■□日下部陽一(void)にむかついてる人のスレ□■

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480第B0話:voidの瞳に映るもの
長い出張から戻りメイルをダウンロウド、闘技場のフォルダを開くと・・・

「な、なんなんだこれは!!」

それは彼の目には電波語・宇宙語としか思えないような珍妙な文章で埋め尽くされた
駄投稿の数々であった。「後はDMします」「レスどうも」「ATOKでの入力がおかしいです」etc...
2日、たった2日自分がいなくなっただけでこうもML内の規律が乱れるのか、彼は顔を真っ赤にし
フンッフンッと荒い鼻息をたて、Ak-47の連射音のようなけたたましさでキイボウドを叩いた

「DM?ドイツマルクが何か?」「レスってなんですか?」「ATOKを入れているからでは?」

矢継ぎ早に不逞の輩へ正義の鉄槌を下していく、正直出張から帰った身体には辛い、でも止められない
だって彼はネットの風紀委員長だから・・・ケィコがそんな自分を好きって言ってくれるから・・・
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」、吸い込まれそうに青い沖縄の空に今日も彼の咆哮が轟く

その叫びを聞くことはできないが僕らは彼の放った滅入るにその微かな匂いを感じ取るのだった