指輪物語 その2 ―本当は萌える指輪物語―

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567メルコオル
 先日、いつも私を見張っているエアレンディルが「ホビットの冒険」「指輪物語」
「シルマリルの物語」という三冊の本を暇なら読めと貸してくれた。これらの本の内容
は私にとっては、憤懣やる方ないものであった。

 確かに我々は破れた。しかしながら一言だけ言わせてもらいたい。これらは勝者による
彼等の側から見た歴史であり、真実とは程遠いものである。

 アルダの形成に関する私の方針は、他のヴァラールとは異なっていた。イルーヴァタアル
の御心を最も正しく理解していたのは、ヴァラールの中で最上位をしめる私であり、私に
同調し、行動をともにしたマイア達も多数いたのである。我々は、信念に基づき理想を追求
していた。すべては生まれくるイルーヴァタアアルの子達のためであり、称賛されることは
あっても、非難されることは何一つなかったのである。それなのに彼の本の中では、美しい
ウンゴリアントは醜い蜘蛛に、勇猛たるバルログ達は怪物のように書かれているではないか。
オークが拷問によって変節されたエルフとされているが、彼らは自らの意思で我々の思想に
共鳴したエルフ達である。また多数の人間達も我々を支持してくれた。
私が囚われの身となった後、サウロンが私の遺志を継いでくれたが、ついには敗れた。
真の歴史を語れる者はもはや中つ国には存在しない。

 いつの日か、真実が明らかにされんことを、時なき虚空の中より願う。
>>567
よいなあ。
嗚呼、メルコオル様に栄光あれ!

典型的にラノベ的発想にマンセー(w