マウススレ 2

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555高速スキャンの光学式が微妙な操作に向かない理由
567 名前:某マウスメーカー社員 [] 投稿日:03/04/21 00:58 ID:rhy+AMOr
それでは説明しよう。

まず結論から言うと、「スキャン速度の速いマウスは微妙な動きに対応できない」

では説明しよう。
まずわかりやすいように例えを使う。
一般的なマウスは「乗用車」、スキャン速度の速いマウスは「スポーツカー」である。
勘の鋭い方は既にわかっただろう。

スポーツカーというのは速度を出すための車である。
高速に絞ってチューニングしてあるため、高速での安定性は抜群だが、
低速では乗用車に劣る。
乗用車は逆である。
 
つまり、一般的なマウスは、微妙な動きや低速での移動は得意だが、速く動かすと飛んでしまう。
一方スキャン速度の速いマウスは、高速でしっかり追従するが、低速や微妙な動きだとうまく動かない。

スキャン速度の速いマウスに変えて、微妙な動きがしづらくなったと感じている人がいると思うが、
このような理由のためである。

結論だが、どちらを買えば良いか。
普段の作業は圧倒的に低速の移動である。
ほとんど使わない高速の移動に特化した「スポーツカー」を買うより、
「乗用車」を買った方が良いのはすぐに理解できるであろう。
556高速スキャンの光学式が微妙な操作に向かない理由:03/04/21 10:49 ID:5gieqyqE
574 名前:某マウスメーカー社員 [] 投稿日:03/04/21 01:15 ID:rhy+AMOr
それでは技術的な説明をしよう。

光学式マウスとは知ってるとおり、床面をCMOSセンサーで何回も撮影して、
その画像の変化で移動量を算出する。
そのため、画像Nと画像N+1には、必ず共通部分がないといけない。
共通部分がないと移動量を算出できなくなり、いわゆる飛ぶ状態になる。
スキャン速度を速くすると、共通部分が増えるため、飛びにくくなる。

ここからが問題だが、CMOSセンサーは静止している状態でも、
毎度同じ画像を得られるわけではない。
微妙な電流の変化やノイズなどで画像は毎回少しづつ変わる。
なので、移動量算出時には、それらの変化を誤差として扱って移動量に含めないようにする。

ところが、センサーのスキャン回数が増えると、微妙な変化をした画像の枚数も増える。
そのため、DSPはどこまでを誤差とするのか判断も難しくなり、処理量も増える。

つまり、微妙な移動時は、画像毎の誤差と実際の移動部分の判別が付きにくくなり、
上手く移動量を算出できない場合がある。

>>289がその良い例である、よっぽどゆっくり動かしたのだろう。

つまり、高速スキャンマウスは微妙な動きには向かないのである。