ベニー松山生還―転ノ五―転落中の五回のバマツ

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>>685
記憶だと
Wizardryのオリジナルプログラムはpascal言語で書いてあって
OS自体もWizardryオリジナルのもの。
他のPCへの移植にあたっては、そのPCのDOS上でWIZ-DOSをエミュレートさせた上で
WIzのプログラムを走らせるという手法をとってたわけ。

でアスキーがファミコンへのWizardry移植を企画したんだけど
サーテックとの版権とかの絡みで、契約条件があまりよくなくて
ゲームスタジオとかにも引き合いきたんだけど遠藤も断ろうと思ってたんだと。
そのうえWizのオリジナルプログラマーのアンドリューかロバートが
「パスカルの動かないマシン=ファミコンでは、Wizardryのプログラムは移植できないよ。」
と言ってたらしいんだな。

それを聞いてゲームスタジオのプログラマさんが憤慨。
「どんな言語で書いてあろうと、マシン語で動いてるものが移植できないわけがないだろ!」
ってんでゲームスタジオが移植を引き受ける事になったんだと。

で結果として、世界最速の操作系を持ったファミコン版Wizardryが誕生したってわけ。
その出来にアンドリューも脱帽、「数あるWizの中で一番のお気に入りは?」というインタビューで
「ファミコン版だよ。」と答えた(リップサービスもあっただろうが)って話。
まあ、末弥氏のモンスターデザインのカッコよさも一役買ってたみたいだけど。
>>686の読んだ物とは異なるかも知れないが、参考までに。
前段のプログラム関連は、遠藤雅伸が「HiPPON SUPER!」のインタビューで答えた内容。
移植できないと言ったのは文中では「ウッドヘッドあたり」。
後段はたぶんプレイヤーズフォーラムに載ったインタビューで、回答したのは
ロバート・ウッドヘッド。「ファミコン版をプレイしたことはあるか?」という問いに
「もちろん。あれがウィザードリィで一番いいでき」と答え、末弥氏のグラフィック、
操作方法の他に音楽も絶賛してた。