グイン・サーガ50 【闇の黴笑】

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 日本の現代文学のベストセラーが来春、米国の書店に相次いで並ぶ。
米国の出版ベンチャー、バーティカル(ニューヨーク市)が「日本のヒット
作は米国でも通用する」(酒井弘樹社長)として、鈴木光司氏や江國香
織氏など人気作家の翻訳独占権を取得した。
 第一弾は鈴木氏の大ヒット作で日米両国でも映画化された「リング」。
来年5月にDVD(デジタル多用途ディスク)化するタイミングに合わせて
出版する予定だ。
 同時に江國氏の「きらきらひかる」(英題=トゥインクル・トゥインクル)を、
6月には北方謙三氏「棒の哀しみ」(アッシュズ)、栗本薫氏「グインサーガ」
を立て続けに出す。
 同社は現代日本文学に造詣の深いヨハネス・メンザス氏を編集長に、著
名な装丁デザイナーであるチップ・キッズ氏をそれぞれ迎えた。初年度の
出版計画は50万部。達成すれば現代日本文学にとって米国初の“ベスト
セラー”になるという。