恋話 by 428

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1恋する名無しさん
彼の多くの支持者達の期待の声に応え生まれた428の専用スレッドです
2ボナンザ ◆BONAR/zz/w :2007/10/25(木) 23:24:45
それではさっそくですが終了の儀に移りたいと思います
3インスパイヤ ◆AVEX6ChCds :2007/10/25(木) 23:25:08
801じゃなくて?。
4恋する名無しさん:2007/10/25(木) 23:25:17
2
5ズベズダ ◆ZvZd.GV/y6 :2007/10/26(金) 00:11:20
831部隊の生き残りか
6恋する名無しさん:2007/10/26(金) 01:00:10
あらすじ職人はいないのか?
7TRICK ◆GODjj3b42o :2007/10/26(金) 01:09:55
四ッ谷怪談の時期にはまだ一年近く早い。
8恋する名無しさん:2007/10/26(金) 01:28:48
まだ本題に入らへんの?
9恋する名無しさん:2007/10/26(金) 01:37:37
428氏 知ってはる?
10 ◆Unkooo0ALA :2007/10/26(金) 04:35:17
お岩さんこわい。
11夫婦で見てます:2007/10/26(金) 07:16:19
また428氏の話が聞けたらうれしいです
支援してますよ!
12恋する名無しさん:2007/10/26(金) 12:00:51
〜詳細〜

小学6年から中学3年まで足の綺麗な彼女と付き合い、
自然消滅で別れる。

そして時間は7年が過ぎる。

驚異的な文才で話をすすめるサラリーマン428氏の
甘く切ない過去のラブストーリー。
13恋する名無しさん:2007/10/26(金) 13:38:21
>>12
どこか詳細なんだ! 詳細の意味調べろ!
14恋する名無しさん:2007/10/26(金) 13:47:49
>>13
詳細のダイジェスト版w
15夫婦で見てます:2007/10/26(金) 15:31:34
早く続きが聞きたいですけど気長に待ちます
428氏支援!
16恋する名無しさん:2007/10/26(金) 17:05:50
まだ場内暗くなってないよ だれかポップコーン買ってきて
飲み物もなんか頼む
17恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:52:05
358 :428:2007/10/22(月) 17:29:17 ID:bWAcz5Xx
7年が過ぎて。
俺は大学生になっていた。
日々、目標もなくだらだら過ごしていた頃。

夢も、希望も、友達も、何もなく。
陸上も高校で辞めていた。
無気力、そして喪失感がいつも付きまとって。

この感覚はどこからくるのか。
失われし時間に対してか、それとも漠然とした不安か。

京都市内の大学に入って一人暮らしをしていたものの、
彼女と連絡を取ることはなかった。
というより、今更彼女に連絡を取ってどうするのか。
吹き飛んだ砂の城を寄せ集めてまた同じものは作れまい。
無気力が、さらに自分の自信などを奪って。
18恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:52:53
359 :428:2007/10/22(月) 17:30:24 ID:bWAcz5Xx
4年生。お決まりの就職活動のシーズン。
氷河期、ということもあったのだろうが、
この無気力人間に差し伸べる手はなかった。
まるで他人事のようにいつしか諦めて。
冬が終わって卒業の時を迎える前にもまだ立ちすくんで。

不安がすべてにリアルを感じられないのはなぜだろうか。
今、本当にここにいるのが自分かどうか、
それすらもあいまいになって。

そんなとき、実家から連絡があった。
電話の内容は「同窓会のはがきがきてるよ」ということだった。

今の姿を誰に見せられるだろうか。
誰かに笑われたりしないだろうか。
そう考えつつも、出席にしたのはやはり彼女にもしかしたら会えるかも、との期待。
ただ、それも不安があるといえばある。
彼女に責められたりしないだろうか、
今更、何を話せばいいんだろうか。
どこから話せばいいのだろうか。

つまらない悩みというのは間違いなかった。
19恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:53:25
360 :428:2007/10/22(月) 17:32:56 ID:bWAcz5Xx
日がすぎて、そして当日になる。
昔住んだ町の駅に降り立つも脚が動かない。
怖いという感情。
いまさら、彼女に会ってどうするのか。
そんなに気軽に話せるわけないだろうに。

思い出の風景が目に浮かぶ余裕のないままに。
あの日々の記憶、それでさえも。
桜が咲くにはまだ早い時期で。
少しでも咲いていたならば何かが変わっていたのだろうか。
タバコが次から次へとなくなっていく。

結局、30分ほど遅れて会場の居酒屋へといった。
20恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:54:55
373 :428:2007/10/24(水) 14:05:48 ID:6n5jayae
「おせーよー」なんて声が飛ぶ。
懐かしい顔が並ぶ。
その中にひとつ、愛しかった顔を見つけて。
眼と眼が合う、思わず目をそらして、
あいている席に座る。

どうして逃げてしまうのか。
どうして素直になれないのか。
いつもどおり勇気のないままに。
決意なんてものは空回り。

時がすこしずつ過ぎていく。
酒もすすみ会話がはずむ。
誰がどこに就職して、だとか院にすすむだとか。
はぐれた人間には辛く、話の輪に加わることのないままに。

ふと気がつくと、隣に彼女がきていた。
21恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:55:55
374 :428:2007/10/24(水) 14:06:49 ID:6n5jayae
久しぶりね

ああ、久しぶりやね

会話が続かない。
7年すぎて、本当は話したいことがたくさんあるはずなのに、
本当は言いたいことがあったはずなのに、
言葉が生まれてこない。

あたしね

沈黙を破ったのは彼女だった。

結婚したの、1年前に

気が遠くなるほどの白い感覚。
この静寂の間はなんなのか。
突如として何も聞こえなくなって。

そうなんや

精一杯の声。
でも、どうあがいても「おめでとう」という言葉が続かない。
22恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:56:46
375 :428:2007/10/24(水) 14:07:56 ID:6n5jayae
帰りたい。
現実に直面すれば逃げ回る。
弱い、とても弱い心。
何かに期待していたということなのだろうか。
期待は失望へ、望みは失意にかわるものならば。

外はまだ春は来ない季節だった。
そしてまた冬に戻るのではないかという感覚。

彼女の話を聞く。
旦那とは17のときに知り合っただとか、
まだこの街に住んでいるだとか、
短大を卒業してしばらく結婚しただとか。

あなたは彼女はいるの?

当然いない。
というか、この7年ずっといなかった。
チャンスがなかったわけじゃない。
でも心のどこかで彼女を求めていた。
彼女の面影を、という生ぬるいものでなくて
彼女でないとだめなぐらいに。

現実は残酷だった。
23恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:57:38
376 :428:2007/10/24(水) 14:12:41 ID:6n5jayae
お決まりの連絡先交換をして解散する。
外はやはり張り詰めるほどの寒さで。

ふと空を見上げて。
星が見えることはなく。
そういえば、星を見なくなったのはいつからだろうか。
曇り空とかネオンとか、そういう単純な問題ではなくて。
少年のころ、上を向いて歩いていたのに、
大人になって下を向いて歩くようになったから。
少年は得るものが多く、大人は失ったものを探すばかり。
大人とはなんてつまらないものなのか。

少年の日に失った星は輝くことなく、流れ落ちたままなのか。
夢見る頃はもうすぎたのか。

寂しい

独り言を言いながら岐路につく。
24恋する名無しさん:2007/10/26(金) 18:58:21
377 :428:2007/10/24(水) 14:15:16 ID:6n5jayae
あくる日は昼まで寝ていた。
やることが何もなく、無為に過ごす昼下がり。
春休み、それはいつまで続くのかもわからず。
長い長い空白と、どうあがいても先の見えない時間の中で。

結婚して彼女は幸せなのだろうか、
そしてその対岸に位置する自分をしみじみ思い。
思えば、いつも彼女は先に行っていた。
それは人生においてもそうだっただけのこと。

思考が回り回っていたそのとき、メールの着信音が聞こえる。

何してんの?

彼女からだった。
25恋する名無しさん:2007/10/27(土) 10:12:26
こないのかな
26夫婦で見てます:2007/10/27(土) 15:29:23
来てくれると信じてます(^_^)v
27428:2007/10/28(日) 13:24:53
専スレが立っていてびっくりしました。
また書かせてもらいます。
28恋する名無しさん:2007/10/28(日) 17:05:17
щ(゚▽゚щ) 428カマン!
29恋する名無しさん:2007/10/28(日) 17:18:07
wktk
30夫婦で見てます:2007/10/29(月) 00:32:47
やったぁーーーーー!
お帰りなさい428氏!
嬉しくて泣きそうです☆
これからもあなたのファンです!
支援!
31恋する名無しさん:2007/10/29(月) 07:39:54
浮上
32TRICK ◆GODjj3b42o :2007/10/29(月) 07:42:34
ダウントリム60!
急速潜行!
33恋する名無しさん:2007/10/29(月) 08:50:29
海江田?
34428:2007/10/29(月) 13:37:29
何もしてない

ただ一文のみ記して返す。

昔の彼女に対して冷たいんじゃない?(笑)

笑えない。
そして「昔の」という言葉の重みが心に増して。

それからメールで社会からはぐれてしまったこと、
春からはフリーターになるしかないのだということを伝えた。
悲しいぐらいの現実を。

電話の着信が鳴り響く。
それは彼女からだった。

「あの、あたし、何も知らなかったから・・・・・ごめんなさい」

悪くない。
知らなかったのは言わなかったからだから仕方がない。
ただ、彼女の必死の慰めが、あまりにも空虚に感じる。
暗くなりかけた部屋で、台所の水滴が落ちる。
それがより孤独をかきたてる。

35428:2007/10/29(月) 13:39:18
白と黒、幸福と不幸の対比。
世界で自分が一番最底辺にいるような感覚。
上を見れば果てしない、下を見ればきりがない。
わかっているのだけれども。

いつの間にかひがみ癖がついた。

みじめさに耐えかねて、電話を切ろうとしたとき彼女が聞く。

夜ご飯食べた?

バイト休みの日は食べない

じゃあ、今からどこか行こうか?

話を聞いてみるとけっこう本気な様子。
彼女の旦那は特殊な勤務体系をしていて
9時〜18時、15時〜24時のシフトが週替わりであるとか。
で、今週は夜勤、ものすごく暇を持て余していて。

ただ、そうだとしても。
今更会って食べにいってそれで何があるのか。
また彼女との比較でみじめになってしまうだけのことと思えて。

今日は用事があるから

そっけなく言って電話を切る。
ドキドキは止まらない。
昨日から感じていた感情。
本当はまだ、心の中では彼女を求めている、
そして気付かないふりをしなければならない、と。
36428:2007/10/29(月) 13:40:27
孤独は人がいるからこその孤独であって。
たとえば、無人島に一人産み落とされたならば
孤独はないのだろう。
人のぬくもりを知って求めるからこそ発生する喪失感。

じゃあ、完全に人を寄せ付けなければと思えど。
それも無理だとわかっている。
結局迷いに迷って。
また同じことを繰り返す。

とにかく酒を飲む。
夜の闇に溺れる前に、酔いに溺れるしかなくて。
いつしか眠りがくる。
眠ることだけが唯一安らぎを与えて。

そして次の日も変わらず彼女からメールがあった。
37428:2007/10/29(月) 13:42:23
結局、翌日は彼女と食事に行った。
どうしても断りきれなかったから。
ただ、小さな決意を心に決めて。
それは確実に感情を抑えていこうと。

意外と常識人だった。
現実の壁は想像よりもはるかに強固に違いない。
たとえば、彼女にまだ感情が残っている、と言って
そしてどうなるというのか。
ならば友達としてでも彼女と今後も仲良くできるならば。

理論ではそうだった。
ただ、理屈とか理論でどうにかできるほど
感情は素直じゃないことを。

改めて知ることになる。
38428:2007/10/29(月) 13:43:31
おしゃれな店なんか経験なくてわからないから近所のファミレスにした。
待ち合わせ場所、急いで向かう俺の視界に彼女が入って。
そういえば、いつも彼女は待っていた、
ぎりぎりにしか待ち合わせ場所に行かない俺を。
待ち合わせのドキドキする感覚が好きなのだとか。

ふと思い出した。
甘く懐かしい感覚がよみがえる。

春が迎えにくる。

でも、その日はただ、食事をしただけだった。
特に何の思い出に残る会話はしていない。
それでも、ふとした瞬間に昔を思い出す。
そしていつの間にかあの日の二人をどこかに探して。

止まらなくなりそうな感覚。
でも、止めなきゃいけない理性との狭間で。
39428:2007/10/29(月) 13:44:30
また書き込むチャンスを下さった方々に感謝。
では。
40夫婦で見てます:2007/10/29(月) 15:22:43
こちらこそありがとうございます!
また428氏の話が聞けるが、素直に嬉しいですよ☆
41恋する名無しさん:2007/10/29(月) 17:54:01
>>39
乙です。
続き楽しみにしてます。
42夫婦で見てます:2007/10/29(月) 21:48:35
聞けるが→聞けることが
43恋する名無しさん:2007/10/29(月) 23:28:55
つい先日、あなたのファンになった新参者です。
応援します!
44恋する名無しさん:2007/10/30(火) 00:17:33
彼の初体験を書いた文章が一番好き。
美しすぎる。
45恋する名無しさん:2007/10/30(火) 00:34:39
せっかくだから、前スレ(「小中学生の…」)の428氏のカキコも誰かこのスレにまとめて貼り付けてくだしゃい
46恋する名無しさん:2007/10/30(火) 02:47:32
428氏の書く文章、涙腺刺激される…。
いつもハンベで読んでます。
続き楽しみにしてます。
47428:2007/10/30(火) 11:04:34
春になって、フリーターになって。
日々目標なんてものはなくだらだらと、
また劣等感にさいなまれながら生きていく。

彼女とは2週間に一回ぐらい食事をするようになった。
2週間に一回、としたのは
自分の心が止まらなくなる思いを感じたから。

ぎりぎりの感覚で踏みとどまる。
彼女には家庭がある。
だから俺は失った宝物のかけらを少し取り戻しただけで。
そこに小さな幸せを、小さなぬくもりだけあるのならば。

桜の中で彼女が咲く。
新緑の中で彼女が映える。
それを観ているだけで精一杯。

でも、堤防の決壊は。
はじめは小さなひび割れから始まるものであるといつか聞いた。
また会ってしまった事実。
運命という二文字で片付けられるものでなくて。
48428:2007/10/30(火) 11:08:03
雨が降る季節の前、彼女から電話があった。
電話の向こうの彼女は泣いていて。

友達との喧嘩
絶交

彼女の傘じゃ雨は守りきれなくて。
深く、深く沈んでいく。

そんな彼女を守りたかった。
それは、友情でもあり、そしてもう一つの感情でもあり。
とにかく、彼女の泣き声は聞きたくなくて。

心の中の何かがあの日の僕を取り戻す。
中学のとき、彼女が夢破れて落ち込んだときの、
守ろうとしたいつしかの風景がよみがえる。
彼女だけが大事だったあのときを。

それから毎日電話をした。
必死に明るく振舞って。

雲間から光が差し込んでくれれば。

ある日、激励会だ、と称して彼女と飲みに行くことにした。
49428:2007/10/30(火) 11:09:22
乾杯

いったい何に?

再会、かな(笑)

どこかで使い古されたようなフレーズを笑いながら使いまわす。
深海の底を這い回るような日常を
あえてドラマのような非日常に変えるために。

好きな歌ある?

特にない

そういうと彼女はメロディを口ずさむ。
それは優しくやわらかい彼女のような曲だった。

Coccoの「ポロメリア」っていうの

『見上げれば終わりを見たこともない
めまいを覚えるような青』

酔いのまわりとともに彼女が饒舌になる。
笑顔が咲いていく。
夏草が揺れ、青い空の下で二人並んだ日々。

急速に懐かしい思いが胸をめぐる。
50428:2007/10/30(火) 11:11:00
ちょいと出かけねばならないのでこの辺で。
51恋する名無しさん:2007/10/30(火) 11:28:41
>>50
お待ちしております。
52夫婦で見てます:2007/10/30(火) 12:29:12
鳥肌が立ちました
さらに洗礼されてきてますね
支援してます!
53恋する名無しさん:2007/10/30(火) 12:34:36
私もポロメリア大好きでした。
54恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:06:23
誰か氏の古い作品もここに張ってくれ
55恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:16:39
428 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:20:54 ID:O3DJNFlv0
小6のとき、クラスに新体操をやっていてものすごく脚が綺麗な女の子がいた。
身長もかなり高く、顔は普通であったが、
クラスの中でも飛びぬけて大人の雰囲気を持っていた。

ある日のこと、放課後に床の油がけをやらねばならないときがあり、
彼女と二人でやることになった。
確か、宿題忘れた罰とかそんなだったような気がする。

二人でひたすら机を運び、床を拭いて油がけして・・・・・とやっていた。
俺はズボンであったが、彼女はスカート姿。
床の雑巾がけのときにブルマーが完全に丸見え、
綺麗な脚もあらわになっていた。
ブルマーだったから彼女も警戒がまったくなかったのかもしれないが、
俺はその姿を見てかなり興奮していた。
56恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:30:13
429 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:24:01 ID:O3DJNFlv0
1時間少しで油がけも終わり。
油が乾くのを待っていたときのこと。
俺は彼女と新体操の話をしていた。

「新体操ってどこでやってんの?」とか
「他にやっている奴はいるの?」とか。
で、話の流れでふと
「脚が綺麗だよね」ということを彼女に話しかけた。

「え・・・・そんなことないよ」
彼女は否定するけど、事実は事実。
「いや、すらっとしてるし、ほら俺なんか毛が生えてるし」
「毛は私も生えてくるけど、剃ってるだけだよ」
ふと彼女の脚に目を落とし、そして彼女の顔を見ると少し恥ずかしげな感じだった。
57恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:31:14
430 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:26:53 ID:O3DJNFlv0
「さわっていい?」
俺は唐突に聞いた。彼女は見るからに狼狽している。
「え・・・・・・少しだけなら」
聞くやいなや、俺は椅子に座ってる彼女の前にひざまずくような感じになって
彼女のスカートをめくりあげた。
彼女はとっさにスカートを元にもどそうとする。
先ほどまで明らかに見せまくっていたのに、不思議なものだ。
そしてもう一度彼女のスカートを捲り上げる。
すらっとした脚、そしてその先には学校指定のブルマー。
いつも体育などで見慣れてるはずのブルマーであったが、
隠されているものがあらわになると呼応分するのはなぜだろう。
俺の股間は勃起していた。
58恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:32:02
431 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:30:08 ID:O3DJNFlv0
膝のほうから沿うように俺は彼女の太ももをなでた。
つるつるしていて何か気持ちいい。
上の部分も確かに気持ちよかったが、
いわゆる「内股」の部分を触るほうがもっと気持ちよかった。
俺は彼女の内股をひたすら触り続けた。
視線は下に落としながら、彼女の顔を見ることができなくて。

ふと、触った手が彼女の股間のブルマーの部分に触れる。
俺は何事もなかったかのように振舞う。
今思えば、女の股間に手を触れたのは
あれがはじめてだったのかもしれない。

とにかく10分ぐらい触り続けただろうか。
俺たちはまた机と椅子を元に戻して掃除を終えた。
59恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:32:41
432 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:32:43 ID:O3DJNFlv0
それから放課後などにたまにさわらせてもらっていた。
触っているとき、二人には会話はない。
ただ、俺が下を向きながら触る、時々ブルマーに手が触れるが
何もないフリをしていた。
まるで「わざとじゃないっすよ、今のは」と
アピールしてるかのように。

彼女も特に俺に話しかけてこようとしない。
彼女の呼吸だけが静かな教室で聞こえていた。
60恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:33:23
433 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:35:40 ID:O3DJNFlv0
ある日のこと、またいつものように彼女に触らせてもらおうとたずねたとき、
彼女がはじめて拒否をした。
今までしつこかったからかな、とか考えて少し沈んでいると
彼女がフォローしてくれた。
「ううん、違うの。今日ブルマーはいてないの」
その日、体育もなく、ズボンを穿いてきていたから
彼女はブルマーを穿いてきていなかったらしい。
でも、そんなの関係ねえっ。
俺は別にいいじゃない、とかお願いだよー、とか彼女に懇願した。
彼女はしぶしぶ了承してくれた。
61恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:34:01
434 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:38:55 ID:O3DJNFlv0
この日はというと教室でなくて体育倉庫に放課後に行った。
ズボンを脱いだ状態で見つかるとかなり不自然だろうと考えたから。
奥まったところで二人はしゃべる。
ここまできたものの、なかなか勇気が出ない俺は
ずっと機会をうかがっていた。

でも、いい機会がこない。
このまま時がすぎても何も得るものはないので
俺は彼女に訴えた。
「じゃあ、ズボン脱いでそこの平均台に腰掛けてくれる?」
彼女は黙ってズボンを脱いだ。
62恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:34:36
435 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:41:51 ID:O3DJNFlv0
彼女の穿いていたのは白のパンティーだった。
完全に無地なもの。
彼女は足をぴったりと閉じていたが、
俺が触りだすにしたがって脚を開いた。

顔を近づけるとパンティーが少しすけていて、
その下に黒々とした毛があるのが手に取るようにわかった。
俺も若干は生えていたが、彼女ほどでない。
俺は興奮した。
そしていつもより多く彼女の股間に手をふれた。
もう、わざととばれても別にいい。
63恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:35:07
438 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:49:20 ID:O3DJNFlv0
少したってくると、彼女のパンティーの股間の部分が
少し濡れてぽつんと点が浮かんできた。
今から思うと彼女が興奮して濡れてきたのだろうけど、
そのときは別になんとも思わなかった。
おしっこかな、とか思っただけのこと。

触り続けていくと気になって気になって仕方がなかった。
このパンティーの奥はどうなっているのか、ということが。
毛は透けて見えるが、実際どのくらい生えているかわからないし、
そしてその下にある股間の部分もどうなっているのかを知りたかった。

俺はおもむろに彼女のパンティーをはごうと手をかけた。
彼女は抵抗しようとするが、
俺の手のほうが早かった。
するり。
彼女のパンティーが半分ぐらい降りた。
64恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:35:50
439 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 13:53:18 ID:O3DJNFlv0
黒々とした毛が目の前に現れた。
ここではじめて彼女が口を開く
「もう、何するのよっ。」
「毛が生えてるんやね」
俺は逆に彼女に問いかけてみた。
彼女は非常に恥ずかしそうに声を出した。
「毛ぐらい・・・・・生えてるわよ」
脚のつるつるさと黒々とした毛のアンバランスに俺はよりいっそう興奮した。

そしてここまできたらもう後戻りはできない。
俺は彼女に聞いてみた。
「パンツ・・・・脱いでくれない?」
65恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:36:21
457 :428 :2007/10/09(火) 19:49:48 ID:O3DJNFlv0
とまどった。
昨日の今日であり、少し躊躇しながら触っていた俺にふと降りかかった言葉。
具体的には股間に一切手を触れてなかった。
もう彼女に嫌われたくない、
そしてこの至福の瞬間をなくしたくなかった思い。
晴天の霹靂。

ただ、それでも躊躇する。
目の前のブルマーをおろすことができない。
覚悟を決めた彼女はただ止まったまま。
決断するしかなかったはず。

秋の最中。
夕暮れを過ぎて少し肌寒くなった頃。
それでも、汗が流れるかのように、緊張が続く。
66恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:37:03
458 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 19:52:52 ID:O3DJNFlv0
「パンツだけでブルマーはおろしたらいけないのかな?」
我ながらつまらないことを聞く。
ただ、一言でも発しなければ空気に押しつぶされてしまう。
沈黙の重圧に耐え切れなくなってしまう。

それは彼女も同じ思いだった。
それででも搾り出すように言う。
「早く・・・・・・・」

俺は目の前の布を足首まで下ろす。
目は正面を見据えたまま。

彼女は押し黙っている。
67恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:37:34
459 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 19:57:17 ID:O3DJNFlv0
黒々とした毛が夕闇の中にあらわれる。
そしてその下の部分はその黒々とした毛に隠されて。
それでも、はっきりとはわからなかったけれども、じっくり見ていた。
滑らかな太ももの付け根の、闇の部分を。

俺は彼女の脚を触って、そして毛を指でなぞるように触った。
そして指は下へと滑り落ち、そして彼女のワレメの部分に当たるところへと落ちた。
「あ・・・・・・」
彼女は小さく言った。
でも、それを言ったきり、言葉が続かない。
続けようともしない。

あるがまま俺に任せ、
スカートを持ったままただ立っていた。
68恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:38:30
460 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 20:03:02 ID:O3DJNFlv0
低学年の頃、水泳の授業は男女一緒に着替えていた。
恥じらいのない頃、
幼き好奇心は自分と違う「女の子」という存在の股間をじっくり見ていた。
その頃の「女の子」の股間は平たい腹の下のほうに
一本の亀裂が入っているのみだった。
その亀裂の長さは人それぞれ違えど、
それでも大して大きな違いがあるわけでもなく。
小学4年ぐらいからか、プールの着替えが男女一緒でなくなって
そして女の股間を見ることもなくなったのは。

あれから2年。
目の前にあるものは「女の子」でなくて完全に「女」であった。
かきわけた毛の奥にあったのは、
何か肉がはみ出ている普通の大人の女のものだった。
69恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:39:08
462 :えっちな18禁さん :2007/10/09(火) 20:08:20 ID:O3DJNFlv0
かと言って、それからどうしたわけじゃない。
当時、正直セックスなんて知らないほど純だった。
子供が生まれてくるその前段階にある行為を、
知ることもなかったし、知ろうともしていなかった。

ただ、彼女の股の部分をそして毛の部分をなでるのみ。
広げてマジマジと見たり、なんてこともなく。
それ以上でも、それ以下でもなくて。

何分か触り続けたあと、暗闇が少しずつ降りてくるのに気づいた。
そしてその日はそのまま帰った。
得も言われぬ興奮と、そしてもう一つ先の至福の瞬間を得て。

ただ、卒業までに至福のレベルが徐々に上がることになる。
彼女とともにした小学生でありながらのなまめかしいストーリー。
70恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:39:45
493 :428 :2007/10/10(水) 12:39:28 ID:mCJg7B+b0
それから彼女の下半身を触るのは日課のようになっていった。
毎日、体育倉庫や神社、または学校の裏山で落ち合って。
パンツを脱がし触るのみ、ただそれ以上のことはなかったが、
触っていると自分の股間が熱くなっていくのがわかった。
触られている間、彼女は何も言わないまま。
ひととおり触り終えると何も言わずに二人で帰る。
漠然とした罪悪感、そしてはっきりした幸福感とを抱えて。

いつしか、胸まで触るようになった。
彼女の胸は同級生の中でもかなり大きく、
脚と同じく綺麗なものだった。
触ると明らかに乳首が硬直するのを感じ、
もちろん俺も意地悪するふうに毎回やったものだった。
71恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:43:35
494 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 12:42:35 ID:mCJg7B+b0
ある日、彼女といつもどおり裏山にいったときのこと。
彼女がおもむろに俺に言った。
「M君も脱いでくれないかな・・・・・・・」
思春期の淡い思い、
彼女も異性の同級生の違った下半身が気になったのか、
もしくはそれが自然なる流れだったのか。

ただ、チキンな俺はパンツを脱ぐことができなかった。
正直恥ずかしかった。
生えていたこと、同級生の中では数少ない存在であったため、
なにか自分が異端児であったような思いもありながら。

ためらう俺に彼女はあくまで冷静に、でも甘えるかのように言った。
「脱がないともう触らせてあげないよ」と。
72恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:44:21
496 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 12:45:06 ID:mCJg7B+b0
迷いが生じる。
勇気と恥じらいが交錯する。
ただ、もう覚悟を決めなければいけないことはわかっている。
俺は少し肌寒い夕暮れの裏山で、自分のパンツをおろした。
股間のモノはすでに勃起している状態だった。
そう、彼女に触れるときはいつもこの状態で、
彼女もそれに気づいていたのだろう。
「ねえ・・・・触っていい?」
逆らいはしない。
二人はもう異質な空間に入り込んでいるかのようだった。
日常の中の、なにかしら非日常な空間の果てに。
73恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:44:52
497 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 12:48:18 ID:mCJg7B+b0
女の子の方がませるのが早いと言うが。
彼女もどこで知ったのだろう、
俺のものをつかむとゆっくりと上下し始めた。
俺は、何をしているかわからなかったものの、
それが快感へといつしか進化する。
1分だとか、2分だとか。
そういった短い時間だったと思う。
秋風が揺れ、夕暮れは増し、そして静けさが広がる。
俺は全身に衝撃が走り抜けたと同時に、彼女に向かって大量にぶちまけた。
顔に、服に、胸に。

脱力感。
でも、達成感。
74恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:45:28
498 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 12:51:22 ID:mCJg7B+b0
彼女は立ち上がると自分の体にかかった白い液体をふき取って。
「もう帰ろうか?」
いつになく優しい顔で笑った。

それから冬が来てもなお変わらずお互い触りあった。
白い息が舞い、そして消えるような日でも
寒さを忘れるように脱がしあい。
冬の白が彼女の体の白を増して、
よりいっそう綺麗に彩っているように見える。
そして体の白に反比例した毛の黒さ、
そしピンク色したその内部がより卑猥なるまでに鮮やかに映える。
75恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:46:02
506 :428 :2007/10/10(水) 16:55:21 ID:mCJg7B+b0
いつしか街に雪が舞い降りる。
さすがに裸になりあうことは少なくなったものの、
かわりに彼女を膝の上に乗せて話をする機会が多くなった。
学校のこと、新体操のこと、テレビのこと
とにかく話は尽きなかった。

ある日、彼女は俺に聞いた、「私のこと好き?」と。
思えば二人は彼氏・彼女とかいう関係を意識したことがなかったかもしれない。
ただ、漠然とそうしなければいけない、という義務的感覚で触りあっていただけのこと。
でも、奥底に潜む感情はいつしか素直になっていた。
「もちろん、好きやで」
雲間からばっと日が差したかのように、
高感度カメラで見せる花の開花の瞬間のように、
彼女の顔が笑顔に変わりゆく。
そして俺にしがみついた。
76恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:46:38
507 :428 :2007/10/10(水) 16:58:14 ID:mCJg7B+b0
その時はじめて唇と唇が触れ合った。
不思議なことかもしれない、順番が逆かもしれない。
ただ、そうだとしてもそれに意味はない。
僕らは何度も何度も飽きるまでキスをし続けた。
いや、飽きることなんてなかった。
いつまでも同じ空間で同じ時間を共有していたかっただけのこと。

好きだということ。
答えはいつも単純でわかりやすい場所にあったはず。
それにようやく気づいていっただけのこと。

いつしか雪は解けた。
春の訪れには少し早い頃、
二人の至福の瞬間は最高潮に達することになる。
77恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:47:13
508 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 17:03:08 ID:mCJg7B+b0
卒業が迫った3月はじめに。
同級生のAが「父の部屋でアダルトビデオを見つけた」と男子たちに報告した。
そしてお決まりの鑑賞会、男子6人がAの家へいく。
俺はそういうビデオがある、というのは一応知っていた、が、
当然見るのははじめてだった。

そして未知の「性」というものを知ることとなって。

息を殺して画面に見入る。
父の部屋にあったものはいわゆる「裏ビデオ」だった。
すべてくっきりと映る画面を見て、逆に彼女の体の美しさを感じて。
画面に映っているどす黒い物体は彼女にも自分にもないはずだと。

ただ、それだけじゃない。
嫌悪感の後からは好奇心、それらが交互にやってきて。
俺は彼女としてみたい、と思った。
78恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:47:51
509 :えっちな18禁さん :2007/10/10(水) 17:06:39 ID:mCJg7B+b0
見終わった後にいまさらながらAがいう。
「あまり綺麗なものじゃないんだけどね・・・・・」
皆、言葉はない。
はじめてみる大人の世界に一同衝撃を受けて。
ただ、ただ一人、俺だけは確信を得る。
彼女の手でなされる快楽を、画面の二人の行為に重ね合わせて。
経験したことのない世界に入り込む。

その夜、彼女がしてくれるようにはじめて自分の手でやってみる。
快楽の度合いは彼女がしてくれた方が大きいように思える。
それはもちろん彼女がしてくれるから・・・・・・

止まらない、もう、止まれない。
79恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:48:47
559 :428 :2007/10/11(木) 10:17:15 ID:QXz6MvFE0
桜はまだ咲かない頃に、卒業の日を迎えて。
揺れる菩提樹、そしてそれぞれの別れをこめて。
俺は中2で隣の県に引越しをすることが決まっていたため、
その県の私立中学校に進学、
中2までは寮に入ることになっていた。

「私のことをちゃんと思い出してね」
泣きながら彼女が俺にいう。
俺は彼女と指切りして誓った。

この指切りの誓いは30歳になった今でもはっきりと覚えている。
今までも、そしてこれからの人生においても彼女を忘れることはないだろうから。
その意味は、このときはまだわからないだろうけれども。
80恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:49:25
560 :428 :2007/10/11(木) 10:19:45 ID:QXz6MvFE0
時間は止まることはない。
あの放課後の教室、体育倉庫、そして裏山。
思い出の景色はいつしか色あせていくのだろう。
思い出はもう構築はできるものではない、
ただ、それは未来は作り出せるものである、ということの裏返しなのか。
少年の思いはここから始まりを迎えて。

春休み。
決行の日は決まっていた。
約束をして、卒業の日が暮れていく。
81恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:49:56
561 :428 :2007/10/11(木) 10:23:57 ID:QXz6MvFE0
うちの家は両親が共働き、大学生の姉は部活動をしていたためあまり家にいなかった。
昼間はいつも誰もいない状態。
そんな家だったからこそ、チャンスがあった。
三月末、彼女は家にやってきた。
スカート姿でやさしい春の光を思い浮かばせるような。

家に入っていきなり決行したわけじゃない。
頭の中では覚悟を決め、その機会を確実にうかがっていたとしても。
しかしながらたわいのない話が続き、時間は容赦なく刻まれていく。

卒業アルバムを見ていたとき、ふと遠足の写真が目に入る。
思えばこのあとぐらいから二人の秘密の営みは始まって。
写真に写る二人は隣同士であれど、まだお互いの裸はしらないままで。

「このあとぐらいからだよねー」
彼女が切り出した。
82恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:50:35
562 :428 :2007/10/11(木) 10:26:38 ID:QXz6MvFE0
「このときってなんかしゃべったっけ?」
その後の記憶が濃厚すぎて、正直それ以前の彼女の記憶は乏しい。
「しゃべってないよ」
「ふーん、隣にいるからなんかしゃべってるかと思った」

そう言ったなら彼女の動きが止まった。
数秒ぐらいのことだったかもしれないが、
それが必要以上になぜか長く感じられ。

「隣にいたのは・・・・・・・」

彼女はそっと動き、俺にもたれかかった。

「ずっと大好きだったから」

肩から髪の甘い匂いが流れる。
83恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:51:05
564 :428 :2007/10/11(木) 10:29:46 ID:QXz6MvFE0
どくん。
誘われるように胸が高鳴る。
躊躇することなく唇を奪い、そして聞いてみる。
「何が好きやったん?」
彼女の視線は甘く、そして大人のように妖艶で、俺を見据えていた。
そして笑顔で言った。

「全部、好き」

俺は彼女の胸をつかんで、そして服の中に手を入れていた。
彼女は抗うことなく身を任せて。

窓の外には桜、現在七分咲き。
まもなく、全開を迎えることだろうか。
84恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:51:37
569 :428 :2007/10/11(木) 12:59:48 ID:QXz6MvFE0
彼女の服を脱がせる、
白のブラジャーは胸の成長にあっておらず、少し小さく見える。
だから窮屈そうな彼女の胸をホックをはずして開放してあげる。
そして、下も脱がせて全裸にする。

桜明かりの照らす中、彼女の全裸が浮かび上がる。
見慣れた、それでいて見飽きることのない。
むしろそれでも見とれてしまうぐらい。
俺も遅れることなく全裸になって、彼女を力いっぱい抱きしめた。
彼女も俺の首に腕を絡ませしがみついた。
85恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:52:09
570 :428 :2007/10/11(木) 13:02:09 ID:QXz6MvFE0
口元から言葉がこぼれ流れる。

「してもいいよ」

女のほうが男よりませている、その言葉がまた頭に浮かんで。
彼女は、今日すべてを知った上で覚悟を決めてここにきたんだと。
そして今この状況になったんだと。
俺はさらに強く、そして強く彼女を抱きしめる。

愛しい

子供がわかる言葉でない。
そしてその言葉がすべてをあらわしているともいえない。
ただ、それでもそうとしか表現できないような感情がめぐる。
86恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:52:45
571 :428 :2007/10/11(木) 13:06:28 ID:QXz6MvFE0
そして俺はいきなり彼女の中にいれようとした。
彼女の亀裂に自分のモノをあてがう。
正直、愛撫なんてものがわからなかった。
ただ、Aの家での断片的な記憶を組み合わせて。
その中の強烈な印象を放った部分を強調して。
「痛い・・・・・・」
彼女の顔が苦悶に揺れる。

わからない、どうしたらいいのか。
でも、もう終わることはできない。
87恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:53:16
572 :428 :2007/10/11(木) 13:08:20 ID:QXz6MvFE0
さらに腰を突き出し、奥へ奥へいれようとするが
それでも入ることはない。
彼女の表情は苦痛にゆがんだまま。

「違うよ」
彼女が小さく言った
「いつもみたいに、脚をなでてほしい」

俺は彼女に言われるがままに、脚をなでた。
頭の中ではクエスチョンマークが大点灯していたが、
彼女の足を触っていくうちに
それが一つ、また一つと消えていった。
88恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:53:51
573 :428 :2007/10/11(木) 13:10:25 ID:QXz6MvFE0
何分触っただろうか。
彼女は俺の手を取り、自分の股の部分にあてがう。
「ここも、触ってほしいな」
滑るような感触に、俺は指を沿わせて。
「あ・・・・・・」
彼女の口から言葉が漏れる。

彼女の顔は真っ赤だった。
恥ずかしいながらも、ひたすら俺を受け入れようとしていた、

やりたい、という気持ちだけじゃない、
彼女が好きな気持ちのほうが大きかったあの時。
そんな彼女の行為に全力で応えたかった。
89恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:54:22
574 :428 :2007/10/11(木) 13:20:56 ID:QXz6MvFE0
しばらくして彼女が言う。
「もういいよ」
そして俺の股間を触りながら
「いれていいよ」と恥ずかしそうに言った。
俺はとっさに彼女の中にいれようとする。
「痛っ・・・・・・・」
一瞬は痛がったものの、スルリと入っていく。
生暖かい感触が伝わって。

彼女はそれ以降は顔をしかめることはなかった
90恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:54:55
575 :428 :2007/10/11(木) 13:23:09 ID:QXz6MvFE0
腕を首に絡ませて、好きだ好きだと連呼する。

頬、口、首。
いたるところにキスをする。

吐息が漏れ始める。

そして声が出る。

体温を感じる。

汗が流れる。

腰を動かすたび、彼女はめまぐるしく変化して。
二人はただ、お互いだけを感じていた。
91恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:55:34
625 :428 :2007/10/13(土) 16:06:58 ID:XP/UFt0n0
胸が揺れる。
今思えば小学生にしては豊満な無名が。
右へ、左へ、そのやわらかさがわかるように。
動きを止めるように、俺は彼女の胸に触れる。
目と目が合う。
また彼女は笑顔になる。

声にならない。
時折、言葉が不便になる。
五十音の組み合わせだけでは、数が足りない。
そんなんじゃ思いを言葉にできない。
感情は言葉に現すことができない。

だから抱きしめる。
抱きしめてないと、狂ってしまう。
92恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:56:06
627 :428 :2007/10/13(土) 16:10:54 ID:XP/UFt0n0
抱きしめたとき、彼女の胸の柔らかさを実感する。
温かさを感じる。

それだけでいい。
それがあればいい。


行動が言葉を超えた時。

それから数分後。俺は射精感を感じて彼女の腹の上に出した。
腹の上に出したのは、彼女がそう教えてくれたから。

彼女は泣いた。
震えて、涙が止まらない。
93恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:56:44
628 :428 :2007/10/13(土) 16:14:09 ID:XP/UFt0n0
あたふたしてごめんね、と謝る俺に彼女はまた微笑みながら言った。

「うれしいの」

強く、さらに強く彼女を抱きしめる。

離れたとしてもまた一緒にいられるように。
桜花は咲いて散る、そして向日葵が揺れる。
茜色に空が染まり、雪が舞い散って、
そしてまた桜は咲く。
いつまでも、彼女とともにいれる気がしていた。
94恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:57:15
629 :428 :2007/10/13(土) 16:21:57 ID:XP/UFt0n0
中学になって新しい生活が始まる。
俺は寮生活。
なかなかなじめるものではない。
その一因にやはり彼女がいたことも大きい。
週三回ぐらい手紙がやってきて、そしてそれに返信をする。
今のように携帯があったならば。
もう少し楽に付き合えていたかもしれない。

でも、日曜日などに実家に戻ったときに、
離れていた平日の時間を埋めるかのように
お互いを感じあい。
95恋する名無しさん:2007/10/30(火) 13:57:50
631 :428 :2007/10/13(土) 16:25:04 ID:XP/UFt0n0
夏休み、長期で帰ってきたときには毎日のように会っていた。
なつかしの小学校のプールに夜忍び込んでお互い裸で泳いだ。
月明かりの中、彼女の裸は白く、白く照らされる。
濡れた陰毛がぴたりと体に張り付き、
余計にミステリアスな空間をかもしだす。

プールの中でしようとして、うまいことはいらなかった。
20分ぐらいがんばったけど、それでもなお。
お互い顔を見合わせて、その滑稽さに笑った。

数え切れない星空の下で
数え切れないほど思いは募る
96恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:05:47
745 :428 :2007/10/17(水) 18:20:52 ID:CIIj+hkQ0
俺は男子校に行っていたので知識も相当増えた。
口でする、ということも知った。

彼女にはじめにお願いしたときは、少しだけ抵抗された。
が、でもそれはほんの少しだけだった。
仕方なしに舌でちょろちょろと先のほうをなめてくれ、
そして意を決したかいきなりがばっと口の中にいれる。
必死に、それでいてたどたどしく。
えもいわれぬ快感。
俺は久々に2分位しか持たず、彼女の口の中に出してしまった。

「苦い・・・・・何するのよっ」
涙目になりながら言う彼女の姿の滑稽さに俺が笑う。
少しむっとしたものの、
その後は必ず口でもやってくれるようになった。
97恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:06:19
746 :428 :2007/10/17(水) 18:24:11 ID:CIIj+hkQ0
彼女は中学に入ってやはり新体操部、そして俺は陸上部に入った。
新体操がやりたかったから私立の中学に行ったらしいのだが、
だけど先輩との折り合いがうまくいかなかったようで
冬にはやめてしまった。
寒い季節に落ち込み、小さくなる彼女を見て。

ただ、なぐさめた。
ただ、抱きしめた。
ただ、守りたかった。

会うたびに好きになって。
それが最高潮だと思っても、また会えばもっと好きになって。

彼女なしでは生きられないぐらいに。
98恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:06:51
747 :428 :2007/10/17(水) 18:35:15 ID:CIIj+hkQ0
季節はまわり、夏が来て。
ついに俺の家が引越す日がやってきた。

当日、彼女はさよならを言いにやってきた。
「また手紙書いてーやー」 あくまで明るく、明るく振舞う彼女、
でも空元気だというのがわかりきっていて痛々しい。
どうして時は止まらないのだろうか。
そう祈るも、どこかで蝉はせわしく鳴きほこっている。
何かを急がせるように。
時は過ぎ、車に乗り込むそのとき。
彼女の目から涙が一粒、また一粒と零れ落ちていく。
「いや・・・・・・・・・・」 小さくつぶやいた。

いつまでも見送る彼女の姿が小さくなっていく。
桜の綺麗な街から遠く離れていく。
いつの間にか俺の目からも涙がこぼれて止まらない。
99恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:07:41
748 :428 :2007/10/17(水) 18:38:42 ID:CIIj+hkQ0
それでも、彼女とはよく会っていた。
隣の県、といえども電車で一時間半ぐらいだったから。
会えば変わらずどこかで彼女とやっていた。
裏山、そして神社、さまざまな場所で。
遠く離れてよりいっそう愛しく思ったせいだろうか、
それとも彼女の成長なのだろうか。
顔所の体は服を脱がせた瞬間に濡れていて。
何もしなくとも入れられそうではあったが、
俺はいつも彼女の脚を、胸を、そして大事な部分を愛撫した。
そしてお返しに彼女も俺のモノをなめつくす。

まるでそれはお互いの愛情を改めて確かめ合うかのように。

離れても、もちろん彼女が好きだった。
いつか大人になって。
彼女を迎えに来る日がくると信じてた。
100恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:08:15
771 :428 :2007/10/18(木) 14:29:12 ID:+YDE76H70
中3になって俺の陸上部の顧問が変わった。
今まで超ぬるま湯体質だったのが、
いきなり超スパルタになって。
平日は高校生とハードな練習、そして土日は試合。
しかもそこそこ早いほうだったから上の大会へと勝ち進んでいく。

ただ、忙しくはなったものの、彼女はいつも試合会場にきてくれていた。
そして彼女の応援が力になった。
ほかの部員からのやっかみもむしろ気持ちいいぐらいに。

ただ、それでも。
体の疲労は徐々に蓄積されていき。
彼女への電話、さらには試合のない休みの日の外出がおっくうになって。
101恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:08:49
772 :428 :2007/10/18(木) 14:34:40 ID:+YDE76H70
糸のほころびは些細なことだったと思う。
最近ゆっくり会えていないね、という話をぞんざいに扱ってしまい。
空気が重くなる、少し言い合いをしてしまう。
電話を切った後も何か釈然としない思い。

その週の土日の試合会場に彼女の姿はなかった。

それでも毎日はやってくる。
忙しい日常に飲み込まれて会えない日々が続く、だんだんと疎遠になる。

ほつれた糸が流れていく、一度疎遠になってしまうと止まらない。
素直になれたらいいのになれない、
一本電話をする勇気があれば、ただ「ごめんね」と言えたならば。

四年前の秋に突然咲いた桜は春を待たずに。
中学が終わるころには自然消滅、の状態になっていた。
102恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:09:22
773 :428 :2007/10/18(木) 14:36:55 ID:+YDE76H70
前にも書いたとおり、今のように携帯電話が普及している時代だったなら。
メールができる状態だったなら。
人生に「タラレバ」を繰り返しても仕方がない、仕方がないけれども考えてしまう。

確かに見えた未来はもろいもので。
構築する間に崩れ落ちて。

僕がなくした君の夢
君がなくした僕の夢

そして僕がなくした僕の夢

でも、二人は終わらなかった。
物語が再び始まるのは7年後のことだった。
103恋する名無しさん:2007/10/30(火) 14:13:47
あー疲れた
途中のsage忘れスマンかった。
これが428氏の思い出の始まりです。
104夫婦で見てます:2007/10/30(火) 15:33:35
↑お疲れさまでした!
エライo(^-^)o
105恋する名無しさん:2007/10/30(火) 16:25:08
>>103
  _n
 ( l   ∧_∧
  \ \ (*´∀`)
   ヽ___ ̄ ̄  )   お疲れ&GOOD JOB !!
     /    /

106恋する名無しさん:2007/10/30(火) 17:20:53
64と65の間抜けてない?
107恋する名無しさん:2007/10/30(火) 18:00:12
色々あったけど、428氏の専用スレはたつべくしてたったんだね。今思えば。
なんだかんだ言って、一番良い方向に進んだね。ドラマだね。
108恋する名無しさん:2007/10/30(火) 18:18:08
彼女いない暦が長く、
今まで色々出会い系には登録してきたけど、
最近
ワクワクメール http://550909.com/?f1349178
ってとこで彼女やっとできました。
登録して大体2ヶ月くらい経つけど、
その間、10人くらいの人と実際会えたから、
サクラはいない気がします。
 今まで経験してきたサイトでは、サクラに騙されっぱなし
だったから、このサイトはサクラいなさそうなんで、
おすすめできます。実際に会いたいって人にはベストかも。
参考までに。
109恋する名無しさん:2007/10/30(火) 23:20:14
連バリしてくれた人乙でした
110恋する名無しさん:2007/10/31(水) 01:11:47
プロの方ですか?
111夫婦で見てます:2007/10/31(水) 09:34:16
↑普通のサラリーマンだそうですよ
でも、プロと言っても信じてしまうくらいの完成度ですよね
もしかして、本になったりして…
もしも出版したら買いますよ
112428:2007/10/31(水) 10:31:01
おはようございます。
夫婦で見てますさん他、みなさんいつもありがとうございます。
連ハリの方、お疲れ様です。

私の文章ですがあまり時間のない中で書き込んでいるんで
よく見たらめちゃくちゃですよ。
同じ事柄を表現変えて何度と繰り返している部分が多々ありますし。
もう少し時間があったなら簡潔に表現するのですが。
113428:2007/10/31(水) 10:32:44
実は私の旦那はあなたに似てる

いつしか、酒がすすんで話疲れたそのとき、
彼女がふとそう言った。
思えば旦那のことはあんまり聞いたことがなかった。
それは聞きたくないから、
現実は見たくなかったからかもしれないが。

似てるから結婚したのかもしれない

そう言うと、彼女は手に持ったチューハイを飲み干して。

居酒屋の喧噪が遠くの声に聞こえる。
二人の空間、時間は流れていく。
それは今から何かが始まるかのような感覚。
嵐の前の静寂であるかのように。
114428:2007/10/31(水) 10:34:48
居酒屋から出て、公園のベンチに座った。
酔った彼女の酔いさまし。

夜風に吹かれて。

それはどのくらいの時間だったのだろうか。
重厚な時間は短くも、長くも感じられ。

今日は本当にありがとう
相変わらず優しいね

いつしか彼女の声が聞こえてくる。
静寂を打ち破って、降ってくるやわらかい音質。

7年前
あなたと離れて寂しかった

つぶやくように言葉が漏れる。
何も言えない。
同じ気持ちのまま7年過ごしてきたのだから。

115428:2007/10/31(水) 10:36:24
うちの旦那はあなたに似てる

でも

まっすぐに俺を見据える。
忘れもしない、いつかはじめて彼女を抱いたときの、
あの甘い視線だった。

あなたはあなたでしかなかった

ゆっくりと、彼女の指が俺の指に絡まって。
そして甘い香りとともに彼女の腕が俺の首に絡まって。

好き

彼女の髪の向こうに幾千の星が瞬いている。
それはあの日落とした記憶、
探していた宝物。
モノクロの思い出に色が塗られていく。

俺は優しく、そして強く彼女を抱きしめた。
1センチの隙間もいらないぐらいに。
116428:2007/10/31(水) 10:38:32
二人は俺の部屋に向かった。
静寂と沈黙と、緊張と。
何か話をしたら、この間が壊れてしまいそうな。
それは彼女も同じだったのかもしれない。
ただ黙ってついてくる。

二つの影が寄り添って重なる。
埋まりゆく7年の空白。
clair-de-lune。

扉を開け中に入るとすぐ抱きしめた。
彼女もしがみつく。

ごめんね

思わず何かに謝って。
わからない、もう感情の揺れ動きを自分で制御できない。

いつか見た夢の続き。
117恋する名無しさん:2007/10/31(水) 10:54:58
いよいよ核心に迫ってきましたね。
118夫婦で見てます:2007/10/31(水) 12:46:13
やっぱり凄いですよ!
ゾクゾクしてます
謙遜されているようですが、428氏の実力は僕らはにとってはプロ以上ですよ
119恋する名無しさん:2007/10/31(水) 13:34:24
プロみたい、とかプロ以上なんて言ったら428氏が書きづらくなるだろ。気を遣えよ。
120恋する名無しさん:2007/10/31(水) 14:08:08
ここで止めましたか!w
つづき楽しみにしてます。
121夫婦で見てます:2007/10/31(水) 16:16:06
>>119
そうかもしれませんね
すみませんでした
122恋する名無しさん:2007/10/31(水) 20:32:30
てか、周りはいい加減黙って静観していたら?
いちいちウザイよ。
123恋する名無しさん:2007/10/31(水) 21:37:12
非難してるわけじゃないんだからいいんじゃね?
まったく反応ないと428氏も書きにくいだろうし。
124428:2007/11/01(木) 11:41:33
おはようございます。
反応があったほうが私はうれしいですよ。
へこみやすい人間なんで非難は勘弁していただきたいですが。
125428:2007/11/01(木) 11:47:14
暗い部屋の中、星明りに包まれて
彼女が妖艶に浮かび上がる。
変わらぬ体の白さと、綺麗さのままに。

俺は彼女のきれいな足にキスをする。
それは変わらぬ愛の儀式であって。

ふと、彼女は泣いた。
肩を震わせ、そして小さくなって。

泣き虫でごめんね

人は悲しいだけで泣くわけでない、
懐かしさから泣くこともあるのだと教えてくれた。

俺は彼女の涙を指でぬぐって
そして慰めるように口づけた。
それも変わらぬ柔らかな感触。

人間の長い一生からすれば
7年の月日なんてたいしたことないのかもしれない。
二人は何も変わってはいない、
愛情をぶつけ合った中学生のときのままに。

手が彼女の大事な部分に触れる。
彼女が敏感に反応する。

星だけが二人を見守って。
126428:2007/11/01(木) 11:48:38
俺が腰を動かすたび、彼女の胸が揺れ動く。
吐息のリズムが聞こえてくる。

好き

言葉が何度も流れ落ちる。
俺も何度も好きだと囁く。
感情は終わらない。
止めることのできなかった想い。

また彼女を見つけ出して。

そして数分ののち、俺はゴムの中に果てた。
彼女は抱きついたまま離れない。
固く、きつく、まるで結び付けられているかのように。
静かに静かに震えたまま。

結婚しててごめんね

放たれた言葉に現実に帰る。
夢は現実からの逃避、そして現実は夢の続き。
127428:2007/11/01(木) 11:53:31
気づかぬふりして見過ごそうとしていた。
見てみぬフリを決め付けて。
でも、残酷で厳しい現実は消えやしない。
行き場のない俺は彼女を抱きしめ返すしかなくて。

すすり泣く声が聞こえる。
夜が重くのしかかる、
そして7年という歳月もまた。

昔なら目をつぶっても見え、
耳をふさいでも聞こえ、
心を閉ざしてもあふれてくる夢しかなかったのに。

でも、また出会ってしまったのも現実というのなら。

ピストル逆さに自分に向けて。
もう引き返せない道を行く。

128428:2007/11/01(木) 11:55:12
ちょっと営業に出かけるんでこの辺で。
明日はけっこう忙しいんで、
次現れるのは来週の月曜になるかも。
129恋する名無しさん:2007/11/01(木) 12:29:59
乙。
誰がなんと言おうと428氏の文章は素人離れしてる。
「ピストル逆さに自分に向けて」
のところでかなりゾクゾクとしたよ。
130恋する名無しさん:2007/11/01(木) 13:34:37
>誰がなんと言おうと

だから別に誰もなにも言っていないわけで。
言うなればそういうコメントが寒いんだよね。。
131夫婦で見てます:2007/11/01(木) 15:51:56
また感動させていただきました
ありがとうございます
続きはゆっくりと楽しみに待ってます
132恋する名無しさん:2007/11/01(木) 21:53:45
オープンしたて、素人大勢いるよ!
http://gaerha5.maiougi.com/
133恋する名無しさん:2007/11/03(土) 03:28:23
ほしゅ
134恋する名無しさん:2007/11/05(月) 08:35:58
期待保守
135428:2007/11/05(月) 13:24:29
ようやく泣きやんだ彼女を駅まで見送る。
帰り道、二人には会話がない。
どういう切り口がいいのか、またどういう話がいいのか。
不器用な俺には生み出すことができない。
それは彼女も同じかもしれない。

ただ、言葉にできない想いを
つないだ手に託して。

駅につき改札抜けるその前に。
ようやく言葉が出てくる。

また、会えるかな

うつむきがちだった彼女はさみしく笑い、言った。

また、会いたいな

改札をくぐって階段を降りていく。
何度も立ち止まり、そして振り返る。
それをただ、眺めていた。
136428:2007/11/05(月) 13:41:32
一人になった部屋で。
電気は消したまま、空を眺めて煙草をふかす。
彼女がいなくなった部屋で孤独が増す。
本当にこれでよかったのか、何度も何度も繰り返す。

罪悪感と愛情の交錯。

人妻。
もう彼女は他人のものであって。
それは彼女と俺の帰るべき場所は
もう違う場所にあるということなのだろうか。

ジョバンニとカンパネルラは銀河鉄道に乗って死出の旅に出た。
そんな星の輝く夜。
二人はどこに行こうとしているのか。
何が見つかるのだろうか。

静寂の中、どこかで猫の鳴く声が聞こえる。

取り戻した自分。
それが幸か不幸かはわからない。


137428:2007/11/05(月) 13:42:05
翌日、すぐにCDショップに走って「ポロメリア」を買った。
歌はまさに彼女のようだった。
やさしく、そして懐かしい思いがかけめぐる。
そして昨日を思い出す。

柔らかくきれいな体、
そして無邪気な笑顔を。

メールが鳴り響く。
それは彼女からだった。

昨日はありがとう
今日はどうしてる?

今日はバイトだよ

終わったら電話ほしいな

夜遅くなるよ

話があるの
138恋する名無しさん:2007/11/05(月) 13:52:23
自分の経験とオーバーラップさせつつ遠い日に思いを馳せ支援
139428:2007/11/05(月) 14:00:12
バイトが終わって家に帰り。
彼女に早速電話をした。

昨日はありがとう

変わらぬ声にほっとして。
バイト中、ずっと気がかりと言えば気がかりだったから。

いいよ、気にするなよ

ごめんね

だから気にするなって

嬉しかった。
やっぱり彼女が好きなんだと再認識した。
昨日の夜の不安、そんなことはすべて忘れてしまいそうだった。

今もあなたが好き

そう言うと彼女は一呼吸おいて言った。

でも、もし、あなたが独身の子を好きになったなら
私のことは捨てていい

140428:2007/11/05(月) 14:19:19
たどたどしく、つまりながら
彼女はようやくの思いで声を出した。
嘘とわかりきれるような。
ただ、これは防波堤。
二人の関係は昔の状態に戻れるはずがない。
どうしても、崩せない壁がある。
彼女と俺のハンデを対等にするかのような条件。

わかった

そんなことないよ、とか素直に言えなかったのは
俺自身に歯止めをきかせたかったから。

いつの間にか二人は大人になっていた。
考えすぎて素直になれないままに。

いつか来る終わりを待ち受けるかのような
恋の始まりだった。
141428:2007/11/05(月) 14:27:33
暇はあるのですが、
言葉が生まれてこないんで今日はこの辺で。
142恋する名無しさん:2007/11/05(月) 15:29:25
お疲れさまでした。
次回も楽しみに待っています。
143夫婦で見てます:2007/11/05(月) 18:51:45
素晴らしい作品をありがとうございます!
ご自分のペースで充分だと思います
次回も楽しみに待ってます!
144恋する名無しさん:2007/11/05(月) 21:31:31
切ないなぁ。切ないよ。
145恋する名無しさん:2007/11/06(火) 01:26:17
次回も楽しみにしてますよ!
146428:2007/11/06(火) 13:25:31
それから、二人は旦那の勤務体系にあわせて会った。
昼勤なら昼に、夜勤なら夜に。
昔と同じように会うたびに好きになっていくような感覚、
ただ、それを引き留めるかのように彼女は言う。

好きな子ができたなら言ってね

それは彼女自身にも言い聞かせるかのように。
そして俺は何も言えないまま。
彼女と体を重ねることもなかった。
ただ、会ってしゃべるだけ。
お互い、何かに遠慮をしているような時が続いて。

会えば会うほど好きになるのに、
会えば会うほど悲しい気持ちになって。
彼女と離れて、一人の部屋で特に思いが沈む。

防波堤の上から。
押し寄せる感情の波を見守っているだけ。

今、彼女は旦那に抱かれているのだろうか、と想像すると
静かに狂いそうになる。
記憶の中の二人はあのときのままなのに、
時間は残酷にもすぎていて。
先は見えない。
たった一つの望みは現状維持。

6月の空はいつも曇りがちで。
今にも泣き出しそう。
147428:2007/11/06(火) 13:30:22
雨はやみ、もうすぐ夏を迎える頃。
彼女からの連絡がいきなり途絶えた。
電話をしても、メールをしても何の音沙汰もなく。
わからない。
想像は闇へと走って。
いつまでもこだわる俺に愛想を尽かせたのか、
それとも彼女自身が過ちに気付いたのか。
それともばれてしまったのか。

あきらめ感の漂い始めた4日後、
ようやく彼女から連絡があった。

妊娠
流産
入院

7月だというのに、突然曇り空が広がって。
空が泣く。
叫びたいような感覚、でも声は誰にも届かないだろう。

妊娠2カ月というから、俺の子ではないだろう。
ということはすなわち、旦那としていたということ。
結婚してるから当たり前じゃないか、
想像通りじゃないか。

でも、想像でなくて事実を突き付けられたということ。

俺の頬に涙が伝った。
148428:2007/11/06(火) 13:38:11
あなたと付き合ってから旦那とはしていないから・・・・・

彼女の声が遠くの空に消える。
何も響いてこない。
「ポロメリア」の歌も遠く遠く消えていくような、悲しい歌声。

『さよなら、かわいい夢のにおい』

花は枯れるのを待つばかりではない。
摘み取られたり、踏まれたりして散る花もあるのだと。
俺のポロメリアの花は今、無残に摘み取られて。

ゆっくりしときなよ

そう言って電話を切った。
やりきれない。
ただ、もう涙は出ない。

これでよかったんだ

自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

僕たちの失敗。
僕が弱虫だっただけ。
それは今も、7年前も。
149428:2007/11/06(火) 13:42:43
彼女からの電話が鳴り響いても。
もう出ることはなかった。
夢がだんだんと途切れていく。

暗い暗い部屋でこのまま発狂できたなら。
人間のしがらみは苦しく辛い。
狂えたなら楽になるのに。
虚空を眺めて夜はふける。

夜はいつしか必ず朝をつれてくる。
それがいいか悪いかは別としても、変わらない事実。
そして朝になって夢から覚めて。

わからない。

毎日メールも電話もくる。
でも花の匂いを思い出すことはなく。

150428:2007/11/06(火) 13:44:38
『7月7日、晴れ』という歌があったような。
そんな七夕の夜。
織姫と彦星は1年のブランクがあっても変わらず毎年会える。
数億年の星の命の中で何度も。
そう思えば人ははかない。

酒を飲んで思いにふける。
状態は半年ぐらい前に戻っただけ、
それだけと思えたならどんなに楽なことか。
再び知ったぬくもりを忘れることができなくて。

そのとき、ふと玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けたなら小さくうつむいた彼女がいた。

いきなりごめんね

どこからか波のうねりが聞こえてくるような気がした。
感情発、そして行き先は一つだけの波が。

151428:2007/11/06(火) 13:45:14
さて、まじめに仕事するか。
では。
152恋する名無しさん:2007/11/06(火) 14:25:42
まじめに仕事しないでください。

といいたい気分。
153夫婦で見てます:2007/11/06(火) 16:56:52
いよいよかと思いきや…
また新たなる展開が!
切なさ、儚さ、さらに次回への期待感!
やはり半端じゃないですね
本当に素晴らしいです!
また次回も楽しみに待ってます!!
154恋する名無しさん:2007/11/06(火) 17:39:41
オレはテクニカルなことはわからないが、この物語は、以前読んだ
「世界の中心で、愛をさけぶ」や、或いは「ノルウェイの森」以上に心を揺さぶる。

155恋する名無しさん:2007/11/06(火) 19:35:52
素人の中にもこんなすごい人がいるんですね。
156恋する名無しさん:2007/11/06(火) 20:31:49
これ読んで感動してる人達=ケータイ小説読んで感動してる人達
157恋する名無しさん:2007/11/07(水) 10:47:18
恋空見て感動できるチープな人たちですね。

イケメンと付き合うヒロイン → イケメンにふられた元彼女が逆恨み → 男たちにレイプ指示 
レイプされる(レイプ犯の子は妊娠してない)  → 
レイプ後にも関わらずイケメンと図書室での豪快な中出しセックス → イケメンの子供妊娠するが、元彼女に突き飛ばされ流産する → 
いきなりふられる → すぐに新しい彼が作る → 
イケメンがガンになってることを知る → すぐに新しい彼氏を捨てて、元さや →
身内もなかなか入れない無菌室に入り雑菌だらけのキス →
ガン闘病中で瀕死のはずのイケメンと野外中出しセックス → イケメン死ぬ → 
抗がん剤で精子全滅だったはずのイケメンの子を妊娠発覚 → 将来とか考えてないけど生むわ

やっぱこーゆーのに感動しちゃったりするの?
158恋する名無しさん:2007/11/07(水) 13:13:37
>>157
同情しちゃう程馬鹿だねアンタ
159恋する名無しさん:2007/11/07(水) 14:00:24
>>157
何があったか知らないけどがんばれよ。
160恋する名無しさん:2007/11/07(水) 15:29:00
>>157
こういう人ってやっぱり診療内科に通院してたりするのかな。
161恋する名無しさん:2007/11/07(水) 22:49:30
恋空と比べることがチープ。
表現力が圧倒的に違う。
162428:2007/11/08(木) 11:03:16
部屋に招き入れた彼女は座ったまま。
うつむいて、小さくなって。
俺はビールを一口、また一口と飲む。
静かに張りつめた空間の果てで、
時計の音だけが聞こえてくる。
ただ、聞こえし時計も何時をさしてるかもわからない。
戻らない時は流れる。

記憶の泡がよみがえっては
現実によってつぶされていき。
目の前にいる彼女に何もできない、何も言えない。
感性が凍り付いたまま。

そして彼女が重い口を開いた。

怒ってる?

怒るわけないじゃない

そして俺はまたビールを飲み続け。
飲んでないとこの空間を受け止めきれない。
また時間はすぎていく。
水面に張る薄氷すら割れぬままに。

163428:2007/11/08(木) 11:07:06
前に独身の彼女ができたら私を捨てていいっていったじゃない?

彼女が口を開く。
言葉を一つ一つ選ぶかのようにゆっくりと。

あれは、嘘だから

あなたを失いたくない

うつむいていたはずの彼女はいつしか顔をあげて俺を見ていた。
すがるような瞳の奥に悲しく俺が映って。

知ってるよ

俺は優しく、諭すように言った。

彼女は崩れるように俺の胸に顔をうずめて。
そして声をあげて泣いた。
まるで子供のように。

思えば、自分だけが被害者であるかのような思考をしていた。
それはいつもの劣等感、被害妄想も相まって。
ただ、ほんとに辛いのは彼女だった。
子供と俺と。
一気に二つも失うんじゃ悲しすぎる。

夜は続いていく。
その中でほのかに光るあかり。

164428:2007/11/08(木) 11:12:07
帰りなよ

いつしか彼女は泣きやんで。
夜の幕はだいぶん降りていた。

駅までの帰り道、またいつかのように手をつないで。
離してはいけない夢を手に、
離れてはいけない想いを胸に。

改札までついて。
見送るべき時の寂しさ。
ただ、この時を越えねばならない宿命。
改札抜ける前に彼女は言った。
それは違うキャストでの再現ムービーを見ているかのように。

また、会えるかな?

俺はほほえんで言い返した。

また、会いたいな

防波堤の上から水面に向かい身を投げる。
流れにあらがわず泳ぎきればいいと。

165428:2007/11/08(木) 11:16:09
文章がひらめかない・・・・・・
なんか気に食わない。
今日は感性に乏しい日のようなので、この辺で。

ちなみに「恋空」ってなんだ?と思って調べてみたら
携帯小説なんですね。
166恋する名無しさん:2007/11/08(木) 11:34:44
この物語と少しだけ似た人生を送っています。
鏡に映った自分自身を、少しだけ客観的に見るきっかけになっています。
不倫はどうしてもいけないことなんだろうか。何度もこれまで問いかけました。
でも自分自身がいつもすぐに答えを伝えてくれます。当たり前だと。
428さんの物語、これからも楽しみにしています。
167夫婦で見てます:2007/11/08(木) 15:30:14
428氏お疲れさまです☆
話を聞けるだけで感謝してますよ
結末を知りたい気持ちもありますが、まだまだ読み続けたい気持ちの方が上回ってます!
ゆっくり楽しませていただきますので、焦らずにがんばって下さい
168恋する名無しさん:2007/11/08(木) 21:47:34
なんの仕事してる人なんだろ
169恋する名無しさん:2007/11/08(木) 23:46:54
自分が苦しかっただけじゃなくて、相手も苦しかったんだって【恋話】を読んで気付きました。私も似たような経験があるから、読めば読むほど心が軋みます。でも、次回を楽しみにしてます。お仕事頑張って下さいね!
170夫婦で見てます:2007/11/09(金) 00:21:26
このお話が始まって、ちょうど一ヶ月経ちましたね
しかも、あと11話で100話!
凄いですよ!
私たちにとって428氏は、なくてはならない存在です
プレッシャーになってしまったらスミマセン
引き続き支援してます!
171恋する名無しさん:2007/11/09(金) 11:03:54
夫婦で見てますウザイよ。
172夫婦で見てます:2007/11/09(金) 12:19:01
>>171
すみませんでした
173428:2007/11/09(金) 13:08:59
こんにちは。

>>166
答えは最後にならないとわからないものですよね。
私も当時は
「人妻になったからって恋をしちゃいけないって誰が決めた?」
なんてことを思ってましたから。

>>167
実は結末の部分だけはもうすでにできあがってます。
もう89話までいってるんですね。
長くだらだらとよく続いてるもんです。

>>168
普通の営業です。

>>169
根が暗い人間なもので、
書けば書くほど暗くなっていってしまいます。
だから少し切ない話になってしまってると思います。
174428:2007/11/09(金) 13:12:16
彼女とまた変わらず会い続ける。
流産した際に子宮の中を空にして妊娠しやすくなったため、
三ヶ月はやってはいけないことになっていたが、
そんなことは関係なく。
体も必要かもしれないが、それだけがすべてじゃない。
横顔、視線、笑み、思考。
彼女を作り上げるそのすべてが必要であって。
そしてすべてが好きなのであって。

夏祭り、花火大会。
浴衣で現れた彼女は新鮮で。
人混みではぐれないように手をつなぐ。
帰り道、帰りの電車でも離さないまま。
駅について抱きついてきて、
帰りたくない、と切なく言った。
そんな彼女を抱きしめ返して。

永遠に続けばいいと思ってた。
打ち上げて消える夏の花火の恋ではなくて。
笑顔で問いかければ笑顔で返してくれるような。
そんな純愛のままに。

いつかの蝉しぐれ。
そして、蝉の鳴く季節を越えていく。
175恋する名無しさん:2007/11/09(金) 13:16:16
>>173
すみません、途中からあなたのことを知ってやってきた者で、
このお話ってずっとあなたの実話かと思っていました。
今になって突然、もしかしてフィクションかな?と。どちらなんでしょうか?
どちらにしても、これからも興味深く拝読させていただきますが。
176428:2007/11/09(金) 13:21:26
十月、知り合いが仕事のため行けなくなった
Coccoのライブのチケットを買い取った。
『ポロメリア』『眠れる森の王子様』『Raining』・・・・
いつしか手をつないだままたたずむ。

歌声が心に届く。
表現する力を持つ人はすばらしく思う。
尾崎も、hideも、山田花子も、ねこぢるも、彼らはみんな死んだ。
でも、たとえ死んでも作品は残った。
彼らの深い意思は残って。

自分には何もない。
単なるフリーター、失うものも得るものもない。
でも、ただ一つ、彼女さえいてくれたならば。
それだけでいい。

ポロメリアを聞いたなら君を思い出す

そう言った俺に、

最後に愛から冷めるじゃない!

と言って彼女はふくれた。
そんなつまらないこと一つ一つの積み重ねに想いを感じ、
季節が巡り巡ってもいつも二人は側にいれるように感じていた。
森羅万象、永遠なんてものはないけれども
未来が確かに見えていたような気がしたあの日。

秋の陽の中で、
よどまず、清流が流れる。
177428:2007/11/09(金) 13:26:23
ただ、時々ふと思い出して心に影が落ちる。
彼女の帰り際、夜中、
そして外し忘れた指輪を見るたびに。
どうしようもなく辛くなって、
どうしようもなくやるせなくなって。
事実は動かすことはできない、と。

どうして結婚したの?

時折我慢できずに聞いてしまう。

ごめんね

彼女はただそれしか言えなくて。
自己嫌悪だけが募る、意味のない問答に。
8年前に時が戻ったならば彼女と離れることはない、
でも時間は二度と帰ることはない。
いつも思考はループしたままに。
178428:2007/11/09(金) 13:29:46
ただ、ひとつだけ思う。
君と一緒に暮らしたい、奪い去りたい、
そう言ったなら彼女はどう答えてくれるのかと。
すべての悲しみを未来に向けることができたならば。

でも、聞けない。
変わらない彼女への遠慮と
つまらないしがらみをいつも抱えて。

常識が邪魔をする。
二人で暮らしたとしてその先やっていけるのか、と。
経済面のことでももちろん、
完全四面楚歌の状態となって。
誰に頼ることもできなくなるだろう。
親も捨てねばならない。

濁流を泳ぎ切るには二人はまだ若すぎた。
清流に飛び込んだだけのストーリー、
見えたはずの未来は、蜃気楼の幻であって。

そしていつかそれを知る。
遅からず、早からずのこと。
179428:2007/11/09(金) 13:34:33
>>175
当時つけていた日記を元に書いているので基本は実話です。
ただ、会話や風景描写にて創作があります。
さすがに、会話を記録&記憶してないのと、
思い出を美化したい思いがありますので。
180恋する名無しさん:2007/11/09(金) 13:53:45
>>179
分かりました。
これからもご自分のペースで無理なさらずに。。

お答え頂いて、ありがとうございました。
181恋する名無しさん:2007/11/09(金) 13:57:19
>思い出を美化したい思いがありますので。

思い出・・・
182恋する名無しさん:2007/11/09(金) 14:49:25
>>181
今の嫁=彼女ではないみたいだね
183恋する名無しさん:2007/11/09(金) 15:01:48
>>182
いや、独身かも。。?
184恋する名無しさん:2007/11/09(金) 15:47:53
過去ログに結婚していること書いてなかったかな?

てか切ないっスよ…。
今からラストが変わるわけないんだが、どうかハッピーエンドを迎えほしい。
185恋する名無しさん:2007/11/09(金) 16:21:16
家では嫁の目があって書けないから
会社で仕事の合間に書いてるんじゃなかったっけ?
だから夜と土日には現れないはず。
186夫婦で見てます:2007/11/09(金) 16:46:30
ありがとうございます!
次回も楽しみに待ってます☆
187恋する名無しさん:2007/11/10(土) 12:02:16
今日は土曜日か…
188恋する名無しさん:2007/11/10(土) 21:34:52
ここだけ世界が違いますね。気になって仕方がないです。映画みてるみたいにとっても、せつなくて綺麗。涙が出てきます。
189恋する名無しさん:2007/11/12(月) 20:28:29
ほしゅ
190428:2007/11/13(火) 11:21:34
おはようございます。

>>185さんが書いていらっしゃるとおりです。
ただ、最近は携帯で書きためて、
それをパソコンにて打ち直す方法を取っていますが。
191428:2007/11/13(火) 11:27:04
秋が深まり、木枯らしが吹く頃。
ようやく俺の就職も決まった。
新卒即フリーター、誇れるものは何もない自分に
道は平穏なものではなかった。
書類さえも通らずに、あきらめかけた時。
彼女が確かに隣にいた。
だから何度も立ち上がって。

おめでとう

声を上ずらせて電話してきた
彼女が愛しくて。

満天の青。
雲なんて一つもない。

ただ、晴れすぎた空を見ると不安になって。
疑心暗鬼の雲が覆う。
晴れは最高形、だからいつかは曇り闇が来るのかと。
就職は確かに決まった、
だが、働き出したなら今までのように会えなくなるだろう。
どうしようもなく辛いときに彼女の側にいてあげられなくなるだろう。

彼女の答えは一つだった。

待ってる

一言だけ言った。
それだけであり、それ以上はなく。
192428:2007/11/13(火) 11:29:18
言葉に出すことをためらってた想い。
それはいつか彼女を奪い去っていければ、ということ。
彼女も感じていたのだろうか、
望んでいたのだろうか。

愛しく、そして切ない。
俺はどうしても言葉にできないままに。
まだ早すぎる、今言うにはあまりにも無責任すぎる。
いつも保身的な思考をめぐらせて。

ただ、弱虫だっただけ。
勇気がなかっただけ。

彼女を置いてはどこにもいけないけれど、
でも、二人の関係には確かなものはない。
心のつながりはあれど、それがいかに曖昧なものか。

それにいつも気づいているのに。

秋風は吹く。
紅葉が寂しく揺れたまま。
今年も寒さが増していく。
193428:2007/11/13(火) 11:32:49
いらっしゃい

玄関先で彼女が無邪気に笑う。
寒くかじかんだ手を握り締めて、
冷たいね、と言う。

冬のある日、彼女の旦那が研修のため滋賀で一泊することになった。
はじめて彼女の家を訪れる。
夜中も、朝も彼女とともにできるはじめての日が訪れて。

おかえり、のほうがいいかな?

二人で笑いあい。
この日限定で、二人は夫婦になれる日だった。

居間に入り、テレビの上に
彼女と旦那の写真を見つけて。
似てる、確かに俺に似ているかもしれない。
いつもどおり無邪気に笑ってる彼女の横で
はじめて見る旦那さんが笑って。

彼女は俺に気づいて近づくと写真を伏せた。
そして悲しい目をして言った。

ごめんね

響く声も何か悲しい。

194428:2007/11/13(火) 11:36:39
彼女が向ける笑顔の先にあるもの。
ただ、自分だけが独占しているのかと思っていた。
それは間違っていないかもしれないけれども、
それだけじゃないのかもしれない。

あの時、見たものは、
見えないようにしていたものであり。
過去、現在、未来。
目をそらす部分、見えてしまう部分。
彼女の場合、どういう気持ちだったのか。

雪が降って積もって、春になると消えていく。
かわりに桜が咲いてまた散っていく。
四季の変化のように永遠なんてものはない、
知っていたはずなのに、知ろうとしなかったこと。
いつかくるべき現実に直面することを恐れて。

二人は若かっただけのこと。

195428:2007/11/13(火) 11:40:58
思考が煮詰まってきたのでこの辺で。
では。
196恋する名無しさん:2007/11/13(火) 15:11:52
お疲れさまです。
少し下がり過ぎだと思うのであげますね。
197恋する名無しさん:2007/11/13(火) 16:28:16
今日も半ベソです…
198428:2007/11/14(水) 11:23:58
夜が落ちてくる。
闇が広がる。

したいな

いつかの時と同じような甘い声が聞こえる。
湯上がりの彼女の体が熱い。
赤く染まった頬にキスして、
そして彼女をベッドに押し倒した。
声が漏れる。
再び二人は重なり合って。

ただ、行き場のない罪悪感、
行き場のない思い。
この広いダブルベッド、または空間すべてに広がって。
二人だけのものではない、
いや、むしろ俺には関与することのできない空間に思えて。
違う世界。
違う彼女の日常。

彼女の火照る体がさらに熱くなって。
声がさらに大きくなる。

この思いはいつまで続くのだろうか。
夢叶うその日を見つめて彼女を抱き続ける。
199428:2007/11/14(水) 11:27:40
朝の光に彼女の寝顔が映し出されて。
軽く頬にキスをする。
目を覚ましてにっこり笑う彼女にまたキスをする。

ありがとう

今度は彼女からキスをして。

冬の朝は何か澄み切って。
幸せな思いは募る、
でも募れば募るほど失いたくない思い、
失う日を探すかのような感覚に陥るのはなぜか。
二人はあと戻りできないはずだった。
でも、何かに後ろ髪をひかれる。

不倫。
二人の関係は世間的にはそうだったかもしれない。
でも、いつも純愛のはずだった。
枠組みにははまらないつもりだった。

でも、その言葉を誰より気にしてたのは俺だった。
いつも重くのしかかって。
自滅するかのように。
200428:2007/11/14(水) 11:42:03
それから二人は会うたびに抱き合って。
まるで中学生の頃に戻ったかのように。
冬の寒さも彼女がいれば耐えられる、
二人が結ばれる運命を目指して。

1月に彼女の誕生日があった。
いつか二人で使えたら、と願いを込めてペアのティーセットを送った。

絶対に旦那とは使わないから

彼女は笑顔のまま俺に抱きつく。
その光景を見て俺も笑う。

穏やかな光の中で眠っていた。
厳しい現実を忘れたままで、
ただ、今を二人で生きていく、
見ないようにするは未来。

でもいつか寒さが消えて春はやってくる。
春を待つ草木もあれば
春を待つことのない者だっている。

それが二人だった。
ここから現実は急速に襲ってきて。
変わりゆく日常の速さにいつか立ちすくむ。
201恋する名無しさん:2007/11/14(水) 12:15:34
紫煙
202恋する名無しさん:2007/11/14(水) 12:39:08
前から居るしえんしえんて書くヤツ、その言葉がキモイからやめてください。
203428:2007/11/14(水) 13:45:54
桜の季節。
俺は就職した。
ただ研修の三ヶ月は京都だったこともあり、
平日の仕事終わりで彼女の家に行っていた。

おかえり

声が弾む。

忙しい毎日。
慣れない社会生活。
それでも消えない光を見つめて。
あのダブルベッドで二人は抱き合う。
終わりなどくることはないと信じるしかなくて。

昼間に会うことはなくなった。
夜の明かりの中で照らされる彼女だけを見つめて。
限られた時間の中、限られた彼女を抱く。

まだ、二人は大丈夫。
いや、これからも。

研修の三ヶ月はすぎる。
配属先は和歌山に決まった。
大学時代から住み慣れた京都から、
また彼女とも離れてしまう。
204428:2007/11/14(水) 13:50:36
彼女は泣いた。
離れてしまうのが悲しいと言って。
中学生の時の記憶が頭を駆けめぐる。
あの時の二人、
信じていた永遠がいつか見えなくなって。
記憶を振り切るように俺は言った。

いつか迎えにくる

それははじめて言うことのできた素直な思い。
彼女は俺の胸に飛び込んでただ繰り返す。

待ってる

夢は繰り返す。
幼い日々の忘れ物。
ようやく取り返せる時はきて。

ただ、確かなものがないのは変わらないままに。
二人は二度目の七夕を待たずに離ればなれとなって。

半年後、俺は和歌山の海にいた。
ただ荒れ狂う冬の海を眺めて。
205428:2007/11/14(水) 13:57:46
明日は忙しすぎてこれません。
金曜日もちょっと微妙。

スレが落ちないように適当に何か書いておいていただけたら、
と思います。
よろしくお願いいたします。
206恋する名無しさん:2007/11/14(水) 17:06:36
ここにこうやって無防備に書くことで勝手に盗作(して売り込む)とかされないかな・・
ちょっと心配。
207夫婦で見てます:2007/11/14(水) 19:14:02
いつも素晴らしい作品ありがとうございます!
また離れてしまう…
切なさで胸が痛みました
そして100話超えおめでとうございます!
次回も楽しみにしています☆
208恋する名無しさん:2007/11/14(水) 22:10:27
そのコテ取れないの?
209恋する名無しさん:2007/11/14(水) 22:29:42
保守
まとめサイト作ってほしいな
210恋する名無しさん:2007/11/14(水) 22:49:03
支援がキモいとか人のコテがキモいとか言う奴こそいらねえな。
211恋する名無しさん:2007/11/15(木) 08:32:40
同意。
428氏の作品読んだあとに萎えるよ。

それはそうと、100話超えですか。
おめでとうございます!
これからも頑張って下さい。
212恋する名無しさん:2007/11/15(木) 11:14:32
“夫婦で見てます”って文字みると、ホント不快になるよ。
せっかく428氏の素晴らしい作品を読んだ後なのに。
いい加減にしてくれよ。
213恋する名無しさん:2007/11/15(木) 11:34:10
>>208>>212に激しく同意。
不快になるってほんとその通り。
一人が思ってることは大体皆も同じように感じるものだよ。
言われなければやり続ける・・・空気が読めないとは正にこういうことを言う。
214恋する名無しさん:2007/11/15(木) 12:45:48
>>213
自演乙
215恋する名無しさん:2007/11/15(木) 12:52:44
>>214
違うけど?
自分こそ自演なんじゃないの?
ね、自分が言われたら腹が立つでしょ。
216恋する名無しさん:2007/11/15(木) 16:18:21
必死だな
217夫婦で見てます:2007/11/15(木) 16:49:57
428氏にも迷惑がかかってしまいそうなのでコテ取ります
不快にさせてしまったみなさんすみませんでした
218恋する名無しさん:2007/11/15(木) 22:33:59
いきなり自分の出身地がでてきてなんかうれしかったけど
あんまり良い展開にならなそうなので複雑、、
219恋する名無しさん:2007/11/16(金) 13:45:53
和歌山ほしゅ
220恋する名無しさん:2007/11/17(土) 22:27:11
ほす
221恋する名無しさん:2007/11/18(日) 20:40:12
ほしゅ
222恋する名無しさん:2007/11/19(月) 10:21:14
ほしゅ
223428:2007/11/19(月) 11:25:15
おはようございます。
皆様、保守ありがとうございます。

ここからの話は本当に誰にも言えなかった
私の心の闇の部分に入っていきます。

>>218
和歌山でしょうか?
このとき、私は海南に住んでおりました。
いい思い出は皆無でしたが。。。。。
224428:2007/11/19(月) 11:32:39
波しぶきが何度となくあがる。
冬の海が手招きしてささやきかける。

早くこっちにおいでよ、
深海に消えればいいさ、
どうせ生きていてもつまらないだろう?
お前は生まれてくる時代を間違えたんだ。

目の前の光景をぼんやり眺めながら、
寒さに震えてたたずんで。

夢から覚めたら現実、か

独り言をつぶやいて。
思えば久しく彼女とも連絡を取っていない。
日々にもがき苦しみ、溺れていた。

最果ての闇の中で。

225428:2007/11/19(月) 11:35:46
転勤した先は地獄だった。
上司の恫喝、叱咤、暴力、
繰り返される性格否定。
ミスをすれば怒られる、
萎縮してさらなるミスを生み出す。
悪循環。
お前は使えない、お前なんか早くやめてしまえ、
お前は人間としておかしい。
朝から夜遅くまで、いつもどこかから声が飛んでくる。
それは休日でさえも同じ。
意味もなく電話してきて食事に誘われ。
そして最後は怒られて終る。

人間否定がすべての自信を奪って。
いつもどこかで誰かがあざ笑っているかのように感じて。
226428:2007/11/19(月) 11:40:36
夜が長引けばいい。
朝なんてこなければいい。
毎日毎日、そう祈っても朝はいつもやってきて。
削り取られるように、少しずつ堕ちていく。

精神系サイトを回り、自傷に明け暮れる日々。
腕の傷が次から次へと増えていく。
食欲がなくて日に日にやせ衰えていく。

こんな姿を彼女に魅せたくはない。
こんな状態で彼女に明るく接することなんてできない。
いつの間にか、彼女への連絡も遠ざかって。

小さなプライドが何かを壊す。
いつまでたっても自分はさらけ出せないまま。

そしてある休日。
携帯を家においてただ海を眺めにやってきた。
家にいると自分が壊れてしまうと感じたから。

忍び寄る恐怖にただ怯えたまま。
寒風を真正面から受けて。
227428:2007/11/19(月) 11:46:38
冬の海が狂う。
風が吹き荒れる。
乱れる自然に身をさらして、
寂しさの中ふと懐かしき日々を思い出す。
小学校、中学校、そしてつい最近のこと。
すべて彼女の思い出がまわりまわる。
ふいにこぼれる涙。
どうしてここに存在しているのかさえもわからなくなる。

彼女はどうしているのだろうか。
考えて9年前に似ている。
距離がまた二人を遠ざけて。
また同じ失敗を繰り返すのか、
また彼女を失うのか。
もう一人の自分がつぶやいて、そして何かが吹っ切れる。

彼女に会いたい

答えは簡単だった。
素直になれず、どこか奥底にしまっていた思い。
夢は終らせない、
現実の続きにあの日の夢を求めて。
228恋する名無しさん:2007/11/19(月) 16:33:56
°・(ノД`)・°・
229恋する名無しさん:2007/11/19(月) 23:40:39
今日のパートが一番好きです。
428さんには辛い思い出の日々かもしれないけど。

よく立ち上がりましたね。そこから。

この物語は終わりに近づいているのでしょうか。
まだまだ続くことを願います。
230428:2007/11/20(火) 13:50:32
こんにちは。

>>229
人生の中で一番の暗黒時代だったかもしれません。
このときのことが影を落として今は昔よりさらに
消極的、卑屈、暗い人間になっているような気がします。

人間は強いようで弱く、
そして弱いようで強い。

こうやって生きているということは
立ち直った、ということなのでしょうか。
231428:2007/11/20(火) 13:53:15
会社は一ヶ月ほどで辞めれた。
もともと別にいらなかった存在だったのと、
けっこう去る者は追わず的な風土だったから。
負け犬を見るような目で上司が
他でもがんばれよ、と言う。
いまいましい思いはするが、
もうあなたにかまってはいられない。
俺は俺の夢を求めて。
残る一つの希望を求めて。

引き込もうとする闇に必死で抵抗していた。
現実で這いずり回った先を探そうとして。

少なからず、星の見えた夜。
232428:2007/11/20(火) 13:58:30
会いたい

久しぶりに彼女に電話をして
ただ、それだけを伝える。

とにかく、会いたい

今思えば、かなり勝手過ぎる発言だった。
でも、俺の尋常ならざる気配を感じ取ったのか、
彼女は家で待ってる、と言ってくれた。
めぐりめぐって。
いつか必ず見つけ出せると思った宝物。
たとえ雨に濡れても、雪に埋もれても、
運命が必ず導いてくれるはずだと。

一番素直な気持ちを胸に、
俺は車で彼女の家に向かった。

それは寒さがいつか雪を降らせそうな夜のこと。
暦の上では立春はすぎても、春はまだ遠く。
233428:2007/11/20(火) 14:05:01
家にたどり着くと彼女は迎えてくれた。
少し太っただろうか、
不安そうな笑顔を見せながら迎えてくれた。
その笑顔を見て俺は泣いた。
やせ衰えやつれた俺を見て、
かわいそうだと言って彼女も泣いた。
そんな彼女を抱きしめて温かさを感じた。

夢も何もない中で、
そこに光があっただけ。
幸せの青い鳥はいつまでも同じ場所にいただけのこと。

静かに時が流れる。
静寂が時の長さをよりいっそう感じさせる。
二人は抱きしめあって泣いた。
言葉はいらない、切ない風が吹いて。

傷だらけの腕が、
傷だらけの心が癒されていく。
迷い歩き疲れた果てで、
心は今も彼女だけを求めて。
234恋する名無しさん:2007/11/20(火) 14:08:51
しえん
235428:2007/11/20(火) 14:13:26
帰り際の玄関で俺は言う。

今日はありがとう

下を向いたまま、彼女もつぶやいて。

ありがとう

枯れたはずの涙が一つ、
頬を伝ってこぼれゆく。

ありがとう

彼女は小さくまたつぶやいた。

必ず彼女を迎えにいける。
ただ信じていた。
若すぎて消えた十代と
感情に素直になれなかった二十代前半を越えて、
今、彼女のためだけに生きる。
ただ、夢を求めて。

帰り道にいつしか粉雪が舞う。
そして舞い散る雪は積もることなく消えてゆく。

236428:2007/11/20(火) 14:25:09
翌日、お礼もかねて彼女にメールした。

昨日はありがとう
少し立ち直ったかも
また会いたい

新しい光が舞い込むはずだった。
そして共に生きて行けるはずだった。
雪が解けて暖かくなって、
また桜が咲き誇るはずだった。

一時間ぐらい経っただろうか、
彼女からメールが入って。

あなたが好きなのは今も変わらない。
でも、実は私、妊娠してるの
三ヶ月

ごめんなさい
237428:2007/11/20(火) 14:28:58
実はすでに長い、長い夢を見ていたのかもしれない。
子供の頃からずっと続くような。
心に、手に感触の残る夢を。
目覚めればまた彼女が隣で笑っているはず。

意識が遠のくような感覚

目の前に暗闇

俺は

これは

どうして

なぜ

それは

夢から覚めて

現実

現実
238恋する名無しさん:2007/11/20(火) 15:20:32
今日もありがとう。大事に大事に読みました。
239恋する名無しさん:2007/11/20(火) 17:21:43
いつもすばらしい作品ありがとうございます
読みながら涙が溢れました
辛い経験をしているからこそ、文章に説得力と重みがあるんですね
次回も楽しみに待ってます
240恋する名無しさん:2007/11/20(火) 18:49:23
涙でました・・・。
241恋する名無しさん:2007/11/20(火) 19:57:38
°・(ノД`)・°・
242428:2007/11/21(水) 10:15:34
おはようございます。
書きながら自分でも切なくなってきました。
243428:2007/11/21(水) 10:20:08
帰り際の彼女の残像が浮かぶ。
頬を伝った涙が一つ。
人は懐かしさで泣くことがある、
うれしさから泣くこともある。

そしてあの時の彼女は
悲しいから泣いた。
寂しいから泣いた。

これが別れになると知っていて。

そう気づくまでに時間はいらなかった。

よどんだ水の中で綺麗な水を探して。
ようやく見つけた水は
手のひら広げてすくいあげ、
そしてこぼれ落ちた。

涙が流れない。
ただ空白が心を支配する。
喪失感が感情を奪う。

桜の木の下で。
中学生の二人。
将来を夢見て。
無邪気に笑いあって。

消えた。
244428:2007/11/21(水) 10:52:56
あの時、彼女が会ってくれた理由。
考えて悲しみが募る。
それは憐み、そして同情。
やがて空虚さは絶望へと変わりゆき。

残る希望はなくなった。
もう、すべて失った。

それから実家で三か月ほどひきこもった。
一時は死んでもかまわないと本気で思った。
絶望の空間の中心で、
これからの人生に意味はないように思えて。

部屋の片隅にうずくまる俺を暗闇が呼ぶ。

ただ、それでも生きていた。
縛り付けられたヒモに、首を通せずただ見つめて。
それはただ死ぬのが怖かったから、
そんな勇気を持ち合わせていなかったから。

結局、抜け殻になろうと、廃人になろうと、
だらだら死ぬまで生きるしかなかった。
245428:2007/11/21(水) 10:59:47
それでも、月日が少しずつ傷を癒していく。
将来とか、世間体とかを考えていつしかまた就職した。

忙しい毎日、仕事に溺れ流されて。
そして年を重ねていき。
季節は巡る、記憶も風化していく。
いつしか、彼女の携帯の番号、メルアドもどこかに消えた。

でも、ときにふっと思い出す。
今、どうしているのだろうか、元気なのだろうかと。
好きなまま別れたことが気がかりで。
幸せの糸を手繰り寄せたのだろうか、
彼女のために花は咲いているのだろうか。
消えゆく記憶の中でそれを案じて。

それからさらに歳を重ねていく。
失われゆく若き日の感性、
いつの間にか星を見ることも
花の美しさを感じることもなくなって。
そして彼女のこともあまり思い出すことがなくなって。

記憶の色が塗り替えられたその時。

それでも二人はまためぐりあう。
運命の悪ふざけか、
それとも意図によるものかはわからないけれども。

246恋する名無しさん:2007/11/21(水) 11:52:55
わぉ!!
まためぐり合うのか、すごい人生だな
わくわく、わくわく、
早く続きが読みたい。
247恋する名無しさん:2007/11/21(水) 13:52:39
鳥肌が立ちました!
お二人の運命はどこまで強いものなんでしょうか!
続きを楽しみに待っています!
248恋する名無しさん:2007/11/21(水) 17:17:11
今の嫁=彼女のラインが復活か?
249428:2007/11/22(木) 13:35:57
それは今から半年ほど前の
桜がすでに散った季節のことだった。
大阪の街中で偶然に彼女と出会った。
当然彼女もまた、年を重ねていて。

久しぶりに聞こえた「ポロメリア」のメロディ。

元気?

元気だよ

なんとなく気まずそうに、そしてよそよそしく。
それは6年の月日が作った空白、
埋めることのできない二人の距離。

話をすると彼女にはもう二人目の子供ができていた。
そして俺にはもう嫁がいた。

いつの間に?

そっちこそ

二人は顔を見合せて、声を出さずに笑った。

昔から見慣れた彼女の無邪気な笑顔はそこにはなかった。


250428:2007/11/22(木) 13:40:42
奥さんは私に似てる?

ふと彼女が聞いた。

いいや、似てないよ

これは嘘ではなく、本当に似ていない。
彼女は大人っぽいが、
嫁は7歳下なんでかなり子供っぽい。

そうなんだ

残念ながら

桜はすでに散って新緑の季節がきていた。
そして二人にももう新しい季節が訪れ。
お互いにお互いが入り込む隙間のないほどに大人になっていた。

いつか、雑踏のざわめきが会話をさえぎる。
二人だけの日々はどこかに消えて。
251428:2007/11/22(木) 13:53:27
じゃあね

そう言って遠ざかっていく背中を見送って。
振り返ることなく、姿は人ごみに消えた。

ふと思う。
神様がもしいるならば、
偶然でももう二人を会わせることはしないだろう。
これで完結したストーリー、
一本だった道はいつしか二手に別れていて。

ふと風が吹く。
五月の風は甘い記憶をかき消す。
ポロメリアの最後のフレーズが
かすれながらに心に聞こえてきて。

『強い光は影を焦げ付かせて冷えた
愛から覚めるように』

俺はしばらく彼女の消えた方角を眺めていたが、
やがて反対の方角へと歩き始めた。


252428:2007/11/22(木) 14:00:33
季節が回ればまた桜は咲く。
そしてふと思い出すことだろう。
感情の戻らない思い出を。

二人にはいつの間にか別々の道が用意されていて。
今も二人は歩き続ける、もう交わることのない道を。

もう会うことはないけれども、
いつまでもそこにいるような感覚。

記憶もまた自分を形成する肉体の一つの部分であるから。

彼女と俺がともにいた日々。
色褪せたままいつまでも咲き誇る。
そして流れる『ポロメリア』。

『見上げれば終わりを見たこともない

眩暈を覚えるような青

あの丘を越えればいつもあなたがいた

さよならかわいい夢』
253428:2007/11/22(木) 14:10:23
昨日はかなりもったいぶった終わり方をしましたが、
これでストーリーは終わりです。
かなりの長文になって見苦しい点も多々あったと思いますが、
今までありがとうございました。

254恋する名無しさん:2007/11/22(木) 14:14:58
428さん。お疲れ様。自分のストーリーと重ね合わせて読んでました。

人には様々なストーリーがあって、淡く切ないどころか、
もっともっと辛い出来事を重ねて今があるんだよね。

428さん。君は今は幸せかい?
どうか幸せでありますように。
255428:2007/11/22(木) 14:25:19
ちなみに、嫁についてですが、
引きこもりを終えてブラブラしていた時期のこと。
母親のパート先で人が足りないとのことで無理やり呼ばれ、
そこにいたのが嫁でした。
そのまましばらくそこでバイトをしていたのですが
あるとき、いきなり嫁に告白されて。
そして「断る理由がないから」、という消極的な理由で付き合いました。

その当時、嫁はかなり若かったので
年上に憧れてるだけだろ、と考えてたのですが、
思いのほか本気だったようで・・・・・・

立ち直ったこと。
時間が解決した、と書きましたが
本当は嫁の存在が一番大きかったように思えます。


256428:2007/11/22(木) 14:27:07
>>254

仕事運や人生運に恵まれてるとは言い難いですが、
嫁といっしょにいるときはすごく幸せですよ。
257恋する名無しさん:2007/11/22(木) 15:35:03
ありがとう428さん。

お嫁さんをいつまでも愛してあげてください。
258恋する名無しさん:2007/11/22(木) 18:02:08
428氏との別れがひどく切ないよ。
いつの間にかものすごく感情移入してたから。
本当にありがとう。
259恋する名無しさん:2007/11/22(木) 19:15:18
お疲れさまでした
あなたの作品に出会えて本当に良かった
心から感謝してます
ありがとうございました
260恋する名無しさん:2007/11/23(金) 04:31:01
遅ればせながらお疲れさまでした。
えっちねたに428さんが来た時からずっと見てましたが、ついに完結しましたね。
嬉しいやら淋しいやら…。本音を言うと物凄く淋しいですねw

今まで本当にありがとうございました。
428さん、お嫁さん、お幸せに。
261恋する名無しさん:2007/11/23(金) 15:18:09
°・(ノД`)・°・
262恋する名無しさん:2007/11/24(土) 06:20:57
°・(ノД`)・°・
263恋する名無しさん:2007/11/24(土) 06:23:49


B型がいいよってか君は殴る対象で別の人と交際する
264恋する名無しさん:2007/11/24(土) 10:32:49
ポイント制では、出会える確率が高い。登録費無料。
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265恋する名無しさん:2007/11/24(土) 13:06:03
最後は幸せでよかったです。
ありがとう, 428さん。
266恋する名無しさん:2007/11/24(土) 17:57:23
このまま落ちるのはもったいないから、今の奥さんとの結婚までのエピソードが聞いてみたいな。
267恋する名無しさん:2007/11/25(日) 00:54:39
↑賛成!
268恋する名無しさん:2007/11/25(日) 07:45:54
>>266
それいいかもな!
269428:2007/11/28(水) 11:35:02
おはようございます。
嫁とはそうたいしたエピソードが思い浮かびません・・・・
終わったストーリーでないと美化できないというか。

ただ、このままこのスレが落ちるのが悲しいのも事実。
何か有効活用があればいいのですが。
270恋する名無しさん:2007/11/28(水) 13:42:11
428さん自身もそう考えてくれてて良かったよ。

奥さんとのストーリーも意外と良い話かもよ。
だって、428さんが華やかな身分の時にではなく、停滞した環境にいる中で、
交際を申し出てくれたんでしょ?
きっと素敵な女性なんだろうな。
271恋する名無しさん:2007/11/29(木) 22:01:18
428氏の話をまた聞きたいです!
272恋する名無しさん:2007/12/01(土) 03:43:47
終わったストーリーじゃないと美化できない、ってのはなんとなくわかるなぁ。
でも428氏の話しはまだ聞きたいね。
273みさき:2007/12/01(土) 11:33:59
この画像を10箇所貼ってください。
274恋する名無しさん:2007/12/01(土) 14:23:11
s
275恋する名無しさん:2007/12/03(月) 14:59:45
また428氏の作品が聞きたいです!
276恋する名無しさん:2007/12/07(金) 08:18:37
ほしゅ
277恋する名無しさん:2007/12/08(土) 23:56:04
何か進展がないかと思って、ついこのスレに来ちゃうな(^。^;)
278428:2007/12/11(火) 12:22:36
こんにちは、お久しぶりです。
最近、空白だった隣の席に新入社員が入ってきたため
前みたいに気軽に2ちゃんができなくなってしまいました。
なんとか、また書き込みたいとは思ってはいるのですが。

しばらく待っていてください。
すみません。
279恋する名無しさん:2007/12/11(火) 18:06:53
428氏お久しぶりです!
マイペースで大丈夫ですよ
次回作楽しみに待ってます!
280恋する名無しさん:2007/12/11(火) 18:07:38
気長に待ってますよ♪
281恋する名無しさん:2007/12/12(水) 16:27:49
まとめでも作っておけばいいんじゃないか?
DAT全部持ってるヤツとか
282恋する名無しさん:2007/12/17(月) 14:47:29
283428:2007/12/18(火) 10:23:40
こんにちは。
隣の新人はしばらく独り立ちできる気配がありません。
ゆえに携帯で書いていこうと思います。

ただ、私が文章を書くにはテンポが必要であって。
携帯での文字入力じゃ思考がうまくまとまらない気もします。駄文になったらすみません。

ちなみに嫁に出会う話でなくて一つ別な話を書こうかと考えてます。
やはり根が暗いもので終わった話のほうが得意であって。
Coccoのチケットを売ってくれた子との話です。

自分の人生が赤裸々になっていきますね。
284恋する名無しさん:2007/12/18(火) 11:56:23
待ってるぜ!
285恋する名無しさん:2007/12/18(火) 13:38:01
428氏のペースで充分ですよ
楽しみに待ってますね
286428:2007/12/18(火) 14:56:59
10年前、冬の京都に粉雪が舞った。
それは白い季節の訪れを告げる。

若すぎた日々、そして罪悪感。

静かに染まりゆく。
287428:2007/12/18(火) 15:03:50
彼女と自然消滅に終わって、そして年を重ねて。
俺は大学生になっていた。
夢見ることも目標もすべてがすぎていき。
日々何かにおびえて日々何か釈然としない思い。
一年がすぎ、さらにもう一年が終わろうとする。
何も変わらない空白。

また京都に戻ってきたことで、
また彼女に巡り会えるんじゃないかという淡い期待をしていた。
どこかに面影を探して。

でも会うことはない。
どんなに目を凝らしても
帰らない過ぎ去った日々。

思いは募る。
存在がさらに大きくなって。
でも行動ができない。
彼女に責められたなら、
彼女の隣で笑う他の誰かがいたなら。
想像だけが巡って。
288恋する名無しさん:2007/12/18(火) 17:20:35
オレもカムバックの日を待ってるぜ!
289恋する名無しさん:2007/12/18(火) 17:26:36
ありゃ、428もう登場してたのね・・・恥かいた・・・
290恋する名無しさん:2007/12/18(火) 19:11:34
>>289
気にするな。
291恋する名無しさん:2007/12/18(火) 20:34:57
でも、、、
何故今の奥様とのお話を書こうとしてくれないのでしょうか・・・
紆余曲折があって、縁あって一緒になられた奥様。
428氏は「今、幸せだ」と仰いましたよね?
であれば、頑なに?奥様とのことに触れない428氏に少々違和感を感じてしまいます。
お話を聞くなら、次は奥様とのエピソードを是非聞きたいファンはいるかと思います。

なんだか、奥様が少し不憫に思えてしまいました。
(念の為、勿論、過去の想い出は美しいお話だったと思っております。それをどうこう言っているのではありませんよ。)
292恋する名無しさん:2007/12/18(火) 22:08:44
428氏にとって奥さんは過去に出会った女性の中で一線を画した存在なんだよ。きっと。
なんだかんだ言って一番愛しているのは現在の奥さん。人には話したくない大切な存在なんだよ。きっと。
293恋する名無しさん:2007/12/19(水) 12:19:35
428氏ありがとうございます!
みんな待ってたんですね
賛否両論ですが、楽しみにしてますよ
294428:2007/12/20(木) 12:43:15
こんにちは。
嫁について書くのは恥ずかしい思いがあるもんで。
まあでもこの話が終われば書いていきます。
色々なことがあってゴールが嫁ですから。
295428:2007/12/20(木) 12:54:12
毎日一人で明け方まで酒を飲んで。
繰り返し流れる「Precious memories」。
遠ざかる夢のかけら。
懐かしくても会えずに。

ただ夜が更けていく。
思考は停滞したまま答えも出ずに。
いつもの闇、同じ夜。

こんな非生産的な暮らしをしている中で、
大学の同じゼミのやつから合コンに誘われた。
数あわせ。
期待も何もないけど、ただ暇はあるがゆえに行くことにする。

それは木枯らしが吹き始める頃。

ギラギラする空気の中、
輪に入れずに一人酒を飲む。
誰かと誰がが番号交換をするのを横目に見ながら。

いつの間にこうなったのか。
わからない。
296恋する名無しさん:2007/12/20(木) 19:35:51
428氏ありがとうございます!
奥さんのこと大切にしてるんですね!
ウチの奥さんも428氏復活喜んでます
次回も楽しみにしてます
297恋する名無しさん:2007/12/21(金) 00:38:06
>>296
うわ、出たよ。
298恋する名無しさん:2007/12/21(金) 10:58:17
NGWord
ウチの奥さん
夫婦で見てます
299恋する名無しさん:2007/12/21(金) 13:06:54
夫婦で見てますもかわいそうに
別に悪いことしたわけじゃないのにな
300恋する名無しさん:2007/12/21(金) 22:04:59
まぁ、悪いことはしてないかもしれんが大多数の人が不愉快と感じる言葉をレスするたびに繰り返し使い続けるのはイタイし、
これぞ、その場の空気を読むことの出来ない典型人だとは思う。
普通、そういうのって正常な大人であれば分かるはずなんだけどね。
301恋する名無しさん:2007/12/22(土) 00:03:29
>>300
ホントだよな、俺もそう思うよ。まさかもう出てこないと思ってたけどな。信じれらんねーよ。
302恋する名無しさん:2007/12/22(土) 16:02:36
俺はあんまり気にならなかったけどな
まぁ彼女も嫁さんもいない奴らは気に入らないだろうけどな
303恋する名無しさん:2007/12/23(日) 14:57:52
俺はカミさんも若い彼女もいるけどムカつくけどな。
空気読みない君の様なタイプには解からない感覚なんだろうね。
304428:2007/12/26(水) 20:13:25
こんばんは。
日曜日に競馬で330万馬券を当ててゲームをたくさん購入、
そっちに没頭しまくってて文章が書けません。
またゲームに飽きたら再開します(笑)
305恋する名無しさん:2007/12/27(木) 18:15:53
てめー428いくら儲けたんだ! くそー羨ましいなー。
でおめーの使い道はゲームかよ?
男なら潔く貯金しろよ。
306恋する名無しさん:2008/01/01(火) 09:49:11
ほす
307恋する名無しさん:2008/01/05(土) 00:42:09
まあ、新しい話はその程度ということ
308恋する名無しさん:2008/01/06(日) 16:11:02
>>307
アホな人乙
309恋する名無しさん:2008/01/08(火) 01:01:42
ヽ(-@∀@)ノ
310428:2008/01/08(火) 12:36:07
こんにちは。
正直、スランプに陥ってます。
言葉が生まれてこない。
もうしばらくお待ちを。

>>305

350万ほど(笑)
311恋する名無しさん:2008/01/08(火) 13:00:33
ひえー!!350万・・・
恋の話はおいておいて、当たっ時の気持ちをオレは聞きたい。
どうしてそんな買い方をしたのかも。

くーオレもそんなの当てたい。

スランプはしょうがないよ。人間だもの。
312恋する名無しさん:2008/01/14(月) 01:08:44
さげ
313恋する名無しさん:2008/01/19(土) 01:57:53
ほす
314428:2008/01/21(月) 12:42:46
おひさしぶりです。
また昨日132万馬券が当たりました。
先週も8万ぐらい勝ってますし、絶好調です。
ただし、人生は不幸のどん底状態ですが・・・・・仕事辞めたい。

なんとか今週中には再開いたします。
315恋する名無しさん:2008/01/22(火) 10:48:37
なんでそんな事書くの?
316428:2008/01/25(金) 20:34:22
家に帰り相変わらず一人で飲んで。
二十歳の自分が見ていたもの。
それは遠い過去。
大学の人間関係はあまりに希薄すぎて。
何か神様が不意に自分に意地悪をしているような、そんな感覚。

風が吹き、窓がきしむ。
小さく小さく揺れる。

翌日はバイトだった。
当時居酒屋でバイトをしていて、
週5回は入っていた。
正直、あまり学校に行っていた記憶がない。
夕方に目が覚めてバイトに行き、
帰って朝まで飲む暮らし。
学生らしいといえば学生らしいが。

今日も夜が更ける。
時計の針は10時をまわり。
客足が完全に止まった頃。

静かに扉は開いていく。
風がいつか止まる。
317428:2008/01/25(金) 20:37:08
>>315
すいません。
あまりに仕事が嫌すぎて書いてしまいました。
引くも、行くも状況はなにも変わらないと言うのに。

それとももしかしたら競馬のことにつっこんだのでしょうか?
これは単なるうれしさのあまりです。

今、うれしさと悲しみと半々の微妙な感覚です。
318恋する名無しさん:2008/01/27(日) 16:40:28
ほす
319恋する名無しさん:2008/01/27(日) 16:55:25
あの人との初めて出会いは、階段でぶつかりそうになったんだよね…。
それからああなってこうなって…懐かしい
320恋する名無しさん:2008/01/27(日) 18:04:04
キレイに書いてるけど、不倫の話だよね?
今の嫁が同じことしても、あんた許せるの??

自分の家のベッドで、嫁がヨソの男といたしても、いいんだ。
321恋する名無しさん:2008/01/28(月) 01:05:13
>>320
は?なんで不倫の話なの?誤爆か?
322恋する名無しさん:2008/01/28(月) 12:23:35
428氏は競馬上手いんだねー。
いいなーそういう才能があって副収入得られる人は。
323恋する名無しさん:2008/01/30(水) 18:45:53
>>320
あなたもしかして知的障害?
324恋する名無しさん:2008/02/02(土) 08:49:51
ほし
325恋する名無しさん:2008/02/07(木) 13:44:10
ほせ
326恋する名無しさん:2008/02/13(水) 08:14:41
327恋する名無しさん:2008/02/18(月) 21:27:39
328恋する名無しさん:2008/02/19(火) 03:18:16
見てる椰子30代スレばかりだな
329恋する名無しさん
昔に戻りたいんだろ キニスンナ