Mac関連ネタを凄い勢いで翻訳スレ3冊目

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287MACオタ
「64-bit Macは32-bit OS搭載で発売される?」
http://www.eweek.com/article2/0,3959,1121736,00.asp
2003年6月9日 Nick Ciarelli and Matthew Rothenberg

情報筋によれば、Apple Computerは近くIBMの64-bitプロセッサPowerPC 970を搭載した
デスクトップ機をリリースするという。一方、64-bit対応のMac OS Xの方は新型Macの
発表から1−2ヶ月遅れることになりそうだ。

コードネーム"Q37"と呼ばれる新型のPower Macは、初期出荷版では64-bitに対応してい
ない専用バージョンのMac OS X 10.2と共に出荷されるという。この新型対応のJaguar
のリビジョンはコードネーム"Smeagol"と呼ばれ、新プロセッサ上で動作するように改変
は加えられているものの、64-bit対応など新プロセッサの特長に完全には対応していない。
Apple社内では同クロックのG4と同程度の性能が発揮できることをSmeagolの目標としてい
ると伝えられている。次期Mac OS XのメジャーバージョンアップとなるPantherは新プロ
セッサに完全対応するとされているが、AppleはSmeagolを投入することでPantherに先駆
けて新型Power Macの出荷を行うつもりのようだ。
288MACオタ@続き:03/06/10 12:11 ID:i7FP/Y6x
Panther抜きでもPPC970の高速バスや大容量L2キャッシュの効果でPower Macの性能は大き
く向上することが期待できる。

SmeagolがPPC970に完全対応できない原因の一部はコンパイラの状況にある。現在Appleが
配布しているGCC 3はPPC970対応の命令スケジュールの最適化に対応しておらず、Smeagol
もGCC 3.1を用いて開発されている。AppleとIBMが開発中のGCC 3.3はPPC970最適化機能を
持つため、GCC 3.3を必要とするPantherの進行状況はコンパイラの完成待ちになっている
ようだ。
Appleからの発表によればPantherは6月にサンフランシスコで開催されるWWDCで公開される
予定であるが、情報筋はPPC970に関する発表も行われる予定であると語る。WWDCで配布予定
のプレビュー版Pantherが64-bit対応になっているかどうかはまだはっきりしないようだが、
9月に発売される製品版では間違いなく64-bit対応がサポートされる予定であるという。
PPC970自体はG4用の32-bitコードにも対応しているため、AppleはSmeagolでPantherの発売
まで凌ぐつもりのようだ。
289MACオタ@ここまで:03/06/10 12:12 ID:i7FP/Y6x
伝えられるAppleの開発スケジュールによると、SmeagolはWWDC後1ヶ月以内には完成するという。
この話から推測してQ37は8月までに発売されるという公算が高い。もちろん、Appleの発売日
に関する明確な情報は得られていない。しかし、代理店筋からは現行のPower Mac G4の在庫
は減少しており、新機種の発表は近いのではないかという情報が寄せられている。

eWeekでは昨年の8月にGPUL (GigaProcessor Ultralite)と呼ばれるIBMの新型64-bit PowerPC
をAppleが採用するという記事を掲載した。その後、IBMは10月のMicroprocessor Forumで
PowerPC 970/1.8GHzの発表を行ったが、両社からはAppleがこのプロセッサを採用するという
公式の発表は出ていない。
PPC970はIBMのサーバー用プロセッサPOWER4の技術を継承すると共に、162のベクトル命令セット
VMXに対応する。IBMはVMXをAltiVec (Velocity Engine)と完全互換であることを公表している。
また、AppleとIBMはPPC970のためにApplePI (Apple Processor Interconnect)と呼ばれるpoint-
to-pointの高速バスを採用していると伝えられている。

Appleからは、この記事についてのコメントは得られなかった。