「A君(17)の戦争」にこちらも一票
佐藤大輔信者で、評判を聞いて読んだクチなので、
佐藤風の「主人公は虐げられてる、という描写を延々入れてはいるが、
実際のところ主人公を全肯定。俺が悪いのは貴様らの愚かさのせいだ。
お前らは頭が良いにしても、働き者のバカだ。
そうでないのは、俺を支持するサブキャラだけだ」
というあの内面のドロドロを全てぶちまけ、自分以外のあらゆる価値観を全否定するノリは許容できた。
……いや、これだけでも結構えぐいとは思うが。
4巻のあれすら、先に評判を聞いていたせいもあるが、まあそれもありかと許容できた。
ただ4〜6巻にかけて、最初は読者の反応をうかがいつつ小出しにしてきた、
軍オタによるファンタジーオタ蔑視(同属嫌悪といいたい)と、
妙に勘違いした社会批判が全開になってきたのには耐えられない。
いいかげん、だれかこいつの勘違いをなんとかしてくれ、と嫌な気分になった。
中の人が砂糖なら、富士見の読者なんてこの程度のロジックでいいだろう、てな蔑視が嫌だし、
そうでないなら砂糖の悪いところばかりまねたエピゴーネンはいい加減にしやがれと言いたい。
一番嫌なのが、徳間の佐藤大輔の著作RSBCの設定を出したり、そこから派生して
菅沼編集長を出したり、挙句大半がオタクをちゃらかすのと既存のラノベのファンタジーを
ちゃらかすのに使って、平然とそれを主力商品として売り出す富士見の編集部だ。
お前ら、プライドあんのかと。
現在の惨状をどう思ってるのかと。
今までお前らが自ら築いてきたものに一片の誇りもないのかと。
古い読者につば吐くのも大概にせいよと。
問い詰めたい。