229 :
名称未設定:04/03/06 18:56 ID:IK07FoGd
1984年のスーパーボール
230 :
名称未設定:04/03/06 19:57 ID:QPk6+4iJ
僕が立てたこのスレの、削除依頼を出した。
やれやれ新たな村上春樹的スレを見つけたと思ったのにここもたいしたことなかったな。
ねえ、僕はこんなスレがみたかったわけじゃないんだ。君だってそうだろ。
232 :
名称未設定:04/03/06 21:02 ID:QPk6+4iJ
いや、僕はこの寒くてキモイ感じのこのスレが
次第に好きになってきたんだ。春のノックとともに。
233 :
名称未設定:04/03/06 21:14 ID:IK07FoGd
「ジーニアス・バー」は久し振りに客で込みあっていた。
冷やかしのドザや2ちゃんねらーが殆どだったがそれでも客は客というわけで、
マイケルの機嫌は悪かろうはずもなかった。
ドザがやけになってキーボードを叩く音、ブルー・トゥース接続のマウスをクリックするカチカチという音、
笑い声、展示品のiPODから漏れ聞こえるRockStar Jason Nevins Remix Edit、漫画の吹き出しのように並んだiMac、
まるで夏の盛りがもう一度巡ってきたような一日だった。
「違うわ。そんなのじゃないのよ。私にはちゃんととわかるの。私と新・mac板
のあいだには何か感じあうものがあって、お互いのみに何かが起きるとそれが
わかるのよ。新・mac板には何かがあったのよ。とてもまずいこと。それに
sageバリヤーが破られているんだもの、間違いないわ。おかげで地下のsage場
がすっかり乱れているもの」
「なんだって?」
「sageバリヤー、やみくろを寄せつけないための特殊なレスを発信する装置の
こと。それが暴力的に破壊されちゃったもので、あたりのスレのバランスが狂い
っぱなしになってるの。絶対にやみくろが新・mac板を襲ったんだわ」
「やれやれ」と言って僕はスレッドを見た。
235 :
名称未設定:04/03/06 22:52 ID:QPk6+4iJ
>>234 オマエの女ネタは常につまらん。
もっと上質のを頼む。
236 :
名称未設定:04/03/06 23:37 ID:AELEADR+
やれやれ
237 :
名称未設定:04/03/07 00:25 ID:VQoKkp6O
>>235 やれやれ。上質とだけ伝えて彼女は去っていった。
ため息が出てくる、そんなに綿矢りさの話に退屈だったのだろうか。
今週は退屈だ、ずっと立ち読みしていたい気分だ。
238 :
名称未設定:04/03/07 00:58 ID:1/PhH9Of
うん。
綿矢りさと金原ひとみは両者とも退屈。
239 :
名称未設定:04/03/07 01:59 ID:nuu/72gk
雨音で目を覚ました春樹は枕元の時計を見た。十時を過ぎていた。
ゆっくり上半身を起こすと、隣の直子を見た。露になった胸を見て苦笑いをし起こさぬように
静かに毛布をかけた。床に落ちていたシャツと下着を着ると、一週間前に手に入れたiPodを
手に取り台所に向かった。親指でスクロールホイールをなぞると、ハイライトが軽やかに移動
した。お気に入りのジャズピアニストを選びクリックすると華やかなピアノの音が鳴り響いた。
煙草に火をつけ吸い込んだ煙をゆっくり吐き出した。ピアニストが二曲目の演奏を始めたところで
朝食を作り始めた。週末の朝食はいつも春樹が作っていたので手慣れたものだった。
調理が終わり火を止めた時、春樹の両耳のイヤフォンを取り外した直子がいたずらっぽく
「オハヨー」と言った。体を回し、春樹も「おはよう」と言った。直子は首に腕を絡ませると
顎を上げキスを求めてきた。唇を重ねると軽く吸い付きてきた。
しばらく朝の戯れを楽しんでいた。
240 :
名称未設定:04/03/07 04:29 ID:JhiK9/+Z
パワーブック抱えてる村上春樹を広告に出せばいいのではないの??
変な扱いじゃなければでてくれるかも。金には困ってないから
ジョブスと対談させて2ショットのこうこくでいい。
イメージ上がるよ。変なオタク出すより。
241 :
名称未設定:04/03/07 04:44 ID:jH3N41tq
彼女が出ていった後、僕に残されたものはG5dualとちょっとした借金だった。
キッチンへ行き冷蔵庫からビールを出して一口飲みながら、まだ新しい匂いのするG5を
起動させた。
ネットに繋ぎ、ある巨大掲示板に立ち寄り、いつもの巡回スレを眺めていた時、モニタの
向こうから僕を呼ぶ彼女の声が聞こえたような気がした。
僕は大学時代の友人と一緒に小さい会社を持っていたが、普段は暇つぶしに職場でカキコ
していたし、たまに仕事以外で使う以外、家でネットする事などなかった。
僕が居ない時、彼女は少なからずその巨大掲示板へ書き込んでいたのだろう。
残されたログには、僕の前では見せた事もないヒステリックで幼稚な言葉の羅列が続いていた。
やれやれ。
僕はビールを飲み干して、彼女が書き残した名無しの僕宛のレスを繰り返した。
終 了
>>240 いいねえ、それ。
でも絶対に出てくれない。
村上龍ならホイホイ出てくれるかもなw
どこかの雑誌とアップルジャパンのタイアップ記事でジョブズにロングインタビューとかなら
引き受けてくれるかも。
それもタイミングが大事だよな、長編書いてる時なんか絶対引き受けてくれないだろうし。
考えれば考えるほど気難しい使えないオッサンだよ。
村山智春と見間違えてしまった。失礼。
244 :
名称未設定:04/03/08 20:35 ID:sRxWOXtG
コーヒーのお湯が冷めるのを待つあいだに、
もう一度、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読んでみようと決めた。
何かが違う。あれから時々僕の頭の中で聞こえる声だ。
村上春樹がついにWindowsに乗り換えました!!!!!!!!!!!!!
はいはい。ソースは?
やれやれ、上の二人はこのスレの在り方を何もわかっていない。
今はワープロもWinらしいよ。
ヤクルト勝ったから喜んでるかな。
ファック
やれやれ
眼を閉じなくても、終りはやって来る。
足の裏から冷たいレスがやってくるように。
そうして、僕のスレも鳥のはねが落ちるように沈むだ。
そんなものだ。
もしゅ
254 :
双子の片割れ202:04/05/03 03:24 ID:Ydnvnd8b
>>206 「まだ続いていたんだね。この事務所」
「どうも」
そして、少しお互いに黙り込んでしまっていた。
僕とひつじおとこの間には、今はもう何もありはしない。
初めて出会ったのは、大学の生協だった。
ひつじおとこが耳をくるりと回したような気がした。
少しひつじおとこは顔を上げて言った。
「たのみがあるんだけど聞いてくれるかな」
少し僕の感情が揺らいだ。ひつじおとこは元々何かを頼むような
人種ではなかったのだ。
生協で会ったときだってそうだった。あの混雑した生協の中で
風貌が明らかに異様だったひつじおとこは、店員に取り寄せたい本を
必死で説明していた、僕は本を受け取るだけだったので
早くどいてほしかっただけだった。
そうだ、ひつじおとこは何の本を取り寄せたかったのだろう?
「たのみを聞いてくれるよね。ありがとう」
僕はひつじおとこのたのみを聞くべきではなかったのかもしれない。
いま、「いるかホテル」でiBookのスリープランプが明滅している。
僕はこれからもタイプし続けなければならない羽目になったようだ。
ヤクルト・スワローズ詩集をアレンジしてくれ。
257 :
名称未設定:04/05/30 12:17 ID:Ol2JlreW
>>255 きみがヤクルトを応援するように僕はカープを
応援するよ。松井がメジャーにいってもメジャー
な球団にしか興味がないのと同じようにね。
(注意 村上春樹はダジャレは入れない。)
悪くない
260 :
名称未設定:04/06/13 15:19 ID:Yvw2tzbl
やれ
15分ばかり僕はそのまま運転を続けた。
でもささやかな予感がした。
頭の中を音のない弾丸のように素早くさっとその予感がよぎった。
予感には小さな字で
「ビル・アトキンソンはビーンじゃない」
と書いてあったような気がした。
>>263 たしかに村上春樹だがマックではない。でもよし、
彼は僕の服装をにこにこしながら見ていた。
「シックだね」と彼は言った。「趣味がいい」
「有り難う」と僕は言った。
「ジーパン禿げみたいだ」と彼は言った。皮肉ではなく、ただの冗談だった。
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机には京友禅ペイントが施されたPOWERBOOKが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるパワブク信者というタイプじゃないんです。何はともあれまず京友禅という人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
ユキはドアにもたれかかるようにしてしばらく僕の顔を見ていた。
「でもそれはとても難しいことみたいに思えるけれど」と彼女は言った。
「難しいことだよ、とても」と僕は言った。
「でもやってみる価値はある。ゲイツみたいなマイコンおたくでも億万長者になれたんだ。努力がすべてだ」
彼女は少し笑って、そして肯いた。
「でもどうしてそんなにゲイツばかり目のかたきにするのかしら?」とユキは言った。
「どうしてだろう」
「本当は好きだからじゃないの?」
「今度ゆっくりそれについて考えてみよう」と僕は言った。
意義なし!
>264
15分ばかり僕はそのまま運転を続けた。
でもささやかな予感がした。
頭の中を音のない弾丸のように素早くさっとその予感がよぎった。
予感には小さな字で
「ビル・アトキンソンとローワン・アトキンソンをググれ」
と書いてあったような気がした。
>>270 僕は別にググルのが特に嫌だって分けじゃないんだ。
他人から「ググって見たら?」と言われれば、
雑誌を手に取るように簡単にググルさ。
でも今、僕が言いたいのは「hyper card」を落として
みても僕にはどう使えばいいかちっとも分かんないし、
例え分かったとしても僕には必要ないってことさ。
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机にはホワイトベースが起動しているピピン@アットマークが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるマック信者というタイプじゃないんです。何はともあれまずガンダムという人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
おまんこぺろぺろ
274 :
名称未設定:04/07/24 00:07 ID:MhmWpGnW
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机にはソーテックのe-Oneが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるiMac信者というタイプじゃないんです。何はともあれまずレアものという人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
しかしあれだな。PB190で、よくも名作の数々を書けたものだ。
俺もPB190と5300CS持ってるが、小さすぎる画面に苛つかなかったのか?
276 :
名称未設定:04/08/09 08:12 ID:UsqOOEbx
その前まで、彼はワープロ使ってたからね。
快適だったんじゃないか?
新刊
アフターダーク(フライングトースター)
>>277 やっぱりアフターダークときたらそうなるよなぁ....。
あとはバッドドッグとか。懐かしいなあ。俺のデスクトップにも
羽のついたトースターが羽ばたいたモンだよ。
まあ、今は春樹はマックもWinも使っているようだがな。