・「オープンスタイル」について
どうやらゲイツ氏にはプレゼンテーションの専任コーチとビデオカメラが必要そうだ。
彼の悪い癖は話す時に指先を何度も胸元にやることだ。そしてさらにしばしば胸元に
指を固定する。この動作は居心地悪そうでシンプソンズのバーンズ氏みたいだ(訳注
:→
http://www.rant.com/Monty_Burns.jpg)。対照的にスティーブ・ジョブズはも
っとオープンスタイルで、少なくともゆったりしていてナチュラルだ。
ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/gates_bullets.jpg 上図:ゲイツ氏は皮肉にもマイクロソフト出版から出版されているクリフ・アトキン
ソン著メBeyond Bullet Pointsモ(試訳「箇条書きを超えて」?)を読んだほうがいい。
アトキンソンによれば「ノ箇条書きはプレゼンターと受け手の間に障害をつくってし
まう。」彼によれば箇条書きはプレゼンテーションをフォーマルかつ堅くしてしまう。
内容をいちいち「かみ砕き」、そして受け手を混乱させノノ退屈させてしまいがちだ。
箇条書きを読み上げるより、アトキンソンはストーリーを話すことを薦める。ビジュ
アル(スライド)は要点を強調するために話の進行にあわせてスムーズかつシンプル
に使うのだ。これは技術プレゼンテーションでも、もちろんハイテクビジネスのプレ
ゼンテーションでも可能だ。
・復習:全部重要だ!
プレゼンテーション・禅ではこれまでに「平凡」「予想通り」ではなくてシンプル・
明快・効果的なたくさんのプレゼンテーション・メソッドについて話してきた。だれ
が「平均的」で「普通」でありたいだろう。リッデルストラレとノードストレムがフ
ァンキービジネスの中でこう言っている、「平凡さは何も生まない」。私はなにもた
だただ他と違うプレゼンをしろといっているのではない。プレゼンテーションデザイ
ンにおける平凡で典型的なデザインを超えられれば、もっと効果的で記憶に残るのだ。
マイクロソフトはお粗末なパワーポイントプレゼンテーションをしている余裕がある
かもしれないが、あなたや私はそうではない。「我々にとって」これは全部重要なの
だ。
・日本庭園から学ぶことはできるだろうか。
どこか他所からインスピレーションを得たいだろうか? 日本庭園の本(私の友人で
デザイナーのマルクズ・ウェルヌリ・サイトウがいい本を紹介してくれた)をさがす
か、(幸運にも可能なら)一度実際に見に行くといいだろう。このブログのドクター
・カワナの記事から禅の美学と日本庭園について少し学ぶこともできる。私は日本に
住んでいるので庭園に行ったり、京都の寺院で座禅をしたり、友人と伝統的な日本食
を食べに行ったりする中からも禅の美学について多くを学ぶ機会を得た。私はシンプ
リシティと不必要な要素の排除という美的アプローチは我々の実務に役立つし、究極、
それがよりすばらしいデザインへの道だと確信するにいたった。