【アポ】モトロラ、IBMからIntelに移行!?【マジ】

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27タヲcaM

とりあえず、MacOS9系は忘れる。どうせ棺桶に入ったOSだからな。

Mac OS Xだが、主に Darwin本体、ドライバ、BSD部分(カーネル中とユーザランド部分)、CoreService、Carbon、 Cocoa、Classic ぐらいの層が考えられる。もちろん、この上に「アプリケーション」があるのだが、とりあえずほっとく。

Darwin は for Intel がある、BSD部分も元は FreeBSDやNetBSD(実は後者由来のほうが多い)なので問題ないだろう。Cocoa部分も移植性はある。なぜなら NeXT時代から(下のレイヤーとの接合部分を除いては) さして変わってないからだ。

で、CoreService と Carbonだが、CoreFoundationで出ている部分は問題ないといえるだろう。実はQuickTimeは Windows/Macでコードは共有されているので(もちろん足回りは別だが)、そこらへんの成果も移植可能と期待していいだろう。

そうでない部分、たとえば Quartzなどだが、今さら CPU依存コードが大量に混じっているとは思えないから、アーキテクチャに応じて置き換え可能な形になっている事が推測される。(これは物証がないので注意)

Classicは駄目だ。あれはCPUエミュレーションをしてないので、PPC 以外の環境では(動いたとしても)MacOS9を走らせることができない。最も、Intelで Classicは不要だろう(藁)

つまりだ、OSとしてのほとんどの部分は別に CPUが変わっても問題はない事が予想される。っつーか、Machはそもそもそういう作りだったのだから、手バニヤンがそれを忘れるはずがない。



問題は2点だ。一つは、ドライバの問題。今のアポーは「自分ところの現行ハードのドライバ」しか作っていない。数が限られているから問題はないし、アポーが Intel に流れてきたとしてもこの方針はかわらないだろう。
だが、漏れたちが望む「世に出回ってるごく普通のハードウェアのドライバー」は手に入るだろうか? Linuxのレベルまでユーザが増える、もしくは *BSDのレベルまで開発者を引っ張ってこれたら別だが、いきなりそうはならないだろう。
IOKitがいくらドライバが作りやすいといったって、ハードウェアの知識も必要とする"ドライバ書き"はそうそういないのが現実だ。 NeXTSTEP, Solaris, BeOS...っと、Intel 版があっても使いたいハードのドライバがなくて苦労した例は事欠かん。

もう一つは、テストの手間だ。品質はテストの繰り返しから生まれる。現行Macのハードウェアだけでも手一杯なアポーに、Intelハードウェアをテストする余裕はあるだろうか?
もちろん、今までと同じく「全部自社設計」なら今までと同じだろうが、それだと全然安くならん(笑) 台湾に作らせるのではなく台湾が作ったものを買ってきて問題なく動作させるレベルまでのテストはつらいよん。


つまりだ、CPUが Intel になっただけの Mac がでたところで、一足飛に「オラの自作機でマクが動く」にはならんという事だ。

ハードウェアに近い部分、つまり Darwin層がオープンソースになっているので勝算はないわけではないが、一体誰が、ドライバを書いて、人柱になって、それを Darwinに還元して... をやるってんだ? 一人や二人の神降臨!じゃ間に合わんぞ。

夢をやぶるよな長文スマソ。