G5のベンチ問題について、Appleからの回答が/.に寄せられているす。
http://apple.slashdot.org/apple/03/06/24/2154256.shtml 「Appleの副社長がベンチマークについて語る」
2003.6.24 19:11
Appleのハードウェア製品販売担当副社長Greg Joswiak氏は本日電話でのインタビューに答えて、
話題のPower Mac G5の性能についてのベンチマークについて語った。
Joswiakによればベンチマークは公正で中立的なものであり、もしマーケティング目的の比較である
ならば、今回の様に独立機関に測定を依頼して条件を開示したりはしないという。また、Veritestが
IntelのコンパイラでなくGCCを使用したのは、単にコンパイラの影響を排除してハードウェアの比較を
行うためであると語った。また、GCCは古くからIntelプラットフォームで開発が進められており、PowerPC
よりIntelに最適化されている度合いが高いことも指摘した。
コンパイラの選択については、確かにDellの結果はIntelコンパイラの採用により向上するが、G5の
結果も別のコンパイラによって向上すると語った。Intelはこのテストのためにコンパイラをチューニング
しており、結果が確実に向上するような特別なオプションを付けて実行することができると付け加えた。
OSの選択についてはWindowsよりLinuxの方がSPECの成績は良く、HyperThreadingの設定についても、
無効にしたほうが"rate"のベンチマークで良い成績が得られると述べ、もしもWindows上でHyper-
ThreadingをONにして比較できたら、その方が都合が良かったとも語った。
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MACオタ@ここまで:03/06/25 21:08 ID:5mOYDsFw
ベンチマーク時におけるG5の設定についての疑問には、Joswiakは出荷版のシステムには今回のベンチ
で使用したオプションは有効にできるようになっていると語った。例えば"memory read bypass"の設定は
テストに使用したハードウェアがたままた無効になっていただけで、出荷版ではデフォルトで有効になって
いるという。また、"software prefetch"も無効になっており、高速版のmallocライブラリも出荷版のOS Xに
含まれる。しかし、mallocライブラリについては高速であるもののメモリの
利用効率が落ちるために、デフォルトでリンクされるかどうかはまだ判らないという。
SSE2が使われていないという主張について、gccのマニュアルによればveritestの使用したオプションで
ちゃんとSSE2は有効になっている筈だとJaswiakは語っている。