Mac関連ネタを凄い勢いで翻訳するスレ5

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668フグ田@ボケ翻訳
・ゲイツとジョブズ:対照的なサンプルからのレッスン
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツが使う典型的なビジュアルを見てみよう。比較
するにあたって伝統的な禅の美学のキー・コンセプトに気をつけてほしい。
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/zen_master.jpg
上図:これ以上「禅」にできるだろうか? 「ビジュアル禅マスター」スティーブ・
ジョブズは話している最中に、短い適切な時間スクリーンを完全な空白にすることを
許容している。すばらしいジャズパフォーマンスでは音楽の真のパワーは音符の間か
らこそ現れる。静けさが音符にさらなる本質と意味を与えるのだ。時々現れる空白の
スクリーンがイメージをより強いものにしている。

空白のスライドを使うには自信が必要だ。ぎゅうぎゅうのスライドはほとんどの人に
とって松葉杖か子供のねんねタオルみたいなものだ。スクリーンを完全に空白にする
のは怖い。すべての視線があなたに注がれる。
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/zen_master.jpg
上図:ゲイツがここではLive戦略について説明している。たくさんのイメージとテキ
スト。普段ゲイツ氏のスライドには効果的な短文ではなくてタイトルがついている(
ここではどちらもついていない)。よいグラフィックデザインは見る人を誘導する。
そして明瞭な階層と順番を持っており見る人はどこから順に見ればいいのかがわかる。
このビジュアルが伝達したい順序はどうなっている? クリップアートの丸がそれの
はずだが、私にはよくわからない。

ドクター・カワナによれば「必要なものを獲得するには、すべての不必要なものは排
除されなくてはならない」。それでは、このビジュアルが説明しているどの点が核心
だろうか? なにか不必要なものがはいっていないだろうか? 本質はどこだろう?
 これらは我々が自分のスライドを検証するにあたっていつも役立つ問いかけだ。
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/jobs_intel_1.jpg
上図:ここでジョブズはWWDC05でデベロッパー達に対してPower PCからインテルへの
移行について話している。
669フグ田@ボケ翻訳:2005/11/14(月) 22:21:07 ID:uvS4BkVI
・「オープンスタイル」について
どうやらゲイツ氏にはプレゼンテーションの専任コーチとビデオカメラが必要そうだ。
彼の悪い癖は話す時に指先を何度も胸元にやることだ。そしてさらにしばしば胸元に
指を固定する。この動作は居心地悪そうでシンプソンズのバーンズ氏みたいだ(訳注
:→http://www.rant.com/Monty_Burns.jpg)。対照的にスティーブ・ジョブズはも
っとオープンスタイルで、少なくともゆったりしていてナチュラルだ。
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/gates_bullets.jpg
上図:ゲイツ氏は皮肉にもマイクロソフト出版から出版されているクリフ・アトキン
ソン著メBeyond Bullet Pointsモ(試訳「箇条書きを超えて」?)を読んだほうがいい。
アトキンソンによれば「ノ箇条書きはプレゼンターと受け手の間に障害をつくってし
まう。」彼によれば箇条書きはプレゼンテーションをフォーマルかつ堅くしてしまう。
内容をいちいち「かみ砕き」、そして受け手を混乱させノノ退屈させてしまいがちだ。
箇条書きを読み上げるより、アトキンソンはストーリーを話すことを薦める。ビジュ
アル(スライド)は要点を強調するために話の進行にあわせてスムーズかつシンプル
に使うのだ。これは技術プレゼンテーションでも、もちろんハイテクビジネスのプレ
ゼンテーションでも可能だ。

670フグ田@ボケ翻訳:2005/11/14(月) 22:22:45 ID:uvS4BkVI
・「マイクロソフト・メソッド」プレゼンテーション?
最近のマイクロソフトのプレゼンテーションで見られたアプローチを「マイクロソフ
ト・メソッド」と呼ぼう。特に変わったものではない。はっきりいって、セス・ゴデ
ィン達が「最悪のパワーポイント」と呼ぶ類の完璧な見本だった。専門家達はこのア
プローチを不合理だと見なしている。レドモンドのマイクロソフトにいる専門家達で
すらだ。しかしこれが改善されるには時間がかかるだろう。なにしろ世界一ポピュラ
ーなスライドショーソフトを作っている会社のエグゼクティブ達自身が、まあよくあ
ることだけれども、最悪に退屈な使い方をしているのだ。
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/bullet_by_ozzie_2.jpg
 ttp://presentationzen.blogs.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/pocket_ozzie.jpg
上図:主幹技術役員レイ・オジーも「マイクロソフト・メソッド」を採用している。
(1番目の画像)箇条書きの3項目目「ノインターフェースを通したノインターフェース
」?
(2番目の画像)プレゼンテーションの基礎中の基礎:ポケットに手を入れるな。カ
ジュアルなのはかまわない。だが、これは米国内ですら不適切だ(米国外では当然だ
)。

671フグ田@ボケ翻訳:2005/11/14(月) 22:23:27 ID:uvS4BkVI
・復習:全部重要だ!
プレゼンテーション・禅ではこれまでに「平凡」「予想通り」ではなくてシンプル・
明快・効果的なたくさんのプレゼンテーション・メソッドについて話してきた。だれ
が「平均的」で「普通」でありたいだろう。リッデルストラレとノードストレムがフ
ァンキービジネスの中でこう言っている、「平凡さは何も生まない」。私はなにもた
だただ他と違うプレゼンをしろといっているのではない。プレゼンテーションデザイ
ンにおける平凡で典型的なデザインを超えられれば、もっと効果的で記憶に残るのだ。
マイクロソフトはお粗末なパワーポイントプレゼンテーションをしている余裕がある
かもしれないが、あなたや私はそうではない。「我々にとって」これは全部重要なの
だ。

・日本庭園から学ぶことはできるだろうか。
どこか他所からインスピレーションを得たいだろうか? 日本庭園の本(私の友人で
デザイナーのマルクズ・ウェルヌリ・サイトウがいい本を紹介してくれた)をさがす
か、(幸運にも可能なら)一度実際に見に行くといいだろう。このブログのドクター
・カワナの記事から禅の美学と日本庭園について少し学ぶこともできる。私は日本に
住んでいるので庭園に行ったり、京都の寺院で座禅をしたり、友人と伝統的な日本食
を食べに行ったりする中からも禅の美学について多くを学ぶ機会を得た。私はシンプ
リシティと不必要な要素の排除という美的アプローチは我々の実務に役立つし、究極、
それがよりすばらしいデザインへの道だと確信するにいたった。