志村一矢 月と貴女に花束を(4) 萌えと貴方に花束を
奇跡都市東村山
矛盾都市TOKYOから離れること幾千里にある一つの都市がある。
ベタを奏でて、不条理を言実化する奇跡の街「東村山」。
その片隅に、「屍村堂」と呼ばれる一つの劇場がある。
そこで演じられているのは「永遠なれ!ナッピーエンド!」。
中に入ってみると観客たちは泡を噴いて倒れている。
重箱と名乗る狼人の主人が、9巻を見せながら応対する。
「皆、月花世界を語るためにここにいます。
どうぞ、ご自由に貴方のベタをお書きください」
重箱が苦笑して告げた。
さてどうしたものか。
>901
次スレの1の本文はそれで決まったな(w
米軍の言詞爆弾の投下によって東村山の遺伝詞は変化し、
「どのような不条理や矛盾を解決できる」都市となった。
しかしその代償として、都市自身が安直かつ既出の遺伝詞を選択するようになり、
都市そのものが縮小化、遺伝詞の再毒が不可能な都市となった。
このままでは東村山そのものの遺伝詞がゼロとなり、消失の運命を辿る。