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名称未設定:
(つづき)
Q:アップルはどうやってその革新的なひらめきを取り戻したのでしょう?
A:昔は会議にでると、私は一番若い人間だった。でもいまは私が一番年上
だ。歳を取って得たのは、動機こそが違いを生み出すという確信だ。HPの第
一のゴールは偉大な製品を作り出すことだった。私たちの第一のゴールは、
世界で一番のパーソナルコンピュータを作ることだ。一番大きくなることで
も、一番裕福になることでもない。
二番目のゴールは、常に利益を出し続けることだ。お金を儲けるからこそ、
偉大な製品を作り続けることができる。アップルではある時、この二つのゴー
ルが逆転してしまったんだ。そのわずかな変化がすべてを変えてしまった。
私が帰ってきた時にやらなければいけなかったのは、アップルをもう一度製
品を作る会社にすることだった。
Q:革新のためにあなたはどのような管理をしているのですか?
A:私たちは、世界で一番最高のものを作りたい人たちを雇っている。その
ためにみながどれほど働いてくれたか知れば、きっと驚くと思うよ。みな夜
や週末にも働き、時には家族の顔をまったく見ないこともある。世界の端の
工場の機械設備がきっちりでき上がっていることを確認するために、クリス
マス中働くこともある。製品が最高の状態ででき上がってくるかをチェック
するためにね。みながそれほどのケアをしたものが、世に出ているんだ。