あなただけのLoveStoryV

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1恋する名無しさん
今更誰かに言うのは恥ずかしいけど
切ない、甘い、悲しいあなただけの恋愛物語・・・
マテルヨ

前スレ
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1119441896/l50
2恋する名無しさん:2005/09/08(木) 00:02:03
2げとー
3恋する名無しさん:2005/09/08(木) 00:02:35
3
4恋する名無しさん:2005/09/08(木) 00:06:15
4さま
5恋する名無しさん:2005/09/08(木) 00:57:56
1乙
とりあえずムロさんがどんな話だったか忘れたんで誰か説明してくれませんか?
m(__)m
6恋する名無しさん:2005/09/08(木) 01:56:47
1乙
マテルヨ
7恋する名無しさん:2005/09/08(木) 14:33:24
>>5
前スレ>>552
8恋する名無しさん:2005/09/08(木) 15:19:12
そして太郎は「
9恋する名無しさん:2005/09/08(木) 18:28:31
>>7教えてくれてありがとうございます!
やっぱりここの住人はいい人ばかりですね。
普通なら自分で調べろボケ!って言われるはずなのに・・・・。



ムロさんマットルヨ
10恋する名無しさん:2005/09/08(木) 22:17:06
久々にマテルヨと書いてみる
11恋する名無し:2005/09/08(木) 23:36:32
いい話多いもんね〜
マテルヨ
12恋する名無しさん:2005/09/09(金) 12:01:15
あげてマテルヨ
13恋する名無しさん:2005/09/09(金) 12:10:51
前スレに@発見
14ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/09(金) 16:29:29
こんにちは。
>>1さん新スレ立てて頂き、ありがとうございました。

物語はサイドストーリーから書きたいと思ってます。
書き上げるまで少し時間を下さい。
その間に誰かが書かれても勿論構いませんので(^-^)

それと、出来てるか分かりませんが、ガードさんの時に
偽物が出たみたいなのでトリップを付けてみました。

それでは、書き上げた時にまた来ます。
15名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:15:46
マテルヨ
16名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:06:20
マテルヨ
17ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/11(日) 00:00:14
[恋物語サイドストーリー]

私がKに告白する少し前あたりから、急に私になれなれしくしてくる子がいた。
名前はカナ。はっきり言ってぶりっ子で、前々から私は苦手なタイプだった。
でも、こちらから苦手にしなくても、カナの方から私を無視してくれていた。
カナは第1印象で仲良くするかしないかを決めるので、
私の第1印象が受け入れられなかったらしい。
18名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:28:05
マテルヨ
19名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:53:01
ムロさん寝ちまったな
マテルヨ
20名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:34:59
あげてみる
21名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 20:38:46
ムロさんまだ??
マテルヨ
22ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/11(日) 22:35:47
[不審感]

そんなカナが、何がきっかけかは分からないが、ある日を境に妙に親しげになった。
横を通るたびに「ムロちゃ〜ん、何処行くの〜?」とぶりっ子特有の高音ボイスで話し掛けてくるようになり、
ちょくちょく休み時間に私の教室まで来ては手紙を渡していくようになった。
恐怖に近いものを覚えた私は、一回もその手紙に返事を出すことはなかったけれど…
23ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/11(日) 22:38:26
そのころ、理由もなくカナに無視されたり、陰口を叩かれていたミユ(最初の話の時に出てきた友達です)が、最近カナと仲のよさそうな私に忠告をしてくれた。
「カナは、Kのことが好きらしいよ?だからムロに近づいてるのかも知れないから、気をつけて。私みたいにされるかも。」
ミユはカナにはいじめられていたが、所詮カナ1人の勝手ないじめで、対したダメージはなさそうだった。
でも、そのこともあるし、Kのことが好きだったら仲良くするわけにもいかないので、私からカナに話し掛けることは皆無だった。
24ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/11(日) 22:40:20
[確信]

ある日、私がKの教室の前にいると、どこからかカナが現れて私を人気の無い階段に連れ込んだ。
そこでのカナの第一声は、
「ムロ〜ムロって絶対Kの事好きでしょ〜?だから今あそこにいたんでしょ〜?」
この言葉で、私はカナは確実にKの事が好きなんだな、と思った。
私が、Kのクラスの前にいたのは本当に偶然だったので、
「違うよ。ただあそこで友達待ってただけなんだけど?」
と適当に返して、まだ何か言いたそうなカナを置いて戻った。

そのころは丁度、学級旗を作っている頃でした。

そして、その何日かあと、私はKに告白しました。
25恋する名無しさん:2005/09/12(月) 00:26:08
十二時にはちゃんと寝るムロ、マットルヨ
26恋する名無しさん:2005/09/12(月) 20:43:25
サイドストーリーの続きが気になる、マテルヨ
ってかカナ、微妙に恐いな
27恋する名無し:2005/09/12(月) 21:21:47
マテルヨ
28ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/12(月) 22:11:17
ここから少し本編に絡むところです。

[信じちゃだめ]

告白が終わり、ミユの所に戻った私たちの前に表れたのは、他でもないカナでした。
どうやらミユに用があったらしく、ミユと私の間に入り込んで話を始めました。
影ではいじめていたりするくせに、調子がいいのです。
ミユを一人にするわけにはいかないので、私はその場に留まっていました。
話の内容は…Kについてでした。

「ミユちゃん、あたしの好きな人はKだと思ってるんでしょ?」
「別に?なんで?」
「ま〜何でもいいんだけど〜。とにかく、あたしの好きな人はKじゃないから。」
「ふぅん…。」
29ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/12(月) 22:14:23
[好きな人の好きな人]

告白した直後、Kの名前を関係のない人から聞くのはとても嫌でした。
それに、恐らくカナはKのことが好きなので、ことさら嫌でした。
…この話には続きがありました。

「それにさ〜Kには好きな人がいるからどうせ無駄だし。」
「ふぅん。」
「ホントだよ〜。Kから直接聞いちゃったし。」

Kに好きな人がいる。
それを聞いた瞬間、私の中の全部の血が頭に集まった気がしました。
ガンガンと頭の中で重い音が響いて、耐えられませんでした。
私はお手洗いに行くフリをしてその場を離れました。
トイレの水を流しっぱなしにして、少し泣きました。
30ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/12(月) 22:18:23
[好きな人の好きな人?]

教室に戻ると、もうカナは居なくなっていました。
なるべく、Kの話には触れない様にしてミユに話しかけたのですが、
ミユは、カナとの会話の内容を私に話出しました。

「あのね、Kの好きな人は…ムロ…らしいよ?」
は?話が呑めませんでした。
「それでカナは、ムロに告白しろ、ってKに言ってるんだって。」
ふぅん…
「でも、鵜呑みにはしちゃダメだよ。」
うん…


そんな話も忘れかけた頃、私はKにフラれました。
31ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/12(月) 22:50:59
今日は頑張ってもう一個

[(・∀・*)]

フラれてしまって落ち込んでいたある日。カナは私に手紙を押し付けていきました。
手紙の内容は、何処から聞きつけて来たのかKにフラれた私への励ましでした。

「フラれちゃって残念だったねぇ↓↓
 でも、まだチャンスはあると思うんだぁ(・∀・*)
 Kも話せば分かってくれるよぉ↑↑
 まっ、でも諦めるならサッパリ諦めた方がいいよv
 短いけど、バイバイッ♪♪」

4行目にカナの言いたい事が書いてある気がしてなりませんでした。
もちろん、返事は書いていません。

諦めろ、と言われて諦められる訳がありませんでした。
32恋する名無しさん:2005/09/13(火) 00:26:03
お疲れさま
文面がそのままだとしたら

カナのヴォケがーー! ヽl//
 ∧_∧(⌒) ―★――
`(   ) /‖ /|ヽ
(/   ノ 川 | ヽ
(O ノ 彡  |
/ / 〉
\_)_)

こんな感じ
33恋する名無しさん:2005/09/13(火) 11:44:23
age
34ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/13(火) 22:41:47
>>32さん、手紙見ながら書いたんで間違いないです(苦笑)
ホント、ヴォケー!!ですよね…。

スミマセン、今日は書けそうにありません…
ホントすみません!!
35恋する名無しさん:2005/09/14(水) 17:07:51
OK、気にすることは無い。
学生なら勉強を最優先しときなさい
36恋する名無しさん:2005/09/16(金) 21:29:46
しかし続きは見たいのでマテルヨ
37ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/17(土) 17:17:55
お久しぶりです。
また少しずつ書いていきたいと思います。
38ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/17(土) 17:36:16
[サッカー]

しばらくすると、Kと私は普通に話せる位に仲が戻っていました。
カナの事は気にせず(カナの影がちらついても)普通に接していました。
その頃、各部活動毎に地区大会が迫っていました。
今年は応援する事が出来なかったので、私は手紙(メッセージ)を書いて応援する事にしました。

「中学生活最後の大会、頑張ってきて下さい。
 応援してるんで!」

(私的には)至って普通の手紙を書き、あとは渡すだけでした。
(バレンタインの時のような展開です/笑)
39ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/17(土) 17:37:02
[廊下]

渡す時は、Kと同じクラスの友達に協力してもらいました。
その子に「音楽の時間に教室移動があるから、その時にしたら?」と言われましたが、
皆がいたら…と思いとどまっていました。すると
「私が一人で行かせる様に頑張るから準備しときな!!」と言われました。
半信半疑で、その時間に音楽室への廊下の途中でミユと二人待機していました。
次の授業が始まる少し前についにKが来ました。
私は、手紙を握りしめて、Kに話しかけました。

「K…。」「あ、ムロ。何?」「あの…コレ。」

必死の思いで手紙をKに差し出しました。
40ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/17(土) 17:37:52
[涙]

「…」「…K?」「…いらない。」「え…?」「気持ち悪い。」

Kは私の横を通り過ぎて、音楽室へと歩いていきました。
呆然とする私を見かねて、一部始終を見ていたミユが飛び出してきました。
「はぁ?!何あいつ!!最低!ムロ!行こっ!!」
ミユに引かれるがまま、私は教室に戻りました。
授業が始まっても、私は上の空。何も頭に入ってきませんでした。
その内に涙がこみ上げてきて、先生に見つからない様にひっそり泣きました。
Kは変わってしまいました。
41恋する名無しさん:2005/09/17(土) 19:09:35
落ちそうだからあげます(´・ω・)
42恋する名無しさん:2005/09/17(土) 20:19:19
Kひでぇよ…何が起こったてんだorz
そんな奴じゃないと思っていたのに
43恋する名無しさん:2005/09/18(日) 09:38:07
マテルヨ
44ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/19(月) 17:53:57
[陸上]

大会も終わり、皆が受験モードに入る季節になりました。
そんな時、一つニュースが入ってきました。Kが陸上の選手に選ばれたのです。
そしてそのメンバーの中にいたのが、カナでした。
陸上大会だけは、他の部より遅くに行われるので、早速練習をしていました。
毎日、放課後のグラウンドを見るとカナやKが練習している風景を見る事が出来ました。
時には、Kとカナが楽しそうに話をしているのを見る時もありました。
あんな事を言われたとはいえ、私はまだKへの想いを捨て去る事が出来ずにいました。
この頃から、Kと私は全く話さなくなっていました。
45ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/19(月) 17:54:49
[新しい恋?]

その頃、少し気になることがありました。
隣のクラスのタクという男子についてです。
タクは何故か事あるごとに私を睨みつけてきました。
隣を通る時や、タクのクラスで友達と話しているとき。
ふと殺気(?)を感じて見てみると、本当に睨まれているのでとても怖かったです。
そんなある日、廊下を歩いていると前からタクが来ました。
いつも通り睨まれていて、友達に「うーん。やっぱりタクはムロを見てるね…。」など言われていると…
バン!という何かにぶつかる音がしました。
何事かと思って音のする方を見ると、タクがドアにぶつかっていました。
多分よそ見が原因だろうと思いました…。
とりあえずタクに「…大丈夫?」と声をかけると「…ぅん」とだけ言い教室に入っていってしまいました。
46恋する名無しさん:2005/09/19(月) 20:53:04
タク、ワロスwwwwマテルヨ
あれ…カタカナばっかりだな
47恋する名無しさん:2005/09/20(火) 22:42:38
マテルヨage
48恋する名無しさん:2005/09/22(木) 21:37:53
何気にマテルヨ
49ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/22(木) 21:50:35
[それでも]

そんな事があってから、なんとなくタクが気にかかるようになってきました。
休み時間も気付くとタクのクラスにいたりしました。
友達には「とうとう新しい恋でもしちゃったぁ?」と言われましたが
まだ自分自身、そういう気持ちは浮かんできませんでした。

…浮かぶ事はその先ありませんでしたが。

何事もないかの様にある日私に話しかけてきた、あまりに自分勝手なKの行動を、
私は許してしまって、寧ろ嬉しさを感じてしまっていました。

Kへの想いはまだ十分に私に残っていました。
50恋する名無しさん:2005/09/23(金) 04:17:39
お疲れ。マテルヨ
51恋する名無しさん:2005/09/23(金) 04:18:12
お疲れマテルヨ
52前スレ610番投稿者:2005/09/24(土) 14:21:35
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1119441896/I50より>>610
並びに>>834をご覧下さい。
では、本文にまいります。
前回は先月26日の話でした。約1ヶ月ぶりに彼女に以前いた職場に会いに行きました。
(つまり、派遣元同士の職場恋愛ということです。)1ヶ月が短く感じました。私は彼女と「あんな
こともあったね」というような内容のことを休憩時間ぎりぎりまで語り合っていました。
早く内定が欲しい!(彼女のほうは紹介予定派遣につき、派遣先からの正式なラブコール
がそろそろかかり出す時期です。)
53恋する名無しさん:2005/09/25(日) 03:30:59
>>52
ちょっと詳細な状況を教えてくれ、すごく飛んでるから把握しづらい
…でその彼女の名(仮名でもOK)は? 告白したのか?

ムロと52、そしてLoveStoryを持っている人。マテルヨ
5452番投稿者:2005/09/25(日) 10:55:30
>>53
休憩時間の終わり際にロッカーで化粧直しをしている彼女と私(かばんの中に
雑誌を入れるためにロッカーに入った)がおしゃべりをしていた。(話の内容は
一定ではない。概ね連ドラや芸能の話が多い。二人して遅刻しそうになったこと
もロッカーで話した。(8月6日土曜)「お互い気を付けようね」と・・)
 彼女の代わりに湯呑みを洗ったこともあります。
 彼女の名前は(仮名)Mさんです。告白はロッカーでしました。「側を離れるのは辛い」
5554:2005/09/25(日) 11:15:46
56恋する名無しさん:2005/09/25(日) 18:38:19
わざわざどうもorz。描写無かったからわかんなくて
しかしMさん子持ちですか? 頑張れー子供と会うのはきっと緊張すっぞ
マターリとマチ
5754:2005/09/26(月) 16:35:04
>>56
2歳の娘さんがいます。ひょっとしたらショッピングモールイオンでばったり会うかもしれません。
何よりもこの年齢で(39歳)で若々しくてチャーミングなのがいいところですね。
58恋する名無しさん:2005/09/26(月) 22:06:28
いまさらだが…10歳違うんだよね、歳の差気にしてないだろうけど改めて頑張れ!
…ムロどこいったんだ? 
マテルヨ
59恋する名無しさん:2005/09/26(月) 22:19:37
前スレやっと埋まったよ
さてまだまだマテルヨ
6054番投稿者:2005/09/27(火) 12:02:03
>>58
当方は来月三十路に突入します。
関連レスは>>54で挙げたものの他にもいくつかございますのでこちらもご覧下さい
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1105762346/308
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1105762346/351
6154番投稿者:2005/09/27(火) 12:20:00
6261番投稿者:2005/09/27(火) 12:27:31
先ほどの件ですが、以下3レスのアドレス記入の際に不備がございましたのでお詫び致します。
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1087803165/724
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1087803165/760
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1101182699/148

>>58様、これで大丈夫だと思います。
63恋する名無しさん:2005/09/27(火) 16:46:12
>>62さん。ご丁寧にどうも。大丈夫です。思うんだがコテハンとトリップを付ければ? 
マテルヨ
64ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/27(火) 20:50:27 O
[自分勝手]

夏休みも目前の7月中旬。
あんなことをしておきながら笑って話しかけてくるKと
それを許さずにはいられない私。
なんとなく、日常が元に戻って行きました。
そして、この頃からカナは私の陰口を叩いたり、
明らさまに避けたりするようになり、
逆にKに対してはどんどんアプローチするようになっていました。
そして、釈然としないまま、夏休みに入りました。
65恋する名無しさん:2005/09/27(火) 23:30:43
修羅場の予感…。
ムロさん頑張れー
66丙午生まれの彼女にfall in love:2005/09/28(水) 21:15:06
>>63様、コテハン決定記念カキコです。(>>52ないし>>54>>62からの続きです。)
周知の通り、前スレは容量オーバーで閲覧不能となりました。
関連レスとしてhttp://tv7.2ch.net/test/read.cgi/actress/1127355156/31を
ご覧下さい。(前スレの代替レス)
67恋する名無しさん:2005/09/29(木) 20:12:27
マーテールヨー
68ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/29(木) 21:52:58
[見えない会えない]

夏休みが始まってからは、Kと話す機会はおろか、会う機会もありませんでした。
そこで、Kの事を忘れない為に、こちらの掲示板に書き込む事を決めたのでした。
(Uの方に書いたものです。)
今思えば、あの時書き込んでいて本当に良かった…
69ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/29(木) 22:00:10
[めんどくさい]

夏休みも終わりに近付いていたある日曜日。
学校の奉仕作業で、草むしりの為に学年全員が集まる機会がありました。
そこには一ヶ月ぶりに見るKの姿があり、草むしりはめんどくさいながらも
密やかに楽しみながら作業をする事が出来ました。
隣を何度かすれ違ったりしましたが、どうも気恥ずかしくて、
結局その日会話を交わす事は出来ませんでした。
でも、久しぶりに姿を見れただけで、私は心が弾んでいました。

その日、ミユからメールが届くまでは…
70恋する名無しさん:2005/09/30(金) 00:10:34
すごく意味深に途切れた。
お疲れ。マテルヨ
71ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/30(金) 00:43:10
なんだか目が覚めてしまったので…

[聞いた…?]

「(件名なし)
ムロ…Kのこと、聞いた?」

その日の午後にミユから一通のメールが来ました。
ミユはいつも絵文字や顔文字を使って賑やかなメールを送ってくるのに
その時は、何もなし。一行だけのメールでした。
不安になった私はそれを払拭しようと

「何?事故っちゃったとか?(笑)」

と明るく努めようと、メールを返信しました。
返事を待っている間も、一体何があったのかと
不安で不安で仕方がありませんでした。
そして返ってきたメールは

「あ…知らないよね。
うん…じゃぁ言うのやめようかな(笑)」

ここまで不安にさせておいてそれはない!!と
「いいよ(笑)
どうせ悪い事だろうから、
今のうちに聞いておく。」

意を決して、ミユにメールを送信しました。

しばらく返事は返って来ず、待てど暮らせど
携帯はミユからの着信を告げませんでした。

…返事が返ってきたのは、その日の夜でした。
72恋する名無しさん:2005/09/30(金) 03:27:01
うほっ
気になる…
マテルヨ


そして>>66
言いにくいんだが…

読みにくい。
誘導やレスばかりで本編が分からないです。
コピペをおすすめします。

駄レス失礼
73恋する名無しさん:2005/09/30(金) 10:38:19
マーテルヨ
74恋する名無しさん:2005/09/30(金) 15:06:50
マーテル大佐
75恋する名無しさん:2005/09/30(金) 18:35:19
>>71
つC円
76恋する名無しさん:2005/09/30(金) 20:17:40
>>75 C円?


マテルヨ
77ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/09/30(金) 21:53:00
[苦しかった]

段々と不安も薄れたころ、
ふいにミユからのメールが届きました。
不安が徐々に蘇り、メールを開く手が震えました。

「(件名なし)
 ぅん…じゃぁ言ぅね…。
 K…彼女出来たんだって。そ
 の彼女は…カナなの…
 初め聞いた時信じられなかっ
 たんだけど、ホントみたい…」

呼吸が出来ない位に、苦しくなったあと、
しばらく泣くことも出来ず、ミユにメールを返していました。

「そっかぁ…
 まぁ、そんな感じしてたし仕
 方ないんじゃん?
 なんか、スッキリしたよ(笑)」

仕方なくなんてありませんでした。
悔しくて、哀しくて…
そして、カナというより、Kに腹が立ちました。
78恋する名無しさん:2005/09/30(金) 22:29:48
ムロ、大丈夫か…?
79丙午生まれの彼女に fall in love:2005/10/01(土) 11:26:08
>>72様のご要望にお応えしてコピペを掲載致します。以下の内容です。
52 :前スレ610番投稿者 :2005/09/24(土) 14:21:35
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1119441896/I50より>>610
並びに>>834をご覧下さい。
では、本文にまいります。
前回は先月26日の話でした。約1ヶ月ぶりに彼女に以前いた職場に会いに行きました。
(つまり、派遣元同士の職場恋愛ということです。)1ヶ月が短く感じました。私は彼女と「あんな
こともあったね」というような内容のことを休憩時間ぎりぎりまで語り合っていました。
早く内定が欲しい!(彼女のほうは紹介予定派遣につき、派遣先からの正式なラブコール
がそろそろかかり出す時期です。)

54 :52番投稿者 :2005/09/25(日) 10:55:30
>>53
休憩時間の終わり際にロッカーで化粧直しをしている彼女と私(かばんの中に
雑誌を入れるためにロッカーに入った)がおしゃべりをしていた。(話の内容は
一定ではない。概ね連ドラや芸能の話が多い。二人して遅刻しそうになったこと
もロッカーで話した。(8月6日土曜)「お互い気を付けようね」と・・)
 彼女の代わりに湯呑みを洗ったこともあります。
 彼女の名前は(仮名)Mさん(39歳、既婚子持ち)です。告白はロッカーでしました。「側を離れるのは辛い」

 なお、都合により文章を一部加筆修正させて頂きました。

8079番投稿者:2005/10/01(土) 11:29:07
先程の文章の追加です。私事ですが、当方は今月9日付で30代に突入します。
ここではわざとコテハンを使いませんでした。
81丙午生まれの彼女にfall in love:2005/10/01(土) 12:08:17
追加コピペです。
724 :名無しさんといつまでも一緒 :2005/08/24(水) 12:23:41 0
以前いた職場のロッカーで相手の女性に(子蟻、39歳)秋波を送ってしまいました。

760 :724番投稿者 :2005/09/18(日) 15:43:21 0
 かれこれ1ヶ月半近く前の話ですが、相手の女性の腰に手を回しかけたことがありま
す。(たまたま作業場に用事があって。当該女性が我々のいる作業場を訪れた時 )

148 :おさかなくわえた名無しさん :2005/09/27(火) 12:14:20 ID:BSQvUe2C
以前いた職場での話ですが、会議に来られたお客さんと上司の湯呑みを彼女の代わり
に洗ったことがあります。
(上記2点は既婚の好きなあの人に取ってしまう行動から、最後1点は好きな人にどう
しても取ってしまう態度・・生活総合、から引用させて頂きました。)
82ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/10/01(土) 16:30:15
[Happy birthday]

メールを返信して、30分ほど経ち、日付がかわり
8月23日になり、私は15歳になりました。
何通か、誕生日を祝うメールが届きましたが、
返信する訳でもなく、ボーッと見ているだけ。
頭が働かなくなっていました。

残りの夏休みに考えていたのはKの事ばかり。
もうKには会いたくなくなっていました。
会ってしまって、きっとまた許してしまうのが怖くて…

無常にも、夏休みは呆気なく終わってしまいました。
83恋する名無しさん:2005/10/01(土) 22:11:39
つIつりはいらね〜ぜ
84ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/10/01(土) 22:57:01
[ありがとう]

1つ決意を胸に私は学校へ登校しました。
始業式を終え、何事もなく放課後を迎え…
私はKの弟に会いに1年生の教室に向かいました。
きょとんとする弟君に、いつかKからもらったストラップを手渡し
「これ、お兄ちゃんに渡しておいて下さい。
それと、ありがとうございましたって言っておいて下さい。
いきなりゴメンね。じゃぁ…。」

これだけ伝え、私は何事もなかった様に友達と家路に着きました。
Kと会ってしまえば許してしまう。
今度だけは、それはいけない…
そう考えた私の決意であり、Kへのけじめでした。
85ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/10/01(土) 23:12:45
[恋物語の終わり]

あれから一ヶ月。
Kとは同じ学校だけあり、顔は合わせるものの、
会話を交わす事はありません。

学校が始まった当初は、Kとカナが
一緒に帰るのを見たりしましたが、
最近は上手くいってないようです。

私は、新しい恋をするわけでもなく
日々淡々と受験生として過ごしています。
今でもKを見るとどうしても
色々な事を思い出してしまいますが、
それはもう過去の事。と割りきれる様になりました。

失恋を2度も経験しましたが、
私は恋する事はやめずに
また新しい恋物語を作っていきたいと思います。

最後に、ここまでお付き合いして下さった皆さん
長い間本当にありがとうございました。
私が受験生という事でなかなか書き込めず
こんなに時間がかかってしまいました。
間間にレスを入れて頂いた方
暖かく静かに見ていて下さった方
重ね重ねありがとうございます。

このスレにいらっしゃる皆さんに幸ありますように…
86恋する名無しさん:2005/10/03(月) 05:00:28
ムロ 報告乙

高校生活が、始まればまた新しい出会いもありますよ。
高校進学したときの俺の第一印象が
同じ中学校の女子レベル 低!!! だったから
まー俺自身のレベルも低いわけですが 未だに独男だし

今までのムロのレスから判断するに、k自身かなり未熟だと思いますよ
最低限ホワイトデーには お返しの品を用意して
交際の意思がないのであれば きちんと返事をするべきでしょうね
この辺りのふがいなさが、カナとうまく行ってない原因かもしれませんね
カナって子もどちらかといえば 人のものが羨ましくなって
強引にでも自分のものにしてしまいたいタイプなのかも
それでもって手に入れちゃうと
興味がうせるタイプも意外と多いですから
名無しのおれが 勝手な判断してるのも本人たちにしてみれば
余計なお世話ですが・・・・・



受験勉強のほうがんばってください
ムロにも 良い出会いがありますように

次の人
マテルヨ





87ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/10/04(火) 19:41:37
またまたお久しぶりです…

ありがとうございます。
そうですね…。
ちょっと前までKは恋愛閉鎖中だったらしく、
私も色々とタイミングやら何やら、自分勝手に
突っ走っちゃったなぁ、と反省してます。

最近カナはKよりもタクと話してるのを良く見掛けます。
でも、友達には「絶対別れないから!!」と言ってるとか…
関わると厄介なのは直感で分かるので、
K同様カナとは全く話していません。
そうですよね。これからまた世界が広がりますよね。
この恋が良くなかった恋だとは思ってません。
でも、この恋よりもっと良い恋します!!
ありがとうございました!!
88恋する名無しさん:2005/10/04(火) 21:29:42
age
89恋する名無しさん:2005/10/04(火) 21:33:56
すきになってメアド交換した、

メールおくった、

返事をひとつき待っている現在。
90恋する名無しさん:2005/10/04(火) 21:39:06
もう一回送ってみれば?

それとなるべくsageで頼む
91恋する名無しさん:2005/10/05(水) 00:19:39
>>89
まさかとは思うがいきなり
「好きです」
なんて送ったんじゃないだろうな?
92恋する名無しさん:2005/10/05(水) 18:49:44
>>89Д゚)エッナニナニ?詳細送れ
93恋する名無しさん:2005/10/06(木) 03:30:15
そろそろ俺の恋を話すときが来たようだな…。
まぁ今は携帯からだから、家に帰らないと無理だけど。
94恋する名無しさん:2005/10/06(木) 10:27:34
>>93
マテルヨ
95恋する名無しさん:2005/10/08(土) 17:16:33
マテルヨ
96地下鉄七隈線利用者:2005/10/09(日) 11:37:06
>>72
>>54に投稿した者ですが当方の都合によりコテハンを上記に変更させて頂きます。
Mさんのたった一人の愛娘が先週の金曜日に2歳になりました。勘違いしておりました。
申し訳ございません。当方は本日30歳を迎えました。
97恋する名無しさん:2005/10/09(日) 14:17:12
>>96
そういうことじゃなくてsageるとか今までの他の人のレスを見て勉強してくれないか?
話はそれから聞くよ
98恋する名無しさん:2005/10/09(日) 21:04:11
中学生以下かよ('A`)
99恋する名無しさん:2005/10/10(月) 16:37:12
>>93
まだ〜??

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
100恋する名無しさん:2005/10/10(月) 17:43:37
>>93 マテルヨ
101恋する名無しさん:2005/10/13(木) 12:44:28
まちすぎた
102恋する名無しさん:2005/10/13(木) 12:58:58
>>89の続。メールきた!車買ったって絵付きできた!じゃあこんど乗せて
って送ったまま4日たった・・・。
103102:2005/10/13(木) 13:00:19
sage進行なのね、スマソ
104恋する名無しさん:2005/10/13(木) 13:08:54
58 名前:オレキモスw ◆dfim3yLH5I [] 投稿日:2005/10/11(火) 20:10:48 O
実習で保育所行ってきた俺の登場ですよ(・∀・)


子供は無邪気でええのぉ〜
「お兄ちゃんせんせ〜」とか言って、喪の俺でも女の子が群がってくる。


普通に抱きついてくるし、
「せんせ〜みてみて〜」とか言ってプリントパンツみせてくるし、
2歳児とか、トイレの世話しないといけないから、普通に女児秘部のスリットみることになるし

おまいら時代は保育師ですよ('A`)
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1128906507/
105恋する名無しさん:2005/10/16(日) 21:21:20
(;´ρ`)ホシュ
106恋する名無しさん:2005/10/18(火) 15:19:13
>>93の家は随分遠いんだな('・c_・` )
107いちご:2005/10/18(火) 17:16:57
最近誰も書いてないので、書かせてもらおうかな…
わたしの中学の時からの話です。

中学2年のときわたしはいわゆる不登校でした。
108いちご:2005/10/18(火) 17:36:40
まぁいじめとか両親の不仲とか貧乏とかいろいろありましたけど
実際は自分が弱いのがいけなかったのだといまでは反省しています。
でも当時のわたしにとってはつらい日々で、1学期の途中から学校に行かなくなりました。
担任は男の若い先生で(たしか3年目くらい)どう対応していいのか
ずいぶん悩ませてしまったようです。
先生は他の年長の先生と一緒に何度もうちに来てくれました。
でも一度レールを踏み外すとまた走り出す勇気ってなかなかもてないんですよね。
夏休みが終わって2学期が始まっても、わたしは家でじっとしていました。
109恋する名無しさん:2005/10/18(火) 17:39:24
上司が亡くなったと連絡があったのでまたあらためて続き書きます
110恋する名無しさん:2005/10/18(火) 18:21:22
いちごマテールゼ
11193改め浜ヤン:2005/10/19(水) 00:07:27
家に辿り着けません。
携帯からまったり書こうかしら。
112恋する名無しさん:2005/10/20(木) 01:39:09
>>111
家にたどり着けないって・・・
どこで何してるんだ?
113恋する名無しさん:2005/10/21(金) 19:01:29
age
114恋する名無しさん:2005/10/24(月) 19:45:29
家の犬が一週間、帰って来ないとです…………………
115釣られてみる:2005/10/25(火) 22:49:24
うちの犬は家出の常習犯、家出して数日後の朝
家の隣にある池の土手の道路に、チョコンと
座ってこちらをジッと見ていました。(100mぐらい離れて)
2階の窓からその姿を確認した私は
連れ戻しに行きましたが、犬は動きません。
無理やりに引っ張っても座ったままです。
仕方なくそのまま引きずり連れ戻しました(犬はしばらくその姿勢のままズリズリ、途中で
諦めたのか普通に歩き出した)
その後、親父にぶん殴られてた…
自由を求めて家出したが、結局はうちに帰る、でも怒られるのはいやだ、でも帰りたい
そんな感情が犬にも有るんだな、と思った。

その後も、懲りずに家出を繰り返した挙句
車にはねられるが、親切な獣医に助けられ一命を取り留める。
会いに行くとゴメンナサイという目で親父を見ていた。
親父はグリグリと頭をなでていた。
しばらくして退院したが、家出癖は直らなかった。
キンたmaがソフトボールみたいに腫れたりした。(原因は忘れた・・癌だったか?)

その後、今度は俺が家出したり、遊び歩いて家に帰らなくなった
久々にうちに帰ると、そこには犬の姿は無かった。
死んでたよ…
親父に聞くと寂しそうに「死んじまった」と言った。
死ぬときは見取りたかったよ。
116まさよし氏んだ!?:2005/11/05(土) 23:57:29
ヤバイよ、誰も書かないの?マテルゼ
117恋する名無しさん:2005/11/06(日) 08:40:27
ってかまだ家にたどり着かないのかな?
118過疎はダメよ!:2005/11/08(火) 23:55:42
本来なら下げスレだが落ちそうなので上げます。
119118:2005/11/09(水) 00:00:32
もう一度上げます。荒らしのつもりではありません。念のために。
120恋する名無しさん:2005/11/09(水) 20:45:11
いつになく過疎だな…
@の頃とか懐かしい
121恋する名無しさん:2005/11/14(月) 21:18:02
あげたるで
122恋する名無しさん:2005/11/17(木) 19:14:58
ホントヤバいって!!また上げます
123恋する名無しさん:2005/11/17(木) 19:34:51
初めてきたけど…すごい驚いてしまいました(笑)ん〜すごい驚いた。
はぁ〜びっくり…あ、すみません。続けて下さい失礼しました。
124恋する名無しさん:2005/11/20(日) 00:59:35
誰か…Love Storyを…
125恋する名無しさん:2005/11/20(日) 01:08:53
普通な恋愛。しかも携帯からだけど書いていいかな?
126恋する名無しさん:2005/11/20(日) 01:47:40
>>125
頼む
127恋する名無しさん:2005/11/20(日) 17:50:44
是非!!
128恋する名無しさん:2005/11/22(火) 20:19:49
>>125
マテルヨage
129恋する名無しさん:2005/11/23(水) 23:05:15
125番様、はよ本題に入ってちょうだい!
130恋する名無しさん:2005/11/29(火) 18:26:28
@かぁ・・・・懐かしいな・・・・
いまごろどうしてるのかなぁ・・・

この過疎状態を打開するやつはいないのか!!
131恋する名無し:2005/12/02(金) 23:47:49
age
まだかな〜
132前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/04(日) 19:01:50
俺の恋はもはや終わっただろうな…
よし書くぞ

「お前さ、好きな子とかいたのか?」
 高校の帰り道で野郎のダチにいきなり聞かれた。
「そりゃいたさwww同じクラスのMだよ」
「だれだ? 同じクラスだっけか」
「そうだよ」
 失礼なやつだな。といっても俺が惚れたその子は「可愛い」「綺麗」には当たらない。
じゃあなんだ? 惚れた女性はとことんまで美しく見えるだけだ。

前スレでたしか150だったはずなんで味気の無いコテハンでいく
133前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/04(日) 20:05:13
反応無いけど続ければ見るか
「どんな顔だっけ?」
 思ったとおりの反応だった、目立つタイプでもなかったからな
「卒業のときにもらったやつ見ればわかるよ」
数日後
「お前ああいう顔が好みなのか?」
 違う…。全部好きなんだ
「まぁな」↑言えるわけねぇ
「けどなんで?その子を好きになったんだ」

好きになった理由は長くなるからいったん切る。みんな覚えてないだろうから
134前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/04(日) 20:24:36
いきなり何の前触れもフラグもなく言われた
「一緒に行こう」
 どこで言われたか。修学旅行、東京(千葉)デ海、俺が一人でブラブラ歩いていた時だ
女子が5人、俺1人。
「…うん」
 断る理由が見つからなかった。その後は女子の勢いに圧倒され「あれ乗ろう」「これ乗ろう」「もう一回」
そんなのをほいほい受けていた。だだっ広いデ海が嬉しかった…ほかの男子とは遭遇しなかったんだ
 そんな中俺はふと気がついた(何でこの子の事見てんだ?)
無意識で惚れたのはMだった。

ちょっと飯食ってくる
135恋する名無しさん:2005/12/04(日) 21:00:12
150さん、こんばんは。あなたの修学旅行の話覚えてますよ。
今はこのスレ過疎化が進んでしまってますが、私は毎日覗きに来てる住人の一人です。
まったりでいいので、この先書いて頂けると嬉しいです。

では、続きマテルヨ
136前スレ610投稿者:2005/12/04(日) 21:13:52
最近は逢瀬も無く多忙な日々を送っていますが、このスレがいつまでも続く事を願ってやみません。
137前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/04(日) 22:51:34
覚えている人がいてくれて嬉しい反面、恥ずかしいな。

デ海の時点で俺は彼女に惚れてしまっていた。思い返してみればそうだったのだと思う
そしてその時点で告白をしていれば今の生活に少し変化はあったのかと思う、思い出せば修学旅行から帰ってきた数日が勝負だった
 だが俺は何も出来なかった。小学時代から中学時代まで拭いきれてなかった女性への苦手意識
2度の失恋から「おれはもてないんだ」「告白されても迷惑なんだ」と思っていた。
俺よわっwww

今日はとりあえずこんなところで、明日にはきっと書き終わるな。オヤスミ ノシ
138前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/05(月) 19:25:58
てなわけで続き

そのまま中学卒業。ただ会えないわけではなかった、高校が近かったおかげで遭遇することもあった。
ほんの少し手を振ってくれたMに、俺も同様に手を振る。…それだけだった
数ヶ月も経てば、それも無くなり。頭からMのことは消えかけていた。

そのころに2ch始める→前スレに書き込む→気持ち再燃→今に至る
そんなことがあって、今はとにかく気持ちを伝えたくてしょうがない状態で悶々としてる
Mの通う学校の文化祭に行ったが見つけられず、本屋で見かけたが声かけられず…

しばらく経ち、いつものように学校でぼーっとしてると
「Mのメールアドレス知りたいか?」
…はぁっ!?
最初に書いた友達がいきなり言ってきた。
139前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/05(月) 19:32:54
「いや…えと…なんだいきなり?」
「知りたいか?」
「…知りてぇよ」
「よしちょっと待ってろ」

友達いきなり携帯でメール送る。
「女友達がいるから、そいつから聞き出してみる。しばらく待ってろよ」
わざわざありがとう。授業中にもかかわらず

そして昼休みになるとその友達が言った。

あまりに間抜けな言葉に拍子抜けした
「携帯持ってないって」
ガタン! いやーまじでこけた。
140前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/05(月) 19:39:23
というわけで携帯を持っていないMとは連絡手段も無く
何も出来ずに日々を消化しているわけです
そのうち友達経由で人生3度目の代弁告白を依頼しようかと考え中

何か起こったらまた書きに来るよ、最速でも来年になるけど

誰か恋愛話を書いてくださいマテルヨ
141恋する名無しさん:2005/12/05(月) 21:53:20
>>140
自分で告白した方がいいと思うが・・・
142恋する名無しさん:2005/12/05(月) 22:00:59
私も、自分で直接告白がいいと思うよ。
代弁ってなんか、良いとも悪いとも言いにくい…って私の主観だけどね。
でも、悔いが残らないようにファイト!!
143前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/05(月) 22:13:07
>>141-142
ありがとう。直接告白で頑張ってみるよ!
ここいいスレだ、本当
144恋する名無しさん:2005/12/05(月) 23:55:22
150さん、頑張って!
ここがいいスレだって私も分かる。
皆本当に優しいよね。

150さんの告白の成功を祈って…(´人`)ナムー
145恋する名無しさん:2005/12/06(火) 05:33:02
あげます(^人^)
146恋する名無しさん:2005/12/08(木) 21:01:44
放っておくと随分スレが下がる。また上げよう!
147前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/09(金) 01:23:01
寝る前に書く…

告白を今月中にやることにした。みんなの意見を受けて自分の言葉で告白する
23,24,25、26のいずれかに告白。告白の成否にかかわらず、いずれかの日に書き込むよ

…ごめん。lovestoryじゃないけど見てる人に教えたかった
148ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/09(金) 01:49:34
この名前ではお久しぶりです皆さん。
150さんに便乗してちょっと私もいいでしょうか…。

最近、新しい恋をしました。相手は前々から私の相談相手になってくれたりしていた友達です。
Kの事で落ち込んでいた私を励ましてくれました。
相手が私を友達以上に見ていない事は多分確実です。
でも、諦めきれませんでした。
150さんの書き込みを見て私も決心がつきました。
近い内に(早くて明日か遅くても今月中)当たってきます(`・ω・´)ゞ
結果はどちらにせよ書き込みにきます。

150さんの幸運を心から祈っています…。

私もスレ違いスミマセンでした。
新しい恋が出来た事だけでも、私の書き込みを読んで下さった皆さんに知ってほしくて…

それでは。またいつの日か。
Love Storyマテルヨ
149前スレ610:2005/12/09(金) 10:54:16
ムロさん、ようこそおいでませ!
当方は1か月前に転職に成功し、初めての連休です。
150相対性理論の人:2005/12/09(金) 10:55:36
あー。。
連休なのかぁ。。
151149:2005/12/09(金) 18:32:55
休みにもかかわらず都合により彼女との逢瀬を作りませんでした。

スマソ!
152ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/11(日) 21:23:14
明日から一週間を狙います…
ドキドキだ…
153恋する名無しさん:2005/12/12(月) 12:54:54
ファイト!ムロはん
154保全あげを兼ねて:2005/12/12(月) 23:32:02
前スレ150さんもガンガレ!

応援しますよ!
155恋する名無しさん:2005/12/13(火) 07:03:35
一夜で160もスレ順位が下がったんだな。
ガンガレ、このスレ。
156ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/13(火) 18:35:31
同じく頑張れこのスレ…!

今日、8時から彼と電話します。その時に言います…!
燃え尽きてきますノシ
157恋する名無しさん:2005/12/13(火) 19:32:47
ムロ頑張れ
158恋する名無しさん:2005/12/13(火) 19:52:54
ムロ頑張れー!
159恋する名無しさん:2005/12/13(火) 22:15:51
双方ともいい結果期待していますよ!
160ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/13(火) 22:41:34
電話終わりました。
実際はもう少し早く終わっていたんですが、ちょっと間が空いてしまいました…
えっと、結果は…

OK…でし…た。
だけど、付き合うからデートする、一緒に帰るとかではなくて、
今まで通りの心地良い関係でいよう。って事になりました。
それは私も望んでいた事なので…

今でも、まだ夢じゃないかと思うくらいに頭がグルグルしてます。

150さんも、頑張って下さい!本当に、成功を祈ってます!

最後に…応援してくださった皆さん!ありがとうございました!
このスレはやっぱりすごく素敵な所です!住人の皆さんにも幸あれ!
161前スレ610投稿者:2005/12/14(水) 00:12:35
ムロさん、よかったですね。

このスレは良スレだと思います。
162前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/14(水) 01:20:28
よかった、よかった。ムロさんおめでとう!幸多からんことを…

俺も頑張るよ! かなりシビアな状態だけど、なにせ2年ぶりにあっていきなり告は(ry
…無謀かもしれないけど思いを伝える、ただそれだけだ!
決戦は23日! そして誰かlovestoryを書き込んでくれ! マテルヨ
163恋する名無しさん:2005/12/16(金) 00:04:53
前スレ150番さんの決戦の日まであと一週間。
ご健闘を祈ります。
164ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 17:27:45
皆さん、ありがとうございました。
150さん、頑張って下さい!!

…皆さんに伝えなければならない事があります。
これも1つのLoveStoryだと思ってお付き合い下さいm(__)m
165ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 17:47:53
先日、私が気持ちを伝えた人の名はS。中学に入ってから知り合った人でした。

2年間同じクラスで、何故だか私達は仲良くなっていきました。
でも、そこに"恋愛感情"はなくて、ただ純粋に親友の様な仲でした。
お互い、様々な相談をしたりされたり。私は勿論Kの事も相談していました。

3年生になって、Kとクラスが離れると同時に、Sともクラスが離れました。
けど、Kとの関係とは違い、Sとの関係は変わりませんでした。
166ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 17:57:02
Kの事からふっきれたあとは、しばらく恋もせず過ごしました。

それがある時に、何故かSを想う様になっていました。
なんとなく、Sと話すのを躊躇ったり、話すとドギマギしてしまったり。
自分では良く分かりませんでした。


かと言って、特にSと私の関係に変わりはないまま、月日は過ぎました。
167ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 18:02:57
そんなある日の事、私はある同級生に告白されました。
私はその人は、どちらかと言うと苦手なタイプだったので、断りました。
私は、後に「皆恋に頑張っているんだな…」と考える様になりました。

これが、Sに告白しようとしたきっかけでした。
そして、あの日は来ました。
168ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 18:09:56
OKをもらえた時に私は天にも昇る気持ちでした。
Sの彼女になれた。それがすごく嬉しかった。

Sは電話で頑に、「今のこの関係を壊したくない」と言っていました。
私は、そんな事は簡単だろう。今まで通りにすればいいんだから。と考えていました。
でも、翌日になってようやく、その言葉の意味が分かりました。

普段通りになんて出来ませんでした。
話しかけられなくて、顔さえ見れなくて…。それはSも同じみたいでした。

彼氏と彼女の関係がこんなに辛いなんて考えてませんでした。
169ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 18:18:31
彼氏と彼女になってから3日。たった3日顔を合わす事も出来ない。
それは、とても耐え難くて、私の脳裏に"後悔"と言う2文字を浮かばせました。

私達は、こういう関係になるべきじゃなかった。
あの関係が一番心地良かった。
その気持ちが、今日、ついさっき溢れてしまいました。

放課後Sを呼んで、言ってしまいました。

もう、やめようか…?

Sは一言、うん。とだけ答えました。

そのあと私達は、張りつめてたものが切れた様に楽になり、久しぶりの会話をしました。
まるで、ついさっきまでの関係なんて無かったかの様に…


でも、私は取り返しのつかない事をしました。
自分では説明のつかない気持ちを"恋"と履き違えて、Sを振り回して…
本当に、どうしようもない事をしました。
170ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/16(金) 18:30:32
最後にSへ…


今のこの関係に甘んじて、ワガママばかりだった私をどうか許して下さい。
今はこれを言うのが精一杯です…


ここで応援して下さった皆さん。
せっかくの言葉を無駄にしてしまってスミマセン。
これから精進していきます。

改めて150さん。
気持ちを伝えるだけで何かしら変わると思います!
あと1週間後ですね。自分の事の様にドキドキです…!
150さんの気持ちが余すことなく伝わるよう願っています(-人-)

私の話にお付き合い頂きありがとうございました。

次のLoveStoryマテルヨ
171恋する名無しさん:2005/12/17(土) 02:20:56
( ̄〇 ̄;)
純粋さがなせる業なのか…
まぁなんにせよ、正直によく話したね…

みんなガンバレ

マテルヨ
172前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/18(日) 10:43:07
ムロさんに素敵な恋愛が訪れる事を切に願います
ガンバレ!!

俺も精一杯がんばるよ、「伝えるだけでも何か変わる」か
スゲェ心強い言葉だ。

LoveStoryマテルヨ

173恋する名無しさん:2005/12/19(月) 17:23:49
保全あげ
174前スレ150 ◆fI3I0kbuDk :2005/12/22(木) 17:53:11
ども…。宣言した日が明日になっていますが…告白が出来なくなりました

なぜかと言うと。Mとの連絡が付けれなくなった。これが最大の理由です
Mとの連絡は、俺の友達から更に友達を経由してMにつながるんですが…
                     ↑
経由できなくなってしまいましたなので連絡できません。呼ぶことも出来ません
それと風邪ひきました。たとえ連絡が付いても風邪の状態で告白したくないです

けど諦めたわけじゃありません。気持ちを伝える!この事に嘘偽りありません。
応援されたのに何も出来なくてすいませんでした。

LoveStoryマテルヨ
175恋する名無しさん:2005/12/26(月) 14:13:37
クリスマスにふさわしいLove Storyを期待してた。
このスレ最近ちと寂しいね。

待ってるよ(´・ω・`)
176恋する名無しさん:2005/12/27(火) 12:43:33
同感です。
保守あげ。
177恋する名無しさん:2005/12/29(木) 20:20:43
期待
178ムロ ◆O30by5GtT2 :2005/12/30(金) 18:32:01
明日で今年も終わりですね。
ここにいる皆さんや私が来年も良い恋出来ますように…

皆さん良いお年を!
179七隈線利用者:2005/12/31(土) 21:31:22
来年に向けて保守あげ
180 ◆5m18GD4M5g :2005/12/31(土) 22:57:49
>>179
F県かw

みんな今年はどんな1年でしたか?
来年みなさんにとってよい1年になりますように(´・ω・`)
181恋する名無しさん:2006/01/01(日) 01:35:50
新年フォーーー!!!
182恋する名無しさん:2006/01/01(日) 02:23:25
あけましておめでとうございます!
今年も自分の為、人の為頑張りましょう!
183恋する名無しさん:2006/01/01(日) 09:05:14
今年こそ告れますように…
あけましておめでとう!
184恋する名無しさん:2006/01/01(日) 15:20:08
おっそのトリは@だねw
久しぶりだぁ
頑張ってるのかな?

みんないい年にしようねぇ
185恋する名無しさん:2006/01/03(火) 18:48:28
あげ
186恋する名無しさん:2006/01/03(火) 19:39:32
そろそろオレのラブストーリーを・・・
187くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:06:28
誰もいないようなんで、書いてみます。

オレとチカの出会いは高校2年の時、同じクラスになりました。
初めての会話などはわからないですけど高2の時はそこまで話したりする仲では無かったです
でも球技大会などで声援を冗談でですけど名前で叫んでくれるようなそんな感じですた。
188くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:12:00
そして時は流れ、あれよあれよというまにクラス替えに・・・
俺達は別々のクラスになった。
たいして好意をもっていたわけでもないし
チカの事はもう忘れるくらいな勢いでした。
189くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:18:17
ですが・・・
うちの高校には選択授業ってのがあってクラスはちがえど同じ授業
を受ける事があるんです、それで一緒の授業を受ける事になったんです。
チカは割と活発な子で席がたまたま近かった&チカの友人がその授業にあまりいなかった&席が後ろの隅の方だった
などなど条件が重なって俺達はコミュニケーションをしばしばとるようになっていったんです。
190くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:27:01
いつしか俺達は勉強なんて全然しないでその授業中ずっとしゃべってるような状態になってました

チカも「あぁ○○と同じ授業ってすぐ終わっちゃうねぇ」

などなど嬉しい事を言ってくれたり

彼氏の事で相談されたり(チカは彼氏有です)

すごく友達として仲がよくなってました。

そして俺達の友達という関係をあらぬ方向にもっていく出来事が起こったんです。
191くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:38:31
オレはネカフェで学校サボったり色々してたので、流行のNANAを読んでました。

そしてチカとの授業の時にNANAの話になり、オレが映画のNANA見に行きたいんだけど

一緒に見に行ってくれる人おらんのよぉとなんの下心もなく言ったら

チカは「あたしも行きたいと思ったんだけど彼氏がいってくれないんだ」

そのあとに チカ「一緒にいかない?」

びっくりした、普通の女の子とは何回か映画にいったりしていたが、彼氏持ちの子と行ったことはなかった

オレ「え?でもお前彼氏いるじゃん」

チカ「そうだけど・・・いいじゃん行こうよ!」

押しに負けて約束してしまったんです・・・

192くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 20:54:35
その頃からです、頻繁にチカから電話やメールが来るようになり

彼氏の愚痴などをよくこぼすようになりました、でもその時点でオレはチカに対して

女として見てはいなかったです

そしてあそびに行く日になり、学校の友達に見られたりしたらヤバイので地元からちょっと離れた映画感にいくことにしました

クルマということもあり、彼女の香水の匂いがもろに香りました

そして無事映画も見終えて、ちょっとぶらぶらしてみたりすることに

そんなときチカがオレの腕のところを掴んだんです、その時オレはなぜか幸せを感じてました・・・
193くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 21:06:20
その後からもドンドン連絡を取り合うようになり

チカは今度はお台場に行きたいと言い出した

オレもこれは浮気なんではないだろうか?と思いつつも

お台場の海浜公園に連れて行くことを約束しちまった

そのデートの時です、車の中で彼氏ともうそろそろ別れるって話になって

その後衝撃てきな言葉を言われました、チカ「私しばらく彼氏はいらないな」

ショックでした、別にチカのこと好きだとは思ってなかったはずなのにショックを受けてました

その時おれはこいつの事が好きなんだと確信したんです。

理由は専門学校にいったら忙しくて遊ぶ時間がないからだった・・・

正直その日のデートはそのことばかり考えて上の空でした

そして、これ以上好きになるのはヤバイと思い、別れ際にもうこういう事はやめようと伝えたんです・・・
194くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/03(火) 21:08:08
疲れた・・・また今度続き書かさせてください
195恋する名無しさん:2006/01/03(火) 22:36:14
久しぶりのLove Storyにかなりwktk

続きマテルヨ
196恋する名無しさん:2006/01/03(火) 23:38:58
おっと出遅れたw
あげて正解!
マテルヨ
197恋する名無しさん:2006/01/04(水) 12:15:09
続きマテルヨ
198恋する名無しさん:2006/01/04(水) 20:01:24
続き期待w
199恋する名無しさん:2006/01/05(木) 02:50:11
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
200くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 09:29:15
おはようございます

〜続き〜

すると、チカが「どうして?別に友達だしいいじゃん」と言ってきた

友達・・・まぁそうなんだけど・・・オレにとってツライ言葉になっていた

とにかくもう遊びに行くのはやめたいと伝えると彼女は泣き出してしまった

長い沈黙・・・いつまでも続くような間を終えてチカは自分のもっていたハンドタオルを

オレにおしつけてこう言った「あたし・・・○○(オレ)と遊びにいきたいよ・・・」

なにも言い返せずにいると彼女はうつむきながら家に帰っていった。

ほんとに、意識せずに目から涙がこぼれてた

オレはこのとき決心しました

彼女に自分の気持ちを伝えようと

それが叶わぬ願いでも・・・
201くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 09:43:35
翌日から、俺達は何事もなかったかのように会話をして

メールや電話での連絡も以前と変化無くしていました。

思いは膨れ上がる日々

くるしかった

こんなに人を好きになって苦しい恋はとても久しぶりだったんです

そんな中、彼女がきれいな夜景が見たいと言い出した。

もう言うしかない!

そう思って、地元にキレイな夜景がある場所があるから連れてくよと、誘った

すると チカ「え?もう遊びにいってくれないんじゃないの?」

オレ「あと一回だけ一緒に行って、言いたい事あるし・・・」

チカ「言いたい事ってなに?」

オレ「それは向こうでのお楽しみw」

こうして最後のデートがはじまった。

202くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 09:59:27
デート当日、不思議と落ち着いていた

今日でこの不安や気の高まりも終わるんだ

そう思うと気が楽になってた

夕方チカの家に迎えに行くと玄関の前で笑ってる彼女がいた

寒がりの癖にやせがまんしてオシャレして立っていた

手が冷たくなってしまっていて、それでも外で立っていた彼女がとても愛しかった

まだ少し明るくて、夜景を見るには早すぎたため先に夕飯を食べに行く事に

パスタが食べたいというのでちかくのおいしいパスタの店に入った。

チカはおいしそうにカルボナーラを食べながら笑いかけてくれた

見れば見るほどかわいいと思った、今までコイツこんなにかわいかったっけ?w

そう思うと俺も笑ってた、幸せってこういうことなのかなと、コイツと付き合えたらきっとオレは無敵だろ

そんな事をおもいながら食べるパスタは最高だった。

そして日も暮れていよいよ夜景が見える場所へ・・・



203くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 10:11:35
夜景の見える場所へ近づくたびに突然緊張が襲ってきた

ついに思いを告げる事を実感したのか急にまともにしゃべれなくなった

そんなオレをみてチカも何かを悟ったのか口数が減っていった。

目的地について、夜景を見たときに驚くようにとおもって目をつぶらせた

チカの手を引いて夜景スポットに

オレ「んじゃ〜目あけてみ」

・・・

チカ「おぉ〜すご〜い」

ここはオレの知ってる場所でも一番夜景のきれいな場所で、キレイさには自信があった

はしゃぐチカを見て、ついに思いを伝える事に

204くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 10:22:07
オレ「あのさぁ」

チカ「なに?」

オレ「俺すきな人できたんだわ」

チカ「うん・・・」

オレ「その人とは高校2年の時にはじめてあってさ・・・」

このように出会ったときからのオレの思ってた事を思い出を思い出すように話していった。

そして・・・

オレ「オレのすきな人ってのはつまり・・・チカなんだよね」

チカ「・・・」

すごくビックリしてた、彼女はオレが誰かすきな人ができたためにもう会いたくないと言ったと思っていたらしく

今日はそのすきな人を聞きだして帰ろうと思っていたらしい。

オレ「だからさ、彼氏と別れて俺とつきあってほしい」

チカ「えっと・・・」

それからまた長い時間が流れた、二人で見るレインボーブリッジはまぶしいくらいに光ってた

チカ「彼氏と○○、どっちがキライかって言ったら絶対彼氏なの」

オレ「うん」

チカ「でもどっちが好きかっていわれたら・・・わかんないの・・・」

オレ「うん」

チカ「わかんないよっ!」

正直意外だった、もっとあっさりフラれるなと思ってたんだけど真剣に考えてくれててすごく嬉しかった。

チカ「なに笑ってんの?」

顔がニヤけてたらしい

オレ「いや、こんなに真剣に考えてくれるとは思ってなかったからさw」

チカ「バカみたい」

オレ「ダメなん?」

チカ「・・・うん・・・ダメだよ、やっぱ」

オレ「そっか・・・」

205くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 10:36:59
オレ「んじゃ、これ返さないとな」

オレとチカを唯一繋いでたハンドタオル、このタオルについた香水の匂いが香るたびに

チカの事を思い出してた

チカ「あ、それ・・・」

オレ「あ〜あ、残念だなぁ」

チカ「はは^^;」

そしてタオルを手渡した、

俺たちのつながりが消えた瞬間だ

帰り道、気まずくならないようにいっぱいしゃべった

チカもいっぱいしゃべってくれた

そしてあっというまにチカの家に到着

オレ「おつかれさん、なんか腹減ったなぁ、手料理作ってよw」

チカ「ざんね〜ん、今日親いるからダメだよ、あきらめて」

その彼女がいったあきらめてには色々な意味が込められてると思ったから聞いてみた

オレ「なにを?」

チカ「全部・・・」

泣いてた

オレもチカも・・・

こうしてオレのラブストーリーは幕を閉じました

結局その後もチカとは友達として仲良く接していています。

チカは彼氏となんだかんだで一緒にいるみたいです。

短かったけどオレの人生のなかでもっとも好きになった人との話はこれで終わりです

ありがとうございました

206くるり ◆kcNJx0uKOM :2006/01/05(木) 10:38:36
疲れたぁ

次のラブストーリー マテルヨw
207恋する名無しさん:2006/01/05(木) 10:42:10
お疲れ。…瞳が熱い、あれ涙が…

ラブストーリー マテルヨ
208Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 11:44:10
私の話を聞いてください。


私が彼・秋に出会ったのは十八歳の春、専門学校に入学したときでした。
最初は得に意識はしていませんでしたが、夏休みが近付く頃にはいつの間にか一緒に話していることが多くなりました。
彼は、明るく負けず嫌いで、学勉のよきライバルとして常に競っていました。

その時、私には彼女がいました。私は過去のトラウマからくる極度の男性恐怖症で、同性しか好意が持てない体質だったのです。


常識を外れている自分の行動は常に私に罪悪感を覚えさせ、自責の念は募り、私は少しづつ精神を病んでいきました。
209Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 12:09:57
十八歳の秋には、私は重度の鬱病になっていました。
彼女とは別れたいのに別れたら死ぬと言われるし、、家族には見捨てられるし、、常に死ぬことばかり考えていました。息をするのが嫌でした。リストカットを繰り返し、意識が失くなるまで血を抜いてました。

そんな中、遅刻しながらも学校にだけは律義に通っていました。学校に行けば全てを忘れられる、、学校に居るときの私は常に明るく振る舞う事が出来ました。鬱病の自分は大嫌いでしたが、学校に居る時の私は無敵でした。
210恋する名無しさん:2006/01/05(木) 12:34:52
…マテルヨ。始めから話重くてびっくり
211Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 12:39:58
『なんかあった?』

飲み会の席で、唐突に秋に質問されました。
『‥え?なんで‥?』
彼の言う何かが何を指しているか解らず、内心動揺しながら笑顔で返すと、秋は困ったように私の頭を撫でてきました。
『いや、お前なんか変だから』

『‥…えっと、それはどうゆう意味‥?』
変‥て何?鬱病がばれた?バイだってばれた?リストバンドの下を見られた?気持ち悪いって思われた?



急に黙りこんだ私を心配した秋は同じ路線と言うこともあり、二次会へ行かずに私を最寄りの駅まで送ってくれました。
212Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 13:05:41
帰りの電車の中で秋に告白されましたが‥私は何も答えませんでした。



小学生の頃、私は見知らぬ中学生に男子トイレへ連れ込まれ暴行を受けた事があります。。
それがトラウマになり、どうも男性を信じられないのです。 秋も例外ではありません。
私の事を何も知らないくせに、軽々しく好きだと言った彼が嫌いになりました。


そんなこんなで冬休みに入り、秋とはそれきり逢うこともなくなりました。
213Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 13:25:52
新年。
彼女と別れる事が出来た時には、、お正月を迎えていました。

別れる事が出来たせいか、大分鬱病は改善されていました。が、秋に返事をしていない私は、軽く落ち込んでいました。
時間を置いて考えると不思議なもんで、好きか嫌いか解らなくなってくるものです。

私はとても寂しい人間のようです。常に自分が本当に心から頼れる人を探しているようでした。

もしかしたら、秋となら上手くやっていけるかもしれない。

普通に、女の子が出来るかもしれない。

本当に好きになってくれるかもしれない。
214Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 14:12:52
淡い期待は浮き上がっては、トラウマを前にして消えていきます。




新学期に入ってすぐ、秋に呼び出されました。
返事が欲しい‥と。
秋を目の前にすると、どうしても警戒してしまい秋の言葉全てを否定してやりたくなります。



私は、秋に自分の過去を話してみようと思いました。

嫌われたかったのかもしれないし、秋なら受け入れてくれるかもしれないという勝手な期待。


『聞いて欲しい事があるんだ…』


私は、秋に一通り話をしました。
暴行の事や、女性と付き合った事があるとか、鬱病だったとか‥…
215Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 14:31:01
話し終わった時、私は泣いていました。
悲しくて虚しくて苦しくて情けなくて、、自分が嫌いになりました。
『…それでもまだ、私の事好きって言えるわけ?』


私の告白を、秋は神妙な顔をしながら固まっていました。当然ですね。。。
話したことを後悔していると、、

『…好きだよ』

…‥‥‥‥???

秋の思いがけない言葉に今度は私が固まりました。

『‥あんた、私の話し聞いてた?』
216Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 14:53:46
『難しい事解らないけど、、そうゆうの全てあわせて好きなんだと思う。

俺の事、最初は信じられないかもしれないけど、、絶対幸せにするから付き合おう!!』

‥…馬鹿がいる…‥
と思いながらも、、私はその言葉に再び泣いてしまいました。
凄く嬉しかった。。


『‥……幸せにしなかったら、、まじ殺すから‥』

『うん』

『幸せにしてよね、、』

『うん。』


その時の秋の笑った顔をよく覚えている。
217Arisu7 ◆7W..rCCW7k :2006/01/05(木) 15:02:23
秋と付き合い始めてもうすぐ二年。
この二年間、凄く幸せだったと思う。
私は彼が大好きだ。。。


卒業したら結婚しようと言われています。

まだ返事はしていませんが、私はきっとまた

幸せにしなかったら殺す

って言うんだろうなぁ‥…

終わり。。

文才なくてすみませんでしたm(._.)m
218恋する名無しさん:2006/01/05(木) 15:07:20
Arisu7に対して「ツンデレ」と言いたくなった

もうすごくあれよ…お幸せに! 幸多からんことを!
久々に悲しい系じゃないのを見た。ありがとうございました

次のLoveStoryマテルヨ
219恋する名無しさん:2006/01/05(木) 15:07:49
お幸せに;;
220恋する名無しさん:2006/01/05(木) 15:12:29
Arisu7さんへ

色々つらい思いをしただろうけどこれからはどうかお幸せに
221恋する名無しさん:2006/01/05(木) 15:14:26
ここは良スレですね
ラブストーリー マテルヨ
222恋する名無しさん:2006/01/05(木) 19:57:26
くるり
『幸せってこういうことなのかなと、コイツと付き合えたらきっとオレは無敵だろ』
これって真理だよねwいい表現でした。

『結局その後もチカとは友達として仲良く接していています。』
友達としていられるのはすごく素敵なことだと思う。二人の人間性がよくわかる一幕でした。

Arisu7
『まだ返事はしていませんが、私はきっとまた

幸せにしなかったら殺す

って言うんだろうなぁ‥…』
スッゴいいい幕引きでした。現在進行系のLoveStoryを余韻を残してすごく美しく表現してくれました。

くるりとArisu7の二人に共通しているのは好きなキモチの表現がうまいことだと思う。ともすればベタベタになるところを読み手が受け止めやすいようにしてる。
文才ないなんて言わないでw
とっても素敵なLoveStoryでしたよ。
223恋する名無しさん:2006/01/05(木) 22:31:32
良スレ
224恋する名無しさん:2006/01/06(金) 02:28:13
>>205

> チカ「ざんね〜ん、今日親いるからダメだよ、あきらめて」
>
> その彼女がいったあきらめてには色々な意味が込められてると思ったから聞いてみた
>
> オレ「なにを?」
>
> チカ「全部・・・」

このくだりが最高にいいです。
気持ちがわかりすぎるほどに伝わって来るから。
似て非なる友達という存在と恋人という存在について深く考えさせてくれました。
225恋する名無しさん:2006/01/06(金) 02:50:41
>>224
禿銅
226恋する名無しさん:2006/01/06(金) 21:14:58
良スレのため保守

ラブストーリー マテルヨ
227恋する名無しさん:2006/01/07(土) 17:14:19
ほす

ラブストーリー マテルヨ
228ななし:2006/01/08(日) 05:17:02
私の拙い文章で良かったらしばしお付き合い下さい。

数年前、大学生の頃に同じゼミの男の子を好きになった時の話です。

彼は自分から話し掛けるようなタイプではなく、無口な人。
私は男の人と付き合うことはおろか、ここ数年はまともに話すことさえなかったんです。
人を好きになるのも中学の時片思いをして以来の出来事で、
誰かに告白するとか付き合うなんてことは考えられませんでした。

彼とゼミのグループで一緒になることが何度かあったのですが
それも最低限の会話くらいで、友達にすらなることが出来ずに日々は過ぎてゆきました。
229ななし:2006/01/08(日) 05:18:27
そんな時、同じくゼミが一緒な友人A子が彼と友達になり、親しく話すように。
それに便乗して私も輪に加わるようになりました。
A子と一緒に彼の部屋に遊びに行き、CDを借りたりもしました。

課題のグループの際に聞いてあったメルアドに、初めて私的なメール(といっても年賀メール)
を送ったのはその後暫くしてからです。
それも自分にとってはかなり勇気を振り絞ってのことでした。
唐突じゃないかな、不信に思われないかな・・・など。

女友達と2人でいた時に近所でばったり彼に会って3人でファミレスに行った時、
「そういえば携帯の番号聞いてなかったね」とか言ったら教えてもらえました。
なんてことのない会話だけど、下心がバレないかと内心はドキドキで。
230ななし:2006/01/08(日) 05:19:46
そして卒業間近。
自分の中でテンションを上げ、バレンタインデーを利用して告白することに決めました。

前日に、彼がよく食べてたチョコレートを購入。
話しかける口実にと、以前借りたCDを持ち
普段は滅多に着ないスカートをはいて学校に向かいました。
とはいっても、当時は卒業制作中で授業はなく、空振りに終わる恐れも…
緊張して教室に向かうと、…彼はいました。

女子による男子への義理チョコプレゼントタイムなどをはさみつつ、機会を伺っていた、その時。
最近彼がアタックしていたBさんが「○○君いますか?」と彼を尋ねてきたんです。(よりによって私に)
私が彼を呼び出すと、Bさんと彼は出て行きました。

最高に凹みました。

彼がBさんを好きなのは知ってましたがこんな目の前で目の当たりにするとは…
231ななし:2006/01/08(日) 05:22:33
でも初めからわかっていたことなのだから仕方ない、やれるだけのことはしようと再び奮起。
教室に戻ってきた彼や友達、キモ先輩(男)らとしばらく雑談を。
私が珍しくスカートだったせいなのか、キモ先輩がいたからか、私が舞い上がっていただけなのか、
その場はちょっとふわふわした空気だった気がします。

やがて友達やキモ先輩が去り、2人きりに…。
極度の緊張を抑えながら話を始める。

私「CDありがとう。遅くなっちゃって…」
彼「いいっすよ」
私(しばらく挙動不信)「あと、これ…(チョコを渡す)」
彼 「えっ、あ、ありがとうございます」
  …彼は驚いた様子で、しばらく間が空く…
私「その…義理じゃなかったら困る?」
彼「えっ 義理じゃないの!?」
私「…うん」
彼「えっ えっ …まじっすか、まじっすか(しばし混乱)」
232ななし:2006/01/08(日) 05:23:50
その後は特に返事を聞くわけでもなく、ほのぼのとしたたわいのない雑談を。
話を聞くと、彼はもてたことはなく告白されたのはその時が初めてで
私の気持ちには全く気付いてなかったらしい。とにかく驚いていました。

その日の夜、何も知らないA子の誘いで彼と3人でご飯を食べに行きました。
帰り道、彼と同じ方向だったので一緒に歩いて帰った。
私のアパートの前に着くと、昼間の告白の話に。

改めて聞いた所、案の定「他に好きな人がいるから、ごめんなさい」と断られました。
でも告白されたのは嬉しかったこと、本当にびっくりしたこと、
真面目にいろいろ話してくれて嬉しかった。
233ななし:2006/01/08(日) 05:24:57
しばらくして私が帰りたくない…というような態度をしたら、
困りつつも「どうしたいの?」と言うんです。
私「そんなこと、恥ずかしくて言えないよ…」
彼「手握りたいの?」(と言って手を握る)
私「…」
彼「(ちょっと意地悪そうに)どうしてほしいの?言ってみてよ」
私「…抱きしめて欲しい…」

すると彼は、静かに抱きしめてくれました。
男の人に抱きしめられるのはそれが初めてでした。
234恋する名無しさん:2006/01/08(日) 13:55:51
続くのか?
マテルヨ
235恋する名無しさん:2006/01/09(月) 21:14:00
おれもマテルヨ
236恋する名無しさん:2006/01/09(月) 23:07:56
やべぇ
少女漫画みたいだ@@
マテルヨ
237ななし:2006/01/10(火) 03:39:01
続き書かせてもらいます。長くてすみません。

その後は真冬の深夜、とても寒い中、私のアパートの前でしばらく雑談。
彼が「このままだと部屋に行って何しちゃうかわかんないよ…」みたいなことを言うので
かなりドキドキしました。
完全にふられたあとなのに、寒いのとドキドキしてるのと彼が目の前にいるのとで、
不思議と落ち込むことはありませんでした。

今思えば寒いから中入る?とか言えたかも知れないけど、結局その夜は大人しく帰ることに。
部屋に入った後は一日のことを思い出して興奮気味のまま、眠りにつきました。

その後も教室で話したり、A子と一緒にご飯を食べたり、2人で鍋を囲んだり。
向こうは拒絶するということもなく、
むしろ告白前より話す機会は増えたように思います。

飲み会の時に何とか隣に座って、ちょっといい雰囲気になり
ふられたことなんて忘れて、このままだったらいいのになぁ…なんて思ったりもしました。
238ななし:2006/01/10(火) 03:39:42
そして特に動きのないまま卒業式を迎えました。
仕事が決まっていなかった私は、アパートを引き払って一旦地元に帰ることになっていたのです。
一旦帰ったら彼には次いつ会えるかわからない…そんな状況でした。

そしてある日、明日引越をするというA子の家に行った時のこと。
私と彼がA子の家を出たのは明け方でした。

私が以前行きたいと言っていた近所の公園に、これから行こうということになり
お互い一旦アパートに戻り軽く支度をしていると、彼が迎えにきてくれました。
朝の7時を回っていたでしょうか。

2人で歩く朝の大通り。
公園に着くとしばらく歩き回ったりして、何てことのない時間が流れていきました。
ベンチに座ると、私はまた核心に触れるようなことを話していました。
困らせるだけとわかっていても…。

それから「行こうか」という彼の言葉に促され、さっき歩いた道を戻り始めました。
途中の団地、桜の木の下のベンチに座り、私はまた彼を困らせるようなことを言ったのだと思います。
ただ、風に吹かれて散る満開の桜の花が、とっても綺麗だったのは覚えています。

もうお昼近くになっていました。
「困らせるようなこと言ってごめんね」と言って彼と別れたあと、
私は部屋で抜け殻みたいになっていました。
239ななし:2006/01/10(火) 03:40:30
そして私が家に帰る前日の夜。
翌日には母親が引越の為アパートまで来ることになっていました。

最後に一度会いたかったので、私のCDを貸してあげるとメールして、彼の家に行きました。
もうその時は何を話したのか覚えていません。
いつものようにどうでもいいことばかり話していたのでしょう。
その時の私は、ただ彼と一緒にいたかっただけだったんです。
その夜は、彼の布団の横(外)で眠りました。

そして訪れた朝。
非常識な自分の行動に気付きながらも止めることができませんでした。
「お母さん来ちゃうよ?」
と彼に言われても、このままじゃ帰れないという思いで一杯でした。

でも本当に母親が来る時間がきてしまって、私はやっと立ち上がりました。
そしたら彼が沢山のCDの中の一枚を、私にくれました。
「記念に。」
「ありがとう。…じゃあ記念に。」
と言って私は彼の頬にキスをしました。

「じゃあ、帰るね。」
何か吹っ切れたような気分になって私は部屋を出ました。
「じゃあね。」
240ななし:2006/01/10(火) 03:45:06
これでこの話はひとまず終了です。
私の中ではまだ終わってはいないんですけどね。
最後の方を思い出すと自分でも嫌な女だなと思います。
しかも中学生の恋愛みたいだし…。一応この時点で二十歳を越えています。
でもこんなに勇気を振り絞ったのはこの時が初めてで、自分にとっては大事な出来事です。

拙い長文にお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
241恋する名無しさん:2006/01/10(火) 09:37:44
ななしさん
今続き読んだよ。
全然嫌な女なんかじゃないよ。
規制事実つくってしまうのもひとつの手かもしれないけどこの場合そうしなくて正解だと思う。
いつまでも大切な思い出として残しておいてください。
242恋する名無しさん:2006/01/10(火) 09:38:56
ごめんサゲ忘れた…
243恋する名無しさん:2006/01/10(火) 14:30:38
ななしさん、乙です。
私も>>241さんと同じく、嫌な女なんかじゃないと思いますよ。
恋に一生懸命なのはいいじゃないですか。
ふられても、諦めきれないのは仕方ない事ですよ。
>>240のレスに書いてあるように、彼との出来事が大事な事なら、
嫌な女なんて思わずに大事にしてあげて下さい。
素敵なLove Storyありがとうございました。



次の人、マテルヨ
244恋する名無しさん:2006/01/10(火) 22:26:19
ドキドキしながら読んでいた。嫌な女じゃない!
感想短くてごめん

次の人マテルヨ
245恋する名無しさん:2006/01/11(水) 00:55:33
>>ななしさん
この時期、刻一刻と迫るタイムリミットに焦る気持ち。よくわかるなぁ。
大学生活の終わりに、後ろ髪引かれるような思い・・
彼と一夜をともにした。何もなかったけど、本当にあなたが彼を好きだったんだなあというのが痛いほどに伝わってきました。
そのときの時間は本当に宝石のように輝いてると思います。
大切に大切にしていってください。
気持ちに正直に、勇気を出して行動できた自分を誇りに思ってください。

本当にいい話を聞かせてもらえてこちらこそお礼を言いたいです。ありがとう。
246新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/16(月) 04:47:34
9日に成人式ありまして中学の同窓会に出席しました。
懐かしい顔ぶれが揃っていて思い出話に花が咲いたりして
楽しんでいましたところある人が話しかけてきました。
僕が中学生の頃ずっと好きだった人でした。
中1で彼女とは同じクラスになり、席も隣同士でした。
僕の中学は小学校からの持ち上がりが大部分を占め
外部からウチの学校に入学する生徒は1割に満たなかったんです。
彼女はその外部からの生徒でした。
僕は言うなれば目立ちたがり屋でお調子者と言われるような奴でした。
今思えば家庭環境もあり1人でいるということに恐れがあったんだと思います。
だから目立って注目を浴びて周りに誰かがいてくれるようにしていました。
彼女は頭も良く大人しい子で、かといって暗いとか地味な子ではありませんでしたが…
外部からの生徒ということもあったので彼女は入学した頃はなかなか友達ができない様子でした
持ち上がりの生徒は既に友達グループを形成していたので入りづらかったのでしょう。
僕もやはり彼女とコミュニケーションをとりづらく全く会話することはありませんでした。
僕は頭を使うことより体を使うことが好きなタイプで
バスケットを小さい頃からやっていたのをバスケ部の顧問は知っていたので
中学入学翌日から練習に参加させてもらい
HRぎりぎりまで朝練をして教室に行っていました
入学して半月程たった日、朝練を終えて教室に行き席に着くと
隣の彼女が初めて話しかけてきました
「その鞄の中って何が入ってるの?」
確かこんな感じでした
いきなりの出来事に返事を返すのが遅れたことを覚えてます。
周りの生徒は買ったばかりの指定鞄なのに僕はスポーツバッグを毎日もっていましたから。
それから会話をするようになり毎朝席についたら彼女が
「おつかれさま」
というのが習慣になっていきました。
僕という橋を通じて彼女も友達が増えていったようです。
247新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/16(月) 05:12:33
改行うまくできてないな…
酔い回ってるんで勘弁してくださいorz
酔いで打つの遅いけどこの時間なら大丈夫かな

え〜漫画とかならこの後すぐに彼女となんかイベントがあって
進展するんだろうけどほとんどありませんでした。
ずっと「友達」の枠から出ることは無かったし特に恋愛感情を抱いたりというのは
僕にはありませんでした。
僕はどうやら恋愛云々は遅咲きだったみたいで周りの友達は好いた惚れたの話しをしてましたが
僕はバスケをずっとしてましたし男も女も同じように友達の感覚でした。もちろん彼女に対しても。

2年生の2月、バレンタイン。
女の子はチョコを好きな男の子に渡すのにキャーキャー騒いで
男は男で気にしてないような素振りを見せてもそわそわしたりして。皆さんもそうだったと思いますが。

僕は同じクラスの女の子達に俗に言う義理チョコをもらったりしてそれはそれで
なんというか人気の現れといいますか、そんなことでやはり嬉しくて。
昼休みに告白とか、ラブレター渡されてる友達もいましたがそういうのは他人事でした。
同じクラスだった彼女にもらえなかったことで軽く凹んだのは鮮明に覚えてますね。
冗談混じりに「チョコちょうだいよっ」とか言ったんですけど
「甘いの嫌いって言ってたじゃん」
って流されたんです
確かに僕は甘いのが苦手でしてもらったチョコも友達にあげたりしてました。

その日部活を終え下校途中に隣のクラスの子にチョコを渡され告白されました。
僕は断りました。正直に「付き合うとかよくわからないし、
たとえ付き合ったとしても何もできないから」とかそんな感じで。
248新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/16(月) 05:47:32
そして3年の夏
中学最後のバスケの大会、夏の総体ってやつですね
地区大会から県大会に進み三回戦
生徒もそれなりの数で応援に駆けつけてくれたんですが
負け、引退決定です。
負けた悔しさとこれで今のメンバーでバスケができなくなるという悲しさで
最後のミーティングで涙が溢れ応援にきてくれたみんなの前で一言ずつ言っていったんですが
もう言葉になりませんでした。
ミーティングも終わりそれぞれ涙も枯れたというか立ち直りが早いというか…
メンバーは皆元気に帰っていきましたが
僕はその輪に入らず1人で帰りました。
家の近くの駅まで帰り家まで帰りたくなくてホームの待合室で1人座っていると
彼女が来ました。

(以下の会話は軽く美化されてるかもしれません)

「残念だったね、でもお疲れ様」
「うん…」
「1年生の頃からすごい頑張ってたもんね、3年生ではキャプテンに選ばれたし高校いったら今度は優勝できるよ!」
「…」
「どうしたの?やっぱり疲れちゃった?」
「もうバスケは出来ない」
「え、なんで?勿体無いじゃん、そんなの」
「したくても出来ない、高校にもいけない」

僕は父子家庭でした。父親は会社員でしたが僕の世話を本当によくしてくれたし
小学校の頃バスケがしたいと言った僕にボールとバッシュと僕が好きだったNBAチームのユニフォームを買ってくれ
休みの日には練習相手にもなってくれました

ガキの頃は何もわからずただわがままを言ってただけでしたが
小学校5年になって一度父親が入院しました
父は「ごめんな、練習の相手できなくてごめんな。すぐ良くなるから心配しなくていいぞ」
それから僕は親戚の家に預けられました。
叔母さんに「あなたがお父さんにわがままばかり言うから
お父さんは疲れちゃったんだよ、お父さんの事も考えてあげなさいね」
お父さんごめんなさいと心の中で必死に謝りました。
父は回復しましたが僕はそのまま叔母さんの家から中学に通うことになりました。

家では居場所が無く学校で1人になるのは嫌なので無理にでも明るく振る舞ってた僕
バスケをしていればみんなが僕の周りにいてくれた

それが引退したら無くなる。
父にもう負担をかけたくないので卒業すれば働く、つまりもうバスケはできない。
それらの話しを泣きながら彼女にしました。
彼女は涙を流しながらもずっと聞いてくれました。
249新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/16(月) 06:13:59
今僕泣いてます
酔ってるからこんなこと書こうと思うんだなぁ
彼女は言いました
「私は君の気持ちわかるよなんて言えない
私は普通の家庭でお父さんもお母さんも弟もいるし
私のつらい思いなんて君のつらい思いとは全然違う
けど私は君が頑張ってきたのはよく知ってるよ
だって私は一年生の頃から君を見てたもん
この学校で初めての友達だったんだもん
仲良くしてくれたよね
すごく嬉しかったよ」
その時僕は初めて気づきました
嬉しかったのは僕のほうだった と
当たり前のように朝にお疲れ様と言ってくれてた彼女
毎朝彼女のその言葉を聞くことがどんなに僕の心に入りこんだかを
彼女は続けました
「これ ね こんな暑い日に渡すのはおかしいんだけど…」
彼女が鞄から取り出したのは赤いマフラーでした
「ずっと渡そうと思ってたんだ
去年のバレンタインで渡せなかったから
実はあれからずっと鞄の中に入れてたんだ…」
「去年?」
「君があの子から告白された時だよ
君が1人になった時に渡そうと思ってたんだけど
あの子が君にフられたのを偶然見て
私もフられてもう話せなくなるのがこわくなって渡せなかったんだ」
「…」
「でもね今言うね
ずっと好きでした、今も好きです。」
どうすればいいのかわからなかった
どのくらい黙っていたかはわからないけど
渡されたマフラーを握っていた手を彼女の手に乗せた
どちらともなく立ち上がり駅を出て一言も喋らずただ手をつないで
歩き回っていました 日が落ちるまで。
暗くなり僕は彼女の家を聞き彼女の家の近くまで送りました。
彼女が立ち止まり僕が手を離そうとすると彼女は握り直し
僕にキスをしました。
「高校…君と同じ高校に行きたいけど…
でも違っててもずっと好きだから」
そして帰っていきました。

翌日から僕は彼女と一緒に帰るようになりました。
ただ手をつないで話しをして帰るだけ
でもそれだけのことが嬉しかっし楽しかった
250新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/16(月) 06:35:42
11月頃、彼女は推薦で高校に受かりました。
2人で何故かケーキを買ってお祝いしました。
場所はカラオケ。2人きりになれる場所というとカラオケしか思い浮かばなかった…
さすが中学生。

僕は就職することは彼女に言っていましたが何をするかは言っていませんでした

卒業式。
いつもと同じように2人で帰り
「明日からは私服だね」とかくだらないことを言っていました
あの頃はまだ僕はもちろん、ウチの中学のほとんどは携帯を持ってなくて
連絡といえば家の固定電話。
でも僕は叔母の家だったのでかけてこないでほしいと伝えていた。
彼女もそれは理解してくれて連絡は僕のほうからするのが常でした。

式の翌日、僕は彼女に手紙を出しました。
叔母の家を出て父親と一緒に暮らすこと。父の知人の下で働くこと。
それは今住んでいる場所とは離れた所にあるということ。
今までありがとう、好きになってくれてありがとう、
一緒にいてくれてありがとう、仲良くしてくれてありがとう
僕もずっと好きでした。
ごめん。

今現在僕は就職しやっとまともに父親を助けられるようになりました。
そして彼女。同窓会で会った彼女はとても綺麗になっていて
建築デザインの専門学校に通ってそこを卒業して小さい建築事務所に就職するそうな。

連絡先は交換したけど僕から連絡いれることは出来ない
彼女にとっては過去の話しだし
ここまでよく覚えてるってことは僕自身がひきずっているんだろうな…

すいません酔いに任せてだらだらと…麦酒から今は焼酎飲んでます…連休なもんで…
251恋する名無しさん:2006/01/16(月) 16:39:16
成人おめでとうございます。

本当に素敵な話をありがとうございます…って気持ちです。
何か文章を読んでいて涙が雫れるのは久しぶりです。
話もさることながら、新成人さんの語り口がすごく好きです。
心に直に語りかけてくるというか、感情が入りやすかったです。

本当に何でもない中学時代の恋愛。(何でもなくはないと思いますが…)
なのに、こんなに心に響くものがあって…

私も今家庭環境が荒んでいて、毎日押し潰されそうになってましたが、
新成人さんの話を読んで、気持ちが軽くなった気がします。

新成人さんのこれからが明るく輝きますように…

素敵な話をありがとうございました。

次の人マテルヨ。
252恋する名無しさん:2006/01/17(火) 00:09:22
新成人さんへ
すごくよかったです、自分の中の大切な思い出を話してくれてありがとう

次の人マテルヨ 保守
253恋する名無しさん:2006/01/17(火) 01:52:19
大事だから、永遠にふたりだけが知ってるのがいいかと。
254恋する名無しさん:2006/01/17(火) 02:06:22
俺が中二のころだ。
結構ぶさいくなやつにこくられて、俺は絶対につきあいたくなかった、ってか好きな人がいた。
このことは誰にもいってなかった。

結局ぶさいくをふったんだけどその時しつこく好きな人教えてと言われ言ってしまった。
男友達に好きな人いうてもうたって報告したら男友達は俺の好きな人に俺のことが好きだって相談うけてたらしい。半年間両想いでした。

俺は来年6月結婚します。
255新成人 ◆3hu97FsAYk :2006/01/17(火) 02:10:02
改めて見るとかなり恥ずかしいですね…

でも打ちながら当時を思い出していい酒が飲めましたw


正直いって彼女ともう一度話しをしたいと思ってるんですが迷ってますね…
256恋する名無しさん:2006/01/17(火) 03:39:55
新成人さんの話とても良かったです。
話がしたいと迷っているのなら、私はした方がいいかと思います。
成人式で会う事が出来たのも、何かの縁だと思いますし。
私は成人式の時に怪我の関係で行く事が出来なかった経験があるので…orz
駄文失礼しました。
では引続き次の話 マテルヨ
257恋する名無しさん:2006/01/17(火) 14:30:59
>>254
おめでとう〜
258恋する名無しさん:2006/01/18(水) 22:17:20
マテルヨ

あげ
259F県Y院大通から:2006/01/19(木) 22:08:09
254に幸あれ!
260恋する名無しさん:2006/01/19(木) 22:40:34
中学2年生の頃。小学校の時から仲の良かった(でもあまり好きじゃなかった)友達から「彼氏ができた」って嬉しそうな声で電話がきた
「よかったね♪どんな人?」など話が弾み、「今度みんなで遊ぶから一緒にきてほしい」と頼まれた
そして数日後本当にみんなで遊ぶことに。そこで友達の彼氏を見てびっくり!!
もろ私の好きなタイプだった。一目惚れ…。
もともとその友達が好きじゃなかった私は「ごめん、あなたの彼氏すきになっちゃった」と言ってしまった。
でも友達は怒るどころか上から見下ろすような口調で「じゃあ番号教えてあげようか」と言ってきた
むかついたけど利用しようと教えてもらい、さっそく電話。
意外と仲良くなってそれ以降も頻繁に電話するように。
そして話の流れでついに告白してしまった。もちろん結果は×
でもそれからも彼は優しくて、友達でいてくれた。
そんな中友達が「私実は彼のこと好きじゃないんだ」と言い出した
私はすっごくむかついて、「それ最低だよ。もうあんたに付き合ってられない、絶交だよ。」って言ってやった。
そしたらそいつ、彼にその事相談したらしく、彼から「なんで絶交になったの?」ってメール。
あいつ自分に都合悪いことだけ隠してる…彼がかわいそう…
そう思ったけど本当のこと言えるはずなくて「別にいいじゃん!!あんたに関係ないでしょ」
とか言っちゃった。彼はもちろん怒って「じゃあ俺とも絶交ね」
って…。興奮してた私は「勝手にすれば!!」なんて言ってしまった。
彼とはそれっきり。友達とは結局仲直りしました。
でも今思うとそこで許して仲直りしなければよかった…

続きは長くなるのでわけて書きます
261薬院大通から:2006/01/19(木) 22:55:16
260様、続きをお待ちしております。
262260:2006/01/19(木) 23:40:13
続きです
それから3年経った17歳の頃。
私は高校を辞めてバイトしていた。
そこで出会った人に恋をして毎日楽しい日々を送っていた。
ある日、友達(>>260の話にでてきた友達)と遊んでる時にバイトの人たちと撮った写真を見ていたら
私の好きな人を指差して「かっこいいね!!メールしたいなぁ♪」と言ってきた
でももちろん「その人今私の好きな人だから嫌だ」って断った
でも友達はしつこくて、私は押しに負けてアドレスを教えてしまった
「協力するから」という友達の言葉を信じて…。
それから友達と彼がメールすることに。
数日後「協力するから」の言葉どおり飲み会をセッティングしてくれて3人で飲んだときだった。
私は久しぶりに会えた嬉しさでがんがん飲んでしまって、もうべろべろ。
とりあえず休むために彼の家に行った。
友達もかなり酔っていたので二人でベッドを借りて少し仮眠をとった。
しばらくして目を覚ますと隣に寝ているはずの友達がいない…。
さらに視線を動かすと、信じられない光景が…。
彼と友達が抱き合ってキスしていたのだ。
彼と目が合ったけどなんて言ったらいいかわかんなくて……
また布団かぶって泣きながら起こしてくれるのを待った。
でも全然起こす気配はなくて、もう一度布団からでてみたら……
いない……。二人ともいない。
部屋を移動したらしい。
ずぅっと泣いてた。泣くしかできなかった。
本当は二人がどこにいるか探して友達にビンタの一発ぐらいくらわせたかった。
でもできなかった。彼は私の彼氏じゃないし。
私にそんな権利ないんだって…。
しばらくして二人が部屋に帰ってきた。
何も言わずにただ「帰ろう」とだけ言った。
帰り道…「ごめん!!私本当に酔ってて…私が無理矢理しちゃったの…」
何も言わなかった。文句も言わなかったし、許すことももちろんしなかった。
そして彼には言いたいことすべて言った。私は彼が好きだったこと
友達はそれを知ってたこと
友達には彼氏がいること
そしたら彼は何も知らなかったから本当にびっくりしてた。
かれは友達が彼のことを好きだと思ってたみたい。
それから友達とは全く連絡をとってません。
彼とは全部なかったことにして仲良くやってます。
長文すいませんでした(>_<)
263260:2006/01/19(木) 23:41:31
>>261
すいません 遅くなりました!!
264恋する名無しさん:2006/01/21(土) 01:12:47
>>260
謝らなくてもいいよ〜☆
その『友達』…
『友達』とは言い難いね
尻軽だし…
でも男って情けないくらい雰囲気に流されるね…
ただ、男が本気で好きになったらホントその愛は深いと思うよ。
早くホントの『彼氏』見つけて下さいね。

さて『福岡県』の薬院大通りさん。
コテつけるということは『あなただけのLoveStory』聞かせてくれるんですよね。

でもそうじゃないならばコテは外してもらえないかな?
まぁあくまでも私の個人的な意見ですけど。
このスレは名無しばかりですよね。
というのも『名もしらない一個人』がひとときだけ『コテ』をつけて自分の恋を語る。
そして語り終え、名無しのみんなと思い出を共有したのち、コテは名無しに戻って行く。
コテと名無しがある時、街ですれ違っていることもあるかもしれない。同じ電車に乗っているかもしれない。
でもここに残されている『LoveStory』は心の中の一番大事なものをそっと打ち明けているもの。
お互い何も触れ合うことなくお互いの日常の中に戻って行く。
そこにこそ、このスレの美しさがあるのだと思うのです。
だから『コテ』は心の中にある大事なものを語ってくれる『語りべ』だけに『コテ』を使って欲しいのです。
ホント私の個人的な意見ですけどね。

>>261さん
私も以前は薬院大通りの会社に勤めていました。福岡の街も再開発が進んでずいぶん様変わりしましたよね。
でもそんな中で頑張ってるあなたの存在は確かに感じましたよ。
これからもあなたらしく生きていって下さい。
長文失礼しました。

さて…次のLoveStory…

マテルヨ
265恋する名無しさん:2006/01/21(土) 02:01:36
堅苦しい意見だな・・
もっと気楽でええんちゃうの?
基本的には同意なのだが、他人のたかがHNぐらいどーでもいいと思うけど

てことで、 次の人マテルヨ
266恋する名無しさん:2006/01/21(土) 10:40:37
ちょうど1年くらい前の話
大学に入学して初めて見たときに一目ぼれしちゃった子(仮にA)がいて、
その子と仲良い女友達(仮にN)とは仲良かったんだけどその子、ぜんぜん話かけられなかった
そのまま1年半過ぎた2年生の10月くらいに、ふとAと仲の良い男友達(仮にM)にメッセンジャーで
「ずっとあの子のこと気になってたんだけど、彼氏とかいるの?」と聞いてみた
結果はいない、別に付き合えたわけでもないのにすげぇ嬉しかった
それから一月くらい過ぎた後Nの他にもう一人Aと仲の良い女の子(仮にI)の三人から
俺と他に俺と仲の良い友達複数が遊びに誘われたんだよね
Aのこと好きだってことはまだNとMしか知らなくて、Nは俺の友達と付き合ってたから
俺にすごい協力的だった
合計8人で飯食いに行って、飯食い終わった後、友達一人に「Aのこと実はすきなんだよね」と
伝えたら、車の席とかすごい不自然…、合計2台で行ったんだけど俺はずっと後部座席でAの隣
もう心臓の鼓動がなりやまないし、俺の口調もすごいギクシャクしてて、後から考えてみればバレバレだったな
飯食い終わった段階でMと俺の友達の一人が抜けて6人でカラオケ、歌下手だけどがんばって歌いました
んで帰ろうか〜ってなり、女の子は女の子で車に、男は男で車に乗ったら
女の子側からボーリングのお誘い、現地で合流してボーリングして、気づいたら2時
さすがに次の日学校あるし、みんな解散、
この日はほんっと楽しかった
267恋する名無しさん:2006/01/21(土) 17:00:09
続き
マテルヨ
268266:2006/01/21(土) 22:16:29
続き

次の日からその女の子たちと一緒に学食で飯食ったり、講義の席も近くに座ったりと
もう俺としては最高の学生生活をエンジョイしてた、ある日遅くまでみんなで学校に残って話してて
その帰り家まで送ることにすると、その女の子3人いる中でAだけ自転車じゃない、
丁度良く俺のチャリは2台がついてる、周りはみんな感ずいてて、男も女も関係なくAを俺の2台に
乗っけようと必死、周りに押されたのか、なんとAが俺の後ろに横座りで乗ってくれた
さらに周りは狙ったように早くいっちゃうし、そんな中ポツポツと降り出す雨、
周りには誰もいない中、初めて二人の空間が出来たような気がした
段差がある度に大丈夫?って声をかけてた、後から考えればうざったかったかも…
女の子を家まで無事に送り届けて、家に着いたとき、Nからすごいメールが!!
俺らが女の子を全員送った後AからNにメールが行き、俺についてメールしてたらしい
そのメールをそのまま送ってくれた、
N「○君(俺)っていい人でしょ?どう思う?」
A「うん、いい人だと思うよ、優しいよね、」
N「でしょ?だったら付き合っちゃえば?」
A「うん、まだ話すようになって間もないから分からないけど、これからどんどん遊んだり
話たりすれば好きになる気がする」
このメールのやりとりを見たとき、俺本当に舞い上がっちゃって、あぁ幸せってこういうもんなんだなと、
269恋する名無しさん:2006/01/21(土) 23:08:22
>>268
続き
マテルヨ
270恋する名無しさん:2006/01/21(土) 23:13:48
マテルヨ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
271266:2006/01/22(日) 00:14:49
さらに続き

ここまで人を好きになったのは初めてだった、高校の時も好きな子は居たが
こんなに気持ちが膨れ上がったのは初めてだった、書き忘れたけど
俺はパソコンが大好きで、しがないコンビニのバイト代の月約4万5千円のうち1万ちょいは
パソコンのパーツ買ってたし、実家暮らしなので昼飯代と携帯代、遊び代に他の給料は消えてった
服なんか買う余裕も無く、むしろ服に興味無かったんで、ピコのパーカーとかユニクロのフリースに
B級品の青と黒のジーパンをとっかえひっかえ着てた、太ってはいなかったし、
寝癖とかもちゃんと直してたけど結構オタク臭かったな
Aと関わる時間が多くなってから、自分の服装とかも気にするようになって、最初はあまり高くないが
なんとなく見た目が良い服屋に行って、店員さんに「自分センスないから」とか言ってコーディネート
してもらった、最初は自分には派手かな、って思ったけど着たり買ったりしてるうちに自分でも服選べる
ようになって、その服を学校に着ていくと、友達から「イメージ変わったな」って言われて嬉しかったのを覚えてる
恋愛がこんなにも自分に影響を及ぼすものなんて知らなかったし、考えてもみなかった
外見だけでもAの横を並んで歩けるような男になろうと、いろいろな服着て試した
毎回書くけど、ほんと幸せだったよ、毎日が楽しかった、別に付き合ってたわけでもないのにさ

書いててここまで長くなるなんて思ってなかった…
272恋する名無しさん:2006/01/22(日) 01:23:46
それでそれで?
273恋する名無しさん:2006/01/22(日) 01:40:04
ワクワク
274266:2006/01/22(日) 02:01:11
さらにさらに続き

いつも通り学校に遅くまで残って話してた、その時Aは居なくIとNと俺を含む男三人で話してた
学校が閉館の時間になり、俺はその日コンビニの深夜バイトがあったんで俺だけ帰ることに
バイト中も遊んでるみんなのことが気になり、まだAのことを好きってことをしらないやつも居たので
心配になって友達とメールのやり取り、何かあったらすぐ教えてくれと、そしてばれないようにと
一応俺が直接言ってないのはIと友達1人、そいつらが遊び終わった後、大体朝型5時くらいに来て
その日あったことを全部話してくれた、やはり俺の直感はあたっていて、その日とんでもない事実が
表に出た、3時くらいに解散になったらしく友達はIを送ってったらしい、Iはとても眠そうでもううつろうつろしていたと言う
そこで友達はIにカマかけて俺がAを好きなことは知ってるかということを迫った
そしたらなんと俺らが始めて遊ぶ前からMに俺がMと会話したメッセンジャーのログを見せてもらったらしい
しかもそれをAも一緒に見たと言う、俺はその話を聞いた瞬間顔が赤面した、死ぬほど恥かしかった
みんなで話してる中でクリスマスも近いこともあり
「今年のクリスマスはどうしよー」とか「外は寒いなー、俺の心と同じくらいw」とか冗談で言ってた、Aもいる前で…
何もかもが嫌になった、そしてその次の日からなぜか俺の周りの友達がAやIに嫌われ始めていった
原因はカマかけたのと、後から分かったが、もともとの性格が合わなかったらしい
それと共に俺らは距離を置かれるようになってしまった、学校に行ってもなんとなく避けられてるような感じするし
Nに探りいれてもらったら案の定その時にいた男が嫌われていた、俺はどうすることもできなくなり
結局AともIとも話せずじまい…
275恋する名無しさん:2006/01/22(日) 02:22:37
続き

そんな関係が続く中、俺ら男ではMが、俺がAを好きなことをAやIに言ったことについて議論がなされていた
俺は「もともとMはAやI側の人間だし、俺がMに言ったのが悪かったんだよ、俺の戦略ミス」ってことで
さっさとこの問題を片付けたかった、しかし友達は、男同士裏切るのは許せないとかそんな感じだった
そうこうしてる間に俺以外の男は全員Iに嫌われてしまった(MはもともとAやI側なので嫌われてはいない)
俺はどうしようもなくなって、もうこの恋愛は終わりだと心に誓い、嫌われてることを知らない俺の友達を
AやIに近づかせないように行動をとった、俺はNから情報をいろいろもらっていたので嫌われていることを知っていた
なによりAに迷惑がかかるのがすごい嫌だった、最初に遊んで以来着々と縮まっていた距離は、
見事に元に戻ってしまった、最初に遊んでからここまで約1ヶ月、俺の予定としてはみんなで3〜4回遊んだ後
二人で遊んで、2回目あたりで告白と考えていたが、そんなものはもうかなうはずも無く
俺の恋は1年半の話すこともできない片思いと、1ヶ月間の最高に楽しかったという思い出になってしまった
さらに辛いことに、距離は元に戻っただけではなく開いてしまった、俺が教室に入ったりすると視線をそらされたり
体の向きを変えられたりした、もう胸が苦しかった…、本当は話したかった、この頃は毎晩辛かった
俺もそれと共にAを避けていた、Aとすれ違っても挨拶もせず、お互いすれ違ったのは分かっているが何もしなかった
その状態が1月くらい続き、俺はもう何も出来なかった、俺がAのことを好きだと知っている友達と二人で遊んでるとき
結局俺の恋愛話になり、俺は気持ちに整理をつけるためにAに「大事な話があるんだけど、電話しても良いかな?」
というメールを送った、
276恋する名無しさん:2006/01/22(日) 14:44:25
ってかいつからage進行になったの?
277恋する名無しさん:2006/01/22(日) 20:12:43
できれば仮名でもいいから名前を出して欲しかった、ちょっと読みづらい・・・
今からは変えないでいいですw
278266:2006/01/22(日) 21:31:13
もうそろそろ終わり

メールを送ったんだが、電話はおろかメールすらも返ってこない…
日付も変わり2時あたりになって、急に涙が出てきた、どうしようもないくらい
次の日学校行きたくないが学校へ、するとなんの変哲も無いAが喫煙所でタバコ吸ってる
俺の隣を通過して行った、その瞬間もうどうしようもなくなって、学校のトイレとお友達状態になってしまった
周りで知らないやつにはものすごく腹がいたくてトイレから出れないってことにした
トイレの中でずぅぅっと落ち込んでた、次の日は普通に学校で授業を受けた、
前はすれ違っても何も言わないだけだったんだけど、存在に気づいただけでその場からいなくなったりしてた
もちろんAは気づいていた、Aには迷惑かけたくなかったけど、それ以上にAを見たくなかった
そして俺にさらに追い討ちをかけるごとく凄まじい話をNから聞いた、
俺の自転車で家まで送ってった日のAとNのメールは全部嘘だったという
AはNが俺の協力者だってこともなんとなく感ずいてたらしくNに気を使って
「俺のこと好きになるかも」ということを言ったらしい、それから俺はAを見る度に逃げ出したくなりそれから夜は辛く
毎日泣いてた、電気を消して布団に入るとAのことばっかり浮かんできて
涙が出た、そして飯が食えなくなった、腹は減るんだけど食べ物を入れると気持ち悪くなり、トイレで何度も嘔吐した
親には調子悪いってことで回避、その状態が2週間ほど続いて、時には立ち上がっただけで倒れそうにもなった
気づいたら2週間で8キロやせてた…、
そのまま冬休みに突入して、かなしいクリスマスも何とか乗り切り正月に、毎年恒例のお正月メールをみんなに
送ろうとしたとき、AとIにも送ろうか迷った、
279266:2006/01/22(日) 21:54:24
ラスト

散々迷った結果、他のやつに送るのにAやIに送らないのはおかしいということでメールを送った
俺の中ではこう納得したが、本心では何かを期待してたんだと思う
しかし案の定メールは返ってこなかった、学校が始まり、久しぶりに友達とも再会
もちろんAもAの周りと再会してた、遠くから見てもAだということが分かる、やっぱり可愛い、チクショウめ
学校が始まって三日目、夜いきなりAからメールが来た、
「正月メール、返信しなくてごめんね、ずっと悩んでたんだけど、私が悪いよね」みたいなメールが来た
俺はどうすることもできなかった、そしてどう返信しようか迷った、結果的に
「Aは悪くないよ、あの時は仕方なかったし、また話そう」って感じのメールを送った、これが間違いだった
次の日、Aとすれ違った、俺はなんて声をかけていいか分からず、結局目をそらしてした、
Aはそんな俺の態度を見てうつむいてしまった、冬休みから春休みは2週間ほどしかないので、
それからやっぱり前と同じように話せないまま長い春休みに入ってしまった、俺は自分の根性の無さを恨んだ
新学期が始まり、3年生はゼミを決めなくてはならない、もちろんAとは違うゼミに入った
それから2週間後くらいに、突然Aからメールが来た、
「○君ってパソコン詳しいよね?デジカメ欲しいんだけど何選べば良いか分かる?」
もう頭が混乱した、「俺はあなたのことを友達として見られません、だからもう俺に関わらないでください」
というメールを何度送ろうとしたことか、作成したまでは良いが送信ボタンを押せなかった
結果、普通にデジカメを進めて終わった、つくづく駄目人間だと思った、メールでは普通に返信してるのに
学校では目もあわせない、俺は本当に情けない男だ
こんな感じで今の日常生活に続く
280266:2006/01/22(日) 21:58:24
今まで長い文章に付き合っていただき本当にありがとうございました、
レスエディタで、書いてそのまま送信してたので、文をまとめたりしていなく
とても読みにくい文章だと思います。

今まで読んでいた方々に意見を聞きたいのですが、どうでしょうか?
俺に対してとか、文章についてでも、恋愛とはこういうものだとか、なんでも良いんでお願いします
281恋する名無しさん:2006/01/22(日) 22:06:12
つまらん意地張らないで、素直に接するだけでいーだろーに。
282恋する名無しさん:2006/01/22(日) 22:13:44
俺、個人的にA嫌い
283恋する名無しさん:2006/01/22(日) 22:48:31
ってか友達変えたら?
284恋する名無し:2006/01/22(日) 23:13:25
君が彼女の事を本心でどう思ってるのかはわからないけど、
確実にそのまま卒業したら後悔するよ。
目を合わせないのは、
もう嫌いならしかたないけど、自分の本心を隠すためとか、
どう対応していいかわからなくてしてるなら、確実に向こうは自分を責めてきずつくよ。
個人的に会って、自分の想いをいいことも悪い事でもいい。すべて伝えてみたら?
そこまではしなくてもせめて何かアクションを起こして欲しい。
このまま終わるんはなんか納得いかない!!
勝手に言いまくってすいません。
でも今のままでいいなんて選択肢は自分的にはいやなんで・・・。
285恋する名無しさん:2006/01/22(日) 23:31:31
ここ最近のage進行うぜー
286恋する名無しさん:2006/01/23(月) 01:33:50
結局Aに隙という気持ちははっきり伝えてないんだよね?
それなら素直な気持ちを伝えてみたらいいんじゃないのかね。
それでだめだったのなら思いっきり傷つけ。泣け。
焦ってタイミングは外さないように。素直に、ね。
287恋する名無しさん:2006/01/23(月) 18:26:39
なんか意見とか求めてるけどココって自分の思い出をこぼすように書き込む
美しいスレだった気がするんだけど、ちょっとガッカリやわ
288恋する名無しさん:2006/01/23(月) 19:18:40
つーか恋愛相談ならよそでやれよ
289恋する名無しさん:2006/01/23(月) 19:21:03
スマン
ageちまった・・・
290266:2006/01/23(月) 23:13:44
まったく詰らん意地でした…
結局Aにはちゃんと好きだってことは伝えていません、
しかしもうかれこれ1年が経つんで、今更なんだよって感じです

スレ汚しすんませんでした
291恋する名無しさん:2006/01/26(木) 15:24:45
age

マテルヨ
292恋する名無しさん:2006/01/26(木) 15:54:12
高校の時の元彼のはなし・・・
高校1年の時に、かっこいい先輩をみつけた。
友達と、キャーキャーいいながら、憧れてた。
2年生になって、彼が私と付き合いたいとの情報を入手。
その時付き合ってた男と別れて、憧れてた彼をゲット。
毎日が幸せで、初チュウの時なんて意識失いそうな位幸せで、
一緒に花火大会に行った時は、私が前に座って、
彼が後ろから抱きつくように座って、ドキドキが聞こえないか、
心配で、花火なんて目に入らなかった。
初エッチの時は、私が緊張して、濡れなかったから、
なかなか入らなくて。彼はストップしてくれた。
大切にされてるんだなって思った。
その彼とも別れてしまったけど、
いまだに忘れられません。
愛しています。心から・・・
293恋する名無しさん:2006/01/26(木) 21:30:58
>>292
ふむ…
いまいくつなんだろう?
今のその気持ちを大切に
294恋する名無しさん:2006/02/01(水) 10:46:47
ageてみよう
295恋する名無しさん:2006/02/01(水) 18:35:44
良いスレですな。。。チコットロムらせてもらおっとw
296恋する名無しさん:2006/02/05(日) 17:02:07
最近、書き込みないね・・・・
クオリティ落ちたからか?
誰かLOVE STORY ない?


マテルヨ
297七隈線利用者:2006/02/05(日) 21:28:48
あげ
298恋する名無しさん:2006/02/05(日) 21:56:37
>>297
福岡多すぎwww
299学研都市線利用者:2006/02/10(金) 06:04:37
あげ
300恋する名無しさん:2006/02/10(金) 09:26:18
二年も前に別れた元カレの話。彼は私にとって初めての彼だった
出会ったきっかけは同じクラス。彼はものすごく明るくてクラスの人気者。そんな彼に憧れ、いつしか恋してた
友達に協力してもらって、メールを始めて一ヶ月…自分から勇気をだして告白した
それから二年間いっぱい素敵な思い出を作った。私には人に言えないような悲しい過去があったんだけど、彼はその過去さえ一緒に泣いて受けとめてくれた。私には彼しかいなかった…結婚するって言ってたのにね
何が私達をダメにしてしまったんだろうね?私は今でもあなたの事大好きだよ。
301恋する名無しさん:2006/02/10(金) 15:07:56
>>300
詳しく
302恋する名無しさん:2006/02/10(金) 15:22:32
>>300
マテルヨ  マテルヨ
303恋する名無しさん:2006/02/10(金) 19:22:54
>>300です
レスありがとうございます。
彼とは前に書いた通り二年間付き合ってました。放課も帰りもいつも一緒でみんなから羨ましがられるような付き合いをしてました。
クリスマスには手編みのマフラーを編んだり、バレンタインにはおっきなハートのケーキを作ったり…彼の自慢の彼女でいるためにいっぱい頑張りました。彼はそんな私をとても愛してくれて、わたしたちは幸せな時を過ごしました。
でも時には喧嘩もいっぱいしました。彼が女の子と仲良くしたこと。私がバイトが忙しくて彼と一緒にいる時間をつくれなかったこと…傷付けあうこともあったけど二人で乗り越えてきた。けど…
大学受験を意識するようになると、お互い連絡を取らないようになりました。連絡をしなくなり一ヶ月…彼が女の子と仲良しだという噂を聞いた私。彼を信じれなくなりました。
そしてその日彼と廊下ですれ違ったのですが…お互いに目をそらしました。まるで他人のように…
この瞬間私は別れを決意し、夜彼に電話しました。彼なら別れたくないと言ってくれると心の中で期待しながら…
けどね…もうダメだったみたい。彼がとめてくれることはなかった。言葉では強がってたけど、その夜は声をあげて泣き続けた。
昔の二人に戻りたいと願いながら…
304恋する名無しさん:2006/02/10(金) 20:25:02
今北
>>300
そっか…若い時の恋って後々なんだか悔しくなるよね…
まだ話しておきたいことやかきとめておきたいことある?
305恋する名無しさん:2006/02/10(金) 22:48:15
>>300
>私には人に言えないような悲しい過去があったんだけど

もしよろしければ・・・聞かせてください・・・

いっしょに泣きたいんで・・・
306恋する名無しさん:2006/02/11(土) 00:53:58
>>304さん
今まで書いたのは私の気持ちのほんの一部です。彼への気持ちは書ききれない程あります。でも今は彼と出会えた事に感謝してます。人を本気で愛することが分かったから…
>>305さん
悲しい過去とは…レイプされた事です。あと身内にも無理矢理されました。だから夜は毎晩その悪夢にうなされてました。辛くて誰にも話せなかったのですが…彼だけは信用できたので全てを打ち明けました。
そしたら彼は…泣きながら「もっと早くお前と出会えてたら…俺が助けてやれたのに…くやしい…これからは何があってもお前を守るから。こんな辛い思いさせないから。ずっと一緒にいるから」と言ってくれたんです。
この瞬間生きてて良かったって、彼と出会えて良かったって思いました。
307恋する名無しさん:2006/02/11(土) 01:44:04
必然か偶然かそれはわからないけど、人生に起こる事は何か意味があるのだろうか。
今このときこの瞬間を、誠実に真摯に生きていたら、また新しい道が開けると信じたい。
偽り無く、自分の人生の一歩一歩を刻んでいきたいと思うのです。
心の宝石箱にしまわれた輝きの数々、ほんの一つもなくさぬように大切に大切に・・
306さんの未来に幸あれ!
308恋する名無しさん:2006/02/11(土) 02:17:42
>>307さん
素敵な言葉をありがとうございました。とても心に響きました。このスレは本当によいスレですね。私がこのスレと出会えたのも何かの運命かな…?

他の方のラブストーリーも聞きたいのでロムりますノシ
309恋する名無しさん:2006/02/11(土) 17:14:09
前スレ@クラスの長編に久しぶりに出会いたい。
310恋する名無しさん:2006/02/11(土) 21:32:26
>>308
いい人と出会ったんだね。
きっとまたいい出会いがあるよ!!
俺書けないから次の人マテルヨ
311恋する名無しさん:2006/02/12(日) 09:38:27
age
312恋する名無しさん:2006/02/12(日) 10:25:50
長くなりますが、私は今までいろんな人と恋をしてきました。
最初に初めて付き合った人は、学校の生徒会長でした。その先輩とは手をつなぐことすらありませんでした。別れたあと、友達に体目当てだったと聞かされました。
次に付き合った人は、喧嘩のたびに、私はわがままな人だと言い張ってました。電車の中で痴漢にあったとき、そのことを告げると「自分の身は自分で守れ。僕はボディガードじゃないんだ。」と、言われました。
毎回約束を破る彼に不信感を抱いていたのですが、その言葉で私はどん底に突き落とされた感じになり、別れました。
3人目は、体にしか興味がない、そんな人でした。私は、この人のときにはもう、男の人を信じられなくなっていました。
でも、今付き合っている彼は今までの人とは違いました。
彼とはチャットで出会い、いろんなこといろんなことを相談しました。相談したり会ったりするうちに、いつのまにか彼と話していくことが楽しくなっていました。
そして、ある日彼は、いきなり私を抱き締めて、こういいました。
「俺でよかったら、○○の傷を、俺の一生をかけて消させてくれないかな。俺は体目当てなんかじゃない。お前のことが心底好きなんだ」と。
この時、私は彼にかけてみようと思いました。彼といると、昔のことを忘れられるから…。
今は、毎日を幸せに過ごしてます。彼がずっと私のそばにいてくれることを願いながら…。
313恋する名無しさん:2006/02/12(日) 13:46:16
ふぅ(´・ω・`)
314恋する名無しさん:2006/02/12(日) 14:31:18
>>312
いい男に出会ったね。お幸せに…彼はきっと傍にいてくれるさ。
315恋する名無しさん:2006/02/12(日) 17:34:34
214さん、ありがとう(*^_^*)
316恋する名無しさん:2006/02/12(日) 21:08:48
(。Α。)
317恋する名無しさん:2006/02/13(月) 09:25:19
しばらくsageで
318恋する名無しさん:2006/02/13(月) 21:36:22
(・ω・`)
319恋する名無しさん:2006/02/14(火) 23:43:26
age
320恋する名無しさん:2006/02/15(水) 16:41:38
いい話だなぁ
321恋する名無しさん:2006/02/16(木) 01:44:51
age
322恋する名無しさん:2006/02/18(土) 22:26:31
age
323恋する名無しさん:2006/02/20(月) 13:17:25
ラブストーリー
マテルヨ
324恋する名無しさん:2006/02/20(月) 13:29:07
今、スレ読みました
くるりさんのまっすぐなチカさんを想う気持ちがすごく素敵でした
新しい恋はしていますか?もしよかったらアタシと・・・なんてw
325恋する名無しさん:2006/02/22(水) 12:46:25
保守
マテルヨ
326恋する名無しさん:2006/02/23(木) 20:45:10

327恋する名無しさん:2006/02/26(日) 23:43:30
age
328恋する名無しさん:2006/03/04(土) 12:27:16
age

卒業シーズンだな…
誰かラブストーリーないか?
329恋する名無しさん:2006/03/04(土) 23:22:26
来週あたり、上手くいったらラヴストーリィもってくるよ保守
330恋する名無しさん:2006/03/04(土) 23:29:37
去年のバレンタインだったか、人目を気にせず泣いてたおまえ
好きな人にフラれたとかじゃなく、女友達に手作りのパンケーキをばかにされて悔しがってた
みんな冗談で言ったのに、空気も読めずに机にふせてた
仕方ないからおれが近づいて「ごめん、ごめん、ばかにして悪かったよ」そう言って誤魔化した
さすがに、女友達に言われた一言が原因だなんて思われるのは嫌だろうから
それから、おれはアイツのことを意識せずにはいられなかった
いつも気丈で、元気だけが取り柄のような女が泣く姿は、おれを動かすに十分だった
331恋する名無しさん:2006/03/05(日) 08:40:02
続きマテルヨ
332恋する名無しさん:2006/03/06(月) 12:34:24
マテルヨ
333たか:2006/03/06(月) 23:05:51
携帯からだけど書こうかな?
334恋する名無しさん:2006/03/06(月) 23:21:01
>>333
yoro
335たか:2006/03/06(月) 23:29:48
俺は今年高校を卒業したものです

今年の7月俺のクラスに転校生が来た。
その子は一週間くらい保健室登校していた。そこで学年の個人写真をみてたらしい。そこで気にいったのが俺だったらしい。
そして彼女がクラスに初めて来た。みた目…普通。自己紹介では何かサバサバしてる子だなあって思った。
336恋する名無しさん:2006/03/07(火) 01:04:01
くるりサンと新成人サンの話が良かった
特にくるりサンの話泣きそうになった
337たか:2006/03/07(火) 01:23:18
7月下旬
彼女(R)がクラスになじんだ頃俺の友達の彼女(ミク)から聞いた話だが俺たちのグループが好きらしい。

文化祭
高校最後の文化祭なのでまんな楽しんでました。俺はバンドに出るわけでもなくただひたすら暑い日差しの中焼そば焼いてた。
338たか:2006/03/07(火) 01:28:26
Rは同じクラスの俺の親友のシンジのバンドを見に行っていた。俺は、シンジの事が好きなんだなって思った。
文化祭の夜クラスの仲良しメンバーで打ち上げした。
みんなだんだん酔っ払って盛り上がった。なぜか俺の隣にはRがいた。
「飲んでる?」とか他愛もない会話しかしなかった。俺は酒が強かったので平然としていた。そしてみんなで恐い話をする事になった…
339たか:2006/03/07(火) 01:32:27
Rは恐い話が苦手だから席を立とうとした。俺もトイレに行こうとして立った。そして二人きりになった。階段でいろいろ話をした。Rからメルアドを聞いてきた。部屋に戻るとみんなは寝ていて、場所が無かったから二人で下の部屋に行って添い寝した。
この時俺はRと付き合うんだな…って心のどこかで思ってた気がする。
340たか:2006/03/07(火) 01:33:42
反応ないんで寝ます(^^
341恋する名無しさん:2006/03/07(火) 01:34:40
見てるのにな〜
342恋する名無しさん:2006/03/07(火) 01:34:54
ワクワクテカテカ
343恋する名無しさん:2006/03/07(火) 01:35:52
寝るな〜
344たか:2006/03/07(火) 01:42:28
明日朝早いんで…
また来ます!
345恋する名無しさん:2006/03/07(火) 11:58:21
sage進行で行かね?
346恋する名無しさん:2006/03/07(火) 12:56:44
マテルヨ
sage了解
347たか:2006/03/07(火) 23:08:27
今日も少し書くか…

飲み会が終わって夏休み突入。俺の学年は一応進学高なので俺たちはほぼ毎日学校へ行き顔をあわせた。
メールも毎日Rの方から来た。「好き」というメールも来た。

8月 花火大会
もちろんRと一緒に☆彼女は黒い浴衣でとても綺麗だった…思わず可愛いとつぶやくとRが照れた顔がさらに可愛いかった…
348たか:2006/03/07(火) 23:14:41
迷子にならない用に手をつなぐとRはすごく嬉しそうに寄り添ってきた…
地元なので学校の友達ともたくさん会った。でもこの時の俺は無敵だった…むしろ見せ付けてやりたかった。
花火もクライマックス。話が途切れた…そこで俺は「今日あれ俺の彼女な!」と。花火の音で聞こえなかったからか「何?」とR…
もう一番告白するとめちゃくちゃ喜んでた。
花火大会が終わり二人で線香花火をした…
349恋する名無しさん:2006/03/08(水) 00:58:49
ええ感じ。それから?
350恋する名無しさん:2006/03/08(水) 16:52:06
sagesagesagesagesagesagesagesagesagesagesage
351たか:2006/03/08(水) 22:09:10
>>348
まあこんな感じで付き合いました。毎日一緒に帰ったりしました…でも付き合って一ヵ月くらいしてメールが来ました。
「もう終わりにしよう?あなたが私の事好きかわからない…」と。たしかに俺はいつもうさがってました…かなり傷つける用な事を言っていました。
俺は今までことごとく元彼に振られてきたのでRだけは失いたくないと思い電話をして止めました。
そして崩壊の危機を免れた俺たちでした…
352たか:2006/03/08(水) 22:13:11
次の日学校の帰りに近くの公園に二人で行きました。
そこでキスをしました…夏の終わりの甘いキスでした。キスをしてからめちゃくちゃラブラブになりました。休み時間にイチャついてみたり…幸せな日々…でもそう長くはつづきませんでした…
353恋する名無しさん:2006/03/10(金) 14:03:02
age
354恋する名無しさん:2006/03/11(土) 00:20:01
なんだかな〜
人の文に文句言うのもアレだけどなんかね・・・
355恋する名無しさん:2006/03/11(土) 21:46:58
小学生かな?
背伸びしてても良い!頑張ってかいてみて(^^)
356恋する名無しさん:2006/03/12(日) 09:49:00
過去スレ読んできた。@が秀逸だっタ
357恋する名無しさん:2006/03/12(日) 14:09:36
過疎ってきたねぇ…
また盛り上がりたいな…
358恋する名無しさん:2006/03/12(日) 22:12:20
みんなに賛同されてる@をみたいが過去スレはどうやったら読めるの?
359恋する名無しさん:2006/03/12(日) 23:39:17
>358
「にくちゃんねる」で検索して観れるよ
360恋する名無しさん:2006/03/13(月) 04:16:33
>>355
>小学生かな?
あたたかく見守ってるようでナニゲに毒のあるレスw
361恋する名無しさん:2006/03/13(月) 17:53:00
LoveStory
362恋する名無しさん:2006/03/13(月) 21:52:32
@の話だけど
マリアがひどい女だと思うのは俺だけ?
まぁそれでもすきだったんだからいいけど、人良すぎだよ@
363恋する名無しさん:2006/03/14(火) 07:22:37
確かにマリアは勝手だけどみんな多かれ少なかれズルイところあるんじゃない?
あと@は「好き」ではなく「愛して」いたんじゃないかな
364恋する名無しさん:2006/03/14(火) 12:36:36
そうだね、愛に対してのレベルがちがうんだろうね
素敵だよ
365恋する名無しさん:2006/03/16(木) 09:56:14
期待age
366うぃ:2006/03/17(金) 00:00:15
結局話ができなかった俺の話聞きたい?
367恋する名無しさん:2006/03/17(金) 00:24:05
>>366
頼む
368恋する名無しさん:2006/03/17(金) 00:28:38
うぃ
マテルヨ
369うぃ:2006/03/17(金) 14:20:58
ぇえと、あれは、去年の春だった。俺は受験生として受験勉強やってた。頭の悪い俺は補習授業を塾で受けることになった。そこで俺は、彼女に会った。
370恋する名無しさん:2006/03/17(金) 14:48:05
早く続き マテルヨ
371恋する名無しさん:2006/03/17(金) 15:21:49
うぃマテルヨ
372うぃ:2006/03/17(金) 16:09:41
はじめて会った時は、ジャージ姿で周りに比べ少し目立った感じ。ただ携帯いじってた。その瞬間に目が合ってとてもかわいいって気付いた。
373恋する名無しさん:2006/03/17(金) 16:21:07
俺より先に寝るな
俺より先に起きろ
俺より稼ぎがいいのはどうしてだ??????
374うぃ:2006/03/17(金) 16:22:52
やがて彼女とは、授業がある日には2、3回多い時は5回目が合った。いつしか最初は嫌がってた補習授業も楽しみになっていた
375恋する名無しさん:2006/03/17(金) 16:26:00
うんうん
376恋する名無しさん:2006/03/17(金) 18:54:02
やがて補習授業も終わり、彼女と会う事もなくなり少しがっかりしてた。でも、今さらそんなこといってもしょうがないので、勉強にのめり込んでいった。
377恋する名無しさん:2006/03/20(月) 23:28:59
で?終わりかよっ!
378恋する名無しさん:2006/03/21(火) 07:19:54
ここも純恋のスレも最近低迷だね
あのスレみたいな書き手はもう現れないのか
まーあのスレも途中放棄されたが

優れた書き手マテルヨ
379恋する名無しさん:2006/03/21(火) 15:23:44
age

マテルヨ
380恋する名無しさん:2006/03/21(火) 18:37:09
貴方が好きで
好きで
好きです
381踏み逃げ一番:2006/03/22(水) 00:32:16
>>373
藻前は荒らし屋か?
382恋する名無しさん:2006/03/24(金) 00:19:04
あげ
383恋する名無しさん:2006/03/25(土) 20:08:46
失恋話続いててあれだけど、書いていい?
384恋する名無しさん:2006/03/26(日) 00:53:15
>>383
頼む
385383:2006/03/26(日) 09:24:56
おはようございます
んじゃ、拙いけど話を書きます・・・

-------------------------------------

三ヶ月とちょっと前、まだ私とSは「知り合い」未満の関係でした。
私とSが近づいたきっかけは、私の失恋だったのかもしれません。
その頃、私は失恋をして傷心の想いでした。
私はその痛みから逃れたくて以前よりも大胆に女友達との交流の幅を広げ、はやく失恋を忘れようとしたのです。
その女友達の中に、Yがいます。彼女は私と色々な面で張り合える、とても良い友人でした。
その友人Yの側にいたのが、Sでした。

ただ友人Yの付き添いとしか認識していなかったSとの距離が近くなったのは、席が隣になったときだと思います。
私もSも人付き合いが嫌いじゃなく、そして互いに寂しがりやでした。
隣になってすぐに、私達は休み時間にはおしゃべりをして時間を潰すような仲になりました。
386383:2006/03/26(日) 09:37:25
私の前回の恋は、私にとって辛いものでした・・・。
友達としては良い関係だった相手にようやく告白したのはいいけれど、フラれた挙句以前のような友達の関係には戻れませんでした。
だから、Sのこともただの友達として、好きにならずに良い関係を保とうと・・・努力したのです。
けれどやはり、そう思えば思うほど私はSのことを意識してしまいました。
だから、せめて進級してクラスが別々になるまではこの気持ちを隠してSと接しよう、そう決めたのです。

私の友人Y、彼女の席も私とSの席の近くでした。
私はYがその席に居るときはSよりも彼女を優先して声をかけました。
想いを隠すために、私は彼女が一番大切な人なんだと、私の全ては彼女だと、そう演じました。
実際、Yは私にとって最も尊敬する友人で、想いを寄せているSよりも大きな存在だと言えました。
Sは私の演技を真に受けて、よく私とYの関係をからかいました。
387383:2006/03/26(日) 09:47:06
3月。
春になったことで、クラスもにわかに恋の話で賑わいだし、Sもそんな話をよく私に持ちかけました。
私は澄ました顔で、内心戸惑いつつ話を聴いてあげました。
そして色々と聴いているうちに、Sが想いを寄せる人が見えてきたのです・・・そう、友人Yです。
Yが好きなんだ・・・まるで哀しみも嫉妬心も湧かずに、ただ漠然と感じました。

直接Sからその言葉が出たのは、もう春休みが目前に迫ってきた頃・・・。
待ちに待った春休みということでクラスも、Sも朝から異様に盛り上がっていました。
だからこそ、こんな話になったのでしょう。

「誰が好きなの?」

Sの口から出たその言葉に私は一瞬息が詰まりました。
いるのいないの、一悶着しているうちにSから告げられました。
自分の好きな人はYだ、と。

Sの片想いでした。
巧くできているかは自分ではわからないけれど、私は「Sの友達」「Yの友達」を演じて
告白しないの、とSをからかいました。Yは私のだから、ともいってみせました。
388383:2006/03/26(日) 10:15:27

SとYは私が二人と出会うよりずっと以前からの友人で
SがYに恋心を抱き始めたのも、私と出会う前だった。
二人の間には私が入り込めない時間が流れているんだと気付いたときは、少し淋しい想いがした。
けれど、自分でも不思議なくらい嫉妬は抱かなかった。
SもYも、私にとっては「好きな人」だから、二人のことをなにもかも受け止められる気がした。
389383:2006/03/26(日) 10:23:33
このクラス最後の日、その帰り・・・
私はSを呼び止めました。
「今日で最後だろうから、私の秘密教えてあげる」
私が口元に手を当てて内緒話の合図をすると、Sはなんの躊躇もなく私に耳を寄せました。ちょっと嬉しい。
私は背伸びして、少し背の高いSの耳元に、小さく、想いを呟きました。

「好き」

本当は山ほど言ってやりたいことがあったけれど、二文字言うだけで精一杯でした。
それをきいたSは暫しの硬直後、まるで空と海が反転したかくらいに慌てふためきました。
まさか私がそんなことを想っていたなんて想像もしていなかったらしく、
そのSの反応をみて、「友達」演技は完璧だったんだなと一安心。
それと同時に、私の言葉でこんなに慌てるSが可笑しくて、嬉しかった。
私の言葉で、少しでもどきどきさせられたのなら、それでよかった。
返事は、ききませんでした。元々彼女になりたいという気を起こしたことはなく
ただ好きだという想いだけだったんです。

そのあとも普段のノリで会話して、最後に、いつもどおり互いに「バイバイ」と言って帰りました。
390恋する名無しさん:2006/03/26(日) 10:35:42
もう一度会ったときも、私達は「友達」でした。
Sも最初は自分のしたことに・・・多分私を傷つけてしまったと思ったんでしょう・・・
そのことで少し落ち込んでいたようですが、私の気持ちを理解すると
自然とSとYの話をしてくれました。
私は心から応援してるという気持ちで話をききました。

「春だねぇ」
私がそう呟くと
「アンタも春だったでしょ」
二人で笑いました。

-------------------------------------

少女漫画の、ヒロインじゃない少女の恋です。

今はまだ少し肌寒いけれど、暖かくなったら失恋ソングとサヨナラして
大好きなLoveSongを聴こう。
そんなことを想いながら私は風に揺られて歩き出しました。

それは私がずっと、ずっと願っていた優しい恋でした。


おしまい
391恋する名無しさん:2006/03/27(月) 00:37:51
今の季節にぴったりのいい話をありがとう。
よかったです。
392恋する名無しさん:2006/03/28(火) 01:14:10
?????????????????????
393恋する名無しさん:2006/03/29(水) 21:09:13
>>383
383とYとSは、全員女性??
無粋な言い方になるけど・・・同性愛ってこと???
394恋する名無しさん:2006/03/30(木) 03:03:15
Yは女、Sは男、書いた人は女じゃないの?
395恋する名無しさん:2006/03/30(木) 03:51:57
>>392
!!!!!!!!!!!!!!!
396恋する名無しさん:2006/04/02(日) 22:18:55
期待age
397恋する名無しさん:2006/04/06(木) 03:48:30
age
398恋する名無しさん:2006/04/09(日) 20:24:33
新しい話聞きたい
399恋する名無しさん:2006/04/10(月) 19:48:45
このスレのまとめサイトみたいなの作ってくれる有志はいないかな?
T、UとかDAT落ちしてて見れない人もいるだろうから、
まとめサイトがあるとここももう少し盛り上がる気がする。

他力本願でごめんね。
400恋する名無しさん:2006/04/10(月) 20:11:46
400げと
401恋する名無しさん:2006/04/10(月) 21:03:13
いいねぇまとめサイト
どなたかおながいします
402恋する名無しさん:2006/04/11(火) 23:42:42
まとめ有志期待age



語り部募集age
403恋する名無しさん:2006/04/13(木) 20:49:14
New Story テラボシュー!!
404恋する名無しさん:2006/04/16(日) 17:33:49
まとめマジ欲しい
405恋する名無しさん:2006/04/20(木) 23:37:19
あぶね落ちちゃうじゃんかage
406恋する名無しさん:2006/04/23(日) 16:02:50
NEWストーリー期待
407恋する名無しさん:2006/04/25(火) 01:08:34
前にラブストーリーを書いた者です
久々にこのスレ覗いてみたんですけど
一部の人に支えられてるって感じでいいですね
新しい話くるまでマッタリ雑談でもしますか、スローペースで
408恋する名無しさん:2006/04/25(火) 08:14:47
>>407
どんなストーリーを書いてくれた方なんでしょう?
このVから見始めたもので・・・
私もこのスレ大好きです。
いつか自分の体験談(現在進行中)も書けたらいいなと思ってます。

新しいお話がくるまで、勧誘の意味をこめて上げますね。
409恋する名無しさん:2006/04/25(火) 08:21:44
雑談はいいです。
410恋する名無しさん:2006/04/25(火) 08:26:12
I need you ケンカばかりでも
411恋する名無しさん:2006/04/25(火) 08:44:03
自己慢かもしれませんが、ちょうど現在進行形なのでヒッソリと書かせて
下さい。
412恋する名無しさん:2006/04/25(火) 08:57:24
【リアルな恋】

毎日同じ繰り返しの日々が続いていて、今日もいつも通りネットに接続
「○○○おもしろい」こんなレスが目についた。そう出会い系の・・・

私はもちろん冗談のつもりで投稿してみた
冗談で投稿したから、もちろん相手には写メ有りを要求w 以外にこう
言うのって何十通も来るもんなんだと適当に見ていたら一通私の目と手が
止まった…。『メールしない?』たった一言のメールだった
413恋する名無しさん:2006/04/25(火) 09:08:46
私は何故か気になり画像を開いてみた。
第一印象は 本当に今時の男の人 焼けた肌に少し長めの襟足 何で
こんな人が出会い系なんて見てるんだろう?本当に不思議に思った

『初めまして、メールありがとうございます☆』私は彼に自然とメールを
返していた・・・。
414恋する名無しさん:2006/04/25(火) 09:38:48
新しいストーリーが始まったので支援sage

続きマテルヨ
415恋する名無しさん:2006/04/25(火) 11:38:03
メール送信後10分くらいたった頃『初めましてタカシです。年は22』と
返信がきた。どうやら彼は私より2つ下みたい、そして何て返信しようか
迷っていたらタカシから『電話しない?』って…。一瞬自分の目を疑った
だって文字だけの世界から突然 リアルに戻された感じがしたから
私は困った本当に何て返信していいか…。でも何故か心が私の手を
動かせた。『ウィルコム持ってる?ウィルコム持ってたらウィルコムで
話そうよ☆』
416恋する名無しさん:2006/04/25(火) 14:16:40
>>408
それはヒミツです

続きマテルヨ
417恋する名無しさん:2006/04/25(火) 16:34:42
『持ってるよ、なら番号教えて』タカシから速メールがきた。私は
驚きと不安を隠しきれず『いや、タカシ教えてよ。そしたら掛けるから』
私の頭の中は どうしようも無いほど乱れていた。今までの恋愛に
疲れきり現実から目を反らせネットの世界に身を投じていたから…
しばらくしてタカシから『070********だよ』とメールがきた。
正直 自分自身何故あの時タカシに電話したのかいまだに分からない…
私は不安からか非通知でその番号にかけた
418恋する名無しさん:2006/04/25(火) 17:06:31
【トゥルルルルルル♪】何度目のコールでタカシが出たかは覚えてない
『はい、もしもし』想像していた声とは少し違い、ちょっと鼻詰まりな
もの優しげな穏和な声と言う印象だった。私は『あっ、もしもし…』
『何で非通知なの?笑』何て話しかけたら良いのか分からなかった私に
タカシから笑いながら話てくれた。不安だから何て言えなかった私は
『えっ?非通知になってた?』ととぼけた。察したのか『警戒してる?』
419恋する名無しさん:2006/04/25(火) 18:09:02
ワクワクテカテカ
420恋する名無しさん:2006/04/25(火) 18:29:25
おっとっと新ストーリー始まってんじゃん
マテルヨ
421恋する名無しさん:2006/04/25(火) 19:27:57
私はタカシに精一杯不安な気持ちを悟られないよう必死に『えっ?
非通知になってた?設定変えなきゃ』と言って誤魔化した。タカシは
『はいはい』と まるですべてを見透かしているかのように笑った
そんなこんなで私達は少しづつお互いの事を話し始めた。まるで糸が
ほどけたかの様に…。仕事の事や住まいや恋愛観、そして何でこの
サイトをしたのか?見たのか?と。今思うとこの時点で私はタカシと言う
蟻地獄にハマってしまった蟻だったんだろう……
422恋する名無しさん:2006/04/25(火) 19:37:51
タカシと私は それから何時間話したのだろう?気が付いたら夜中の
3時過ぎていた。『明日仕事大丈夫?』と私は聞いた『うん、毎日は
無理だけど、たまにはこう言う日があってもね』とタカシは答えた
数時間話をしていてタカシの事が何故か気になった、まだこの時点では
恋としての気になるではなかった。ただ何て言うか本当に気になる人に
なっていった…。 そして私達はその日 電話を切った。メールの
約束も電話の約束もせず…
423恋する名無しさん:2006/04/25(火) 19:46:01
wkwktktk
424恋する名無しさん:2006/04/26(水) 01:03:31
wakuwaku
425恋する名無しさん:2006/04/26(水) 17:55:51
朝と言うより昼に私は起きた。昨日の出来事は夢であったのではないかと
思い私は携帯を井野一番に確認した。見たことの無い番号を確認
夢で無かったんだと再確認した。けど私達はメールの約束も何もせずに
切った…。私の心が動いた『また話したい』私はタカシに思いきって
メールを打った、『昨日は楽しかった。でも朝ちゃんと起きれた?
またタカシと話がしたい』
426恋する名無しさん:2006/04/26(水) 19:45:45
続きマテルヨ
427恋する名無しさん:2006/04/27(木) 03:21:17
どきどき
428恋する名無しさん:2006/04/28(金) 03:16:51
あれっ?続きは?
マテルヨ
429恋する名無しさん:2006/04/28(金) 14:10:02
また…か?
また途中放(ry
430恋する名無しさん:2006/04/28(金) 14:46:28
ん?現在進行系ってあったけど、ここまでってこと?
431恋する名無しさん:2006/04/28(金) 16:28:50
ここまできて・・・まさか・・・ね。
途中放棄なんてあるわけないよね。
もう人を信じられなくなるよ・・・。



まさかライブ情報でつか?w
432恋する名無しさん:2006/04/28(金) 21:56:15
って言うかオレ達が急かしすぎなのかな?
なんとなくそんな気もする…
ラブストーリーに飢えてるのか?
でもついつい毎日覗いてしまうんだよなぁ…

続きマテルヨ

若しくは過去の語りべ降臨期待。
過去の語りべやみんなの雑談によって心が軽くなって、勇気がなくて語られなかったラブストーリーが語られることを期待。
433恋する名無しさん:2006/04/29(土) 00:02:57
雑談、マテルヨ
434恋する名無しさん:2006/04/29(土) 00:04:10
落とさせない!age
435恋する名無しさん:2006/04/29(土) 12:53:25
雑談はいらない。
過去の語り部の降臨も不要。
後日談みたいなものを報告してくれるのなら歓迎だが、
このスレをそこら辺に転がってる雑談スレにしてまで
盛り上げることもないだろうと思う。

ここはみんなが秘めている大切な想いを綴る場。
436遅くなりました:2006/04/29(土) 16:58:03
メールの返事が来るかも分からない状態の中 送信後 いつ鳴るのか
分からない携帯を握り締めていた。何をするにも手に着かず、ただただ
タカシから返事が来る事を一人祈りボケ-っとテレビを見ていた…
何時間たったかは覚えていないけど『チャラララ〜♪』柴崎コウの
グリッターが部屋に鳴り響いた。タカシからだ!私はタカシのアドは
着信音を別にしていた。胸が高鳴りながら私は開いた。何て返事が来る
かも分からない状態なのに。『いま休憩なんだ。仕事が終わったら電話
するね』 私は、何時に掛ってくるかも分からない電話を待った
437恋する名無しさん:2006/04/29(土) 17:07:28
何をするにも手が着かず気が付いたら22時半が過ぎていた。タカシから
電話は今だに来ない…、やっぱり面倒臭いのかな?と思っていた瞬間
電話が鳴った。『もしもし、遅くなってごめんね。今帰り道なんだ』
私は緊張のあまりタカシに気の効いた言葉一つかけられずに『ああ、うん
別に大丈夫だけど…』どうしてお疲れ様、電話ありがとうの一言も
言えない自分が嫌になった。そんな私にタカシは優しく『ミキからの
メール嬉しかった、俺もミキと話がしたかったから』私は、そんな風に
タカシが言ってくれるとは思わなかった。けど どうしても素直に
タカシに素直な気持ちを言葉にして伝える事が出来なかった…
438恋する名無しさん:2006/04/29(土) 20:08:59
そう、まだこの時は素直になる事を恐れていた…。でも こんなにも人を
好きになり相手を思い涙し素直に感情をぶつけられる日が来るのは
そう遠くは無かった…。

私は何故だかタカシと話すと落ち着いた、人との会話が楽しいと思った…

それから私達は夜中の三時過ぎまで延々と話ていた、特に恋愛観を中心に
話していた。もっとタカシを知りたいと思う様になっていた私は
思いきって聞いてみた『彼女居るの?』
439恋する名無しさん:2006/04/29(土) 22:09:07
いつのまにか再開されてる!
続き、マッタリマテルヨ
440恋する名無しさん:2006/04/30(日) 11:27:59
マテルヨ
441恋する名無しさん:2006/05/01(月) 22:59:51
つづき・・・・・・ま・・て・・る・・・・・・グハッ
442恋する名無しさん:2006/05/02(火) 21:07:38
率直に言います、タカシに振られました。今まだ少し書くのが辛いので
もう数日したら一気に全部書かせて下さい。すみません…
443恋する名無しさん:2006/05/02(火) 23:49:18
マテルヨ;;
444恋する名無しさん:2006/05/03(水) 01:05:16
まじか・・・。
マテルヨ
445恋する名無しさん:2006/05/03(水) 07:32:29
現在進行形の怖さ…

(´・ω・`)

ゲンキダシテ…マテルヨ
446恋する名無しさん:2006/05/04(木) 07:01:58
>>442
あわてなくていい。
書くのは思い出になってからでもいいんだ。
447恋する名無しさん:2006/05/04(木) 07:45:20
んじゃ新しい語り部募集ってことでアゲルね

マテルヨ
448恋する名無しさん:2006/05/04(木) 07:48:51
何で見てるの?
449恋する名無しさん:2006/05/04(木) 08:56:39
僕は好きな人がいました。好きで、好きすぎて彼氏がいるのにずっと二人の間を見守りながら彼女の相談にのってました
二年後僕は彼女にずっと好きだったことを告白して付き合うことができました。すごく幸せな時間がすぎました
僕は相手が身体が弱いので医者になることを決め猛勉強で大学に入りました。
しかし、そのために彼女に辛い思いをさせてしまい別れてしまいました、
しかし、僕は彼女を幸せに出来るように必死に勉強を続けました、数年後彼女に会った時走って逃げられました、
僕はもう戻れないことに気付きました、人生の目標を失いました、どうするべきですか?
450恋する名無しさん:2006/05/04(木) 11:51:04
>>449
相談にのってあげたいところだがスレ違いになるので控えさせてもらう。ごめんな。
↓に書いてみてごらん。話を聞いてもらえると思うよ。

濱】何でも相談。くだらない事も即答 その5【マイク
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1145666869/

☆昔愛しあった人と偶然10年ぶりに逢ったパート9☆
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1139269902/

☆必ず誰かが相談に乗ってくれる恋愛相談室88☆
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1146515225/
451恋する名無しさん:2006/05/05(金) 13:52:13
次のお話がくるまでこれ読んでみて

“早く結婚してくれ”
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1131655290/
452恋する名無しさん:2006/05/05(金) 22:35:28
>451
誘導されて一気に読んでみたよ。
最近やっと完結したんだね。5ヶ月待ち続けた住人に乾杯
453恋する名無しさん:2006/05/05(金) 23:23:05
>>452
お前さんは>>451のスレの>>811かい?
あちらの大塚氏もそうだが、お前さんも無事に退院できるよう祈ってるよ。
がんばれ!

スレ違いごめんな
454恋する名無しさん:2006/05/05(金) 23:30:56
>453
dクス
455恋する名無しさん:2006/05/06(土) 07:58:43
新ストーリー募集 マテルヨ
456恋する名無しさん:2006/05/09(火) 10:46:13
保守 マテルヨ
457ろぜ:2006/05/09(火) 12:14:58
今から5年前
あたしがまだ学生だったころの話ですが


4月。期待と不安を持ちながら入学。当時彼氏と別れたばかりで、「新しい恋でもできたらいいなぁ」なんて軽く思ってた
入学式がおわって教室に集まり、まだみんなが少し緊張しながら周りを見渡していたとき、ふとある男の子が目に留まった

彼がこの先5年もの間あたしの心を支配する人だった
458ろぜ:2006/05/09(火) 12:20:25
初めてみたとき
「おしゃれな人だな」
それくらいにしか思わなかった。けどなぜか彼から目を離すコトが出来なかった

入学当時は人見知りの性格のせいか、彼(ラジオ)と話すコトなど出来なかった。でもいつもラジオを見ていた。あの頃はまだ好きなのか自分でも分からなかったが、いま思えば好きだったんだと思う
459ろぜ:2006/05/09(火) 12:26:18
ラジオと普通に話せるようになったのは、夏頃だったと思う

その頃になると自分の中でラジオは「1人の男」で確実にあたしの中で存在が大きくなっていた

でも友達には、相談できなかった。恥ずかしいという気持ちがあったからなのかもしれない。

でもいま思えばこのとき友達に言わなくてよかったと思う

ある日のこと
ラジオの顔が少し疲れていた
460恋する名無しさん:2006/05/09(火) 14:55:13
>>459
Welcome new story !!

全然関係ないが「僕はラジオ」という映画を思い出したw
ラジオさんはあだ名だよね? ぜひ由来を教えてください

それと老婆心ながら・・・次回からはトリップをつけたほうが良いですよ〜
461恋する名無しさん:2006/05/09(火) 14:56:53
ろぜ マテルヨ
462恋する名無しさん:2006/05/09(火) 14:57:56
なぜラジオなのかは後々わかるんじゃない?
463恋する名無しさん:2006/05/09(火) 14:58:58
ろぜマテルヨ。あとsageたら?
464恋する名無しさん:2006/05/09(火) 15:28:16
続き気になるぅ
465恋する名無しさん:2006/05/09(火) 15:33:30
>>460-463
ほとんど1分おきにレスがついててワロタw
おまいらよっぽど待ってたんだなwww
466ろぜ:2006/05/09(火) 15:41:51
「1度目の・・・その1」

ラジオの表情が気になるも、あえて聞かなかった
というよりも自分の中で聞いちゃいけないとなにかが叫んでいた

それから1週間
相変わらずラジオの表情は浮かないままだった

そんなとき友達(ムラ)が「ラジオさぁ最近暗いよね。でもあんなコトあったら仕方ないかぁ」っと言ってきた

あたしはなんのコトだか分からず「えっ?なにがあったの?」と聞いた
467ろぜ:2006/05/09(火) 15:57:39
「1度目の・・・その2」

そう聞くとムラは淡々と話し始めた

まだラジオと仲良くなり始めた頃
各学部で合宿があり、ラジオはその合宿のとき同じクラスの女の子に告白をしてフラれた

そうムラは言った。あたしは固まってしまった
あの合宿でそんなコトがあったなんて・・・あたしはなにも知らず今日までいたなんて

ラジオの告白よりもそっちの方がショックが大きかった

こうしてあたしはラジオに告白することもなく1度目の失恋をした
468ろぜ:2006/05/09(火) 16:12:18
「それでも好き」

失恋してからも、あたしの中でラジオの存在は大きいままだった

ラジオから直接フラれたことを聞いたわけではないので、あえてそういう話はしなかった

ムラなど友達には自分の気持ちをまだ言えずにいた。でもそれでもいいと思った。変に協力されても・・・と思ったからだ

ラジオも時が経つにつれて次第に元気を取戻し、年が明ける頃にはフラれたことなど忘れていた

そして2年目の春がきた
469恋する名無しさん:2006/05/09(火) 19:04:26
マテルヨ
470ろぜ:2006/05/09(火) 23:33:37
「繋がり」

2度目の春が来て、相変わらずラジオとは友達のままだった。でもあたしはそれで充分だった

そんなときふと
「ラジオの携帯知らない」ということに気づいた

でも知り合って1年も経って今さら聞くのも・・・
と思ったが携帯が分かればメールや電話がいつでもできる!!!!学校以外でも、ラジオと繋がりができる

そう思ったあたしだったが、直接聞く勇気もなくラジオの友達(男)にそれとなく理由をつけてラジオの携帯を聞いた

そして携帯のメモリにラジオが入った
471ろぜ:2006/05/09(火) 23:43:36
「きもち」

携帯を聞いて、最初のメールを送るまで1日かかった。とにかくなんでラジオの携帯を知ってるのかを、どう説明すればいいのか。そればかり考えていた
でも、1日考えて送った割にはラジオからは何も怪しまれず普通にメールが返ってきた

そうして、たまにメールするようになり、ラジオへの気持ちが日に日に募っていった

学校も夏休みに入り、ラジオとも1ヶ月近く会えなくなった。それでも今年の夏はラジオとの繋がりがあった
472ろぜ:2006/05/09(火) 23:51:54
「急展開」

夏休みに入ると積極的にメールをした。とにかく些細なことでも送った

ラジオからも返事は必ず返ってきて、気がつけば毎日メールをしていた

この頃、ラジオは実家の方に帰っていたのでラジオの地元について話をしていた。

ふと「こっちにはいつ帰ってくるの?」とメールしてみた
すると「来週くらいかなぁ。よかったら遊ぶ?」

メールを見たとき頭が真っ白になった。もしかしてデート?ラジオとデート?

返事はもちろんyes

突然だったがラジオと初デートすることになった
473ろぜ:2006/05/10(水) 11:48:08
「決意」

デートが決まってからとにかく浮かれていた。ラジオとのメールも相変わらず毎日していて
「もしかしてこのままいけば付き合える?」
とまで思えてきた

その頃、自分の気持ちがあまりに大きくなりすぎて1人じゃ抱えきれなかった。だからムラにだけは自分の気持ちを正直に伝えた

「そっか。ラジオのこと好きなんだぁ」
「うん・・・」
「頑張って!!!!ろぜとラジオがうまくいくよう応援してるよ」

ムラの応援もあって、あたしはラジオへの告白を決意した
474ろぜ:2006/05/10(水) 11:55:47
「再会」

デート当日。あたしはいつになく緊張していた

ラジオと1ヶ月ぶりの再会、そして告白
いまにも倒れそうだった
待ち合わせの場所に行くとラジオが車から降りてきた。会った瞬間
「やっぱ好きだなぁ」と確信した

それからラジオの車に乗ってドライブした。車の中ではHYが流れていてあたしの恋心をくすぐった

話題は尽きることがなかった。ラジオが見せる笑顔が愛おしかった

途中映画を見ようというコトになり映画館に行った
475ろぜ:2006/05/10(水) 12:03:06
「言えない」

上映中は映画の内容よりも隣に座っているラジオのことが気になって仕方なかった

肘かけに置かれた手をつなぎたかったけど、そこまでの勇気はあたしになかった

映画が終わりご飯を食べて、帰りの車の中

「いつ告白しよう」
そればかり考えていたもののそんな雰囲気にはならず、結局告白できないままデートは終わった

帰ってすぐラジオにメール
「楽しかったよ。またどっか行こうね」
「うん。また誘うね」

これはあとは告白のタイミングだけだ。そう思った
476恋する名無しさん:2006/05/10(水) 12:05:39
いいね、いいね。マテルヨ
477ろぜ:2006/05/10(水) 12:11:40
「好き避け?」

夏休みも終わり、また学校が始まった

それから少ししてからだろうか。ラジオがあたしを避け始めた
最初は「照れてんのかなぁ」なんて思っていたものの、だんだん「もしかして嫌われた」と思えて仕方なかった

ムラは「たぶん恥ずかしいんじゃない?」
なんて言ってくれたが、あたしの心は今にも砕けそうだった

そんな日が続いたある日ラジオの友達(筋肉)が
「今度ラジオの家で飲むんだけど、ろぜとムラも来ない?」
と誘われた
正直最初は行く気がしなかったが、ラジオの家に初めて行けるというコトもあり、あたしとムラは行くことにした
478恋する名無しさん:2006/05/10(水) 14:22:57
続きが気になるょぉ!!!!ろぜ待ってるょ
479ろぜ:2006/05/10(水) 16:32:48
「飲み会」

飲み会当日。あたしとムラは買い出しをしてラジオの家に向かった

ラジオ宅に着くと筋肉とガチャ(男友達)もいて、飲み会が始まった

最初はとりあえず学校のこと、就職のこと等当たり触らずの会話をしていたが
途中から、当時クラスで流行っていた大富豪をし始め、負けたらウィスキー一気呑みをし出した

時間が経つにつれ、お酒とウィスキーが回り始めたせいか、だんだん気持ち悪くなり酔い冷ましも兼ねて買い出しに行くことにした

「オレも行くよ」
筋肉がそう言った
480ろぜ:2006/05/10(水) 16:39:51
「突然の」

ラジオ宅から数分のところにあるコンビニへ筋肉と買い出しに行った

その途中、いきなり
「なぁ、ろぜって夏休みラジオと遊んだだろ?」
自分の耳を疑った。ラジオと遊んだことはムラ以外には言っていない。ってことは・・・

「ラジオが言ってたよ。あと最近よくろぜとメールしてるって」
どうやらラジオが筋肉に言ったらしい。別に隠しておく理由はないけど、でもなぜ・・・

「でさぁ、ラジオにろぜのこと好きか聞いたらさぁ」

筋肉の言葉を聞いて愕然とした
481恋する名無しさん:2006/05/10(水) 17:38:32
続きめちゃ気になってしかたねー!
マテルヨ
482恋する名無しさん:2006/05/10(水) 17:42:13
うん。なかなかうまいと思う。
483ろぜ:2006/05/11(木) 03:29:32
「涙」

「友達としては好きだけど、女としては別に好きぢゃない」
目の前が真っ暗になった
毎日のメールも、デートもラジオにとっては意味なんてなかった
ただ一人で浮かれていただけだった

今にも泣いてしまいたかったが、筋肉もいたし、ラジオの家に帰らなきゃいけなかったため泣くのは我慢して
「ラジオとあたしがそんな関係のわけないぢゃんかぁ。ただの友達だよ」
そう答えるのが精一杯だった

心にぽっかり穴が空いたままラジオの家に帰った
484ろぜ:2006/05/11(木) 03:37:33
「告白」

ラジオ宅に戻ってからはとにかく笑った

少しでも笑ったりしていないと、今にも心が砕けてしまいそうだった

ウィスキーも進み、だんだん罰ゲームが辛くなってきたころ
「もし罰でウィスキー飲むのがイヤだったらなんか暴露しよう」
と誰かが言い出した

そして大富豪が始まり、ラジオが負けた
ラジオは相当酔っていてこれ以上お酒は飲めない状態だった

「じゃぁもう暴露します」
あたしはまた愕然とした
485ろぜ:2006/05/11(木) 03:49:12
「泣きたい」

「おれは○○のことを愛してます」

耳を疑った。夢ではないかと思った。夢だったらどんなにいいか、でもこれは紛れもなく現実だった

酔いもまわり、ラジオは延々○○(T)のことを話した。卒業したら、地元にTを連れていきたい。告白をそろそろするつもりだ


この場から逃げだしたかった。ラジオの話なんか聞きたくなかった。声を出して泣いてしまいたかった

でも出来なかった。できずにあたしはラジオの話をずっと聞いていた


こうして、また告白できないまま2度目の失恋をした
486ろぜ:2006/05/11(木) 03:57:25
「くるしみ」

ラジオの告白を聞いてから、学校へ行くのがイヤで仕方なかった
行けばTと嬉しそうに話すラジオを目にしなければいけないからだ

そんなとき、ムラが少し表情を固くして
「ねぇ。今日帰りヒマ?ちょっと話しておきたいことがあるんだけど」

「ラジオについて、ろぜには知っておいてもらったほうがいいと思う」

ラジオの話なんかこれ以上聞きたくなかったが、あまりに真剣なムラの顔に、仕方なく付き合うことにした


授業後、休憩室で
ムラは淡々と話し始めた
「あのね、ラジオって」
487恋する名無しさん:2006/05/11(木) 04:02:13
待ってましたぁ!!!!
続き気になって寝れなぃょぉ
488ろぜ:2006/05/11(木) 11:25:30
「勘違い」

「今までクラスの女の子のコト1回は好きになってるじゃんね。なんか惚れっぽいらしくてさぁ。で、1週間前とあとでは好きな人違ったりしてるんだって。」
耳を疑った
ラジオがそんな人だなんて信じたくなかった

「あと、色んな女の子に遊ぼうって言ってるんだって・・・実はあたしも誘われたコトあるんだぁ」

なにがなんだか分からなかった。ただ言えるコトは
あたしは浮かれすぎていたこと。デートなんてラジオにとっては特別な意味なんてなかったこと

驚きとかよりも、悲しみのほうが大きかった
489ろぜ:2006/05/11(木) 11:55:38
「距離」

それからラジオを追うことが少なくなった
気持ちがなくなったわけではないが、Tと話すラジオを見ても心はそこまで痛まなかった

ラジオとのメールもだんだん減っていき、ついには全くしなくなった
メールしたい気持ち反面ラジオの気持ちを知っている以上、送ることができなかった

周りが就職を決めだしたころ、募集掲示板のまえにラジオがいた。話しかけようか迷ったが、ラジオがこっちに気づき話し掛けてきた
490ろぜ:2006/05/11(木) 12:27:51
「T」

「あっろぜ。就職きまった?」
「ううん、まだだよ。・・・ラジオは地元(N県)に就職するの?」
「あぁ、そのつもり」

卒業したらラジオとはもう会えなくなる。そう思うと切なくなった

きっとTにN県に就職してほしいって言ってるんだろうな。Tはなんて言うんだろう


この頃はTがラジオのことをどう思っているのか知らなかった。もしかしたら2人はもう付き合っているのかもしれない

そんな考えが頭をよぎった

少し経ったある日、Tが募集掲示板の前にいた
あたしは思い切って聞いてみた

「Tってそいえば就職まだだよね?どこにするか決めた?」
491ろぜ:2006/05/11(木) 12:37:54
「Tのきもち」

「まだ決めてないんだよね。ろぜは?」
「あたしもまだだよ
そいえばラジオに地元に来ないかって言われてるんでしょ?そっちに行かないの?」

意を決して聞いてみた。どんな答えが返ってくるかなんて考えていなかった

「あ〜ぁ・・・でも行く気まったくないし。ってか付き合ってもいないのに、なんでN県に行かなきゃいけないの!!!!って感じだよ。迷惑だよ」
そういうTの表情は、ほんとに困っていた

Tの言葉を聞いて嬉しかったものの、なにもそこまで言わなくても・・・
と怒りみたいなものが込み上げてきた

「Tはさぁ、ラジオの気持ち気づいてるんだよねぃ?」
「まぁねぃ。よくメール来るし、たまに『愛してる』とか来るけどマジきもいし」

時がとまった。ラジオのTへの言葉を聞いて
あたしはただただ笑うしか出来なかった
492ろぜ:2006/05/11(木) 13:19:56
「告白」

この頃ラジオがTのことが好きというコトは、クラス中に広まっていた
そして、ラジオの今までの恋愛歴も広まり
「ラジオは惚れやすいから信用できない」
と女の子はみんな思っていた

ラジオは決して軽くないし、いい人ではあるけれど『恋愛』が絡むとラジオはラジオではなくなった

話の話題は常にラジオの恋愛についてで、Tへいつ告白するかが持ち切りだった


年も明け、学校へ行く回数も少なくなりラジオと会うのも少なくなっていった

そんなときついにラジオがTに告白した
と、クラス中が騒ぎ出した

あたしはすぐにTにラジオのことを聞いた

「ラジオに告られたんでしょ?なんて返事したのぉ?」
493ろぜ:2006/05/11(木) 13:27:40
「確信」

「もちろんちゃんと断ったよ」

その瞬間あたしの中に安堵が生まれ、それと同時にまだラジオのことが好きなんだと確信した


Tへ告白したあとのラジオは、どこか吹っ切れていたようだった。それは自分の気持ちにちゃんとケリをつけたからだろうか
それなのに、あたしは自分の気持ちをラジオに伝えることのないまま、学校を卒業することになった


ラジオは地元N県に就職を決めた。あたしは自分の地元A県に就職を決めた


こうして卒業の日を迎えあたしは告白しないままラジオと別れた
494ろぜ:2006/05/11(木) 13:30:33
とりあえず、学校生活の方は完結しました
最後あたりバタバタとなってしまいましたが、伝わったでしょうか?


次は社会人になってからのラジオとの話です
もうちょっとであたしの話も終わるので、よかったら付き合って下さい


ちなみにラジオの由来は全部おわってから話しますね
495恋する名無しさん:2006/05/11(木) 14:58:35
十分伝わってると思うよ。
マテルヨ
496ろぜ:2006/05/11(木) 23:50:22
「決意」

3度目の春がきた
社会人として毎日が慌ただしく過ぎていった

卒業してから、ラジオとは連絡は取っていなかった。と言うよりも、毎日忙しく連絡をする余裕がなかった

それでも決してラジオのことを忘れたわけではなかった。ふとした時に考えたりすることもあった

仕事にもだいぶ慣れ、落ちついてきた頃とつぜんラジオからメールがきた
「久しぶり。元気にしてた?」
短い文章ではあったが、ラジオに対して愛おしさがこみあげてきた

それから少しずつ連絡を取り合うようになり、次第に気持ちも大きくなっていき抑えることが出来なくなっていった

夏もおわり、ラジオの誕生日が近づいてきた頃
あたしは1つの決意をした
497ろぜ:2006/05/12(金) 00:04:32
「決着」

ラジオには、いま彼女がいるかもしれない。もしかしたら結婚してるのかもしれない

でも、どうしても自分の気持ちを伝えたかった
もしかしたらケリをつけたかったのかもしれない
このまま、ただラジオを好きでいても前に進めないし、ダメならダメでまた新しい恋愛を探せばいい
そう思った


ラジオの誕生日当日
どう告白しようか、ずっと悩んでいた。会うのはムリと分かっていたから電話で告白しようと思ったが、うまく伝える自信もなくメールで想いを伝えることにした

「お誕生日おめでとう
仕事がんばってる?あたしはまぁぼちぼち頑張ってるよ」
「メールでごめんだけど実はラジオに言いたいことがあるんだ」
498恋する名無しさん:2006/05/12(金) 02:17:35
いよいよキタ!
499恋する名無しさん:2006/05/12(金) 15:15:19
気になりまくり!!!!
500恋する名無しさん:2006/05/12(金) 18:02:03
500
501恋する名無しさん:2006/05/12(金) 18:03:24
ひろさきがみなこは激しく愛し合っていると、
502恋する名無しさん:2006/05/12(金) 19:15:13
あげるのやめれ
ヘンなのが湧くから
503ろぜ:2006/05/12(金) 23:38:32
「好きです」

「突然こんなこと言ってびっくりするかもしれないけど
実はずっとラジオのこと好きだったんだ
でも、ラジオがあたしのこと友達以上に見てないことは分かってるし、付き合うとかじゃなくて
ただ気持ちを伝えたかったんだ」

出来れば付き合いたいと思ったけれど、でもほんとにただ気持ちを伝えたかっただけだった

送信したあと、携帯が鳴るたびに
「ラジオからじゃないか」と、緊張と不安がよぎった

メールしてから数時間後
ついにラジオからメールが届いた
返事を聞くのが恐くて、なかなかメールを読むことができなかったが
意を決してメールを開いた
504ろぜ:2006/05/12(金) 23:54:29
「返事」

「お祝いメールありがとう。嬉しかったよ
告白はかなりびっくりしたよ
正直ろぜのコト今までそういう風に見たことなかったから・・・
だから今すぐ返事は出来ない。けど久しぶりに遊びたいね」

ラジオからの返事はこんなとこだった
告白に対しての返事は
「保留」だった

フラれなかったことに対しての嬉しさ反面、保留に対しての落胆があった
自分の気持ちにケリをつけたかった意味でも、できれば返事が欲しかったけれど、そこは我慢して問いただしはしなかった

こうして2年越しの恋愛の末の告白は保留となった
505ろぜ:2006/05/13(土) 22:31:38
「突然」

保留の返事をもらってから、去年の夏みたいに
メールが毎日届いた

仕事や距離上、会うことは難しかったが
それでもメールが来るのは嬉しかった


告白してから1週間後
いつものようにラジオからメールが届き、いつものように読もうとしたら
「1週間よく考えたんだけど、
昔の自分は、ほんと情けなくてたくさんの人に迷惑かけたと思う。でも卒業してから、自分なりに変われたと思うし
大切な人がろぜだってコトに気がついた
俺と付き合ってください」

いきなりの返事に戸惑いがあった。まさか、こんな結果になるとは夢にも思わなかった。メールを読んでる最中、涙がでた
こうしてあたしとラジオは付き合うことになった
506ろぜ:2006/05/13(土) 22:38:47
「幸せなとき」

ラジオと付き合うことになってから、毎日が幸せだった

遠距離であること、お互い仕事が不定休なことでなかなか会えなかったけれど、それでも
「気持ちが繋がってる」
そう思えるだけで、なにもかも頑張れた

それからある日
いよいよラジオとデートすることになった

久しぶりの再会で緊張もあったけれど、それより会える喜びのほうが大きかった

デート当日
待ち合わせの場所に行くと、ラジオがいた
507ろぜ:2006/05/13(土) 22:59:15
「デート」

久しぶりに見たラジオは相変わらずおしゃれだった。そしてわざわざ車で来ていた

会って少し話して、映画を見に行った

車の中では、仕事のコトや今までの自分のコトなど、たくさん話した

映画館に着いて、席に着き、ふと横を見ると
肘かけに手が置かれていた
正直手を繋ぎたかったけれど、あたしにはそこまでの勇気はなく、上映中はずっとラジオの手ばかり見ていた

映画を見終わり、ご飯を食べに行き、このあとどうするのかドキドキしていたが
次の日ラジオは朝が早いらしく、解散することに

結局この日は恋人らしいコトを1つも出来ないまま別れたが
それでも、また会ったときに、少しずつ進んでいけばいい

そう思っていた
508恋する名無しさん:2006/05/14(日) 02:14:17
読みやすくていいな
続きが楽しみ
映画館でドキドキしながら手ばっかり見てる気持ちがよくわかる
小さな章題が付いてるのも新鮮でいい感じです
509:2006/05/14(日) 03:44:28
みなさんお久しぶりです。
ろぜさん、僕からも応援させていただきます。大変だけど頑張って下さい。
510恋する名無しさん:2006/05/14(日) 19:49:18
うお!@さん、ホンモノ?!
511ろぜ:2006/05/14(日) 23:27:53
「募る思いは」

それからも相変わらず連絡を取り合う毎日だったが、なかなか会えずにいた

会いたい気持ちは日に日に増していくものの、相手の負担になるんじゃないかと不安になり
会うのを我慢していた


それから2ヶ月後
いつものように「おやすみ」を言い、眠りについた
翌朝、携帯を見るとラジオからメールが届いていた
「なんだろ?」と思いメールを読むと愕然とした


「おはよう
いきなりごめんね。今までずっと考えてたんだけど、やっぱ友達に戻ろうか」
512ろぜ:2006/05/14(日) 23:35:22
「ラジオの心」

「このまま付き合っていっても、ろぜを幸せにすることは出来ないと思うし、お互い幸せになれないと思う
だから俺のことは忘れて幸せになってほしい
俺なんかより、もっといい人がいるよ」

なにがなんだか分からずしばらく携帯の画面から目をそらせなかった

「なんでいきなりそんなコト言うの?あたしなにかした?
昨日まで普通に連絡してたのに
ずっと考えてたっていつからなの?
もしかして遠距離だからなの?好きな気持ちに距離は関係するの?」

全てに疑問をもち、ぜんぜん納得がいかなかった
513ろぜ:2006/05/14(日) 23:42:36
「説得」

「いきなりそんなコト言われても納得がいかないよ。あたしはラジオのことが好きだし、友達になんか戻れない
もう1回考え直してくれないの?」

必死にラジオの気持ちをもう1度、自分に向けようとしたが、ラジオの決意は固かった

「すごく自分勝手なことを言ってるのは分かってる。でもこのまま続いても幸せになれないと思うんだ。ごめん」

あたしはラジオがいるから幸せを感じていた
でも、ラジオはあたしといても幸せだと感じることは出来ていなかった
514ろぜ:2006/05/14(日) 23:54:31
「ごめんね」

すごく自分が情けなくなった。けっきょく自分のキモチは空回りしていたんだと
ラジオにとってあたしはあまりに重すぎたんだと
ラジオに別れを告げられたことより、そっちの方がショックが大きかった

「あたしじゃラジオを幸せに出来ない」
そう思うと、ラジオを解放してあげなきゃ
そう感じた

あたしは別れを承諾し
「ごめんね。
あたしじゃラジオを幸せに出来ないんだね
わかったよ。どうか幸せになってね
短い間だったけどほんとありがとう」

こうしてラジオと別れることになった
515ろぜ:2006/05/15(月) 00:00:31
「葛藤」

ラジオと別れてから
悲しみから立ち直ることが出来なかった

毎日毎日、ただただ過ぎていく時間の中で
この世から一人取り残されたような感じだった

「時間が解決してくれる」
そう誰かが言っていた
でもそんなのウソ
時間が経つにつれ、思いは増すばかり・・・

いっそラジオのことを嫌いになれたらいいのに

でも、そんなのはムリだと分かっていた
516恋する名無しさん:2006/05/15(月) 23:00:29
マテルヨ
517恋する名無しさん:2006/05/16(火) 00:28:18
大作は久しぶりだね。
毎日楽しみにしてるよ。ガンガレ
518ろぜ:2006/05/16(火) 13:09:25
「相談」

周りにはラジオと付き合っていたことは、言っていなかったので
一人で悩み苦しんでいた

ある日
ムラから電話があり、あたしはこの気持ちを誰かに言いたくて、ムラにラジオとのことを言った

「まじで?ラジオと付き合ってんの?」

「うん・・・でもこないだフラれちゃったよ
なんか友達に戻りたいんだって」

「意味分かんないし
付き合ってまだ3ヶ月でしょ?なんで別れることになったの?喧嘩?」

「ううん。なんでだろ
あたしにも分かんないんだよね
分かってたら、別れてからもこんなに苦しんでないんだけどね」

ムラはあたしが卒業してからも、ラジオのことを好きだったとは思っていなかったらしく、かなり驚いていた
そして、付き合い、別れたことに対しても・・・
519ろぜ:2006/05/16(火) 20:59:27
「ムラの言葉」

「・・・でもさぁあたし思うんだけど」

ムラは静かに話し出した
「ラジオってたぶん彼女っていう存在が欲しかっただけじゃない?
たぶん今まで誰かと付き合ったことないと思うしさぁ。ってラジオに直接聞いたわけじゃないんだけどね
で、ろぜから告られて
付き合ってみようかなぁって」

「だって告られるまではろぜのこと、友達にしか思ってなかったんでしょ?それで告られて1週間で好きになると思う?」
「実際、付き合い出してみたけど初めての彼女が遠距離なわけじゃん?
それでいろいろ考えて、このまま付き合っても
ろぜを幸せに出来ないんじゃなくて、自分が幸せになれない
そう思って別れようって言ったんじゃないかな」
520ろぜ:2006/05/16(火) 22:06:33
「目覚め」

「きついコト言うけど
結局ラジオはろぜより自分の方が大切だったんじゃないかな」

ムラの言葉はとても重かった。でも否定できなかったし、むしろ当たってるような気がした

ただラジオは彼女がほしかった。誰でもよかったんだ

ラジオの口からそう聞いたわけではなかったけれど、なんとなくそう思えてきた

ムラの言葉で少し気持ちが楽になった気がした
ラジオのことを忘れられる

そんな気がしていた
521ろぜ:2006/05/16(火) 22:12:31
「消えていく思い」

ムラに相談してから
あたしの中で何かが少し変わり始めた

ラジオのコトを思う日が少しずつ減っていき
いつしか「思い出」となっていった

気持ちも落ち着いた頃

久しぶりに大学の集まりがあると聞き行くことにした

卒業して以来
久しぶりにみんなに会って、仕事のことなどたくさん話した

ラジオは仕事の都合で来れなと聞き、ほっとしていたとき

誰かが言い出した
522ろぜ:2006/05/16(火) 22:17:45
「集まり」

「そいえばさぁ
ろぜって最近ラジオと付き合ってたんでしょ?」
耳を疑った。付き合っていたことはムラしか知らないはずなのに・・・

ムラを見ると首を横に振り否定していた

「・・・誰から聞いたの?」
恐る恐る聞いてみると

「えっ?ラジオがいろんな人に言ってたよ」

愕然とした
ラジオがまさか言うなんて、思いもしなかった

聞くと
あたしと別れてから周りに話し出したらしく
付き合い始めた日にちやデートした日、別れた日まで
事細かく話したらしい

付き合っていたことを話すのはまだしも、細かいことまで話していたなんて・・・
523恋する名無しさん:2006/05/16(火) 23:41:19
続きが気になるー
524恋する名無しさん:2006/05/16(火) 23:47:52
>>523
気持ちはわかる!うん。わかる。わかるよ。
だけど頼む!

物語進行中はageないでくれ・・・
525恋する名無しさん:2006/05/17(水) 00:10:10
>524
そだね。
526恋する名無しさん:2006/05/17(水) 00:30:53
静かに、マテルヨ
527ろぜ:2006/05/17(水) 20:07:29
「ひさしぶり」

集まりが終わり帰り道
あたしの中ではなにかが悶々としていた

そして意を決してラジオにメールすることに

「ひさしぶり
今日これなかったんだねぃ。そいやぁ、なんかみんなうちらが付き合ってたコト知ってたよ
あたし話してなかったから、びっくりした」

少し皮肉も入れてメールしてみた

5分後、すぐに返事が返ってきた

「ひさしぶり。元気?
今日は仕事だったから行けなかったんだ
みんな知ってたの?オレも話してないよ」

なんだかやるせない気持ちになった。なにもウソをつくことないのに・・・
あたしはもうこれ以上メールするのをやめた
528ろぜ:2006/05/17(水) 20:13:57
「心の葛藤」

あたしがやるせない気持ちになっているコトも知らず、ラジオからはたまにメールが来るようになっていた

後悔した
どうしてあのときメールしてしまったんだろう
正直、自分の気持ちはまだ整理できていなかった
だからメールが来て嬉しい半面、このままじゃいけないと思っていた

そんな日が続いていたある日

ラジオから
「ろぜって○○←ある遊園地
行ったことある?」
とメールがきた

その場所は、以前からラジオが彼女ができたら行きたいと言っていた場所だった
529ろぜ:2006/05/17(水) 20:18:33
「パニック」

どうして急にそんなコトを言い出したのか分からなかったが

「行ったことないよ。そいえば、ラジオ前から行きたいって言ってたね」
「うん。
よかったら今度一緒に行かない?」


なにがなんだか分からなくなった
うちら別れたんだよ?
あたしフラれたんだよ?
どういうつもりでそんなコト言うの?その場所は彼女と行きたいんじゃなかったの?

頭の中がぐちゃぐちゃになった
530恋する名無しさん:2006/05/17(水) 20:51:55
うん、うん。
531ろぜ:2006/05/17(水) 22:56:35
「再燃」

ラジオの真意が分からずあたしはただ

「休み合えばね」

そう答えるだけで精一杯だった

実際、単なる社交辞令だったのかもしれない
それでもあたしは、嬉しくて嬉しすぎて
言えるコトなら
「いいよ。いつ行く?」

と言ってしまいたかったが、今までのことが頭をよぎり踏みとどまった

あたしの中でまたラジオへの思いが沸き上がってきた
でも認めたくなかった
もう、二度とあんな思いをしたくなかった
532恋する名無しさん:2006/05/17(水) 23:19:06
なんか腹立ってきた!続きマテルヨ
533ろぜ:2006/05/18(木) 00:34:14
「好き?でも・・・」

ラジオの気持ちがわからないまま
それでもメールは来た

このままメールしていても、どんどん苦しくなる一方だったが
それでも来ると嬉しくて仕方なかった

そして
「○○さぁいつ行く?」
と具体的なメールが

本気で言ってるのか分からず
「ってか彼女と行きたい場所なんでしょ?だったら彼女と行ったほうがいいんじゃないの?」

と少し突き放すように言ってみた
534ろぜ:2006/05/18(木) 00:40:00
「苦悩」

ラジオからの返事は、またあたしを悩ませた

「うん。でもろぜが良かったら行きたいなぁと思ってさぁ」

もうほんとにどうしていいのか、分からなくなってしまった
ラジオのことも、自分がどうしたいのかも

ただ分かるコトは
遊んだからって復縁できるわけではないこと
この気持ちは、叶うはずないこと
そして、ラジオの気持ちが分からないこと

ただそれだけだった
535恋する名無しさん:2006/05/18(木) 01:07:15
さぁどうなる?
536ろぜ:2006/05/18(木) 04:26:10
「加速する思い」

結局、遊園地は2ヵ月先に行くことになった

心の中で
「ラジオと遊べる」と
「2ヵ月も先のことだから、結局遊ばない」
が交互に頭をよぎった

自分でもなんて優柔不断なんだろうと思う
こんな人、早く忘れて新しい人を見つけたほうが幸せになれるのに

わかってる
分かっているけれど、誰かを好きになる気持ちは理屈なんて関係ない

動き出してしまったものは、簡単にとめられなかった
537ろぜ:2006/05/18(木) 04:31:37
「優しさ故」

ラジオと再び連絡を取るようになったことは
ムラにさえ黙っていた

ムラに言ったら、返ってくる答えが分かっていたから・・・
その答えがどんなに正論でも、今のあたしには無意味と分かっていた

ラジオは相変わらず気持ちが読めなかった

付き合っていたころのように、優しく接してくれていた

もしラジオがこんなに優しくなかったのなら、突き放してくれていたら

ここまで思い悩むことはなかっただろう

喜びと不安でいつ押し潰されてもおかしくなかった
538恋する名無しさん:2006/05/18(木) 22:29:06
ラジオのどこが良くて惚れたんだろ?
ここまでの描写ではちっとも魅力を感じない人なんだけど・・・とりあえず続きマテルヨ
539恋する名無しさん:2006/05/19(金) 23:34:59
ヒント:「相変わらずオシャレ」
540恋する名無しさん:2006/05/20(土) 02:17:32
確かに>507にそう書いてあるね
541恋する名無しさん:2006/05/20(土) 04:24:31
まあおしゃれなのは確かなのだろうけど、本当のとこなぜ惹かれるのかは本人もよくわかってないんじゃないのかな?
理由が分からないけど、気になって仕方がない人っていても不思議じゃない。
542恋する名無しさん:2006/05/20(土) 09:25:34
恋は理屈じゃない?
543ろぜ:2006/05/20(土) 10:47:09
「大切な人の・・・」

ラジオと連絡をとり始めて1ヵ月後

いつものようにラジオからメールが届き、いつも通り読み始めたが、内容はいつもと違っていた

「急にごめん
今日おばあちゃんが亡くなったんだ。こういうコトってほんとなら誰かに言うべきことじゃないんだろうけど
ろぜにだけは言ってもいいと思ったから・・・
なんかごめんね」

ラジオは、以前からおばあちゃんっ子でメールでも、たまにおばあちゃんが話に出てきていた

あたしはなんて答えてあげたらいいのか分からなかった
ラジオがどんな答えを求めているかなんて・・・
544ろぜ:2006/05/20(土) 10:55:56
「励まし」

悩んだ結果

「そうなんだぁ
おばあちゃんはラジオが最期まで面倒みてくれて嬉しかったと思うよ
天国でラジオの幸せを願ってると思う
だからあんまめそめそしちゃダメだよ。笑って見送らなきゃ、おばあちゃん悲しむよ」

こう答えることしか出来なかった

数分後

「ありがとう。
そうだね、笑って見送ってあげなきゃね
ありがとね。やっぱろぜに話してよかったよ」

と返事が返ってきた
励ますことが出来たかなぁ・・・と安心していたが
メールの最後の一文がまた悩ませた

「俺、1つ決意した」
545ろぜ:2006/05/20(土) 11:04:25
「決意」

「決意・・・?」

ラジオはなにかを決意したらしい。でもそれが一体なんなのか
あたしは聞けなかった

それからずっと頭の中でラジオの「決意」が気になっていた

メールでも
「決意したんだ」
とたまに言っていたものの、聞けなかった


だんだん自分の中で1つの結論がよぎった

「ラジオは誰かに告白するんじゃないか」

地元の誰かに告白する
そうとしか思えなかった
そんな決意、あたしに言わなくてもいいのに
告白する相手に言えばいいのに
あたしとメールしてる暇あるなら、その子とメールすればいいのに

あたしはまた失恋するんだろう。そう確信した
546ろぜ:2006/05/20(土) 11:15:48
「揺れる思い」

これ以上ラジオを好きになる前に、身を引こう

そう思い、少し距離を置くようにした

そんなことをラジオは知る由もなく、相変わらず連絡をしてきていた

嬉しい気持ちと
やるせない気持ちとがあり
「あたしのこと好きじゃないなら、そんなに連絡してこないでよ。少しはあたしの気持ちも察してよね」
と自分勝手なことも思っていた

ラジオの決意が好きな人への告白=相手が自分

そんな前向きには考えられなかった。1度フラれているから余計自信はなかった
547ろぜ:2006/05/20(土) 11:16:35
「揺れる思い」

これ以上ラジオを好きになる前に、身を引こう

そう思い、少し距離を置くようにした

そんなことをラジオは知る由もなく、相変わらず連絡をしてきていた

嬉しい気持ちと
やるせない気持ちとがあり
「あたしのこと好きじゃないなら、そんなに連絡してこないでよ。少しはあたしの気持ちも察してよね」
と自分勝手なことも思っていた

ラジオの決意が好きな人への告白=相手が自分

そんな前向きには考えられなかった。1度フラれているから余計自信はなかった
548ろぜ:2006/05/20(土) 11:19:07
すいません
間違えて同じ文章2つのせちゃいました

すみません
549恋する名無しさん:2006/05/20(土) 12:12:38
いいよ〜ろぜ。あんまし気にするな〜
仕事や毎日の生活をしながらの長文書き込みが大変なのはみんな理解してくれてるよ。
めちゃめちゃ誤字脱字の多かった俺よりは全然いいw
マテルヨ
550ろぜ:2006/05/21(日) 01:22:43
「惹かれるチカラ」

誰かを好きになって
こんなに悩んだり苦しんだりするコトは初めてだった

こんなに苦しむくらいなら、好きになんかならなきゃよかった

そう思った
でも、そんなの無理だった

ラジオのどこに惹かれたのか
そんなの分からない
ただ、初めてあったときから惹かれていた
具体的にはよく分からないけど、でもなにか、ものすごい力で惹かれ
そして目をそらすコトが出来なかった

いま現在のラジオがどんな人になっているかは分からない
それでもやっぱりこの気持ちに嘘はつけなかった
551ろぜ:2006/05/21(日) 03:58:42
「運命」

それから
自分のキモチと格闘しながら毎日が過ぎていった
ラジオからの連絡は相変わらずで、すごく些細なコトでも話題が途切れることはなかった

このままじゃいけない
そう思って何度も
「なんでそんなに毎日連絡してくれるの?」
と聞こうとした

でも聞けなかった
聞いたら全てが終わってしまう
そんな気がしたから・・・
矛盾してるのは自分でも分かってる
でも、恋愛はそんな簡単に理屈っぽく答えを出せるわけではない

自分の中でなにが1番正しいのか、分からないまま

運命の日は突然やってきた
552恋する名無しさん:2006/05/21(日) 10:35:09
運命の日キタ!
553恋する名無しさん:2006/05/21(日) 14:52:51
マテルヨ
554ろぜ:2006/05/21(日) 22:25:25
「着信」

その日は丁度休みで
久しぶりに買い物にでかけていた

すると、突然電話が鳴った。ラジオからだ

「もしもし?」

「ろぜ?今いい?」

「うん。どうしたの?」

「今日ってたしか仕事休みだったよね?」

「そうだけど」

「今からそっち行くんだけど会えない?」

突然の誘いにあたしは、どうしていいか分からなかった
わざわざA県まで来るなんて・・・

でもきっと友達に会いに来るついでに、あたしにも会おう。とくに意味はなく、ただ同級生に会おうかな
そういう意味だと思った
555ろぜ:2006/05/21(日) 22:33:58
「どきどき」

あたしは嬉しい気持ちを悟られないよう、平常心を装い

「いいよ」

そう答えた

ラジオとの思わぬ再会にあたしの心臓は今にも止まってしまいそうな、それくらい鼓動が早く緊張していた

ラジオが来るまでの間
買い物の続きでもしてようと思ったが
頭の中はラジオ一色で
どんなにかわいい服や雑貨を見ても、なにも感じられなかった

それから2時間後

ラジオから
近くまで来たとメールが届いた

化粧を直し、髪型を整えて、鼓動の早さを抑えるよう
何度も深呼吸をした

そしてラジオの車が目の前に現れた
556恋する名無しさん:2006/05/22(月) 01:12:36
> どんなにかわいい服や雑貨を見ても、なにも感じられなかった
こういう感覚、いいね。よくわかるなあ
頭の中から追いやっても追いやっても消えないんですよね
557恋する名無しさん:2006/05/22(月) 02:27:22
夜中のうちにあげておく
558恋する名無しさん:2006/05/22(月) 02:45:59
いい感じであがったね
559ろぜ:2006/05/22(月) 10:06:07
「聞けないよ」

車から降りて来たラジオは、あの頃とちっとも変わっていなかった

「ひさしぶり」
そう言うラジオを見て
あたしは自分の気持ちを再確認した

車に乗り込み、ドライブに行くことにした

道中、ラジオとはたくさんのことを話した
まるで付き合っていた頃のように、たくさんたくさん・・・

でも
どうしてこっちに来たのかは聞けずにいた
聞きたいと何度も思ったが、なにかが聞くことを阻んでいた

ドライブし、ご飯を食べ帰り道
「これでラジオともまた会えないんだな」

そう感じていたとき
ラジオは突然車を止めた
560恋する名無しさん:2006/05/22(月) 23:59:47
引っ張るねー
561恋する名無しさん:2006/05/23(火) 03:00:04
40過ぎのおっさんだけど、聞いてもらえるかな。。。
562恋する名無しさん:2006/05/23(火) 03:10:17
40過ぎのおっさんでも関係なく、Loveストーリーを書き込みしてください。
ただし、ろぜの話が落ち着いたらね。
短い話なら今夜一気に書き込みしてもいいかも
563ろぜ:2006/05/23(火) 11:40:48
「沈黙」

信号が赤とか、そういうわけではなく突然車が止まったので

「どうしたの?」

そう聞いてもラジオはなにも答えなかった

車内を沈黙が流れた

どれくらい時間が経っただろう
ラジオはゆっくり話し出した

「俺、いまからすごい自分勝手なこと言うけど聞いてくれる?」

ラジオのいつになく真剣な顔に、あたしはただ頷いた
564ろぜ:2006/05/23(火) 11:47:21
「ラジオの・・・」

「前に別れてからも
実はろぜのコト、どこかで気になってたんだ」

「でも、こっちから別れを切り出したから
連絡とか取りづらくて」
「ろぜからメール来たときは、嬉しくて
また連絡を取り始めるようになって、だんだんろぜの存在が大きくなっていったんだ」

「おばあちゃんが亡くなって、落ち込んでる時
励ましてくれたじゃん?あのとき確信した」

「俺、ろぜのことが好きだよ。もう1回やり直そう
2人で幸せになろう」

ラジオはまっすぐあたしの目を見て、そう言った
565ろぜ:2006/05/23(火) 11:54:19
「もう1度」

涙が溢れてきた

ラジオから告白されるなんて、夢にも思っていなかったから

泣いてるあたしをラジオは優しく抱きしめてくれた

ラジオの胸の中はとても暖かかった
このままずっと暖かい胸の中にいたい
そう思った


こうして
あたしはラジオともう1度やり直すことにした

この胸の暖かさをずっと感じていられる

そう信じていた
566ろぜ:2006/05/23(火) 12:00:58
「輝く毎日」

ラジオと付き合い出してから、毎日が輝いていた
気持ちは満たされ
仕事等でどんなにイヤなことがあっても、ラジオのことを考えれば
イヤなことも全て受け止められた

ラジオはマメに会いに来てくれていた
お互い不定休な仕事のため、なかなか会えなかったけれど
それでも時間を見つけては会っていた

幸せだった
今までに感じたことがないくらい、幸せだった

2人でこれからの人生を歩んでいける
そんなコトまで思っていた

幸せなんていつ壊れてしまうか、分からないのに
567ろぜ:2006/05/23(火) 12:08:52
「幸せ=・・・」

約束していた遊園地にも出かけた

その日はすごく寒かったけど、ラジオの手のぬくもりのおかげで、寒さなんて感じなかった

ほんとうに毎日が幸せだった
幸せすぎて恐いくらい
それほど、毎日が満たされていた


ラジオと付き合い出してから、2ヶ月目

ラジオは仕事が忙しいと毎日きていた連絡が少しずつ減り始めていた

それでもあたしは気にしていなかった。ラジオを信じていたから。でも

終わりは突然やってくる
568恋する名無しさん:2006/05/23(火) 14:12:09
マジかよ…なんなんだ…この男…
569ろぜ:2006/05/24(水) 00:14:02
「家に行く」

その日はとても寒い日だった

久しぶりのラジオとのデート、そして初めてラジオの家に行くということで
あたしは浮かれていた

ラジオは1人暮らししていて、男の1人暮らしといった感じの部屋だ

初めて手料理を作り
「おいしいよ」
そう言って笑ってくれるラジオの顔を見て
あたしは幸せに満ち溢れていた
570ろぜ:2006/05/24(水) 01:25:25
「見知らぬ名前」

ラジオがお風呂に入っていった

その間テレビを見て待っていたが
テーブルの上に置かれたラジオの携帯が鳴った

最初は気にも止めていなかったが
普段ラジオは携帯をマナーモードにしていたが、その日はマナーではなかった

何度も携帯が鳴り
ふと携帯を見た
やましい気持ちは一切なかったが・・・

着信画面には女の名前がでていた
571ろぜ:2006/05/24(水) 01:38:13
「予感」

イヤな予感がした

見たくなかった。知らなければよかった
でも何かがあたしを突き動かした

あたしはラジオの携帯を手に取り恐る恐る着歴を見た

時間がとまった

そこには、見知らぬ女の名前が、同じ名前の女が並んでいた

職場の人とか地元の友達とか、そういう考えが頭をよぎったが
違う
なぜかそう確信した
572ろぜ:2006/05/24(水) 01:52:10
「A」

そこで止めておけばよかったが
あたしの手は動き続けた
着歴を見て、メールの受信歴を見た

知らないでいたほうが幸せなこともある
でも、知っておかなくてはいけないと思った

メールを見てあたしはどうしたらいいか分からなかった

そこには着歴にあった女(A)からのメールが並んでいた。彼女であるあたしなんかより、たくさんのメールが・・・

メールの内容を見て
自分が今にも壊れてしまいそうだった
573恋する名無しさん:2006/05/24(水) 01:58:00
うん、うん。
574ろぜ:2006/05/24(水) 01:59:42
「メール」

「今日ゎ楽しかったょ
ラジオに会ぇてすごく嬉しかった」

「いまから行くねぃ。今日ゎすき焼きだょ」

「今日ゎ1ヶ月記念日だょ。これからもずっと一緒にいょぅねぃ」

頭の中がぐちゃぐちゃになった
でも、この現実を受け止めるのに時間はかからなかった

そして、あたしがラジオの家に行く少し前のメール・・・

「今日会ぇなぃのぉ?
寂しぃょぉ(>_<。)
でも、職場の先パィが来るなら仕方なぃょね
また埋め合ゎせして」

あたしはAの中で、ラジオとは
「職場の先パイ後輩」
そうなっていた
575恋する名無しさん:2006/05/24(水) 02:01:41
ゴクリ…
576ろぜ:2006/05/24(水) 02:07:37
「裏切り」

Aからのメールに対し、ラジオは

「ほんとごめんね
急に先パイが来ることになってさ。必ず埋め合わせするから
ほんとにごめんね
大好きだよ」

急にって・・・
あたしとのデートは1週間前に決めたことじゃなかったっけ?

そんなことどうでもよかった
ただ今はっきりしてるコトは、ラジオはあたしの他にも女がいる
浮気しているというコト
あのときの言葉は嘘だったのだろうか?
ラジオのことを信じたあたしが悪いのか?
何が間違っていたのだろうか?

そんな途方もないことを考えていた
577ろぜ:2006/05/24(水) 02:14:33
「聞けない」

ラジオがお風呂から出てくる物音がしたため
急いで携帯を元にもどした

お風呂からでてきたラジオは、素知らぬ顔で

「いいお湯だった」

等と言っていた

聞きたいことが山ほどあった。でも聞けなかった
そのときはもう夜中で、もし、いま聞いても喧嘩になり、帰るにしても電車等が走っていなかったため帰れなかったからだ
あたしは込み上げてくる感情を抑えながら
いつもと変わらないように、平常心を装ってラジオに接した

「始発まで待とう」
そう決めて、とりあえず朝まで待つことにした
578ろぜ:2006/05/24(水) 02:20:34
「最後の朝」

朝になり、電車が動き出したころ

ラジオが目覚めるまでとにかく待った
心の中で言わなくてはいけないコトを整理しながら・・・

ラジオが目覚めた

「おはよう。もう起きてたんだ?」

「うん。あのね、話したいコトがあるんだけど
ちょっといい?」

なるべく笑顔で
悟られないようにして
話を切り出した

「なに?」

「・・・実はさ、昨日ラジオがお風呂に入ってる時に携帯が鳴ったのね」

「でね、最初は気にしてなかったんだけど
あまりに鳴ってたから気になって、悪いとは思ったんだけど
携帯を見たんだ」

そう言った瞬間
ラジオの表情は曇り始めた
579ろぜ:2006/05/24(水) 02:26:15
「核心」

「そしたらね
Aっていう人からすごい着信があって」

「でね、いけないコトって分かってたけど
メールも見たじゃんね」
あたしは真っ直ぐ、ラジオの目を見て話していたが、ラジオの目はあたしを避けていた

「Aって誰?
友達のわけないよね?
だって友達だったら、あんな嘘つかないし
それにあんなメールしないよね?」

あたしは核心に触れた
もし、聞いたら終わってしまうかもしれなかったけれど
でも聞かずにはいられなかった
580ろぜ:2006/05/24(水) 02:31:56
「謝り」

どれくらいの時間が経っただろうか
ラジオはゆっくり口を開いた

「ごめん・・・」

たったそれだけだった
でも、その一言が全てを物語っていた

「で、どうするの?
Aと別れるの?」

答えは分かっていた
でも、どこかでもう一度ラジオを信じたい
そんな自分がいた


ラジオは無言のまま
ただただうつむいていた
これ以上聞いても仕方ない、そう思いあたしは

「わかった。Aと幸せになってね
今までありがとう」

そう答えた
581ろぜ:2006/05/24(水) 02:36:52
「別れ」

荷物を持ち、部屋を出て行った

するとラジオが

「家まで送るよ」

そう言ってきた

これ以上、惨めな思いをしたくなかったから断ったがラジオは退かず
結局、近くの駅まで送ってもらうことになった

車内は終始無言だった
MDからは思い出のHYの曲が流れていた
582ろぜ:2006/05/24(水) 02:41:48
「溢れるもの」

駅に着き、車から降りようとしたとき

「ほんとにごめん
でもあの時、ろぜに告白したとき
ほんとにろぜのコト好きだったし、幸せになれるって思ったんだ
全部俺のせいだね。ほんとにごめんね」

ラジオは泣いていた
でもあたしは、なにも言わず車を降り駅に向かった

電車に乗り込み、席に着いた途端
今まで我慢していたものが溢れ出した
人目もはばからず、ただただ泣いていた
583ろぜ:2006/05/24(水) 02:46:50
「前へ」

ラジオは弱かった
弱かったから、自分に負け、過ちを侵してしまったのかもしれない

でも、もしかしたらラジオを弱くさせてしまったのは自分のせいだったのかもしれない

けれど今となってはそんなコトはどうでもいい

もう二度と振り返ることはないだろう

これからは前を
ただ前を見て歩いていく
ラジオとのことは
今となってはもう
「思い出」だから・・・
584ろぜ:2006/05/24(水) 02:51:30
これであたしとラジオとの話は終わりです
なかなか文章がまとまらず、読みにくいときもあつたと思いますが
長い間、お付き合い頂きほんとにありがとうございました

ラジオと別れて4ヶ月になりますが
あれ以来ラジオとは一切連絡はとってません
自分からも取ろうとは思いませんしね

今は新しい出会いを求め日々奮闘中です

ほんとうに長い間ありがとうございました
585ろぜ:2006/05/24(水) 02:53:16
ちなみにラジオの名前の由来ですが

顔や雰囲気が
「オリエンタルラジオ」
の、眼鏡の人に似ていたからです

話のおわりに由来を話すと言ったので・・・
586恋する名無しさん:2006/05/24(水) 03:10:48
おつかれぃ!!!!
長い間ごくろうさまでしたぁ
587恋する名無しさん:2006/05/24(水) 07:56:50
ろぜさん、お疲れさまでした。
大変読みやすい文章だし、一つ一つの書き込みが適度な長さでよかったですよ。
また、恋する女性の心の揺れがうまく表現されていたと思う。
まだ別れて間がないのによく語ってくれました。
今度はろぜの事をふりまわさない、まっすぐに思ってくれる人に出会えたらいいですね。
最後に質問:ラジオ以外の名前の由来は?
588ろぜ:2006/05/24(水) 16:51:41
そう言ってもらえると
悲しい結末ではあったけれど、話してよかった
そう思います

何度も言いますが
ほんとうにありがとうございました

あと587さんからの質問に答えたいと思います
589ろぜ:2006/05/24(水) 16:57:07
登場人物の名前の由来

「ムラ」
住んでいるところが「○○村」だったから

「筋肉」
体が筋肉質なので

「ガチャ」
ガチャピンに似てた
・・・って名前はあんまり登場しませんでしたが

「T」
名前のイニシャル

「A」
名前のイニシャル

「ろぜ」
吸っているたばこの銘柄

こんなとこですね
590恋する名無しさん:2006/05/24(水) 18:42:13
ロゼさんよかったです。
これからいい出会いがありますように。
前向きに生きてたら、きっといいことあるさ!
591恋する名無しさん:2006/05/24(水) 19:06:42
毎晩遅くに書き込みしてたから仕事とか大丈夫なんだろうか?
って思いながらチェックしてました。
お疲れさまでした。
ここにLoveストーリー書き込むとなんだか一区切りついたような気がするんだよね。


きっとこれから「ろぜ」の新しいLoveストーリーが始まるよ。
あなたならきっと大丈夫。
またいつか「ろぜ」のLoveストーリー、マテルヨ



次はもちろん、HappyEnd!
592恋する名無しさん:2006/05/24(水) 20:03:58
〜プロローグ〜

『リカ24歳、×1子持ち』 そんな私が恋をした

こんな気持ちになるなんて思ってもみなかった。

ねぇ、リョウ

今でもリョウが好きだよ、会いたいよ。

意地っ張りな私達に神様は またいつか微笑んでくれるのかなぁ?

もし、微笑んでくれる時が来たら

今度は素直になるから。だから その時はリカの気持ち受け止めてね

お願いだよ…
593恋する名無しさん:2006/05/24(水) 20:13:37
《新しい生活》

1年前に離婚した。まだ2歳半の息子を連れてシングルマザーの道を

私は選んだ。元夫はギャンブルはするし浮気も酷かった… 結婚した時

彼はまだ18歳だったし まだまだ遊び足りなかったみたい…

離婚を決意して私は家を出た、案の定凄いモメた。

でも、後悔はしなかった。ただ子供から

『父親を奪ってしまう…』
その事だけは悪い事をしてしまったと今でも思う…。
594恋する名無しさん:2006/05/24(水) 20:42:48
《出会い》

「ユウ早く用意してよ〜、保育園遅刻しちゃうから〜」

そうぞうしくバタバタした朝で私の1日が始まる

朝 ユウを保育園に送り出し 掃除をしてアルバイト雑誌を読む

何でアルバイト雑誌?って?

先月 私は体調を崩し仕事を辞めざるえなくなったから 今はプー状態…

いつもの様に掃除を終えアルバイト雑誌を1ページづつめくり

『マジで無いんだけど−っ。凄いやだ−っ』と

こんな独り言をブツブツ言いながらアルバイト雑誌とにらめっこしてたら

『ぉっはぁ〜♪最近どぅ?プロフかなりぃぃ感じだょ〜ん♪見てA』って

ナオキからメールが届いた。ナオキは私の2コ下の今時のチャラ男

見た目も中身もチャラい。【ダルいなぁ〜】と私は思いながらも

仕方なくナオキのプロフを見た

【へぇ〜、かなりヒット数増えてんじゃん。あいつ どんな子から
レス来てんだろう?(笑)】と思いナオキのゲストブックを開いた

【想像通り(笑)ギャルばっかじゃ〜ん】私は そんな独り言を言いながら

ゲストブック巡りを始めた

そして一人のギャルのゲストブックの中の一人の男の子で手が止まった

そしてそこでリョウを見つけた

『リョウ 書き込みありがとう』

ただそれしか書き込まれて無かった。リョウの画像を見て

私は【今時の子だなぁ〜 でも可愛い顔した子だなぁ〜】と思い

リョウのプロフを読む事にした。

そう、これが私とリョウの始まりだったんだよね…
595恋する名無しさん:2006/05/24(水) 20:57:36
《直メ》

私はリョウのプロフを読み始めた。

【えっ?嘘!本当に】

何とビックリ リョウは結婚前に私がしていたバイト先に

つい最近まで勤めていたと言う事が書いてあった。

私は懐かしさのあまりリョウのゲストブックに書き込みをした

『リカ 飛んできました、私も〇〇店でバイトしてたよ。リョウ君は
何店でしてた?』と書き込み自分のリンクを張った

そして その日の夜リョウからレスが返ってきた

『リョウ 〇〇店ですよ ゲストブック閉鎖するんで 直アドプロフに
書いてあるんでメール下さい』 私はリョウに色々聞きたかったので

メールをしてみる事にした。今思うと同じバイト先だったからなんて

ただの口実だったのかも。あまりにもリョウが可愛い顔してたから

つい絡んでみたかっただけなのかもしれない…

596恋する名無しさん:2006/05/24(水) 21:33:27
《電話》

『リカだよ。分かる?リョウ君は〇〇店だったんだ〜。あっ、プロフ
張っておくね』私は当たり障り無い文章をリョウに送った

でも、しばらくしてもリョウから返信は来る様子も無く私は仕方なく

いつも通りテレビを見ていた。そんな時 コムコムが鳴った

コムコムとは ウィルコムと言うPHS ウィルコム同士だと

通話料がかからない だから私達の回りでは ちょっとしたブーム

【誰だ?】と思い手にしてみると …ナオキ

【まぁ、暇だし出るか〜】と思い「もし〜?何〜?」と私はナオキからの

電話をとった。「ハロ〜 リカさぁ〜プロフ見た?」
やはりプロフの事か。「見た見た ナオキヒット数かなり増えてんじゃん
やったじゃん」ってな感じでナオキと くだらない会話が始まった

ナオキと恋話や色々して盛り上がっていた時 携帯が鳴った

『リョウ リカのプロフ見た ウィル持ってんだ。070〜 電話して』

リョウから返信が来た。

でもナオキと会話中だったから私は『070〜が私の番号だよ』

とだけ 送り返した。そしてしばらくすると『掛けても繋がらない』と

リョウからメールがきた。・・・【ん?何か態度が変わってない?】とか

私は思った。最初のメールだと優しい感じの文章だったのに…

なんて事を考えながら ナオキに「あっ、ごめん!また電話するね」と

急いで電話を切った。だってリョウが掛けてくれてたんだから

597恋する名無しさん:2006/05/24(水) 23:42:58
ほうほう。
続きマテルヨ
598恋する名無しさん:2006/05/25(木) 00:15:44
マテルヨ
599恋する名無しさん:2006/05/25(木) 17:54:07
《すれ違い》

私は急いでリョウに折り返した。呼び出し音が鳴る 私はリョウと

【何を話したら良いのか?】とか考えながらリョウが出るのを待った

けれども10回弱鳴らしてもリョウは出なかった…

私は仕方なく電話を切った。【メール来て直ぐに折り返したのに…】と

私は思っていた時 電話が鳴った

【リョウ!!】

とっさに電話を確認……。私の期待とは裏腹に電話の相手は《サチ》

サチは何でも話せる昔からの友達。ちょうど今日の出来事を聞いて

欲しかったので『も〜し〜サチ〜』と私はサチに甘えモードで電話に出た

『はいはい、何その微妙にだるそうな感じは〜?(笑)』

さすがサチ何かを察知したかの様だった。私は今日の事を事こまかに

サチに話した その時

「また繋がんないし(-_-)」リョウからのメールだった。

私とリョウは どうやら すれ違ってしまった様だった…


この最初の出会いから私達は、すれ違っちゃっていたんだね…

最初の出会いから神様は私達に味方してくれていなかったんだね…
600恋する名無しさん:2006/05/25(木) 18:02:43
未来を暗示する感じ…いいね…
マテルヨ
601恋する名無しさん:2006/05/25(木) 18:08:45
《イメージ》

私は今リョウからメールがきた事をサチに話した

『ええっ?ならもう一度折り返しなよ!可愛い子なんでしょ?(笑)』

サチは『頑張れ〜』と笑いながら私の電話を切った

【よし、もう一度かけなおすか〜】

私はリョウに 深夜2時にも関わらず掛け直した。

何度か鳴らして 出なければ切ろうと思っていた。

そして何度目かのコールでリョウが出た。『はい。』想像とは少し違う

ちょっと気だるそうな低い声が受話器に響いた。

『もしもし?ごめんリカだけど寝てた?』私は少し緊張と申し訳なさから

小声になってしまった。『あ〜、別に寝てない』………

【あれ?何か凄いイメージと違くない?】

それが私のリョウの電話での第一印象だった
602恋する名無しさん:2006/05/25(木) 18:42:11
《そっけない会話》

私は一応リョウに謝った『掛けてくれたのに話し中でごめんね』

『ああ、別に』… リョウは そっけない返事をした

私は何て返事をしたらいいのか分からず とっさに話の話題を変えた

バイト先の事に触れるとリョウは普通に話始めた。今の仕事、恋愛感

リョウは今 美容師をしているらしく大変だと嘆いていた

【ん?美容師って火曜休みだよね?って事は明日仕事じゃん】

私は そんな事を考えリョウに『明日朝早いでしょ?寝る?』と聞いた

時計の針は3時をとっくに過ぎていたからだ

『切りたいの?なら切っていいよ、おやすみ』

リョウは そっけなく そう言い残して電話を切った。
私は【えっ?何この人?】と可愛い印象→嫌な奴 となっていた


ねぇリョウ。リョウの印象は本当最悪だったよ(笑)

この時の私達は まだこの先にあんな感情が生まれるとは絶対に

1%も思ってもいなかったよね。本当に想像もしてなかったよね…
603恋する名無しさん:2006/05/25(木) 21:05:36
ドキドキ(◎o◎)
604恋する名無しさん:2006/05/25(木) 21:56:10
《罪悪感》

次の朝 私はリョウにメールした

「昨日は遅い時間にごめんね。仕事頑張ってね」

そして夜リョウから電話が掛ってきた。『今仕事終わった。疲れた』

第一声がそれだった。私は『お疲れ様、本当に大変そうだね』と返事した

リョウは どちらかと言ったら口数少ないタイプだと思う。

正直リョウと会話が弾ま無かった。会話が途切れ無言になったりもした

【気まずい】そう思っていたらリョウが突然聞いてきた

『彼氏居ないの?』

…。【彼氏は居ないよ、でも子供が居るの】

私は心の中で そう思っていたけど口には出せなかった…。

『彼氏?居ないよ〜』私は子供が居る事を隠してしまった…。

とっさに私は『リョウこそ彼女は?居そうだけどね〜』と話をそらした

『彼女4ヶ月居ない。忙しいし、居たら電話とかしないし』

リョウは そっけなく答えた。その答えを聞き少し喜んでいる自分が居た

けれども正直に言えなかった私はユウに対してもリョウに対しても

《罪悪感》を感じていた。【最低 私…】そんな事を心の中で呟いた

リョウとは会話が弾む気配も無く私は『ごめん明日早いから寝るね』と

逃げる様に電話を切った。言えない自分がズルイ女だと頭の中で

もう一人の自分が呟いていたから そう、女としての私じゃない

母親としての私が…。



この時 リョウにちゃんと伝えておけば良かったね…。

そう この時言っておけば私達の運命は変わっていたかもね…
605恋する名無しさん:2006/05/25(木) 22:25:36
《一目惚れ?》

私は結局その日 寝る事は出来なかった。いつも通り朝ユウを起こし

保育園に連れて行き いつも通り掃除をし 気をまぎらわせ様と

必死に掃除をし、ひたすら無心を心掛けた。

【何で言えなかったの?】私の頭の中でリピートするから…

本当に何で言えなかったんだろう?普通に言えば良い事なのに…

【リョウを男として意識してる?】ふと そんな事を考えていた

【たかだかプロフの写真に淡い恋心なんて抱く?そんな訳無い】

私は一生懸命 雑念を振り払おうとした。だって変でしょ?

おかしいでしょ?写真に恋?ありえないでしょ?でも私の頭の中は

気付いたら リョウの事で いっぱいになっていた…。
《一目惚れ》なんて信じない。そんな訳無い… 自分にいい聞かせた…



ねぇリョウ。この時本当に一目惚れだったみたいだよ(笑)

おかしいよね(笑) リョウは この時 私と同じ気持ち少しは感じて

居てくれてた?今となっては もう聞けないね…。

リョウに聞いておけば良かったよ。

ねぇリョウ あなたは今何を思ってるの?
606恋する名無しさん:2006/05/26(金) 02:51:10
NANA風でつね
なかなかいいねぇ
( ̄▽ ̄)マテルヨ
607恋する名無しさん:2006/05/27(土) 14:01:43
マテルヨ
608恋する名無しさん:2006/05/27(土) 21:41:29
子供が今、風邪なので亀ると思いますがごめんなさい。でも書ける時に
書きますから
609恋する名無しさん:2006/05/27(土) 21:53:12
>>608
母親としての務めが第一。
お大事に!
610恋する名無しさん:2006/05/27(土) 21:58:02
《途切れた連絡》

私は言うに言えなかった事を悔やみながらも もし言ったら…と

ずるい事を考えていた。

私は今日もリョウから電話が来るだろうと その時にさりげなく

子供が居る女性をどう思うか?など探りを入れてみようと思っていた

けれども その日リョウからは連絡が無かった

そして次の日も……

私はリョウにメールを打った『たまには電話して』と

けれども またリョウからメールの返事が返ってくる事は無かった……

どうしてリョウが連絡くれないのか 少し寂しい気持ちになっていた…




あの時はリョウの理由も状況も何も知らなかったね…
理由が分かり始めたくらいの時からだったよね

リョウと深く話す様になったのは

こんな気持ちになるんだったら あの時 あのまま

連絡無くなれば良かったのかも… そんな事も考えたりしちゃったよ…

611恋する名無しさん:2006/05/28(日) 16:31:35
マターリマテルヨ
あと、コテトリつけてねぇ
612恋する名無しさん:2006/05/29(月) 00:08:06
誰か夜中あげてくれ〜
613恋する名無しさん:2006/05/29(月) 00:16:17
おけ。
3時くらいにあげておくょ
614恋する名無しさん:2006/05/29(月) 02:39:43
約束よりちょっと早いけどあげ
615恋する名無しさん:2006/05/29(月) 03:49:52
まとめとかどこかの板で受け付けていたよね?誰か知らない?
616恋する名無しさん:2006/05/31(水) 11:20:19
マタ〜リマテルヨ
617恋する名無しさん:2006/06/01(木) 13:21:27
ネタ尽きてまた途中放棄されたか
まー大した話じゃなさそーだったから別にいいけど
618恋する名無しさん:2006/06/03(土) 03:20:00
風邪→肺炎で五日間ほど入院になっていたので皆さん遅くなり
すみませんでした。私とリョウは 悲しい結末を迎えたはずでしたが
違う結末を迎える事になりそうなので もしよろしければ書かせて下さい
619恋する名無しさん:2006/06/03(土) 03:54:22
もちろんマテルヨ
620恋する名無しさん:2006/06/03(土) 05:45:48
マタ〜
621恋する名無しさん:2006/06/03(土) 13:17:08
40過ぎのおっさんはどーしたかな?
書いてほしいな
622恋する名無しさん:2006/06/03(土) 17:45:26
みんなマテルヨ
623恋する名無しさん:2006/06/05(月) 23:01:29
で、まとめサイトはいつ頃できるのでしょうね
624ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 04:52:45
始まりは一目惚れだったんだ

あの頃僕はまだ高校生で
一番遊んでた時期だった。

初体験が16で中学3年の夏が終わる頃だった
僕は中学3年間ずっとサッカーをやっててそれこそ周りが惚れた腫れた言ってる頃
サッカーしか頭に無かった
だからといってすごい上手いだとか
将来はサッカー選手になるだとか
そんなんじゃなかったんだけどとにかく夢中で
でも終わりはくる。
夏の総体ってのがあって負けると引退
3回戦であっさり負けて僕のサッカーは終わった

周りの部員は受験勉強にシフトしていったけど僕はそんな気になれず
残りの夏休みをぶらぶらしてた

そんな時ある女性に出会った。
その人は24 ご飯おごるから遊ばない?と声をかけられた

きれいな人だったけど化粧が濃くてテレビとかで見たことがある
男を飲ませて話をしてお金を稼ぐ女性を連想した

中学生の小遣いなんて高がしれててご飯食べさせてくれるならなんでもいいや

そう思って僕はその人に付いていった。
625ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 05:10:12
なにが食べたい?と聞かれ僕は
「寿司」
と答えた。
僕は家族で昔たまにいった回転寿司が大好きだった

その人に付いて入った店は記憶にある寿司屋と違ってレーンが無かった
「なんでも好きなの食べていいよ」
と言われ思いつく高級なネタを全部言ってみた
出てきたのは回転寿司で見るようなものと違って
洒落た板に乗って出てきたけど美味しくはなかった
まだまだ子供の味覚だったみたいだ

僕が食べている間その人はいろいろ聞いてきた
最初に年を聞いてきて16と答えた時は少しだけ驚いた顔を見せて

「高校生には見えたんだけどな」

店を出た後彼女はタクシーを拾いあるホテルに向かった

僕はある程度の予感はしてたけど別にかまわないと思っていた
他に楽しいことがあるわけでもないし
化粧は濃いけどきれいな人だったし
興味もあった。

行為自体はされるがままだった
日付が変わる少し前にその人は数万円と名刺を渡して
「明日またこの部屋に来て」
といった

それからそんな日々が続いた
626ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 05:24:37
名刺に書かれていた名前はかえで
店の名前も書いてあった

卒業までに二人の同級生に告白された
二人とも僕に「好き」と言った。

二人目に告白された時、僕はかえでさんにその事をはなした

「モテるんだねー 好きなの?君は」
「別に好きってわけじゃない」
「うわ憎たらしいー」
「かえでさんは僕のこと好きなの?」
「あはは 好きでいてほしいの?」
「そんなわけじゃないけど…」
「本当に好きっていうのはこういうのじゃないよ」

わからなかったけどわかった
かえでさんとは恋愛じゃない
それでも構わなかった

高校生になった俺はかえでさんとは会わなくなった。
ある日帰ろうとしたら
「明日はここにいないからね」と言われた
連絡先は知らないし携帯はまだもってなかった
寂しいとも会いたいとも思わなかった
以前実家の話を少ししてたから帰ったんだと思った
627ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 05:40:15
高校生になって一度はサッカー部に入ったけど顧問と上手くいかずすぐ辞めた
以前のような気持ちでサッカーと接することが出来なくなってる自分にも気づいた

ただ日々を過ごす毎日
2年の夏までに5人と付き合った
体の関係を持った子もいたしそうでない子もいた
付き合う度に思った

「僕はこの子のこと好きなのかな」

周りの連れもくっついたりわかれたりしてた
「お前彼女のこと好きか?」
「当たり前だろー好きだから付き合うんじゃん」
と答えた奴も別れた

よくわからない それが本音だった

それから1年、数人に告白されたが断った
付き合うって事の意味がわからなかったから

三年の夏 友達や先輩等大勢でキャンプに行くことになった
先輩等の運転する車に分乗 大学生はやっぱ違うなーとか
わけわからないことを友達と喋ってた

三台の車には面識全く無い人がほとんど 高校の先輩は5人
よくしてもらってた人たちだがそれぞれ違う大学に通ってる

その先輩らが友達を引き連れてキャンプに行くって計画を友達が聞きつけて参加した

そこに君はいた
628ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 05:57:56
元々は先輩等のうち3人は別々にキャンプに行く予定だったらしい
その3人が地元にかえってきた時キャンプに行くって話が出て
じゃあ同じ目的地にするか!って話になって残り2人は地元の大学にそれぞれ通っていたので地元仲間引き連れて参加

(あ 車4台か 細かいな…)

友達は
「年上の彼女つくるぞー」
ってはりきってた

僕はそんだけの規模の遊びってなかなか無いし本当にその先輩等が好きだったので
ただ楽しみたいと思って参加した


キャンプ地に着いて先輩等が合流
20人はいたけどよくわからない
先輩等もまとめる気はさらさらなかったみたいで一通り説明したあと
自由にお楽しみくださいみたいな感じになった

友達は早速先輩らと女性陣の輪の中に入っていった

僕は車中で寝られなかったし疲れたのでいいところはないかとすこし散策した

キャンプ地は山間の森の中の少し開けた場所に小さな湖があり
その周辺に小さい宿泊用のコテージがいくつかあった

湖をなぞるような道を歩いていた僕は昔家族旅行でいった場所を思い出した
629ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 06:08:50
前に女性が2人歩いていた

僕らのグループ以外に客はいないようだったので
先輩等のうちの誰かの友達だろうと思った

周りが静かなので話し声が聞こえた

「翔大のばか最初は2人でキャンプ行こうっていってたくせに」
「もぅ香織達いつも2人でくっついてるくせにーたまにはいいんじゃない?」

翔大ってのは僕の先輩でどうやら片方の女性は彼女らしい

とそんな風に思ってたら彼女達が僕に気づいた

「こんにちは!」
香織と呼ばれていた女性が声をかけてきた
けど僕はその隣の女性に目を奪われたんだ
630ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 06:18:59
始まりは一目惚れだったんだ

「こんにちは」
君の声を初めて聞いた

「あ こんにちは ちょっと聞こえちゃったんですけど
翔大さんの…?」

「翔大さん?ってことは君は翔大の後輩って子?」
「そうです よろしくお願いします」
「こちらこそ!翔大のばかに無理矢理つれてこられたんでしょ?
ごめんねー」
「そんなことはないですよ」

香織さんは明るい人だった、翔大さんと合ってる気がした

「この子は悠ちゃん」
「よろしくね」
悠、君の名前を知ったのもこの時
「君は?」
「はるひです」
「じゃあはるひ君、早速だけど翔大の過去を
洗いざらい話してもらおうか」
「勘弁してください殴られます」
631ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 06:31:51
「はるひー!あれ?香織と悠ちゃん?」
「翔大ー!はるひ君があんたの過去をはなしてくれたよっ」
「え…はるひマジでか」
「言ってませんよ!何もっ」
「もー香織はるひ君が殴られちゃったらどうするの」

そして翔大さんと香織さん、そして悠と過ごすことが自然と多くなった
香織さんがとても明るい人だからか悠はとても静かな印象だった

年上なんだけど可愛らしく感じた
それだけじゃなくてどこか気になる
目が悠から離れなかった
上手くいえないけど話したかった色々

それなりに女の子と付き合ってきたしこんな言い方は嫌いだけど
喜ばせる会話も出来ると思ってた

でもできなかった 言葉が出てこない 何を話せばいいのか

香織さんと悠は中学からの友達らしく2人はとても仲が良かった
香織さんといる時の悠は楽しそうでその笑顔を見てるとうれしかった
632ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 06:48:27
コテージはいくつかの部屋にわかれていた

六つのコテージにそれぞれ適当に部屋割をした

僕は友達と一緒の部屋だったけれどその友達は
早速一人の女性とできたらしくそっちにいったので部屋は僕一人だった

テレビもない部屋で一人 車で寝てなかったから寝る場所を探して散策したけど
悠達に会ったので寝ていなかったから
寝れるかと思ったが目が冴えていた

買い込んできた飲み物や食材はコテージの冷蔵庫にわけて入れられていたので
僕は冷蔵庫のあるダイニングに向かった

ここでドラマやマンガなら悠がいたんだろうがいなかった

ダイニングは風通しがよく涼しくて気持ちよかった

椅子に座ってぼーっとしてたら翔大さんが部屋から出てきた

「あれ?一人か?あいつは?」
「どっか女の人のとこにいきましたよ」
「あーなるほど」
633ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 06:59:54
翔大さんはビールを開けて隣に座った

「はるひは彼女今いないのか?」
「いませんねー」
「去年付き合ってたろあの子とは別れたんだ」
「はい、なんか自然消滅で」
「お前その前も自然消滅っていってたなっ」
「続かないんすよ」
「そりゃお前マジじゃないからだな」
「うーん翔大さんは香織さんマジで好きなんですか?」
「当たり前だろー俺結構恋愛に関しては真面目だからな」
「そういや翔大さん高校の頃彼女無しでしたね」
「うるせーよ!香織が初恋人だよっあいつには言ってないけど」
「なんで言わないんすか?」
「なんか恥ずかしいじゃん今まで彼女いなかったってのも」
「そうかな、よくわかんないけど」
「これでも何人かには告られたけどな」
「なんで付き合わなかったんすか?」
「そりゃ好きじゃなかったからだろ 好きでもないのに付き合ったって楽しくないだろ?」
「はぁ」
「俺は今香織といて楽しいからなー お前等と遊んでた頃も楽しかったけどな」
「俺も翔大さん達と遊んでた時が一番楽しかったですよ」
「一番かよ!きもっ!俺はノーマルだからな」
「いやいやいや俺もノーマルですから」
「よかった…ちょっと香織んとこいってくるわ」
634ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 07:10:34
代わりに出てきたのは悠だった。

「追い出されちゃった」
「こんばんわ…」
「一緒に住んでるんだから家に帰ってからいちゃいちゃしろーって感じだよね」
「そうすね…」
「…」
「…」

悠は文庫本を読み始めた
知らない作者だ、そもそも本なんてマンガくらいしか読んだことがない


言葉が出てこない 話が続かない
続けたいんだ もっと知りたいのに…
この気持ちがなんなのかわからない
わからない自分にいらいらする

「まだ部屋空いてるかな…」
「え?」
「部屋。翔大くん来たから戻るのもあれだし」
「あぁ空いてるとは思いますけど鍵が無いですよ」
「あ、そっかーどうしよ」
「…」
635ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 07:20:09
「僕の部屋使いますか?」
「え!?」
「あ、いや僕はここで寝ますし」
「あ…」
「それに一人部屋だから」
「でも悪いよ」
「いいんです、じゃ荷物とってきます」

なんだろう 今までの自分なら多分
「僕の部屋使いますか?」
じゃなくて
「僕の部屋来ますか?」
って言ったと思う。
でも違った
なんとなく これが
悠に対するこの気持ちが
「マジで好き」
ってものかと そう思うようになった

その気持ちは最初からあった

「こんにちは」

そう 一目惚れだったんだ

一目惚れだったってことを認識するのは遅かったんだけど…

悠…あの時から君が…
636ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 07:34:35
「ありがとう おやすみなさい」

翌朝 香織さんが僕を起こした
「ごめんねー悠から聞いたよー」
「あーいや平気です」
「悠ももうすぐ出てくると思うよ」

そして…
自分の気持ちがどういうものなのかわかった僕は悠とさらに喋れなくなった

出発は夜、夜通し運転でそれぞれ朝には着く予定だ と。
そして出発前に花火をすることになった

キャンプ地には珍しく花火禁止の警告はなかった

翔大さん達とは到着地が違うので車は別 当然悠とも…

花火はとても綺麗で 眩しくて 煙が目に染みて…

僕は涙を流した
涙は5年ぶりだった
5年前母親が他界した
泣いたのは悲しいからか悔しいからか或いは両方だったか
それ以来父とは口をきいていない
母親は心労から体調を崩しある病気を併発しそのまま
僕は父の責任だと思った
だから家にいたくなくて部活にうちこんだ
だからかえでさんに頼った
637ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 07:37:06
涙を流したのは煙のせいだったのか
昔を思い出したからなのか
悠と会えなくなるからなのか

わからなかったけど…


でも確かに


光に浮かび上がる悠は


綺麗だった
638ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 07:47:29
帰り際翔大さんが僕のところにきた

「お前携帯変えたろ?教えろよーメール返ってきたとき軽く凹んだぞ俺」
「あ、すいません 水没してメモリとんだんすよ」
「言い訳くせー!ま、いいや」
そして夏が終わった

少しの間は悠のことが頭から離れなかった
翔大さんに頼んで番号教えてもらおうかとも考えた

でもそれからどうするんだ
好きだ とでも?
側にはいない
今までまともな恋愛もできてない僕が遠距離?
あり得ない できるわけがない
少ししたら忘れる そうだよ
今まで付き合った彼女のこともそうだ
思い出せるのは名前くらいだ
顔だっておぼろげ そんなもんだろ

悠との思い出なんてたった3日間
2人で会話したのなんて初日の夜だけ
それも一言二言



忘れるさ すぐに
639ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 08:14:49
12月

嫌いだ
誕生日、クリスマス
どちらもある

昔家族3人で外食をするのは決まって誕生日とクリスマス
ファミレスか回転寿司

嫌いだ

父と母親と自分の映像が思い出されるから


周りはみんな受験間近で忙しそうだ
何が忙しいのかいまいちわからないが
僕もその流れに乗っていた

大学にいきたいとは思っていなかった

でも高卒で働くなんて自分には無理だと思ってた

父みたくあくせく働いても家族3人
年に数回ファミレスや回転寿司程度にしかつれていけない

そんなのはイヤだ

いつか連れて行ってもらった高級な寿司屋
おいしいとは思わなかったけどそれは食べなれていなかったから
子供の頃からあんな所に行けてれば…

「大学だけはでておけ」

父のいいなりになるつもりはなかったけど
とりあえず行くことにした

勉強はつまらない
つまらないだけの日々


一通のメールが届いた
アドレスは登録されていない





お久しぶりです
お元気ですか?



篠塚 悠
640ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 08:28:20
篠塚という名字に心当たりは無い
だけど…


「悠さん!?」
思わず声が出ていた。


返事…
なんて打てばいい?
あり得ない もう3か月以上も前だ
今更 どうして?

「元気ですよ悠さんは?」

これ以外になにを打てばいいのだろうか


「元気です。突然ごめんね
翔大君から教えてもらったんだ」

そうだろう それ以外無い
そんなことはいいんだ
なぜ?どうして突然?

「どうしたんですか?突然ですね」
「ごめんね。元気かなーって思ったから」
「謝らなくてもいいですよ。元気です」
「ごめんね はるひ君受験生だよね勉強してる?」
「受験生ですよ。勉強あまり…ですね」
「ダメじゃない。落ちちゃうよー」
「受験生に落ちるって…まぁ今年は半ばあきらめてますけど」
「あ、ごめん…諦めるなー頑張って」

なんかメールだと 違うな
まだまともに返せる

それから何日かメールのやりとりを続けた
他愛のないことばかり

でも…

楽しかったんだ…
641ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 08:42:15
12月16日

朝 起きるといつものようにメールが来ていた

「今日はねバイト休みなんだ
はるひ君起きてるかなー?」

この着信メールの表示だけでうれしい

「今起きました…腹減った」
「遅いよ!もうお昼すぎだよ」
「ごめんなさい…おやすみなさい…」
「こらっ不健康児!今日は香織とお出かけしてきます」
「デートですか、翔大さんにバレないようにしないと」
「言っちゃダメだよーあ、それと今夜電話でれるようにしててね」
「いつでも大体出れますけど」
「いいから、じゃいってきます」
「気をつけてー」


そんな感じで 距離は離れてるけど縮まった気もする
だからといって今すぐ付き合いたいとか
そういう気持ちはなかった
もっと知りたいし単純にこの関係を壊したくはなかった
今でも十分…
幸せ だった

今まで付き合ってきた子達との会話では得られなかった気持ち
顔を見て話してるわけではない
表示されてる文字、点の集合体、0と1の羅列 それだけなんだけど
悠を感じられたんだ
642ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 08:57:05
その夜 電話が鳴った
悠からだった 23時頃

「はるひ君?起きてる」
「もう寝ます」
「あれだけ寝てたくせにー」
「受験生だから早く寝なきゃ」
「受験生はお昼過ぎまで寝ません」
「で、どうかしたんですか?」
「話そらしたね…」
「で、どうかしたんですか?」
「もー、まぁいいや
お誕生日おめでとう」
「え」
「ん?」
「なんで知ってるんですか?言った覚えないですよ」
「ふふ、お姉さんはなんでも知ってるのよ」
「気味わるい」
「失礼だよ!翔大君に頼んではるひ君の友達に聞いてもらったんだ」
「直接聞けばいいのに…」
「それじゃつまんないでしょー?」
「じゃあなんかください」
「じゃあって話つながってないような…」
「ください」
「なにが欲しい?」
「金」
「かわいくない」
「お金」
「一緒だからそれ」
「んーーじゃあ」
「じゃあ?」
「悠さんデートしてください」
643ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 09:09:14
「え?」
「デートしてください」
「…だって無理じゃない」
「どうして?」
「どうしてってほら、離れてるし」
「僕そっちいきます」
「だめだよお金かかるし」
「少しならあります」
「でも…だめだよ」
「だめなら…諦めます」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…だめじゃないよ」
「え?」
「私も…デート…したい」
「…」
「ちょっと、ちょっと待ってて」
「え?」
「待っててね」


電話は切れた
自分はこんなこと言うつもりじゃなかった
少なくとも まだ…

でも
「誕生日おめでとう」

この言葉は 意外なほどに
僕の心に響いた

誕生日を祝ってくれる人は五年前に、いやもう六年前になるのか
いなくなった

僕は今まで誕生日の時期に彼女がいたことはなかった
わざとつくろうとしなかったんだ

翔大さんはおそらく何人かに聞いたんだと思う
僕の誕生日を知っている奴は少ない


祝ってくれる人はいないハズだったのに

誕生日なんて僕にはこないハズだったのに
644ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 09:23:46
「はるひ君?」
「はい」
「お待たせ」
「どうしたんですか?」
「あのね、香織と今日でかけてたんだけどね」
「言ってましたね」
「香織と翔大君来週にそっちに行くらしいの翔大君の車で」
「そうなんですか」
「でね私も一緒に乗せてもらうことにした」
「え?」
「だから…デートはそっちで」
「こっちで?」
「そう、だったらはるひ君もお金使わなくてすむでしょ」
「それはそうですけど」
「だから…しよ?デート」
「…はい!」
「うんっ」
「でもちょうどいいタイミングですね」
「何が?」
「翔大さんがこっち帰ってくるの」
「あ…実はね…」
「ん?」
「今日のおでかけは香織に呼び出されたの」
「はぁ」
「でね香織が 一緒に行く?って最初から誘ってきてたの」
「あーそれで、でも香織さん翔大さんと2人がいいって言いそうなのに」
「そうなの私もそう言ったら…」
「言ったら?」
「…あ…えと…あ!」
「ん?」
「もうこんな時間、はるひ君寝なさい」
「えー」
「口答えしない、じゃあおやすみなさい」
「…おやすみなさい」
「…」
「…」
「…おやすみ」
645ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 09:43:39
僕は眠りにつく前に一通のメールを送った

「ありがとう
来週悠さんが来ることを楽しみにしています
ありがとう」


それからの一週間悠から行きたい場所やしたいことのリクエストが殺到した

挙げられた場所やしたいことはやっぱり今までの彼女と同じようなことだった
けれど悠とならなんでも構わなかった
悠といられるなら



そしてその日がやってきた
小学生の頃 遠足の前の日は寝られない子供だった僕
あの頃と同じ 寝られなかったよ

起きたのは昼頃 着信が三件
翔大さんからだ

夜中に出ると翔大さんから連絡があったから
もう着いてるかもしれない
急いで支度をした
朝シャワーを浴びるには辛い季節だったけど

濡れた髪を乾かしながら着替え小さな箱を一つポケットに入れて

玄関を開きながら携帯を取り出し履歴から翔大さんに発信

玄関を閉めて鍵をかける

エレベーターで下まで降りる
翔大さんは出ない

運転中か?悠にかけようとアドレス帳から悠を見つけ発信を押し
応答待ち

前を向く




そこには悠がいた
646ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 10:00:55
「おはよう はるひくん」

鳴り響く悠の着信音
悠が好きだと言っていた曲
季節外れの曲
Sacraのイエスタディ

最近いないよな と言うと悠は怒る

「お、おはようございます…」

4か月ぶりに会う悠は…
髪が伸びていた

「髪…」
「あ、似合うかな?」
「はい…よく、とても」
「ありがとう」


夏の悠と違ってすこし大人っぽく見えた

「…」
「…」

不意に鳴らされるクラクション

音の方を見るとにやにやしている2人の男女
「もう…いいですか?お二人さん」
「あ…お帰りなさい翔大さん」
「お帰りなさいじゃねーよはるひ、今何時だよ?」
「11時ちょいです」
「言うことは?」
「すいませんでした…」
「よし、じゃあ乗れ」
「え?乗るんすか?」
「いいから」
「はい」
「お前免許持ってたろ?」
「はい、あんまり運転したことないですけど」
「かなり不安があるが貸してやるよ」
「え?いいんですか?」
「寒いからなー悠ちゃんのためだ」
「ありがとうございます!」
「お前事故っても悠ちゃん怪我させんなよ、あとガソリン満タンで返せよ、ハイオクな」
「せこい」
「なんか言ったか」
647ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 10:14:42
「いい先輩だね」
「ほんとに、高校いた頃から世話になってました」
「いい後輩だね」
「それはわかんないけど…」
「ふふ」

久しぶりの運転も慣れてしまえば問題なかった
平日で車も少なかった

「とりあえずご飯食べません?」
「いいよ、はるひ君は朝ご飯かな」
「昼です」
「また昨日夜更かししたんだ?」
「なかなか寝付けなくて」
「私も車で寝られなかったよ」
「僕も車で寝られないんですよ、夏の時も」
「私はあの時は寝てたなー」
「今回はなんで?」
「それは…わかるでしょ」
「僕と同じかな…?」
「…たぶん」

それから一日2人で色々回った
特に目立って何かをしたというデートではなかった

だからこそ悠をよく ちゃんと真正面から見ることが
知ることが出来たと思う
648恋する名無しさん:2006/06/06(火) 12:11:42
いいよいいよ〜
マテルヨ
649恋する名無しさん:2006/06/06(火) 12:43:43
やべぇ、超良作の予感
マテルヨ!
650ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 12:48:57
悠達の予定は二泊三日
悠と香織さんは新幹線の駅前にあるホテルに泊まる予定だった
一日遊んでホテルまで悠を送る途中
「あの時みたいに翔大君がきて追い出されちゃうかも」
「今日は別の先輩達と飲みに行くってはりきってましたよ
迎えにこいってメール入ってるし
だからもう香織さんも戻ってると思いますよ」
「残念…はるひ君の部屋にいけると思ったのに」
「…」
「でもはるひ君は違うよね」
「違う?」
「だってあの時もさ部屋貸してくれただけで一緒にいようとはしなかったでしょ」
「あぁ…」
「私あの時は自分に魅力ないのかなってちょっと凹んだんだ」
「そんなことない、そんなことないですよ」
「だってはるひ君あまり話そうとしてくれなかったでしょ私と」
「それは…」
「だからあの時あまり好かれてないのかなって」
「香織とはすごい楽しそうに話してたしぜんぜん違うなって
香織は」

悠は一息に話し出した
651ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 13:02:11
僕は一本裏路地に入って車を止めた


「香織は明るくて誰からも好かれて昔からそうだったんだ」
「私たち中学の頃から同級で香織はバスケやっててキャプテンで」
「私もやってたけどそれは香織が誘ったから、香織が一緒にしようっていってくれたから」
「香織はお姉さんみたいで…私は人見知りするほうだったから」
「でも香織のおかげで友達もできたしバスケも好きになれた」
「高校は別々になっちゃって私は親の薦めで女子校になって香織は公立だけどスポーツに力入れてる学校にはいって」
「でもよく遊んだよ 香織はなかなか彼氏が出来ないーって言ってたっけ」
「あの子面食いで、それにスポーツ出来る男の子じゃないとイヤだって」
「だから翔大君はぴったしだったんだね」
「大学は同じとこ受けるーって2人で話してた
まさかほんとに同じとこにいけるとは思わなかった」
「私の親はそのまま短大受けると思ってたみたいだけど」

香織さんの事話す時の悠は嬉しそうだった

「好きなんですね香織さんのこと」
「うん、好きっていっても変な意味じゃないよ?」
「わかってますよ」
652ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 13:08:51
「翔大君と付き合い始めた時なんか香織もうすごいはしゃいでて」
「翔大君には言ってないけど香織は翔大君が初めての恋人みたいなの」
「だからもうところかまわずいちゃいちゃしてるの」
「まぁくっついたりしてるくらいだから爽やかなものだけど」


「だから香織のこと好きになるのは私が一番わかる
それに香織にはかなわないしね私…」



「違う」
653ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 13:27:58
僕は窓を開けた
「寒いよ?はるひ君」
「ごめん…上着貸すからちょっと我慢してくれますか」
「…?うん」

僕はたばこに火をつけた

「はるひ君たばこ吸うんだ?」
「たまにね」

たばこを数口含んで消した
たばこは好きじゃない
好きじゃないけど感情がたかぶった時少しだけ口にする
それはあの頃からの癖だった

煙が車内からある程度出ていくのを待って窓を閉めた

結論から先に言った
これも僕の癖かもしれない


「僕は悠さんが好きです」
「…」
彼女は黙って顔をあげて僕を見た

「湖の側道で初めて悠さんを見たときから」
「あの夏の3日間ずっと悠さんを見てました」
「もっと話したい、もっと知りたいと思った」
「思ったけど僕はうまく話せなくて
悠さんの前では言葉がでてこなかったんだ」

「はるひ君…」

「僕は…」
その時僕の携帯が鳴った
電話だ

翔大さんからだった

「とらないと…怒られるよ?」
「ですね…」
654ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 13:41:31
「はい」
「はるひーおせー!何やってんだ事故ったか?」
「いや違います」
「悠ちゃんは?今どこだ?」
「隣にいます、話を」
「あ…うん、そうか。じゃあ俺香織んとこ行くな
一人にするとうるさいし」
「すいません、でも飲み会は?」
「明日でもいいや今日の夜中でもいいしな、あ、夜中にしよう
お前それまでに話つけて迎えにこいよ」
「わかりました」
「それとな…マジで話せよお前の事、それはルールだ」
「ルール好きですね相変わらず」
「スポーツマンだからな俺は、じゃあな」


ルール…この場合恋愛のルールか?
僕が守らなければならないものは…なんだ

「全部聞こえたよー声大きいもんね翔大君」
「そうですね…」
「…」
「…」

翔大さんは僕が悠のことを好きなのを知っていたのだろうか
悠が一緒に連れていってほしいと頼んだ時一部始終聞いたのだろうか…

「ルールか…」
「え?」
「翔大君言ってたでしょルールって」
「あ、はい…」
「ルールは守らなきゃね…」
「…」
「私もはるひ君が好きだよ」
「…」
「実はねあの夏の前から知ってたんだはるひ君のこと」
655ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 13:56:49
「知っていた?僕を?」
「うん」
「どうして?」
「知ってるって言っても写真でだけどね」
「翔大さんが?」
「そう…っていうか香織かな」
「香織さんが?」
「香織と翔大君家に遊びにいった時香織がこっそりアルバムを見つけだしたの
亀吉って書いてるアルバム」
「あ…」


僕は一年の時に翔大さん達とつるみ出した
そのグループはいろんな奴がいて翔大さんみたいに部活やってる人もいれば
不良と呼ばれる人たちもいた 彼らは見た目は怖いけどいい人達ばかりだった
実際僕自身彼らに半ば強制的にグループに入れられたようなものだった

その中には写真部の人もいてその人が自分のカメラを買ってきたことが始まりだった

カメラのことはよく知らないがその人は部室に勝手暗室みたいなものを作り
自分でとったものを自分で現像できる設備を整えていた

それを聞いた悪ガキ達は写真屋に出せないものも撮れる…
という結論に達して記念すべき最初の1ページ目には…亀達が

今でもその話は仲間内で笑い話のネタになる
656ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 14:11:41
「一ページ目はみないほうがよかった…」
「それはそうだと思います…」

2ページ目からはグループの普段の写真やみんなの彼女、家族、ペット 何故か虫とか
とにかく色々なものが写真に残されていた

翔太さんはその初期からのメンバーで2枚目から残っていたハズだ

「香織がね翔太君が女の子と2人で写ってるのを見る度に
元カノだ!って言うの」
笑いながら悠は言う
「無いですねそれは」
「私もなんとなくだけどそう思ってたよ」

僕は自分がどんな写真で残っていたか思い出そうとした

「はるひ君は彼女と写ってる写真が多かったね?」
「そう…かな」

そうだ 彼女が出来たら報告して写真に撮られる
暗黙のルールがあった

「初めの一枚見た時無愛想な子だなって思ったの」
「無愛想っていうか…冷たい感じかな?ごめんね」

「いえ…」

「二枚目は別の彼女だったけどやっぱり冷たい感じがしたの」「ふつう彼女と撮るなら照れたりとか嬉しそうだとか…緊張しててもこんな顔、目しない」

「…」

「こういう子なのかなって思った」
「けどね他の写真見ると違った」
657ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 14:24:36
日付はもう変わっていた
いつのまにか人通りはなく
一つとなりの二車線の道路を走る車の音がかすかに聞こえる

「友達同士で写ってるのとか
なんか変な格好で写ってるのとか
その時のはるひ君はとても楽しそうな顔だったんだ」
「でもやっぱり彼女みたいな人と写ってるはるひ君は違う目をしてた」
「すごく気になったんだ、笑うとすごく可愛いのにどうしてかなって」
「翔太君に聞いたんだ、はるひ君のこと」

「…」

「いい奴だって。どこがって言われても困るけどいい奴だったよ俺達といる時はって」


「でも彼女といる時のあいつはなんか違ったんだ
他の奴らは照れるとか自慢する奴もいたけど
そういうのが無かった全く」
「どうして?」
「詳しくはわからない…俺から直接聞いたことはないんだけど
あいつが俺に 好きになるってどういうことですか
って聞いてきたことはある
答えられなかったけどさその時は」


「…」
「だから気になってたんだはるひ君のこと」
658ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 14:35:49
「キャンプ場に着いた時まずはるひ君を探したよ」
「友達と一緒にいたけどすぐ一人で歩いていったね」
「散歩にいこうって香織誘って先回りしたんだ」
「あの後からずっと見てたよ」
「悠さん…」

「翔太君と合流した時にはるひ君はあの笑顔に変わったんだ」
「やっぱりこっちのはるひ君がいい…」
「その時私好きになったんだね多分」

「夜香織にそのことを話してたら翔太君が来たの」
「香織が全部喋っちゃって」
「翔太君がはるひ君ダイニングにいることを教えてくれたの」

「そうだったんだ…」

「でも話してる時のはるひ君は私の好きになったはるひ君じゃなかった」

「それは…」
「うん、はるひ君は気持ち教えてくれたしすごい嬉しい」
「…」
「だから私も全部話そうと思ったから、ルールは守らなきゃ」


ルール…僕はまだルールを…

守らなくてはいけない
659ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 14:45:13
僕は車を出した
ホテルに向かうまであまり喋らなかった

ホテルの前について僕は口を開いた

「花火しましたよね」
「うん、したね」
「僕泣いたんです」
「知ってる」
「…そうですか」
「うん」
「泣いた理由はわかりません」
「…」
「悠さんに会えなくなる、そう思ったからかもしれないし」
「うん」
「そうでなかったかもしれない」
「うん」
「わからないけど…僕がそれ以前に泣いたのは六年前です
母が死にました。」
「…」

そして僕はすべてを話しました。
母親の死から父への恨み、
半ば自棄になってた時期に出会った人
高校入って女性と付き合っても
好きがわからなかったこと

悠と出会ってそれを知ったこと
そして今の悠への気持ち

整理したつもりだけどよくわからない。
660ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 14:47:56
車のドアを開けて外に出た僕は
たばこに火をつけた大きく吸い込んだ煙は不味かった
たばこは嫌いだ

背中でドアが開く音がした

「…」
「…」

悠は言った
「おやすみ」

空は少し白かった
661ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:03:17
翌日
意外にすんなりと家で寝ていた僕は
メールの着信で目が覚めた

「高校まで来い」

車を返すのを忘れていた

眠い目をこすり鍵をとり家を出た
昨日と同じ服装だった

高校までは電車通学だったので車で行くのは初めてだ

見慣れたはずの駅前も少し違って見えるんだな
と思いながら高校についた

一台の車 地元に残った先輩の車だったハズ
乗っていたのは翔太さん、香織さん、そして…悠

「うぃーす」
「ガソリンいれてくるの忘れました」
「明日返せ」
「もう使わないです」
「使え」
「いやです」
「殴るぞ」
「…いやです」
「よし、悠ちゃん」

出てきた悠は目を腫らしていた
「じゃあな」
翔太さんは行った


「…」
「…」
「入りますか?中」
「うん…」

何故か今日は暑い…
いや熱いのか僕が…
どうやら昨日悠に上着を貸して
悠がホテルに戻ったあとそのまま外にたっていたから
風邪をひいたみたいだ

上着は車内に残されていたので来る途中で着たのだが熱い

上着を脱ぎ傍らに置く
たばこやライターと一緒に小さな箱が落ちた
662ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:21:26
悠は落ちた箱を見て
拾い 僕を見た

「落ちたよ」
「うん…」
「…」
「もういらないから…」
「開けて…いい?」
「うん…」
「これ…」

そこには小さな青とピンクのガラスのイルカが二頭泳いでいた

以前メールで悠がイルカと泳ぎたいといっていた
イルカが好きかと尋ねると少しして画像が添付されたメールが送られてきた
すこし見にくいがそれは二頭のイルカが絡み合うように泳いでいる画像だった

「自分で書いたんですか?」
「うまいでしょ?」
「見にくいです写真が」
「うそ?ごめーん」

僕はこの写メを元に作ってくれるとこを探した
悠がこっちにくるといった翌日に


「はるひ君…」
「もう…いらない」
「どうして?」
「だって僕は昨日話したような男です
そんな男を好きになっても香織さん達のような2人にはなれませんよ
あなたが望んでいる姿には!」
「あなた…?私じゃだめ?悠じゃだめなの?」
「そんなことはいっていませんよ あなたがだめになる
あなたが望むようにはなれない」
「どうして私が望むことをはるひ君が決めつけているの?」
663ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:28:14
「だって…」
「私は…私ははるひ君がいいの
翔太君や他の人じゃなくて!」
「…悠さん」
「色々聞いて色々考えて
色々悩んだけど
やっぱり頭に浮かぶのは
楽しそうなはるひ君の笑顔だった」
「…」
「だから…お願いします
私にあの笑顔を見せてください」
「はい…」
「ふふ…泣いてるよ?」
「この涙の理由はわかります」
「当てようか?」
「いいです…」
664ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:35:12
「ガソリンハイオクか?」
「準レギュです」
「意味わかんねーよ」
「またくるねー今度は4人で遊ぼー」
「はい待ってますよ」
「香織ーはるひ君受験生なんですけど」
「浪人決定だろ?」
「はい!」
「こらーっ」
「じゃあな」
「気をつけて」


「ふぅ」
「溜息なんかついちゃって」
「まさか残るって言い出すとは思いませんでしたよ」
「だって明後日クリスマスだよ?残らないわけにはいかないじゃん」
「そう…ですね」


僕は今年から12月が好きになれそうです。
665ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:41:57
それから二日間悠と僕は2人の時間を楽しむことが出来ました
帰りのバスの待合室で悠は
約束しようと言い出した

「次来るときは大学生同士だからね」
「敬語は嫌だよ」
「だから悠さんも嫌」
「絶対笑顔で抱きしめて」

それから六ヶ月たった今

僕は一つ目の約束は守れませんでした

「まぁ期待はしていなかったんだけど…」
「うるさいなーちょっと凹んでるのに」
「ちょっとですか…」
「かなり…」


他の三つは守れそうです
特に四つ目は必ず…





もうすぐ会えるね 悠
666ハルヒ ◆UnhyOX3eD2 :2006/06/06(火) 15:49:24
ここまで読んでくれた方がいればありがとうございました と
お疲れさまでした。

こんなに長い文を書き綴ったのは初めてです しかも携帯ですいません…

文の書き方は悠が読んでいた本を参考にしました

話は所々美化されています
仲間内ではかなり広まってることなので
わかる人はわかるので実名です
かえでさんだけは仮名です店の名前もまずいと思いました

悠とは今週末に会えます
これから先どうなるかはわからないけど
笑顔でやっていきたいと思います

新幹線で来るから抱きしめるのは無理かもしれないです…
667恋する名無しさん:2006/06/06(火) 16:08:26
>新幹線で来るから抱きしめるのは無理かもしれないです…

きっと抱きしめずにはいられないよ、顔をみたらねwww

おつかれさまでした。
来年は大学生にならないとね?・
668恋する名無しさん:2006/06/06(火) 19:04:53
はるひお疲れさま
一気に書いて疲れたやろ?
現在進行形なんやな。二人仲良くなぁ
669恋する名無しさん:2006/06/07(水) 10:06:21
いい話だぁ、感動した!
そろそろ落ちちゃうんで上げていいか?
670恋する名無しさん:2006/06/07(水) 17:53:07
あげ
671恋する名無しさん:2006/06/07(水) 22:36:21
亀ながら>>451のスレを読んでみた。
貼ってくれた人ありがとな。
俺の中では今年一番だったよ。
672452:2006/06/07(水) 22:42:23
ダヨね〜
673恋する名無しさん:2006/06/08(木) 06:28:19
>672は入院してた人?退院できたのかな?
だとしたらおめでとう!
674恋する名無しさん:2006/06/08(木) 11:15:40
はい。お陰様で。
雑談失礼いたしました。
675恋する名無しさん:2006/06/10(土) 01:42:32
あげ
676恋する名無しさん:2006/06/12(月) 21:37:19
あげ
677恋する名無しさん:2006/06/16(金) 00:50:52
age
678恋する名無しさん:2006/06/18(日) 00:37:20
マテルヨ
679恋する名無しさん:2006/06/18(日) 03:24:05
あげ
680恋する名無しさん:2006/06/21(水) 05:43:29
保守age
681恋する名無しさん:2006/06/22(木) 00:20:33
新ストーリーマテルヨ
682恋する名無しさん:2006/06/25(日) 02:10:19
materuyo
683恋する名無しさん:2006/06/27(火) 13:37:45
あげ
684恋する名無しさん:2006/06/30(金) 15:49:43
保守
685500円玉:2006/07/02(日) 00:33:28
ハルヒさんの話読ませて頂きました
感動しました
幸せに過ごされていることを願っています
それ以前の方々のも読んでラブストーリーってこういうことを言うんだな と思いました

僕が語る話はラブストーリーとは言えないものと言われるかもしれませんが
確かに僕が経験した恋愛の1ページです
686500円玉:2006/07/02(日) 00:38:42
僕が通っていた高校は男子校でした
自宅から歩いてバス停に行きバスに乗り電車に乗り継いで通学していました

高校生活に少し慣れてきたちょうど今くらいだったでしょうか
男子校ということもあり友達と話す内容といえば七割が女の子のことでした

やれあの女子校の子が可愛い、ほれその子のスタイルが良い

そんな話ばかりしていた頃です
687500円玉:2006/07/02(日) 00:46:45
通学時、電車に乗り継いでからは裕也という友達と一緒でしたがその前のバスでは一人でした

いつものようにバスを降りて駅に向かい裕也と構内のコンビニで落ち合う
今週ジャンプ買うのお前な 隔週で交互にジャンプを買って少しでも小遣いの消費を抑えていました

話がズれましたね その日裕也がこう切り出しました
「和彦(僕)っあの子あの子」
裕也が指さすほうを見ると改札口に今にも定期を入れようとしてる女子高生がいました
688500円玉:2006/07/02(日) 00:59:44
(あ、あの子一緒のバス停から乗る子だ)

裕「あの子可愛いよなーってか美人系?Y女だよなあの制服」
僕「Y女ってS駅の?」
裕「そうそう俺らがS駅で乗り換える時降りていくがっこだよ」
裕「Y女って結構人気あるんだよ
ここらならY女かS女かK学園がレベル高いな」

裕也は遊んでる奴でそういうことに詳しかった
僕はあまり知らなくて裕也から聞いたことがほとんどだった

裕「で、あの子はY女でも結構上位ランクだぜ」
僕「ふーん、わかったから早くジャンプ買えよ今週は裕也なんだからさ」
裕「和彦はホント興味ないのなーあれか、まさかまだ真希のこと凹んでるのか?」
僕「うるせーよ!早く行くぞ」
裕「凹んでるんだなーもう忘れろよ!フられたことはさ」
僕「もう言ってくれるな…」
689500円玉:2006/07/02(日) 01:07:34
僕は中学卒業の日 告白したんです
ずっと好きだった子に
めちゃめちゃ勇気振り絞りました
人生初告白でした
緊張のあまりかみまくってたし何言ってたのか覚えていません

見事にフられました
「よく知らないし、これから高校別になるから無理だよ」
そして彼女は去っていきました

実際 感動するようなセリフ?
ってなかなか無いんだなって思います
秒殺でした


でも好きだったんです 高校入ってからも女々しいけど忘れられなかった

そんな美しくもない過去のせいでなかなか新しい恋愛って考えられなかった

そんなある日
690500円玉:2006/07/02(日) 01:23:21
僕はバスを待っていました
いつも ほとんど毎日同じ時間のバスに乗っていました

Y女のあの子もそうです
同じ時間のバスに乗っていたんです
4月から ずっと
僕が乗るバスはすこし街の中心から離れた路線で乗客も最初はまばらで
駅に近づくにつれ次第に増えていくという感じです

そんなわけで利用者は少なくほとんどが僕とY女の彼女2人だけがその時間 そのバス停を利用していました

ベンチに座ってるといつものように彼女が歩いてきました
(あ、きたきたあの子。ちょっと髪型変えたんだな
確かに裕也が言うように綺麗な子だと思うけど、なんかきつそうな気がするんだよな)

そんなことを思った次の瞬間
「あっ!」
思わず口に出した僕に彼女は気づいたようだったが
僕は気にせず財布を取り出した
(定期忘れた…)

前の日になんとなく財布の整理をしたんですが
その時定期を机の上に置いてそのまま…

財布には交通費ぎりぎりあるくらいの小銭

(ふぅ…最悪裕也に借りればいいか、家に取りに帰ると遅刻しちゃうしな)

そう思ってる時
「ぷっ」
背後から聞こえた
この擬音が正しいかどうかわからないけどとにかく笑われた感じがしたんです
691500円玉:2006/07/02(日) 01:31:45
(定期忘れたんだこの人って思われたかなー
ってか実際そうなんだけど、恥ずかしい…)

バスが来て僕はそそくさといつもの席に座った
財布の中身を改めてみると電車賃がぎりぎり足りるくらい、ジャンプは買えない…
裕也にメールを打った
「悪い、今日定期忘れて金が無いからジャンプ買えない」
返事が返ってきた
「悪い、風邪ひいた休む」

つまり今日はジャンプはもちろん毎朝のコーヒーも飲めないわけだ

(ついてねぇ…)
そして駅に着いた
バスから降りる時いつものようにスルーではなく
料金を箱みたいなのに入れるのだ

不安定にまだ動く車内で立ち上がり財布から小銭をとりだす

(あと残るは電車賃だけだな…)
692500円玉:2006/07/02(日) 01:36:58
「あの!」

バスから降り駅の階段に向かう僕の背中に声がかけられた

振り返るとY女の彼女だった
「落としたよ」

彼女が差し出したのは500円玉
「あれ?」
財布を取り出し覗く僕
さっき何回も数えた金額からちょうど500円減っていた
「あ、ありがとうっ」
思わず大きい声が出てしまった僕
彼女は少し驚いたあと
「あははっ」

(あ、笑うと可愛いんだな)
693500円玉:2006/07/02(日) 01:45:16
僕「ごめん…でもありがとう」
「ううん、料金払うときに落としたの見えたから」
僕「全然気づかなかった…」
「ふふっ定期忘れたんでしょ?」
僕「あ…」
「バス乗る前あわてて財布広げてたの見ちゃったの」

(やっぱり見てたんだ…恥ずかしい)

「私マキ、Y女の1年だよ」
僕「マキ!?」
(嫌な名前だ…)
「そう麻紀って書くの」
僕「僕は和彦、T高1年」
麻「よろしくね」

それが僕と2人目のマキとの初めての会話でした
694500円玉:2006/07/02(日) 01:54:12
その日はそのまま2人で話をしながら電車に乗りました

S駅まで20分弱 僕は乗り換え 麻紀は降りる

僕「じゃあね」
麻「乗り換えの電車って10分後くらいだよね?」
僕「そうだよー微妙に待たされるんだよね」
麻「じゃあもう少し話そうよ私まだ大丈夫だから」

そういって麻紀はホームの一番端のベンチに座った
それから少し話をしました

僕「あ、きたきた」
麻「じゃあねーいってらっしゃい」
僕「君もね」
麻「麻紀でいいよ」
僕「じゃあ僕も和彦でいいよ」
麻「和彦…くん」
僕「くん付いてるしっまぁいいけど」
麻「また明日ね」

(そうか。明日も…明後日も)
695500円玉:2006/07/02(日) 02:03:29
裕「えっあの子と?」
僕「うん」
裕「どうやって知り合ったんだ?」
僕「かくかくしかじか」
裕「へーいいなぁ。ま、これで和彦も真希をわすれられるなっ」
僕「それが…かくかくしかじか」
裕「麻紀?マジで?ウケるそれっ」
僕「マジ微妙だよ…」
裕「まぁいいじゃんっ」

僕は帰りに裕也の家に寄り麻紀の話をした

裕「明日は行くから紹介してくれよ」
僕「うん、わかった、じゃあな」

そして翌朝
いつもと同じ色をしたバス停
だけどいつもとは違う音
「和彦くんおはよう」

今まで微妙に距離を置いてバスを待っていた2人だったけど
この日からその距離はほとんど無くなった
696500円玉:2006/07/02(日) 02:19:44
裕「はじめまして麻紀ちゃん」
麻「はじめまして裕也くん」

そして3人で通学する毎日が始まった
その日裕也はいきなり麻紀の携帯を聞いていた
恥ずかしさみたいなのは無いのだろうか
と裕也を見ているとつくづく思う

S駅に着くと麻紀が降り際に僕の名前を呼んだ
麻「和彦くん」
僕「ん?」
麻「あのー」
裕「電車きたぞ」
僕「じゃ明日ね」
麻「あ…うん…ばいばい」

裕「やっぱ可愛いな麻紀ちゃん」
僕「美人系っていってなかったか?」
裕「だから、やっぱ、だって。話すと可愛いんだな、笑うとやべぇ惚れる」
僕「確かに、黙ってるときつそうに感じたけど違ったな」
裕「俺告ろっかな」
僕「えっ」
裕「よし決めた」

裕也は友達だけど理解できないと中学時代から思っていた
対人、特に対女性関係については。

顔がいいから自信があるのか?と高校入ってすぐ聞いたことがある
すると裕也は
「顔でいえば俺よりかっこいい奴なんていくらでもいるぜ
俺より和彦のが顔はいいと思うし
でもお前はなんていうかいつも一歩ひいちゃうんだよな
男は度胸と根性で押せばいいんだよ
モテる奴にゃモテる フられても気にすんな」
697500円玉:2006/07/02(日) 02:30:37
わかるようなわからないような…

ともかくタイプが違うことはわかった

それでも未だに理解不能だ

下校時裕也が僕のクラスに来た
裕「和彦ーフられたー好きな人がいるんだってよ」
僕「お疲れ」
裕「お前だったりしてな」
僕「そりゃないだろ知り合ったの昨日だし」
裕「それもそうか、さて帰るか」

裕也と駅で別れてバスに乗った
自分が降りる停留所が近づき出口付近に立つ
停留所のベンチにはバスを待つ人が…

僕「麻紀?」
麻紀だった
麻「お帰り」
僕「どうしたの?」
麻「さっき裕也くんにメールしたら和彦くんと今別れたっていうから待ってた」
僕「なんで?」
麻「あの…携帯…教えて」
僕「あぁそっか、でも明日も会えるのに」
麻「いいじゃんっ今日でも」
僕「いいけど…」
698500円玉:2006/07/02(日) 02:39:24
正直言ってこの時
裕也の言葉も相まって
(麻紀に好かれている?)
と思った。でもすぐに
(まさかな)
で打ち消した。

裕也に告白された話もした
聞く感じでは裕也はフられても友達でっ て感じで終わらせたらしい
裕也らしい そして本当に友達になれるところがすごい

それから二ヶ月ほど過ぎ夏休みに入った
それまで日曜以外は毎日麻紀と会ったし毎日メールのやりとりをした

夏休み初日麻紀からメールが来た
「今夜花火しよ?」
バス停の近くに大きめの公園があってそこでするというのだ

「わかった」
699500円玉:2006/07/02(日) 02:47:47
「付き合ってください」

予想はしていた
恋愛経験なんてあの一回くらいしか無い僕でもなんとなく

(そろそろ言われるかも)
思っていた
そんな時に来た花火のメール
(これか)
根拠は無いけどほとんど確信に近いものだった

「いいよ」
即答でもなく考えたわけでもない間をあけて答えた

予想はしていたけど答えは出なかった

(麻紀のこと好きなのか?)
(嫌いではない)
(可愛いとは思う)
(好きじゃないことはない)
(好きになれる、だろう)
700恋する名無しさん:2006/07/02(日) 03:08:45
続きマテルヨ
701恋する名無しさん:2006/07/02(日) 04:34:42
期待age
702恋する名無しさん:2006/07/02(日) 14:36:41
いいねぇ〜少年の頃の心理描写がばっちりだよ
共感もてる内容です。これから楽しみにします。
703500円玉:2006/07/02(日) 23:12:28
断ることが出来なかったというほうが正しいのかもしれない

一度だけだが告白して断られるという経験をした僕は
その辛さをわかっていたし
断って関係が崩れるのも嫌だった
麻紀と話していても楽しかったし 嫌いなわけじゃなかった
恋愛対象ではなかったんだと思います
真希のこともまだひきずっていたし…

僕の返事を聞いた麻紀は照れながらも
「ありがとう」と笑ってくれた
(これから好きになっていけばいいんだよな)
704500円玉:2006/07/02(日) 23:45:20
夏休み中は時々2人で遊びに行ったりして過ごしました
でも1ヶ月弱の間キスはおろか手もつなぐことはありませんでした
無意識だったのか意識的だったのか
僕はそうなることを避けていたのかもしれません

8月になって中学時代の友達と集まることになりました
裕也はもちろん真希もその場にいました。
久しぶりに会った真希は変わっていました。
中学卒業〜高1夏 この期間は女の子はかなり化けるみたいですね
なんとなく気づきました
もうあの頃の真希は僕の思い出の中にしかいない ということに。

これで麻紀の事を考えられると改めて思った
でも僕の気持ちは変わることはなかった

なんとなく付き合ってる そんな自分を否定したい気持ちを持ちつつも
そんな思いを持ったまま・・・
705500円玉:2006/07/02(日) 23:52:07
夏休みが明けて以前の生活に戻った
相変わらず同じように通学する3人

ある日僕は高校の友達と休み時間を過ごしていた時
友「和彦ってY女の子と付き合ってんだよな?」
僕「そうだよ」
友「よし!合コンしよーぜ!」
僕「なんでだよ!てかお前Y女の子と付き合ってなかったっけ?」
友「あーあの子は只の友達だよ」
僕「そうなんだ友達か・・・」
友「どうした?」
僕「いや・・・僕も付き合うより友達のままがよかったかな、なんて」
友「その子のこと好きじゃないのに付き合ってんのか?」
僕「好きじゃないことはないよ ただ彼女っていう風に見れなくて」
友「恋愛対象じゃない みたいな?」
僕「うーん・・・うん そんな感じ」

そんな話をした1週間後くらい だったかな
いつものバス停に彼女の姿はなかった
706500円玉:2006/07/02(日) 23:57:08
「遅刻ー?寝坊でもしたかな?」
そんなメールを送った けど返事は無かった
「風邪でもひいた?大丈夫?」
また返事は無い

駅で裕也と会うと裕也が言った
「麻紀ちゃん今日は早く行かないといけないからってさっき電車乗ったぞ」

1本早いバスに乗ったようだ
(でもなんで返事返さないんだろう)

次の日もその次の日も麻紀の姿はバス停にはなかった
そんな日が一週間ほど続いた時
家にいた僕に電話がかかってきた
裕也からだった
707500円玉:2006/07/03(月) 00:03:30
裕「和彦 どういうつもりだよ」
僕「何が?」
裕「何がじゃねーよ 麻紀ちゃんのことだよ」
僕「麻紀?」
裕「最近お前ら一緒にいないから喧嘩でもしたんだと思ってた
俺がちょっかい出すもんでも無いだろうから何もきかなかったけど
さっき麻紀ちゃんからメール来たんだよ
和彦が麻紀ちゃんと好きでもないのに付き合ってるって
麻紀ちゃんY女の子から聞いたらしいんだ
それで麻紀ちゃん 泣いてた」
僕「え・・・」
裕「どうなんだよお前 マジなのかそれ」

詳しいことはわからないが
前に友達と話した事が女の子づたいに麻紀に伝わったんだろう

付き合ってる彼氏が自分のことを好きではない

そのことを当人である僕から聞くのと何も知らず他人から教えられるのと
どちらが辛いのだろうか
708500円玉:2006/07/03(月) 00:07:32
僕「わからない」
裕「は?」
僕「わかんないんだよ!自分も どうなのか」
裕「和彦・・・」
僕「悪い」

僕は電話を切った 再び鳴ることはなかった
麻紀にかけることもしなかった

(なんか・・・面倒だな こういうの)
709500円玉:2006/07/03(月) 00:12:53
次の日から僕はバスの時間を1本遅らせた
裕也にも麻紀にも会いたくはなかった
麻紀に会うことは無くなったし裕也ともクラスが違ったので
みかけることはあっても話すことはなかった

そんな日々が1ヶ月ほど続いて1人で通学するのになれてきたが
何か寂しい感じを抱えていた頃だ
S駅で乗り換え待ちをしていた僕の前に人影が

麻紀だった
麻「これ、読んでください」
渡されたのはなんの柄も無い手紙だった
一瞬なんのことかわからなかった僕を置いて麻紀は背を向け
ホームを降りていった

「ラブレター・・・なわけないよな」
僕は乗り換えの電車に乗らず手紙を読んだ
710500円玉:2006/07/03(月) 00:25:17
和彦くんへ

こうやって手紙を書くのは初めてだね
伝えたいことがあるんだけど
直接言うと言いたい事言えないと思ったから手紙にしました

学校の友達から聞いたんだ
和彦くんが私のこと本当は好きじゃないってこと
その子も友達から聞いたらしくて
その友達は和彦くんの高校の子から聞いたって言ってた

ショックだったけど なんとなく気づいてたんだ私
和彦くん 私が告白した時も「いいよ」って言ってくれたけど
「好き」とは言わなかったよね 
その事に気づいたのは夏休み終わってからなんだけど

和彦くんは2人で夏休みの時どこにいったか覚えてる?
どんな話をしたか覚えてる?私は全部覚えてるよ
遊園地に行った帰り道 私ちょっと勇気出して手を握ろうとしたんだ
でも和彦くん それを避けたんだよ 
私の気のせいかな とも思ったよ 思いたかった
でも友達から本気じゃないって話を聞いてやっぱり って

裕也くんにも相談したんだ 先週かな
裕也くんは和彦くんも悩んでるみたいだって言ってた
悩んでくれてるって知ったとき嬉しかった
嬉しかったっていうのも変だよね 私

私和彦くんの事 好きなんだ 本気じゃないって聞いた時泣いたよ
泣いて でも好き 好きだから泣いたの 多分

和彦くんともっと一緒にいたいの
本気じゃなくてもいい 嫌われてなければチャンスをください
嫌いになったら 嫌いって言って だから

今夜 あの花火した公園で待っています
711500円玉:2006/07/03(月) 00:32:59
僕は公園に行きませんでした
勇気が無かった 断る勇気が

数ヵ月後友達の噂で麻紀は裕也と付き合い始めた事を聞きました
それでいいと思いました 裕也は軽そうに見えるけど
いい奴だし曲がったことはしない奴だから
僕みたいに卑怯な男ではないから 麻紀を大事にするだろうと
心から思った

恋愛物の本みたいに綺麗に終わらない話です
他の方々のように終わらない話なのは
多分僕がまだ幼稚な心で、自分に自信が持てなくて
真っすぐ想いをぶつけてくれる人に向き合えない人間だったから

すいません グダグダな話を長々と・・・本当に。
712恋する名無しさん:2006/07/03(月) 01:13:05
感動したよ。なんだか昔の俺を見てるみたいでちょっと泣けるね!
713恋する名無しさん:2006/07/03(月) 04:03:55
>>712
同感、同感。今ならできる事があの頃は全然できなかったんだよなぁ…
思い出すと顔赤くなってしまう事たくさんしたよね
714恋する名無しさん:2006/07/04(火) 17:09:10
なんか切ないね。
ちょっと泣きそうになったよ。
715恋する名無しさん:2006/07/05(水) 21:55:56
次回作マテルヨ
716恋する名無しさん:2006/07/07(金) 22:33:23
うはっw
昔もらったLoveレターいっぱい出てきたw
717恋する名無しさん:2006/07/10(月) 04:27:56
あげ
718ちか:2006/07/11(火) 04:09:18
私は高校生の時、いじめにあっていた時期がありました。

私が友達に、違うクラスの亮介って男の子がカッコいいねって話をしたんです。
それから数日たって同じクラスの不良っぽい女の子達数人に呼び出されました。
要はその女の子達の1人の由香って子が私がカッコいいって言った亮介を狙っていて
邪魔するなよ、みたいな事でした。
私はカッコいいとは言ったが好きってわけじゃないから、と言いました。

それからまた数日たって呼び出されました。
今度はいきなりお腹を蹴られました。
私はうずくまってしまってスカートが汚れちゃいました。
どうして?と聞くと
由香が亮介に告白してフられたのは私のせいだ、と言ってきたんです。

私は関係無いって言ったんですけど聞いてくれなくて
また蹴られそうになった時に先生が通りかかって彼女達は逃げていきました。
私は先生に話そうかと思ったんですけどその先生はうずくまっている私と目が合うと
何も見なかったかのように去っていきました。
あぁ、そっか 先生も面倒なこととは関わりたくないんだろうなって
他人事のように思いました。
719ちか:2006/07/11(火) 04:26:22
次の日、学校に行くと私の机がいつもの場所に無くて
私がキョロキョロしてると由香達が後ろで笑っていました。
これっていじめかな って私は思いました。
自分とは無関係な事って思っていたことでした。

机は廊下に出されていて私は1人でそれを元に戻して席に着きました。
私が登校するのは比較的はやいほうなのでその時教室にいたのは数人の暗い子達だけでした。

休み時間にトイレに行くのは何かされるだろうなって予感があったので行きたくなかったんですが
さすがに昼休みになって我慢できなくなったので行くと
案の定個室の隙間から水をいれられたり紙を投げ入れられたりしました。

そういうのは意外に平気だったんですけど耐えられなかったのは友達が話してくれないことでした。
いじめの矛先が自分に向かうのは嫌だったからでしょう。
私が彼女達の立場でもそうしたかもしれません。

いじめは徐々にエスカレートしていきました。
彼女達は周りにバレないように私の持ち物にいたずらや体育の更衣室、トイレや帰り道
そういう場所でなにかしらしてきたんです。

私ももう耐えられないと思い始めた時期がちょうど進級の時期でした。
クラス替えで何か変わると思いました
720ちか:2006/07/11(火) 04:45:37
由香達のうち数人は違うクラスになったんですけど
由香と何人かはまた同じクラスになってしまいました。

亮介はもう別に彼女が出来ていて私がいじめられる理由は無いのにいじめは止まりませんでした。

進級して最初の体育の授業の時
体操服を持って更衣室に行こうとロッカーを探しても体操服が見つからなくて
またか と思って仕方なく体育の先生にあの日だからといって見学にしてもらいました。
その時は男女合同で体力テストがあって、これは必ず測らないといけないから
来週は必ず出るようにと先生に言われました。

私は新しい体操服を買って今度はロッカーに入れず机の横にかけておきました。
体育の授業の前は教室移動があるんですがその間にまた体操服が盗まれたんです。

体育の先生にその事を話すと先生はみんなの前で
嘘をつくな 授業に出たくないんだろう どうせ先週もそうだったんだろう
と大声で叱りました。

由香達は列の後ろで笑っていました。
私は悔しくて情けなくて涙をこらえていました。

その時に1人の男子が言いました。

せんせー そいつの言ってることマジだよ
そいつ朝は確かに持ってきてたもん体操服
721ちか:2006/07/11(火) 05:01:39
先生はそれを聞いてバツの悪そうに私に向かって見学していなさい、と言いました。

由香達も面白くなさそうな顔でその男子を睨んでいました。

私は見学している間ずっとその男子を見ていました。
初めて見る人でした。一緒のクラスは初めてで そもそもいじめが始まってからは
ずっと1人で本を読んだりしていたから周りは見ていませんでしたから。

彼は運動神経がかなりいいみたいでいろんな種目でトップクラスの記録を残しているようでした。
でも喜ぶでもなく淡々とこなしているように見えました。

私は授業のあと彼にお礼を言おうか迷いました。
この頃私はかなり消極的になっていたので素直にお礼を言うことができませんでした。

ある日 昼休みに私は図書室で本を読んでいたんです。
ほとんど毎日私は昼休みは図書室にいました。
図書室にはほとんど生徒がいなくてたまにちらほらみかけるくらいだったので
1人でいるにはちょうど良かったんです。

その日も午前の終業ベルが鳴ると私は図書室に行きました。
図書室には誰もいなくて私は本を開きました。
数分後、図書室のドアが開いた音がしました
誰かきたんだ 珍しいな と思いながらも私は本を読み進めました。
722ちか:2006/07/11(火) 05:14:34
ジョギンッ
鋭いのにどこか鈍い音が耳元で響きました。
驚いて振り返った瞬間、目の下数cmの所に痛みが走りました。
由香が鋏を持って立っていました。

危ないねーもうちょっとで目をやっちゃうとこだったね

由香の後ろ、図書室の入り口には由香の友達の1人がドアに鍵をかけていました。

あんた ショートカットのほうが似合うよ絶対

私は今までで一番恐怖を感じました。
やめて 私が言っても聞こえないかのように由香は鋏を私に向けました。

暴れると危ないからね

由香の友達4人に私は抑えられて動けませんでした。

可愛くしてあげるよ

私は泣きながら謝り続けました。

その時後ろから 図書室の奥のほうから声がしました。

おまえらいい加減にしとけよ

目の前の由香は咄嗟に鋏を後ろに隠していました。
おさえつけてた子達も手を離していました。
723ちか:2006/07/11(火) 05:31:40
私は腰を抜かしてしまいました。

なんだよお前 由香は図書室の奥に向け声を荒げていました。

いい加減にしろっていってんだよ 馬鹿女が

声の主は少しずつ近づいているようでした。

由香達は馬鹿馬鹿言いながら図書室を出ていきました。
私は今まで座っていた椅子にすがりついて泣きました。

お前もうるさいよ 泣くなら違うとこで泣けよ

見上げると体育の時の彼でした。

どうして?私が泣きながら聞くと彼は
は?何が?
どうしてここにいるの?
俺はいつもここにいる 奥で寝てる静かだし
なんで助けてくれたの?
人が寝てるのにうるさいから

彼はいつも図書室の一番奥で椅子を並べて寝ているみたいだった

ありがとう助けてくれて
別にそんなつもりじゃねーよ お前もまだ泣くつもりなら出てけよ

彼はそう言って奥に戻っていきました。
私は涙を拭いて彼のとこに行きました。

泣かないからここに居させて?
彼は何も言わずに横になりました。
私はそのそばに座りました。
724ちか:2006/07/11(火) 05:50:59
次の日の昼休みにも彼は図書室にいました。
話しかけても返事はありませんでした。
私は横に座って本を読み始めました。

いつから? 彼がいきなり話しかけてきました。
いつからやられてんの?
半年くらい前から かな
なんで?と聞かれ説明をしました。

やっぱ馬鹿だなあの女 彼はそういって私に背を向けたまま起きあがりました。

んで?いつまでいじめられるつもり?
そんなこといったってどうしようもない
ふーん、じゃいつまでもいじめられるつもりなんだ
そう言われて私は泣き出しました

泣くなら出ていけよって言ったろ
それでも泣きやまない私に彼は
あーもぅめんどくせーな 一生泣いてろよ

と言って出ていきました。


次の日もまた次の日も彼は図書室にいました。
ほとんど会話は無かったけど彼は一緒にいてくれました。

あの鋏の一件以来由香達のいじめはナリをひそめていました。
私は少しずつ彼に惹かれていきました。
彼はクラスで男女共に話しかけられ好かれているみたいでしたが
特に親しくしている友人がいるという感じではありませんでした。
人気者とまではいかないのは彼が少し冷めた性格だったから
725ちか:2006/07/11(火) 06:08:18
ある日の帰り道
私は本屋に寄って少し暗くなった道を歩いていました。
すると由香達が後ろから走ってきました。
私は必死に逃げましたが公園で捕まりました。
公園のトイレに連れ込まれた私はお腹を蹴られました。

高橋に庇ってもらって調子乗ってんじゃないよ、亮介の次は高橋?このヤリマンが

高橋荘司が彼の名前でした
私は荘司くんの言葉を思い出しました

いつまでいじめられるつもり?

もう終わりにしたい そう思った私は由香に反抗しました。

亮介にフられたからって私には関係無いでしょ 亮介だって別に彼女できたんだから
由香が嫌だったからフられただけじゃん

由香は顔を真っ赤にして私を殴りました

あんな男もうどうだっていいんだよ 私はあんたがムカつくだけ

そういって由香は鋏を取り出しました

高橋はショートが好みらしいよ
私はおさえつけられ髪を切られました
でももう泣きませんでした
何かが心の中でふっきれました

気の済むまでやったら?もうあんたには負けない

私は由香に近づいて言いました
その時トイレの外で声がしました。
由香達は裏から出ていきました。
726恋する名無しさん:2006/07/11(火) 10:25:11
続きマテルヨ
727ちか:2006/07/11(火) 15:13:50
帰りに閉店間際の美容室に行き髪を切ってもらいました。
お母さんにはずっといじめられていることを隠していたので。

次の日学校に行く途中に荘司くんに会いました。
彼は私を見ると何か呟いて先に行ってしまいました。

教室に入ると荘司くんが由香達と話していました。
由香達は私を見ると出ていきました。

どうしたの?と彼に聞くと、なんでもない、と彼は席に戻りました。

その日図書室に行くと荘司くんの姿はありませんでした。
どうしたんだろう と思いながら本を開きました。
少しして窓の下が騒がしいことに気づきました。
様子を見ると男子が数人喧嘩していました。
周りには面白がって見ている男子生徒や悲鳴をあげてる女子生徒がいました。

喧嘩している男子達の中に荘司くんがいました。
喧嘩というよりは彼が数人に一方的にやられているように見えました。
少しして先生が数人きて騒ぎは収まり荘司くん達は先生に連れて行かれました。

私は心配になって荘司くんに話を聞こうと思いましたが
彼らは先生によって早退させられたみたいでした。
728ちか:2006/07/11(火) 15:31:39
次の日騒ぎを起こした男子は欠席していました。
そしてその翌日彼らの一週間の停学が担任から知らされました。

その日の帰り私は荘司くんの家に行きました。
クラス名簿で以前調べていたので初めてでしたがたどり着くことができました。

チャイムを鳴らすとしばらくして若い女の人が出てきました。
私は自分のことを説明すると彼女は笑顔で待つように言いました。

奥から何か口げんかみたいな様子が聞こえた後荘司くんが出てきました。

何?彼は不機嫌そうでした。なんで喧嘩になったかを聞いたんですけど
お前には関係無いと言われるばかりでした。

もう帰れよ そう言われた時後ろからさっきの女性が出てきました。
お茶いれたからどうぞ と中に入るように言われました。

姉さん勝手なことすんなよ
私がすることを荘司に許してもらう必要なんてあったかしら?

そんなやりとりが面白くて思わず笑ってしまいました。

中に入るとすぐにお姉さんは仕事に行くといって出ていきました
729恋する名無しさん:2006/07/11(火) 16:23:36
マテルヨ
730恋する名無しさん:2006/07/13(木) 01:54:37
凄い…マンガみたいだ
続きマテルヨ
731恋する名無しさん:2006/07/13(木) 02:24:27
マテルヨ
732恋する名無しさん:2006/07/13(木) 02:33:07
さりげにあげ
733恋する名無しさん:2006/07/13(木) 13:24:08
昨日板荒れてたみたいね
保守しなくとも生き延びる事できてよかった。
続きマテルヨ
734恋する名無しさん:2006/07/13(木) 13:50:48
いや、>>730>>731>>732が守ってくれたんだよ
でなきゃ結構やばかったもん
お三人さん、サンクス!
735恋する名無しさん:2006/07/14(金) 00:37:52
ちかさん続きマテルヨ
736恋する名無しさん:2006/07/14(金) 18:44:34
続き待ち遠しいぞょ
マテルヨ
737恋する名無しさん:2006/07/15(土) 23:26:20
途中放棄
738恋する名無しさん:2006/07/15(土) 23:55:38
ちか続き。

つづき書いちゃうぞっ
739恋する名無しさん:2006/07/16(日) 00:58:12
えぇ〜マジで途中放棄?
マテルヨ
740恋する名無しさん:2006/07/16(日) 11:44:01
ちかーっ
741 ◆KatsuBvw6o :2006/07/16(日) 12:06:10
あいやー。
参りました。おらの名前よぶなよ、ごらぁ。
742恋する名無しさん:2006/07/16(日) 22:49:36
ちかさ〜ん
743恋する名無しさん:2006/07/16(日) 22:56:53
まじさげ
744恋する名無しさん:2006/07/16(日) 22:57:24
ごめん
745恋する名無しさん:2006/07/16(日) 22:58:11
おれのせいでおk
746恋する名無しさん:2006/07/17(月) 00:03:19
ちかさ〜ん
747恋する名無しさん:2006/07/17(月) 00:11:09
やめ
748恋する名無しさん:2006/07/17(月) 13:27:12
ちかさ〜ん
749恋する名無しさん:2006/07/17(月) 13:29:29























750恋する名無しさん:2006/07/17(月) 17:10:29
マジでちかさん来ないんか!
751恋する名無しさん:2006/07/17(月) 19:52:43
あげ
752恋する名無しさん:2006/07/17(月) 20:40:51
携帯なんですけど誰か過去のまとめサイトないですか?
753恋する名無しさん:2006/07/18(火) 08:07:56
まとめサイトはまだないんだよねぇ
ネカフェにでも行って「にくちゃんねる」でみるくらいしかないよ
754恋する名無しさん:2006/07/18(火) 13:56:45
誰か作ってくれないかなぁ
755恋する名無しさん:2006/07/18(火) 13:58:12
うぜ




























756恋する名無しさん:2006/07/18(火) 18:12:21
とりあえずsageで
757恋する名無しさん:2006/07/20(木) 00:58:59
758恋する名無しさん:2006/07/20(木) 22:05:25
ちょっとあげます
759恋する名無しさん:2006/07/21(金) 01:30:10
俺も
760恋する名無しさん:2006/07/21(金) 15:34:32
俺も
761恋する名無しさん:2006/07/21(金) 18:19:47
書きたいけど時間がない・・・
762恋する名無しさん:2006/07/21(金) 18:21:02
えらい
763恋する名無しさん:2006/07/21(金) 21:47:22
>>761確かに…でもぼちぼちでもいいから書いてみたら?みんなも応援してくれるよきっと。
ワードで起こしながら書き込みながら♪ちょっと寝不足になっちゃうけど書き込んだ後にすごく解放というか、なんだか満たされるよ
764まとめサイト立候補者 ◆HVGPD8Ec5U :2006/07/22(土) 02:00:56
というわけで、まとめサイトを作ろうかと思っています。

すでに壷もビューアーも用意済みでヤル気は満々ですw

なお、当方、こんぴーたー知識はあまりないので派手なHPは無理ですが、
ブログ形式のまとめサイトならなんとか可能かと。

使うブログはエキサイトの予定ですが、
他にオススメのものはありますか?

ちなみにエキサイトにする理由は、

・すでにブログをひとつ持っているため慣れている。
・携帯からの閲覧もOK。
・無料w

以上の点からです。
765まとめサイト立候補者 ◆HVGPD8Ec5U :2006/07/22(土) 02:02:42
追記1

昨今、話題となっていましたアフィリエイト問題ですが、
私はお金儲けをする気はまったくございません。
あくまで趣味として、ライフワークとして、
まとめサイト製作を楽しみたいと思っております。

よって金銭につながるような広告掲載、宣伝行為等は一切いたしません。
殺風景なサイトになるやもしれませんがご勘弁をw




…ぶっちゃけ、アフィリエイトとかよくわかってないだけなんスけどw
766まとめサイト立候補者 ◆HVGPD8Ec5U :2006/07/22(土) 02:03:49
追記2

サイトにはすべてのお話を掲載する予定ですが、
「載せないで!」という方はご一報ください。載せませんw

なお、完結していないお話は掲載いたしませんので、あしからず。
767まとめサイト立候補者 ◆HVGPD8Ec5U :2006/07/22(土) 02:05:20
以上です。

これより24h、みなさんからのご意見・ご要望をお待ちした後、
GOサインが出れば作業に入ります。

まとめサイトの存在がこのスレの活性化につながれば…と思ってます。
どーぞよろしく。
768恋する名無しさん:2006/07/22(土) 08:44:34
まとめサイト頑張って下さい。応援しています。
リクエストや要望はここに書いた方がいいのかな?
769恋する名無しさん:2006/07/22(土) 11:30:40
>767
もちろんOKです。ぜひお願いします
770恋する名無しさん:2006/07/23(日) 10:59:36
Goサインだけ欲しかったのかw
メールとか晒した方がいいように思うよ〜
771恋する名無しさん:2006/07/23(日) 15:28:38
あげ
772恋する名無しさん:2006/07/23(日) 15:56:19

                                                                                                            あ
773恋する名無しさん:2006/07/23(日) 15:59:18

                                                                                                                        い
774恋する名無しさん:2006/07/23(日) 17:22:53
真っ昼間にあげんなよ
775恋する名無しさん:2006/07/23(日) 17:29:14
>>763
今ぼちぼち書き始めています。。
難しいね
776恋する名無しさん:2006/07/23(日) 17:50:40
メアド晒させる必要無いっしょ。
そんな個人的なやりとりで要望とか送りつけるよりも、
ここに書いてみんなで意見を寄せ合ったほうが良いかと思われ。
管理人さんもここ見てるだろうしね。
777恋する名無しさん:2006/07/23(日) 18:39:08
>>775上手に書こうって思わずに素直に書いたらいいよ〜
んで途中まで書いたらうpするといいよ。あとはみんなに後押しされてガンガン書けるから
778恋する名無しさん:2006/07/23(日) 18:44:16
私も書こうと思っているのですが、
>>775さんが書き終えた後の方がいいですかね?
私もまだ少ししか書けていませんし。
779恋する名無しさん:2006/07/23(日) 19:33:08
>>778
おっ!予備軍がこんなにいるとは!嬉しい限りですw
タイミングはいつでもいいんじゃないかな?長さにもよるよね。
とにかく活性化されることを望みます!
>>776
管理人さんにメアド晒して欲しいのは僕が過去に書いたもので削除して欲しいところがあるからです。個人特定の可能性大なんで。相手に迷惑かけちゃうから…
雑談失礼しました。
780恋する名無しさん:2006/07/23(日) 21:21:50
>>779
>管理人さんにメアド晒して欲しいのは僕が過去に書いたもので削除して欲しいところがあるからです。

理由としては正当だけど、おもいっきり個人的理由じゃん
だったら>>770みたいな書き方ってないんじゃないの?
すっげ厚かましく感じる
781恋する名無しさん:2006/07/23(日) 21:58:45
確かにいきなり「メアド晒せ」は失礼だと思うけど気持ちはわかる。
とりあえず管理人さんが再降臨するまで待とうよ。
782恋する名無しさん:2006/07/23(日) 22:10:08
書き方悪かったですね。すいません。
783恋する名無しさん:2006/07/24(月) 00:20:38
>>782さんに質問。
管理人さんに削除してほしいところがあるということですけど、
部分的な改変であって「のせないで」ということではないんですか?
784782:2006/07/24(月) 03:13:56
あぁなんだか迷惑かけちゃってますね…この流れ。本当に申し訳ないです。
詳しく書くと個人特定の材料をまた晒してしまう事になるのではっきりとは書けないんですが、本文のある文字を○○○とかで伏せ字にして欲しいのです。
伏せ字にして欲しい場所とかをここで具体的に書くと探して下さいって言うのと同じなので管理人さんにメールしたかったのです…
命令口調のつもりはなかったのですが表現が悪かったですね。申し訳ない。気をつけます。
雑談失礼しました。
785恋する名無しさん:2006/07/25(火) 21:20:04
楽しみ
786恋する名無しさん:2006/07/26(水) 14:49:24
管理人さん来ないね
787恋する名無しさん:2006/07/27(木) 09:00:52
マテルヨ
788恋する名無しさん:2006/07/27(木) 20:15:48
誰もいないようなので、やっちゃおうかな・・・と。

高校に入って、すごくマイナーな部活のマネージャーにさせられた。
友人に熱烈な勧誘をされて、そしてその友人は2ヶ月でやめていった。

そのスポーツ自体、すごくマイナーなせいか、部員もとても少なく
私が2年になる頃には部員は私を除いて3人だけになり、部活に顔を出す人もまばらだった。
私自身も、部の顧問も好きじゃないし、女々しい部員たちもぶっとばしたいくらい嫌いだった。

2年になり、友人がヒマだから、と部につきあいで入ってくれた。
そしてその年は私の住んでる県で、
そのスポーツの社会人大会があるというのでいろいろな仕事をさせられていた。

夏休みが明けて、毎日その大会に向けて仕事をしていた。
ある日、友人がバイトに行くから、と私より早く帰ってしまった。

私はたくさんのプリントを抱え、蒸し暑い体育館で、
バスケ部が練習する中そのプリントを一人で黙々と綴じていた。
部員が部活に来ることが無くなって、バスケ部が開いたスペースに侵入して練習をしていたので。

まさか、私の方にボールが飛んでくるなんてことないよなぁと少し不安になりながらも仕事を続けていた。


そのまさかが、本当に起こるとは思いもしなかった。
789恋する名無しさん:2006/07/27(木) 20:18:37
突然、「あっ」という声とともにバスケットボールが私のほうに飛んできた。
しかも、後ろは壁、左横は仕切り、右側から飛んでくる。避けられない。

こりゃ当たる、しかも結構速いから痛いだろうな、と身体を強張らせた途端、
走ってきてボールを叩いて弾いた人がいた。

私が安堵のため息を吐いていると、その人が通り過ぎざまに


「ごめん」


と一言残して練習に戻っていった。
それまで、私はその人を意識して見たことは無かった。
ただ、存在を知っている程度で。きっと向こうも同じ。

その日から私は、その人ばかりを見るようになっていた。

これは、ほぼ一目ぼれみたいな感じなのかな?
790恋する名無しさん:2006/07/27(木) 20:20:26
毎日毎日その人を見る だけ で、何もできない自分に嫌気が差していた。



2年の1月に、修学旅行で沖縄に行った。
1日目の夜、ホテル内のコンビニに行くと、その人が居て、レジでは私の後ろに並んで、
一人で密かに幸せに浸っていた。

先ほどの「ぶっとばしたい」発言でわかるように、私はとんでもなくガサツです。
だから、見知らぬ人に変なイタズラを仕掛けたりすることが趣味だったりもした。

2日目、ひめゆりの塔に行って、自由時間に友人と時間を持て余してしまい、さっさとバスに帰ってしまった。
自分のクラスのバスに乗り込み、席に座った。

隣のバスの隣の位置に座ってる人に向けて何かとんでもないことしてやろうと思って
携帯の中のドナルドおじさんを見せた。
私の携帯は画面が180度回るタイプだったから、グイッと90度曲げて窓の桟に置いて。

その人が見るまでに時間がかかったものの、リアクションが楽しくて友人と大爆笑してた。
791恋する名無しさん:2006/07/27(木) 20:21:55
4日目も同じことをした。バカだから。
バスの前のほうの席で友達数人とくっちゃべっていた。
そうしたら、隣のバスの同じ位置に2日目のときイタズラを仕掛けた人がいた。
隣には、バスケ部のあの人。

結構チラチラ目は合っていたと思う。


友人が、「ドナルドおじさん見せてよ」なんて言うもんだから、
テンションが上がりまくっていた私は躊躇無く見せた。
そしたら友人に携帯を奪われて、その携帯は窓際に置かれた。

そう、その人の前に・・・


恥ずかしくて恥ずかしくて堪らなかったけど、その人が笑う顔を見て、また少し幸せな気持ちが湧いた。



今日はココまでにしまっす。
明日・・・は遅くなるかな?
792恋する名無しさん:2006/07/27(木) 21:21:04
了解〜マテルヨ
コテトリつけてねぇ
793恋する名無しさん:2006/07/27(木) 22:56:58
何の部活か激しく気になる
794恋する名無しさん:2006/07/27(木) 23:49:03
>>793うんうん。隠す理由があるんだろうね
マターリマテルヨ
795791:2006/07/28(金) 16:51:27
>>793
ほんとにマイナーだから書いたら特定されるかなー…と

ヒント;2004年の夏に結構騒がれた


今から帰るんで、家着いて犬の散歩行ったら書きますよ(´∞`)
796恋する名無しさん:2006/07/28(金) 17:12:03
マテルヨ
797ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 19:02:22
知らないうちに好きっていう思いばっかりが膨らんでて、
毎日授業が終わって、私の教室の前を通り過ぎていくその人を見る時間が私のささやかな幸せだった。


そして2月。
バレンタインの時期が近づいていた。
本当にどうしようかすごく迷ってた。
話したこともないし、接点だって全然ないし・・・

でも、少しでも何かしよう、と思ってケーキを焼いた。
今思うとケーキと言えるほど立派なものじゃないかもしれなかったけど・・

そしてバレンタイン当日。
仲のいい友人にこっそりとその人の事を話し、そのクラスまで走っていった。
でも、呼び出せるわけでもなく、通りすがりの同じクラスの人に託して私たちは走り去って行った。
友人はなぜか去り際に「ヤマちゃんからだよ!!!」と言い残して・・・
798ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 19:13:53
好きな人はバスケ部に所属している。
私のクラスに、バスケ部のマネージャーがいる。

その日のうちに、バレた。


「ねぇねぇ、バスケ部の人にチョコ渡した?」

「え゙っ」



帰り際だったので、ダッシュして逃げたんだけども。
もう恥ずかしくて気まずくて。



その次の日に聞かされた。
過去にバスケ部のマネージャーをやっていたコが、



「ヤマがチョコ渡した人、あたしの幼馴染だよ」




ニヤニヤと笑いながら。
世界は、なんて、狭い。

恥ずかしくて仕方なくて、ただ俯くしかできなかった。

今思うと、ホントに後先考えなさ過ぎる自分の行動にびっくりです。。。
799ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 19:46:01
バレンタインを境に一気にみんなに広まった私の好きな人の存在。
みんなはニヤニヤしながら言うことは同じ。


「アドレス聞いちゃいなよ」



いや、そりゃ、あたしだってアドレス聞きたいけどねと曖昧に笑って誤魔化す。


そして、野球部のマネージャーをやっている子に、いろいろと話を聞く。
野球部に、その人と同じクラスで仲がよい人がいるので、経由して。

チョコを渡してから2日、



「なんかね、まだ食べてないらしいよ。嬉しくて」

「な、ナンダッテー!!」







その話を聞いて逆にあたしが嬉しいっつーの!!

すごく喜んでたとか、そういう話をよく聞いた。
こういう人なんだって、とか。
そういう話を聞くのが毎日の楽しみだったりもした。

そしてあっという間に時は経ち、3年生になった。
いつもと変わらない暖かな日、その時は訪れた。
800ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 19:51:49
4月後半のある日。
昼休みに廊下で友達と話していたら、野球部のマネージャーの子が走ってきた。




「ヤマさん、ねぇヤマさん!!ちょっとヤマさん!!!!」

「え、な、なんすか、なによ?え、なに?」

「あのね、アド、ね!アド知りたいんだって!!」

「へ?誰が?えっ?」

「アレだよ、機械科の、バスケ部の人」

「・・・・・・・・な、ナンダッテー!!!!」



飲み込むまでにちょっと時間かかったんだけども。

聞くところによると、トイレから返ってくる際、機械科の前を通ったら
野球部の人に呼び止められて、その人が私のアドレスを聞きたがっていると言われたらしい。

えっと、なにイベントですか?これ?という気持ちを抑えきれない私は大興奮だった。


「でさ、アドレス教えていい?」

「オフコース!!」



その日はホントに一日中ドキドキしながらメールを待った。
私のソワソワっぷりは不審者同然だったと思う。

そして夜、メールがきた。
801ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 20:00:32
ほんとにほんとにほんとに幸せで、その時は高揚感で空も飛べそうだった。
嬉しすぎて、現実なのかも夢なのかももうわからないくらいに歓喜した。

翌日、学校に行って、機械科の前を通った。
前の晩から挨拶するかすごく迷っていた。
でも結局できずに、時間が無いのもあって、友人と駆け抜けていった。
その間も心臓は激しく高鳴っていた。

それからしばらく、メールは続けていた。
バスケ部は県内でもかなり強いほうで、そんな部に入ってる彼は忙しくてあんまりメールくれなかったけど。

まぁ、それくらいはわかってた。
けどやっぱりメール来ない日はすっごいヘコんだけど、、
802ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 20:22:47
5月末に、ディズニーランドに行ってきた。
ディズニーランド行くから、お土産買って来るね、と一応告げた。
安いストラップ系でいいから!と言われて、素直にストラップを買って帰ってきた。

好きだと言ってたプルートはなかったので、しょうがなくミッキーで。


日曜に行ったんだけど、月曜が代休で渡せない。_| ̄|●|||
火曜は、機械科は一日中実習で、また渡せない。_| ̄|●|||

水曜にやっと 今日渡したいんだけど、いい?と言えて、渡しに行きました。
一応待ち合わせて。

そこに行くまでの私の葛藤が そりゃー もー 大変で。
友人たちにずっと どーしようねぇどーしよう と言いまくって。
友人たちには いいから早く行けよチキン! と罵られて。

やっとの重いで待ち合わせた場所に行ったら、彼がウロウロしてた。
803ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 20:29:44
その姿を確認した途端、私の脚はガタガタ震えだした。
緊張してる。それもハイレベルな緊張。

彼のほうに歩み寄ったら、向こうも私に気づいて歩み寄ってきた。
そしてカバンからお土産を取り出して渡す。

「これ、袋グチャグチャで、ごめんね」

「あ、大丈夫大丈夫。ありがとう」

そして一瞬黙って、じゃぁ、と別れようとしたとき


「あの、さ。今度、なんかお礼とか、するから」



その言葉に、私は驚いて目を剥いてしまった。
嬉しくて、何か言わなきゃって思うんだけど、言葉にできなくってただ必死に何度も頷いた。

今思うと、自分きめぇ
804ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 20:37:31
そしてそれからもメールは続いた。
渡したミッキーのストラップはちゃんと付けてるよ、と言ってくれた。
実は隠れおソロなだけに喜びは大きい。


そうして。今度は友人たちに遊びに誘ってしまえ、と言われた。
いや、それは私も誘おうとは思ってますけど?向こうもいそがし・・・あ、ごめんなさいごめんなさい

という経緯で、私は彼を映画に誘わざるを得なくなった。

しょうがなく、トリックの話題を振ってすごく観に行きたい、と言ってみたけど
本編を見てなかったからあんまりよく知らないんだよね、と返されてしまった。

すっごいへこんだけど、めげずにまだ話題を引っ張った。




 いつぐらいに忙しいの治まりそうかな?


 まだわかんないな〜インハイ行くかもしんないし


 そっかぁ、残念だなぁ〜。あわよくば誘っちゃおうと思ったのに(笑


 時間あれば観てみたいんだけどね。ホント忙しいから。テストもあるし。


 そうだよね。部活とか就職とかイロイロのモロモロのグルグルで大変だもんね。






 グルグルが治まったら行こうな!






このメールが来たのは授業中で、授業中に大騒ぎしながら友人に報告した。
それくらい嬉しかった。

自分きめぇ

でも嬉しかった。でも自分はきもかった。心の底からそう思った。
805ヤマ ◆d56S43ftSs :2006/07/28(金) 20:46:10
そしてそのメールから1ヶ月。
全ッ然メール返って来ません。
なんなんですかね。

あの人、相当なレベルの思わせぶりっ子なんですね。やられました。

球技大会のときも、結構お互い視線のすれ違いが合ったりとか。
私が見てるときは全然こっち見ないのに、私がよそ見してるときは見てるらしいです。
何ですかそれ。


それでもやっぱり好きで、好きで。

バスケ部はインハイに行くそうです。
あの人はレギュラーじゃないけど。それくらい知ってるけど。
だから余計頑張ってなんていいづらいんだけど、何かしたい・・・
けど、1ヶ月メールシカトされてるし・・・2度送ったのに・・・

もう、なんなんですかね!
インハイ終わって、引退したという話を聞いたらまたメールしようかと思ってます。
がんがる!!




こんな終わり方でごめんなさい_| ̄|●|||
次の人、マテルヨ
806恋する名無しさん:2006/07/28(金) 22:49:37
ヤマさんお疲れさま。
現在進行形なんだね。あなたの恋が成就するよう祈ってます。
807美穂(778) ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:45:28
チョコを渡す勇気があるヤマさんを尊敬しています。
やっぱり皆さんその位頑張っているのですね。
ヤマさんの事を応援しています。
頑張って下さい!

大部分が書けたので書き込ませて頂きます。

これから私の恋愛物語、10年間をできるだけ
コンパクトに詰め込んだ物を書きたいと思います。
それでも長いとは思いますが、
根気強く読んで頂けると嬉しいです。
(小学校から始まってます。あほみたいですがお気にせず)


全ての始まりはここからだと思った。
小学校1年の、春。


教室の隅と隅。
お互い友達とつたない会話。
その中、彼とふと目が合った。
ただそれだけの事で、恋をした。

彼の名前は祐人。
大きくてぎょろりとした目、男子の平均よりは高めの身長。
明るく話しやすい印象の彼は、当時とても人気があった。

「好きな人誰?」と友達に聞くと、2分の一の確立で
「祐人」と照れくさげに返ってくる程だった。
応援してくれる?とお決まりに言ってくる友達に
ただ気持ちを気づかれたくない一心の私は「うん」と頷いた。
808美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:46:55
彼と私は比較的――とはいっても他の子にも同じように
していたのかもしれないけど、仲が良かった。
プールの息止め大会、わざわざ私のところまできて
変な顔をして笑わしてきた。クラスで1番に上がってしまった。
最早定番、いや今となっては古くなってしまったスカート捲り。
彼は私の嫌といっている事を面白がってやってくる。

そんな事をやられても、変に自惚れて期待して、嫌じゃなくて。
周りの子達が次々と好きな人を変えていく中、
私だけは確実に、少しずつ彼への気持ちを大きくしていった。
小学生の恋なんてそんなもんさ、すぐ変わるのよ、だなんて
私には関係ないものだった。今思えば意地でもあったかもしれない。
809美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:48:05
4年、6年と違うクラスだったけど、気持ちは変わらなかった。
そうして何も変わらないまま、中学へ入学した。
またもや彼と違うクラス。
こんなものか、なんて思って新しい教室へと向かった。

「ねぇねぇ、生徒会長の××先輩ってかっこよくない?」
「あーわかる。てかうちのクラスのナリもさ」
「美穂はどう思う?」
正直、興味なかった。

友達の話に出てくる、××先輩だなんてしらないし。
というより生徒会が誰かでさえもしらないし。
成田敦史――通称ナリ、という、私とは違う小学校出身の男子も、
カッコ可愛いという言葉がとても当てはまる子だとは思うけれど
クラスの中心すぎてどうも苦手だった。
つまりは祐人以外ただの背景でしかなかったのだ。

そのはずだったのだけど。
その年の冬、ひとつの夢を見た。
舞台は自分のクラスの教室。
私はなぜか成田を違う場所へと呼び出して、何かを話した。
ただそれだけの、何の脈絡も無い夢だった。
だけどなぜかその夢のせいでか、次の日から彼の事が気になって。
好きという気持ちではないけれど、
苦手というのも変わらなかったけれども、なんかおかしくなった。

ただの背景が、自分の物語の登場人物へと変わった瞬間だった。
810美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:49:07
祐人とは話すこともなく、見かける事も少ないまま2年生へ進級した。
クラスもやっぱり、違った。

5月の宿泊行事。
オールして夜明けを見よう、だなんて無謀な事を企画し
トランプもウノもしりとりもやり飽きて、暴露話へと変わった。
まあこれが1番のお楽しみ、醍醐味ともいえるのだけど。

「私……ナリが好きなんだぁ」
一人の子、唯がそう打ち明けた。
「ええー」と驚きの声が部屋中に響き渡る。
「へぇ……やっぱねー」と私は言う。
彼女の変化はなんとなく気づいていた。
何かにつけて「ナリがね」などと話に出してくるから。
少し、もしかしたらという位小さく、胸が痛んだ気がした。
気のせいかもしれなかったけれど。
「美穂は?」と話が私へ振られた。
「え」
「そういえば美穂の話って聞かない」
「教えてよー。みんな暴露してんだからさあ」

みんなと、その雰囲気に押されて、重い口を開いた。
「……祐人が、ずっと好きだったの」
「あぁ」と妙に納得した声が漏れた。
「あいつなら許す。精一杯応援するからね!」
そう言われ、私は苦笑いを浮かべた。
心の中は、そんな事より違う事で、いっぱいだった。
811美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:50:38
忘れもしない、中間考査が終わってすぐの月曜日。
全校朝礼の帰りに、あの暴露話を聞いていた友達の一人が
「美穂ちゃん!」と慌てながらやってきた。

「どうしたの?」不思議に思いながら聞くと
「あのね……」呼吸を整えて、やっと言った。
「祐人って人、引越したんだって」

“引越し”その単語が私の頭に重く圧し掛かった。
「え、それ、本当?」動揺する気持ちを感じ取られたくなくて、
できるだけ平静を装って言った。多分。
「うん。その人と同じクラスの子に、朝聞いた。
中間テスト終わって、次の日引越したんだって」
あたまがまっしろになる
その言葉の意味を初めて理解した。

「美穂ちゃん、大丈夫?」
何が、と思った。だけどそう言うわけにもいかないので
「もういいよ別に、関係無い」
変に強がって、そう言った。

“もういいよ別に”嘘にきまってる。
良いわけなかった。7年ずっと、ひたすら想っていた気持ちは
そんなやわな物ではなかった。

彼の教室の前を通っても、彼の姿は見当たらなかった。
思えば朝、彼がいつも朝練をしているテニスコートに
彼の姿だけ見つけれなかったのを不思議に思った。
“祐人はもう引越した”
信じられなかったけれど、信じるしかなかった。
812美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:51:35
放課後、やる気がでなくて部活を抜け出した。
教室で一人泣くのもいいと思った。
現実を受け入れる様に、地をしっかりと踏みしめながら歩いた。
そうして教室へ着き、入ろうとした。
戸を開けると視界に移ったのは、
ロッカーで何か探し物をしている様子の成田だった。

彼も私の存在に気づいたようで、こちらを見た。
何をしているのか気になったけれど、私と彼はあまり話さないし
声をかけている暇などなかったのですぐその場を後にした。
人気の少ない階段にしゃがみ込み、瞳を閉じた。

結局彼は私の事を何とも思っていやしなかった。
ただの、完全なる私の自惚れだった。
でも好きな気持ちは、私の気持ちだけは本当で。
もし会えるなら今すぐにでも伝えたかった。
“ずっと好きでした”と。

泣くと思った。
目が真っ赤になって腫れるくらい、泣くと思った。
その時は部活早退してもいいかなと思っていた。
だけど涙は、目から溢れてくる気配を見せなかった。
何で、何で
必死に目に力を入れても、無駄だった。
涙を流せば思い出も流れる。迷信でもそれでもよかった。
とにかく泣いて、全てを出し切りたかったのに。

その日は一日、泣けなかった。
813美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:54:07
次の日、隣の席の成田に思い切って聞いてみた。
“思い切って”話す事でもなんでもないのだけど、
なぜか彼に話すのは毎回異常なまでに緊張してしまう。
「昨日何してたの?」
「ああー、提出のプリント探してた」
「ああ」
向こうは何も聞いてこなかった。
ちょっと期待はずれ。
まあ向こうは私に興味なんてないのかもしれない。
そう思うと少し空しくなった。

日が経つにつれ、私は祐人を過去へと変える事ができた。
もう叶う可能性が確実に無い物については、
意外に諦めや切り替えが早いのかもしれない。

すぐに好きかも、と思う人はできた。
だけど1ヶ月も経たない内に「なんか違う」と思うようになり、
それが何回か続いた。

無理してるのかな、と思った。
早く忘れたいって、次行きたいって心の底で願ってるんじゃないか。
無意識の内に。
814美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:54:53
9月の終わり頃、体育祭が行われた。
私たちのクラスは見事総合優勝を果たし、
その日の夜に打ち上げをやる事になった。

みんなでお菓子を持ち寄りわいわい騒ぐ。
その中には、これを主催した成田の姿も勿論あって
普段見ない私服に心ときめかせた。

友達と楽しく話をしていると、こちらへ一つのガムが飛んできた。
丁度私の膝へとそれは落ち、誰が投げたのかと思い
友達と周りを見渡すと、成田が投げた様だった。
「何これ」
これを一体どうしろっていうの。食べていいの。
と頭の上にたくさんの疑問符が浮かんでいる間、
すかさず唯がそれを掴んだ。

「あ」
「なんだろねーこれ」
「……うーん。ね」
私が貰ったわけではないのだから、返して、とも言えず。
そのままガムは姿を消したわけだけど
多分唯が貰ったんじゃないかと思う。
ちょっと残念だった。
815美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:55:59
何時間か経ち、クラスのほとんどが家へ帰った。
6人の女子(私を含む)は近くのカフェの様な店で軽食と雑談する事にし、
成田達男子は少し遊んで帰るとどこかへ行ってしまった。

私たちはパフェやらアイスやらを頼んだ後
今日の体育祭の事、男子があーやらと話していたら
「ねえ、好きな人とかいる?」と紗枝が急に言い出したのを
キッカケにその話へと方向を変えた。

「私、いるよ」
一番最初に言ったのは、唯だった。
「誰誰っ!?」
私以外のみんなが食いつく。
「……ナリ」
「へーっ、ナリ?協力してあげるよっ!」
一番大きな声を出したのは紗枝だった。
紗枝は顔も可愛く、肌も白く、バレエもやっている。
勉強もできて、でも飾らず明るく頼りになる。
そんな紗枝だから男子との交流も多いし
その中でも成田は特別仲が良かった。
実際、打ち上げの主催も成田と紗枝だった。
2人が仲良さ気に打ち上げの計画を立てている間
言葉にできない感情が胸で渦巻いていた。

「なんならメアド教えてあげるよ!」
「ありがとー」
「唯、私も応援するからね」
「ナリはモテるから頑張ってね!」
私は何も言わなかった。ただ、笑っていた。
816美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:59:14
「美穂ちゃんは誰かいないの?」
宿泊行事の時同様私に話が振られた。
「え……私は、今はいない」
「前はいたの? 誰誰っいつ!?」
みんな身を乗り出して私を見る。
でもあまり触れられたい事ではなかった。

黙って俯いた。すると不思議と、目頭が熱くなった。
気がつけば半泣き状態だった。
それに気づき、慌てた紗枝は
「いいよ無理しなくて! 泣かないで、ね」
うん、うん、ごめんねと言って私は顔を上げた。

とても不思議だった。
あの時は泣けなかったのに、今泣けるなんて。
それとも違う事で、私は泣いたのか。
よく分からなかった。
817美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 14:59:47
2学期中間考査が終わり、いよいよ秋になった。
その時の席替えではまた成田と隣の席になった。
単純に、嬉しい。その気持ちでいっぱいだった。
成田の反対側の隣は唯で、唯も嬉しそうだった。
だけど成田は不機嫌そうに机へ突っ伏し、なかなか顔を上げない。
私は嫌われてるのかと不安になった。

「なんか成田、今の席嫌そうだね。私嫌われてんのかな?」
前の席で成田と近くだった愛理に聞いてみた。
「いや。なんか唯が嫌いらしいよ。ずっと言ってた」
「唯が……?」
正直な気持ち、ホッとしたのが大部分だった。
自分って最低だなと思った。

それから少しして、唯が成田へメールをしたらしい。
「紗枝から教えてもらったの。見てみて、返事きたよぉー」
嬉しそうにそのメールを見せてくる唯。
何も知らない唯に、私は何も言うことができなかった。

次の日。
思ったとおり、席替えの時より不機嫌オーラが漂っていた。
ずっと座って頬杖をかいたまま動かない。
愛理にその事を話すと、
「昨日ナリから“紗枝殺す”ってメールきた。怖かったよ!」
性格が良くないのは雰囲気でなんとなく分かっていたから
その出来事で成田の印象が落ちる事は無かったけれど
そこまで嫌われている唯は何をしたんだろうと思った。

でもそんな事も知らない唯は毎日を楽しそうに過ごして
律儀にメールを返す成田に感心した。
「さすがに無断でメール送るのは引かれるでしょ」
と、その件はクラス中に広まった。
818美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:01:27
文化祭も終わってすぐの授業。
社会の時間という物はとても眠気を誘われて、
さらに先生のくだらない駄洒落で寒気を覚える。
いつもならそうなのだけど。いつもなら。

この席の場合、
毎時間、黒板を見ると唯が視界に入ってしまうからか
成田はいつもこちらの方を向いて顔を突っ伏す。
または額を机にくっつける形で突っ伏す。

別に私を見ているわけではない。唯が見たくないだけ。
そう思っていても、どうも目が冴えてしまって。
それが勉強に向けばいいのだけど先生の言葉も耳に入らなくて。
私も顔を俯けて、無意味にシャーペンを指で遊ぶ。
自然と顔全体が熱くなる。もしかしたら顔は赤いんじゃないか。

この席が、教室の1番後ろの、端っこで良かったと心底思った。

成田はどこを見ているのか、気になったけれど
見る勇気もなかったのでただ視線はノートに注がれる。
鼓動がこんなにも速くなって、顔が熱くなるのは産まれて初めてだった。

性格悪いけど、自己中心的で目立ちたがりだけど
ちゃんと優しくて、人にも気が使えて、そういう所が私は好きなんだ。
私は、成田が好き。
819美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:07:59
2年の最初の頃、一人のクラスメイトが小さな猫を登校中に拾ってきた。
小さな小屋に入れておいたのだけど、授業中に飛び出して
溝の中に落ちて鳴いていた。
放課後クラス全員で探して、溝の蓋を外そうと
引っ張ってもびくともしなかった。
先生を呼んできて、少し離れた所の蓋が開いて、
少し小柄な人なら通れるから、
そこから取ってきたらいいと先生は言った。

みんな嫌がった。
なんせ昨夜は雨が降って、溝にはその水がまだ残っていたので
確実に制服が汚れる。それがみんな嫌だったのだ。
気まずい空気が流れる中、一人の男子が手を上げた。
「じゃ俺いくわ」
成田だった。

迷わず溝に入っていってすぐに猫を連れてきた。
彼は男子にしては細く背も低めだったので
溝の中を通るのは容易い事だった。
制服が所々汚れていた。なのに、嫌な顔もしなかった。
一気に印象が変わった。その瞬間。

その時感じた気持ちが、今も深く残っているのだと思う。
820美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:11:51
この席は少し困った。
休み時間毎に、いつもいつも成田の席の
周りに集まって話す女子達。
羨ましいという感情と、授業始まるから座りたいのに
座れないというどこか空しい感情が入り混じるからだ。

私が席の近くにいっても構わず話す女子。
成田が「あ」というと、今気づきましたとばかりに
「ごめんねー」と言いながら私の席を開ける。
いや、本当に今気づいたとは思うのだけど。
逆に座りにくいったら。

とにかく彼は人気があった。
背も中1の時とは考えられないくらい伸びたし
(とはいっても男子平均程しかないのだけど)
顔立ちも“可愛らしい”というものから
“格好良い”という、男の子らしい顔立ちに変わっていった。
そのせいでかいつも彼の周りには可愛い女の子達がいた。
地味な私には近づけないくらい。
隣の席である事がいけないくらい。

自分を変えたいと思った。
821美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:12:44
春休み中、私はどうしたら変われるだろうと考えた。
考えて考えた結果、手始めにファッション雑誌を買った。
今まで友達が持っているのは見たことがあるが、
実際自分で買うのは初めての物だった。

タンスの中をあさり、自分が着たい服、欲しい服。
雑誌を見ながら決めてお年玉ギリギリまで使った。

3年生に上がり学校へ行くようになると、
毎朝鏡の前で念入りにチェックする事を忘れなかったし、
髪型が少し変だと思ったら時間の許すまで何度でも結びなおした。

多少の事でもよかった。
とにかくその時は、少しでも変わりたかったんだ。
822美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:13:42
3年生のクラス替え。私はこれに賭けているつもりだった。
なぜならこれが中学最後のクラスだから。
同じクラスでなければ、彼の進路に合わせる事もできないかもしれないし、
全然違う進路だったら3年生の間に頑張るしかないのだ。

春休みの間にインターネットで見たおまじないもやった。
叶うわけないと分かっていても、どこか信じたい
何かに頼りたいという気持ちがそうさせた。

当日。昇降口の扉に紙が張り出される。
その紙を見ようと一気に人が群がっていく。
負けじと私もその群がりに入って、やっとの事で張り紙を見た。

私の名前が目に入った。
すぐに上の、男子の名前が書いてある所に視線を移した。
な、な、な……

頭の奥が、痛んだ。
みんなの、嬉しかったり、残念だったりする声が遠く感じた。
なの付く男子の名前はその紙に書かれていなかった。
ただ、それだけ。

隣の、隣に張り出してある紙に
何度も思い浮かべ、私と同じ紙に書かれている事を願った
名前が印刷されているのが見えた。
後ろを振り返ると成田が友達と、群がりから少し離れた場所で
少しでも人が少なくなるのを待っているのが視界に入った。

彼は、私とクラスが離れてどう思うだろうか。
嬉しい?悲しい?
……きっと、私の事なんて頭にないだろう。
ふと気づく。ああ、いなかったんだあいつ。
私はそれだけの存在でしかないだろうから。
823美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:17:28
学校が楽しくなかった。
前までは休みの日なんていらない、という位
土日が暇で仕方が無いくらいで。
今も学校のある日は嬉しい。
少しでも彼が見れるから。
でも、空しい。
彼と話すこともできないから。

毎日が不満でいっぱいだった。
クラスの女子と楽しそうに会話をする成田を見ては
嫉妬して、でも1回でも多く成田を見たいと
クラスに遊びに行ったり、教室の前を通るたび伺ったり
自分のクラスの前を通る時間、いつも気にしてみたり。
目が合えば一日幸せに過ごせた。
それだけで何にでも妄想はできたし、自惚れる事もできた。

恋をすると周りが見えなくなる。
確かに学校にいる時間は成田に集中していた。
いわば私の学校生活は成田中心で回っていたと言ってもおかしくない。
とにかく必死だった。
824美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:20:14
そんな毎日の中で訪れた修学旅行前日。
帰りに学年全体で最後の確認があるという事で
体育館に友達と向かっていた時。
違う班の子なので「1日目のディズニー、どこ行くの?」
などと聞いて実際どうするんだというような話をしていた。

すると後ろに、成田がいる事に気づいた。
当たり前だけど彼も体育館に行くのだろう。
こんな小さな事で無性に嬉しくて、
話を「ご飯はどこで食べる?」に持っていった。
1日目の夜ご飯は各自、ランド内で食べるのだ。
ちょっとでもいいから、一応言ってみた。

「私の班は○○……とかなんとかって所で食べる予定なの」

言ってどうにかなるわけじゃないかもしれない。
けれど、信じてみたかった。
これを聞いていて、そこの場所で彼も食べてくれないか。
だなんて変な期待をしたんだ。
825美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:21:04
ランドに入った時、多分みんなはしゃいでいた。
当然私のテンションもかなり上がって子供の様に走り回った。
班の子達とランドをぐるりと一周している時。
その間に成田を3回見た。

1回目はコースターに成田が並んでいたのを友達が見つけて
「あ、ナリじゃん」
と言ったのを聞いて、振り向いたら目が合って驚いて転んだ。
友達には爆笑されたし、成田にも思い切り見られていたし最悪だった。
2回目はその近くにあったゴーカート後。
ベンチでトイレに行った友達を待っていたら横を通った。
3回目は買ったシャーベットを食べようと、
でもスプーンが折れそうで苦戦していたら目の前を通った。
友達に「美穂ちゃんかなり見られてたよ」と言われて恥ずかしかった。

こんなに会えるとは思っていなかったので嬉しくて。
十分満足してて。昨日の夜ご飯の話なんて頭から抜けていて。
でも、更に嬉しい事が起きた。

昨日宣言していた通りのお店で食べていたら
成田達がふっと視界に入ってきた。
友達もそれに気づいて、「よく会うねー」だなんて笑っていた。
「たまたまここ通るのかな」
「ここ食べにきたりして」
「あはは。そしたらどーしよー」

どんどん近づいてくる。
まさか、いや、まさか、いや……そんな具合に
変な期待とそれを打ち消す言葉が頭の中で繰り返される。

思わずポテトを3本程落とした。
彼等はここのお店で食べ始めたのだ。
別に悪い事はない。だけど昨日の事が思い出される。
もしかして……いやいやいや、たまたまかも。
でもちょっとは。ううん他の人がここにしようって言ったかも。

ひたすらその繰り返し。
さっきより綺麗にハンバーガーをかじろうとする私。
とにかく嬉しくて。ここは自惚れておく事にした。
826美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:23:14
3日目のお昼。
私の班のテーブルだけ料理が運ばれるのが遅く、
もう成田のクラスは全員食べ終え部屋を出ていた。
バスに乗ったら駅までまた会えなくなるので
帰り道一緒になったらいいのにと思っていたけど
仕方が無い、と諦めていた。

料理を食べ終え、じゃあバスに戻ろうかと部屋を出た。
その時ふと横を見ると、行ったはずの成田達が
部屋の戸の外に居たのだ。理由は分からないけれど。

その後はずっと私たちの後ろを歩いてバスまで。
すごく嬉しくて、幸せだった。
偶然でも自惚れでも構わなかった。

家へ地下鉄で帰る時。
トイレに行ってて遅くなったのに、
なぜか帰る電車が一緒になったのもすごく嬉しかった。
成田もたまたま何かしてたんだとは思う。
でもその時は、やっぱり自惚れてたかったんだ。
827美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:24:06
彼は3年になってから、更に人気になった。
その理由は中三前期生徒会長に任命されたから。
全校生徒の前で活躍の場が設けられた彼。
それを見た、今までライバルとも何とも意識していなかった
後輩達が騒ぎ出す。部活の後輩もそうだった。

「成田先輩ってかっこいいですよねっ」
「ナリって呼ばれてるんですよね、ナリ先輩ー!」

とまあこんな具合に彼の人気は今まで以上に上がった。
中には自分の教室から成田のいる教室
(私の学校は1,2年生と3年生は校舎が違うので)
を放課の間ひたすら観察して見かける度騒ぐ、という
軽いストーカー行為までしていたと後輩が言ったのには
開いた口が塞がらなかった。

しまいには
「あ、美穂先輩っ」
「おはよー」
「この前ですね、成田先輩のファンクラブ作ったんです」
「……はい?」
「私一応会長なんですよ。会員No.1です」
思わず聞いた時は我が耳を疑った。
ファンクラブだなんていつの時代かと思う。

その子は1年生なのだけど、
同じ塾に通う2年生の男の子から聞いた話では
「え、僕の学年の女子もファンクラブ作ってますよ」
今度は気が遠くなった。

なんでこんなにライバルが増えてしまったのか。
生徒会という物を恨まずにはいられなかった。
828美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:33:53
私は部活が終わると(この部活は他の部より
いつも大体早く終わる)、必ず生徒会室の前を通る。
通ればいつも成田がいる。その事からだった。

中1の時から部活に対して不真面目だった彼は
生徒会になってからは全く部活に出なくなった。
私もその点では部活をよくサボッていたし
(中1・中2だけの話だ。中3は出席はしていた)
特に彼に嫌な気持ちを抱く事もなかった。
(恋は盲目、というのが当てはまるかもしれないが)

友達と面白がって生徒会室の前を通っては
一人で何かをしている(宿題か何かかと初めは思ったが
私の学校は宿題が滅多と出ない。毎日残る程
生徒会の仕事も出るはずがないので結局不明)
成田をわざわざ覗いて、彼がこちらを向いては
わけのわからない笑いが口からこぼれる。

きっと彼にとっちゃいい迷惑だったとは思う。
でも変に嬉しかったんだ。
この時間だけ、このほんのちょっとの間だけ
成田を独占できた感じがして。
誰もしらない、私と友達だけの。
829美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:35:02
「私、N高受けようかなって思ってる」
もういつの間にか冬になっていた。
帰り道、一緒に下校していた友達がそう切り出した。
N高といえばここから一番近いが、校則が厳しく
制服も田舎臭い程この上ない、という
私にとってはあまり行きたくない高校だ。
でも近くてレベルも中の下な為か
私の中学から行く人はとても多い。

「そうなんだぁ。
でもN高、うちの中学から来る人多そうだよね」
「うん。今まで聞いた中ではね、
○○とか、▲▲君とか、……とか、ナリとか」
聞き流そうと思っていた脳みそをぴたりと止めた。
変更、じっくり頭に焼付けましょう。

「今あげた人達、みんな推薦狙ってるっぽい」
「そっかぁ」
行きたい高校、一応あった。
T高で、やりたい部活もあったし校則も自由だ。
だけどレベルが自分より上な為、お母さんには
進学率も良いN高にしなさいと言われていた。

悩んだ末、結局流された。
私はN高を選んだのだ。

そのから私はまるで人が変わった様に勉強し始めた。
冬休み中も、土日も。
塾の先生に頼んで無料の補習を入れてもらい
死に物狂いで勉強した。

苦手な英語を基礎の基礎からやり直し
ひたすら頭に叩き込み、小テストを何度も受けた。

やってきた私立入試も軽々と成功し、
ふと気づけばバレンタインが近かった。
830美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:36:00
「私成田が好きなんだ」
と随分前に一緒に下校してる子に打ち明けていた。
成田の事を明かすのは初めてだったので緊張した。
だからこそこのイベントが近づいてくると
「あげないの」と真顔で聞いてくるのだった。

「そっちこそ。あげないの」
彼女も、成田ととても仲が良い矢野君という男の子が好きだった。
とてもクールという言葉が当てはまる、
黒縁の眼鏡がよく似合う野球部で格好良い子だ。
でも中身は意外に面白く抜けてる、らしい。

切り返すと、その子はさらりと
「美穂があげるならあげるよ」と言う。
2人は去年同じクラスでメールもしているし、
彼女は男子と仲が良いのであげるのは然程困難なわけではない。

だけど私はというと。
最後に話したのなんて覚えてない、
メールしてないというより男子とメールした事すらない、
大体チョコを渡す時に「成田」と声をかけるだけでも
きっと呼吸困難に陥るだろう。
とにかく無理。無理無理無理。

とか言いながら、作る予定のチーズケーキと
トリュフの数が一人分ずつ多いのは、まあ、なんとなく。
831美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:37:22
やってきたバレンタイン。
「美穂はあげるの」
「……まさか」
変なチャンスを期待したから作ってきた、なんて
到底言えなくて。そんな事あるわけないのに。
「だろうね。まあ私もあげないけど」
なんだ、つまんないの。
更にあげにくくなってしまった。

いろんな子に配って
予定通り一人分だけ袋の中に残って
早くも放課後になってしまった。

「美穂、帰ろー」
「うん」
やっぱ無理だったな。
成田はクラスの子からチョコ貰ったのかな。
考えながら昇降口まで歩いた。
すると下駄箱近くで友達の歩みが止まった。

「どうしたの?」
「ちょ、ちょっと静かに」
声を殺して下駄箱の方の様子を伺っていた。
全く状況が理解できない私に友達は
「ナリが、いる」と簡単にそれだけいった。
「そうなの……?」
いいじゃん、行こうよと声を出そうとした時、
それは微かに聞こえてきた。

「悪いけど、受け取れません」

状況が掴めない。
ワルイケド?ウケトレマセン?
成田の声が所々掠れていた。
でもとにかく、下手に私たちの存在がばれては
いけないという事は肌で感じ取れた。
そのまま黙っていると

何か女の子らしい声でぼそっと、多分「すみません」
だとかそんな言葉なのではないかと思う。
聞こえて、すぐに一つの足音が遠のいていった。
敬語を使っているあたり、後輩か。
その時になってやっと、大体の状況を理解した。
832美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:38:31
「帰ろうぜ」
多分矢野君の声がした。
いつも2人は一緒に帰っているから、きっとそうだ。
すると友達は、壁に凭れて俯いている私の腕を掴み
強引に下駄箱までずんずんと歩いていく。
「え、ちょ何」
足がもつれそうになりながら体制を立て直す私。

「ナリ」
急に声をかけられ、いつからここにいたんだという
ような目で2人をみた。
少し目が見開かれたのは、気のせいかもしれない。
「なんで受け取ってあげなかったの」
何この展開。少女漫画じゃないんだから。
矢野くんは呆然としてるし、勿論私も呆然としてるし
友達は真剣そのものだし、成田も目つきがなんか真剣だ。
誰かここにきたらどう思うんだろう、と考えたが
もう下校時刻ぎりぎりな為教室には私たち以外誰もいなかった。

「折角本命だったんじゃん。
きっと頑張って作ったん……」
「菅原さんには関係無い」
遮って成田は冷たく言い放った。菅原さんとは友達の苗字だ。
続けた。
「好きでもない奴に本命もらっても困るんだよ」
心臓が強く跳ねた。
これを私に向かっても言われていたとしたら。
いや、言っているのかもしれない。

俯いてた顔を上げた。
瞬間、上げた事を後悔した。
私より少し背の高い友達をすり抜けて、
視線が思い切り成田と合ったのだ。
その目が何を語っているのか到底分からない。
けれどその時は“お前も困るんだよ”と
遠まわしに言われているようで。

「じゃ、さようなら」
言い残して2人は帰っていった。
「何あいつ。すっげぇむかつく」
男まさりな友達は掴んだ靴を床にすごい剣幕で叩きつけた。

結局お菓子を渡すことはできなくて。
諦めた方がいいのかとその晩ずっと悩んだ。
だけどいつも同じところへ戻ってくるんだ。
諦める事なんてできないって。
833美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:39:12
公立推薦入試前日。
推薦の子は放課後、先生と面接の最終特訓を受けていた。
友達もそれを受けているので教室で待っていた。
「後もう少しだから」
「わかった。じゃあ下駄箱で待ってるね」
そう言って私は下駄箱へと向かった。
行く途中に面接をやっている教室の前を通ったら
成田とまた目が合ってしまった。

どうもバレンタインの時から
目が合う度「迷惑」と言われているようで。

すぐに俯いて、小走りで下駄箱へ向かった。
3分、いやもう少し早かったか。
それくらい経った後階段の方から足音がした。
その足音はやけに急いでいるようで、
ばたばたばたと大きな音をたてて聞こえてきた。

何となく直感で、成田かと思って。
階段を見るとやっぱり成田だった。
目が合って、すると足音は
普通のとん、とんという音に変わった。

彼がゆっくり歩いているように見えるのは気のせいか。
彼の動作の全てが遅く見えるのは私の妄想か。
靴をはいている時、わざわざ靴紐まで結び直すのは
あなたの癖ですか。それとも――

胸が痛いくらい締め付けられた。
息がつまる。呼吸が上手く出来ない。
漫画や歌詞や、そこら中に散りばめられてる言葉
「定番すぎてくさい。こんな事あるの」と思っていたけど
それは本当にあった。その時初めて知ったんだ。

「美穂ごめんっ待たせて!」
さっきと同じ位のばたばたという音で友達が下りてきた。
「全然いいよー」と声をかけて
ふっと視線を成田へ戻すと、彼は立ち上がり帰っていった。

「明日頑張ってね」
言おうかどうか迷っていた言葉は言えなかった。
834美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:41:40
後日無事彼も友達も合格したという情報が入り
じゃあ今度は私が頑張る番だと更にやる気が出てきた。
N高はなんと倍率がそこらより高く
絶望を感じていたけどそれを振り払って勉強した。

あっという間にきた卒業式。
「告白するの」と聞かれたけれど
楽しそうに女子と写真を撮る成田を見て
そんな勇気は消え去っていった。
元々あるかないか位の小さな勇気だったのだけど。

卒業式の後も塾で補習。
N高に入ればまだ告白するチャンスはある。
そう思って。ひたすらペンを走らせた。

始まった入試。できる、できると言い聞かせ
合格しなきゃもう成田に会えないんだと
一世一代の賭けというつもりでやった。

結果は合格。
頑張った事が報われ友達と抱き合って泣いた。
これから素敵な高校生活が始まるって
思ってた、思ってた。
そんな矢先の出来事。
835美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 15:44:20
「美穂、話があるの」
お母さんに深刻な面持ちで言われ、
「なあに」と躊躇いがちに言った。

「あなたが受験だったから、言わなかったんだけどね
お父さん、会社リストラされちゃったの」

こうして文に起こしただけでも
冗談みたいな話だった。
実際自分もその時「え、冗談じゃなく?」
と聞き返したくらい。とにかく実感が湧かない物だった。

「だからね、大学は受けさせてあげられない
かもしれないし、もしかしたら受けたとしても
関西の方になるかもしれないんだけど、いい?」
なぜ関西かというと、父母両方とも関西出身だからだ。
いい、と聞かれても。いいわけがない。

「それで、もしかしたら高校に行ってる間に
もう関西に帰るかもしれない」
「……お兄ちゃんはどうするの」
「お兄ちゃんはもう、仕事してるもの。
一人暮らしするのよ」
「私は一人暮らししちゃいけないの」
「できるの?できるとしてもそんなお金ないの」

現実は冷たかった。
「ごめんな」とお父さんは謝った。
そんな言葉はいらなかった。
私はただこの土地にいたいだけで。
高校から、この県から離れたくないだけで。

でもそれは、叶わないのだ。
何か少しでも、石油を掘り出したりとか
宝くじが当たったりだとか
そんな事がない限り無理なんだ。

泣く時じゃないと、思った。
836美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 16:14:57
全く着慣れない、そして着づらい制服に身を包み
新しい生活の場に心躍らせた。
やってきた入学式。
成田とまたもや違うクラスだったけれど
さすがに2回目は仕方無いと思う事ができた。

周りの子がぼそぼそ、と話しているのを見て
ああ友達もうできてきてるんだな、と思った。
隣の子をちらっと見る。
今まで確実に仲良くなった事がない子だ。
私が中学の時にいたグループは、
そんな目立つ方(楽しくやってたし
男子との交流もあったけど)でなかったので
違うグループの人たちに私は微かに憧れていた。

自分が変われる。変える。
「ねぇ、うちのクラスの担任って誰だっけ?」
話かけたら心良く返してくれて、仲良くなった。
その日の内にクラスの女子の大部分の子と仲良くなり
私は大満足。

ただ、成田とはクラスが結構離れてしまい
私のクラスの横は階段、その隣の隣の隣が階段、
その間に彼のクラスがある為、自分の教室の前
を通る事はもうないのかと思うと心が沈んだ。


一旦切ります。
後もう少しで、終わるかと。
837恋する名無しさん:2006/07/29(土) 19:10:11
うお〜続きが楽しみw
ヤマさんも美穂さんも女の子の気持ちが溢れてていいですねw
838美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:32:23
ある日いつも通り帰っていると、
少し遠くの方で、成田の後姿に似ている人が
自転車の後ろに女の子を乗せて帰っているのが見えた。
あれは間違いなくN高の制服。
一瞬息が止まって、心臓が止まった気がした。
自転車を倒してしまい、でも直さずその場に座り込んだ。

成田の帰る道は反対方向だ。
ここに来るわけ無い、来るわけ無い。
言い聞かせて。でももし彼だったら、私は。

自転車を直し、逃げるように帰った。
当分成田の顔など見たくはなかった。
839美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:33:23
中間考査が近づいてきて、テスト週間。
部活のない放課後、普通は皆家に帰るのだが
私と同じクラスの友達4人、男子5人で
教室にたまって話して仲良くなっていた。

私はその中の一人、杉浦君が気になっていた。
誠実そうで、本当に優しくて、細かい所に気がついて、
一途そうで、でも話してて面白い。
まさに望んでいた好みのタイプそのまんまの人で
4月最初に見た時からいいな、と思っていたのだ。
成田には考えられないくらい優しい人。

だけど教室にたまって話している時
もう1日目で異変に気がついた。
杉浦君が、友達の中の一人――加奈を
よく見ているのだ。ちらちら気にして。
帰る時もいつも加奈の隣にいるし、
歩くペースも加奈に合わせている。

とてもわかりやすすぎる光景だった。
私がもう少し鈍感だったら。
胸が痛くて堪らなかった。
ご飯も喉を通らず、お昼・夜ご飯と抜く事も何日かあった。

Wで失恋だなんて、ダメージが強い。
全てがぼろぼろで何も考えたくはなかった。
840美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:35:29
予想に反して中間テストの結果は良かった。
学年17位。
中学では考えられない成績に唖然とした。

考査が終わったら体育祭準備。
加奈達がいない、他の女子たちとポンポンや
鉢巻などを作っていた。
すると男子達が自主的に手伝いにきてくれ
その中に杉浦君もいた。

普通に笑いながら話をして、
普通の授業合間の休み時間も話をするようになった。
変に自惚れてしまう事も、やっぱりあった。

だけどそれもこの時で終わった。
体育祭後、期末考査のテスト週間中。

いつも通り残っている私たち。
なぜか友達と私と杉浦君の3人で話していた。
加奈達は離れた所で楽しそうに遊んでて
向こうを気にせずこちらにいる杉浦君に
なぜか腹が立った。

「向こう行かなくていいの」
今思えば意地の悪い質問だったかもしれない。
杉浦くんは少し驚いて、でもすぐに笑って
「みんなそれ、言うんだよ」
「見ててすっごいもどかしいのね。
このままでいいの」
どこかで聞いた事のある言葉を口にしていた。
841美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:36:29
「はいはい。どーせ俺はもどかしいですよ」
「ちょ、開き直らないで」
無言。
その時の私は確実におかしかった。
なんでかしれないけれど、私は泣いていた。
「なんで泣く」
「杉浦君がもどいからだよー!」
「俺のせいかよ」

何を考えていたか分からない。
でもその時勝手に口が動いていた。

「同じクラスなだけいいじゃん。
他のクラスの人の事も考えてよ」

「……え。他のクラスにいんの?」
心底意外という口ぶりで言われた。
失礼だ、そう思ったが口にしなかった。
「もう1年以上話もしてないし、
もう無理だけどね。2年も想って馬鹿みたいでしょ」
「すっげー恋愛体質」
「うるさい」

「話かけられて、変な声出しちゃった事もある」
情けない声でそういうと、
「それもいんじゃね」と彼は笑った。
不思議とその瞬間、心が軽くなった。

その夜、その場にいた友達に
「杉浦君に“今日はすみませんでした。
杉浦君のペースで頑張ってね”って送っといてくれる?」
と頼んだら、友達から返信がきた。
「“いい説教となりました。
美穂のために‘もどかしい’卒業します”だって」
ときて、また泣いてしまった。

彼が頑張ったら、私も頑張れる気がした。
今まで彼の事を応援できなかったけれど、
その日から私は、心から杉浦君を応援する事ができた。
何がきっかけで、だとか
細かい事は自分でもよく分からなかったけれど。

いつの間にか彼と自分を重ねていたのか、と思った。
842美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:37:36
信じられない事を耳にした。
同じ部活で成田と同じクラスの子から聞いた。

「成田君、クラスで最下位なんだって。期末」
「……はい?」
「“俺留年したら学校やめる”って言ってた」

さすがにないだろう、とは思っていたけど
心配でならなかった。
成田は中学の時私より頭が良かった。
推薦もらったんだ、当たり前だ。

なのになんで――

放課後、成田が赤点とった人がいく
補習の教室に入っていくのが見えた。

でも私が心配する事じゃない。

そう振り払っても、やっぱり気になってしまった。
その子から聞いた話では、
“俺はやればできるんだよ”と言っていたらしい。
だから、再考査ではさすがにやる、よね。
と思っていても不安になる。

もし成田がこの高校をやめてしまったら
私はどうすればいいのかわからない。
843美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:38:41
悩んでる中、2年の類型選択を話し合う
三者面談がやってきた。
私は文型で四大に行きたい、ということで
進むコースは決まった。

その後でお母さんは担任に言った。
「その……お恥ずかしい話なんですけれども、
うちの主人が、その、リストラされてしまいまして」
忘れかけていたけど、この問題もあった。
「もしかしたら、途中で高校を変える事も
あるかも、しれませんが……」

お母さんの目から涙が零れていた。
先生はそれを見て押し黙ってしまった。
私も泣きたくなった。
行きたくない行きたくない行きたくない。
そう思っていてもこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない。

自分の手を力一杯握り締め、奥歯を噛んだ。
出そうになる涙をひっこめ、笑った。
笑うしかなかったのだ。その時。
親子泣かれて困るのは担任だし
黙って無表情でいるのも無理だった。

「はは、泣かないでよお母さん」
お母さんなりに情けないと悔いているのか
三者面談中はずっと鼻をすすり、目元をハンカチで抑えていた。

もしここを離れる時がきたら、私は泣くだろうか。
そうしたらみんなを困らせてしまうだろうか。
私は、いつ泣くんだろう。

変な事をずっと考えていた。
844美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:41:42
「杉浦くん、告ったんだって」
「嘘!」
「本当。昨日聞いた」

友達からの突然の報告。
まさかそんな。
だけど前みたいな気持ちではなく、
ただ「頑張ったんだ」といった清々しい気持ちだった。

「で、結果は?」
「んー……ふられちゃったって」
「そっかあ」
結果はどうであれ、告白したのには変わりない。
彼はあれから頑張ったのだ。
それは見習わなければならない。

「さて、杉浦くんも頑張った事だし?
美穂ちゃんも頑張る番かなーこれ」
「ちょ、やめてよっ無理だし」
微かな決意はどこへいったのか。
やはりいざとなると逃げ腰になってしまうのが
私の短所。いけない所だ。
「来週は夏休みだよ!頑張らなきゃ」

確かに夏休みだ。
夏休みは長い間会えなくなる。
正直、嫌だ。

「んー……でもなあ」
私が杉浦君に言った言葉を思い出した。
“もどかしい”って、杉浦君以上に私に当てはまる。
でもどうしろっていうのか。
845美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:43:19
終業式が終わり、帰る時。
友達は部活なので一人で帰っていたら、
前を見てないせいでか誰かにぶつかった。

「うわ、あ! すいません」
そう言って顔を上げる。
振り返った前の人は、成田だった。

成田は驚いたように目を見開いて、でもすぐ戻って
「いや、別に大丈夫だから」と言った。
「う、う、ん」
一気に身体が熱くなる。
久しぶりに会話した久しぶりに会話した!
その事だけで舞い上がりそうになる自分を押さえ
思った。

杉浦君も頑張った。
今度は私が頑張る番。

周りを急いで見渡して、人がいない事を確認した。
「な成田」
こちらを見ている彼に視線を合わせる。
恥ずかしくて背けそうになる顔を支えて
掠れそうになる声を何とか絞り出して、言った。

「あ、たし……成田が好き」

もう成田の表情も確認してる暇はなかった。
すぐに震えて座りそうになる足をしかって
成田の横をすり抜け、自転車置き場へと走った。

言った、言った、言った。

きっと私の顔は赤いと思う。
もういいんだ。これで諦められる。
私、ちゃんと言えたんだ……!
846美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:44:52
急いで自転車の籠にバッグを入れ、
鍵をさそうとポケットから取り出した、まさにその瞬間
足音が聞こえた。
中3の冬に階段から聞こえた足音に似ていた。

すぐにそれは近づいてきて
私のすぐ後ろで止まった。
逃げようとは思わなかった。

「忘れていいから、ね。気にしなくていいから」
さっき刺しそびれた鍵をさして言った。
顔は見なくても誰かは分かっている。
2年も好きだったんだ。

でも今日でその気持ちとさようならかと思うと
名残惜しいというか。変な気分だ。
今日は泣けるかもしれない。

「俺も……なんだけど」

鍵が入って、かち、という音がとてもよく響いた。
まさかという気持ちで恐る恐る振り返ると
彼はなぜか笑っていた。
微笑んでいた、という表現の方が正しいかもしれない。

「嘘。からかってる?」
「からかってない」

目が潤んできて、涙が出そうだった。
まさか叶うと思っていなくて。
2年が無駄じゃなかった。
報われた瞬間、幸せを感じた。

俺も、坂下が好きだよ。
847美穂 ◆kYxYjmK6mo :2006/07/29(土) 21:45:24
後日、お母さんが
「いい仕事が見つかってね。もしそれがいけたら
お兄ちゃんと2人暮らししなさい。
お母さんとお父さんはそこの寮に入るから」
と言われました。
「でももし駄目だったら来年にでも帰るわよ。
それに仕事もいつやめさせられるか
分からないからね」と。

でも十分、希望は見えた。
まだ私はここにいれる可能性があるのだと。

いつ関西へ帰るか分かりません。
でもそれまで私は成田と一緒にいれるので
もし別れる事があっても大丈夫なように
今を大事に過ごしていきます。


皆さんここまで読んで頂
ありがとうございました。
あまりに上手くいきすぎていて
漫画みたいな展開ですが
正直私もまだ夢を見ているようです。

話をわかりやすくする為
少々付けたしました。
文章が分かりにくくなっていたら
すいません。

皆さんにも素敵な恋が見つかり
それが成就する事を心よりお祈り申し上げます。
848恋する名無しさん:2006/07/29(土) 22:50:53
美穂さん。おめでとう!
胸が熱くなったよ☆
オレも7年片思いだからうらやましいですw
成田君と幸せになってください(^^)
849恋する名無しさん:2006/07/30(日) 03:12:33
ほぅ!ハッピーエンドですな!まだ付き合い始めたばかりなのかな?
これから、今までのすれ違いの様子が明らかになっていくんだろうね。
例えばバレンタインデーの時に成田くんはすでに美穂さんの事好きだったとか…
何にせよ、二人の未来が明るい事を願ってます。
850恋する名無しさん:2006/07/31(月) 02:00:12
管理人候補は作業中?なんで顔見せないのかな?
851恋する名無しさん:2006/08/02(水) 11:40:42
age
852恋する名無しさん:2006/08/05(土) 23:52:38
age
853恋する名無しさん:2006/08/08(火) 21:40:47
age
854恋する名無しさん:2006/08/09(水) 21:43:01
age
855 ◆KatsuBvw6o :2006/08/09(水) 21:46:15
アゲチャ駄目だっつーの
856恋する名無しさん
マテルヨ