Amuletについて・・・2

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 差出人: Takayama Oberst
タイトル: 就職について...
  宛先: Mac不要用語編纂室
就職について

 Mac業界というモノが日本で機能し始めたのは、意外なことに意外と古い。ギャグではなくもう5年近い歴史があ
 ると私は思っている。ちょうど、漢字Talk6シリーズが出てきて日本語環境という呼び方をしてもおかしくない時代
 から、日本にもMac業界が存在してきた。最近のMacとマルチメディアブームによって専門学校には大量のMacが
 導入され、デザイン会社でもMacを使えるデザイナー(Macをつ・か・え・るだ、Macにつ・か・わ・れ・るでは
 ない!)は引っ張りだこだ。Macがわかれば仕事になる時代も確かにあった。今頃出てきて、Mac業界に入りたい
 などと思っている君!君にだけそのコツを教えよう。
 手は早く打つこと とにかくいい話ほど逃げ足は速い。そういうモノだ。幸運は努力した者に訪れる。求人雑誌で
 いいところを見かけたら、すぐに電話すること。明日では駄目だ絶対に今日の内に電話をするのだ。
 最初から高望みするな とにかく学校で習ったことが通用するなどという思い上がりは捨てることをお勧めする。
 私は何回もの転職をMac業界で経験しているが、何回も初心に戻って必死に学ぶ必要にある自分に冷や汗をかいて
 いる。何でも知っているかのような慢心は自分にとって良くない。大したことをやれるまでには、果てしない道の
 りが必要である。努力する時間がある限り、マニュアルを読み、人の作品を見て、なんでも学ぶことだ。高望みし
 てはいけない。
 馬鹿な会社はすぐ辞めろ 世の中にはとんでもない会社が幾つかある。運悪くそう言う会社に遭遇したら・・・君
 の判断を信じ、君の責任において直ぐさま辞めるべきだ。こういう決断は慣れを要する。慣れてしまっていること
 は、多少問題かも知れぬがそれは人事担当者が多少疑いを抱く程度のことだ。気にするな、若い時期に無駄な時間
 を過ごすのはもったいないと私は思うのだ。Mac業界には間抜けで手の付けられない会社が多々存在する。そうい
 う会社ほどビッグネームであったりするのだが・・・
 はったりを効かせろ 私の友人が言うには、「もうそろそろページが追加されそうだな」・・・だそうだ。でも職
 務経歴書にMac業界での仕事の記録や、関わったソフトウェアの名前も書けないような程度の仕事しかしていない
 のなら、はったりはあまり効かない。私の職務経歴書は、次に書く機会があるのなら少々仕事の内容を削らなけれ
 ばならない。小さな会社の仕事は削って、有名な作品の仕事しか書かないようにしなければならない。正直言っ
 て、2ページを超える職務経歴書は人事がうんざりする。できるだけ1ページで終わらせることが必要だ。何でも
 かんでも書くことはない。代表的な仕事を幾つかでよい。場合によっては、事前に相手側が調べており「その仕事
 ではあなたの役割は」などと直接聞かれることもあるので、終わった仕事でも忘れないでおいた方がよい。
 独りでやってみろ  そんなに自分のことを凄いヤツだと思っているなら、しばらく独りで仕事をしてみることも
 良い社会勉強になるだろう。自分の位置がわかるし、会社に所属している時よりもチャンスに適応しやすいかも知
 れない。私もココ数年はフリーで仕事をしてきた。あまり仕事には恵まれなかったが、良い経験であったし、その
 時の人脈が生きており大変役に立っている。機会があればフリーの仕事もいいとは思うが、今度はお金で困りたく
 ないな。Mac業界に限らずフリーで仕事をしている人をかっこいいと思う馬鹿者が多いが、決して楽なモノではな
 い。実力と運がなければならない世界を甘く見ないで欲しい。君達がフリーを目指すなら、まず会社で勉強するこ
 とだ。
 ユーザーグループに入って活動しろ 関東のユーザーグループならかなり業界の人と顔見知りになることができ
 る。こういった非営利の組織でソフトハウスや業者と仲良くなっていることは、あとあとで君にとってプラスであ
 る。できるだけメンバーではなくリーダーとなりなさい。ソフトハウスのβテストを積極的に引き受け、常に結果
 を残しなさい。その分野で個別に信頼関係ができたなら、その会社に入り込むことができるかもしれない。努力す
 る者に幸運は訪れる。