WinとMac、どうしてこんなに差がついたのか… Part3

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Vistaが「遅い」と感じませんか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071001/283256/

 2007年1月30日にWindows Vistaが店頭で発売されてから約8カ月が過ぎた。
この記者の眼でも,4月24日に「Vistaってどうよ?」というややポジティブな見解が掲載された。
これはこれで納得できる。「『売り上げは期待を下回るが私は強気』,
マイクロソフトWindows本部長」というコメントもほぼ同時に報じられた。

 その後もマイクロソフトは,「Windows XPのPCメーカーへの出荷,来年1月で終了へ」と突っ張っていた。
それが最近では「『Windows XPの販売を5カ月延長』,米マイクロソフトが方針転換」と来た。
低価格パソコン向けに新興国で販売している「Windows XP Starter Edition」については,
2010年6月30日まで販売を延長するという。Vistaはどうもハッピーな状況ではない。

 Vistaが好感を持たれない理由は,(1)価格が高い,(2)マイクロソフトの訴求するセールスポイントが
ユーザーの感覚とかけ離れている,(3)2001年にWindows XPが出て約6年が経過する間に
ハードウエア,ソフトウエア,使いこなしノウハウの資産が各所に大量に蓄積されて
移行コストが上がった,などが考えられる。ただ,最大の理由は,Vistaが「遅い」ことではないだろうか。
Vista搭載パソコンを新規に導入した人なら,おおむね性能に不満はないだろう。
でも,新しいパソコンをポンと買える人がどのくらいいるだろうか?