Mac OS Xでは、初期設定ファイルはMac OSとは異なり2カ所に生成されます。マルチユーザー環境が標準になることへの対応です。ユーザーの利用方法とは関係ないアプリケーションそのものの設定、ユーザー固有の設定に分かれるわけです。そして、それらのファイルはMac OS同様、アプリケーションごとに1ファイル作成されます。さらにプレファレンス(初期設定)ファイルそのものの作成方法も、APIレベルで用意され、統一したネーミングで保存されるようです。ファイル名には、アプリケーション名やメーカー名などが使われるようで、一発でどのソフトの初期設定ファイルなのか見分けることができます。初期設定ファイルそのものも、XML(テキスト)で記述される可能性が濃厚です。そうなれば、知識さえあれば、ユーザーがプレファレンスデータの内容を確認できるわけで、勉強すればするほど、システム内部について知ることができますね(←こんなことを書くと、勉強すれば理解できるのは当たり前だと言われそうですが、Windowsでシステム内部を理解しようとすると、設計者とほぼ同等の知識が必要とされ、一般ユーザーにはほぼ不可能なんですよ)。