938 :
杏:2005/06/22(水) 12:21:16
平成16年6月22日・・・
――――――――――雨
それは、まるで自分の心を表してるかの如く降り注ぐ。
自分は今日、永遠の別れを告げてきました。
時は遡り・・12年前。まだ高校生だった自分。
正直、ルックス最悪で全然もてないクン。
いぢめられるようなタイプ。まぁ、高校もそんな感じに過ごしていた。
原付の免許が取れるようになり、友人に進められて免許を取る。
そのまま、走り屋(俗にローリング族)になることも進められ、峠などで走ったりしてました。
ある日、バイクで買い物に出かけたとき。一人の女性が話しかけてきました。
「かっこいいですね!」
その人も走り屋らしく、バイクに興味があったようで話は弾みました。
当時は携帯電話なんて高価なもの。いわゆる「ポケベル」時代。
自分のベル番と彼女のベル番を交換し。それが彼女との初の出会いでした。
それから数ヶ月がたち、告白してokをもらい、付き合うようになったけど皆には内緒にしてました。
いぢめられっこに彼女。いぢめる方は格好の餌食になるし。彼女にも迷惑をかけたくない。
そんな、情けない気持ちでいっぱいだったから。
939 :
杏:2005/06/22(水) 12:22:02
月日はながれ、18才。今から10年前の冬。
彼女があわてた顔しながらも嬉しそうな表情で近寄る
「妊娠したみたい!」
それは衝撃的な一言でした。自分が父親になる。大好きな人と一緒になる。
いろんな考え、想いが重なり、泣き出しそうになる。
だが、これだけは言える。幸せだと。
――――――――――しかし、その幸せは儚く。そして短く。
就職活動をしてた、その冬。お互い内定も決まり久しぶりに会おうとデートの約束をした。
普通に食事して。カラオケいって。
そして、帰るときに彼女は一言
「またね!」
といった。それが最後の言葉になった・・
940 :
杏:2005/06/22(水) 12:22:29
その帰り道。彼女は事故にあい、そのまま帰らぬ人となってしまった・・
あれから10年。もし生きていたら、10年目の結婚祝いなんてしてたんだろうな。なんて思ってた。
だけど、いつまでも引きずっていたら前に進まない。
なので、本日で墓参りも最後にしよう。そう決めました。
10年目のピリオド。彼女がいたから変われたこと。たくさんある。
彼女がいなきゃ、いまの自分はないと思ってる。
この10年間。彼女や生まれてくる子供の分まで笑って過ごそうと決め
いつも笑顔で過ごしてきた。
だけど、今日くらいは泣いてもいいよね?と墓前に話しかける。
――――――――――雨
自分の涙を洗い流してくれるかのように降り注ぐ。
きっと、彼女がくれた、優しさなのだろう・・
だから、本日。10年目の記念指輪とはいかないけど、自分で買える精一杯の指輪を
彼女の墓前に添えてきました。
いろんな意味を込めて。感謝の気持ちを込めて。
「ありがとう」
と。
また明日から笑って過ごさなきゃ。
きっと、その笑い声が彼女へのレクイエムとなるのだから・・
941 :
杏:2005/06/22(水) 12:23:51
以上です
なんか、涙うかべながら必死で書いてたからもう、わけわかんないかも。
というわけで、さようなら。
今日の話?
今年は平成17年だけど…
943 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 15:46:48
17年ですね…ま、まぁ…そこはスルーの方向でつね…
しかし、悲しい悲しい別れだなぁ…
他の話もマテルヨ!
指輪はもう盗まれちゃったかな〜
お骨の方に入れたほうが良かったんじゃないかな。
永久に残ると思うし。
945 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 20:24:06
>942>944お前らウンコだな…
上からハンマーで叩いて埋め込んでくればよかったのにメリメリ
947 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 20:34:39
>946馬鹿?壊れちゃうじゃん…
次スレもマテルヨ
949 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 20:38:33
誰が立てる?
950 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 20:39:40
950
立てるの?
タテルヨ
952 :
杏:2005/06/22(水) 20:48:14
ごめんなさい。普通に年数まちがえてました。
正確にはご指摘のあった通り、17年です。
夜勤明けで寝ないでそのまま墓参りにいって
帰ってきてすぐ書き込んだので疲れ果てて寝ました。
おきたら雨やんで日差しがさしこんでます。
もう泣くのはやめろよ!っていうメッセージだったのかもしれません。
あんなにいっぱい降っていたのに。なんか不思議ですね。
遺骨と一緒にいれようとおもいましたが、安眠してるのをたたき起こすのは
なんか気が引けまして。
生前、寝起き悪かったですし・・
まぁ、気持ちだけ伝わればよかったので。
まー、内容的にくずれそうなので現実的なことは書いてませんが
その後、遺族からは、自分たちが付き合ってることも内緒にしてたので
彼女の親からは絶縁され、3年くらい墓参りさえさせてもらえませんでした。
あきらめずに両親と話して、ようやく墓前に立ったときは本当に嬉しかった。
母親を小学んときに亡くし、親友も高校のときに事故でなくし。
自分の周りではこれが3度目だったわけですが、やはり人の死というのは慣れないものですね。
それが親しければ親しいほど溢れ出る想いはおおきくなります。
そういうのを乗り越えて人は強くなっていくんだろうな。
実際、自分も10年前とはかわってますし。いろんな意味で。
kawasakiマテールヨ
956 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 23:02:58
マ・テ・ル・ヨ!1314ゴヨーダ!
957 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 23:11:37
てか>52の名台詞はどうするの?
>>957 2getで書くと(・∀・)イイ!!
これから先、2を名言集として名言が出たら残していくと(・∀・)イイ!!
959 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 23:25:49
>>957オレがパート2にかいてくるわ!いってきます!
960 :
958:2005/06/22(水) 23:27:34
そうか・・・。
もう2は埋まってたか・・・orz
961 :
恋する名無しさん:2005/06/22(水) 23:35:01
ではそろそろ初代の優劣はないながらも心に残った話を決めてしまいましょうか。
「告白なんてできないよ、このまま友達でいい」
12個の季節-四度目の春- / 川嶋あい
963 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 00:39:39
(戻ってきました、、続きは新スレの方でいいですか?)
964 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 00:43:31
マテタヨ!!
終わりそうならびしっとこのスレで続けてほしい。
でも新スレでもイイヨ
965 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 00:45:26
(了解です)
966 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 00:54:46
しかし、その後しばらく彼女と連絡の取れない時期が続いた。
帰省した時に、家の前まで何度も車を走らせても、
彼女の車は駐車場には無く、そこに彼女が不在である事を知らせていた。
「仕事が忙しいんだろうな。」
その時は単にそう思っていたのだが、
明らかに人気の無い彼女の自宅を見るにつれ、
そして、電話も全く繋がらない状況に、
何かしらの違和感を感じるようになって行った。
967 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 01:02:16
大学4年生のある日、
俺のもとに彼女から引っ越しを知らせるハガキが届いた。
よくある、「転居しました」という活字と、
新住所と、そして驚きの文面が目に飛び込んできた。
「引っ越しを機に、旧姓に戻りました。」
一瞬我が目を疑った。
彼女が離婚するなんて!
何があったのか、気にはなったが、
彼女に直接それを聞くのはさすがに気が引けた、
それと同時に、
新しい住所と連絡先を教えてきてくれた事に素直にうれしさも感じた。
そのハガキのおかげで、彼女との連絡が取れた俺は、
結局、次に帰省する時に新しい家に遊びに行く事になった。
968 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 01:08:07
彼女の新しい家に遊びに行った俺は、
どんな話をすれば良いのか、
というよりもむしろ、離婚の話をすべきかどうか迷った。
精一杯明るく振る舞う俺と彼女。
でも、新しい家に旧姓で一人暮らしを始めたという状況で、
離婚のことに話が及ばない訳が無かったし、
それに彼女自身も、
その話を聞いて欲しくて俺を家に招き入れてくれた部分もあったんだろうと今にして思う。
俺は思い切って話を切り出した。
「○○ちゃん、何があったの?俺でよければ話聞くぐらいはできるけど、、」
「ありがとう、、実はねぇ、、、、」
969 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 01:19:41
彼女の夫が、不倫をしていた、、、
そして、不倫相手にはもうすぐ赤ちゃんが生まれると言う、、、、
不倫の事実を知った時は、
ただの浮気として済まそうとした彼女だったが、
妊娠の事を知らされた時に、もう離婚以外選ぶ道はなかったという事だった。
(まあ、普通に考えれば当然のことだが、、、、)
俺は話を聞きながらただ頷くばかりだった。
重苦しい空気が流れたかと言えば、意外とそうでもなく、
まるで失恋話でもするかのように彼女が普通に話してくれた事がせめてもの救いだった。
大切な話もひとしきり終わった頃にはもう真夜中近くになっていた。
でも久しぶりに会ったせいもあってか、なかなか話が尽きる事は無かった。
「○○ちゃん、今日泊まっていってもいい?」
俺は思い切ってそう切り出した。
970 :
Kawasaki:2005/06/23(木) 01:21:01
(とりあえず今日はここまでで、、、)
マテルヨ
972 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 01:26:59
ここで切るかっっ
マーテル
切る所がぁ生き地獄だぁ
マテルヨ
マテタマテルヨ
ズボン下ろして待ってます
977 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 04:05:08
マテルヨ
マテルヨ
979 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 05:21:32
中学の頃、どうしようもないくらい好きな人がいた。
その人は頭が良くてスポーツができて優しくて人気者で、でも女の子が苦手で。
そんな彼が好きで好きで仕方なかった。
人見知りを全くしないはずのあたしが唯一しゃべりかけることのできない人だった。
好きになって三年目、ありったけの勇気を振り絞って告白した。
結果は玉砕。
その1ヶ月後、彼はあたしの親友と付き合い始めた。
980 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 05:26:38
彼が幸せならあたしも幸せ。
そう言い聞かせて親友にはひたすら強がった。
だけど辛かった。
悲しかった。
それからしばらくして親友と彼は別れた。
そしてささいなきっかけから彼と話すようななり、遊ぶようになった。
彼にとってあたしが恋愛対象じゃないことはわかってた。
だからあたしも悟られないよう普通に振る舞った。
話してみると予想外に気があって、あたし、彼、彼の友人、あたしの友人の4人でお泊まり会をすることになった。
しかしいざ親に連絡を入れると外泊許可がおりたのはあたしと彼だけ。
今更中止にするのもお互い気まずくて、結局二人だけのお泊まり会は決行された。
981 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 05:33:28
あたしの家に二人っきり。
もう涙がでるくらいドキドキした。
間が持たないから一生懸命話題を探して、IWGPの最終回をみたりあしたのジョーの映画をみたりして夜があけるのを待った。
だけど結局することがなくなり、あたしはベッド、彼はベッドの下にひいた布団に横になってひたすら話をした。
彼は多分まだあたしが彼を好きだとわかってたと思う。
だけどそのことには触れなかった。
やっぱりまだどうしようもないくらい好きで、ドキドキしすぎて泣きそうだった。
そしたら無言で彼があたしの手を握ってくれた。
心臓が爆発するかと思うくらいドキドキしたけど、繋がれた手は「あたしを好き」なんじゃなく「俺を好きになってくれてありがとう」って意味なんだなとぼんやり思った。
982 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 05:39:54
それから特になにもなくお泊まり会は終了。
それ以来なぜだかお互い気まずくて、疎遠になったまま中学を卒業してしまった。
そして大学一年の夏、あたしは彼と再会した。
3年ぶりの彼をみて、やっぱり好きだなぁと思った。
あたしたちはまた遊ぶようになり、付き合い始めた。
やっと叶った想い。
幸せだった。
だけど半年で別れた。
あたしが耐えられなかった。
二人とも大人になってしまっていた。
あたしが恋をしていたのは中学時代の彼なんだなと気づいた。
あの時握られた手の感触と涙がでるくらいのドキドキが忘れられない。
きっとあたしは未だに中学時代の彼に恋をしている。
これはまた違うタイプの話ですな
こういうのもあるんですな
同じような系統のスレではありませんが、
他スレに書いたことのある恋愛話でもよろしいでしょうか?
985 :
恋する名無しさん:2005/06/23(木) 10:19:50
986 :
984:2005/06/23(木) 12:10:51
残り14は、Kawasakiさんが使うでしょうから
新スレに書きますね。