Apple EXPOパリ発 2002年9月10日 Appleは本日,2003年1月より全てのMacintoshにおいてMac OS Xのみが ブート可能なOSとなり,MacOS 9のアプリケーションは"Classic"環境 の上でのみ実行可能になることを発表した。現在,4千種類のMac OS X 専用アプリケーションがリリースされている。
AppleのCEO, Steve Jobsは「Macintoshのインストールベースのうち 20%が年内にMac OS Xを利用するようになる。今こそAppleと3rdパーティ は2つのOSのサポートのために割かれていた労力をOS Xのみに集中すべ き時なのだ。」と語った。
2002年1月より全てのMacintoshはOS XをデフォルトのOSとして出荷されて おり,75%のユーザーはそのまま使い続けているという。Appleでは現在 3百万のMac OS Xのユーザーがいると考えており,年内にはこの数は全イ ンストールベースの20%にあたる5百万人に達するという。
Microsoft社のMacBUの責任者Kevin Browne氏は,「Mac OS Xへの移行が 一歩先に進んだことは歓迎する。"Jaguar"のリリースでMac OS Xは真に 使い物になるOSになった。OS X 10.2とOffice v.Xの組み合わせは,顧客 が求める性能と互換性を達成した。」と語った。
Adobe Systems社の製品担当副社長Shatanu Narayen氏は,「AppleはMac OS Xへの移行を正しいスケジュールで行っている。顧客のOS Xへの移行が 促進されることでAdobeを初めとするDTP業界はスムーズに堅牢なシステムに 移行できるようになる」と語った。