アフガニスタン攻撃で米特殊部隊がデジタル機器を駆使した「IT(情報技術)ソルジャー」となり、タリバン兵を攻撃していることが22日分かった。
Mac OSXを搭載したノートパソコンを戦闘服に装備し、敵のデータ解析に使用。小型マイクでの会話や暗視装置での映像はAppleTalkを通じて即座に司令部に届く。
ビンラディン氏が潜伏する山岳地帯攻略のために、より高性能なPowerMacG4の投入まで検討されているという。
ブッシュ米大統領が「21世紀の新しい戦争」と呼ぶアフガン攻撃で、米軍特殊部隊はITソルジャーと化していた。
米軍筋によると、アフガンに展開している特殊部隊は(1)情報収集とタリバン政権の分断工作(2)奇襲攻撃を実行している。
夜間や霧の悪天候下で使われる「目」はSherlock2と呼ばれる検索ソフト。
これで居場所が不明のファイルもすぐに発見できるという。
映像や兵士一人ひとりののど元についた超小型マイクでの会話は、AppleTalkを通じて即座に作戦司令部に伝わりデータ解析される。
また、AirMacにより、司令部側は隊員のパソコンを半径約100mの範囲内で自由に持ち運びできる。兵士の腰には
衝撃やアウトドアに強いチタンボディのPowerBookG4がついており、司令部からの情報や周囲の状況も折り返し伝達される。
さらに対テロリスト戦闘用に特化した同機には、
スティーブ・ジョブズ氏の激励ビデオ1GB分と、隊員たちの下半身処理のためのジョブズ氏厳選エロゲーも収録されているという。
米軍は昨年9月に第82空てい部隊で試作品を使って演習を行っていた。複雑な地形のアフガニスタンのような場所なら大いに役に立つ、と米軍調達担当者は言っているという。
米軍当局は、「あらゆるテクノロジーを駆使してテロリストを殲滅する。アメリカの国力、技術力が健在であることを誇示するチャンスだ」と意気込む。
しかしMacのパソコンでは、OSXに対応するソフトがほとんど存在せず、
さらに従来のOSでは頻繁にフリーズするなど、ハイテク技術を駆使しきれないどころかMacが足手まといになり、
逆に米特殊部隊がアナログ兵器のタリバン軍に殲滅される恐れがある、とIT業界関係者は危惧しているという。
ニッカソスポーツ
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