1 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :
告白スレで、おいちゃんの昔の話を思い出してしまい、
書き込んでたのですが、怒られてしまいました。
最後まで書かせてもらえるかどうかわからないですが、
ここに綴っていこうと思います。
2 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 02:43:13
おいちゃんの大学時代は博打ごとばかりやって、本当に金が無かったんだ。
金が入ると、パチンコ、競艇、競馬、の毎日。
家賃さえまともに払えず、電話、電気、ガスどころか、水道までとめられたことがあった。
カード関係はいつも限度額。当然学生ローンにも借金があってね。
それが負い目で、女の子と知り合うこともほとんどなかった。
そりゃ、とても知り合いたかったさ。とてもね。
大学は工学系の学校で、しかも二部。つまり夜学だった。
もちろんクラスに女の子なんて数えるほどしかいない。
でも、そんな生活の中、
女の子と付き合えるかもしれない機会が2回あったんだ。
面白いかどうかわからないけど、よかったらこのはなし書きたいと思うんだけど
だめかな?
3 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 02:43:54
1つ目のお話です。
ここからはおいちゃんを僕に変更して続けさせてもらいます。
ことの起こりは、東京近県の某パチンコ屋でした。
前にも書きましたが、僕はことのほか博打ごとが好きで、
当時やってたバイト(雑誌の編集のお手伝い)が終わると、学校に行き、
終わったら自宅の最寄の駅近所のパチンコ屋でよくパチンコを打っていました。
当時のパチンコは今ほど爆発するものではなく、勝っても負けても1万円ぐらいなものです。
その日はなぜか調子がよく、久しぶりの勝つことができました。確か、1万数千円ぐらいの
勝ちだったと記憶しています。
弊店のため、換金することになりました。
景品交換のため並んでいると、僕の前にひとりの女性が並んでいました。黒いパンツルックに白のブラウスで、
丸顔で、若いころの片平なぎさに似た感じの女性でした。僕の前に景品に交換して、そのまま両替所へ出てゆきました。
僕も景品に交換して、両替所へ向かいました。
別に、意図してついていったわけではなく、ただ、後ろをの順番になっていただけです。
書き込み遅くてすみません。
思い出し思い出しなもんですから。
4 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 02:44:41
当然、僕は一人で生活していました。
地方都市で生まれたのですが、東京の大学に入って2年ぐらいたっていましたので、
寂しいという気持ちはありましたが、うまく心のバランスをとることもできるようになっていました。
あまり、酒が好きじゃない僕は、スナックやパブに通って友人を作ることもありませんでしたし、
まあ、学校に行けば友人もいます。でも、同じような境遇の人が読まれたら、なんとなくこの気持ち
わかってもらえるんじゃないかなと思います。そう、なんとなく空虚な心。
彼女を見て、「あ、かわいいな」と思いました。でも、それを行動に移せるほど社交的な人間でもありません。
もっとも、誰しもがそうだと思いますが、街中で可愛いなと思った女性を見るたびに声をかけることができるような人は、
そうそういませんよね。
僕は、その瞬間感じただけで、両替が終わるとすぐに0:00までやっているゲームセンターへ足を運びました。
なぜって?ひとりは何気に寂しいので、少しでもにぎやかなところにいきたくなるものですから。
そして、ひとりでテーブルゲームを始めました。そして、これが当時の僕の日課のようなものでした。
どうして自分から削除対象なスレタイつけちゃいますかね。
単に恋愛昔話ならよかったものを。
6 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 02:47:27
>>5 そうですか。
削除対象なスレタイでしたか。
まあ、削除されるまで書いてみます。
ご忠告ありがとうございました。
m(_ _)m
7 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 02:48:35
そして、僕はゲームセンターでひとりでテーブルゲームをやってる彼女を
見つけてしまいました。そして、それまでナンパどころか、女の子と付き
合ったことすらない僕が、彼女に声をかけるなんて。何でそんなことがで
きたのか?(今の年なら不思議でもないですが)でも、彼女に声をかけて
しまいました。なんと言って声をかけたか、もう今となっては覚えていま
せん。多分、「さっきパチンコ屋で見かけたんですけど?」とか、あまり
に気の聞かない台詞だったんじゃないかなと思います。
てテーブルゲームをやっていた彼女は驚いたようにこっちを見上げ、僕に
はそれが驚愕の表情に見て取れました。そして、無視されるか、そっけな
い態度をとられるに違いないと、そう感じました。
でも、彼女の反応は僕の想像をまんまと裏切ってくれました。
驚愕の表情から、不意にかすかな笑顔にかわり、ひとこと。
「いま、私がやってるゲームの続きやってくれる?」
と。
この一言がなかったら、この後に僕に訪れる泥沼のような地獄、
そして、吐き気がするほど胸がいっぱいのまますごした半年間は
こなかったでしょう。
まぁ俺は読んでやってるから書けよな
9 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:09:26
手招きされるままに彼女の横に座った僕は、ただでさえ下手なテーブルゲームに
爆発しそうな心臓、そして汗ですべりまくる手の平。当然まともにできるような
状態のわけはありませんでした。そして、彼女と話がしたいそんな思いもあって、
あっという間にGameOverとなってしまいました。
それから、彼女を食事に誘いました。
食事といっても、貧乏学生。車を持っているわけでもなく、また、気の聞いた
店を知ってるわけでもなく。
唯一深夜まであいているハンバーガーショップに行くことになりました。
彼女は年は僕より2歳下。当時ヘアメイクのため勉強中であることを教えてくれました。
彼女は自分の名前、「美紀」とペーパーナプキンに書いてくれました。でも、
緊張しまくりの僕は結局その日の最後まで、彼女の名前が読めませんでした。
そして、2時間ぐらい、取り留めのない話をした後、店を後にしました。
僕は家の電話番号を彼女に伝えました。
でも、彼女はどうしても教えることができない。そういって。
「連絡するから。」と一言だけ残して去っていきました。
10 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:10:44
11 :
トラベリング ◆gVvD5ABbkQ :04/10/10 03:11:06
□■□□□□□■■■□□□ ぱららぱっぱぱらっぱ〜
□■□□□□□□□□□□□
□■■□□□■■■■■■□ トラベリング見参
□■□■□□□□□□□■□
□■□□■□□□□□■□□
□■□□□□□□□■□□□ 「邪魔するで〜」
□■□□□□□□■□□□□
12 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:19:13
翌日、昼の仕事を終え、学校の友人にその話をしました。
一同、口をそろえて、
「バカじゃん!!家つれてきゃいいのに。」
名前も、
「そりゃミキだよ。xxxと同じ名前じゃん。」
xxxとは挨拶を交わすことがある程度の同級生。
そうだよな〜。
でも、無理だったんだよな〜。僕の性格じゃ...
いろいろ、説教やら激励やらされるうちに、もっと上手くことが運べたんじゃ
ないか、そう自分を責める気持ちでいっぱいになりました。
そして3日後彼女から電話がありました。
留守電に。「いないんですか。残念です。また電話します。 ピーッ」
そうです。僕は、その時間パチンコ屋にいました。
そして、その後、彼女から二度と電話はありませんでした。
13 :
恋する名無しさん:04/10/10 03:21:25
続きが気になる。。。
ガンガレ!!
昭和って感じだよな
>>1 まだまだ続きはあるの?
15 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:27:30
それから、一ヶ月。
用を終えるとすぐに帰宅。じっと電話を待つ日々が続きました。
いまだと、いわゆる「粘着・キモイ」ですよね。
でも、恋愛経験がなかった僕は本当に必死でした。
日課のように行っていたパチンコ屋・ゲームセンターもまったく行かなくなり、
そして一ヶ月間、ただひたすら
「どうしてあの時、家にいなかったんだ。」
「どうしてあの時、パチンコなんか打ってたんだ。」
昼仕事中も、夜学校でも、ひたすらそればかりが頭の中にこだましていました。
もちろん、電話帳で彼女の名前を調べました。当然ありません。
そもそも本名なのか、適当に言っただけなのかそれすらもわかりません。
それは気が狂いそうな1ヶ月間でした。
今思えば、どうしてそこまでのめりこんでいたのかが不思議でなりません。
しかし、完全なまで僕は彼女の幽霊に支配されたかのようでした。
16 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:29:58
ありがとう。>>ALL
まだまだ書きます。
>>14 たしか、昭和から平成に変わるころだったと思います。
17 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:40:55
どれくらい思いつめていたかを測ることはできませんが、仕事でさえも人の
顔を覚えるのが苦手な私が、いまだに顔を思い出せる。それぐらい思いつめていました。
1ヶ月がたち、普通ならそろそろ立ち直ってもいいころなのかもしれません。
でも、僕は、あの日彼女が別れ際に歩いていった方向を、彼女を探すために
歩き回り、そして、食べるために仕事はいっていましたが、学校はほとんど
いけなくなってしまいました。
仕事が終わるとすぐに帰宅し、毎日ズブロッカをあおるように飲んでいました。
冷凍庫から取り出してはラッパのみ。眠くなったら練る。目が覚めたら仕事。
終わったら家に帰り、ボーッとテレビを見ながらズブロッカをラッパのみ。
もちろん、
「このままではいけない。何とかしなければ。」
それはわかっていました。でも、辛い。心臓が張り裂けそうに辛い。
たった一回あって話をしただけなのに、何でこんなに好きになるのか。
本当にわからない。でも、心は痛い。何も考えられないくらいに。
何があっても笑えない。
でも、仕事はしなければいけない。そして冒頭にも書いたように借金は
払いきれないほどにある。
そんな日が続くある日のこと。僕は電柱に張ってあった1枚の看板に
目が留まりました。
18 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:56:53
もう、1ヶ月を過ぎたあたりから、酒がないと気が狂いそう。そんな毎日を
送っていたある日、見つけた看板は。ホストクラブの募集でした。
別によこしまな考えはありません。ただ単に、酒がただで飲める。
そして、女の人と仕事で話すことで彼女のことが忘れられる。
少し迷いましたが、面接に行きました。
そして、
自分でも不思議なくらいスムーズに入店できたのには驚きました。
要旨は自慢できるほどのものとは思っていません。それなのに...
まあ、しかし、これで唯で酒が飲めることが保障されたわけです。
僕は週に3回勤務することにしました。
他の仕事もあるし、これぐらいが無難だろうと。
しかし、ホストクラブの仕事は非常に大変なものでした。
その店は夜中の2時から朝8時までが営業時間。当然浴びるほど酒を飲んで、
それから、昼の編集の仕事。
若いとはいえ、やってることはむちゃくちゃだとわかっていました。
当然、昼の仕事も続くわけがなく、しばらくしてやめることになりました。
給料のほうも、週に3日では固定客がつくわけもなく、いつもヘルプ。
毎月最低保証金しかもらえません。
もちろん生活できるようなものじゃありません。
生活は荒れていく一方でした。
しかし、ホストクラブで調理をやってる人と気が合い、新しい友人ができた
ということもありました。もっとも、今となってはまったく付き合いもなくなってしまいましたが。
そして、半年ほど過ぎ、この仕事で身を固めようかと思っていたとき、また
彼女に出会うことになったのです。
19 :
恋する名無しさん:04/10/10 03:58:35
おいちゃん話長いよ。
全部読んでないけど
この話面白いの?
20 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 03:58:52
だれか、読んでくれてるのかな?
話に出てるズブロッカやり始めて眠くなってきちゃった。
21 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:01:04
>>19 う〜ん、面白いかどうかはわからないです。
ただ、昔の話を思い出して書いてるんで。
後、2回ぐらいでがんばりまつ。
22 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:03:31
おっさんいいぞ。早く続けろ。
寝るか
23 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:05:09
3までしか読んでないんだけど
進まない。
24 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:13:05
半年ほど経ち、ホストを本職にしようかと思い始めたある日のこと。
仕事にいこうと歩いているところ、電話ボックスの中で電話している彼女が
いました。半年も経っているのに一見で彼女とわかってしまう自分がとても
不思議に感じました。
僕はまよわず電話ボックスをノック。振り返る彼女。とても驚いた顔をして
いました。あわてて扉を開け、彼女は僕の胸に飛び込んできました。そして
「今、あなたのところに電話してたの。今日泊めてほしい。だめ?」
目にいっぱいの涙を湛えた彼女。僕は迷わず、
「もちろん。」の返事。
でも、彼女からの電話はこれまでまったくありませんでした。何で、急に
とても不思議な、でも、運命的なものを感じ、この世の神と名のつくすべてに
感謝したい気持ちでいっぱいでした。
そして、彼女との初めての二人きりの夜を過ごすことになりました。
そして、これが最後の二人きりの夜でした。
25 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:19:15
濡れ場もしっかりと描写してくれるんだろうな
26 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:29:13
僕は彼女を家に招き入れ、飲み物を出し、そしてできるだけ明るく装い、
話をしました。話は深夜まで続き、そして
「もうねよ」と彼女。
そして僕は、自分がどれだけ彼女のことを思っているかを伝えました。
そうこの半年間のことを。切々と伝えました。
僕の一言一言に「うんうん」とうなずく彼女。
でも、僕のはなしが終わると、彼女は話を始めました。
彼女には付き合っている人がいて、でも今は上手くいっていない。
だけど地元の暴走族のリーダーで怒らせると怖い。
別れることなんかできない。
もちろん本当のことかどうか、わかりませんでした。でも、彼女の涙をみて
その話を信じざるをえませんでした。
話が終わると、彼女は先に休むといい、床に就きました。
僕にできることは眠ってしまった彼女の唇に僕の唇を重ねるのが精一杯でした。
翌朝、彼女は僕の部屋を去り、二度と会うことはありませんでした。
そしてその日の夜、僕はホストクラブを辞めると電話をしました。
27 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:31:30
いや〜オチが楽しみだ
28 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:36:43
すまん、つまんなかったよな。濡れ場もないし。
単なるおいちゃんの思い出話だ。
2つ目の話は明日か明後日、このスレが残ってたら書くことにするよ。
これも濡れ場なんかないけどね。
濡れ場になるときはあっさりといくもんで、
意外と記憶にもあんまり残ってない。
会社の姉ちゃんと飲みにいきました。
そのまま、彼女の家に泊まっちゃいました。
3回したけど、すげー後悔。
そのあと、また誘われたけど、必死に断りました。
みたいな感じだ。
最後かどうかわからないけど、
読んでくれた人、どうもありがとね。
29 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:37:49
おいちゃんお腹ペコリックスだよ。
もっと何かあると思ってたよ
特別な何かが
ガッカシだよ・・・
31 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:43:31
う〜ん、途中から、創作にすればよかったかな...
32 :
恋する名無しさん:04/10/10 04:49:15
おいちゃん強引にでもゲットしなくちゃダメぢゃん(ノД`)運命ぢゃん。
33 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/10 04:59:08
>>32 運命なんだよ。おいちゃんもわかるよ。
でもさ、おいちゃん運命をどういうふうに自分に引き込むかわからなかったんだ。
まだまだ子供だったんだね。
自分で書いたのを読み返してみたら、
いろいろ思い出して心が痛くなっちゃったよ。
おいたん。。。
35 :
恋する名無しさん:04/10/11 14:38:08
保守
36 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/12 01:43:33
おいちゃん、この連休忙しくて書き込めなかった。
明日も仕事だし、気が向いたら書くけど、
期待しないでください。
話の内容もね。
なんだか普通な雰囲気がいいですね。
楽しみにしています。
38 :
恋する名無しさん:04/10/13 02:46:07
「もうねよ」が「もうしねよ」に見えた俺は末期ですね
39 :
恋する名無しさん:04/10/17 21:09:32
ホッシュ
おじいちゃんの恋愛話、とかだったら良スレだったと思う。
明治ラブストーリー。イイネ
☆ チン コイバナ〜
コイバナ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< おいちゃんまだ〜〜〜〜?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| .|/
42 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 01:59:50
こんなおいちゃんの話を読んでくれて、
しかも次の話を待ってくれている人がいるなんて。
おいちゃん感動です。そんに、たいした話じゃないですけど、のんびり2本目
をうpしようかなと思います。暇な人、またーりと読んでください。
のんびりやっておくれよ
こっちものんびり読むから
44 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:01:55
濡れ場を期待してる人。
このお話も、期待できるものはないです。
そう、おいちゃんの物悲しいお話です。
45 :
恋する名無しさん :04/10/21 02:05:44
おいちゃん、おかえりー!
46 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:11:01
>>43 ありがとう。
読んでくれてる人、「私をスキーに連れて行って」って、映画知ってるかな。
このお話は、この映画が火付け役になって、スキーが一大ブームになったとき
のお話です。リアルタイムで、知っている人は、あなたもおいちゃんかも。
僕も、そのブームに完全に飲み込まれ、大学時代は友人とよくスキーに行っていました。
結構貧乏だった当時の僕は、それでも日帰りを含めシーズンに5回くらいは行っていました。
当時はまだ、スノーボードはなく、あっても多くのゲレンデでは禁止されていました。
イカ帽をかぶって、ロングパラレルで斜面を滑り降りてくる。そんなスキーヤーが
たくさんいて、ゲレンデではユーミンの曲が鳴り響いていました。
当時の僕は、少し滑れるようになり、何とかボーゲンからパラレルに毛が生えたような、
そんなスキーができるようになっていました。そんなあるスキー場での出来事でした。
47 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:12:16
>>45 何とか、書ききっててみますね。
がんばります。
48 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:28:51
僕がスキーに行くときは、必ず大学のサークルの友人と一緒でした。
車もなく、金もない。そんな貧乏学生が自分からスキーに行こうなんて、彼女でも
いない限り思うはずがありません。一度のスキー旅行でも、貧乏学生にはとても痛い
出費です。でも、スキーへ行くことは好きでした。いつも野郎連中ばかりのグループ
になるのですが、友人らは自分の車を持ち、企画を立て、僕の首根っこを捕まえ、半
ば強引にスキー場へとつれられていっていました。
最近はスキー場へ行ったことがないので、どんな状況下わかりませんが、当時はカラ
フルなスキーウェアが流行していました。
僕も、貧乏ながらも少しは見栄を張ろうと、白がベースに紫をうまく使ったスキーウェア
2m級の長い板。かっこよさげなサングラス。白いブーツにオレンジのバックル。
と、当時では、(滑ってさえいなければ)格好よく決めていました。←必死だな(藁)
その日の菅平のゲレンデは朝からとてもいい天気に恵まれ、ただ、暖かすぎて雪は
少し解け気味。でも、まさにスキー日和の日でした。
6人グループでやってきたのですが、途中からいくつかのグループに分かれてしまい、
僕は友人の一人と、二人で初級−中級コースで遊んでいました。
リフトを登っては、滑り降り。また登っては、滑り降り。
そして、あるとき、僕らの目の前で、2人で一緒に滑っていた女の子のうちの
ひとりが、転んだのです。まるで、物語にでも出てきそうな状態でした。
49 :
恋する名無しさん:04/10/21 02:37:48
わかるぜ
ホストクラブを辞めると決意したのは裏街道から足を洗ってまともになろうと思ったんだろ?
だけどちょっと色々な事を知ってしまっていまだ立ち直れない
この辺の心理描写を交えて書いてくれれば名作になると思う
そんな悲しい話ですか?
50 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:49:18
二人は、ひとりが茶色。もうひとりがピンクのウエアを着ていました。
僕が進んで声をかけれるわけもなく、実は、友人がその女の子にかっこよく
近づき、「ザシュッ」と雪しぶきを立てとまりました。そして、
「大丈夫?ひとりで起きれる?」と声をかけました。
格好よく決めることができる友人をうらやましく思いながらそばまでちかずき、
ことの成り行きを見守っていました。
女の子は、
「大丈夫...だと思います。」といって、立ち上がろうとしたのですが、今度は
反対側に転んでしまいました。僕は、さっと回り込みストックを出して、
「これにつかまったらいいよ。」と一言。
でも、いつの間にか横に並んでいた友人が、
「だめだよ、ストックじゃ。」といって手を差し伸べました。
確かにそうだよな。と、自分の間抜けさ加減にほとほとあきれているときに、
立ち上がった女の子らに友人が話しかけました。
「ふたりできてるの?」
「うん。」と彼女達。
「よかったら一緒に滑りませんか?」と、友人。
「...」(ボーッ、すげー、声かけてる。)と僕。
「えー、...」二人顔を見合わせて、
「よかったら、お願いします。」
(来てよかった...)と僕。
「じゃあ、こっちのほうに行こう。」と、友人。
それから、楽しいスキー三昧の時間に入っていきました。
4人で、つながって電車ごっこのように滑ったり、
二人ずつペアになって、ストックを持ち合ってくるくる回ったり。
食事も一緒に。そのとき初めて、ゴーグルをとった彼女達の顔を見ました。
ゴーグル、サングラスをしているから、スキー場の女の子はかわいく見えると、
言うのが一般論です。しかし、ゴーグルを取った彼女達をみて驚いたのは多分
僕だけじゃなかったようでした。
食事後、彼女らの目を盗んで、友人が僕に
「俺、茶色のこの方がいいわ。」と一言。
「え?、俺、ピンクの方がいいんだけど。」と、僕。
「へ〜、こんなこともあるんだな。」と...そして、日も暮れてきました。
>>友人
∩
( ⌒) ∩_ _グッジョブ !!
/,. ノ i .,,E)
./ /" / /"
_n グッジョブ!! ./ /_、_ / ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ /_、 _ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽフ / ヽ ヽ_//
52 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 02:54:16
>>49 う〜む、あまり、裏街道とは関係ないようなストーリーだと思うな。
どちらかというと、自分で言うのもなんだけど、勝手に純愛。かな。
そもそも、ホストクラブも唯酒が飲めるということから入っていってた
けだし。今となっては、辞めて正解だったと思う。
まあ、詰めの甘さを、暴露しているだけのような。
個人個人にでも、感じてくれるものがあればうれしいですね。
うぜえ!
何が辞めて正解だ!
何が身を固めようだ!
54 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 03:09:33
彼女達は
「日もくれてきたし、そろそろ、宿舎に戻ろうと思うんだけど。食事の時間
も、決まっているし。」と切り出してきました。
ああ、もう楽しい時間も終わりか。そう、少し寂しくなったときに友人が。
「食事が終わったら僕らのところに遊びに来ない?」
(それがいえるのが、君と僕との違いなんだな。君と一緒でよかったよ。)と
心の中の僕。
「え、どうしようかな...じゃあ、1時間ぐらいならいいよ。」と彼女達。
(世の中こんなことが起こりえるのか!!)と僕。
待ち合わせの場所として僕らの宿舎を伝え、時間を約束し彼女らの民宿まで
送り、そして別れました。
僕達は、6人のグループでこのゲレンデへきていました。
宿舎の食堂で、早速ミーティング。というよりお願い。
「お願い!!一部屋貸して。」
借りていた部屋は2つ。仲間は、「すげ〜!!」とか「いいな〜!!」などと
言いながら、快く貸してくれました。実にいい仲間達です。
「その代わり、後で結果報告な。」
「もちろん、OK OK」と、僕等。
そして、待ち合わせの時間まで、わくわくそわそわ。
待ち合わせの時間がきても、わくわくそわそわ。
待ち合わせの時間が過ぎても、わくわくそわそわ。
待ち合わせの時間が大幅に過ぎて、...こんなもんか。
当時は携帯電話なんかあるわけがありません。
がっくりと首をうなだれて、仲間が待つもうひとつの部屋へ行くことにしました。
は〜...
55 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 03:12:05
>>53 何が身を固めようだ!
とは言ってないんだけど...
歌舞伎町のホストなら、いざ知らず。
田舎町のホストだったからな。
56 :
恋する名無しさん:04/10/21 03:20:05
一度決心したんだろ?
そして、半年ほど過ぎ、この仕事で身を固めようかと思っていたとき、また
57 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 03:32:28
仲間と部屋で今日の出来事を報告していると、玄関から女の子の声が。
「ごめんくださ〜い。」
まさに、=============(・∀・)=============== キター
あわてて、すっ飛んでいく僕と友人。
もちろん、仲間には
「お前ら、絶対にくんなよ!!」と念押し。
そして、あけていた部屋へ二人を案内。幸せな時間が再びやってきたのでした。
食事の後、温泉でのんびりしすぎて遅くなってしまったと、申し訳なさそうに
教えてくれました。
僕等は、如何にがっかりしたか。そして、今如何にうれしく思ってるかを伝えました。
彼女達は、僕らより2歳年下で、東京の会社でOLをやっているとのこと。
まだ、入社1年目だそうで、二人だけで、このスキー場に遊びに来たのことでした。
同じ部屋にいるとはいえ、男二人、女二人だと、お互いの目が気になり、押し倒す
どころか、キスすることもままならず、(普通はそうなのかな。)そして、本当に楽
しい時間は過ぎるのが早く、彼女らもそろそろ引き上げるからと切り出し、僕等は
送っていくことにしました。
友人と、友人が気に入った子が先に出てゆき、僕等はその後をついていっていた
のですが、途中で二人の姿を見失ってしまいました。
あわてて友人らを探し始めた僕ら二人。何とか見つけだすことができたのですが、
そこは、さすがに気の利かない僕。
「何で、さがすかな〜。」と、友人。
(はい、そのとおりでした。ごめんなさい。)
彼女達は翌朝帰京するとのことで、菅平の楽しい時間は終わってしまいました。
もちろん東京に戻ってデートの約束はしっかり取り付けることができました。
58 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/21 03:38:44
東京編に続きますが、今日は眠いのでここまでにします。
>>56 当時は、なんか、どうにでもなれ!!的なところがあったからかな。
最後に会ったときの別れ際に、彼女から僕の気持ちはわかったから、
でも、付き合えない。そして、もう二度と会わない。電話もしない。
そういわれたんだ。
それですっきりして、ホストクラブはやめたんだ。
もう、昔の話だけど、そんな気持ちだったと思うよ。
ホストクラブで働くことと彼女の存在が関係あったとしか思えん
なにぶん世代が違うもんで
彼女と付き合っていればどうにでもなれという気持ちのままホストを続けていた
60 :
恋する名無しさん:04/10/21 07:45:26
>> おいちゃん ◆zhy9dHLd8s
あんた同年代だな。自分に重ねてそれなりに楽しんで読んでるよ。
私をスキーに連れてっては私が中学の時だからおいちゃんと少し世代が
ずれるけど80年代後半のスキーブームはよーく覚えてる。
女子大生になって、その冬は早速スキーに行ったからね。
この頃(90年代前半)は、流れている曲はユーミンではなくTRFでした。
62 :
恋する名無しさん:04/10/21 23:39:00
♪恋人はサンタクロース
63 :
恋する名無しさん:04/10/24 21:19:16
続き読みたい
64 :
恋する名無しさん:04/10/25 10:21:41
おいちゃ〜ん
いい話しだな〜。
早くつづきを〜。
66 :
恋する名無しさん:04/10/26 14:14:46
67 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/10/26 23:44:55
皆さん、読んでいただいて感謝してます。
でも、最近仕事立て込んでてしんどいです。
時間が作れるまで、今しばらく待っててください。
m(_ _)m
68 :
恋する名無しさん:04/10/27 22:10:30
がんばれ、おいちゃ〜ん
読んでみたけど結構面白いよ。おいちゃんガンガレ
70 :
恋する名無しさん:04/10/30 01:12:30
同世代の者です。共感します。
71 :
恋する名無しさん:04/11/04 04:12:14
おいおいちゃん
72 :
恋する名無しさん:04/11/04 04:22:39
おいちゃんは同世代かも、、、
読んでるでぇー
73 :
恋する名無しさん:04/11/04 21:56:08
おいちゃん、まだぁ???
74 :
恋する名無しさん:04/11/04 22:10:10
サロットで揃えよう
75 :
恋する名無しさん:04/11/04 22:28:53
☆ チン コイバナ〜
コイバナ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< おいちゃんまだ〜〜〜〜?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| .|/
76 :
恋する名無しさん:04/11/05 16:23:41
おいちゃ〜ん、もっとしてぇ〜
77 :
恋する名無しさん:04/11/21 21:52:09
ゲームオーバー?
78 :
恋する名無しさん:04/11/25 03:48:45
To be continued…
79 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/11/26 00:39:11
久しぶりの書き込みです。
昨日も徹夜仕事で、長時間ここに書き込めるだけの気力が残っていません。
それで、今日は昔話じゃなくて、ただ思いつくまま色々書いてみようと思います。
つまんなかったらスルーして下さって結構です。多分、たいした話じゃないし。
乙
81 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/11/26 00:52:21
最近、というか、ここ数日、漫画の本にはまっています。
はまっているのはストーリ仕立ての恋愛物です。
しかも、すでに完結しているものがほとんどでしょうか。
「がんばれ元気」、「ファミリー・コンポ」なんか読んじゃいました。
完結した恋愛物語は、どうしても自分に重ねて読んでしまいます。
最後の1ページをめくると、その先にはもう恋愛物語は終わってし
まっています。発行日などが書いてあって、突然現実に戻されてしまいます。
自分の人生が完結しているというわけじゃないんですけど、
だけど、人として恋愛してはいけない立場にあるとわけで、
だから、恋愛漫画を読んでいると、すごく複雑な心境にな
ってしまうのかと感じています。
82 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/11/26 01:08:45
あ、
>>80さん、どうもです。
この類の物語を読むと、若いころは、こんな素敵な恋愛ができたらどんなに
しあわせだろう。などと純粋に夢想することができました。今にして思えば、
とても幸せだったなと思います。
もちろん、今の自分の境遇はそんなに悪いものではありません。多分幸せな
方だと思っています。
ただ、夢見てもその夢を追いかけてはいけない。そう自分に言い聞かせなけ
ればいけないのが、ほんの少しだけ辛いです。
だから、今では恋愛物語を読んだ後は、昔の自分のことをほんの少しだけ振
り返ることにとどめています。
そんなに多くの恋愛経験を持ったとは思っていません。でも、まったくなか
ったわけでもありません。どきどきするような出来事も今となって単なる思
い出です。
そんな何もかもひっくるめて、「何かいいことないかな?」という漠然とした
希望に変わってきたように思います。
83 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :04/11/26 01:12:24
やっぱり徹夜明けは、少し頭が錯乱するみたいですね。
何を書いているんだか...といった感じです。
また時間があったら、
>>58の続きを書こうと思います。
ボーリングアベレージ100の私が生まれて初めて6-7-10
のスプリットをとった話です。
なんだかな〜。
84 :
恋する名無しさん:04/11/28 17:40:35
はやく書いてねおいちゃん
待ってるよ〜
85 :
恋する名無しさん:04/12/12 17:10:50
全 米 が 泣 い た
86 :
恋する名無しさん:04/12/17 20:52:54
ageてほしいんだろう?
87 :
いいひと:04/12/18 14:16:54
88 :
恋する名無しさん:04/12/18 14:35:05
おいちゃん仕事忙しいのかな。
東京偏待ってるよ〜!!
89 :
恋する名無しさん:04/12/30 00:06:32
いいですね〜。一話目めっちゃ良かった。
90 :
恋する名無しさん:05/01/27 17:42:25
東京編読みたい〜
91 :
恋する名無しさん:05/02/09 23:06:41
おいちゃん! 中途半端はやめてくれ!イライラする。最後のレスからもう2ヶ月半だぞ!
92 :
恋する名無しさん:05/03/17 10:39:03
あげ
93 :
恋する名無しさん:05/03/19 21:03:54
94 :
(゚Д゚):05/03/19 21:43:07
95 :
恋する名無しさん:2005/03/30(水) 07:57:54
ほしゅ
96 :
恋する名無しさん:2005/05/08(日) 12:13:55
保守
続きマダー(AAry
97 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 02:05:53
鳥あってっかな?
98 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 02:07:34
ずっと続きを待っていてくれた方がいたんですね。
稚拙な文章なのに。
ありがとうございます。
そして、長いことすみませんでした。
99 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 02:17:24
東京編に入る前に、おいちゃんの近況報告を少しさせてください。
最近、胸の中に一等星とブラックホールが同時にある。そんな胸中です。
空っぽなのに重たい。
暖かいのに寒い。
そう。
三文恋愛小説に紛れ込んだような状態になってしまいました。
まさか、またこんなことが起こるなんて思ってもみませんでした。
どうしたらいいのかわからないので教えてほしい。
なんて野暮なことは書きません。徒然なるままにこの心持を、
そしてすべてが終わったときのためにその情景を残しておきたい。
そう思って書いていくことにしました。
100 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 02:39:59
僕にもメル友の女性がいました。
インターネットが普及し始めたころに知り合いましたから、かれこれ7-8年前の
話です。よくある話ではありますが、しばらくはとても楽しく話が弾んでいたのですが、
お互いの名前も知らず、住んでいるところも知らず。そして会うこともありませんでした。
当時僕は今の連れ合いと半同性のような状態でしたので、そのメル友を強引に誘うこともなく、
そしていつの間にか、これまた、よくある話ですが、会話の内容もついてしまい、
どちらからともなく疎遠になり、いつの間にかそんなことがあったことさえ忘れていました。
そして2年ほど前、そんな彼女から一通のメールが届きました。
その翌月僕はプロバイダを変えましたので、もしそうであれば、メールは届いていない。
運命のいたずらとはかくも不思議で、そしてなんと残酷なことかと感じました。
僕は、すでに結婚し子供もいました。そして、彼女も結婚したと教えてくれました。
僕らは一月に一回ぐらいの割合でチャットするような間柄にはなっていましたが、
しかし、このスレッドを立てた頃でさえも、彼女と面識はありませんでした。
だから、当然単なるメル友が復活した。しかもお互い結婚して、これ以上何もない。
また、何か事を起こそうという気もまったくない。そんな付き合いでした。
当然、男女のことですから、たまには「一緒にあそびにいこうよ!!」みたいな事を冗談で
書くこともありましたし、彼女からも「いいわよ。いつにする?」のような返事もありました。
でも、当然これは社交辞令と捕らえていましたし、実現なんかするわけはない。いやさせない
ほうがいいに決まっている。そう思いながらも、たまにチャットを続けていました。
101 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 03:11:17
状況が変わったのは、昨年末のことでした。
住んでいるところは決して近くはないが、あえない距離ではないということはわかっていました。
いつものようにチャットで「今度私用で近くまで行くことになったけど、会いたいねー」
みたいな事をいってると、それでは食事にいこうということになってしまいました。
そうなると、話はとんとん拍子。日時も決まり、そして店も。こうなると、驚くべき速さで話が進んでいきました。
状態の変化は過渡期が過ぎると瞬く間に変わっていく。痛切に僕は感じました。
当日、期待と不安、そして絶望に対する対応を考えながら僕は約束の待ち合わせ場所にたたずんでいました。
待ち合わせ時間が過ぎた頃からきょろきょろと、待ち合わせ場所が、僕に似合わず都会の真ん中の、
ティファニーの前でしたから、ぼろぼろのジャンパーにジーンズという場違いな格好のぼくは、
不振な人物になっていたことはいうまでもありません。
後は彼女が、僕が事前に伝えた服装の男を見つけてくれるの待つだけでした。
待ち合わせ時間を5分ぐらい過ぎたところで、僕の右のほうから手を振りながら
近寄ってくる女性がいました。彼女は、およそ僕の人生上、接点を持つことが
考えられないほどの綺麗な女性でした。「まさか!!」僕の胸は高鳴りました。
そして、思わず後ろを振り向きましたが、そこにはやはり数人の男女がいて、
そのうち何人かは彼女を見ていました。
「そうだよな、やっぱり人違いだ。」
そして、また僕はぼんやり遠くを見つめました。
しかし、彼女は僕の腕をひっぱり、一言「ごめんね。待たせてしまって。」
その日の食事は、まったくのどを通らず、最終電車の時間はあっという間だったことは
いうまでもありません。何を話したかもよく覚えてないし、彼女の顔もあれだけ間近に
見ていたのに、記憶にかすかにしか残っていませんでした。
ただ、きらきらした彼女の黒い瞳だけは鮮明に僕の脳裏に焼きついていました。
自宅に帰り、彼女に今日のお礼とお詫びをメールし、そして就寝となりました。
102 :
恋する名無しさん:2005/05/12(木) 03:16:40
ふむふむ?
103 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 03:20:17
まだ話は続きますし、現在進行中の話ですが、今日はこれでやめにします。
また、時間が空いたら書きます。その頃には後日談になっているかもしれませんが。
いづれにせよ、遠かれ近かれ結果は悲しい話として完了するのはわかりきっていることなんですけどね。
とにかく今は、自分の心をだますのに、精一杯です。
結婚しているにもかかわらず、他の女性を好きになるのは、正直、辛いです。
途中ですが、
つまんない話で申し訳ないです。しかも、前の話は中途半端ですし。
m(_ _)m
104 :
おいちゃん ◆zhy9dHLd8s :2005/05/12(木) 03:21:22
ごめんね
>>102さん。せっかく読んでくれてるのに。
また来ますね。
105 :
恋する名無しさん:
おいちゃん、続き描いて〜!