1 :
恋する名無しさん:
プロの物書きだけど、俺の恋は突然の終わりを見せたから
暇なときに愛について適当に綴る
泣かせるのを目指すわ
荒らすなよ
2 :
ジェイムズ ◆A1Qjev1P/k :2013/08/01(木) 13:02:57.77
トリップテスト
上手くいったww
気持ち悪い文章を書き殴って自分を慰めるわ
出来るだけ簡潔な文章を心掛ける
一文は短く、描写はくどくならないように
そして最も大事なことだけど、彼女を出来る限り美しく描きたい
上手く行くはずもなかった身勝手な恋だったけれど
人を愛する気持ちを思い出させてくれた彼女に感謝しているから
良スレ。楽しみにROMります。
5 :
恋する名無しさん:2013/08/01(木) 13:34:55.98
プロ作家なら想像力オンリーで書け
なんか名前がムズムズする
>>4 ありがとう
書きためてないからのんびりやる
>>5 当然半分以上フィクションにする
震災が起きた二年前、俺は失意の真っ只中にいた
それなりに真剣に取り組んだ自分の仕事の意義が、全く分からなくなってしまったからだ
詳細は省くが、自分のさして興味のないことを一冊の本に著し、
それが少しだけ話題になったこともあって、二冊目、三冊目の話をもらうことができた
初めての本が出版されたとき、俺は興奮していた
無名の書き手が書いたものにしてはレビューがどんどんついたし、
ブログで取り上げてくれる人も多くいた
自分の作ったものに人が反応を寄せてくれている事実が俺を有頂天にさせた
有頂天になったのには別の理由もある
マーケティングを第一に考えたその本はそのような反応が出てくることを
想定して作られたものだった
それが当たった
狭い場所ではあったけど、人の反応を思った通りに引き出せた
俺は万能感に酔いしれた
二冊目の本について、俺は二つ返事で引き受けた
しかし困難が俺を待ち受けていた
書くことがなかったからだ
1冊目と同じ様なものは書きたくなかった
小さな成功が俺の自尊心を肥大させ、それを許さなかった
マーケティングを重視し、面白おかしければ良かった1冊目とは違い、
ガチで取り組むことに俺は決めた
しかし、それは俺の能力を越えていた
最終的に1冊の本としての体裁を整えることは出来たが、
自分の限界を毎日越えるような数ヵ月が俺を蝕んでいった
暫くして俺は体と心を壊した
残ったのは後悔だけだった
そもそもあまり興味のないことについてノリで始めたことだった
自分のやりたいことが、別にしっかりとあったにも関わらず
俺は浮き足だって、周りにのせられ、利用され、消費されていった
もちろん悪いことばかりではなかったが、当時の俺は人間不信に陥り、
軽薄な判断を続けた自分を恥じていた
部屋で一人横になる日々が続いた
そんなときに震災が起きた
部屋の本棚が倒れて来るのを俺は両手で支え、
並びの本棚の棚板が割れ、雪崩をうって本が落ちていくのを震えながら見ていた
俺はどうしようもなく一人だった
俺は引っ越しをすることに決めた
前置きが長すぎたw
震災はいくつかの考えを俺にもたらした
それは、望む望まないにかかわらず、人はあっけなく死んでしまう
ということ
そしてそうであるなら、後悔のないように人はその生を全うするべきだ
というものだった
陳腐でありきたりな考え方かもしれない
しかし、その時の俺には心地いい考え方だった
自分の仕事から逃げ出すこと
それだけを求めていたからだ
俺は、体調不良を言い訳にほとんどの仕事をキャンセルし、引っ越すことに決めた
新しい場所で、真に自分のやりたいことを形あるものにしてみせる
俺はそう考えていた
17 :
恋する名無しさん:2013/08/01(木) 18:37:52.89
村上春樹っぽい孤独感と寂寥感
前置き長くて読む気力が…
早く相手の話し。
しかし、体調は万全とは言えなかったし、心の疲れは癒えていなかった
ただベランダでタバコを吸い、窓から通りを見下ろす静かな日々が残酷に過ぎていった
このままでは自分は駄目になるだろう
俺はそう考えた
ささやかなことでもいい
俺は何かを始めなければいけないと考え始めた
そんなわけで俺が彼女と出会ったとき、未来を夢見ながらも
それを自分が叶えることをどこかで信じていないような、分裂した気持ちを抱えていた
たまたまとふとももの付け根あたりにもあるの?
彼女を名前を持った一人の人間として認識するようになったのは、
区の紹介していたアルバイトを始めて、半年くらいたったときのことだった
大したアルバイトではないし、収入を目的としてやるようなものでもなかった
ただ俺は、文字をいじくりまわすようなものではなく、人と触れ合うような
具体的で分かりやすい仕事をしてみたかったのだ
体調不良を知った昔の知り合いが条件のいい仕事をいくつか回してくれたから、
日々の生活はさほどの苦労もなく続けていくことが出来ていた
僅かながらの印税収入は全て定期預金にいれていたが、この間それを崩すことはなかった
正直スレタイはいいなと思った
本編は読んでいない
誰がやろうと完成したものに大した違いのない仕事と
生身の人間を相手とする仕事
計算を繰り返す機械のように一定のペースで出来る仕事と
自分とは違う他者に振り回される仕事
後者には感情という厄介なものが伴い、それは喜びを生み出す一方で、
自分を傷つけることもあって、そしておそらく、相手を傷つけることさえあっただろう
しかし、生身の人間の直接さに触れることで、俺は生きている実感のようなものを感じていた
気がつくと、当初考えていた以上に、俺はバイトに没頭していた
しかし、俺はコミュ障と言われるに相応しい性格の持ち主だった
自分勝手で気分屋で、プライドが無意味に高いニヒリスト
それが俺だった
人生の最後を静かに過ごすため、もしくは満足して過ごす為に集まった老人たちを前にして、
俺はただだだ戸惑っていたように思う
当たり障りのない、時間を潰すための会話、つまりありきたりの社交術
そんなものは人並み以上に持ち合わせている
そんな俺の小さな自負は一日にして修正を迫られた
彼ら老人たちは、小さな子供がそうであるように、遠慮というものを持ち合わせてはいなかった
あるいは、遠慮という美徳を完全に忘れていた