東京の放射能汚染は、チェルノブイリ事故におけるキエフと同程度。キエフで起きたことが東京でも起きる!
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/loganovski.html コンスタンチン・ロガノフスキー氏(ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究センターのトップ)が明かす
これから子供たちに起きること被曝は何をもやらすのか−知能の低下、左脳に損傷
(週刊現代 2011年7月16日・23日合併号)
被曝によって、がんや白血病に罹るリスクが増すといわれる。
被曝した子供たちには言語能力、分析能力の低下が見られた。
「事故当時の胎児が、いま23歳から25歳となっていますが、彼らが5〜6歳の頃から私はずっと追跡調査をしています」
チェルノブイリで起きたことと福島であったことはよく似ている。
事故後、最初にヨウ素が放出され、その後セシウムやストロンチウムが検出されるという流れもまったく同じです。
日本でいま最も心配されているのは、胎児や子供たちの健康への影響だろう。
「チェルノブイリには、深刻な内部被曝の被害者は多数います。甲状腺がんや神経系の病気の増加や、言語能力、分析能力の低下も見られました」
女性のほうが放射能の影響を受けやすい
ロガノフスキー氏らの研究チームが11歳から13歳までの被曝した子供たち100人を被曝していない子供たちと比較したところ、左脳に変化が生じていることがわかった。
ロガノフスキー氏は被曝によって白血病やがんの患者が増えるだけでなく、脳など中枢神経もダメージを受けると考えているのだ。
「チェルノブイリ事故の後、その影響でドイツやフィンランドでダウン症の子供が増えたという報告がありました。」
放射線の影響についてもっとはっきりしていることがある。それは「性差」で、氏によれば、「女性のほうが放射線の影響を受けやすいのだ」という。
低線量でも浴びれば健康を害する
では、これから福島や日東京でどんなことが起こると予想できるのか。ロガノフスキー氏は慎重に言葉を選びながら、こう話した。
「女性に関しては今後、乳がんが増えるでしょう。肺がんなどの他のがんの患者も多くなると思います。作業員では白血病になる人が増加することになるでしょう。
ただ病気によって、人によって発症の時期はまちまちです。たとえば白血病なら20年後というケースもありますが、甲状腺がんは5年後くらいでなることが多い」