1 :
イラストに騙された名無しさん:
ライノベ初心者です。実際の歴史・時代に舞台をとったライノベを教えて下さい。
架空ものはナシということで、お願いします。
2 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/22 09:55
架空ものはナシ=ノンフィクションとするとライトノベルではなー・・・
>架空ものはナシ=ノンフィクション
それは違うと思うが。つかノンフィクションは小説じゃないよ。
1がいいたいのは、例えば十二国記のような中華風ファンタジー
みたいなのはナシにして、現実の歴史を舞台にしている話で
いいのがないかってことじゃないのか。
小説じゃないがベルばらみたいなのの、ライトノベル版とか。
少女向けあげときます。
朝香祥「旋風は江を駆ける」コバルト文庫(三国志)
榛名しおり「マリア ブランデンブルクの真珠」ホワイトハート(ドイツ)
藤本ひとみ「ブルボンの封印」新潮文庫(フランス)
↑ライノベレーベルじゃないけど、内容はライト。
塩野七生の「ロードス島攻防記」はライトノベルの内になるんかなぁ・・・
絶望的な状況の中で、オスマン・トルコの大軍に立ち向かう聖ヨハネ騎士団の、ロードス島
をめぐる激戦を描いた話なんだが。
個人的にジャン・ド・ラ・ヴァレッテ・パリゾンの不屈の闘志に感動
>5
アレをライトノベルというのはやめてーーー。
そしたらジャンルはボーイズ物になてしまうーーーー。
塩野さんはヨーロッパの司馬遼太郎くらいの位置づけだよう。
ちなみに榛名のドイツものと藤本のフランスものは、歴史ファン激怒なので
お気をつけてな。
藤本の「ブルボン」は読んだ事あります。
今から思えばいかにも雷ノベというか、何だかなあーーーという感じの
お話だったが、酎だった当時は面白いと思ったんだよなあ。
それ以前に「らいのべ」ハヤメテ。スマソ。
9 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/26 15:50
>>5 oioi、まあいいけどさ。
ライトノベルが全部あのレベルで書いてあるならとてつもなく幸せなんだがな。
10 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/26 15:51
塩野を出すなら、
司馬遼の「果心居士の幻術」あげちゃうぞ。
風太郎の忍法帖シリーズも捨てがたい。
魔界転生なんか完璧だあよ。
12 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/26 16:03
13 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/26 17:17
実際の歴史物なら下手なライトノベルより
がいしゅつだが司馬や塩野のほうがライトノベルっぽい。
矛盾しているけど(w)
でもどっちもキャラ萌え小説家だし(特に塩野)
あと、これもライトノベル作家じゃないどころか
直木賞作家なのだが佐藤賢一もあげておきたい
とくに「傭兵ピエール」は勝気なヒロイン属性の人間には
たまらんものがある(w)
>>5 リアル厨房のころ水野良だと思って狩ったことがある・・・
15 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/26 17:36
真樹操が最高です。
中国ものですが「金陵城内記」(角川スニーカー文庫)は超おすすめです。
佐藤亜紀や酒見賢一の小説はライとのベルのうちにはいるかな?
一時ファンタジーノベル大賞の本を読み漁ったもんだが。
隆慶一郎のはライトノベルしか読まない人でもいけると思われ。
藤沢周平の「蝉しぐれ」なんかもよいよ。
こんな板で「蝉しぐれ」の名を聞けるとは(ワラ
いるもんだね時代小説読む人も
このスレで上がってる作品ってライトノベル以外の方が多いだろう。
ただ藤沢はライトノベル読者向けじゃないと思う。
言い意味でも悪い意味でも「サラリーマン向け小説」。
侍=サラリーマン(ビジネスマンでも会社員でもない)、藩=会社
としてサラリーマンが読むのが一番感情移入できると思う…。
お勧めは「海狼伝」白石一郎。
少年が父を捜しに海に乗り出す、というストーリーはライトノベルに通じるものがあると思う。
>>19 だからこそ「蝉しぐれ」をあげたんだがなあ。
あと藤沢周平=サラリーマンって発想はちょっとオジさん過ぎ
というか読んでるのが偏り気味?
人情物なら山本周五郎に次ぐ人だと個人的には思ってるんだが。
22 :
イラストに騙された名無しさん:01/12/31 15:10
時代・歴史小説のなかでライトノベル的興味で読めるものは?スレに
なりつつあるな・・・
確かにこの分野には、もともとキャラ萌え、雰囲気萌えな要素が
多いと思うが。
倉本由布の日本の歴史モノを挙げておこう。個人的にはこの作者は現代物の
ほうが好きなんだが。
24 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/29 19:24
つべこべ言わずに
隆 慶一郎を読むべし!
25 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/30 12:51
隆慶一郎ならまず一夢庵風流記みたいに漫画化されているものから読むといいと思われ。
ただ女性は読まないかもなぁ。あらゆる意味で男性的過ぎる。
>>21 藤沢周平を読んでる人もけっこういるもんだ。
池波正太郎とはまた違った意味で実に江戸らしい話だと漏れは思う。
特にお勧めは「用心棒日月抄」シリーズかな。
1巻は丁度赤穂浪士と同時代だから、特にわかりやすいと思う。
26 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/30 13:25
吉川英治「鳴門秘帖」
十分ライトノベルのりで読める。というより当時この辺の伝奇物は
今のライトノベルズの役割をしていたように思えるのだがどうだろう。
イラストが人気を左右したり、キャラ萌えだったりとか・・・
27 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/30 14:40
>>5 塩野七生は小説とは違うがチェザーレ=ボルジアが好きだな。
『鬼畜王チェザーレ』って感じがいい(w
>>14 佐藤賢一もいいね。
ピエールもいいけど、俺はカルチェ=ラタンを推す。
取っ掛かりや人物設定はライトノベルライクなのに、感じられるリアリティとかが違うんだなー、これが。
それでいてしっかり青春成長小説になってんの。おまけに弟×姉とかもあって、
この人の他の小説もそうだが下手なエロゲーより余程萌えるね。
って、直木賞作家に対して不遜だよな(w
28 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/30 14:48
隆慶一郎の「花と炎の帝」もおもろい。
未完なのが残念だ
29 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/30 16:59
30 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/31 18:03
市井ものの時代小説なら北原亜以子もいい。
「恋忘れ草」などどうかな。
31 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/31 22:48
ガイシュツだけど、塩野七生では「コンスタンティノープル
の陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」(どれも
新潮文庫)の西洋VSオスマン・トルコ三部作が初心者にはオ
ススメ。薄くて安いし、読みやすいよ。
32 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/31 23:24
佐江衆一の江戸職人綺譚なんかも短編で読みやすい。
刺青師のあねさんがなかなか良い。
33 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/01 01:09
34 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/01 01:47
白石一郎はなあ、O・ヘンリの短編を堂々とパクったりするからなあ……。
高校生のときに読んで、目が点になったよ。
「こんなことが許されて良いのか」って……。
35 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/01 01:51
ああ、ちなみに白石は「十時半睡事件帖」が最高だよ。
age
37 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/09 23:56
榛名しおりかな。思いつくのは。あたりはずれ
があるけどね。
38 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 03:09
電撃の大賞の「大唐風雲記」はおもしろかったのでございます。
>38
穏やかに同意いたします。
40 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 11:22
歴史群像新書だけど『龍騎兵』なんかどうよ。問題は絶版なんだが。
41 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 11:54
>40
確かにあれはいいと思う、ただ>1の条件には合わないな(わがままな、、、)
ところで同人で出してたのって『龍騎兵南へ!』だけでいいのかな?
(ペンCか軍事板で聞いたほうが早いかも知れんが)
42 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 11:54
藤沢周平なら「よろずや平四郎活人剣」もいいぞ。
ちゃんと恋愛シーンもあるし。
でもやはり池波の「剣客商売」が一番おすすめ。
萌もちゃんとあるぞ。
43 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 22:23
田中芳樹の中国史ものなんかはどうよ?
>43
論外。
45 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 22:31
藤沢周平がOKなら「秘太刀、馬の骨」を挙げておこう。
まだ映像化になってないが、ミステリー風味で連続時代劇にはぴったりの作品。
サラリーマン向けとよく言われるが、これは若者でも楽しめると思う。
46 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/11 23:22
>>41 ビスマルク追撃戦のパロがあったと思う。後1巻になったやつね。
>46
どもです、まだ扱ってるなら買おうかな…
最近は葉鍵とGPMにうつつを抜かしているそうだけどね。
(新シリーズを開始するそうだから良しとするか)
>>42 佐々木三冬ですね。
池波正太郎と藤沢周平はやっぱいいよね。
ストーリーはありがちなんだけど、ぐいぐい読者を引きこんじゃう
そういえば池波正太郎の文庫の後書き、温帯が書いてたよなあ
>48
あとがき言わんでくれ、解説といわれるのも正直いやだ。
>49の嫌だという意味はよく判らないが(温帯を出すなってことかな?)
後書きって、作者が作品の後に書くもので、他人が書いたら解説とか推薦だと思う。
>44
論外というほどひどくはないと思うが。とっつきやすいのは確かだし。
隋唐演義を読んでガカーリしたというのなら同情するが、論外と言いきる根拠を挙げられよ。
藤本よりぁマシだよ…と呟いてみるテスト
52 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/16 16:01
53 :
イラストに騙された名無しさん:02/02/16 20:54
田中芳樹のなら、夏侯覇の話なら好きだ。
この人の書くオヤジは好きだったんだが・・・
厳密にいうと歴史物じゃないが「後宮小説」は外せんじゃろ。
あえて騙されるというのも醍醐味のひとつ。
一見純文学だが中身は完全に萌え系ライトノベル
とくに江葉萌え!!
55 :
イラストに騙された名無しさん:02/03/06 15:19
藤原眞莉。とか言うやつは逝っとけ。
火坂雅志の「黒衣の宰相」に出てくる女忍者が非常に良い。
57 :
イラストに騙された名無しさん:02/03/10 09:22
ライトノベルならやっぱり田中芳樹じゃないかな、読みやすいのは。
纐纈城なんかは面白いと思う。
>>55 オーマイガッ!!!
今まさに言おうとしたのにw
59 :
イラストに騙された名無しさん:02/03/24 00:43
榛名しおりはイギリス単発物で大いに怒らせていただきました。
細君と何人も子供作っている男を、主役とはいえ他の女と相思相愛に
させるのはどうかと思う。
しまった、他にも怒った要素を思い出してきた。
なお、私は女ですが一夢庵風流記は楽しんで読みました。
「累卵の朱」大澤良貴著 白泉社my文庫出版
これ最近読んだんだけどスッゴイ面白かった。
オリジナル三国志って感じでお薦めだね。
私は女だけど男も女もどっちにも薦めれる。
>>59 「リーズ」ですね…^^;
榛名しおりは歴史ファン怒らせまくり。エリザベス陛下をあんなに頭悪く書くなつうの!
あと道徳的にも。お話もつまんない。
いっそ歴史をヒントにファンタジーでもやればいいのに、
ハンパに史実の人物を弄ぶから、歴史ファンとしては「ゴルア!」なんですの。
歴史ものとしてはまったくお勧めできません。つうかあの読み物を信じてテストに
同じとこでたら大変なことになると思われ。
夏侯覇って、三国志の夏侯覇だよな?
田中芳樹って三国志物を書いてたっけ?
スマソ、ソースきぼんぬ。
63 :
イラストに騙された名無しさん:02/05/04 13:43
>>62 長江落日賦の中の「白日、斜めなり」
三国志物はこれ以外に書いていないと思う。
64 :
イラストに騙された名無しさん:02/05/05 00:12
>63
ありがとう。
「長江落日賦」は昔読んだのに表題作以外ほとんど忘れてたよ。
久しぶりに読み直してみよう。
同じ田中芳樹でも、「風よ、万里を書けよ」は
女性主人公でラストもそんなに暗くない。
お勧めかもしれないな。全部歴史的事実だと勘違いしてテストに臨むと地獄を見るがね。
65 :
イラストに騙された名無しさん:02/05/05 01:40
塩野七生は『愛の年代記』とか『サロメの乳母の話』とかが、好きだな。
短編集で、ライトノベル的な話が入ってる。
「エメラルド色の海」が、想像力をかきたてられた。
あと絶版なんだけど(笑)小寺真理の『レッド!−イングランドの赤い竜−』朝日ソノラマ刊が
女騎士とエリザベス女王を描いてて、自分は好きだったなぁ。
皆川博子の『炎のように鳥のように』偕成社文庫刊は、児童書として書かれたから、
この人の話にしては読みやすい。ちなみに主役の片方は、草壁皇子。
「炎の蜃気楼」シリーズ
煽りではなく、マジレスで。
まぁこれは歴史物とはいえないかもしれないが、
作者の下調べの綿密さには脱帽する。
ただし、あくまでも歴史物として楽しみたい方には、
1〜5巻までと、邂逅編がオススメ。
67 :
イラストに騙された名無しさん:02/05/26 15:51
倉本由布の歴史もの小説。歴史ものが好きなので、古本屋でパラパラとめくって
少し読んだ。女性向けの歴史恋愛小説。史実どうりか知らんが、出てくる人はしっかり
と出てくる。実はライトノベルじゃない、倉本のハードカバーを読んだことがある。
小説じゃなかったが、ライト小説作家とは思えないくらい、歴史を勉強していると
感じた。実際に倉本の小説はしっかりと読んでいないので、ハッキリとは自信がないが
信用できるんじゃないかな。女性にお薦めする本ですな。
コバルトつながりで、須賀しのぶの『天翔けるバカ』は?
非常に珍しい第一次大戦モノで、一見コミカルでキャラで読ませるように見えて、
相当資料を読み込んでるのがわかる。
舞台が過去というだけではなく作者の歴史観も見えるし、
読み物としても純粋に面白い。
流血女神伝も、ファンタジーというより架空歴史ものだよな…。
69 :
イラストに騙された名無しさん :02/06/24 17:17
笹沢左保の宮本武蔵。
武蔵物には珍しく、佐々木小次郎の対決直後から晩年までを描いている。
が、ご存知の方はご存知の通り、この方の女性観は独特なので、
女性にはお勧めできない(最初の「女人」はよいけれど、最終巻がね)。
そして毎回己の身を反省しているところが、何となく情けない。
それでも良ければ読んでください。
「長安異神伝」は出た?
舞台は支那唐代。主役は二郎真君。
むかーし1巻を読んで、文章もよくて気に入ったんだけど、
2巻に手を出したらクズっぽい印象だったんでその先は読んでない。
著者失念。
>>70 >主役は二郎真君。
ちがったかもしれない。でもたしか出てくる。
>41
禿しく遅レスだが「龍騎兵的末裔」とゆー薄い短編集があた。
しかしというかしかも禿しく板違いのレスじゃね、スマソ
73 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/17 19:06
藤原も雨は君がためにはいいとおもう。他のはアレだが
ライトノベルではないけど、しかもガイシュツだけど
佐藤賢一さんはいいよ!
まず様子見するなら直木賞取った「王妃の離婚」がお勧め。
中世フランスが舞台。もとは大学で秀才と誉れ高かった男が
前王の勘気を買い、大学を終われ夢破れ、恋人とも別れて
ぱっとしない地方弁護士になっていた。
が、その憎い前王の娘が不美人だという理由で離婚させられそうになり、
ざまあみろな気持ちでその離婚裁判を見学に行ったら
あまりに理不尽な裁判のやり方に憤って、
王妃の弁護人となり、敵方をやりこめるという…
…なんかうまく纏められないけど、すげー痛快でカッコイイ話です。
あと、宮城谷昌光さんの中国物もお勧め。
「猛夏の太陽」あたりから入ってミソ。
短編集だから、自分が読めるタイプの作家か読めないタイプ作家か
雰囲気掴み易いと思う。
>8
ライトノベルをライノベと略すと必ずチェックを入れる
伝説のラノベさんはあなたでつか?
76 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/18 00:49
ライトな順に
清水義範「金鯱の夢」
浅田次郎「日輪の遺産」
遠藤周作「宿敵」
あたりがおススメかと
あと、
隆慶なら「死ぬことと見つけたり」「見知らぬ海へ」かな未完なのが残念だが
まあ隆慶含め、架空と言ってしまえばそれまでだが。
>>75 いや違うと思う。このスレはライノベという言葉がメジャーになってきた頃に
立てられて、それについてかなりの人が不快感を表明していたのだよ…
いまの「ラノベ氏ね旦那」はその中の狂信的過激派。
>>74 佐藤賢一ってさ、その、文章めちゃめちゃ下手じゃない?
洩れだけかな、そう思ってるの・・・
(クサしてスマソ)
「孟夏の太陽」、いいよねえ!
狩野あざみ「博浪沙異聞」と読み比べるのもオツなもの。
うん。「博浪沙〜」はかなーりライトノベルくさい。
(作家としての力量は・・・各自読み比べて判断するっつーことで)
79 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/18 02:46
浅田次郎で歴史物なら、蒼穹の昴は外せないでしょ。
そこそこライトだと思うし。
さすがに壬生義士伝はライトノベルの範疇からは外れるだろうなあ。
>>78(自己レス)
読み比べ。説明が足りなかったかも。
「博浪沙異聞」収録の短編のひとつが、「孟夏の太陽」の最後の一編(たしか)
と同じ人物/事件を扱ってたはず。
>>78 デビュー作の「ジャガーになった男」の改作版(文庫)は
確かにヘタレだったけど(オリジナル版は知らない)、
「双頭の鷲」とか「王妃の離婚」は
下手だとは思わなかったな
狩野あざみさんはライトノベル作家でしょ?
亜州〜のオチに激しく萎え、以来読んでませんが。
>81
自分も佐藤さん、物語は面白いけど
文章は、あんまり上手だとは思わないなー…。
そのぶん、勢いを感じる。物語の勢いが、そのまま文章になるっていうか。
まあ、文章が上手いとか下手だとかは、よっぽどのレベルでない限り
本人の主観とか好みの問題になっちゃうんだけど。
佐藤さんの『傭兵ピエール』好きだなぁ。
狩野さんがライトノベル作家かどうか、っていうのは微妙だと思う。
藤さんや井上さんもライトノベル作家でもあることだし。
佐藤さんも、それっぽいといえないこともないし。
清水さんもライトノベル作家だし。
ようは、どこのレーベルから本を出したか、出してるかの問題じゃないかと。
>78,82
そんな君たちが「こいつは文章がうまいぜっ!」というお勧めの作家は?
84 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/20 03:49
佐藤大輔あたりが古代〜中世あたりの戦記ものを書けば漏れ的には最高なんだが・・・
>83
78でも82でもないが、やっぱり池波先生じゃないの?
幕末遊撃隊(伊庭八郎)、幕末新撰組(永倉新八)
戦国幻想曲(渡辺勘兵衛)あたりは面白いと思った。
脚本家あがりというのがなんとなく納得できる文章だが。
>51
田中ファンの端くれとして言うが
他人に勧める場合は陳先生の軽めの作品(秘本三国志とかは完全にライトだろ(藁)
を出した方がよいと思うぞ。
田中は教科書みたいな文で書くから一般の小説ファンからは
「文章が硬い」「年表みたいで読む気をなくす」
と言われることもある。
ストレートに「つまらん史観しか持ってない」
と言われることもあるが(藁)
まあ俺は好きで読んでるんだが(どないやねん)
86 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/28 21:41
保守age
87 :
イラストに騙された名無しさん:02/09/28 22:49
>>70 井上祐美子だね。
田中芳樹絶賛!とかいう売り出しで長安異神伝をやってたが、
句点が多すぎていちいち引っかかる。
田中芳樹の中国モノは「編訳」が付くかどうかで判断しれ。
「編訳」の2文字がついたものはクソ。
中国語を日本語に変換して体裁を整えただけだから。
>>83 むー。下手なのは容易に判別つくけど、上手いのはどうも・・・
どういったらいいのか、映画のCGなんかと同じ?
技術がすぐれていれば、素人目ではどこがCGなのかすら区別がつかない。
でも、駄目なCGは素人でも指摘できる。
みたいな。
そんなことない?
ちなみに宮城谷なら初期の稠密な文体が好き。くどくて嫌いって人もいるかもしれないけど。
池波は強烈な個性のある文体だけど、上手いと思う。朗読してみて驚いた。
逆に司馬遼太郎は文章としては下手、だと思う。小説としては面白いし好きなんだけど。
>>81 >デビュー作の「ジャガーになった男」の改作版(文庫)は
>確かにヘタレだったけど(オリジナル版は知らない)、
あやや、まさにそれです、私が唯一流し読みしたことのある佐藤賢一。
デビュー作だったのか。
作品を重ねる毎に上手くなってるのかもしれないですね。
90 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/09 23:02
「蒙古来たる」なんかどうかな?最初ちょこと難しいかもしれないけど、話の展開のノリはライトに近いのでは?
91 :
イラストに騙されなかった名無しさん:02/10/10 23:43
・田村登正「大唐風雲記 洛陽の少女」電撃文庫
>>38-39で言及されておりました第8回電撃ゲーム小説大賞受賞作でございます。
おもしろかったのでございます。数カ所引っかかった以外は文章もなめらかです。
詩仙・李白、楊貴妃に高力士、高仙芝&封常清。そうして(なぜか)武則天。
ジュブナイルという表現が適切なのでしょうか、気持ちのいい一冊でございました。
紹介してくれた方に感謝を捧げたいところです。
あ、大唐は長安城の地図を傍らに読むのがおすすめでございますよ。
>89
私としては「ジャガーになった男」も好きですよ。
ライトノベル的展開という,その手の軽快さが出ているという点のみに関しては,
「傭兵ピエール」や「王妃の離婚」よりも上だろうとも思っている。
時代背景だけを利用している分,主人公とその親友が自由に荒唐無稽に動けてる。
もちろん世界背景の重厚さは,後ろ2作の方が圧倒的に出ているから,一般書と
してはどうしてもソッチが評価高くなるだろうけれど。
で,この作家の作品は「ある種のヘタレ男」が好きな人でないと
楽しめない気がします。
1.特定分野の才能はある。
2.その努力も惜しんでない。
3.男惚れされ,親友的人物を持ってる。
4.……でも,根本的にマザコン(女性に跪きたがっている?)
みたいな「駄目さ」「人間臭さ」を持つ男ばかりが主人公なので。
「100%ヒーロー」が好き(でないと楽しめない)って人には不向き。
……歴史ものを読みたがる人は,そーいうことはないか。
千秋寺京介の「怨霊記」ってどうですか?
明治という時代をとてもよく検証しつつフィクションを織り交ぜる才能が
すごいと思ってるんですが。
ライトのベルでも何でもないかもしれんが,最近読んだ書籍で
「蒼き狼」井上靖/新潮文庫
有名なチンギスカンの生涯を描いた作品。
この人物を描いた日本文学史的にはとても有名な1作。
彼の「征服欲」の根幹,つーか人生観?
「自分の在り方,あるべき場所の模索」がすごく人間くさくてよく描けていた。
彼の後継者とのつながりもしっかり描かれていて,まさしく「生涯」を書いている。
最近は「半生」を書く作品が多いいし,変に冗長な長作ばかりが目に付くが,
そこの点だけでも,読みやすくて良作。
「壬生義士伝 上・下」浅田次郎/文春文庫
壬生狼と呼ばれた新撰組,その隊士「吉村貫一郎」を描いた小説。
南部藩(東北地方)出身の彼が,なぜ脱藩まえして新撰組に入隊したのか……。
「家族愛」と「ヒューマニズム」が嫌いでないなら,良作か。
ある新聞記者が,彼の人物像を知るために,彼を知っている数々の人物,
彼と特に親しかった人物を知っている人物にインタビューして,
その人たちの「一人称語り口」によって描かれている。
文体というか,作品の描き方自体が独特で,臨場感がある。
95 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/15 21:43
宮本昌孝の小説はどうだろう?
剣豪将軍義輝とか藩校早春賦(これの続編もあるが未読)とか。
ただ、藩校早春賦は架空の藩を舞台にした青春物だからこのスレ的には除外かな?
って事で俺が好きな人物、足利義輝を主役にした剣豪将軍義輝を紹介。
「剣豪将軍義輝 上・中・下」徳間文庫
主人公、足利義輝は足利将軍家という高貴な家の生まれで
幼くして第十三代将軍の地位に就くが時は戦国時代、将軍家の権威は地に落ち、
畿内で覇を競う大名達の傀儡に過ぎない有り様だった。
そんな中、義輝は将軍だというのに剣を学び、その道を究めようとする共に
傀儡の地位に甘んじず幕府の権威回復と戦乱の終結を試みる
というのが主な流れなんだが、内容はライトノベルと言うのに相応しいかと。
誘拐された好きな子を助ける為にお供一人を連れただけで悪人のアジト乗り込んだり、
倒したならず者に慕われて押し掛け家来になられたり、宿命のライバルがいたり
将軍なのにお忍びで剣の修行に出ちゃったりと
王道な展開が満載でそういう系統のライトノベルが好きな人にはオススメ。
信長・斎藤道三・明智光秀・木下秀吉・武田信玄・上杉謙信と多くの
戦国時代の英雄達も出てくるので戦国時代が好きな人にもオススメします。
96 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 13:53
既にして、ジャンルがライトノベルでも何でもなくなっているので、お勧めしておく。
I.モンタネリ「ローマの歴史」 読みやすくてよいぞう。
97 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 16:37
歴史小説といえばサトクリフでしょう。
児童書ゆえに解りやすく面白く骨太。
「辺境のオオカミ」しびれるほどカッコよかった。
98 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 16:56
>>95
宮本昌孝って、タリオンの作者?
99 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 17:10
100 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 17:21
>>96 をを同士!!
洩れはあれを読んでスラ(ローマ独裁官)のファンになった。
知ってる限りでは歴史上一番かっこええよ。奴の生き様は。
皆も読んでくれい
宮城谷さんなら太公望が一番ライトかと。
102 :
イラストに騙された名無しさん:02/10/20 17:48
最近完結した酒見賢一の「陋巷に在り」全一三巻。
孔子モノだけど正直孔子はどーでもいい。願回絡みの話の方が面白い。
続編希望。
>102
やっと完結したんか〜。
展開の遅さがいやで、途中で止めてたよ。
顔回は顔が回転します。すごいです。
106 :
イラストに騙された名無しさん:02/11/23 10:18
姫神かな。
かなり賛否両論だけど。
歴史物は、編集さんに嫌われるんですよね。売れないから。
特に男向けライトノベルはこの傾向が激しい。
有名作家にならんと書かせてもらえないとか。
私も酒見賢一は好きですわい。
108 :
イラストに騙された名無しさん:03/01/02 22:40
新年なのであげてみました。
歴史をメインに扱ってますが榛名しおりはお勧めできない。
っつーかコバルト、ホワイトハートその他少女系のライノベは
あまりいいのがないなぁ…
109 :
イラストに騙された名無しさん:03/01/02 23:25
宇宙皇子
つーか、少女系のライトノベルでは歴史は添え物でしょう。
メインはキャラクター達の恋愛関係などだと思うが。
ひっそりと、駒崎優の「足のない獅子」「黄金の拍車」など推してみる。
>108や>110の後に書く私もアレだが。
駒崎さんは………歴史モノ?
個人的に「ダルリアッド」という単語を、
あーゆー話に使用するのは止めてくれ!と痛切に思った。
すまん、サトクリフマンセーなんだ、自分。
(^^)
114 :
イラストに騙された名無しさん:03/02/02 00:29
115 :
イラストに騙された名無しさん:03/02/20 10:14
誰か新しいものを紹介してくれるよう、ageてみる。
ライノベは無いけどな。
ジハードがなぜ出ない!?
(^^)
不死身の「天山疾風記」(松下寿治・著)を面白いと思ったのは俺だけなのか、
それともこのスレはもう終わっているのか。口惜しや。
佐藤賢一は「カエサルを撃て」も好きだったーとか言いつつageて去る。
120 :
イラストに騙された名無しさん:03/03/22 04:01
大丈夫、俺も好きだぞ「天山疾風記」
イラストはちょっとだが(きれいな絵だけど、内容に合ってない気が……
ここで紹介されてる作品の宝塚化率の高さに、ちょっとビックリ
……ってなことを思うのは俺だけか……
>>119 そもそも「歴史物」で面白い「ライトノベル」という前提が厳しいと思われ。>このスレが廃れたわけ
紹介されてるのも「面白いけどこれライトノベルじゃないだろ」ってのか
「小説としては面白いけど歴史物としてはちょっとなあ……」ってののどっちかだし。
ちなみに
>>108で否定されてるがライトノベルとしては榛名しおりは面白いと思った。
いいんだよ、架空歴史小説として見ればな……
(^^)
あぼーん
124 :
イラストに騙された名無しさん:03/04/28 03:25
なんで誰も
富永浩史「ルスキエ・ビチャージ 死天使は冬至に踊る」富士見ファンタジア文庫
を挙げないんだ!
舞台がキエフ・ロシアで、考証はめちゃめちゃ詳しい。
何より脱帽するのが、主人公の姉が実は○○○だってところ。
新刊ではもう手に入らないと思うので、古本屋で探してみてほしい。
>>124 死にスレだから。
(特にタイトルが w)
>121
榛名しおりは1冊だけならお勧めできる
2冊、3冊読んでいったら、多分4冊目くらいに根をあげる。(自分は3冊目だったが…)
いつも同じ話がぐるぐるしている。
例え舞台がイギリスになろうとドイツになろうとギリシャになろうと…
イラストが同じだから余計につらい。
まぁ、好みがピタリとあった人間には当たりはずれがないと
いえるのかもしれないが…
127 :
イラストに騙された名無しさん:03/04/30 15:35
藤水名子の涼州賦が面白かったので、
コバルトの炎風眷恋を買った。
激しく面白くなかった。
ん? これはコバルト向けに書いているからこういうデキなのか?
それともこの人は実はこーゆー文体なのか?
続編が2作ほど出ているようですが、これは買いですか?
これは以後おもしろくなるんですか?
128 :
イラストに騙された名無しさん:03/05/08 19:17
「鋼鉄忍法帖」
「虚船」
「晴明。」
「鬼哭。」
「大菩薩峠の要塞」(未完)
「東北呪禁道士」
「月王」
「杖術師夢幻帳」
「FIGHTER」
「陰陽ノ京」
ぱっと思いつくのはこれぐらいカナ…
塩の801はいってるじゃねぇか
オエ
あぼーん
>作品の宝塚化率の高さに、ちょっとビックリ
ふつうの歴史だとつまらないからね。
女→男とかのほうが、異常性がひとつのアドバンテージになると思う。
話を作る上では。
中国は、もっとも女侠ものの話は古くからあるけどねえ。
あぼーん
133 :
イラストに騙された名無しさん:03/05/30 23:14
北方謙三の「破軍の星」はダントツで面白いけどな・・・。
知ってる奴いるか?
134 :
イラストに騙された名無しさん:03/05/31 00:16
135 :
イラストに騙された名無しさん:03/05/31 00:46
夢の痕 藤原眞莉
姫神はお勧めできないけどこれは個人的に好き。
田村登正「大唐風雲記 洛陽の少女」
>>133 安心しろ。俺は知っている。無論読んでもいるさ。
そして当然、読んで感動したさ。
139 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/01 23:49
>>138 おお、知っている人がいたとは。
俺も読んで感化されたクチです。
北畠顕家かっけー。
140 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/01 23:56
覇王の軍だったか菊地武光が出てくるのが面白かった。
護良親王とか。あれ?懐良親王だっけ?
特に戦闘場面が非常に映像的な陣形と陣形のぶつかり合い。
あの作家の三国志も戦闘場面はああなんですかね。
141 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/02 00:00
>>140 「武王の門」
んで懐良親王ね。
これも名作。
三国志は未見だが
他の作品でも戦闘場面の描写は迫力あるなあ。
142 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/02 00:04
サンクス。どこから出てきたんだ覇王の軍。
143 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/02 00:08
検索した。あれ?これ読んでないんだけどな。>覇王の軍
護良親王はこないだ読んだ
国枝史郎の『あさひの鎧』と混同してしまったらしい。
144 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/18 11:40
日本ものおせーてよー
145 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/18 13:17
146 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/18 18:25
「辺境のオオカミ」
あぼーん
148 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/18 22:27
>>145 おおー!その本はもしや「レキパロ」ですね?
ポマエも知ってるんでつかー
その本、じつは昨日、買って読みました。
読みやすく面白かった。と、まじ感想を述べておこう。
まあ、ライトノベルの分類に入るか疑問だが
お手軽に歴史の勉強にはなるな。
149 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/19 00:03
「破軍の星」は誰だっけ
150 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/19 10:42
age
151 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/19 18:41
age
152 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/21 00:18
江戸時代ものってないねぇ。
153 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/21 08:34
古墳時代ものも見たい
154 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/21 12:39
age
異世界だけど青木基行の龍騎兵を押しておく
龍騎兵といってもドラゴンはでないが
156 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/22 10:40
>>149 北方謙三。
それとも主人公が?ってことかな。
それなら北畠顕家。
北方はなぁ・・・面白いんだけど、話しがワンパターンなのだけはどうにかして欲しいと思う。
無理して壮大な野望を主人公に抱かせないでも良いんじゃないかと思うんだが。
特にあの北畠顕家は違和感バリバリだったぞ。
>>141 北方の戦闘場面は学生闘争の実体験をもとにして書いてるらしい(w
永井路子の王朝三部作はどうかね。
159 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/24 15:20
永井路子は『悪霊列伝』が好きだ…。
161 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/25 10:40
同じく
162 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/26 10:53
あげ
あぼーん
164 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/26 12:00
>>152 宮部みゆきの妖怪ものなんてどうよ?
霊験お初捕物控シリーズとか
それと、江戸時代が舞台の娯楽小説は
忍者・剣豪物が一時はやってたから古いものならかなりある。
最近、江戸時代モノのライトノベルを四冊ほど読んでしまった…。
少女系だけあって、ライトな吉原系。ボイズにあらず(w
江戸時代モノの時代小説は、かなりあるから少ないって気がしない。
『炎のミラージュ』と言ったらブチ殺されるのであろうな…
アレ読んでると戦国武将が怒って祟ってくるんじゃないかと思う。
167 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/30 14:09
はげ
>>166 噂には聞くがそんなにひどい内容なのか・・・。
169 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/30 22:07
>>145 その本、友達から借りて読みました。好き嫌い分かれるかもしれませんが俺は好きでした。
170 :
イラストに騙された名無しさん:03/06/30 22:54
>>145 これHPあったな
そっちはよく見てた
ただこれをライトノベルと呼べるか迷う
あぼーん
>166
ミラージュを歴史物とかいったら、
ミラージュ読者からもクレームがつきそうな気もする…。
なんですか、アレは魂の愛の遍歴の物語だそーですから。
まあ、ミラージュも日本史を素材にしてるので、
歴史物ライトノベルに含まれるんじゃないかな……。
173 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/02 17:13
保守
174 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/02 18:25
「斎姫異聞」はどうでせうか(;´Д`)?
「燃えよ剣」なんかは馬鹿一連発でラノベよりラノベくさいぞ
176 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/02 20:00
っと、言い忘れてた。
でもノンフィクション。コレが重要
177 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/02 23:14
俺は北方の
「黒龍の柩」と「草莽枯れ行く」を推す
>>175=176? なら、「燃えよ剣」は読み易いし面白いが・・・ノンフィクションって。
>>177 「黒龍の柩」は北方独自の山南像が良かったね。
天智天皇は小説になってないカナ?
天智天皇か。額田女王や天武天皇、持統天皇、有馬皇子、蘇我氏とかの話には
もれなく出てくる重要人物なんだが。主役となるとあんまり思いつかないな。
『中大兄皇子伝』黒岩重吾/講談社、『天智伝』中西進/中公文庫
主役なのは、この二冊ぐらいしか思いつかん。
181 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/03 18:40
卑弥呼の小説などに最近興味があります
176も俺だよ
ん?ノンフィクションじゃないのか、アレ?
>>182 燃えよ剣はあくまでも小説。
司馬の創作部分も当然多いし、今となっちゃ間違いとされてる説をとってる部分も多い。
ってか、そもそも歴史小説をノンフィクションとは言わないと思う。
184 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/04 09:22
司馬はライトノベルなの? いきなりスマソ
銀の海 金の大地
と言ってみる
>183
>今となっちゃ間違いとされてる説をとってる部分も多い
すまん。初めて知った。
>184
恐らく違う。が、あ(ryってことで
187 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/05 09:54
『ナポレオン狂』
188 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/05 23:23
『英雄よみがえる 日本編』学生社
オモシロカター 竜馬、家康、義経、竜馬です。
あぼーん
歴史IF物、仮想戦記でいいのないっすか?
191 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/06 10:17
「ジハード」が出てきてない・・・。
まんまライノベの歴史物なんだが。
192 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/06 10:23
>>190 火坂雅志 「異形の逆襲」
蒙古襲来に神風は吹かず!
鎌倉幕府は滅びモンゴル軍が日本を蹂躪する。
その蒙古政権に敢然と反旗をひるがえした男がいた―
その男の名は、楠木正成。
後醍醐天皇を奉ずる正成に応じ
全国のばさら、かぶき者たちが蒙古を討つべく立ちあがる。
モンゴルの騎馬軍団と彼ら悪党の山岳ゲリラ戦が
京洛の地に激突する空前の歴史ifとダイナミックアクション!
元寇にもし神風が吹かなかったら?大胆な設定をもとに
気鋭火坂雅志が歴史のifに挑む!
193 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/06 12:32
中西著「天智伝」
「陰陽寮」
ラノベにまちがいなし
半村良「戦国自衛隊」
196 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/08 13:27
火浦功「スターライト★こねくしょん」か「スターライト★ぱにっく」
タイムマシンもの。
既出かもしれんが「天翔るバカ」
タイトル通り飛行機バカの話
第一次世界大戦を舞台にした話は少ないが
その中でもかなり時代考証などしっかりしてると思う。
コバルトにあって、恋愛要素がここまでなく、ヤオイ臭もしない作品は稀。
こういうのがたまーにあるからコバルトから足が洗えない(w
198 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/10 08:34
「カリオストロの城」
199 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/12 13:14
あげ
200 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/12 17:28
200
201 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/14 18:26
201
202 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/14 20:24
激甘、単純、明快なストーリーで歴史物って言ったら、
修道士カドフェルのシリーズでしょう。
私の中ではライトノヴェルに分類されてるので。
kishin -姫神- 作 定金伸治 スーパーダッシュ文庫
卑弥呼の後継者「台与」が主人公
台与の性格がGMPの芝村舞に似ています。
卑弥呼の幽霊みたいなのがちょくちょく出てくるので
かなりファンタジー色が強いと思われます。
GMPの芝村舞とかが好きなら買ってみるとよいかも。
あぼーん
205 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/16 11:16
山崎さん、やめてください
206 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/20 22:32
やめてください
207 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/21 09:38
まあとにかく
×ライノベ
△ラノベ
○ライトノベル
なわけだが。
209 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/21 17:57
△ラベル
▲ライベル
……魔法少女か?
ベルは二人いるな。
212 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/22 08:03
魔法少女ライベル
>>210 トノとライベルに分けられるわけだな。
……江戸時代タイムスリップ魔法少女もの?
214 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/23 19:43
ライトノベルで歴史を読むは
勉強のきっかけになってよいと思うので
age
216 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/23 22:23
216ゲトー
ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
217 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/24 22:28
>>215 それはライトノベルばかり読んでいるからでしょう
218 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/25 09:44
銀河英雄伝説を読むともったいぶった日本語になれます。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
224 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/25 11:53
それはさておき。
面白い歴史物のライノベを教えてよ!
225 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/25 23:31
『戦争と平和』ナポレオン戦争時代のロシアを描いた戦争小説。
>>70 俺も「長安異神伝」を推す
二巻で挫折せずに3.4巻読んでみるべし
227 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/27 21:08
面白い歴史物のライトノベルなどないのです。
ライトノベルに詳しいg君が言っていました。
g君はすごいライノベが好きで
僕よりも好きです。
228 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/29 09:46
あぼーん
あぼーん
あぼーん
232 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/29 17:47
卑弥呼のライノベ読みて〜
233 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/30 16:39
>>188 『西洋篇』出たね。買ったよ。
一回ネットで読んだやつだけど
やっぱナポレオン、ケネディおもしろかった。
234 :
イラストに騙された名無しさん:03/07/31 16:55
『江夏』
あぼーん
236 :
イラストに騙された名無しさん:03/08/01 00:56
あげ
>>168 面白い事には面白いんだが…
作者が呪い殺されんか心配な作品や。
238 :
イラストに騙された名無しさん:03/08/01 17:40
へぇえ〜
>>232 『まつら伊予姫』ってのがスーパーダッシュ文庫創刊時にあった。
まあ、イマイチだったけど。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
241 :
イラストに騙された名無しさん:03/08/02 07:53
『乱ゴリアーズ』
司馬遼太郎はライトノベルと分類してよいのではないだろうかと思ったり
芥川賞はともかく、直木賞作家の本はライトノベルと分類してもいいと思う。
>>243 『マークスの山』がライトノベル…
『レディ・ジョーカー』がライトノベル…
ありえねー>あんなにモッタリしとんのに『ライト』違う。
245 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/02 13:21
『夫婦茶碗』
>232
定金伸治「Kishin―姫神―」
ttp://dash.shueisha.co.jp/-kishin/ これは?日巫女が主役ではないけど、かなり見せ場はある。先月でた五巻で完結。
後、この人はジャンプのベルで「ジハード」っていう、イスラム対キリスト(十字軍)の話も出してる。(11巻完結)
一度も名前が出てないが、このスレの主旨に合った作家だとは思う。
が、今月に集英社文庫で大幅加筆修正版がでるんで、今買うと多分損ではある。
>246
き、昨日買ったとこなのに・・_| ̄|○
248 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/09 17:19
>232
デビルサマナーのノベライズもそれっぽかった
つ ま ら な か っ た け ど
>246
今日発売だね。>ジハード
250 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/23 19:51 ID:fg2p/QwJ
武上純希の
「古代幻視行 姫巫女」
諸葛孔明が主人公で、日本に渡り卑弥呼と冒険する話。
イラストをいのまたむつみさんが描いていた。
同じような話で、橋本正枝さんがイラストを描いていた
「不死鳥伝奇 ゼクウ」というものもある。
こっちは張良が主人公で、やはり日本に来る話。
10年以上前に出版されたので
新刊書店では見かけません。残念。
251 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/28 10:08 ID:2ZqSIf4/
どーゆう歴史物が読みたいかによるけど
堅苦しくなくて笑いながら勉強になるのだったら
ガイシュツかも知れないけど歴史パロディ
「英雄よみがえる」で検索したほうがいいのかな?
ホームページで公開してて本になったやつだよ。
252 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/28 10:09 ID:2ZqSIf4/
歴史パロディで検索したほうが
ホムペ一発ででてきた
253 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/29 09:34 ID:klNvW9Nt
『戦場のピアニスト』
駒崎優の「足のない獅子」&「黄金の拍車」シリーズ。
中世イギリスの田舎が舞台です。
255 :
イラストに騙された名無しさん:03/09/30 17:39 ID:bLvKwT10
256 :
イラストに騙された名無しさん:03/10/01 00:10 ID:QtpJcVzI
歴パロね。おれも好き。
257 :
ラノベではない鴨:03/10/08 23:18 ID:RrpiPZqX
ジョン・マドリックス・ロバーツ作
『古代ローマの殺人』
『青年貴族デキウスの捜査』
早川文庫のオレンジの背表紙の奴(絶版?)
既出かも知れんが塩野七生のイタリア3部作もお薦め
258 :
イラストに騙された名無しさん:03/10/31 07:10 ID:kABYM9cN
酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」が面白い。
「陋巷に在り」みたいにダラダラやらなければ良作になるだろう。
259 :
イラストに騙された名無しさん:03/10/31 09:44 ID:yraxQW4r
永井路子の本は少女小説の延長としても読める。
美貌を謳われた女性が主人公が多いし、キャラ萌え要素もある。
「流星」とか。
I・モンタネッリの「ローマの歴史」
軽快で読みやすく、暇つぶしにも丁度良い。
古代ローマ史に軽く触れてみるのには最適の書だと思う。
通史なので小説とは言えない気もしないではない。
内容がライトであるのは保証するが。
262 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/01 18:47 ID:lqAdHVfD
263 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/03 21:58 ID:ETMW6TPe
『ねじまき鳥年代記』がおすすめ
>>258 確かに「陋巷に在り」は長すぎたな・・・
>>264 それでも文庫で買っている、惰性で最後まで・・・
266 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/04 17:32 ID:JbQKg34O
彩穂ひかるの「法廷士グラウベン」(X文庫ホワイトハート)はまだ出てこないにゃ〜〜。
ぶっちゃけて言っちゃえば、ハンザ同盟の架空都市を舞台にした「逆転裁判」。(w
初めて表紙を見たときは「メ…メフィスト先生?」とか思いますた。
でも面白かった。
>265
自分も「陋巷〜」文庫で入って追っ掛けてるクチ。
確かに媚術治療編は長すぎだと思ったが、こないだ出た10巻は
また面白くなってると思ったけどなぁ。尤も、まだ途中で
寄生虫蘊蓄におお〜とか言いながら読んでるとこだけど
>258で紹介されてるのも楽しみだ。
269 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/05 16:26 ID:P6wApVWp
良スレ
ラノベとは、だいぶ趣きが異なるが、山手樹一郎なんか良いかもしれない。
春陽堂文庫から全集が出ている。
「桃太郎侍」とか「遠山の金さん」の原作を書いた人だ。
まあ、時代劇なんだが、個人的には時代劇こそ純和風ファンタジィだと思っています。
大名の若様がおしのびで市井で活躍したり、やんちゃ姫がでてきたりと言った話が多いです。
271 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/06 01:01 ID:vsTcT9qY
岩波文庫のシラー『ヴァレンシュタイン』
ちょっと前に新訳版出たんだけどかなり読み易かったよ。
272 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/06 11:14 ID:0Oimm5zO
ヴァレンシュタインって将軍?
273 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/06 18:11 ID:37pfcxB4
>>268 酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」は隔月連載で二年かけて三顧の礼まで来た。
いつ単行本にまとまるのか皆目見当もつかないので
騙されたと思って今書店に出ている号だけでも読んでみてくれ、
「陋巷に在り」のもたつきが嘘のように弾けているから。
別冊文藝春秋です。背表紙の上が緑色の小さい帯。
274 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/07 11:20 ID:XKTb7tIj
別冊文藝春秋で「泣き虫弱虫諸葛孔明」が連載してるってこと?
見てみようかな。
275 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/07 14:59 ID:hwqb6mVx
しているよー>連載
真樹操の新刊を待っているのってオレくらいなのか?
あれだけ実力のある人なのに
中国ファンタジーもののブックガイドの類を見ても評価は高いのに
何で新刊が出ないんだー!
277 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/15 11:54 ID:XpGpxD3M
歴史モノでいうと誰のライノベ読みたい?
>>272 その本そのものは知らないが、ヴァレンシュタインといえば
三十年戦争の英雄だ。
280 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/16 17:31 ID:xlf9SALa
30年戦争か。おもしろそうだな。
>276
真樹操は、コバルトでホモ系小説をかいて人気あるから
中国モノは諦めるが吉。もうコバルトの外では無理じゃないか?
>>281 ・・・誰かと勘違いしてる?
それとも別PN?
284 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/17 20:28 ID:Bre+zOLt
おもしろい経済史はやっぱ石の森?
285 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/17 21:31 ID:hpVUCKAO
修羅の刻、小説版というのはどうだろう?
『これは史実である』と作者も言ってるしw
286 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/18 01:01 ID:PK2pLjUW
>>278 三十年戦争もののラノベだと「北の雷鳴」か。中里融司の。
ただ、今は絶版になってる恐れあり。つーか約10年前のだから
多分なってるわな。
ラノベにしては出来のいい方らしく(実際面白いし)、
世界史板でもこの時代の作品となると必ず挙げられる。
ちなみにシラーのは戯曲です。あれをラノベというのはちょっとどうかと。
>>286 俺はアレが超地雷だった……。
何があかんかったのだろうか……。
288 :
イラストに騙された名無しさん:03/11/22 11:15 ID:v5GFlShO
まあ確かに、非現実的な面はあるけどね。
妖精だの神の化身だの。
あと歴史上実際に活躍したのは別の人物だったりと、
細かくつっこめばツッコミどころは色々あるが、
(というかアレの主要脇キャラ、ほぼ創作だし)
そんなものは歴史物のラノベには付き物なわけで。
多分、グスタフ王の描写はシラーの歴史書の「三十年戦争史」
の系譜かと。
少なくとも、時代的にその少し後の「マリア」ほどは外してないと思う。
これはこれでそこそこ面白かったが、どうしても肝心な点で
ツッコミ入れたくなるんだよなあ。
「ヨーロッパでは、愛人の子供は普通は後継ぎにはなれません」と。
榛名しおり、どうも調査不足が悪い意味で露呈して興ざめする。
ブロア以降買ってない。
荒俣宏『海覇王』
台湾と日本、中国を舞台にした鄭芝竜・鄭成功の物語。
色彩豊かな文章で海賊好きーにもオススメです。
永井路子『美貌の皇女』
氷高皇女萌え! その一言に尽きます。(ぉ
長屋王の事件を題材にした深い洞察、
幸せがその手から零れ落ちるような描写が…素敵。
北方謙三『三国志』
呂布の死に様に涙しない奴は漢じゃねぇ!
荒野になびく真っ赤なマフラー、眼前にせまるは大群の敵。
武将の死に様が本ッ当に格好良いのよ…それだけとも言うけど。
海音寺潮五郎『武将列伝』
列伝形式で一冊につき幾人かの武将を取り上げてます。
『天と地を』の著者で、そっちのほうがラノベ的なんですが
エピソードが短く、良く練られているこっちをオススメします。
まだ上がってなくて、わりと読みやすそうな物ということで。
宮城谷昌光『夏姫春秋』とか中島敦『李陵』なんかもオススメですよー。
ノゥ!
ラノベ率低……。
ほとんどキャラ萌えできる一般小説じゃねーの。
コバルトの朝香祥の三国志えーよー、入り口には(w
9割が数年で卒業してしまうあたりとかな。
あれのおかげで女性の三国志人口上がったよなぁ(−人−)
吉田直の「ファイター」。
新撰組がゾンビな奴。
腐女子に受けるような新撰組のと比べたら、
間違いなくおもしろいと思う。
……ところでこれもパクリ疑惑とかあるのかな?
今の奴みたいに。
294 :
イラストに騙された名無しさん:04/01/31 21:40 ID:D7gk09iU
パウルカレルの『バルバロッサ作戦』上中下や『焦土作戦』上中下
WW2時の独ソ戦物。
同じ著者の『砂漠のキツネ』あのチャーチルも褒め称えた
エルウィンロンメル将軍を描く。
それと『彼らは来た』ノルマンディ上陸作戦及びその後の死闘。
どれもこれも主にドイツ側の視点から描かれております。
ラノベかと言われると微妙だけど。でも読みやすかったのでオススメです。
295 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/29 21:01 ID:wRjZf3wm
>>293 パクリスレからコピペ
>402 :イラストに騙された名無しさん :03/09/09 20:54
>パクリとはいわないけれど
>吉田直氏「FIGHTER」
>高橋克彦氏の「倫敦暗殺塔」と「刻謎宮」をなにげに参考にしてますな。
>403 :イラストに騙された名無しさん :03/09/14 15:48 ID:NLbWbmMd
>吉田直の「FIGHTER」 は、まんま「ユニバーサル・ソルジャー」だろ?
>405 :イラストに騙された名無しさん :03/09/17 23:25 ID:siBvT2pS
>影響的というか順番的には
>「ユニバーサル・ソルジャー」→「刻謎宮」→「FIGHTER」
>「警視庁草紙」→「倫敦暗殺塔」→「るろうに剣心」→「FIGHTER」
>だろ
296 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/29 21:10 ID:wRjZf3wm
ちなみに「刻謎宮」は沖田総司&アンネ・フランク&マタハリが
時空警察にスカウトされて改造人間になって
古代のギリシアに派遣されるという話。
お笑い要員のヘラクレスが最高。
「倫敦暗殺塔」は十九世紀のロンドンの日本人村(見世物)の話。
斉藤一は政府の密偵。コナン・ドイルなんかも出てくる。
有名人ゾンビ小説のルーツといえば
山田風太郎の「魔界転生」でしょうな。
297 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/29 23:35 ID:Ll5/SVJ1
ライトノベルで架空設定無しっていう時点で、
歴史物って皆無じゃん。
条件クリアの作品って過去あった?
ま、架空設定無しならほとんどの一般歴史小説が失格だわな。
それどころか歴史教科書まで……こっち方面の論争はやめとくか。
とにかく作風やレーベルや水準はともかく、架空か否かということは条件にならんと思うヨ。
司馬遼太郎 国盗り物語 オススメ。 そして日本史の道へカモーン
300 :
イラストに騙された名無しさん:04/03/01 10:33 ID:559X7AOC
今なら燃えよ剣だろう、司馬遼太郎なら。
主人公は写真にある通りの美形だし。
しかし最近、女の萌えをそそるような、男が主役のラノベが
ホントに減ったな。歴史物に限らず。
今さら萌えよ剣という話もある
302 :
ラッシャー木村は打たれ強い:04/03/02 15:56 ID:MdI402a1
朝松 健
・大菩薩峠の要塞(2巻/未完)
・元禄霊異伝(元禄霊異伝など3巻)
・歌舞伎ファンタジー(妖術先代萩など2巻)
・室町伝記集(百怪祭など2巻)
・一休シリーズ(一休暗夜行など4巻)
・真田十勇士シリーズ(真田三妖伝など4巻)
303 :
イラストに騙された名無しさん:04/03/04 13:20 ID:cUcSmUl4
江戸時代あたりを舞台にした面白いラノベある?
あんみつ姫みたいな感じのコメディで
鳴海丈「大江戸えいりあん草子」コバルト文庫 絶版
阿智太郎「なずな姫さまSOS」電撃文庫
米村圭伍「退屈姫君伝」新潮文庫 とか…
自分はあんまり好みじゃなかったが評判はいいみたい
松浦秀昭「虚舟〜大江戸攻防珍奇譚〜」ソノラマ文庫 絶版だがそう入手難では無いと思う。
ただ、二巻は駄作。一巻のみにしとけ。
ソノラマ文庫つながりで
松谷雅志「鋼鉄忍法帖」。
しかしソノラマデビューの人たちってみんなぱっとしない。
松谷も松浦も実力あると思うんだが
309 :
293:04/03/09 20:56 ID:ZgMbqmyK
〉〉295
今さらだが、さんきゅ
保守
311 :
イラストに騙された名無しさん:04/04/08 23:03 ID:hueCLas0
あげ
312 :
イラストに騙された名無しさん:04/04/09 12:25 ID:czMIUvLV
既出だが、佐藤賢一の「カルチェ・ラタン」とか、結構ラノベ感覚で読めていいぞ。
主人公コンビがラノベのノリだ。ちょっとエロいし(w。
つーかこの作家のはみんなエロいが、他のはゴカーンだのいらんエロだの
何だので好みが分かれる。
最近文庫になって出てるから、並べても違和感ないし。
313 :
イラストに騙された名無しさん:04/04/14 10:24 ID:1KFmNC2q
とりあえず忍者・剣豪・妖怪変化は必須
山伏・陰陽師・密教坊主・バテレンはどれか出てくれればよし
ヒロインはなるべく巫女さん、女剣士かくノ一でも可つーところが条件だな。
富士見ミステリーの「業多姫」は既出?あれも一応
舞台は戦国時代になってるようだけど・・・。あと同じく
富士見ミステリーの「ルーク&レイリア」はどうかな?
壬生義士伝は・・・ありゃ読んでてボロ泣きしたけど
内容は重すぎますわ(^^;;ライトノベルには入りませんな。
山田風太郎「ラスプーチンが来た」
作者忘れたけど「木島日記」
コバルト文庫「魔法半将軍」
応仁の乱あたりの話。一部でカルト的な人気になってるらしい
誰もいない|゚ー゚)?
>>312 佐藤賢一はなんか女のほうがけろっと読むなぁ。
平気でお勧めの中に入ってたから、男がエロが好きではないよと言い訳してるの
見てて不思議だったりする。
単に欧州が守備範囲でないから読んでないけど、どんな感じなんだろ。
佐藤賢一はヨーロッパが舞台なのに妙に演歌の香りがするように
思った。多少エロいのは別に構わないんだけど。
歴史物イコール過去が舞台という考えで良いなら
富士ミスの「平井骸骨」なんか大正時代のミステリ。時代の雰囲気は
良く出ていると思う。
宇月原清明「黎明に叛くもの」
C・NOVELの方はイラストも付いててイイ!
「北の雷鳴」歴史群像からだが、ラノベ的に読めるし面白い。
他にも「ジャンジャ・ルドラ 真珠の樹と呼ばれた女スルタン」など、
読み切りばかりだけれど、歴史物としては外せない。
南北朝ものはない?
山田風太郎の「忍法創世記」「柳生十兵衛死す」あたりかな。
最近忍法帖を十冊ほど読み返したんだが
ヒロイン萌え小説がけっこう多くてビクーリ
>>321 南北朝か・・・北方謙三がいろいろ書いている。
個人的に、香具師の書いた破軍の星は、南北朝物の最高傑作だった。
ライトノベルではないが、歴史物としては悪くない出来だと思われ。
面白い南北朝を探している人は、未読なら是非チャレンジして欲しい。
金陵城内記は3巻で終わりなんだろうか。
面白かったのに。
鬼神新選
326 :
イラストに騙された名無しさん:04/10/24 18:26:04 ID:onsA0MGB
宮城谷昌光の「猛嘗君」とかどう?
ちょいと古いが
異次元騎士カズマをお勧めする
328 :
イラストに騙された名無しさん:04/10/25 23:59:28 ID:Nb4Pr8vE
>>323 北方は水滸伝が(・∀・)イイ!!
でもラノベじゃ(・∀・)ナイ!!
>>326 宮城谷の作品がライトノベルかどうかには大いに異議有りだが、
面白い歴史物という点では同意。揚げ足とりですまないが孟嘗君な。
宮城谷氏の作品で一番ライトノベルに近いのは太公望だと思う。
戦記物なら楽毅か沙中の回廊。主人公マンセーなら子産。
武侠物なら介子推。
331 :
イラストに騙された名無しさん:04/11/01 21:26:50 ID:4YjSoged
坂の上の雲
秋山兄弟と正岡子規に燃(萌)えられれば読むと良いよ
332 :
イラストに騙された名無しさん:04/11/01 21:51:48 ID:NH+6aU7Y
八犬伝(鳥海雲行さんだっけ?)
電撃文庫で出てる。歴史物というよりは日本史上最大のファンタジー作品のライトノベル化。
絶版かもしれないけど、瀬川貴次「暗夜鬼譚シリーズ」。
平安時代オカルトもので、安倍清明とか出てくる。話も菅原道真とか
薬子の乱とか平将門とか広がりがある。官僚の制度や生活とかにも
ほどよく触れた描写をしている。
同じ著者の「闇に歌えば」は現代ものだけど、平家物語にまつわる事件
を核にストーリーが進むので、おすすめ。絶版だったけど今月末から復刊
されます。安徳帝について、いろいろな伝説が出てきて目から鱗でした。
他にも室町時代で「月華伝奇」だったかな?
334 :
イラストに騙された名無しさん:04/11/06 09:04:52 ID:TxUDCXrB
最近読んだ中でおすすめは佐藤賢一の「黒い悪魔」。
フランス革命前夜からナポレオンエジプト遠征までの物語。
>最近忍法帖を十冊ほど読み返したんだが
>ヒロイン萌え小説がけっこう多くてビクーリ
最近、忍法帖以外の山田風太郎作品を読んだのだが
「明治断頭台」に金髪巫女さんが出てきてビクーリ
336 :
イラストに騙された名無しさん:05/02/01 18:59:58 ID:yu916ukP
むかし真樹操の本持ってたんだけど引越で手放した。
いまは後悔している…。
小野不由美の『東亰異聞』はこのカテゴリにははいらないかな。
パラレルワールド明治だからだめかしら。でも面白いよ。
司馬なら燃え剣より『新選組血風録』のがライトな気がする。
短編集だしキャラ萌えだし。
『竜馬がゆく』もライトだよ。改行の多さがラノベ的w
337 :
イラストに騙された名無しさん:05/02/01 22:19:51 ID:dyHFw9OT
マリア殿がみてる
後宮小説だな。
>>336 その相手と、結構な喧嘩したことあるよorz
今は後悔している……作家だから、物知ってるかと思ったんだ。
でも、唐代書いてるのに神代だの、宋だの、手加減すれば良かった。
(見る人が見りゃ、身元ばれるなこりゃ。)
340 :
イラストに騙された名無しさん:05/02/02 00:17:21 ID:A6IbJQJF
このスレだとまだ一回しか挙がってけど「天駆けるバカ」
好感のもてるゲーリングなんて初めて見た。(実物もニュルンベルク裁判のときにジョークが受けて米兵に人気だったらしいけど)
>>335 ホンマかよ!
本屋いって探してくるわ!
つい最近十三妹読みましたよ。
絵はかわいいと思うんだが自分の中で
最後までヒロインと一致しなかった。
>>341 今更だが、風来忍法帖はおすすめだ。
ヒロインは萌えるし忍法帖では五本の指に入る面白さだし
既出ではあるが田中芳樹の「風よ、万里をかけよ」
64さんが言っているが主人公は民間伝承のキャラクターなので全ては信じない事
(まぁ、小説だしいないと思うが)
あの人、意外に珍しい(あまり書かれていない)時代の話をよくやるから三国志のあたりに飽きたら見てみるといいかも
炎の蜃気楼ですかね。ミラージュも歴史に入りますよね・・・?これを読んで何度も泣かされたし戦国時代の人物の名前も結構覚えましたよ。これ読むとハマる人はかなりハマると思う。←自分がそうでしたから。まぁ読んでみてください
忍法帖ヒロインなら
風来忍法帖の麻也姫たん以外にも
自来也忍法帖の鞠姫たん
江戸忍法帖の鮎姫たん×お縫
忍法剣士伝の旗姫たんあたりが萌え
348 :
イラストに騙された名無しさん:2005/04/30(土) 23:46:46 ID:fBITrOJg
忍法帖最強ヒロインなら丸橋(くノ一忍法帖)で決まりだろ
>>348 でも公儀隠密の敵キャラにアナル処女を奪われるじゃないか。
350 :
イラストに騙された名無しさん:2005/05/01(日) 21:21:28 ID:dXO0WTQV
未亡人の上に妊婦じゃないか
>345
面白いかどうかは微妙。
幕末倒幕物のライトノベルってある?
芝リョ以外で誰か教えてくれ!
>>352 菊地秀行「ウェスタン武芸帖」 吉田直「FIGHTER」 あたりかな。
司馬遼太郎
356 :
イラストに騙された名無しさん:2006/01/11(水) 19:19:24 ID:0FxIVg4j
洩れも 宇宙皇子
と、船戸与一の 蝦夷地別件
「歴史小説風」というのでOKなら
花田一三六の「大陸」シリーズ(角川S文庫系)
って誰も知らないかな?
藤本ひとみ「ハプスブルクの宝剣」
結城光流「少年陰陽師」平安好きにはイチオシ。
ここだけ世界史板の臭いがしないこともないなw
しかしやはり歴史ものってこの分野では伝奇・戦闘が中心で
日常メインのものはなかなかお目にかかれないな。
浅田次郎の蒼穹の昴。
前半はかなりラノベちっく。
貧しい少年のサクセスストーリー。
ゆうきりんの戦国吸血鬼伝。
西欧から、日本に来た吸血鬼とそれを追ってきたバチカンの騎士の話。
騎士は信長に保護されるし、
吸血鬼は浅井長政をけしかけたりするとかして暗躍する。
1の条件に合うんじゃない?