秋山瑞人総合スレ15th オトコの器は15インチ

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>>950
と、いうわけで次スレよろ
       
   踏み逃げは無死ヨ!
953950:02/09/27 16:35
ぐあっ、確認してなかったし。
テンプレとスレタイ決まってます?
954950:02/09/27 16:47
立ててきました。基本的に>>899準拠ですが
これでよろしかったでしょうか?

秋山瑞人総合スレ16th 装弾数は十六発
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1033112735/
新スレにこれだけ書くのもアレなんで。

リンク集の管理者さん、鉄人定食の偉い人のページは
関連リンクに含みませんか?
絶対、これは後世に語り継ぐべきだと思うんですが(マテ
956 ◆mizu56YE :02/09/27 17:23
>>955
すっかり忘れてました……(汗
らじゃ、本人様さえよければ、大至急加えます。
957 ◆SETI.vJ2 :02/09/27 17:34
倉庫管理者=663◆mizu56YE様

dat落ちしてhtml化待ちのスレ、処理しました。
よろしければ管理掲示板経由でさくっとお持ち帰りください。
958 ◆mizu56YE :02/09/27 18:56
>>957
ありがとうございます。
使わせていただきました。
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               イリヤサン ∧_ | |
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                    (/ ||
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なーに?
961899だが:02/09/28 01:18
うわ、もう新スレに移行してるし。しかも採用されてるし。
本当にあんなテンプレでよかったのかと小一時間以下略
いや、うれしいんだけども。
>>955
鉄人定食の偉い人って・・・オレのこと?
しまった!次のスレに書かんといかんかったか・・・
オレ失敗ばっかやのぉ
さて、埋めるか
 どうしても、恋人になりたかった。
 どうしても、どうしても、浩之の心の中に隠れ住む、あの恋人の女の子になりたかった。
 それは、凄惨な光景だった。
 ご想像願えるだろうか、鋏を自らの三つ編みに突き入れるときの、
刃が毛髪をすり抜けてもぐりこんでくる感覚を。鋏のとってを握るのに必要だった、
途方もない絶望とすがるような希望を。誰もいなくなってしまったこの学校の、
とある崩れかかったトイレの個室の光景を。金属状の死の確率を己が髪の毛に突き立てる、
泣き虫な目をした幼馴染みの姿を。
 どうしても、どうしても恋人になりたかった。
 ニセモノでもいんちきでも構わなかった。
 あかりは、浩之に振り向いてほしかったのだ。
 MULTI-RES(003):やれるものならやってみろ。:EOS
 マルチは七つのプロテクトを一挙にKILLした。
 SERIO-RES(006):―――片腕であたしに勝てると思うわけ?:EOS
 MULTI-RES(004):―――勝てないと思うのか?:EOS
 右耳のアンテナからから単分子フィラメントのアンカーを振り出し、
「しんじて」
 マルチは浩之の勇気の背中に最後のひと押しをした。
「ぼくは、むてきのめいどろぼだ」
 それは、マルチが自分自身を鼓舞するための言葉だったのかもしれない。
 MULTI-RES(005):敵味方識別信号抹消、あかうんと”めいどろぼ・せりお”。
当該機に対するすべて支援義務を放棄し、当該機よりの無線有線念線すべての質問接続を拒否する。
絶対に生かして帰さん。覚悟しろ。:EOS
 マルチの側からRTRが暗号化された。互いのFCSが互いを所属不明目標(アンノウン)と認識し、
何ダースもの警告シグナルが双方の意識を埋め尽くした。
 もう言葉が届かないことも承知の上で、セリオは、言った。
 SERIO-RES(007):―――あたしさ、あんたのこと、嫌いじゃなかったよ。:EOS
 もう言葉が届かないことも承知の上で、マルチは、言った。
 MULTI-RES(006):―――仕る。:EOS
 浩之がマルチを見つめ、震える足で、最初の一歩を、
 踏み出した。
 そのときにはもう、廊下の内側すべてが螺旋状に斬り裂かれていた。
 浩之は、背後に、巨きな風を感じた。
 そのときにはもう、マルチの右足と、セリオの首が、宙に取り残されていた。
そのネタに持っていく貴君に完敗。
あかりはどうしようもなく羨ましかった。
その子に笑いかける笑顔が、その子の髪を撫でる手が自分へのものであればいのに、と
あの小さなメイドロボを羨んでしまった。本音の心の奥底で、憎いとさえ思ってしまった。
何が姉のようだ、だ。
自分の本性は、こんなにも醜い。
あの手に撫でてほしかった。ただ彼に笑いかけて欲しかった。一番大切な女の子でありたかった。
でも、それはもう有り得ないことだ。
私はほんの一瞬、あの子を羨んでしまった。それでもう全てが終わったのだ。
それが純真無垢なあの子と私の差だ。永遠に消えることのない、絶対的な一瞬。
あかりは泣いた。
誰にも言えない怒りが、心の内側を焼いていく。誰にも言えない憎しみが、まるでススの様にこびり付いている。
全部真っ白に焼けちゃえばいいのに、と思う。
大好きな男の子の姿を思い浮かべ、あかりは泣いた。
初めて出来た妹の姿を思い浮かべ、あかりは泣いた。
 ――ごめんね、大好きだよ、ごめんね、ごめんね。
ずっと一緒に笑いたかった。
編集「あと半年でも遅れたら……EGFはもう、後戻りできなくなる」
秋山「……俺はそれを望んでいる」

BGM:世情
>965
 それは、凄惨な光景だった。
 ご想像願えるだろうか、カッターを自らの首に突き入れるときの、
刃が皮膚をすり抜けてもぐりこんでくる感覚を。カッターのとってを握るのに必要だった、
途方もない絶望とすがるような希望を。誰もいなくなってしまったこの学校の、
とある崩れかかったトイレの個室の光景を。金属状の死の確率を己が首に突き立てる、
泣き虫な目をした浅羽の姿を。

とか変えてみるテスト。
6thスレは去年の12月頃か。
鉄人定食が出た頃かな。
あの頃は浅羽がこんな漢になるなんて思ってもみなかったな。
東鳩が恐ろしく格好よく見える秋山節万歳。
「――仕る」はやっぱゾクゾク来るね。
「チョコをつくる」
「あした、浅羽にあげる」
バンに乗り込むと同時に、イリヤはそこまでを一息に言った。

『それは半年先の2月の話だ』
『今はまだ9月で、そんなことをするのはおかしい』
『浅羽はうけとらないかもしれない』
そう言いさえすれば、それで済む話だった。

だから、榎本は言った。

「作り方知ってんのか?」

うつむくイリヤを見て、
榎本は背広の懐から携帯電話をとりだし、

「椎名か? おう、俺」
「うんにゃ、違う。そっちは今んとこだいじょうぶ」
「実はな、おまえを女――いや、『元』乙女と見込んで頼みがある」

シャワシャワシャワシャワ……
セミの大合唱に包まれて、白いバンは山の中を走っていく。

夏は終わらない。
――――今は、まだ。
む、密かに続編希望w
あくまでも、ひっそりと。
二丁偏愛たん?
同じく続編希望
こっそりと、こっそりと
「――――で、教えちまったわけだ、バレンタインとは何かを。」
榎本がため息まじりに言った。

昼休み中、保健室でこっそりビールを飲んでいた椎名は、
イリヤの訪問を受けた。
どこで小耳にはさんだのか、イリヤの目的はバレンタインに関する知識の入手だった。

椎名は、それはそれはおもしろがった。
この日本特有の恋愛イベントを、微に入り細に入り解説した。
それだけでは飽き足らず「私の友達の話なんだけどね」で始まる
甘ったるい体験談まで、あることないことイリヤに吹き込んだ。
その結果、

「この騒ぎだ」

咲坂と柿崎は、木之下マートまで車を走らせている。
基地内のPXは、製菓用チョコなんて取り扱っていなかったからだ。
ついでにお菓子作りの本も買ってくる予定である。

「だって、しょうがないじゃない」

椎名と榎本は、最寄りの食堂の調理場に向かって歩いている。
調理用具を借りてくるためだ。

(続く)

「PXで売ってる板チョコじゃダメなのかよ」
榎本が歩きながらぶつくさとぼやいた。

「これだから男は。それじゃダメなのよ。」
なぜか胸をはって偉そうに答える椎名。

そんな椎名に榎本は「作ったことあるのか?」とたずねた。
半瞬の沈黙の後「……何を?」と椎名はすっとぼけた。

「だから、手作りチョコだよ。気持ちのこもった本命の」
「……どうだっていいじゃないのそこんとこは」

椎名はごまかしつつ、さりげなく歩く速度をあげる。
榎本もさりげなくそれにあわせ、並んで歩きながらからかう。
「おまえにもそんなころがあったってわけだ」

さもうれしそうに笑う榎本に、椎名は言葉をたたきつけた。

「んなことより、今夜は『ない』んでしょうね?」

とたんに榎本の眼が暗さをおび、歩みがわずかに遅くなった。

「今のところはたぶん、な」

それ以上の保証が榎本にできないことは、椎名にもわかっていた。
だから、そのまま黙って歩いた。
期待sage
バレンタインイリヤスゴク(・∀・)イイ!!
太宰治スレから来たヤシと見た。
揚げ足取るようで悪いが
できれば名前の表記は原作に合わせてホスィ…
(いや、内容が良いだけに惜しいなぁ、と…)

イリヤ → 伊里野、椎名 → 椎名真由美、咲坂 → 先坂絵里
うん、面白い
そして残りレス数が少なくなってきたので、応援は気持ち重視で控えめに
僕も控える
>>980
だから何回言えば解るんだ。
揚げ足って言葉は美味しそうなのでもっと使ってください。

オムレツを作ることは卵を割ることから始まると、誰かが言っていた。
なら、バレンタインチョコを作ることはどこから始まるのだろう。

先坂絵里は、パイプ椅子に座ってぼんやりとそんなことを考えていた。

そのわきでは、椎名真由美が制服の上から白いエプロンをつけた伊里野に、
包丁の握り方を教えている。
「基本はコンバットナイフと同じ順手」
「で、もう少し軽く握って親指だけ刃の背のほうに……そそ」

馬鹿みたいに広く天井の高い会議室とおぼしい部屋。
その一角が即席のキッチンと化していた。

会議用のテーブルの上に置かれたまな板と包丁。
弱火にしぼられた携帯用ガスコンロの上には鍋がかかっており、
湯が沸いている。
さらに、重ねられたアルミのボールが三つに泡立て器に木ベラがひとつずつ、
香りつけのラム酒のミニボトル、
デジタル表示の計量機にクッキングペーパーetc……。

当初は給湯室で行うはずだったのだが、
暗くて狭い上に汚い給湯室を嫌った椎名真由美が
大胆にもブリーフィングルームの使用を提案したのだ。

―――― どーせ使っちゃいないんだから、かまやしないでしょ

その一言で渋る木村を説得し、火災報知器のセンサーだけは
ちゃんと殺してから作業することを約束して、
なかば無理やりブリーフィングルームを占拠した。
かくして、本来ならば作戦説明が書かれるはずのホワイトボードには
“誰にでも一晩で作れるチョコガナッシュ”なるピンクの大文字が躍り、
そのレシピが書かれることとなった。
(ちなみに、この段階で榎本と柿崎は逃亡した)

“その1.チョコ(製菓用)を細かく刻んで、
    湯煎にかけて溶かしながら45〜50℃まで温める。”

ダンッ! ダンッ! ダンッ!
間違ってもリズミカルとは言えない断裁音が、
ブリーフィングルームにこだまする。
伊里野が包丁でチョコを刻む音だ。
恐ろしく真剣な顔をしながら包丁を動かしている。
肩には明らかに力が入りすぎており、あぶなっかしいことこの上ない。

かかる状況は、時としてはたで見ている者に恐怖をもたらす。
どうしても流血沙汰を想像してしまうからだ。

不安に耐えかねた先坂絵里が伊里野に声をかける。
「えーと、ちょっといい加奈ちゃん?」
そう言って、伊里野が手をとめた瞬間を見計らい自ら手本を見せてチョコを刻むため
その手の包丁をとろうとして

「いや。」

即座に伊里野が拒否した。

(続く)
先坂絵里は驚いた。
予期せず自分の口からとびだした言葉に、伊里野自身も凍った。

次の瞬間、「プッ」 椎名真由美がふきだし、弾けるように笑い出した。

伊里野の顔が火がついたように赤くなる。

先坂絵里は理解した。
自分の目の前で作られているのは、他でもないバレンタインチョコなのだ。
しかも、本命バリバリの。

だから、伊里野に謝った。

「……そうだよね。ごめんね」

顔を真っ赤にした伊里野が、
先坂絵里の謝罪にふるふると首を横にふる。
「わたしのほうこそごめんなさい」
「じゃ、仲直り」
先坂絵里が笑いながら頭をなでると、
伊里野はこくんとうなづいた。

「でね、もうちょっと力ぬいてこんな感じで……」

別の包丁を手にとり、まな板の端で軽く動かしてみせると
伊里野がぎこちなくそれをまねる。

タンッ! タンッ! タンッ!

少しだけ軽くリズミカルになったチョコを刻む音と、
椎名真由美がゲラゲラ笑う声とが、
夕闇の迫りはじめたブリーフィングルームにこだましている。
原作の「この後必ず鬱になる展開が待っている」お約束が頭を過ぎった。
いっそこのまま終わってくれと思う昼食一時間前。

・・・・・すげーイイです。
その時。


花村と西久保、浅羽の三人は書店のエロ本コーナー付近にいた。

西久保は見るともなくアイドル雑誌をパラパラとめくり、
花村は堂々とエロ本を物色していたが
ひとり浅羽だけは本に手をのばさなかった。
落ち着かなげな様子であたりを見回している。

と、そんな浅羽の鼻面に花村がエロ本のグラビアを突きつけて言った。

「浅羽浅羽、これちょっと伊里野に似てるぞ」

とっさに浅羽は右手をふりあげて空手チョップを花村の頭に叩き込もうとして

断固として花村に粛清の攻撃を加えんとする清き意思と、
本能的にグラビアを視認しようとする邪悪な衝動とが、
コンマゼロ数秒の間浅羽の中でせめぎあった。

その結果、力加減と方向制御を誤った浅羽の空手チョップが
マス大山顔負けの実に見事な角度で花村の左耳をそいだ。

「いッてええええええええ!!」

花村が絶叫し、店中の人間の視線がエロ本コーナーの三人に集中する。

……店内が比較的空いていたことは、不幸中の幸いだったと言えよう。
その時。


水前寺は、木ノ下マート駐車場に停められた軽トラの荷台で仮眠をとっていた。

幌をかけて外から見えないようにしてある荷台の内部は、
まるで子供がおもちゃ箱をひっくりかえしたようだった。
赤外線レンズやデジタルカメラといった撮影機材に
得体の知れない記号が殴り書きされたメモ、
パソコンとそのバッテリーにMOドライブなど、
足の踏み場もないくらい散らかっていた。

そしてそれら雑多な諜報ツールのすき間を埋めるようにして、
くの字になった水前寺が寝息を立てている。

その寝顔には、夏休みを待つ小学生のような笑みが浮かんでいた。
その時。


晶穂は、中華料理の『鉄人屋』でメモをとりながらワンタンメン大盛りを食っていた。

本来、知られざる名店を紹介するのが晶穂の担当する「行き当たりばったり」の目的である。
しかし、どうにも今回はネタが見つからなかった。
そうこうするうちに締め切りが迫り、今回は別の記事でいこうかと思っていたところ、
偶然この店の前を通りかかったのである。
たまには有名店の辛口実情レポートもよかろうと思いふらりと入った晶穂だったが、
すぐにその考えを撤回した。

盛りが恐ろしく良いにもかかわらず、その味は決して悪くないのだ。
いや、むしろそのボリュームと値段に不釣合いなほど美味い。
しっかりしていながらそれでいて瑞々しいワンタンと
細めにうたれたコシのある麺を、
上品でコクのある醤油スープがしっかりと支えている。

ワンタンメンを完食した晶穂は満足のため息をついた。
今までこの店をアホのような大盛りが売りなだけの
ゲテモノと評価していたことを反省もした。
が、ふと視線をめぐらして油染みた店内の壁を見た途端、晶穂の上機嫌は吹き飛んだ。

そこには、Vサインを出して不敵に微笑む男の写真が飾られていた。

“最年少記録保持者 水前寺邦博・学生・15歳”

……ここは良い店だ。それは認めよう。だがしかし。

―――― 鉄人定食だかなんだか知らないが、あんなものに挑戦するやつはただの馬鹿だ

そう心の中でつぶやいてから、晶穂は勢いよく立ち上がってレジへ向かった。
その時。


38度空域高度12万フィートを、何かが通過した。

991あぼーん:あぼーん
あぼーん
992あぼーん:あぼーん
あぼーん
    
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