレイズ I そして二人は旅行に行った〈上〉>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫)
アリソンの続編なんですが、アリソンほどではないかな。
下巻の本編のページ数が中途半端で気に入らないからこっちに投票。
面白いんだけどイマイチ押しがなかったかな。
<<平和の鐘、永遠の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫)
誰だよ、続きを書かせた奴。正直、期待をしていただけに、2巻のできは……
何とか、3巻では持ち直したので(それでも1巻ほどではないが)こちらで一票
次の作品に期待。
●小賞
<<SAKURA-ment 〜真夏の桜に約束を〜>> (著:和井契/絵:さがのあおい/富士見ファンタジア文庫)
何というか、面白みがない。話が特に破綻していなかった点のみ評価。
<<ルカ ―楽園の囚われ人たち―>> (著:七飯宏隆/絵:巳島ヒロシ/電撃文庫)
語り手が顔を出したあたりからぐだぐだになっていった気がする。
<<魔法鍵師カルナの冒険>> (著:月見草平/絵:銀八/MF文庫J)
設定だけが新鮮って感じでした。話の展開が普通で残念。もう少し設定を生かしてほしかった。
<<武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫)
相変わらず構成が下手。内容もスカスカ。プロローグのみを評価して小賞に。
<<ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1:それ絶対植えてみよう!>> (著:淺沼広太/絵:なごやこーちん/スーパーダッシュ文庫)
一般人がイメージする萌えをそのまま表したような作品。後、非常に文章が読みにくかった。
あげていったらきりがないなぁ、中、小賞は。
とりあえず、中賞は大賞よりの、小賞は地雷賞よりの作品を選びました。
個人的にはここで名前があがらないような作品こそ、真の中、小賞だと思っています。
せっかくだし地雷賞も投票してこようかな。
212 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/16(土) 21:43:50 ID:OpCDuI+m
●中賞
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>>(著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
大賞に挙げている人もいるようだけど、まだ物語はこれからとゆうことで。
<<隣のドッペルさん>>(著:砂浦俊一/絵:高橋慶太郎/スーパーダッシュ文庫)
シリーズ化してほしいけど出なさそうなので、押しておきます。
高橋先生のイラストもgood。
213 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/16(土) 21:49:18 ID:wjFmiZ8Y
速読のスキルあるといいよ。本屋で気になった本は取りあえず5、6分で百ページくらい読めるから
214 :
ロゴ作:2005/07/16(土) 22:21:13 ID:TidgS7On
●中賞
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
荒野という少女が恋に落ちて大人になっていく過程と、
父親を通して見る現実の女達との対比がこの作品のツボだと思う。
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
まず、無事に完結してくれたことに喜びたい。
最後は駆け足で、更に数年後という形だったけど、主役達が作品中で苦しんだことと
それを乗り越え成長した姿を見せてくれたのが良かった。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
ラブコメなんだけど女性作家らしい男の子の苦悩を描いている。
コミカライズされた当時の悩み。
「こんなのねーよ」と「あるある」の間を行き来する微妙な感覚が読んでいて実に楽しい。
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
社会から知的障害者へのどうしようもない“特別扱い”。
描写が生なましすぎて、恵里加たんはやっぱりどこか壊れていると思いマシタ。
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
それまで展開していた物語を最後数ページでいきなり登場した
真ヒロインが物凄い勢いでツンデレして全部掻っ攫っていった。
215 :
ロゴ作:2005/07/16(土) 22:21:30 ID:TidgS7On
●小賞
<<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫)
<<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:/碧天舎)
<<アンダカの怪造学 -I- ネームレス・フェニックス>> (著:日日日/絵:エナミカツミ/スニーカー文庫)
<<狂乱家族日記 壱さつめ>> (著:日日日/絵:x6suke/ファミ通文庫)
<<蟲と眼球とテディベア>> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J)
中賞でもよかったけど、面倒くさいので日日日は全部まとめてここに突っ込む。
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
日日日を極端に叩くのはワナビのやっかみにしか見えないが、叩く気じゃいくらでも叩くところはある。
それでいて叩くかというと十分楽しめるだけの面白さを提供してくれているわけで……
ラノベなんだから読んで楽しんで十分なんだわな。
もうちょっと練りこんで構成をしっかりすれば榊一郎みたいな職人系作家に育つだろう。
ちーちゃんは変人もの。先輩は青春もの。アンダカはくるさだんちゅら。
狂乱は凶華様万歳。眼球はグリコ。
どれでもお好きなタイプをお選び下さいと器用な芸風だなぁ……
●中賞
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
キャラも立ってて展開も派手で十分面白いのだが、
連載との兼ね合いもあって最後が盛り上がりに欠けたのが残念。
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
面白い面白くないで言えば面白いのだが、期待したほどではなかったということで。
能力バトルものはあまりこの作者に向いてないような。
<<カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記>> (著:橘柑子/絵:堤利一郎/ファミ通文庫)
肩の力を抜いて楽しめるライトファンタジー。
普通に面白いが特筆すべきところもないのでこちらに。
<<イレギュラーズ・パラダイス 4 白い楽園のムーンダンス>> (著:上田志岐/絵:榎宮祐/富士見ミステリー文庫)
打ち切り臭漂う割にはきれいな締め。
ほんわかとしてるようでどこか物悲しいこの作品の雰囲気は好きだった。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
涼嬢の萌え度急上昇に、大震災を上手く絡めたミステリー展開。
安定して楽しめるシリーズ。
●小賞
<<まおうとゆびきり 2 ばばとよばないで>> (著:六甲月千春/絵:椎名麻子/富士見ファンタジア文庫)
貪欲にいろんなところからネタを持ってくる小ネタ満載の文章と妙な雰囲気が良かった。
終盤のパパもかっこいい。
<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
その八千代とトーマスの間に生じる温泉旅行の圧倒的L・O・V・E!空間はまさに歯車的萌えの小宇宙!
いや堪能した。
<<うさ恋。 3 オトされて、たまるか!>> (著:野村美月/絵:森永こるね/ファミ通文庫)
卓球、悪父に比べるといまいちなシリーズなんだが、主人公カップル以外のキャラはそこそこ。
特にフォルテ×オッチーが良かった。
<<瞬撃のヴァルキリィ>> (著:深見真/絵:日下こかげ/ファミ通文庫)
格闘、レズ、ネコ(ミミ)と深見三大要素満載。
やっぱ深見は楽しいや。
<<私立!三十三間堂学院>> (著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/電撃文庫)
三十三間堂の仏像を萌えキャラに、というアホなコンセプトに
己が筆力を惜しげもなく注ぎ込む佐藤ケイに乾杯。
一応、投票終了となります。
お疲れ様でございました。
集計は今しばらくお待ちください。
発表は、明日以降になりそうです。
219 :
中賞結果発表:2005/07/17(日) 08:29:16 ID:qe2oxA0r
2票以上のみ
5
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
3
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
2
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
<<ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦>> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫)
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
<<平和の鐘、永遠の女王> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫)
220 :
小賞結果発表:2005/07/17(日) 08:35:38 ID:qe2oxA0r
2
<<アンダカの怪造学 -I- ネームレス・フェニックス>> (著:日日日/絵:エナミカツミ/スニーカー文庫)
<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
1
他全て
お待たせいたしました。
中賞、及び小賞の発表を開始します。
中賞は全部で「60票(前回比-6)」、
小賞は全部で「46票(前回比+2)」をいただきました。
皆々様方、御参加御協力、有り難う御座いました。
まずは中賞から。
■:中賞作品別集計:■
□:1票:□
・灼眼のシャナ IX
(著:高橋弥七郎 /絵:いとうのいぢ /電撃文庫)
・とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 (5)
(著:鎌池和馬 /絵:灰村キヨタカ /電撃文庫)
・ガンズ・ハート! (5) 硝煙の鎮魂歌
(著:鷹見一幸 /絵:青色古都 /電撃文庫)
・DADDYFACE メデゥーサ IV
(著:伊達将範 /絵:西E田 /電撃文庫)
・最後の夏に見上げた空は (2)
(著:住本優 /絵:おおきぼん太 /電撃文庫)
・ヴぁんぷ! II
(著:成田良悟 /絵:エナミカツミ /電撃文庫)
・リリアとトレイズ I そして二人は旅行に行った〈上〉
(著:時雨沢恵一 /絵:黒星紅白 /電撃文庫)
・ミナミノミナミノ
(著:秋山瑞人 /絵:駒都えーじ /電撃文庫)
・ソウル・アンダーテイカー
(著:中村恵里加 /絵:洒乃渉 /電撃文庫)
・トリックスターズ
(著:久住四季 /絵:甘塩コメコ /電撃文庫)
・絶望系 閉じられた世界
(著:谷川流 /絵:G・むにょ /電撃文庫)
・海の底
(著:有川浩 /メディアワークス)
・お・り・が・み (3) 外の姫
(著:林トモアキ /絵:2C=がろあ〜 /角川スニーカー文庫)
□:1票(続き):□
・A君(17)の戦争 8 うしなうべきすべて
(著:豪屋大介 /絵:玲衣 /富士見ファンタジア文庫)
・殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―
(著:風見周 /絵:G・むにょ /富士見ファンタジア文庫)
・トウヤのホムラ
(著:小泉八束 /絵:海苔 /富士見ファンタジア文庫)
・ソード・ワールド短編集 へっぽこ冒険者とイオドの宝
(編:安田均 /著:山本弘、清松みゆき、藤澤さなえ
/絵:浜田よしかづ、かわく、幻超二、ともぞ /富士見ファンタジア文庫)
・ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?
(著:新井輝 /絵:さっち /富士見ミステリー文庫)
・イレギュラーズ・パラダイス (4) 白い楽園のムーンダンス
(著:上田志岐 /絵:榎宮祐 /富士見ミステリー文庫)
・BAD×BUDDY 12月の銃と少女
(著:吉田茄矢 /絵:深山和香 /富士見ミステリー文庫)
・食卓にビールを
(著:小林めぐみ /絵:剣康之 /富士見ミステリー文庫)
・まかでみ・らでぃかる (2) 復活の先生なんですけど。
(著:榊一郎 /絵:BLADE /ファミ通文庫)
・モンスターハンター (3) 長の資格
(著:ゆうきりん /絵:コヤマシゲト /ファミ通文庫)
・カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記
(著:橘柑子 /絵:堤利一郎 /ファミ通文庫)
□:1票(続き):□
・ゼロヨンイチナナ
(著:清水マリコ /絵:toi8 /MF文庫J)
・ゼロの使い魔 (4) 誓約の水精霊
(著:ヤマグチノボル /絵:兎塚エイジ /MF文庫J)
・厳窟王 (2)
・厳窟王 (3)
(著:神山修一 /絵:松原秀典、香川久 /MF文庫J)
・ブルー・ハイドレード (2) 転移
(著:海原零 /絵:遠藤将之 /集英社スーパーダッシュ文庫)
・隣のドッペルさん
(著:砂浦俊一 /絵:高橋慶太郎 /集英社スーパーダッシュ文庫)
・マリア様がみてる 妹オーディション
(著:今野緒雪 /絵:ひびき怜音 /集英社コバルト文庫)
・流血女神伝 喪の女王 (1)
(著:須賀しのぶ /絵:船戸明里 /集英社コバルト文庫)
・ネコソギラジカル 上 十三階段
・ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種
(著:西尾維新 /絵:竹 /講談社ノベルス)
・新本格魔法少女りすか (2)
(著:西尾維新 /絵:西村キヌ /講談社ノベルス)
□□:2票:□□
・空ノ鐘の響く惑星で (6)
(著:渡瀬草一郎 /絵:岩崎美奈子 /電撃文庫)
・ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦
(著:榊涼介 /絵:きむらじゅんこ /電撃ゲーム文庫)
・ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う
(著:高瀬彼方 /絵:山田秀樹 /角川スニーカー文庫)
・BLACK BLOOD BROTHERS (3) 特区震撼
(著:あざの耕平 /絵:草河遊也 /富士見ファンタジア文庫)
・平和の鐘、永遠の女王
(著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA /富士見ファンタジア文庫)
・平井骸惚此中ニ有リ 其四
(著:田代裕彦 /絵:睦月ムンク /富士見ミステリー文庫)
・荒野の恋 第一部 catch the tail
(著:桜庭一樹 /絵:ミギー /ファミ通文庫)
・電波的な彼女 (2) 〜愚か者の選択〜
(著:片山憲太郎 /絵:山本ヤマト /集英社スーパーダッシュ文庫)
□□□:3票:□□□
・わたしたちの田村くん
(著:竹宮ゆゆこ /絵:ヤス /電撃文庫)
□□□□:5票(最多票):□□□□
・煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY
(著:貴子潤一郎 /絵:ともぞ /富士見ファンタジア文庫)
◆:中賞作品各評:◆
最多票──5票を得て中賞1位と相成った作品は、
富士見ファンタジア文庫で「貴子潤一郎」の新作シリーズ──、
[煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY]
でした。
続いてレーベル別集計に入ります。
レーベルごとに「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
なお、メディアワークスの単行本、電撃ゲーム文庫は電撃文庫として計上しています。
■■:中賞レーベル別集計:■■
「作数」 全60票
19(. +3) 【電撃文庫】
. 3(. +2) 【角川スニーカー文庫】
13(. +3) 【富士見ファンタジア文庫】
. 6(. -3) 【富士見ミステリー文庫】
. 5(. -3) 【ファミ通文庫】
. 4(. -1) 【MF文庫J】
. 4(. -3) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. -1) 【集英社コバルト文庫】
. 3(. +2) 【講談社ノベルス】
. 0(. -1) 【講談社X文庫ティーンズハート】
. 0(. -2) 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 0(. -1) 【ハヤカワ文庫】
. 0(. -1) 【C★NOVELS】
. 0(. -1) 【新潮社】
「作数」 全45作
15(. +2) 【電撃文庫】
. 2(. -1) 【角川スニーカー文庫】
. 7(. +1) 【富士見ファンタジア文庫】
. 5(. -2) 【富士見ミステリー文庫】
. 4(. -2) 【ファミ通文庫】
. 4( 0) 【MF文庫J】
. 3( 0) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. -1) 【集英社コバルト文庫】
. 3(. +2) 【講談社ノベルス】
. 0(. -1) 【講談社X文庫ティーンズハート】
. 0(. -2) 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 0(. -1) 【ハヤカワ文庫】
. 0(. -1) 【C★NOVELS】
. 0(. -1) 【新潮社】
◆:中賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :19票 【電撃文庫】:
2位 :13票 【富士見ファンタジア文庫】:
3位 :. 6票 【富士見ミステリー文庫】:
順位は前回と同様となりましたが、票数の変動が見られます。
電撃文庫、富士見ファンタジア文庫が票数を再び伸ばす一方で、
前回急浮上した富士見ミステリー文庫が、得票を下げる結果となりました。
以下僅差で、6票【ファミ通文庫】、4票【集英社SD文庫】、4票【MF文庫J】と続き、
この辺りのレーベルに対する票数も軒並み減少を見せています。
次に、「作数」集計です。
1位 :15作【電撃文庫】:
2位 :. 7作【富士見ファンタジア文庫】:
3位 :. 5作【富士見ミステリー文庫】:
票数に於ける順位と同様の順位となりました。
前回2位に浮上した富士見ミステリー文庫が、
富士見ファンタジア文庫の作数アップに抜かれて3位に下降しています。
電撃文庫は、ダブルスコアを付ける圧倒的な作数で首位を走る結果となりました。
最後に、総評です。
◆◆:中賞総評:◆◆
今回の傾向として、いわゆる中心的なレーベルに於ける票数増加が挙げられます。
電撃文庫や富士見F文庫、ややスケールは小さくなりますが角川S文庫などが、
全票数が6票減る中で前回より多票を得るなど、やや減に留まった他レーベルに比べて目立っています。
富士見M文庫も含む周辺系レーベルが以前よりも勢いを無くした理由は、
やはり大手系との品数や品揃え層の厚さの違い──地力の差のような気がします
大手レーベルは勢いに乗じて作品を大量投下しているため、
色々な意味で「中途半端な作品が増えている」と捉えることもできますが、
逆に、「中層に位置する作品が潤沢に供給されている」と言い換えることもできます。
ピラミッドを維持するためにはこのような中位の厚みが非常に重要となります。
あとは、この下にどれだけ広く多い読者層を動員できるかが課題────
ということで、その下から小粒を見つけ出す小賞へと発表を移ることにしましょう。
■:小賞作品別集計:■
□:1票:□
・ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス
(著:上遠野浩平 /絵:緒方剛志 /電撃文庫)
・とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 (5)
(著:鎌池和馬 /絵:灰村キヨタカ /電撃文庫)
・シャドウテイカー (5) ドッグヘッド
(著:三上 延 /絵:純 珪一 /電撃文庫)
・ゆらゆらと揺れる海の彼方 (4)
(著:近藤信義 /絵:えびね /電撃文庫)
・麒麟は一途に恋をする (3)
(著:志村一矢 /絵:椎名優 /電撃文庫)
・七姫物語 第三章 姫影交差
(著:高野和 /絵:尾谷おさむ /電撃文庫)
・でぃ・えっち・えぃ そのに!
(著:ゆうきりん /絵:小宮裕太 /電撃文庫)
・爆裂天使 (2) ガールポップ・インフェルノ
(著:志茂文彦 /絵:白亜右月・山都エンヂ /電撃文庫)
・トリックスターズ
(著:久住四季 /絵:甘塩コメコ /電撃文庫)
・ひかりのまち nerim's note
(著:長谷川昌史 /絵:Nino /電撃文庫)
・シリアスレイジ
(著:白川敏行 /絵:やすゆき /電撃文庫)
・座敷童にできるコト
(著:七飯宏隆 /絵:池田陽介 /電撃文庫)
・ルカ ―楽園の囚われ人たち―
(著:七飯宏隆 /絵:巳島ヒロシ /電撃文庫)
・私立!三十三間堂学院
(著:佐藤ケイ /絵:かみやまねき /電撃文庫)
□:1票(続き):□
・憐 Ren (2) 錆びゆくココロと月色のナミダ
(著:水口敬文 /絵:シギサワカヤ /角川スニーカー文庫)
・武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界
(著:鏡貴也 /絵:義仲翔子 /富士見ファンタジア文庫)
・黄昏の刻 (2) 七色の刺客
(著:吉村夜 /絵:すみ兵 /富士見ファンタジア文庫)
・まおうとゆびきり (2) ばばとよばないで
(著:六甲月千春 /絵:椎名麻子 /富士見ファンタジア文庫)
・SAKURA-ment 〜真夏の桜に約束を〜
(著:和井契 /絵:さがのあおい /富士見ファンタジア文庫)
・かりん 増血記 (5)
(著:甲斐透 /絵:影崎由那 /富士見ミステリー文庫)
・平井骸惚此中ニ有リ 其四
(著:田代裕彦 /絵:睦月ムンク /富士見ミステリー文庫)
・バクト! II The Spoiler
(著:海冬レイジ /絵:vanilla /富士見ミステリー文庫)
・タクティカル・ジャッジメントSS (2) はじめてのさいばん りろーでっど
(著:師走トオル /絵:緋呂河とも /富士見ミステリー文庫)
・ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん
(著:新井輝 /絵:さっち /富士見ミステリー文庫)
・BAD×BUDDY 12月の銃と少女
(著:吉田茄矢 /絵:深山和香 /富士見ミステリー文庫)
□:1票(続き):□
・うさ恋。 (3) オトされて、たまるか!
(著:野村美月/絵:森永こるね/ファミ通文庫)
・荒野の恋 第一部 catch the tail
(著:桜庭一樹 /絵:ミギー /ファミ通文庫)
・狂乱家族日記 壱さつめ
(著:日日日 /絵:x6suke /ファミ通文庫)
・瞬撃のヴァルキリィ
(著:深見真 /絵:日下こかげ /ファミ通文庫)
・イコノクラスト! (2)
(著:榊一郎 /絵:OKAMA /MF文庫J)
・魔法鍵師カルナの冒険
(著:月見草平 /絵:銀八 /MF文庫J)
・蟲と眼球とテディベア
(著:日日日 /絵:三月まうす /MF文庫J)
・Holy☆Hearts! (6) やさしさ運ぶ、 そよかぜです。
(著:神代明 /絵:緋賀ゆかり /集英社スーパーダッシュ文庫)
・電波的な彼女 (2) 〜愚か者の選択〜
(著:片山憲太郎 /絵:山本ヤマト /集英社スーパーダッシュ文庫)
・ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1:それ絶対植えてみよう!
(著:淺沼広太 /絵:なごやこーちん /集英社スーパーダッシュ文庫)
・ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種
(著:西尾維新 /絵:竹 /講談社ノベルス)
・禁涙境事件 some tragedies of no-tear land
(著:上遠野浩平 /絵:金子一馬 /講談社ノベルス)
・スラムオンライン
(著:桜坂 洋 /絵:toi8 /ハヤカワ文庫JA)
□:1票(続き):□
・聖刻群龍伝 龍攘の刻 (3)
(著:千葉暁 /C★NOVELS FANTASIA)
・皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで
(著:佐藤大介 /絵:獅子漠 /C★NOVELS FANTASIA)
・ちーちゃんは悠久の向こう
(著:日日日 /新風舎文庫)
・私の優しくない先輩
(著:日日日 /碧天舎)
□□:2票(最多票):□□
・アンダカの怪造学 -I- ネームレス・フェニックス
(著:日日日 /絵:エナミカツミ /角川スニーカー文庫)
さよならトロイメライ (4) 追想の和音
(著:壱乗寺かるた /絵:日吉丸晃 /富士見ミステリー文庫)
◆:小賞作品各評:◆
最多票数──2票勢は、
何かと話題の「日日日」が角川S文庫に書いた一作、
そして「片山憲太郎」が書く富士見M文庫で着実な評判を誇る一作、
[アンダカの怪造学 -I- ネームレス・フェニックス]
[さよならトロイメライ (4) 追想の和音]
以上2冊が同数1位と相成りました。
続いてレーベル別集計に入ります。
今回は、「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
■■:小賞レーベル別集計:■■
「票数」 全46票
14(. +4) 【電撃文庫】
. 3(. -3) 【角川スニーカー文庫】
. 4(. +2) 【富士見ファンタジア文庫】
. 8(. -3) 【富士見ミステリー文庫】
. 4(. +2) 【ファミ通文庫】
. 3(. -3) 【MF文庫J】
. 3( 0) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. +1) 【講談社ノベルス】
. 1(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 2(. +2) 【C★NOVELS】
. 1(. +1) 【新風舎】
. 1(. +1) 【碧天舎】
. 0(. -1) 【集英社コバルト文庫】
. 0(. -2) 【ソノラマ文庫】
「作数」 全44作
14(. +6) 【電撃文庫】
. 2(. -4) 【角川スニーカー文庫】
. 4(. +2) 【富士見ファンタジア文庫】
. 7(. -3) 【富士見ミステリー文庫】
. 4(. +2) 【ファミ通文庫】
. 3(. -2) 【MF文庫J】
. 3(. +1) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. +1) 【講談社ノベルス】
. 1(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 2(. +2) 【C★NOVELS】
. 1(. +1) 【新風舎】
. 1(. +1) 【碧天舎】
. 0(. -1) 【集英社コバルト文庫】
. 0(. -2) 【ソノラマ文庫】
◆:小賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :14票【電撃文庫】:
2位 :. 8票【富士見ミステリー文庫】:
3位 :. 4票【富士見ファンタジア文庫】【ファミ通文庫】:
次に、「作数」集計です。
1位 :14作【電撃文庫】:
2位 :. 7作【富士見ミステリー文庫】:
3位 :. 4作【富士見ファンタジア文庫】【ファミ通文庫】:
おおよそ2倍にまで得票数を上げた電撃文庫が、
前回の1位である富士見ミステリー文庫を抜き去って1位となりました。
中賞の方でも述べましたが、大手レーベルによる物量作戦が、
中、小、両方の領域に、厚みを作り上げている、という傾向が顕著のようです。
富士見ファンタジア文庫が地味に3位浮上しているのも、その一つでしょうか。
最後に、総評です。
◆◆:小賞総評:◆◆
2回目となる小賞は、票数が微増するなど、小賞らしい展開でありました。
1位は、2作品。
前回と同じ2票であるため、単純に言って作数が3作増えたことになります。
更に票数の微増を考慮すれば、投票される総作数が増加傾向にあるようですね。
これは、ライトノベル大量作品時代の端緒のような気がします。
選択肢が増えることで、層や厚みが増し良作や奇作の出る可能性が増え、
全体としては良い傾向と言えるかもしれませんが、その分漏れていく作品が増えて行くでしょう。
そのときは、小賞に投票された作品を足がかりに、
漏れている作品の中から自分なりに作品を選んでみるのも、一興です。
面白くはないかもしれないけれど、何か心に残る作品が、ここにはあると思います。
◆◆◆:後書:◆◆◆
以上が今回の発表でした。
中賞投票数がやや減なのが少し残念ではありますが、
よくよく考えてみれば、小賞投票数が減っていない以上、
投票人数はほとんど変わっていないと見なすことができます。
つまり、中賞に投票する作品を選べなかった、
──大賞から漏れる作品があまり存在しなかった、と捉えられるのかもしれません。
そう見れば、小賞の総作数が増えたのもむべなるかな。
中位から低位の作品層が厚くなった期だったと、そう言えるかもしれませんね。
さて次の期はどうなるやら。
最後に月並みではありますが、これらの賞が、皆様の読書の助けとなれば幸いです。
では。また。次の機会に。
集計人乙です
なかなか興味深い結果だ。
引き続き頑張って・・・
見掛けによらず、好いスレですな――?
246 :
イラストに騙された名無しさん:2005/08/30(火) 01:39:27 ID:74sjX+Ov
自演・・・にしても随分ユニークな
247 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/09(金) 12:56:21 ID:69zCkNEk
8
248 :
イラストに騙された名無しさん:2005/09/24(土) 12:19:48 ID:JmtJ6VSt
[^
249 :
無名草子さん:2005/10/08(土) 11:48:37 ID:XxDn9A8Y
e
250 :
イラストに騙された名無しさん :2005/10/23(日) 23:15:08 ID:ChYK+84v
@
【「中小の定義」】
★あなたがそうだと思うものが中賞・小賞です。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
★投票理由の例(こう思う作品に投票しよう!)
□中賞
「面白い」作品の中で、「大賞」に投票しない理由のあるもの
・充分に面白い作品だったけど、大賞と言うには惜しい点がある
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・充分に面白い作品だったけど、今期上位かと言えば迷う
・充分に面白い作品だったけど、焼き直しのような気がする
・充分に面白い作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
十分に面白かったのですが、可もなく不可もなくという感じなので。
□小賞
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
・あまり面白くない作品だったけど、きらりと光る将来性を感じる
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
・あまり面白くない作品だったけど、飛び抜けた個性を持っている
・あまり面白くない作品だったけど、──俺は大好きだ!
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
全体的に凡庸だけど、ヒロインのキャラは素晴らしい!
【中小概要】
●基本的には、中小意図に反しない限り大賞ルールに準拠します。以下が詳細となります。
□対象作品:
・2005年7月〜12月発売の本の中で、『貴方がライトノベルだと思うもの』全てです。
・2005年下半期刊行リストはこちら。リストにない作品でも期間内発売であれば投票可能です。
少年
http://d.hatena.ne.jp/Idle/00060101 少女
http://d.hatena.ne.jp/Idle/00060102 □投票方法:
・各賞最大5票まで。感想、又は理由を、作品毎に必須のこと。
・投票する作品名は、前後に<< >>を付けて解りやすいように括りましょう。
※ 例:<<作品名>>(著:著者名/絵:絵師名/レ:レーベル名)
・なお、厳密に括られていない場合でも、集計人判断でカウントする場合もあります。
・上記のリストにある作品は、リストから作品名等をコピペすることを推奨します。
・どの賞への投票か、レスを分けるなど、判り易いようにしましょう。
□投票期間: 2006/01/14(Sat)〜2006/01/28(Sat)
・注意:タイムスタンプの日付が「2006/01/29(Sun)」となった投票は原則無効です。
●勝ち負けの賞では全くないので、適当に楽しみましょう。テキトー(・∀・)イイ!!
●中賞・小賞に関連しての雑談・質問・疑問・相談は、下記のスレッドへ
イベント運営・観戦スレ in ラ板 part5(
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1121258573/ ※ その際、投票期間中に票数を集計人以外が集計して公表しないで下さい
●中賞
<<わたしたちの田村くん 2>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
今回は主人公のだめな所が前面に出ていて、前巻ほど楽しめなかった。
けれどその分、ヒロインたちの魅力があふれていたのは良かった。
あとがきに続きが出る可能性があるみたいなことが書かれていたけど、
きれいに終わっているのでこのまま終わって欲しいような、続きが読みたいような、むずむずする気分。
<<ある日、爆弾がおちてきて>> 【著:古橋秀之/絵:緋賀ゆかり/レ:電撃文庫】
心温まる話、少し気持ち悪い話、考えさせられる話、いろいろあるけれど基本はボーイミーツガールな短編集。
「むかし、爆弾がおちてきて」のじんわりくる感じが好き。
他の短編もどれも面白い。良作。
<<銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
タズサのライバルであるドミニクと至藤が主人公のこの巻。
4巻の時も思ったけど、タズサが主人公でない方が面白い気がする。
一人一人描き分けられている演技描写がすごすぎる。
次巻が最終巻ということなのできれいに終わってくれることを期待。
<<アンダカの怪造学 II モノクロ・エンジェル>> 【著:日日日/絵:エナミカツミ/レ:スニーカー文庫】
デビュー時はあんなに騒がれていたのに、めっきり話題に上らなくなった日日日。
でもこの巻といい、「狂乱家族日記 参さつめ」といい、どんどん面白くなっていると思う。(蟲は微妙だったけど)
前回最強の魔王が登場したからどうなるかと思っていたストーリーも、また一風違う世界の危うさを見せてくれたし、
新たに登場した舞弓は個性的で良かったし、続きが楽しみ。
<<イリスの虹>> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
七月はフィリシエラがこけて以来迷走していた気がする。でも久々に面白い本が来た!
普通の男の子が能力を持つ女の子と出会い、ともに戦うというオーソドックスな話だけど、
イリスやハーピーなどの登場人物が、なかなか魅力的に描けていたと思う。
テーマである孤独についても少し考えさせられた。
でも、もう少し敵にフォローがあって欲しかった。
●小賞
<<クリスマス上等。>> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】
始めはお馬鹿なノリだったのに、あれよあれよという間に大事件に巻き込まれていく勢いのある展開が面白かった。
何にも考えずに楽しめるので、一気に最後まで読んでしまった。
今期の新人の中では一番お勧め。
<<憐 Ren 遠いキモチと夢色のソラ>> 【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ:スニーカー文庫】
地味に続いてきた憐もこれで最終巻。
ストーリーはきれいにまとまっていたし、その後のエピソードもいつもの憐らしくて良かった。
「憐 Ren 〜routine〜」のような日常の話がもっと読みたかったなあ。
<<シナオシ>> 【著:田代裕彦/絵:若月さな/レ:富士見ミステリー文庫】
富士見ミステリーで珍しくちゃんとミステリーしているこの作品。
前作「キリサキ」を読んでなくても全く問題ないが、読んでおくとより良くだまされる。
謎解きは、なるほどなあと感心させられるが、そうだったのかとすっきりする驚きが少し足りないと思った。
「平井骸惚此中ニ有リ」の最終巻も面白かったし、次の本も期待。
<<薔薇のマリア III. 荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐>> 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:スニーカー文庫】
II巻から引き続き悪の集団SmCとの戦い。
SmCと秩序の番人との全面対決の場面では、あまりの展開に唖然としてしまった。
主人公が一番ひ弱というはかなり珍しい気がするが、それだけに成長していく様が見ていて頼もしかった。
<<ニライカナイをさがして>> 【著:葉山透/絵:山都エンジ/レ:富士見ミステリー文庫】
いまどきアイドルに強引に連れられて逃避行ってのは、どうなんだろうと思いながら読み始めたが、
リカの率直な感情表現にやられてしまった。
主人公の設定なんかは、最初の段階で読めてしまったのであまり驚きとかはなかったが、
読み終わった後になんとなく沖縄に行きたくなってしまったので、良い本だなと思った。
●中賞
<<バード・ハート・ビート 舞姫天翔!>> 【著:伊東京一/絵:pako/レ:ファミ通文庫】
伊東京一復活記念。王道ボーイ・ミーツ・ガールの良作。ミルヴィルちょう格好いい。
読んでいて爽快な気分になれる、ど真ん中直球ストーリーでわりと万人にお勧め。
<<憐 Ren 〜routine〜>> 【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ;スニーカー文庫】
何でもない日常の一コマ一コマが輝いてる。なんでこんなに楽しそうなんだろう、こいつら。
この作者は、こういう日常話を書いてる方が断然面白いと思うんだが。
<<螺旋の王国>> 【著:広瀬晶/絵:櫻ゆり/レ:コバルト文庫】
表紙が死ぬほどBL臭くて、中身もちょっとそれっぽいんだけど、
静謐でプラトニックな雰囲気で相殺される境界線作品。掘り出し物。
<<不思議使い>> 【著:葛西伸哉/絵:URA/レ:MF文庫J】
永遠の零細作家・葛西伸哉に応援を込めて一票。
“七不思議使い”という発想が好みで。続刊前提の終わり方だけど、続きは……(´・ω・`)
<<殺×愛 1 ―きるらぶ ONE―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
いやぁあざといなぁ。このあざとさがあまりに嫌味にならないのが不思議。
ナジミストとしては来夏が完璧にピンポイント爆撃なんだけど、死亡フラグが……(つД`)
●小賞
<<影≒光 シャドウ・ライト>> 【著:影名浅海/絵:植田亮/レ:スーパーダッシュ文庫】
マヤウェルの幼なじみの扱いに凹んだあとで読んだら、ブラコンお姉ちゃんに癒されたw
作品としてはいろいろと問題がある感じだけど、続きにはちょっと期待してる。
<<実験小説 ぬ>>【著:浅暮三文/絵:----/レ:光文社文庫】
敢えてライトノベルだと主張させてもらおうかw とにかく変な作品がたくさん詰まった短編集。
バラつきはあるけど、「帽子の男」はマジで大爆笑ものなので必読。グレさんの頭の中は一度覗いてみたいw
<<隣人 SAKURA in Pale Rose Bump IV>> 【著:在原竹広/絵:GUNPOM/レ:電撃文庫】
別に全く面白いとも出来が良いとも思わない、だけどなぜだかどうしても嫌いになれない作品。
今回も大して面白くないんだけど、なぜだかこの作品はそれでいいんだと思ってしまう……なぜだ。
<<レヴィローズの指輪 黎明の欠片>> 【著:高遠砂夜/絵:起家一子/レ:コバルト文庫】
全18巻、よく最後まで頑張って付き合ったなぁ自分。
とりあえずラストが想定していたものよりずっと良かったので、それで満足。
258 :
イラストに騙された名無しさん:2006/01/24(火) 22:06:21 ID:N1YWo6uk
●中賞
<<わたしたちの田村くん 2>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
面白くはあるが主人公がうだうだしすぎ。尤も女から見た男という点ではこうかも知れん。
自分男ワナビですが女視点の恋愛モノを書いたときに「男から見た女」にすぎないと批評されたが
それを裏返しにした感じ。(ちゅーか作者女だよな?女じゃなきゃ痛すぎだ俺。)
<<マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】
短編集だったのでこっちで投票。志摩子兄と柏木という、作品的には完全に少数派な男性キャラが
ともすれば固定しっぱなしになってしまいそうな作品の流れを上手く調節してます。
<<空ノ鐘の響く惑星で (9)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
サービス満点なドレス姿に二人の譲り合いに求婚シーンまで盛りだくさんだが少し萌えの方だけに偏りすぎな気がする。
次巻以降への引きは相変わらずお見事で、新章への区切りとしては上等以上の物だが如何せん7,8より少し下かな。
という、物凄い贅沢なことを言えるのもこれが安定したシリーズゆえ。
<<キーリ VII 幽谷の風は吠きながら>> 【著:壁井ユカコ/絵:田上俊介/レ:電撃文庫】
最終巻を目前に少し影が薄くなってしまった感じ。
ここに来ては難しいと思うがもう少し行動に出て欲しいかなー。
こっちなんかあんまり活気がないからあげますね
●中賞
<<殺×愛 1 ―きるらぶ ONE―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
ああ、前刊に引き続きあざとい。しかしはかなげな学生生活みたいな空気が良い。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
面白かったんだよ、でも大賞とは何か違う気がするのだよ。
アリスの魅力じゃなくて、不思議な力が描かれているだけ、に見えるのが惜しい。
<<レジンキャストミルク>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
虚軸の設定が面白い。ヒロインも可愛い。でも秀才君の描き方がちょっと不満。
<<シャンク!!ザ・ロードストーリー VOL.1 古木の森>> 【著:秋田禎信/絵:つたえゆず/レ:スニーカー文庫】
薄っ!そして絵がへt(ry ラノベと古典の中間みたいなファンタジー。
シャンクの地味な戦いぶりやブリアンの想いもいいが、いぶし銀的な盗賊仲間もナイス。
<<サマー/タイム/トラベラー (2)>> 【著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/レ:ハヤカワ文庫JA】
この作品を語るには青春といわなければなりません。そんな感じ。
●小賞
<<愛と哀しみのエスパーマン>> 【著:秋田禎信/絵:渡真仁/レ:富士見ファンタジア文庫】
罪状:マクーだな。大ちゃんかっこ可愛いよ大ちゃん。
<<超妹大戦シスマゲドン 1>> 【著:古橋秀之/絵:内藤隆/レ:ファミ通文庫】
これ、どうみても妹萌えじゃ な い よな… むしろ燃えとネタ。
店頭ポップボツ案「甘えるぞ妹! 萌え尽きるほどキュート!」他多数。
261 :
ロゴ作:2006/01/28(土) 21:07:09 ID:qdhMrlC1
●中賞
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル (6) 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/レ:電撃文庫】
川上稔にはこれを求めていた。
上巻とあわせてこれまでの問題をリセット、再構築する話。
1章ごとに各世界との交渉を解決する構成はバランスがとれいてとてもよい。
……つーか今までのも1〜5まで同じぐらいの分量で出来たんじゃねーの?
長いシリーズやりたいために水増ししたんだろうか?
終盤の展開は減点対象。新条の怪我と詩乃の死は強引すぎなご都合展開。
全竜交渉のやりなおし展開とか、シリーズ開始時に大まかなプロット作ったんだと思うけど、
そのまんま進めた結果こういう歪がでているように感じる。
<<マグナ・スペクトラ 緋の剣は誰がために>> 【著:秋田みやび/絵:藤田香/レ:富士見ファンタジア文庫】
美人で無敵なお姉ちゃんと、こき使われる弟。二人は無骨な大男に連れられた謎多き美少女に出会う。
……なんてどこの富士見ファンタジア文庫で10シリーズ以上はありそうなシチュエーションでありながらも、
信じられないような展開を見せてくれるのがこの作者。
続きが見たいけど、多分打ち切りなんだろうなぁ……
<<平井骸惚此中ニ有リ 其伍>> 【著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/レ:富士見ミステリー文庫】
人が死ぬというのは忘れ去られたときと言います。
平井骸惚という人が生きたということを語り継ぐ人が居るということ。
この本の中には確かに平井骸惚が生きていました。
<<戦う司書と恋する爆弾>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
独特の世界観で時間を超えた愛の奇跡を起こした二人の物語。
でも戦う司書って無くても問題なさそうだったなぁ
<<かくて背信の旅はおわる トワイライト・トパァズ 4>> 【著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/レ:ファミ通文庫】
シリーズ通して不幸な目にあいまくったトパァズの成長物語としてとても楽しめた。特におっぱい。
千年賢者シリーズとしてのこの世界での続編をまた読みたい。
262 :
ロゴ作:2006/01/28(土) 21:08:02 ID:qdhMrlC1
●小賞
<<憐 Ren 遠いキモチと夢色のソラ>> 【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ:スニーカー文庫】
とても爽やかな終わり方をしてるのに妙な暗さがある作品。
この作者の次シリーズに期待。
<<Holy☆Hearts! 8 夜明けを告げる、ほほえみです。>> 【著:神代明/絵:緋賀ゆかり/レ:スーパーダッシュ文庫】
殺伐とした事件が起きているのに、ほのぼのまったり終わったような錯覚を感じる。
続編希望。
<<銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
サブキャラを通して主人公の凄さを表現するという手法で見事に成功している逸品。
<<新六門世界RPGリプレイ (3) やりすぎ射手と燃える森>> 【著:北沢慶、グループSNE/絵:剣康之/監:安田均/レ:富士見ドラゴンブック】
リプレイでこんなドラマチックな恋愛するNPCヒロインはじめてみたw
他に入れるの思いつかなかったので4票で。
●中賞
<<戦う司書と恋する爆弾>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
燃え&アイデア賞かな。ハシュミッツの投石で戦う姿にも痺れたが、
コリオと猫色の姫様の恋愛、これが本作の核だろう。良いアイデアだったと思う。
<<ニライカナイをさがして>> 【著:葉山透/絵:山都エンジ/レ:富士見ミステリー文庫】
強気で可愛いアイドルと沖縄旅行してみませんか?
というコンセプトで書いたであろう青春小説。
王道的な話であるからこそ作者の技量が問われると思うが、この作品は非常に良く書けてる。
8割以上はリカというヒロインの魅力で構成されているがw
でも、こういう二人きりで旅をするなんて小説においてはキャラクターが一番重要ではないか?
リカの魅力は、日常の何気ない仕草や言動、一緒に旅をすることで垣間見せてくれる色んな表情から出ているが、
こういう普通の娘を記号的設定に頼らず魅力的に描く作者の技量は素晴らしい。
それでも中賞にしたのは、主人公の設定が物語のための道具的に感じられしまったので少しマイナスしたから。
<<わたしたちの田村くん 2>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
1巻の引きからどう締めてくれるのか期待してたが、無難だけど上手い〆だったと思う。
田村くんは序盤グダグダだったけど、〆るべきとこで〆てくれたし。
相馬は相変わらず可愛いし、松澤も新たな面を見せてくれたし。
<<レンタルマギカ 竜と魔法使い>> 【著:三田誠/絵:pako/レ:スニーカー文庫】
ホントにかる〜い小説だし、ストーリーが特別面白いとか上手いとかはないんだけど、
キャラクターが良いんだなぁ。特にアディ。金髪ロールのプライド高いお嬢様。
<<さよならトロイメライ 5 ノエル・アンサンブル>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
4巻に比べて萌え分が少ないよー、ってことで中賞の方で選択。
萌えっつーより長峰さんの燃え小説だったな。
相変わらず主人公の一人ぼけ突っ込みは冴えてるし、ネタもジャストミートだったのは○。
次巻ではお嬢とやっちんの出番を増やしてください。
●小賞
<<パラケルススの娘 (2) 地下迷宮の王女>> 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
素直になれない婚約者が可愛い。独占欲丸出しなところがとにかく可愛い
そういうお話でしたw
<<ポケロリ なかよしの章>> 【著:竹井10日/絵:池上茜/レ:スニーカー文庫】
説明的だった1巻とは違って、作者も筆がのってきたのかやりたい放題やってるなとw
エロスやギャグにも切れが出てきた。
ただポケロリの数が増えてそれぞれの描写が少なめなのが残念。
<<私立! 三十三間堂学院 (2)>> 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】
萌え系イラストで女子校でハーレムなんてハーレム系作品ではありそうな設定で、
女の子のキャラを腹黒くして策略謀略な話に仕上がってるのが面白い。
腹黒いとはいっても可愛い程度なんだけど。
<<12DEMONS II>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】
殺伐とした設定に見せかけて実に甘いお話。ベタだし。
けど、キャラクターはそれなりに良かったかなと。
オチも萌えでよろしいw
●中賞
<<シフト―世界はクリアを待っている―>> 【著:うえお久光/絵:----/レ:メディアワークス】
ラストシーンが最高。つかあのエンディングのために本書はあると思う。
文庫なら大賞候補だったんだけどね。
これはかえって続刊出さない方がいいかも。
<<サクラ大戦巴里前夜 2>> 【著:あかほりさとる/絵:越智信次/レ:富士見ファンタジア文庫】
良いあかほりが出ている。シュラト以来のファンなのでこっち系に期待なのです。
ただ少々出版時期を逸してるのが気になるところ。
<<ソード・ワールド・ノベル 幸せをつかみたい! サーラの冒険 (5)>> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】
衝撃の引き!
ただ内容的に時代に置いていかれてるのが不幸。もう少し出るのが早ければねぇ。
<<食卓にビールを 5>> 【著:小林めぐみ/絵:剣康之/レ:富士見ミステリー文庫】
別人名義でもいいので魔王篇の作中作出版してください。
<<熾天使たちの5分後>> 【著:木之歌詠/絵:六羽田共/レ:富士見ミステリー文庫】
前作同様どうしようもない系の鬱話。
描写に木に竹を接いだようなところが多いのが若さですかねぇ。
●小賞
<<しにがみのバラッド。 (7)>> 【著:ハセガワケイスケ/絵:七草/レ:電撃文庫】
今回は長編でしたけど、ひさびさに初期の頃の雰囲気が戻ってきたかなぁ、と。
今後の短編に期待。
<<老ヴォールの惑星>> 【著:小川一水/絵:撫荒武吉/レ:早川文庫JA】
傑作SFだと思うんだけど、これは小川さんのラノベでないほうの作風なので…‥
<<鬼神新選 III 東京篇>> 【著:出海まこと/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
正直本編はどうでもいいんですが(暴言)付録の短編が凄くいい。
しかし乳はどうした>作者
<<新六門世界RPGリプレイ (3) やりすぎ射手と燃える森>> 【著:北沢慶、グループSNE/絵:剣康之/監:安田均/レ:富士見ドラゴンブック】
ラスボスに向かって「お嬢さんを僕にください」最強!
<<アルシャードffリプレイ オーディンの槍>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R/絵:井上純弌、石田ヒロユキ/レ:ファミ通文庫】
どーしてむさ苦しいおっさんどもの間でこんなに美しいラブストーリーが紡げるのか?
七瀬晶もったいねー。
●中賞
<<バード・ハート・ビート 舞姫天翔!>> 【著:伊東京一/絵:pako/レ:ファミ通文庫】
奇をてらったところのない、非常に爽快なボーイミーツガール。
テオの馬鹿みたいな真っ直ぐさは気持ちがいいし、
突然現れたリーンと幼馴染ララは、ベタベタなキャラ配置でも両者かわいくて言うことなし。
鳥に燃えて萌えれるのもポイント。
大賞にいれるにはもうワンパンチたりないけど万人にお勧めできる、まさに中賞のためにあるかのような作品。
<<シフト―世界はクリアを待っている―>> 【著:うえお久光/絵:----/レ:メディアワークス】
寝ている間ファンタジー世界へと飛ばされるというのはよくある設定だけれど、
飛ばされた者の中には怪物になる者もいるのに、妙に生活感のする世界の描かれ方が面白かった。
これで未完じゃなきゃ間違いなく大賞にいれてるんだけれど……。続きマダー?
<<青春時計>> 【著:川上亮、森橋ビンゴ、緋野莉月/絵:櫛衣けい/レ:富士見ミステリー文庫】
三人の著者が主要登場人物三人の視点をそれぞれ受け持って描いた、青春小説の快作。
著者・視点が代わっていくごとに事実が明らかになっていく、という形式で
三人で描いたとは思えないほど謎の配分が絶妙。
甘さ、ほろ苦さ、真っ直ぐさなど青春の色々なものが詰め込まれているいい話だった。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
吸血鬼になる以前、人間だった頃のジローを描いたシリーズ外伝。
ジロー熱いよジロー熱すぎるよジロー。100年の間によくもまあスレちゃったもんで。
秋山との別れの場面もよかったけれど、一番はあのかけ声の場面。漢だ。
●小賞
<<満月の涙の結晶は>> 【著:水玲沙夜子/絵:ホームラン・拳/レ:ホワイトハート】
序盤のメルヘンな雰囲気がなかなかいいなと思っていたら、実はグログロという鬼畜な話。
意思をもった目玉がたくさん、鍋の中でぐつぐつ煮込まれて、うわあああああああああ!!!
<<ブルースカイ>> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:早川文庫JA】
魔女狩りが舞台の一章は雰囲気抜群でゾクゾクして、大賞にいれたいくらい面白かった。
でも二章以降がさっぱり楽しめなかった。「少女」を描いた作品はもうお腹一杯。
こちらも終了でございます。
しばし集計作業に入ります。
お待たせいたしました。
中賞、及び小賞の発表を開始します。
中賞は全部で「38票(前回比-22)」、
小賞は全部で「25票(前回比-21)」をいただきました。
皆々様方、御参加御協力、有り難う御座いました。
まずは中賞から。
■:中賞作品別集計:■
□:1票:□
・ある日、爆弾がおちてきて
【著:古橋秀之/絵:緋賀ゆかり/レ:電撃文庫】
・イリスの虹
【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
・空ノ鐘の響く惑星で (9)
【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
・キーリ VII 幽谷の風は吠きながら
【著:壁井ユカコ/絵:田上俊介/レ:電撃文庫】
・レジンキャストミルク
【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
・AHEADシリーズ 終わりのクロニクル (6) 〈下〉
【著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/レ:電撃文庫】
・レンタルマギカ 竜と魔法使い
【著:三田誠/絵:pako/レ:スニーカー文庫】
・シャンク!!ザ・ロードストーリー VOL.1 古木の森
【著:秋田禎信/絵:つたえゆず/レ:スニーカー文庫】
・アンダカの怪造学 II モノクロ・エンジェル
【著:日日日/絵:エナミカツミ/レ:スニーカー文庫】
・憐 Ren 〜routine〜
【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ;スニーカー文庫】
・マグナ・スペクトラ 緋の剣は誰がために
【著:秋田みやび/絵:藤田香/レ:富士見ファンタジア文庫】
・サクラ大戦巴里前夜 2
【著:あかほりさとる/絵:越智信次/レ:富士見ファンタジア文庫】
・ソード・ワールド・ノベル 幸せをつかみたい! サーラの冒険 (5)
【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】
□:1票(続き):□
・青春時計
【著:川上亮、森橋ビンゴ、緋野莉月/絵:櫛衣けい/レ:富士見ミステリー文庫】
・食卓にビールを 5
【著:小林めぐみ/絵:剣康之/レ:富士見ミステリー文庫】
・熾天使たちの5分後
【著:木之歌詠/絵:六羽田共/レ:富士見ミステリー文庫】
・平井骸惚此中ニ有リ 其伍
【著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/レ:富士見ミステリー文庫】
・ニライカナイをさがして
【著:葉山透/絵:山都エンジ/レ:富士見ミステリー文庫】
・さよならトロイメライ 5 ノエル・アンサンブル
【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
・かくて背信の旅はおわる トワイライト・トパァズ 4
【著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/レ:ファミ通文庫】
・不思議使い
【著:葛西伸哉/絵:URA/レ:MF文庫J】
・銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago
【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
・サマー/タイム/トラベラー (2)
【著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/レ:ハヤカワ文庫JA】
・螺旋の王国
【著:広瀬晶/絵:櫻ゆり/レ:コバルト文庫】
・マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ
【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】
□□:2票:□□
・シフト―世界はクリアを待っている―
【著:うえお久光/絵:----/レ:メディアワークス】
・BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲―
【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
・殺×愛 1 ―きるらぶ ONE―
【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
・バード・ハート・ビート 舞姫天翔!
【著:伊東京一/絵:pako/レ:ファミ通文庫】
・戦う司書と恋する爆弾
【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
□□□:3票(最多票):□□□
・わたしたちの田村くん 2
【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
◆:中賞作品各評:◆
最多票──3票を得て中賞1位と相成った作品は、
電撃文庫で前回中賞でもランクインした田村くんの続編──、
[ わたしたちの田村くん 2 ]
でした。
続いてレーベル別集計に入ります。
レーベルごとに「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
なお、メディアワークスの単行本は電撃文庫として計上しています。
■■:中賞レーベル別集計:■■
「作数」 38票(-22)
11(. -8) 【電撃文庫】
. 4(. +1) 【角川スニーカー文庫】
. 7(. -6) 【富士見ファンタジア文庫】
. 6( 0) 【富士見ミステリー文庫】
. 3(. -2) 【ファミ通文庫】
. 1(. -3) 【MF文庫J】
. 3(. -1) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2( 0) 【集英社コバルト文庫】
. 1(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 0(. -3) 【講談社ノベルス】
「作数」 31作(-14)
. 8(. -7) 【電撃文庫】
. 4(. +2) 【角川スニーカー文庫】
. 5(. -2) 【富士見ファンタジア文庫】
. 6(. +1) 【富士見ミステリー文庫】
. 2(. -2) 【ファミ通文庫】
. 1(. -3) 【MF文庫J】
. 2(. -1) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2( 0) 【集英社コバルト文庫】
. 1(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 0(. -3) 【講談社ノベルス】
◆:中賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :11票 【電撃文庫】:
2位 :. 7票 【富士見ファンタジア文庫】:
3位 :. 6票 【富士見ミステリー文庫】:
順位はまたまた前回と同様となりました。
投票数がおおよそ半分になっているために、
電撃文庫、富士見ファンタジア文庫が順当に票数を落としましたが、
富士見ミステリー文庫は、前回と同じ得票を付ける結果となりました。
以下、4票【スニーカー文庫】は票数減の中で得票を上げ、
3票【集英社SD文庫】、同3票【ファミ通文庫】などは軒並み減少を見せています。
次に、「作数」集計です。
1位 :. 8作【電撃文庫】:
2位 :. 6作【富士見ミステリー文庫】:
3位 :. 5作【富士見ファンタジア文庫】:
やはりここでも票数減による純減を見せていますが、
票数では3位であった富士見ミステリー文庫が、
作数では留まったため、僅差で2位と浮上を見せています。
最後に、総評です。
◆◆:中賞総評:◆◆
おおよそ総票数が半分になってしまったため、
前回との比較でコメントすることが難しい状況となりました。
その中で、スニーカー文庫や富士見ミステリー文庫が、
前回と同規模の票数を留めているのが、特徴的ではあります。
一時期ガンダム文庫と呼ばれていたスニーカー文庫や、
地雷実験場との呼び声高かった富士見ミステリー文庫ですが、
この結果は、中層の面白さに位置する作品を順当にリリースした、
──レーベルとしての地力が生まれていると、見ることができるかもしれません。
では地力を固める中堅作家の供給層ともなる下位層から、
小粒を見つけ出す小賞へと発表を移ることにしましょう。
■:小賞作品別集計:■
□:1票:□
・私立! 三十三間堂学院 (2)
【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】
・12DEMONS II
【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】
・しにがみのバラッド。 (7)
【著:ハセガワケイスケ/絵:七草/レ:電撃文庫】
・隣人 SAKURA in Pale Rose Bump IV
【著:在原竹広/絵:GUNPOM/レ:電撃文庫】
・鬼神新選 III 東京篇
【著:出海まこと/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
・薔薇のマリア III. 荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐
【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:スニーカー文庫】
・ポケロリ なかよしの章
【著:竹井10日/絵:池上茜/レ:スニーカー文庫】
・愛と哀しみのエスパーマン
【著:秋田禎信/絵:渡真仁/レ:富士見ファンタジア文庫】
・シナオシ
【著:田代裕彦/絵:若月さな/レ:富士見ミステリー文庫】
・ニライカナイをさがして
【著:葉山透/絵:山都エンジ/レ:富士見ミステリー文庫】
・超妹大戦シスマゲドン 1
【著:古橋秀之/絵:内藤隆/レ:ファミ通文庫】
・アルシャードffリプレイ オーディンの槍
【著:菊池たけし、F.E.A.R/絵:井上純弌、石田ヒロユキ/レ:ファミ通文庫】
□:1票(続き):□
・パラケルススの娘 (2) 地下迷宮の王女
【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
・クリスマス上等。
【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】
・影≒光 シャドウ・ライト
【著:影名浅海/絵:植田亮/レ:スーパーダッシュ文庫】
・銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago
【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
・Holy☆Hearts! 8 夜明けを告げる、ほほえみです。
【著:神代明/絵:緋賀ゆかり/レ:スーパーダッシュ文庫】
・老ヴォールの惑星
【著:小川一水/絵:撫荒武吉/レ:早川文庫JA】
・ブルースカイ
【著:桜庭一樹/絵:----/レ:早川文庫JA】
・レヴィローズの指輪 黎明の欠片
【著:高遠砂夜/絵:起家一子/レ:コバルト文庫】
・満月の涙の結晶は
【著:水玲沙夜子/絵:ホームラン・拳/レ:ホワイトハート】
・実験小説 ぬ
【著:浅暮三文/絵:----/レ:光文社文庫】
□□:2票(最多票):□□
・憐 Ren 遠いキモチと夢色のソラ
【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ:スニーカー文庫】
・新六門世界RPGリプレイ (3) やりすぎ射手と燃える森
【著:北沢慶、グループSNE/絵:剣康之/監:安田均/レ:富士見ドラゴンブック】
◆:小賞作品各評:◆
最多票数──2票勢は、
順当に作を重ねる水口敬文、そして根強い人気を誇るリプレイ、
[ 憐 Ren 遠いキモチと夢色のソラ ]
[ 新六門世界RPGリプレイ (3) やりすぎ射手と燃える森 ]
以上2冊が同数1位と相成りました。
続いてレーベル別集計に入ります。
「票数」と「作数」の二通りから集計を行います。
なお、富士見ドラゴンブックは富士見ファンタジア文庫として計上しています。
■■:小賞レーベル別集計:■■
「票数」 全25票(-21)
. 5(. -9) 【電撃文庫】
. 4(. +1) 【角川スニーカー文庫】
. 3(. -1) 【富士見ファンタジア文庫】
. 2(. -6) 【富士見ミステリー文庫】
. 2(. -2) 【ファミ通文庫】
. 1(. -1) 【MF文庫J】
. 3( 0) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 1(. +1) 【集英社コバルト文庫】
. 1(. +1) 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 1(. +1) 【光文社文庫】
. 0(. -1) 【講談社ノベルス】
. 0(. -2) 【C★NOVELS】
. 0(. -1) 【新風舎】
. 0(. -1) 【碧天舎】
「作数」 全23作(-21)
. 5(. -9) 【電撃文庫】
. 3(. +1) 【角川スニーカー文庫】
. 2(. -2) 【富士見ファンタジア文庫】
. 2(. -5) 【富士見ミステリー文庫】
. 2(. -2) 【ファミ通文庫】
. 1(. -2) 【MF文庫J】
. 3( 0) 【集英社スーパーダッシュ文庫】
. 2(. +1) 【ハヤカワ文庫】
. 1(. +1) 【集英社コバルト文庫】
. 1(. +1) 【講談社X文庫ホワイトハート】
. 1(. +1) 【光文社文庫】
. 0(. -1) 【講談社ノベルス】
. 0(. -2) 【C★NOVELS】
. 0(. -1) 【新風舎】
. 0(. -1) 【碧天舎】
◆:小賞レーベル各評:◆
まずは「票数」集計です。
1位 :. 5票【電撃文庫】:
2位 :. 4票【角川スニーカー文庫】:
3位 :. 3票【富士見ファンタジア文庫】【集英社スーパーダッシュ文庫】:
次に、「作数」集計です。
1位 :. 5作【電撃文庫】:
2位 :. 3作【角川スニーカー文庫】【集英社スーパーダッシュ文庫】:
以上のような結果となっています。
票数減によって僅差となっているため、
あまり意味のある集計にはなっていませんが、
どのレーベルにも小賞候補は遍く存在している、と言うことはできるかもしれません。
最後に、総評です。
◆◆:小賞総評:◆◆
中賞と同じく、おおよそ総票数が半分になってしまったため、
やはり、前回との比較でコメントすることが難しい状況となりました。
とは言え、中賞との関連で見れば、
前回と同規模の票数である角川スニーカー文庫、
前回から票を大きく減らしている富士見ミステリー文庫は、注目ポイントです。
票数減の中でスニーカーが一定の票数を得ているのは、
レーベル中堅勢の下支えとなる雑多な作品が増えている表れと言えますし、
富士見ミステリー文庫は、もはやかつての地雷玉手箱状態から脱却し、
中堅層に特化した中賞向けのラインナップを揃えている表れ、と言えるでしょう。
◆◆◆:後書:◆◆◆
以上が今回の発表でした。
票数が増えていないとは感じていましたが、
半数程度になるとは、もう少し宣伝をしておくべきでした。
ただ、そんな中でも面白い傾向は見ることができますし、
ここに上げられた作品は、少なくとも、
誰かを「何かを語りたい」という気持ちにさせた作品です。
コメントを読んで、特攻していくのも一興、
特攻した後に落胆するのも狂喜するのも一興。
では。また。次の機会に。
願わくば、皆様が良い読書に巡り会えますように
そして、次は票数が増えますように。
乙でした。
【「中小の定義」】
★あなたがそうだと思うものが中賞・小賞です。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
★投票理由の例(こう思う作品に投票しよう!)
□中賞
「面白い」作品の中で、「大賞」に投票しない理由のあるもの
・充分に面白い作品だったけど、大賞と言うには惜しい点がある
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・充分に面白い作品だったけど、今期上位かと言えば迷う
・充分に面白い作品だったけど、焼き直しのような気がする
・充分に面白い作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
十分に面白かったのですが、可もなく不可もなくという感じなので。
□小賞
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
・あまり面白くない作品だったけど、きらりと光る将来性を感じる
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
・あまり面白くない作品だったけど、飛び抜けた個性を持っている
・あまり面白くない作品だったけど、──俺は大好きだ!
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
全体的に凡庸だけど、ヒロインのキャラは素晴らしい!
>>285の年度が間違っているので訂正。
『2006年度上半期ライトノベル板中賞』
『2006年度上半期ライトノベル板小賞』
●中賞
<<夏期限定トロピカルパフェ事件>> 【著:米澤穂信/絵:片山若子/レ:創元推理文庫】
地味に安定したミステリー。とても面白いけれど、インパクトやハマリ度では大賞ってタイプじゃないかなぁ。
小鳩くんと小山内さんの関係が今後どうなるかに非常に注目です。
<<SHI-NO ―シノ― アリスの子守歌>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
本スレがロリの巣窟になってしまいましたが、大丈夫です。(何が?)
森博嗣や西尾維新あたりのミステリが好きなら損はしません。
話とキャラがこなれてきた2巻で。
<<楓の剣!>> 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】
富士ミスの新人で王道に面白い。
江戸時代の素直でない幼馴染カップルが大活躍と、普通に面白い良作です。
<<カレとカノジョと召喚魔法 (6)>> 【著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
完結記念。
凄い面白いシリーズではなかったけれど、それなりに面白く、結構好きだった。
終わりも破綻なくうまく纏め上げたのでご苦労様。
<<空ノ鐘の響く惑星で (10)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
いつも安定して面白い。
今回は大賞ではなく中賞で投票しておきます。シリーズも佳境ですね。
中賞1番乗り? 小賞はまた今度。
290 :
289:2006/07/10(月) 10:29:46 ID:q5FpyOxl
小賞はまた今度と書いたが、リスト見てたら投票したくなったので、しとく。4作品で。
●小賞
<<学校の階段>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
学校の階段を走り回る部活!
というわけのわかんない設定で熱い青春ドラマをやってくれました。
ヒロインかと思われた部長がどうでもいいキャラだったり、同居の従兄弟の4姉妹の存在意義が微妙だったりと、突っ込みどころが多くて惜しいのが残念。
2巻は4姉妹の存在意義が出てきたけど、熱さが1巻のほうが良いので1巻に。
<<ネクラ少女は黒魔法で恋をする>> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】
それなりに面白く悪くはないんだけど、オチが読めすぎなのと、ネクラ少女が恋する少女に変わるのが早すぎる。
序盤の歪んだキャラをもっと引きずってほしかった。
<<ムーンスペル!! あの日と同じ月の下で>> 【著:尼野ゆたか/絵:ひじりるか/レ:富士見ファンタジア文庫】
完結記念。少々期待外れの感のある最終巻。
シリーズ通して悪くない出来なんだけど、今ひとつ抜け出せないまま終わった。
<<エクスプローラー2 憂感少女>> 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
富士ミス好きの俺としてはもう少し化けてほしい作品。新人頑張れ。
悪くはないが、推すほどのものもないかなぁ。
●中賞
<<奇蹟の表現 III 竜<ドラゴン>>> 【著:結城充考/絵:KEI/レ:電撃文庫】
渋く手堅く地味な作品第三弾。
自分的には超ツボなんだけど、商業的にどうよ? なので中賞。
<<フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】
面白いことは面白いが、今までと比べて小さくまとまってしまったイメージ。
連載追ってないので、発刊ペースの遅さも相まって中賞。半年に一冊くらい読めればなあ……。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 風雲急告―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
まだ決戦前の助走段階、かな。
あざののことだから、いずれ驚くほどの跳躍を見せてくれるとは思うけど。
<<銀盤カレイドスコープvol.7 リリカル・プログラム:Be in love with your miracle>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
こちらも同じく、決戦前の助走段階。
ラストは結局、リアに勝つor負けるの二択なんだけど、それでも先が読み切れないのは流石。
<<走って帰ろう!>> 【著:加藤聡/絵:緋呂河とも/レ:ファミ通文庫】
タイトルが良ければもっと売れたんじゃねえの? な一冊。
一チャリンカーとして惹かれるものがあるね。完結しちゃってて、続刊出るか怪しいけど……。
シリーズ物四つは、正直どうだろうなあ……。
292 :
291:2006/07/10(月) 17:59:19 ID:g9thsBny
●小賞
<<ソラにウサギがのぼるころ 〜twilight moon rabbit〜>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
僕らのダメヒーロー平坂読が帰ってきた!
厨臭さとオタ・2chネタ満載の癖に「俺はそれが大ッ嫌いなんだ!」と言わんばかりの中身と態度!
そこに痺れる憧れるぅ!!
<<天使のレシピ>> 【著:御伽枕/絵:松竜/レ:電撃文庫】
まだ若いみたいだから先があるさ、な一冊。
正直そこらに転がってるネット小説のがまだ面白(ry
<<哀しみキメラ>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】
まだ一巻だけだから先があるさ、な一冊。
ストーリー面白かったし、銀賞を取るだけの力はあると思う。
が、“モノ”というネーミングセンスの無さと薄っぺらすぎる情景描写が泣き所。
二巻では改善されてるかなあ……。
<<マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号>> 【著:東亮太/絵:Nino/レ:角川スニーカー文庫】
良いアイディアを文章で台無しにしている、地雷スキーにはたまらぬ一冊。
これほど盛り上がらない少女の一人称小説は始めて読んだわ!!
褒めちぎりスレ御用達の名品。というか褒めちぎった。
<<リリカル・ミステリー 盤上の四重奏 〜ガールズレビュー〜>> 【著:友桐夏/絵:水上カオリ/レ:コバルト文庫】
なんか小粒になってきたなあ……。
前二作のような『覇気』が感じられず、用意されているネタを消化しました、といった感じ。
それでも読ませる筆力がある分だけ良い作家だとは思う。
小賞は、良くも悪くも心に残っているのが選べて満足。
せっかくだからageておこう。
●中賞
<<薔薇のマリア IV. LOVE'N' KILL>> 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫】
巻を重ねても独自の世界観は健在。剣と魔法をベースにしながらも陳腐さは感じさせない。
この巻では主人公マリアローズの可愛さが異常。性別不詳キャラなのにというべきか性別不詳
キャラだからというべきか。変態率の高い脇キャラもいい味を出している。
<<SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
色々と気になる点もあるが、ヒロインの魅力で全ては打ち消される。
半野良猫のようなそっけなさと時折挟まれるデレのギャップで死にそう。
イラストもこれ以外は考えられないという程に合っている。
<<走って帰ろう!>> 【著:加藤聡/絵:緋呂河とも/レ:ファミ通文庫】
ロードレースネタというかなり珍しいネタを扱った作品。とにかく熱い。
自転車の知識はほとんどない自分でも楽しめた。
ファミ通はこういうのをちょこちょこ出すから侮れない。続きが出ない率が
高いのが難だが。or2
<<ぼくと魔女式アポカリプス>> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】
ちょっと捻くれたな主人公とちょっと暗い少女の切ないストーリー。
眼鏡で内気な魔女、TS主人公、内気な少女の身体を操る魔女等、ツボにハマる
要素が多かった。身体の欠損をトリガーとしての魔法発動というのも好み。
<<お・り・が・み 正の闇>> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】
脱力コメディな展開が多かったこのシリーズも段々とシリアスになってきた。
無理にシリアスな展開にするとグダグダになることも多いが、ちゃんと面白くなっている。
最終巻は大賞に推したいところだが、惜しくもギリギリ集計期間外……。
●小賞
<<制覇するフィロソフィア>> 【著:定金伸治/絵:エナミカツミ/レ:スーパーダッシュ文庫】
無性な女の子が哲学バトルで男塾パロというわけの判らない話。
下手すると核地雷になりそうなもんだが、割とまともな出来になってるのはベテランの技か。
<<学校の階段>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
男の子なら小中学生の頃に9割はやったことがあるであろう階段レース。
そんなものを大真面目に部活動として小説に書こうというのが良い。
まぁ色々と粗はあるのだが、全体的には爽やかで良い話だった。
<<ドラグネット・ミラージュ>> 【著:きぬたさとし 原案:賀東招二/絵:篠房六郎/レ:ゼータ文庫】
架空の海外ドラマの翻訳という体裁を取っており、中身の雰囲気もそれに合ったものと
なっている。洋モノ刑事ドラマでオカルトパンクをやった感じ。
おっさんを描かせたら俺内ランキングベスト5に入るしのぷーの絵も素敵。
●中賞
<<イリスの虹 II ミス・ミステイク>> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
前回のテーマ「孤独」に引き続き、今回のテーマは「失敗」。
どちらも誰もが抱える不安や悩みに根ざしているだけにすごく引き込まれた。
占いの描写がしっかりとしていて、ああ本当の占いってこんな感じなんだろうなと思った。
ただプールのシーンだけがやたらと明るく浮いていて違和感を感じた。
<<トリックスターズD>> 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】
メタフィクションと聞くと痛々しいというイメージしかなかったのだが、
この話ではメタな部分とミステリーがうまく交じり合っていて面白かった。
作者自身が自分の作品に突っ込んでいてちょっと笑った。
<<薔薇のマリア V.SEASIDE BLOODEDGE>> 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫】
いままでとは舞台や登場人物をがらっと変えてきていて、新たな気持ちで楽しめた。
ぶっ飛んでいてそれでいて芯の通ってるやつらがいっぱいで良い感じ。
バッカーノ、特にガンドールファミリーが好きな人にお勧め。
唯一の欠点はこの巻だけで完結していないこと。
<<カーリー 〓黄金の尖塔の国とあひると小公女〓>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
「ヴィクトリア朝」、「真夜中の秘密のお茶会」というキーワードだけでたまらない。
寄宿舎の生活は、世界名作劇場を思い出させるような穏やかな雰囲気が流れていてすごく良かった。
後半に行くにしたがって周りで張り巡らされていく陰謀に、主人公とともに強い憤りを感じた。
少し駆け足だっただけに、続巻がでるのがうれしい。
<<ドラグネット・ミラージュ>> 【著:きぬたさとし 原案:賀東招二/絵:篠房六郎/レ:ゼータ文庫】
今期やたらと創刊されたライトノベルの中で唯一読んだ本。
ハードボイルドな刑事の男と、誇り高い魔法使いの女とのでこぼこコンビが、
良質なアメリカの刑事ドラマを思わせて楽しめた。
始めはかたくなだった二人の関係が次第にほぐれていくのがじつに良い。
続きが出たら間違いなく買うと思う。
●小賞
<<電蜂 DENPACHI>> 【著:石踏一榮/絵:結賀さとる/レ:富士見ファンタジア文庫】
富士見ファンタジアとしては珍しくダークな感じが漂う作品。
ネットゲームが現実になるというのは読んだことがあるけど、
現実世界にゲームが持ち込まれるというのは珍しいように思った。
命を懸けて戦う真剣な所と、所詮ゲームだと楽観視する所が、
あいまって不思議な現実感がある。
読後の何か迫ってくる感じが独特な魅力を出していると思う。
<<“文学少女”と死にたがりの道化>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
野村美月さんの作品といえば、ラブラブでべたべたという印象が強かったのだが、
読んでみると切なくて鋭い物語だったので驚いた。
太宰治は読んだことがなかったのだけど、恐ろしいほどに引き込まれた。
キャラクターを掘り下げていくのは今後に期待といった感じ。
<<ホワイトデー上等。>> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】
最終巻もきっちり終わっていて良かったけど、個人的にはこの巻が好き。
ライトノベルとしては珍しく、恋人同士が意見のすれ違いでうまくいかなくなる話。
逃げることなく真正面からぶつかり合っていくのに好感が持てた。
最後まで一気に読めてしまうテンポのよさも相変わらずで良い。
<<SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
殺人事件を通して生の意味について知ろうとする少女が、妙に強い存在感を出している。
心を病んだ犯人達ばかりで読んでいると気分が沈むが、主人公と少女との穏やかなやり取りで救われる。
富士ミスで珍しくミステリーをしているのも好印象。
<<学校の階段>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
階段レースはまさしく青春の暴走という感じが強く出ていて面白かった。
特に最後のレースでは物語的にはありがちなんだけどそれでも熱く燃えた。
いまいちだった4人の家族も、2巻ではキャラがしっかりしてきていたし、意外に良作。
298 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/12(水) 21:49:25 ID:xzRH/awl
野球総合板から来ました。
こっちとあの上の賞ってどう違うの?
同じだったらコピペ書き直した方がいいぞ。
>>298 あのコピペは、ほぼ間違いなくライトノベル板以外の人間が書いたものだから。
ちなみにここは中賞・小賞。
大賞まではいかないけど、それなりに良かった作品を紹介するところ。
300 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/13(木) 15:20:29 ID:hOk8ZZWV
. __ __ _
. _ , '"´ ,. _ ___`丶、
. / ` / /´-‐ァー-ヽ \
. / /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ ただのがお突っ込みには興味ありません。
. / └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ',
. ,' ///!l .::j.:lイ仔くヽ/,.イ,.ム:.', l
. , '〈/f`| l ::l`' ゞゾ '´ rャjノ::.l:. | この中に前世が翼人・お米券大量保有者・そのうち超能力者がいたら
. | l:l :!:{、| l ::| マソハ: |:: | 私のところに来なさい。
. | l:l::i个| l ::l! l⌒ヽ′} .:}:.l:: l
. | lハ:l::{::', ::::{、 ヽ.ノ /.:/::.l:: l
. l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._ /.:/::::/l::;! これを菊門に突っ込んであげるから。
.. ',::{:{、:::ヽ\:\|.ゝ ` |フ´!::::/;:::/ 〃
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中賞で
<<ドラグネット・ミラージュ>> 【著:きぬたさとし 原案:賀東招二/絵:篠房六郎/レ:ゼータ文庫】
「銃と魔法」を思い出させる世界観と、篠房六郎のイラストが良い。
続編が出るまではゼータ文庫を失うわけにはいけない
とまで思った。
●中賞
<<七人の武器屋 天下一武器屋祭からの招待状!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】
七人のお子様が列車で遠くの街へ。修学旅行ノリが楽しい。つーかサブタイワロス
キャラもだんだん固まってきたようで、次巻が楽しみ。決死の行商が死の商人扱いとか、こういう明るくてアホで熱い作風は好き。
<<脳髄工場>>【著:小林泰三/レ:角川ホラー文庫】
この作者の作品はオチが同じものが多いけど、文章や会話が面白くて読んでしまうんだよなあ。
中短掌編集で個人的お気に入りは「C市」。クトゥルーへの対抗法を考える研究者が集う妖しい町、ぜひ映像作品で見てみたい。
ほかには超能力の掛け声が「ムッシュムラムラ!」の「アルデバランから来た男」、未来の自分からの助言「声」等も好き。
野球殿堂板にコピペあった。過疎スレだからどうでもいいけど。
時期関係なかったら「ラストマジック」推したいね。
ローテーション崩壊してるし、球団経営も崩壊してるけどw 面白い。
今のパリーグならまだ望みあったんだけどね。
●中賞×4
<<とらドラ2!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
正直大賞の方に入れたかったのだけど枠もれしたので中賞に。
どこで差が出たかというとヒロインキャラである大河や亜美やみのりん達の方向性が似ていたところか。
逆に言うとそれがあってこそゆゆぽ節が輝くのだけど。
デレ分をうまく後に残しながら進めれていると思うので今後も期待。
<<イリスの虹 II ミス・ミステイク>> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
メインヒロインである帚(ほらき)の魅力も1巻よりアップしてたし、読んでいて作品に引き込まれる力もあり面白かった。
読んでると帚の好物でもある生ホットケーキを食べたくなってくる。実行はしてないけど。
1巻では不登校っ娘だったけど最近いろいろと頑張ってる由子もいい感じ。
続きを書いて欲しいけど次作は違う作品っぽいのが最大の難点。
<<お留守バンシー>> 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】
今年の電撃小説大賞の作品。良作という言葉がぴったり。
まったり面白いです。そこが長所でもあり短所でも。
アリアたんかわいいよ。
<<流れ星が消えないうちに>> 【著:橋本紡/絵:----/レ:新潮社】
あまり書くと楽しみが減ってしまいそうなので詳しくは書けないけど泣けた。
一般小説よりの雰囲気も持ちながらライトで読みやすい。
ハードカバーなのもあり売れ線ではないけどいい作品。
●小賞
<<ソラにウサギがのぼるころ 〜twilight moon rabbit〜>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
会話は若干ぎこちないというか黒い。
一部シーンに前作ホーンテッドの焼き直し感もあったけど、作者の伝えたい内容ゆえだろう。
あと赤いゴスロリなのを突っ込まれると激しくモニョる(´・ω・`)
欠点も多かったけど何故か好きだし、人によって好みが分かれそうだけど人に勧めたくなるから不思議。よかったら読んでみて。
●中賞
<<お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文>> 【著:篠崎砂美/絵:尾谷おさむ/レ:GA文庫】
なんかお気に入り。お隣に引っ越してきたツクツク(トゥックトゥイック)さんの周囲に起こる
妙ちくりんな日常のお話。いつの間にか巻き込まれているほのぼの空間に癒されます。
<<いぬかみっ!9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ!>> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】
定番の一冊。キャラ話あり、ちょっと良い話あり、ifなバカ話あり、まったり話ありと、
どれもコンスタントにちゃんと楽しませてくれる。
<<学校の階段2>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
1巻から各キャラが掘り下げられていい感じの2巻。
周囲からは無駄と言われても打ち込める何かがあるのはいいな、
と階段レースの熱さに中てられたおっさんの一言。
<<パラケルススの娘 (4) 緋袴の巫女>> 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
特筆してこうというのは無いのだけど、安定して楽しませてくれるベテランの味。
期間内だったら、ゴールドベルグ変奏曲も入れたかったな……。まあ、下半期か。
306 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/22(土) 21:35:57 ID:2b5T66WT
●中賞
<<鋼殻のレギオス>>
<<鋼殻のレギオス2〜サイレント・トーク>>
デビュー作を完結させた作者の第二シリーズ。
滅茶苦茶ヒット飛ばしているようだが、内容は無敵主人公が学園都市に入って色々悩む話。で、色んな女の子とのフラグが立ちまくりと。
とはいえ、悪いわけではない。しかし、とりたてて褒めるべきところもない。まさに中賞にふさわしい。
<<抗いしものたちの系譜〜逆襲の魔王〜>>
富士見の有力新人デビュー作。悪いわけではないけど、謀略でもっと楽しませて欲しかったな……戦記モノとしても、一巻では仕方ないのだけどイマイチだし。
<<戦う司書と黒蟻の迷宮>>
去年の新人で最も面白かった人だったのだが、何だか失速気味。二巻は面白かったのだが。
モッカニアの過去を他人の視点で追うというのは本人が思い返すよりも更に強烈なインパクトを残し、そこは見事としか言いようがないのだが……二巻に比べてもイマイチ
●小賞
<<マテリアルゴースト>>
富士見新人第二弾。物語としては大した魅力もないのだけど、まあ、女の子が可愛いので投票。そこにしか魅力はなし
<<電蜂DENPACHI>>
ネットゲを現代でやったらって感じの話。まあ、その着眼点の斬新さは認めるが、物語が拙すぎ。よくわからんうちに終わった。
中賞
<<遠く6マイルの彼女>> 【著:ヤマグチノボル/絵:松本規之/レ:富士見ミステリー文庫】
ヤマグチノボルの日立シリーズ(笑)。今回は女教師モノです。しかも死んだ兄貴の元恋人という
特大の障壁、そこに悶々とする青年の苦悩が青春小説としても良作と感じます。
最後のほうの展開がややお約束という感じはしましたが、それを割り引いても中賞の価値はある一作。
<<キーリ VIII 死者たちは荒野に永眠る (上)>> 【著:壁井ユカコ/絵:田上俊介/レ:電撃文庫】
下巻が最高でしたが上巻もいいのです。厳しめに言ってしまえば下巻への繋ぎでそれ以上でもそれ以下でもないのですが、
しかしその「ただの繋ぎ」はとても難しいものだと思います。
<<大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝>> 【著:茅田砂胡/絵:沖麻実也/レ:C★NOVELS ファンタジア】
いやあのころのカヤタンが帰ってきましたよ。バルロ編とは想像してませんでしたし、
正直茅田がいまさらデル戦を書いてどうなるのかどうかとても疑問でしたが蓋を開ければこのとおり。
ありがとうカヤタン!
<<抗いし者たちの系譜 虚構の勇者>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
魔王サイドからの世界征服って言うのが結構新鮮。勇者から魔王へのジョブチェンジ(違)というのも
盲点を突かれた感じでとてもよい。今期の新人賞。ただ今回は続刊勢にそれ以上が多すぎた。
<<楓の剣!>> 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】
新人賞次点。江戸時代というのはラノベではあまり見かけない設定で新鮮に感じた。
内容のほうも特に破綻したところもなく、構成も巧み。
そして何より主人公カップルが幼馴染というのはいいものですね。
小賞
<<月の盾>> 【著:岩田洋季/絵:室井麻希/レ:電撃文庫】
やりたいことはわかった。
とてもいいはなしだった。
ただ、そこをもうひとつ突き抜けられなかった、そんな感じのする作品。
正直、岩田洋季という作家としては予想外の話だったし、こんな話も書けるのかという意味で驚いた。
ただ話の筋としては悪く言ってしまえば結構誰でも思いつくんではないかなという気がする。
<<A君(17)の戦争9 われらがすばらしいとき>>【著:豪屋大介/絵:玲衣/レ:富士見ファンタジア文庫】
はいはい戦争戦争。とりあえずもう少し展開させてくれないとなんとも。
さすがに「第2部」に入って4,5巻もあればもう少し戦局が動いても良いのではないか。
打開策を提示するのは難しいだろうがはっきり言って見ててつまらない。
戦術単位での逆襲話とかもうちょっと燃える話を希望。
虚構の勇者じゃなく逆襲の魔王のほうだった……orz
訂正。
<<抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
●中賞
<<鋼殻のレギオス>> 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
汚染された世界、移動する都市という一風変わった設定で、挫折した主人公の復活までを書いた作品。
最初から最後まで淡々としていた。
主人公が影響を受けて変わっていく感じも書けてはいるんだが、物足りない。
全体的に盛り上がりに欠けるが、個人的にはこんな感じで続いて欲しいと思った。
<<鋼殻のレギオス II サイレント・トーク>> 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
前作の続き。今回は汚染獣(雄)との戦闘あり。
派手な戦闘もやっぱり盛り上がり感が足りない。
今作でようやく隊員と仲間になった感じがする。
三巻もこんな感じがいいんだが、間違って面白くなってもいいよ。
<<BLACK BLOOD BROTHERS(S)2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
切ない話もあれば、お笑い中心の物もある、本編との繋がりも見える作品集。
「ネズミたちの夜」のもの悲しさは、行き詰まりを感じた吸血鬼にあるんだろうな。
「特区の少年王」はよくある感じの空気の読めなさが笑える。接待ぐらい覚えろと。
各話の間に入る挿話が結構いい味出してる。
「古城の一夜」が書き下ろしの過去編。
次作は香港の話を希望。
●中賞
大賞ほど思い入れはないので感想短めで。
<<ネクラ少女は黒魔法で恋をする>> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】
オーソドックスな展開で安心して読めました。最近の新人は超展開が多すぎw。
<<青葉くんとウチュウ・ジン(3)>>【著:松野秋鳴/絵:超肉/レ:MF文庫J】
これも読みやすい。主人公の漫才部という設定がすべて「ネタがすべる」という方向
でしか使われていないのがセツナス。
<<私立!三十三間堂学院(3)>>【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき /レ:電撃文庫)】
群雄割拠ラブコメの面白さが段々分かってきた。この調子で1001人出すまで続けてくれw。
<<覚醒少年 エクスプローラー>> 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
富士ミスらしからぬ作風。軽快なスパイアクションが読み応えあり。
<<イリスの虹 II ミス・ミステイク>> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
電撃作家養成ギブスでもあるのか?とさえ思われる量産中のシャナテンプレ(落ちもの+バトル)の
ストーリーの中でコレが一番作家の持ち味が出ている気がする。
●中賞
<<ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感>> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】
元アンチ活動家の罪を償うため、1巻からラ板大賞で推してきたが、そろそろ
推さなくても大丈夫かな?3冊目も期待を裏切らない出来。今期は3冊も出たの
で迷ったが、後の2冊は前後編なのでこちらを。「きっと、世界一の殺し屋に
なるぜ」「なぜか、あなたのことは嫌いになれない」死に際の台詞回しがたま
らない。
<<銀盤カレイドスコープvol.7 リリカル・プログラム:Be in love with your miracle>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
やっぱり最高。燃えと萌えが完全融合したライトノベルにおけるスポーツモノ
の最高峰。シリーズ完結にむけた序章だから投票からははずした。あと1冊に
なるか2冊になるかはわからないけど、続きが楽しみだ。
<<ランブルフィッシュ (10) 学園炎上終幕編>> 【著:三雲岳斗/絵:久織ちまき、山根公利/レ:角川スニーカー文庫】
学園ロボモノの傑作シリーズ完結。三雲はシリーズをたたむのが下手な傾向が
あるが、この完結はなかなか良かった。デビューから落ちる一方の筆力がこの
作品に限っては例外的によみがえってる。全体でみると中だるみもあるけど、
キャラも設定もプロットも楽しいシリーズ。未読の人は完結を機にぜひ。
ほかにも、BBB、エスクード、フルメタ、空鐘、円環などなど富士見、電撃、
スニーカーともに宣伝するまでもないシリーズは堅調だったと思う。大賞スレ
にも書いたが、今期は全体的に小粒な印象だけど、地味スキーな自分にとって
は新人、新作に意外な収穫があって結構楽しめた。中賞への投票とコメントは
は次点というよりは、投票漏れ。
中賞。
<<“文学少女”と死にたがりの道化>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
今まで読んだ野村美月作品の中では一番のヒット。人間失格に絡んだ心理描写が秀逸でした。
文学少女である先輩もいいですが、ツンデレ気味なクラスメイトの動向も気になるところ。
今後に期待。
<<桜乃きらほの魔法医カルテ>> 【著:月見草平/絵:裕龍ながれ/レ:MF文庫J】
しっぽが生えてしまう病気を治すためにクラスメイトで怪しい医者のもとへ……、という
一見ギャグのような出だしでしたが、中身は意外や意外シリアス分もかなりあって満足。
いやもちろん実年齢15歳で外見10歳の女の子の胸が成長する瞬間とかもよかったけどねっ。
今後に期待。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 風雲急告―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
スロースターターあざの耕平の本領発揮。盛り上がってまいりました。
この巻よりも次の巻はおもしろく、その次の巻はもっとおもしろくなるだろうということを予感させてくれました。
今後に期待。
<<七王国の玉座(1)氷と炎の歌>>【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:−/レ:ハヤカワ文庫SF】
貴方に合う本を探すスレで勧められて読み始めたシリーズ。
権謀術数が飛び交う異世界ファンタジー。まだ2巻までしか読んでないけど、これからおもしろくなる感が
ビシバシ伝わってきます。
今後に期待。
<<『わたしたちの田村くん』番外編 ひみつメランコリー>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:−】
集計には反映されないけど、それでも投票しちゃうぜっ。
電撃コミックガオ!7月号に付録として付いてきた「わたしたちの田村君」の番外編。
もうね、松澤が可愛すぎます。田村くん3巻マダー?
314 :
313:2006/07/22(土) 23:05:21 ID:SV5jwdNw
小賞。
<<カーリー 〓黄金の尖塔の国とあひると小公女〓>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
百合だと期待して読み始めたのですが、実は○○だったということで、ガーンだった作品。
いやストーリー自体はおもしろかったのですが。真夜中のお茶会とかまったりしてていい感じ。
<<お留守バンシー>> 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】
例年の電撃大賞受賞作のように、良くも悪くも手堅い出来。
まったりできました。
<<ソラにウサギがのぼるころ 〜twilight moon rabbit〜>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
平坂哲学全開。個人的には前作のホーンテッド!のほうが好きだったんだけど。
今後化けるか?
<<覚醒少年 エクスプローラー>> 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
特殊能力の使い方が秀逸な富士ミスからの刺客。
ツンデレいいよツンデレ。
<<制覇するフィロソフィア>> 【著:定金伸治/絵:エナミカツミ/レ:スーパーダッシュ文庫】
登場人物の全てが女だというのに異様に漢臭い作品。
哲学でバトルするという設定はおもしろかったけど、雰囲気が個人的に合いませんでした。
315 :
大賞スレ44:2006/07/22(土) 23:11:45 ID:yUSqnVXo
●中賞
<<ぼくと魔女式アポカリプス>> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】
ダークで異様な世界観、設定と、敵であるドルイドの探索というミステリの要素が掛け合わさったお話。
終盤で事実を明かしたドルイドが嘲笑う、甘酸っぱい出来事と救いのなさのコントラストが哀しくて切ない。
頑固なまでに自己犠牲的で、一方では天然眼鏡っ子の砧川も好きだ。
主人公があまり好きになれないのがマイナスポイント。
<<ストレイト・ジャケット7 イケニエのヒツジ 〜THE SACRIFICE 1st.HALF〜>> 【著:榊一郎/絵:藤城陽/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<ストレイト・ジャケット8 イケニエのロンリ 〜THE SACRIFICE 2nd.HALF〜>> 【著:榊一郎/絵:藤城陽/レ:富士見ファンタジア文庫】
俺自身が作者買いを続けるファンで、待ちに待ったシリーズで、作品自体はそれなりに楽しんでも、
なぜか人に勧めるだけの熱い物が残らない。榊一郎はそういう作家だと思う。
で、これ。物語が核心に迫り始める中、初期に見せた魔族に対する圧倒的な絶望感が薄れているのが痛い。
今回は魔族よりも戦術魔法士のほうが難敵というニュアンスのことまで言われてしまう始末。。。
そういえば捨てプリも進めば進むほど初期のやるせなさが薄れていったなあと思うことしきり。
それでも相変わらず黒い視点とそこからの救済は持ち続けていて、追いつめられたレイオットが「未練」を感じる場面とかヨイ。
自分自身の中では依然として最注目シリーズ。
レイオットが妙な物を手に入れてますます人間離れしていく昨今、誰よりも敵役のプリンにこそ頑張って絶望を演出してほしい。
●小賞
<<不思議使い (2) 階段のキューピッド>> 【著:葛西伸哉/絵:URA/レ:MF文庫J】
「都市伝説や階段の類は人間の認識を糧に生きている」というフェノメナの設定は悪くなかったと思うのだけど、
どうも階段の段数とか人体模型とか、燃えないというか力が入らない方向になってしまう・・・のが悪かったのか、
作者HPでは二巻で打ち切られ宣言。どなたにもお勧めできない作品になってしまいましたとさ。
俺は続きを買うつもり満々だったんだよ。。。
今期該当作のうち読了31冊。思っていたよりも読んでいた。大賞次点はとらドラ、銀盤。
316 :
306:2006/07/22(土) 23:28:28 ID:r92EqMkE
●中賞
<<鋼殻のレギオス>> 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<鋼殻のレギオス2〜サイレント・トーク〜>> 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<抗いしものたちの系譜〜逆襲の魔王〜>>【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<戦う司書と黒蟻の迷宮>>【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:集英社スーパーダッシュ文庫】
●小賞
<<マテリアルゴースト>>【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<電蜂DENPACHI>>【著:石踏一榮/絵:結賀さとる/レ:富士見ファンタジア文庫】
著者、絵師、レーベル忘れです。集計人さん、よろしくお願いします
317 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/22(土) 23:42:40 ID:K+C0n1W0
小賞の定義
□小賞
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
により、個人的にもうウンザリで空虚な哂いが出てくるモノ
えーい2冊いっぺんだー!
<<絶世少女ディフェンソル (2)>> 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】
<<レジンキャストミルク4>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
勘弁してくれ、大賞スレで上がっていたから、昨日から一揆読みしたんだが……
「セカイ系タームのオンパレード」以外に言葉が無い。
哂っちゃうような「恥ずかしかっこいいぜ」なルビ。 無理やり悩む主人公。
主人公の膨れ上がった自意識がセカイの滅亡とリンクする不自然さ。
セカイ系はもうお腹いっぱいなんだよー、プリンやツンデレで誤魔化しても無理なんだよー
もうちょっと痛快さを追求するとかハジケてしまえば、また別の面白さが生まれてくると
思うんだが、いくらなんでも料理しなさ過ぎでネタは古い。
ただし、レジンは鬱を楽しむのならこれはこれで…
中賞
<<夏期限定トロピカルパフェ事件>> 【著:米澤穂信/絵:片山若子/レ:創元推理文庫】
内容だけなら今期ベスト、だけど俺的にはライトノベルからもうほとんど外に出てる
と思うので、大賞じゃなくてこちらに。
小賞
<<狼と香辛料>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
少数派なことはわかってる、だが言わせてくれ。
話の筋はいい、アイデアもそこそこ。
でも俺はホロがとにかく大っ嫌いなんだ。なので小賞。
中賞
<<かのこん3>> 【著:西野 かつみ/レ:MF文庫】
良いよなぁこういうバカ小説(良い意味で)、下品な小説(良い意味で)
「あまえんぼさん」ですよ「あまえんぼさん」!
まあっ!それも学校で! (真っ赤
しかしなんですな、つまりセクースしないで、ありとあらゆるエッチな事を
やるわけですな今後? すげー楽しみ
「あまえんぼさん」に続く必殺技を切に希望するものである。
<<月の盾>> 【著:岩田洋季/絵:室井麻希/レ:電撃文庫】
正直驚いた一冊。 ちょっと電撃スレから俺の書き込みをコピペ
「月の盾」読了
いや正直
>>482と同様びっくり。
冒頭は「灰色」でうんざりした岩田洋季独特のクドイ文章でまたか…このスレに騙されたなと
思ったが、一気に読んでぼーぜん。 特には言わないが、有る箇所ではしばらく涙でページが
めくれなかった。
もちろん、灰色に良く見られたご都合主義や見えすぎる展開という欠点はあるが、十分な人物
描写力と抑制の利いた筆致がそれを補っている。
問題となる「絵」の描写も無理が無い。かなり絵画評論とかを勉強したとみたw
また、キャラクターとして主人公とその周辺が十分に自立している。主要キャラとそのエピソードで
誰一人削れないところまで削って、その描写にあてたのも潔い。
俺にとって完全に地雷だった灰色から比べたら信じられない良作。 作家って変わるんだねぇ…
しかしこのテーマで災難なのはイラストレータだよなコレw
評価:B+(ご都合主義というより、もつっと章題考えよう)
大賞に推してもよかったかもしれない……が、やはり一つ足りないので中賞で
●中賞
<<フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】
ハズレはないだろうなとは思っていたが突き抜けて面白いというわけでもなく。
クライマックスへ向けて助走、というところでしょうか。
ラストで気になる人が気になる単語を発していたのが気になります。
●小賞
<<S式コミュニケーション (1) 君はぼくを殺しにきた>> 【著:新木伸/絵:松崎豊/レ:ファミ通文庫】
帯の「新木汁200%!」というわけのわからん煽りだけで衝動買い。
ツンデレ幼馴染委員長がよかったのが救い。
後悔はしていない。
<<ぼくのご主人様!?>> 【著:鷹野祐希/絵:和泉つばす/レ:富士見ミステリー文庫】
イロモノかと思ったが意外と面白かった。
パラレルワールドの設定を活かしつつキャラクターの絡みを上手く描いている。
相変わらずミステリーよりもLOVEを売りにしているのはご愛嬌。
●中賞
<<がるぐる!<下>Dancing Beast Night>> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
面白かった、八雲の恋も実ったっぽいし、一応全部丸く収まったし、めでたく大団円?
バネ足の会話シーンはやっぱ面白い。
無印馬鹿の食事シーンとか、ヴぁんぷの虹の会議シーンとか、大勢がワイワイガヤガヤ話すシーンを書かせたら成田はピカ一だと思う。
葛原も相変わらず格好よかったし、シャーロットは可愛かった。
しかし…確かに面白かったんだが…
どうもデュラと犬はあまり好きにはなれない俺ガイル…
結局大賞には他の作品を入れてしまった。
<<されど罪人は竜と踊る Assault>> 【著:浅井ラボ/絵:宮城/レ:角川スニーカー文庫】
今回はガユスが意外に努力家と言う事が判明。
才能もそこそこあって頭もそれないりに良く、寝る間も惜しんで勉学&鍛錬にいそしみ、
なおかつ管財能力もある主人公なんて最近のラノベにはなかなかいないぞ。
それはそうと、ちょっと今回はエロに力入れすぎたんじゃないか?
眼鏡とクエロのセックルとか削っていいから、もうちょっと戦闘シーン増やしてくれよ。
せっかくジオルグ咒式事務所のフルメンバー揃ってるんだから、全員での戦闘が見たかった…
短編もいいけど、そろそろ長編が読みたい。
322 :
321続き:2006/07/23(日) 00:00:01 ID:VIw0IJKR
<<フルメタル・パニック〜燃えるワン・マン・フォース>>【著:賀東招ニ/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】
大賞に入れ忘れたー。なぜか期間外だと思ってたよ。
もう完全に終盤に向かって動き始めた感のある今回。
もうなんかどうでもいいからナミと一緒に暮らしちゃおうかな、などと考える宗助に、人間的な弱さが垣間見えて、
でもそこから立ち直る(というか、もう一度決意を固める)所が実に良い。
旧式・量産型とは言え未だ現役、信頼性とタフさならNo1という俺的な燃えのツボを押されまくりなサベージが、
バリバリ新型のM9やらなんやらを次々となぎ倒していく様は、いくらちょっと無理があるんじゃないかと言われても胸が熱くなるシーンだった。
読んでる途中でなぜかD-LIVEのスーパーカブの話が頭をよぎったな…
どれもこれも大賞に入っても問題はないんだが、今期はもっと良かったのがあった、というだけで…
うはwwwwww馬鹿wwwwwww1秒wwwww
惜しすぎる……(;;)
現在集計中。。。。。。
集計人じゃないけど
>322
OKらしいですよー、良かったね。
集計人さん、がんばってねーヽ(´ー`)ノ
327 :
322:2006/07/23(日) 00:12:16 ID:VIw0IJKR
集計人さんアリガトウ
頑張ってくださいー
無効承知で。大賞で疲れたので感想も軽めに。
<〈骨牌使い〉の鏡 I> 【著:五代ゆう/絵:宮城/レ:富士見ファンタジア文庫】
昔の作品なので当たり前なんですが、まさに正統派ファンタジー。導入という感じなので大賞選外。
挿絵の、カルタに刻まれた?線画のようなデザインがまたいいんだこれが。
6月に出た2巻まだ積んでますごめんなさい。
<ブギーポップ・イントレランス オルフェの方舟> 【著:上遠野浩平/絵:緒方剛志/レ:電撃文庫】
正直、ビートに入って買うのやめてたんですが、評判きいてこれだけ買ってみました。
うん。パンドラやペパーミントの頃の感じが少しあって、ちょっと嬉しかった。ちょっと、なので選外。
<リリアとトレイズ IV イクストーヴァの一番長い日<下>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
読みやすく、キレイにまとまってはいるんですが、アリソン1・3のようなサプライズが無い。
正直、アリソンシリーズを越えられるのかという疑問はあるんですが、
シリーズラストで伏線回収する気は満々のようなので期待はしてます。
<イリスの虹 II ミス・ミステイク> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
紅とか、円環とかなにやらロリ流行りらしいですがまだまだ甘い。
なんとこの作品のヒロインは逆成長です。どんどん幼くなっていきます。
成長してくロリよりよほど修羅の道です。俺はいったい何書いてますか。
<戦う司書と黒蟻の迷宮> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
1巻は悲しい人が救われた話。2巻が悲しい人が乗り越えた話だとすると、
この3巻は悲しい人達の悲しい話。切ない。
上のは中賞です。下が小賞
<抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
階段と狼は「新人らしからぬ」という感じだったのに比べて、これは新人の域を出なかった感じがあったので、
大賞次点でも中賞でもなく小賞。アイデアは良かったので、ギャグパートや文章、主観の移動がもうちょっとこなれてくれば……
<火目の巫女> 【著:杉井光/絵:かわぎしけいたろう/レ:電撃文庫】
次世代のライトな鬱展開作家の候補かなーと思ってるのですが、
平時からテンション低めな文章なので、まだまだ突き落とす高さが足りません。さあ目指せ秋山2世。嘘です。
2巻は主人公が足踏みしちゃった感じでイマイチ。三巻に期待。
〔 結 果 発 表 〕
ではまず、慣例どおり中賞の発表から参ります。
2006年上半期ライトノベル板中賞 総投票数66 うち番外1
〈 番外 1作品 〉
・わたしたちの田村くん 番外編 ひみつメランコリー 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:−】
※電撃コミックガオ7月号付録の短編
▽ 1票 39作品 ▽
・カレとカノジョと召喚魔法 (6) 【著:上月司/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
・月の盾 【著:岩田洋季/絵:室井麻希/レ:電撃文庫】
・キーリ VIII 死者たちは荒野に永眠る (上) 【著:壁井ユカコ/絵:田上俊介/レ:電撃文庫】
・空ノ鐘の響く惑星で (10) 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
・奇蹟の表現 III 竜<ドラゴン> 【著:結城充考/絵:KEI/レ:電撃文庫】
・がるぐる!<下>Dancing Beast Night 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
・私立!三十三間堂学院(3) 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき /レ:電撃文庫)】
・いぬかみっ!9 ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ! 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】
・とらドラ2! 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
・お留守バンシー 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】
・トリックスターズD 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】
・されど罪人は竜と踊る Assault 【著:浅井ラボ/絵:宮城/レ:角川スニーカー文庫】
・薔薇のマリア IV. LOVE'N' KILL 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫】
・薔薇のマリア V.SEASIDE BLOODEDGE 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:角川スニーカー文庫】
・ランブルフィッシュ (10) 学園炎上終幕編 【著:三雲岳斗/絵:久織ちまき、山根公利/レ:角川スニーカー文庫】
・お・り・が・み 正の闇 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】
▽ 1票 (続き) ▽
・ネクラ少女は黒魔法で恋をする 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】
・パラケルススの娘 (4) 緋袴の巫女 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
・青葉くんとウチュウ・ジン(3) 【著:松野秋鳴/絵:超肉/レ:MF文庫J】
・桜乃きらほの魔法医カルテ 【著:月見草平/絵:裕龍ながれ/レ:MF文庫J】
・かのこん3 【著:西野 かつみ/レ:MF文庫J】
・BLACK BLOOD BROTHERS(S)2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
・ストレイト・ジャケット7 イケニエのヒツジ 〜THE SACRIFICE 1st.HALF〜 【著:榊一郎/絵:藤城陽/レ:富士見ファンタジア文庫】
・ストレイト・ジャケット8 イケニエのロンリ 〜THE SACRIFICE 2nd.HALF〜 【著:榊一郎/絵:藤城陽/レ:富士見ファンタジア文庫】
・七人の武器屋 天下一武器屋祭からの招待状! 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】
・SHI-NO ―シノ― アリスの子守歌 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
・SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
・遠く6マイルの彼女 【著:ヤマグチノボル/絵:松本規之/レ:富士見ミステリー文庫】
・覚醒少年 エクスプローラー 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
・カーリー 〓黄金の尖塔の国とあひると小公女〓 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
・学校の階段2 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
・“文学少女”と死にたがりの道化 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
▽ 1票 (続き) ▽
・脳髄工場 【著:小林泰三/レ:角川ホラー文庫】
・流れ星が消えないうちに 【著:橋本紡/絵:----/レ:新潮社】
・お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文 【著:篠崎砂美/絵:尾谷おさむ/レ:GA文庫】
・戦う司書と黒蟻の迷宮 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:集英社スーパーダッシュ文庫】
・大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝 【著:茅田砂胡/絵:沖麻実也/レ:C★NOVELS ファンタジア】
・ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】
・七王国の玉座(1)氷と炎の歌 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:−/レ:ハヤカワ文庫SF】
□ 準中賞 2票 10作品 □
・走って帰ろう! 【著:加藤聡/絵:緋呂河とも/レ:ファミ通文庫】
・ドラグネット・ミラージュ 【著:きぬたさとし 原案:賀東招二/絵:篠房六郎/レ:ゼータ文庫】
・楓の剣! 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】
・抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
・鋼殻のレギオス 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
・鋼殻のレギオス II サイレント・トーク 【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
・BLACK BLOOD BROTHERS 5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 風雲急告― 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
・ぼくと魔女式アポカリプス 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】
・夏期限定トロピカルパフェ事件 【著:米澤穂信/絵:片山若子/レ:創元推理文庫】
・銀盤カレイドスコープvol.7 リリカル・プログラム:Be in love with your miracle 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
以上の10作品が準中賞を獲得しました。新レーベルから老舗まで幅広いラインナップとなりました。
そして、2006年度上半期の中賞は―――――――
☆ 中賞 3票 2作品 ☆
・フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】
・イリスの虹 II ミス・ミステイク>> 【著:七月隆文/絵:平野克幸/レ:電撃文庫】
賀東招二「フルメタル・パニック!」と七月隆文「イリスの虹」、それぞれの最新刊が同点でW受賞となりました!
「イリスの虹」は前回中賞で1票に引き続き、「フルメタル・パニック!」は2004年下半期(!)中賞で1票を獲得して以来のランクインとなりました。
○ レーベル別得票数 ()内は作家数 []内は作品数(シリーズでも別に計算)
1位 電撃 16 (13) [13]
2位 富士見F 15 (5) [9]
3位 富士見M 6 (4) [5]
4位 ファミ通 5 (4) [4]
MF 5 (5) [5]
角川S 5 (4) [5]
5位 集英SD 3 (2) [2]
6位 創元推理 2 (1) [1]
ゼータ 2 (1) [1]
以下1票 ハヤカワSF トクマEdge 角川H GA C★NOVELSファンタジア 新潮社
レーベルから見ると、数で勝る電撃、得票率で勝る富士見ファンタジアという傾向が感じられます。
全得票数のうち半分近くを上位2レーベルで稼いでいるのは純粋にすごいと感じます。
続いて、小賞の結果発表に移ります。
2006年上半期ライトノベル板小賞 総投票数33 無効・番外票なし
▼ 1票 23作品 ▼
・ムーンスペル!! あの日と同じ月の下で 【著:尼野ゆたか/絵:ひじりるか/レ:富士見ファンタジア文庫】
・マテリアルゴースト 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】
・A君(17)の戦争9 われらがすばらしいとき 【著:豪屋大介/絵:玲衣/レ:富士見ファンタジア文庫】
・覚醒少年 エクスプローラー 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
・エクスプローラー2 憂感少女 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
・SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
・ぼくのご主人様!? 【著:鷹野祐希/絵:和泉つばす/レ:富士見ミステリー文庫】
・マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 【著:東亮太/絵:Nino/レ:角川スニーカー文庫】
・“文学少女”と死にたがりの道化 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
・カーリー 〓黄金の尖塔の国とあひると小公女〓 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
・S式コミュニケーション (1) 君はぼくを殺しにきた 【著:新木伸/絵:松崎豊/レ:ファミ通文庫】
・ネクラ少女は黒魔法で恋をする 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J
・ホワイトデー上等。 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】
・不思議使い (2) 階段のキューピッド 【著:葛西伸哉/絵:URA/レ:MF文庫J】
▼ 1票 (続き) ▼
・お留守バンシー 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】
・絶世少女ディフェンソル (2) 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】
・天使のレシピ 【著:御伽枕/絵:松竜/レ:電撃文庫】
・哀しみキメラ 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】
・月の盾 【著:岩田洋季/絵:室井麻希/レ:電撃文庫】
・レジンキャストミルク4 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】
・狼と香辛料 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
・リリカル・ミステリー 盤上の四重奏 〜ガールズレビュー〜 【著:友桐夏/絵:水上カオリ/レ:コバルト文庫】
・ドラグネット・ミラージュ 【著:きぬたさとし 原案:賀東招二/絵:篠房六郎/レ:ゼータ文庫】
■ 準小賞 2票 2作品 ■
・電蜂 DENPACHI 【著:石踏一榮/絵:結賀さとる/レ:富士見ファンタジア文庫】
・制覇するフィロソフィア 【著:定金伸治/絵:エナミカツミ/レ:スーパーダッシュ文庫】
以上2作品が準小賞を獲得しました。
★ 小賞 3票 2作品 ★
・学校の階段 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
・ソラにウサギがのぼるころ 〜twilight moon rabbit〜 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
小賞は新人・櫂末高彰の「学校の階段」と『平坂節炸裂』の「ソラにウサギがのぼるころ」のW受賞となりました!
● レーベル別得票数 ()内は作家数 []内は作品数(シリーズでも別に計算)
1位 電撃 7 (7) [7]
2位 ファミ通 6 (4) [4]
MF 6 (4) [4]
3位 富士見F 5 (4) [4]
4位 富士見M 4 (3) [4]
5位 集英SD 2 (1) [1]
以下1票 ゼータ コバルト 角川スニーカー
こちらでは電撃作品は完全にバラけました。
またファミ通とMFが富士見の両レーベルをかわして電撃を追っています。
◇ 総評 ◇
毎回共通して言えることですが、今回も非常に多岐にわたる投票が見られてとても楽しかったです。
総得票数は前回に比べて中賞が+28、小賞が+8と大幅に減った前回よりも回復し、中賞だけならば2004年下半期のレベルに戻りました。
一方小賞は余り伸びがないですが、次回以降さらに増えてくれそうな予感はします。
今回は両方の賞でW受賞という結果になり、正直驚きました。またどちらの賞にせよ、いつものことながら1票作品の多さが目を引きました。
とりわけ中賞では次点すら10作品が並ぶというおそらく史上初の出来事が起こりました。
一方投票先の分化も進んだのか、小賞ではベスト4がすべて別レーベルになり、結構驚きました。
賞の特性ゆえか(単に知られてなかったからだと思うけど)変な荒らしが来襲することもなく、平穏に終わってよかったと思います。
そんなカオスな中小賞で初めて集計人という大役を勤めさせていただきましたが、
とてもいい経験になったと思います。どうもありがとうございました。
以上簡単なうえ乱文ですが総評を以って2006年度上半期ライトノベル板中小賞の発表を終わらせていただきたいと思います。
投票してくださった皆様、運営・感想スレの諸氏、大賞スレ集計人様、雑談スレその他の関係各氏、どうもありがとうございました。
追記:集計人初経験のため、また完全手作業のみの集計のため、
どこかに不備があると思いますので、その場合はカキコしてください。随時対応いたします。
乙〜
いや楽しみました、ありがとう
乙。
341 :
317:2006/07/23(日) 04:31:45 ID:C0a56QEj
ついでに言うと、椋本夏夜がイラストやってる本ってマジで地雷率高いよなぁ……
集計お疲れー
相変わらず中小賞は票の散らばり方が凄いな
そこがいいのだがw
343 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/28(金) 01:41:12 ID:iQkg4H4G
age
344 :
イラストに騙された名無しさん:2006/10/31(火) 22:21:10 ID:cKw6UxOL
保守
【「中小の定義」】
★あなたがそうだと思うものが中賞・小賞です。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
★投票理由の例(こう思う作品に投票しよう!)
□中賞
「面白い」作品の中で、「大賞」に投票しない理由のあるもの
・充分に面白い作品だったけど、大賞と言うには惜しい点がある
・充分に面白い作品だったけど、突き抜けるような特徴・個性がない
・充分に面白い作品だったけど、今期上位かと言えば迷う
・充分に面白い作品だったけど、焼き直しのような気がする
・充分に面白い作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
十分に面白かったのですが、可もなく不可もなくという感じなので。
□小賞
「面白い−つまらない」ボーダーライン作品の中で、
好みや将来性などで、「面白い」に傾く理由のあるもの
・あまり面白くない作品だったけど、きらりと光る将来性を感じる
・あまり面白くない作品だったけど、全体的にソツなくまとめられている
・あまり面白くない作品だったけど、飛び抜けた個性を持っている
・あまり面白くない作品だったけど、──俺は大好きだ!
・あまり面白くない作品だったけど、etc ……
例:く<隠れ小説>>(著:名無し 絵:名無し レ:2ch文庫)
全体的に凡庸だけど、ヒロインのキャラは素晴らしい!
【中小概要】
●基本的に、中小意図に反しない限り大賞ルールに準拠。以下詳細。
□対象作品
・2006年7月〜12月発売の本の中で、『貴方がライトノベルだと思うもの』全て。
・2006年下半期刊行リストはこちら。リストにない作品でも期間内発売であれば投票可能。 【作品リスト】
少年・男性向けレーベル1:
ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070101 少年・男性向けレーベル2:
ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070102 少女・女性向けレーベル:
ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070103 (参考としてのリストです。期間内に発売された『あなたがライトノベルだと思う』作品なら、リストになくても構いません)
□投票方法
・各賞最大5票まで。感想、又は理由を、作品毎に必須のこと。
・感想や理由がない投票は無効票扱い。あまり短すぎても無効票にする可能性があります。
・投票する作品名は、前後に<< >>を付けて解りやすいように括りましょう。
※ 例:<<作品名>> 【著:○○/絵:□□/レ:△△】
・なお、厳密に括られていない場合でも、集計人判断でカウントする場合もあります。
・上記のリストにある作品は、リストから作品名等をコピペすることを推奨します。
・どの賞への投票か、レスを分けるなど、判り易いようにしましょう。
□投票期間
06/07/10 00:00:00 〜 06/07/22 23:59:59 まで。
06/07/23 00:00:00 以降となった投票は無効。
ただし日程中に丸一日サーバーがダウンするなどのトラブルがあった場合は大賞スレと同じく延長などの措置をとる。
●勝ち負けの賞では全くないので、適当に楽しみましょう。テキトー(・∀・)イイ!!
●中賞・小賞に関連しての雑談・質問・疑問・相談は、下記のスレッドへ
イベント運営・感想スレッド part6
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1152715135/ ※ その際、投票期間中に票数を集計人以外が集計して公表しないで下さい
※ ただし今回集計人を務めます私の使っているプロバイダがよくアク禁されることがあるため、結果を貼れない可能性があります。
その場合避難所等で転載要請いたしますので有志の方転載をよろしくお願いします。
投票期間を前回のものをそのまま掲載してしまったので訂正します。
●投票期間は、タイムスタンプが
07/01/13 00:00:00 〜 07/01/27 23:59:59 まで。
07/01/28 00:00:00 以降となった投票は無効。
ただし日程中に、長時間サーバーがダウンするなどのトラブルがあった場合は延長する可能性があります。
●中賞
<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
まさに大団円と呼ぶにふさわしい最終巻。
この巻はなんと言ってもパンプキンの格好良さにつきる。
12巻だれることもなくずっと高いクオリティーを保ち続けたのはすごいの一言。
3人の関係が余りに大団円過ぎるのがちょっとだけ不満。
<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
ふたりの語り部が交互に語っていく物語。
一見接点がないかのように見える物語が次第に絡まり、一つの物語へとつながっていくのがすばらしい。
決して熱い語り口ではないのに、心に響いてくる。
C★NOVELS大賞は地味だけどいい新人が出てくるなあ。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
戦う司書シリーズはこれまでも面白かったけど、物語の軸となると思われる今回は特に面白かった。
最強のハミュッツが、何の力も持たないとしか思えないオリビアに恐怖するのは驚きだったし、
過去の記憶が蘇るにつれて浮かび上がってくる物語にもぐいぐい引き込まれた。
この先どう展開していくのか楽しみ。
<<ヤクザガール・ミサイルハート>> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】
ヒロインがヤクザの鉄砲玉ということを除いては、非常にオーソドックスなボーイ・ミーツ・ガール物。
オーソドックスなだけにヒロインとの心の交流や異能者同士のバトルなどテンポが良く面白かった。
一応この巻だけで完結しているけど、続きが出るならぜひ読みたい。
<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
転校生としてやってきた王女様のわがままに振り回される主人公達が面白い。
特にいがみ合っている二人が、ハウス長に叱られないように協力し、徐々に心を通わせていくところなんてたまらない。
暖かな寄宿舎での暮らしと、子供ではどうすることもできない現実とのギャップにも心がぐっとつかまれた。
幼年期が終わるということはもう寄宿舎の話は読めないのかなあ……残念。
●小賞
<<暗闇にヤギを探して>> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】
「ごめんなさい、おいしかったです」から始まる手紙のやり取りは、不思議な穏やかさがあって心地良い。
幼馴染の女の子の着ぐるみも重要な場面で心情をうまく表していて良かった。
最後がぶったぎりになっているのがちょっと残念だけど、続きが出るようなので楽しみ。
<<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
化学がちょっぴり得意なだけで他(特に魔法)はダメダメな主人公と、
「ジョン平」という名前からしてゆるゆるな犬(使い魔)との関係は心が和む。
魔法が日常的に存在する世界の設定と、主人公が魔法ではなく頭を使って事件を解決しようとする展開は結構好み。
ただ一言だけ言っておく。表紙の絵にはだまされるな。
<<七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】
お気楽なのりのファンタジーもひとまず完結。
今回も、熱い友情とどん底からはい上がる爽快感は健在。
何も考えずに楽しめる本が最近少なくなっているので終わってしまうのは残念。
いつかまた続きを書いて欲しい。
<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
何のとりえもない主人公が、運とハッタリだけでバトルロイヤルを勝ち抜いていくのが面白い。
前作の「おりがみ」を読んでいるので、ちょこちょこ出てくる登場人物にニヤニヤしっぱなし。
でも最後の話にはあまりにはっきり前作のキャラを出しすぎだと思う。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/
絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】
リレーノベルがいかにグダグダになるかを見事に表している一冊。
でも何とか話に筋を通そうとしている田代さんの論理と、最後を見事にまとめたあざのさんの実力はすごいと思う。
作家の皆が富士ミスについて色々言っているのは笑っていい……んだよね?
351 :
大賞スレ86:2007/01/14(日) 16:52:06 ID:sJFLzfnS
●中賞
というか次点賞。特に上3つは大賞と僅差だった。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
独特の世界観とそれを支える高い文章力が魅力。大賞とはまさに紙一重だった。
世界の「裏」が次第に明かされ、盛り上がりとしても素晴らしい。
次点にした理由を強いてあげれば、ヴォルケンのキャラが好きすぎた……
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
ここ見るような人には説明不要のシリーズ。
この巻も経済ネタ、恋愛ネタともにすばらしいクオリティ。
前の巻と比べて魅力の上乗せがあまり無かったので大賞からは外したが、
質はもちろん大賞クラス。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
非常に痛い話なのだが、「文学少女」の存在によってその痛みが中和され、
苦いけどほんわかするような不思議な感覚が得られる。
この巻ではそれ以外の女性キャラにも少しずつスポットが当たり、
ラストの引きもあって続きが非常に楽しみ。
ただ、盛り上がるであろう演説の場面でどうものめり込めなかった……
<<鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール>>
【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
少年漫画好きとしては、「実は最強」な主人公が活躍する話はなんだかんだ言って楽しい。
ハーレム化が進みすぎると冷めるので、男の脇キャラにスポットを当てたこの巻は良かった。
残念なのが、ライバル分が決定的に足りない……
<<神様のおきにいり (3) 【ぬれおんなの巻】>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】
巻が進むごとにしっかり主人公の考え方が成長している点が魅力。
またキャラもかわいいし、下半期に3冊出しているところもすごい。
話の盛り上げなどが多少弱い気がするが、これからをかなり期待しているシリーズ。
352 :
大賞スレ75:2007/01/15(月) 23:15:06 ID:FvU0NHYq
●中賞
次点賞ではなく中賞として
<<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児>> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】
あのTRPG界の変生物田中天がGMをした怪作、ナチスの超人軍団というのは敵組織として最高の素材だと知った
また地の分がまさに「快男児の物語」であり盛り上げてくれる。
GM「敵は"鉄血無敵機甲列車アイゼンドラッへ"1体ね。」
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
漫才が面白い、特にエロ後輩とサド彼女、そしてそれらに対する主人公のつっこみはパーフェクト、それだけが見所
だがそれだけを目当てに読む価値はある。
<<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
魔法の劣等性である主人公が科学を武器に好きな女の子のために戦い、勝ち、振られる話
魔法を「よくわからないもの」科学を「考えて解明するもの」と捉えているため、
必死に知恵を絞る普通の高校生の戦いが読める。重、いつか報われるからそれまで頑張って生き続けろ。
<<フレイアになりたい>> 【著:岡崎裕信/絵:中村博文/レ:スーパーダッシュ文庫】
難点はあるが勢いはあるというこの賞向きの作品という印象、未公開作品の続編に近い作品のため唐突に設定を喋りだすがそれも
一種の味とも受け取れる。テンションの高い奴が必死に戦う姿は良いものだ。だがしかし紅葉乱舞を読む方法はないのだろうか。
<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
女子高寄宿舎物というのはいいものだ、あとカーリー、相手が理解していないのを知った上でそんなことをさせるなんて最悪だw
そしてお前のリアクションは間違いなく変態だw、しかしそんな少女たちの生活と同時に時代の残酷さも書いているこの作品、
次巻の展開が全く予想できない。
大中小フルに投票すると読破数の半数に達してしまうので、中小を各一点だけ。
大賞次点ではない中賞、小賞用の選考です。
●中賞
<<暗闇にヤギを探して>> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】
不条理なキャラクターと文体が生み出す透明感がいい雰囲気。
そして、恥じらいながら紙を食べるヤギさんには某妖怪とはまた違った可愛らしさが。萌え。
だが、話がオチてない。
●小賞
<<桜乃きらほの夏色救急箱>> 【著:月見草平/絵:裕龍ながれ/レ:MF文庫J】
真面目で地味。
のっけから連珠や思考アルゴリズムを大まじめに解説し始めるセンスはこの人ならではだと思う。
前巻でキャラが少しおかしな方へ行ったお嬢様が委員長との仲直りで補正され、
ほかの登場人物も互いにうち解けてきていい雰囲気になってきたと思ったら、打ち切りですかこれ。
個人的には2巻がよくなかったと思うんだけど、実際どうなんだろうなあ。
●中賞
<<ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】
はねた理由:bug編自体があんま好きじゃないから。
……なんつーか、この辺は完全に好みの問題なんですけどね。
一編一編の辺り外れの大きさにしても。魔法使いの話とかは大好きな部類ですし。
そんなマイナスをはねとばして挙がる理由が一言。道具屋の話、最高。
ただひたすらに役目を果たすために、無茶を通して通し抜き、
後は知らぬとあっさりと、魅力的な舞台に背を向けたそのスタンスには惚れます。仕事人。
<<SHI-NO ―シノ― 愛の証明>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
……だって下巻だし。
こういう、上下巻構成でそれを表記しないのって最悪だとおもわへん?
何も表記無い無印の巻やのに、普通に「続く」で終わってるとかって、マジ腹たたへん?
とか、そんな理由ではねました。
内容について。正しく、純愛 なのだなぁ、とかなんとか。
この件についてのコメントは無粋かと?
<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
だって下巻(略)
後、これについてはこれ自体が激しく人を選びますね。
文体とか一人称の痛さとか。ぶっちゃけ、読みにくいですし。慣れますけど。
色々な謎や、伏せていたカードの開放感が素敵ではあるんですが──
正直、この巻だけ読むとすっごい微妙じゃね?
つーか、相変わらず主人公ズより脇役ズの方が余程良いんですけどこれ。
今からでも遅くないから長峰さんを主人公に(略)
<<盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1)>> 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】
思い入れだけでピックアップしたけど、やっぱこれ持ってくるの不味くねぇ? とかそんな理由。
これと、きくたけに出会わなければ、私の人生って変わっていたんだろうなぁ、とか。
在りし日のSNEの姿を思い浮かべるとちと涙腺に来たりします。
……本の内容についての解説が皆無なのは気にしない方向で。
●小賞
<<無限のファンタジア・リプレイ 七色の風をあつめて>> 【著:小林正親・井上鮭/レ:新紀元社】
実はこれをどこかで挙げようとゆーのが書き始めた理由。
はじめに言いますが、ぶっちゃけリプレイとしては致命的なまでに駄目です。
キャラに魅力ないしシナリオやロールはアレだし、ルール説明不足すぎてワケわかんないしご都合とかが鼻につきすぎるし、何より読んでて面白くないし。
それでも挙げた理由はただ一つ。
その合間に挟まる、小説パートの出来が無駄によかったというただ一点それのみです。
騙されたと思ってプロローグやキャンペーンのエピローグを立ち読んでみましょう。
騙されますから。
まあ、とりあえずなんだかんだと。
未だに大賞五つを絞れない段階なれど、文章のリハビリがてらはじき出した奴5つで組んでみんとす。
……この後、五つから漏れた7、8個についてはホントどうしたモノだか。
何気に今期は良作多すぎでしょう。
特にリプレイー
356 :
1/2:2007/01/20(土) 22:14:40 ID:1K3q2PBs
●中賞
<<パラケルススの娘 5>> 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
そうだな。帰ろうか、レギーネ。家へ――私たちの、家へ
4巻ががっかりのできだったので心配していましたが、今回は十分楽しませていただきました。
雇い主にもしっかり自己主張ができるようになった遼太郎君がいいです。( ;∀;)リッパニナッタナァ
伏線を回収しつつ、新たな伏線も張ってある、これからが楽しみな一冊でした。
<<お隣の魔法使い 不思議は二人の使い魔>> 【著:篠崎砂美/絵:尾谷おさむ/レ:GA文庫】
そういうのを見逃したらもったいないじゃないですか
前巻と同じまったりとした雰囲気で綴られた良作です。
これを書くために読み返した後書きに感心してしまったw
難しいことを考えず、楽しいものを楽しいと思える、素晴らしいことだと思います。
<<戦鬼 ―イクサオニ―>> 【著:川口士/絵:一之瀬綾子/レ:富士見ファンタジア文庫】
それ以前は、そうあることが当然と思っていた。失ってからは、もう戻らないと思っていた
なんというか、同情票です。多分、この人が一番恩恵を受け、一番損な役を与えられた人だと思うから。
硬めの作品だと思っていたら、結構ラノベらしい作品でした。
富士見の大賞を冠するには力不足だと思いますが、新人としては十分なできだと思います。
357 :
2/2:2007/01/20(土) 22:15:34 ID:1K3q2PBs
<<殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
それでも、僕は自分を偽らなきゃいけないんです
やっぱり、対価は払わないといけないと思うんですよ。という訳で、今回の展開は個人的におkなのです。
高天原センパイとのやり取りもよかったし。青春してるなぁw
ヒソカくんにはこれからも削られながらがんばって欲しいです。
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
それに、そうだ――ずっと嬉しかったのだ
ゆゆこは相変わらずいいものを書くねぇ。
同じことを繰り返さず、ちゃんと先に進んでいるのがいい感じです。
というわけで、これからもインコちゃんとゆり先生を応援していきたいと思いますw
358 :
1/2:2007/01/20(土) 22:17:37 ID:1K3q2PBs
●小賞
<<青い花の伝説>> 【著:八原ゆうき/絵:陸原一樹/レ:HJ文庫】
青い花を贈ることには、『お友達になりましょう』という意味があるのよ
オチと題名の絡ませ方に不覚にも感心してしまった。
懐かしい雰囲気の中に、若さを感じさせてくれた作品です。
<<陰月のヤジリ>> 【著:時海結以/絵:亜沙美/レ:HJ文庫】
涙が涸れたら、役目を思い出せ、おまえはサナだ
すごい地味な作品です。でもこの雰囲気が好きなんだよ。
こういう淡々と進んでいくお話もいいものです。
<<煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない>> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】
その日は朝から雨が降っていた。身体の芯まで凍りつくような季節外れの氷雨だった
この人の書く親父が大好きです。だから、書き下ろしの本日快晴が大好きです。
探偵真木をシリーズにして欲しいなぁ。
359 :
2/2:2007/01/20(土) 22:19:22 ID:1K3q2PBs
<<学園キノ>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
「あとがきの内容が本編にないんです……」
よくやったなぁ、という感想しかうかびませんw文庫化の神様、本当にありがとうw
趣味とふざけ満載の作者が楽しんでるのが読まなくても分かる、とても面白い作品でしたw
<<我が家のお稲荷さま。 (6)>> 【著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫】
「うん、まぁまぁ平和」
久しぶりだと思ってたけど、一年ぶりだったのか。
今までと変わらず、可愛らしい作品でした。クーがどんどん単純になってるような気もするけどw
さて、総評。
中賞に関しては三つは水準満たしてるけど目新しい部分が無い(と思った)、
一つは突き抜ける部分があった、最後の一つは同情票ってな感じ、
小賞は単純に好きだからって感じで投票しました。
今期は買ってる続き物が結構いいできでした。
新レーベルの作品も個人的に好みなものがあって良かったです。
逆に富士見で惹かれる作品が減ったのが残念だなぁ。
票は入れなかったけど、BBB、狼、星屑エンプレス、かぐや日記辺りも面白かったです。
それにしても、同じ祭りなのにこっちは投票数が少なくて悲しいなぁ。
まぁ、最終日までにはもっと増えてるかな。
●中賞
<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
とにかく完結オメ。
シリーズ全体的な話の展開についてはもうちょいと思うところもありますが、最終巻は綺麗にまとまり乙。
パンプキンの活躍に燃えました。
<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
年に1回出るかどうかの新巻が読めたことに感謝。
時間がたっても作品の雰囲気を損ねることなく、陰謀と駆け引きがマターリと展開されていきます。
久々にカラカラが楽しそうに活躍してるのが良し。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
前回大賞の1.2独占の作品の第3弾。
ホロとロレンスの関係に焦点が合わされて、なおかつ相場の信用売りの緊張感が再現。
1.2巻を超える面白になってると思う。
<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】
ああ、リネア様、リネア様。
この狂気の姫様の行く末を見るためにシリーズ追いかけていきますわ。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
覚醒しかけるコタローにガクブル。
全員集合したクーロンチャイルドにワクテカ。
そして陣内さーん。
ああ、やはりあざのは巻を重ねるごとに面白くなりやがる。
●小賞
<<SHI-NO ―シノ― 愛の証明>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
ロリ小説として名高い作品ですが、この巻の閉鎖空間での騙しあいはちゃんとミステリーしてます。
前巻からの続き的なところもありますが、新キャラもいい味だしてるし、解決法もまあ納得。
<<エクスプローラー 4 仇敵撃破>> 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
祝完結!(1部巻)
ツンデレカップルが一応素直になってひっついた感じでしょうか。粗はあるものの新人の最初のシリーズとしてはいい終わりではないかと。
<<つばさ2>> 【著:麻生俊平/絵:藤田香/レ:MF文庫J】
麻生のライト学園小説。麻生の味は薄味だけれど、よく目をこらすと麻生がいる。
麻生ファンはもうちょっと面白く出来るはずだと思いながら読むべし。いやまあ、そこそこ面白いけど。
中賞
<<ROOM NO.1301 #8 妹さんはオプティミスティック!>> 【著:新井輝/絵:さっち/レ:富士見ミステリー文庫】
毎巻冒頭の、本編数年後を描いたプロローグが好きで読み続けてる
シーナの離脱が近そうなど、話が動いてきた感じで続きが楽しみ。
<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
この手の地の文は読みにくく嫌いな人も多いだろうが
自分は気にならないタイプなので楽しめた。
小賞
<<二四〇九階の彼女>> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】
いいんだけどキノとかを連想してしまう…。塔の設定は好み。
もし続刊があるならば、主人公が目的地にたどり着けるのか気になるが
このタイプはあまり長いと飽きてきそう。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
楽屋ネタ、企画モノでグダグダなので評価が難しい…。
途中からラノベ作家が作品内で散々な目に遭うところが見所か。
特に3話目で自作のキャラと腕組んで歩いたり、ホテルに行くあたりは読んでて吹き出した。
<<イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ>> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
これも「オオカミさん」なんかと似たタイプの作品か。
設定やシリアスな要素がマイナスにならなければいいけど。
2巻以降ゴスロリ設定はどうなったのでしょう。
中賞
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
相変わらずこの人のはおっさんがかっこいいなあという印象。主人公がんばれ主人公。
今回は図書館内部の内紛が主題。前回からまいてあった種が芽吹いてそれを上手に回収した感じ。
欲を言えばその…もう少し動かないもんかなあ。
<<ノルマルク戦記 7 滅びの星輝くとき>> 【著:赤城毅/絵:小河原亮/レ:スーパーダッシュ文庫】
赤城颪が一度放り出した(出さざるを得なかった?)作品をとりあえず完結までもっていけたことは評価。
ただ主人公が(ネタバレになるため自粛)という展開は……いやあの展開から違うほうにいけってのは無理としてもな?
<<抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
淡々と進む謀略ラブコメの第三弾。と書くのがわからなくなってくるほどラブのかけらもねえ!w
なんというかそろそろラブか謀略一本かに絞りつつにしてくださいよな話。
ただし全体的に話が崩れるというほどでもないし、このバランスが作者の持ち味と考えれば納得が行かなくもない。
<<楓の剣! 三―かげろふ人形>> 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】
いやもうなんつーかありがとうございました。二人をもっといちゃつかせてくださいマジで。
お互いを想う心っていいものだー!って感じ。まあ逆に言えばそれだけ(というわけでもないけど)
<<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
『キーリ』『カスタム・チャイルド』のかーべいの新シリーズ。
かーべい作品の根幹を成す活動的な少女+やる気のない男という軸は今作も健在。
そこに一癖どころじゃ済まなそうな脇役たちと退廃的な雰囲気をかもし出す舞台設定。
そこでの平凡な日常と平凡でない事件の間に、さらっとすごいものを入れてしまうかーべいに脱帽。
小賞
<<レインツリーの国>> 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】
やりたいことはわからなくはない。話としてもまとまっていて綺麗だっただろう。
ただ…20何年障害とともに生きてきた人を相手にしてるにしては展開が性急すぎてイマイチ。
図書館のほうとのリンクという面もあり、手放しで明るくすることも暗くすることも出来ない作品だと
わかってはいるが、ゆえに中途半端なものになってしまったように思う。
<<ストライク・ウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる>> 【著:ヤマグチノボル 原作:島田フミカネ、Projekt Kagonish/絵:島田フミカネ、上田梯子/レ:角川スニーカー文庫】
面白かったしああなるほどこういう設定なのね――と、納得もしたけれど、これヤマグチに書かせる必要あったか?
全体として焦点が絞りきれていないような印象を受けた。せめて最後の出撃に主人公が出ていれば――と思う。
365 :
大賞スレ40:2007/01/25(木) 00:51:37 ID:49lnDz0B
●中賞 ……大賞選考漏れから幾つか抜粋。
<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
いやはや、今回の主人公はかなり面白いなぁ。いきなり夜神月になりきりだしたのには噴いたよ。
頭脳戦の駆け引きの珍妙さと、ハッタリの効き具合が痛快な一作。
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
会話の軽妙さは評判通りで、思春期エロトークを中心に、基本的には楽しく読めましたね。
しかし、風化し易いサブカル用語などの作中での乱用に、人を選ぶのもまた事実。
個人的には、エクスクラメーション・マーク付きの突っ込みが一々引っ掛かり、今ひとつ乗り切れなかったりもしたのが残念。
まっ、それは上巻までの話であって、下巻はかなりキてるなぁ。なないろDREAMSとかw
こうも元ネタがマイナーだと、風化もクソもないw ピンポイント爆撃で、更に対象を絞り込んでる気もしますが。
<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
寄宿舎という閉鎖された環境ならではの上下関係、人間模様、輝きしき日々。
たとえ舞台はインドでも、本質はブリティッシュ・ロマンそのものですからね。
そして、今期一番の引きの強さではないかと目される、この怒濤の急展開。続きはどうなるんだ……。
<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
これぞ王道ストーリーと言わんばかりの大集合には多少失笑しつつも、タイトルにも上手い事絡めてかなり綺麗に纏めてきました。
個人的にはバロッサ翁が一押しw もういい歳なのに頑張り過ぎだよw イリスとクラウスの意味不明な贔屓ぶりだけは、どうも……。
<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
3巻は視点が散漫で"七姫物語"の魅力を履き違えていましたが、作者もそこに気が付いたのか原点回帰。
一時代を空澄姫の視点を通して垣間見る事により、"七姫物語"独自の叙情性が前面に出てくるという訳です。
この空気は是非とも大事にしてもらいたい。覇権争いなど、裏でやってればいいんですよ。
366 :
大賞スレ40:2007/01/25(木) 00:52:30 ID:49lnDz0B
●小賞 ……次点以外からも幾つか挙げてみる。
<<煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない>> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】
ヴァンパイア・ハンターものに、洋画的なエッセンスを加えた作風とでもいえばいいのか。
使い古しのネタながらも、如才なく仕上げる構成力は流石だが、救いがあまりないシリーズでもあるな。
<<銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】
売れ線を狙うべく設定を練ってきた(だろうと思われる)だけあり、興味を引きそうな要素がこれでもかと詰まっている。
だが、1巻目のお話はあっさりとしすぎて、にんともかんとも平坦な印象。
折角下地はいいのだから、期待値も込みで挙げておきましょう。続きが出ないことには評価し難い作品。
<<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
いや〜、今回もヴィクトリカがぷくぷくしてて可愛かった。これこそが絶対にして唯一無二の正義なり。一体他に何がいると言うんだ。
そりゃまぁ、ドリルの深淵に興味があるのも否定はできませんがw ただ、根本的にミステリ部分はタルイだけで面白くないからなぁ。
<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
今回は長峰さんの長広舌に対する、鈴木の絶妙な相槌がツボりました。
うーん、でも、いい加減、相関図(系譜)でも付けてくれないものかと思う次第。
<<ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】
院長令嬢でポニテな元気娘と、ミステリアス西洋人形(ぶっちゃけ真紅)みたいなロリとが、いちゃいちゃ百合百合する話。
まぁ、それだけなんですけど、そこが全てなんで。かなり開き直ちゃってます。
文章力は高いが、別にストーリーがいいとかはないし、伝奇要素も味付け程度。
序盤のアラブなシーンは一体何だったんだ……と、
誰もが突っ込みたくなると思われるが、作者自身もそう思ってるから別に気にしなくていいw
367 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/26(金) 13:11:10 ID:Ul39104F
開発中
中小賞は変なモノを選んでみようと思ったら、
変なモノは大抵期間外の作品なのでわりと普通になった。
●中賞
<<レンズと悪魔 I 魔神覚醒>> 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】
万力少女! 万力少女!!
現時点ではタマラセの方が面白かったと思ってしまうけど、
ズレて壊れてネジが外れたキャラをちょいちょい出してほしい。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>>
【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
どうやら個人的に、あざの作品は一気読みしないとダメっぽい。
完結後に読み始めたDクラは一気読みでマジはまりだったからなぁ。
決してつまらないわけではないんだけど。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
個人的にパワーダウン中な一作。
面白いこたぁ面白いんだけど、
「どーせ元鞘に収まるンだろーなー」と終始冷めた目線で読んでしまった。
●小賞
<<哀しみキメラ III>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】
全体的にダメなんだけど、何故か憎めないこのシリーズ。
次で完結らしいし、生温かい目で見守ってやりたい。
369 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/27(土) 20:34:53 ID:5S8UY4/+
あと約三時間半age
●中賞
<<想いはいつも線香花火 (4)>> 【著:一色銀河/絵:ゆい/レ:電撃文庫】
シリーズ最終巻。1巻の冒頭を読んだ時は「あちゃ〜」と思ったが一見DQNに見える
主人公の真っ直ぐで熱い性格に惚れた。著者の前作がラノベでは異例の野球物だっ
ただけに不安だったが大当たりだった。神話や伝記ネタも素人に分かりやすく、物話に
彩を添えた。なによりも「ダメダメ主人公」の話にありがちな展開にならなかったのが良かった。
しかし恋愛関係はありがちでべたべただったしサブキャラも生かしきれなかったと思う。
ラストバトルも今までに覚えた技を特に使うことなく肉弾戦になってしまったのは残念。
主人公の父親や里での話も読みたかった。やはり打ち切りだったのだろうか。
一色銀河の作風が自分には合うんだろうと思う。新シリーズを待っています。
★中賞
<<絶世少女ディフェンソル (4)>> 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】
ついに完結した、青春絵巻。絵巻違うか。
マサト真希の得意とする随所にチラつく心理描写がキラリと光る。
すれ違う慎とユイナの思いにやきもきさせられた。胸を焦がす、という表現がピタリと来る。
また、日常から一気に落とす、終わりの告げ方にもグッと来た。
そして何より次々と倒れていく仲間達!という展開は凄く久々だったw
真新しい何かがあるわけでも突出したキャラ要素もある訳ではない。
しかし極めて堅実である。作者の今後に益々期待が高まる。
そして、できればスカイワード……。
<<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児>> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】
一言で言うならば、天晴れなり、快男児!
荒唐無稽が鼻に付かない天の描くウィアードエイジ。ダブルクロスの別のカタチ。
プレイヤーだとトンでもないトリッキーな男だが、(別のリプレイでもそうだったが)
GMやると非常にまともに見える(極めて相対的な見方だ)w
飛ばしまくりの彼のシナリオと造詣が見事にマッチして見事な世界を作り上げる。
各キャラも非常に伸び伸びと、活き活きとキャラクターを形作る。
他の面々も凄いが、やはりそこは快男児。光り方が違う。エンディングも実に清清しいぜ。
続刊も決まり、次もスカッと決めてくれ、快男児!
<<ペルソナ3 オワリノカケラ>> 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】
ノベライズより。ペルソナ3のちょっとだけ昔な話。
主役は肉彦呼ばわりされる真田明彦。この男が主役と聞いてどう来るかと思いきや。いかん、面白い。
朴念仁っぷりや、ラッキースケベな展開と何だこの典型的な主役パターンは。
真田らしさや美鶴らしさもちゃんと描かれていて、元の作品のイメージを損なう事が無い。
それでいて作者が書きたがる事はしっかり書いている。これもノベライズとしては大事な事だと思う。
何より真田と荒垣とのコンビネーションが見られて満足だ。
★中賞その2
<<神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト>> 【著:高殿円/絵:きなこひろ/レ:GA文庫】
どちらかと言うとギャグ寄りな展開から進むポリフォニカ。無茶ながらもどうにかこうにか話が進み、
そして次第に話は高殿円らしい展開へと進んでいく。古めかしい喋り方も役に立たない刀も微妙に
不必要な設定にも見えますが、それはそれとして高殿の書くギャグは大好きなんですよう。ツボは牛。
二巻以降ますますキャラが活きてきますが、雫との邂逅等も相まってこちらに一票。健気な小精霊は大好きなんですよう。まあ二巻は上巻だし。
<<ウィッチマズルカ II. つながる思い>> 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】
突出した何かがあるわけではないし、キャラクター的に気に入ってるのがいると言うワケでもない。
しかし彼の書くキャラクターの思いや意思というのはツボに来るものがある。
非常に抽象的に気に入ってる部分が多く、非常に書きにくいのがこの作品。
何とも言えない心の交流があって、何とも言えない心のズレがある。
そうした何かとキャラが向き合っている時、この作品の魅力を感じるわけです。
中賞への投票は初めてだが、なかなかスパッと、気楽に決められました。
もっといっぱいありますが、とりあえず候補としては
精一杯生きた、苦しくても生きた彼らは幸せだったのであろう。そんな「花守」、
まったりと非日常を日常のように楽しむ「お隣の魔法使い」
とかまあ色々。次は小賞です。
■小賞
<<紅牙のルビーウルフ 5 宝冠に咲く花>> 【著:淡路帆希/絵:椎名優/レ:富士見ファンタジア文庫】
次第に面白くなっていっている……と思う筆者に期待。
やはり構成が甘い、というか配分が悪いところも随所に見られるが、それでも一歩一歩何かが上手くなっている。
はずだ。前巻と今巻の出来で、これから先ルビーウルフとジェイドがどのようにあの国で歩んでいくかを見届ける決心が着いた。
あと二三巻で終わって新シリーズでも可。むしろそっちの方が(ry
<<ナイトウィザード ノベル 星を継ぐ者>> 【著:日高真紅 監修:菊池たけし、F.E.A.R./絵:石田ヒロユキ、みかきみかこ/レ:ファミ通文庫】
リプレイでも何度も読んだし、グィードが何だかまともに見えるしなぁ。という感じで読んでいったが、
やはりラストの展開には来るものがあった。これを生んだきくたけ、やはり恐ろしい男だ。
柊はやはり柊だったがまあ柊なので問題はない。
<<月の娘1>> 【著:渡辺まさき/絵:山田秀樹/レ:HJ文庫】
渡辺まさきが帰ってきた……!
やはり日常に垣間見える夕暮れにも似た雰囲気には、懐かしさを覚えずにはいられない。
非日常部分を省いても全く問題ないな、コレはw
小賞としてはもうネタ切れです。小賞は中賞より難しいなあw
それでは集計人さん、よろしくお願いします。
願わくば、集計する側も楽しんでくれることを。しかし無理はなさらず。
374 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/27(土) 22:51:46 ID:cRK9TciR
○小賞
小賞っつーかボヤキって感じでー(やる気無い感じで)
<<イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ>> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
これさー、狙いすぎてるっつーか、甘ベタっつーか、空回りっつーかなんつーか
ダメだろーこんなことやってちゃさーって感じ。
主人公の妄想癖を生かすならもうちょっとハジけさせるとかしないと、あまりにもあまりなテンプレ語り。
二巻は多少マシになってたけどさー
<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
人に薦められたり、大賞スレで見かけたりして、SF読みなら読まねばと思い手に取ったのだが……
いやね、工学部研究室の雰囲気とか、教授間のギスギスしか感じは上手いなーと思ったけど
主人公のぶっ飛びかたがねぇ。魅力あるっすか?あれ。
あと、中盤以降話がダレているのも残念。こんなこともあろうかと、秘密物質が出てくるのも、もうちょっと
あの教授とのアレコレがあっても良かったんじゃないの?唐突すぎ。
なんたら国の王様の謀略エピソード要らないから、もっと主人公とその周辺の描写に向ければー
最後に一言、19世紀レベルの技術で真空からのエネルギー汲み出しという魅力的なSF設定用意しといて
花火ってナニよ? これなら元設定の火薬を花火にしようとする王女さまの方が良かったんじゃないかねぇ
●中賞
<<ソラにウサギがのぼるころ III 〜mad tea party <side:heaven>〜>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
あまり広く受ける芸風ではない上にスロースターター気味なせいか売れていない。しかし、勢いが付き始めると
一種独特な魅力がある作家。ていうか暴走してなんぼの読たんか。ファッキン幼女素敵。この後に出た4巻では
イラストが壊滅的だった上に打ち切りになった臭い後書きだが、出来ればまた新作が読みたいものだ。
<<モノケロスの魔杖は穿つ>> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】
伊都工平ようやく復活。変なノリのキャラと設定は健在で安心した。後ドリルも健在。
オカルト的な意味で“国家”を作っていくという話は結構新鮮で先が楽しみ。
丁寧語で慇懃無礼、でもたまに面倒見が良いというヒロインは個人的にツボ。
<<ラブ★ゆう>> 【著:七月隆文/絵:みけおう/レ:スーパーダッシュ文庫】
バカ小説。この一言に尽きる。気軽に読めるバカ話が大好きなのでツボった。作者が過去に書いた白人萌乃では
少々噛み合ってないような印象を受けたが、これは普通に笑えた。Lv99・INT低目なヒロインの行動には
苛立つ人もいるかもしれないが、受け入れられる人には結構魅力的。でも2chネタはイラネ。
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
読む前は「これなんてヤマモトヨーコ?」と思っていたが、読んでみたら違った。
RTSな戦闘・代償を伴う覚醒・“ゲーム”の裏で交わされる陰謀等々色々盛り沢山。盛り沢山過ぎて
対象期間外に出された2巻では詰め込み杉な感じになっているが、SF&百合と打ち切りが怖くなる要素が
多いので駆け足になるのも仕方ないのかな。
<<イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ>> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
力を抜いて楽しめる。ツンデレロリヒロインてのは狙い過ぎな気もするが、可愛いからいいか。
ちょいとハードな展開を予想させる伏線もあるが、個人的にはほのぼの路線で行ってほしいなぁと
思ったり。ま、2巻ではそんな感じの展開になっていたので少し安心したが。
●小賞
<<ウィッチマズルカ II. つながる思い>> 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】
姉妹百合ハァハァな作品だが、2巻ではひなたも可愛過ぎる……。超常バトルをやってる割に派手さは
ないのだけれど、日常パートはキャラ同士の交流がなんとも微笑ましい感じで楽しめる。
大ヒットするような作品ではないと思うが、せめて打ち切りは回避して欲しい……。
<<抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
魔王と勇者という、今時ギャグでしか使わないような単語でシリアスやってるシリーズ3作目。
文官連中が相変わらずいい味出してる。対象期間の後に完結作が出たが、作者の新シリーズが
楽しみになる出来だった。ま、地味だがw
377 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/27(土) 23:57:00 ID:cRK9TciR
あと3分です
こちらも 終了ー!
集計人様よろしくお願いします
ごめんなさい用事できのう来られませんでした。
今から集計します。本当に申し訳ありませんm(_ _)m
〔 結 果 発 表 〕
ではまず、慣例どおり中賞の発表から参ります。 中賞投票総数56 作品数45
□ 1票 37作品 □
・タザリア王国物語 影の皇子 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】
・オオカミさんと七人の仲間たち 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
・鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1) 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
・想いはいつも線香花火 (4) 【著:一色銀河/絵:ゆい/レ:電撃文庫】
・とらドラ3! 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
・絶世少女ディフェンソル (4) 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】
・図書館内乱 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
・煌夜祭 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
・ラブ★ゆう 【著:七月隆文/絵:みけおう/レ:スーパーダッシュ文庫】
・フレイアになりたい 【著:岡崎裕信/絵:中村博文/レ:スーパーダッシュ文庫】
・ノルマルク戦記 7 滅びの星輝くとき 【著:赤城毅/絵:小河原亮/レ:スーパーダッシュ文庫】
・ヤクザガール・ミサイルハート 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】
・“文学少女”と繋がれた愚者 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
・ペルソナ3 オワリノカケラ 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】
・神様のおきにいり (3) 【ぬれおんなの巻】 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】
・暗闇にヤギを探して 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】
・パラケルススの娘 5 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】
・ソラにウサギがのぼるころ III 〜mad tea party <side:heaven>〜 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】
・モノケロスの魔杖は穿つ 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】
・盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1) 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】
□ 1票 37作品 □ 続き
・ジョン平とぼくと 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
・お隣の魔法使い 不思議は二人の使い魔 【著:篠崎砂美/絵:尾谷おさむ/レ:GA文庫】
・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト 【著:高殿円/絵:きなこひろ/レ:GA文庫】
・ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】
・戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
・レンズと悪魔 I 魔神覚醒 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】
・ウィッチマズルカ II. つながる思い 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】
・イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
・SHI-NO ―シノ― 愛の証明 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
・さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
・ROOM NO.1301 #8 妹さんはオプティミスティック! 【著:新井輝/絵:さっち/レ:富士見ミステリー文庫】
・楓の剣! 三―かげろふ人形 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】
・戦鬼 ―イクサオニ― 【著:川口士/絵:一之瀬綾子/レ:富士見ファンタジア文庫】
・殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE― 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
・抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
・クジラのソラ 01 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
・鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】
▽ 2票 『準中賞』 5作品 ▽
・BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
・化物語 (下) 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
・戦う司書と追想の魔女 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
・ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】
・七姫物語 第四章 夏草話 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
以上5作品が準中賞を獲得しました!
そして、2006年度ライトノベル板中賞は――
☆ 『中賞』 3作品 (3票) ☆
・カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
・空ノ鐘の響く惑星で (12) 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
・狼と香辛料 III 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
前期中賞のダブル受賞を上回り、なんと3作品の同時受賞となりました!
続いて、小賞の発表です。
■ 1票 27作品 ■
・ウィッチマズルカ II. つながる思い 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】
・ストライク・ウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる
【著:ヤマグチノボル 原作:島田フミカネ、Projekt Kagonish/絵:島田フミカネ、上田梯子/レ:角川スニーカー文庫】
・戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
・抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】
・銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】
・紅牙のルビーウルフ 5 宝冠に咲く花>> 【著:淡路帆希/絵:椎名優/レ:富士見ファンタジア文庫】
・七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】
・ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
・ナイトウィザード ノベル 星を継ぐ者 【著:日高真紅 監修:菊池たけし、F.E.A.R./絵:石田ヒロユキ、みかきみかこ/レ:ファミ通文庫】
・月の娘1 【著:渡辺まさき/絵:山田秀樹/レ:HJ文庫】
・青い花の伝説 【著:八原ゆうき/絵:陸原一樹/レ:HJ文庫】
・陰月のヤジリ 【著:時海結以/絵:亜沙美/レ:HJ文庫】
・GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
・さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
・SHI-NO ―シノ― 愛の証明 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】
・エクスプローラー 4 仇敵撃破 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】
・ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】
・ジョン平とぼくと 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
・レインツリーの国 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】
・桜乃きらほの夏色救急箱 【著:月見草平/絵:裕龍ながれ/レ:MF文庫J】
・つばさ2 【著:麻生俊平/絵:藤田香/レ:MF文庫J】
・暗闇にヤギを探して 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】
・二四〇九階の彼女 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】
・哀しみキメラ III 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】
・学園キノ 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
・我が家のお稲荷さま。 (6) 【著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫】
・無限のファンタジア・リプレイ 七色の風をあつめて 【著:小林正親・井上鮭/レ:新紀元社】
以上27作品が、実は全て準小賞です。
そして、2006年度ライトノベル板小賞は――
★『小賞』 2票 3作品★
・ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/
絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】
・イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
・煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】
なんとこちらも、中賞と同じく3作品の同時受賞となりました!
中小賞それぞれのレーベル別得票数です。
○ 中賞 レーベル別得票数 ()内は作家数
1位 電撃 15 (10) (メディアワークス1を含む)
2位 富士見F 7 (6)
3位 MF 5 (5)
角川S 5 (5)
集英SD 5 (4)
ファミ通 5 (3)
4位 富士見M 4 (4)
5位 GA 3 (3)
富士見D 3 (2)
6位 講談社BOX 2 (1)
以下1票 C★NOVELSファンタジア ゼータ
電撃が2位富士見ファンタジアにダブルスコアをつけました。以下混戦が続き、1票はわずか2レーベルでした。
● 小賞 レーベル別得票数 ()内は作家数 []内は作品数(シリーズでも別に計算)
1位 富士見F 5 (4)
富士見M 5 (4)
角川 5 (4)
2位 電撃 4 (4)
3位 HJ 3 (3)
MF 3 (3)
4位 GA 2 (2)
以下1票 ファミ通 C★NOVELSファンタジア 新潮社 新紀元社
こちらは電撃が1歩後退し、変わって両富士見と角川が1位になりましたが依然混戦でした。
総評
まずは昨日が締め切りだということを忘れてしまっていたこと本当にごめんなさい。深くお詫び申し上げます。
さて、なんと史上初の3作品同時受賞*2となった今回の中小賞ですが、以下総評に移らせていただきます。
まずは中賞のほうから。大賞次点として>の投票あり、<中賞として>の投票あり、今回もまた中賞の奥深さが垣間見えた
中賞でした。一方レーベル別に目を移すと、前回とは違い1票だけのレーベルが激減し、ほとんどのレーベルは複数の
作品がランクインしているのが興味深いところです。なおレーベル別は中小賞とも今回同一シリーズの別巻への投票が
なかったので作品数は提示してません。中賞受賞の3作品ですが、大賞でも空鐘は3位、狼は5位、カーリーも3票獲得と
大賞としても中賞としても安定した作品であることが伺えます。ここら辺はある意味読み手によって評価が分かれている、という気がします。
逆に1票作品のほうにもそれぞれ様々な想いがこもっていて追っていて楽しめました。
続いて小賞ですが、私は中賞から集計しているのですが、まず上のような「3作品同時?マジかよ?!」という驚きがあった後に
小賞のほうもこんな結果が出ました。正直驚いたどころじゃないです。思わず奇声を発してしまった位なのですがそれはおいといて。
正直想定外でこういうのがあるからこの賞に参加する意義があるなと再確認させられました。
レーベル別を見てもわかるようにこちらは本当にどのレーベルも全く拮抗してました。
どちらも投票数が確実に前回より伸びており、ちょっとは認知されたのかなという気はしますが(えー
また次回以降もこのようなカオスな中小賞が続けられるように、がんばっていきましょう。
それでは、投票者の方々、大賞・キャラ賞両集計人氏、イベントスレの方々、参加不参加に関わらず各作品・作者スレの皆様
本当にありがとうございました!以上を持ちまして、2006年度下半期ライトノベル板中小賞の結果発表を終わらせていただきます。
皆様に良き出会いのありますよう、心からお祈り申し上げます。
集計間違いやミス・苦情の指摘等、ございましたらこのスレに書き込んでいただければ対処いたします。イベントスレでも可。
中小賞集計人さん、お疲れ様でした
乙でした。
しかし、相変わらずばらけ具合が素敵だなー
乙でしたー。
☆ 3票 『中賞』 3作品 ☆
・カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】
>349 >352 >365
・空ノ鐘の響く惑星で (12) 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
>349 >360 >365
・狼と香辛料 III 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
>351 >360 >368
▽ 2票 『準中賞』 5作品 ▽
・BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
>360 >368
・化物語 (下) 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
>352 >365
・戦う司書と追想の魔女 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
>349 >351
・ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】
>352 >371
・七姫物語 第四章 夏草話 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
>360 >365
中賞
□ 1票 37作品 □
・タザリア王国物語 影の皇子 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 >360
・オオカミさんと七人の仲間たち 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 >362
・鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1) 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 >363
・想いはいつも線香花火 (4) 【著:一色銀河/絵:ゆい/レ:電撃文庫】 >370
・とらドラ3! 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 >357
・絶世少女ディフェンソル (4) 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】 >371
・図書館内乱 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 >363
・煌夜祭 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >349
・ラブ★ゆう 【著:七月隆文/絵:みけおう/レ:スーパーダッシュ文庫】 >375
・フレイアになりたい 【著:岡崎裕信/絵:中村博文/レ:スーパーダッシュ文庫】 >352
・ノルマルク戦記 7 滅びの星輝くとき 【著:赤城毅/絵:小河原亮/レ:スーパーダッシュ文庫】 >363
・ヤクザガール・ミサイルハート 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 >349
・“文学少女”と繋がれた愚者 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 >351
・ペルソナ3 オワリノカケラ 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】 >371
・神様のおきにいり (3) 【ぬれおんなの巻】 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 >351
・暗闇にヤギを探して 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】 >353
・パラケルススの娘 5 【著:五代ゆう/絵:岸田メル/レ:MF文庫J】 >356
・ソラにウサギがのぼるころ III 〜mad tea party <side:heaven>〜 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】 >375
・モノケロスの魔杖は穿つ 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 >375
・盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1) 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】 >354
中賞
□ 1票 37作品 □ 続き
・ジョン平とぼくと 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 >352
・お隣の魔法使い 不思議は二人の使い魔 【著:篠崎砂美/絵:尾谷おさむ/レ:GA文庫】 >356
・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト 【著:高殿円/絵:きなこひろ/レ:GA文庫】 >372
・ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 >354
・戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 >365
・レンズと悪魔 I 魔神覚醒 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】 >368
・ウィッチマズルカ II. つながる思い 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】 >372
・イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】 >375
・SHI-NO ―シノ― 愛の証明 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 >354
・さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 >354
・ROOM NO.1301 #8 妹さんはオプティミスティック! 【著:新井輝/絵:さっち/レ:富士見ミステリー文庫】 >362
・楓の剣! 三―かげろふ人形 【著:かたやま和華/絵:梶山ミカ/レ:富士見ミステリー文庫】 >363
・戦鬼 ―イクサオニ― 【著:川口士/絵:一之瀬綾子/レ:富士見ファンタジア文庫】 >356
・殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE― 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >357
・抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 >363
・クジラのソラ 01 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 >375
・鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール【著:雨木シュウスケ/絵:深遊/レ:富士見ファンタジア文庫】 >351
★『小賞』 2票 3作品★
・ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン
【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/
絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】
>350 >362
・イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】
>362 >374
・煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】
>358 >366
■ 1票 27作品 ■
・レインツリーの国 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】 >364
・桜乃きらほの夏色救急箱 【著:月見草平/絵:裕龍ながれ/レ:MF文庫J】 >353
・つばさ2 【著:麻生俊平/絵:藤田香/レ:MF文庫J】 >361
・暗闇にヤギを探して 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】 >350
・二四〇九階の彼女 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 >362
・哀しみキメラ III 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 >368
・学園キノ 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 >359
・我が家のお稲荷さま。 (6) 【著:柴村仁/絵:放電映像/レ:電撃文庫】 >359
・無限のファンタジア・リプレイ 七色の風をあつめて 【著:小林正親・井上鮭/レ:新紀元社】 >355
小賞
■ 1票 27作品 ■ 続き
・ウィッチマズルカ II. つながる思い 【著:水口敬文/絵:すまき俊悟/レ:角川スニーカー文庫】 >376
・ストライク・ウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる >364
【著:ヤマグチノボル 原作:島田フミカネ、Projekt Kagonish/絵:島田フミカネ、上田梯子/レ:角川スニーカー文庫】
・戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 >350
・抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 >376
・銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 >366
・紅牙のルビーウルフ 5 宝冠に咲く花>> 【著:淡路帆希/絵:椎名優/レ:富士見ファンタジア文庫】 >373
・七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】 >350
・ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >374
・ナイトウィザード ノベル 星を継ぐ者 【著:日高真紅 監修:菊池たけし、F.E.A.R./絵:石田ヒロユキ、みかきみかこ/レ:ファミ通文庫】 >373
・月の娘1 【著:渡辺まさき/絵:山田秀樹/レ:HJ文庫】 >373
・青い花の伝説 【著:八原ゆうき/絵:陸原一樹/レ:HJ文庫】 >358
・陰月のヤジリ 【著:時海結以/絵:亜沙美/レ:HJ文庫】 >358
・GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 >366
・さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 >366
・SHI-NO ―シノ― 愛の証明 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 >361
・エクスプローラー 4 仇敵撃破 【著:北山大詩/絵:石田あきら/レ:富士見ミステリー文庫】 >361
・ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 >366
・ジョン平とぼくと 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 >350
なんとなく保守