117 :
恋する名無しさん:
いいスレだね。
自分は女じゃありませんが、そういうやばい系の男です。
そして今日、身の回りの事で決着が付きました。体験談を話します。
一年前かな。僕は理系大学に通っていて、実験の単位を取る必要があった。
実験は二人で行うので、その日ごとにパートナーを組むんだけど、
女の子の一人が休んでいて一人余っていたから、その子と一緒になったんだ。
当時の僕は、ネットゲームとかやっていたから服装や髪型は無頓着。
パートナーの彼女は、茶髪で眉毛も茶色だけど、服装はパンツルックで地味。
なんか不良の子みたいに見えたけど、誰に対しても明るめで多少天然の子で
「ポケットに入ってたシケった飴食べない?」とか話しかけてきた。
そんなこんなでメールや携帯の番号聞いて、メールのやりとり始めたんだ。
最初のうちは、それなりに当たり障りの無いメールを送って交換していて
何も問題はなかった。このまま普通のメル友でいればよかったんだけど
女の子と話すのは年に一回の自分は、この機会を逃すと
当分チャンスは訪れないと思ってアタックしようと決意してしまった。
そして、後でこれか彼女を苦しめることになってしまった。
その子は、僕とはクラスが違うし、いつも多数の男の人と話をしていて
一人きりになることがほとんどないので、二人きりで話はできない。
携帯の番号は知っているんだけど、連絡事項を除いて、
私用で女の子の携帯にかけたことはほとんどないので、勇気が出ない。
それでメールを使って、自分のことを知ってもらおうと考えたんだ。
でも、メールだけで自分という人間を説明するのは難しい。
結構長文になってしまうし、普段使わないような表現を使うから
彼女の目には、奇妙なメールに映ったことは間違いない。
強気の女の子なら、気持ち悪がったり嫌気が刺して、
「メールしてこないで!」と言ったり、受信拒否したりするんだけど
ちゃんと返信が返ってきた。普通の温かみのあるレス。
”自分の内面を文章でさらけ出しても、拒絶されずちゃんと読んでくれて居るんだ”
って考えて、今まであったいろんな事とか考え方とかを述べ始めた。
とはいえ、そういうメールを毎日出すのは悪いから1週間に一回くらい、
徹夜しなければならない忙しいとき、自分への励みも込めて送信していた。
そんな関係が3ヶ月くらい続いた。ときどきメールの返信が遅い時があって
週に1回、実験で顔を合わせるときは(もうパートナーになることはなかった)
「ごめ〜ん。メール打つの苦手な子なので、返事なかなか出せなくて」
「みんなからも、メール返事こないなって言われてて、迷惑かけてるんです・・・。」
って弁解された。メールの中でも「メール書くの苦手なので申し訳ないです。」
と書いてあったので、そういう子なのだろうと思い、
返事が来なくても、もう焦ることはなくなった。
中身も過激になり、ぼくは詩的なことを書き出す。
そんな事を続けているうちに、メールの返事がどんどん遅くなってきた。
するとまた、もしかしたら嫌われているのかも?と不安がよぎる。
そこで、「嫌われてるんならもう返事要らないよ。じゃあね。」
ってお終いを切り出したんだけど、相手には催促だと思ったらしくて
「ごめんなさい!!」っていって、その日のうちに返事がきた。
僕の方も、”なんだ。やっぱり嫌われてるわけじゃないのか”って思い
今度二人で遊ぼう、などと誘いをかけたりプライベートな質問もするようになった。
そういうメールに対しては返事がなかったけど、いつもの事だろうと思った。
実際に、お正月には年賀メールが来たし、春休みでしばらく彼女とのメールの
やり取りをしなくなり、もしかしたらまた嫌われたかな?と思っていたら
彼女がメルアド変更を変更したんだけど、そのときにも、
ぼくの所へ(実は登録者全員へ送信してたけど)
「いつも仲良くしていただいてありがとう。この度アドレス変えました」
ってメールを送ってきてくれた。
そして休みが明けて、メールで二人で会う提案をしたんだけど
また返事が滞っている。一週間くらいして偶然昼休みのときに、
食堂の近くで男友達と話している彼女を見掛けたので
話しかけると「メールごめん。」と謝られ世間話をすこしした。
「携帯に電話してもいい?携帯解約してるので、公衆電話か自宅になるけど」
って言ったけど、「あっ、あ〜いいですよ〜全然構わないのでどうぞ」とのこと。
それで電話を掛けて、思い切って告白のようなことをした。
電話慣れしてないし、緊張してるから、早口で声が上擦っていたと思う。
彼女はビックリした様子をしていた。彼女は「今は友達の家だからちょっと。」
「あとでメールしてね」と言ってきたので電話は終わりにした。
ところが、このメールに二日たっても返事がこなかったので
自宅から数回電話をするも、何故か留守番サービスに繋がってしまう。
公衆電話からかけるも出てくれない。おかしい。
このとき避けられているのではないかな?とは思ったけど、
そんなに嫌われてる風でもなかったから分からない。
彼女は男友達も多いし、人気だから彼氏もいるんだろうけど
あんまそういう話してくれないから詳しいことは分からない。
そこでメールで、「返事くらいしてくれてもいいじゃん。」
「たぶん嫌われて居るんだね。・・」と書いて別れることにした。
次の日また彼女を見つけたので話しかけた。
すると、「あっ、あ〜〜、そういえば最近変な電話が多くて。
家電からは出ないことにしてるんですよ。出会い系とかの事件多いから
携帯からしか出ません。そういう事件に巻き込まれるのは怖いので。」
その番号は僕の家の番号だった。相手が僕なら出てくれる?と聞くと
「ん?あ〜いや〜どうでしょうね。ははは」と応えた彼女の
おにぎりを持った手は大きく震えていた。
それを指摘すると震えがさらに大きくなる。変な表情はせず、
普通に話してくれるんだけど、彼女の唇は少し紫色になっていた。
昨日のメール見た?と聞くと、「ああ。まだ読んでません。メール苦手で」
と言われたので、その場で読ませたら、相手は席を立とうとする。
とにかく、この震えを見て、これは自分のことを怖がっていたんだなと気が付く。
「メールの返事が苦手」とか、「家電は出ないから」とか、そういうのは嘘で
まさに僕そのものが怖くて、メールで拒絶すると何されるか分からないから
会うたびに平常心を装っていたんだな、そういう目で見られていたんだと知った。
男友達(or彼氏)がやってきて、「お前か!チョロチョロしやがって。
本人相当嫌がってたんだぞ。今度ちょっかい出したらイクからな!
もう会っても、二度と話しかけるんじゃねえぞ。メールもすんなよ!」と
胸ぐらを捕まれて突き飛ばされた。
別にその男のことはどうでもいいんだけど、彼女が僕の前で
唇を紫にして、手がおにぎりを落としそうなほど震えていたのを
見てしまったからショックだった。僕も結構苦しくて辛かったけど
それ以上に彼女は怖かったんだってことに気が付いた。
本人が嫌がっているなら、ちゃんと拒否してくれればいいんだけど、
会って質問すると→「電話かけてきてもいいですよ。別に気にしないんで」
会って質問すると→「みんなにもメールの返事が遅いって言われて、」
会って質問すると→「家からの電話は怖いのででません。」
こういう風に、なんだかんだ理由をつけて、フォローされたから
はっきりいって、今日のその日になるまで、彼女が僕のことを
「断ったら殺される!」と、死ぬほど怖がっているってことには
気がつかなかった。いや、手の震えに気が付かなかったり、
今日が寒い日だったら、今日も気が付かなかっただろう。
男が絡んできても、嫉妬してるんだろ?程度にしか思わなかったはず。
『狂気は、思いこみと間違った決意や努力から生まれる』って事を学びました。
自然体でつき合おうとしなきゃ駄目だわ。勇気出したり努力して
電話したってロクなことはない。普段の普通のつき合いが大事なんだろね。
123 :
恋する名無しさん:04/05/25 20:33
>>117 全部読んだよ。
やっぱいいスレだな・・。
そんな僕の経験談を踏まえて。
女性の心がけとしては、女の子と話をしたことがないような人に
不用意に話しかけない方がいいってことかな。私用でなくても、
仕事とか実験とかそういう不可抗力で二人になる場合も危険。
そういう女性と話さない人で、本当に異性に興味がない人ならば
何事もないけど、異性に興味があってそれを抑えつけているような人だと、
話せる女性と出会った途端に、人生に一度のチャンスとばかり
突っ走ろうとするから。とんでもない行動に出るときがある。
初めて会って10分軽い世間話してたら
次の日に告白された!なんて上のレスにあったけど、さもありなんって感じだね。
125 :
恋する名無しさん:04/05/25 20:48
なかなか難しいね
126 :
恋する名無しさん:04/05/25 20:51
>>117 何かその気持ちかなり分かる…
俺も昔厨房の頃に同じような経験があったのを思い出した…
127 :
恋する名無しさん:04/05/26 11:25
>>117 今はショックなんだろうけど、実際はたぶん
即効デートに誘ってれば、ふられて長引かずに問題なかったんだと思う。
まぁ、誘って返事がこなければあきらめるとかね…。
本当にやばい人は、君が最後に気づいたことにさえも気づかないから。
やばい人のやばい所は117が殆どいってるけど、
やばい人はやばい人なりにやはり女を選んでいるってとこも危ないと思う。
同じくらい優しくされても可愛い子からの優しさは実際以上のものとして受け取り、
勘違いしたまま暴走する。全く同じことを普通〜↓の人がやっても反応しない。
むしろモテる普通の人ほどこういう差別をしないのになんでだろう。
129 :
恋する名無しさん:04/05/26 19:38
好きな人ができた場合、こちらが相手に思わせぶりな態度をとって、
その反応から、女の子が自分の事を好きなのかどうか調べるとする。
客観的に見て95%嫌われていると判断できる証拠が出てきたとする。
普通ならばその時点で無茶をしないはずなんだけど
残りの5%の可能性をどうしても忘れられず、
5%を100%だと決めつけて行動をする人がいる。
次の機会に、その100%が2%まで減らされたとしても、
『たぶん嫌われて居るんだろうけど、もしかしたら特別な事情があって、
本当は自分のことが好きなんだけど、冷たい態度をとってるのかも?』
って思いついてしまう。するとその2%をまた100%という前提にして
相手に接してアタックする・・・。
これって、相手から見たら相当怖いだろうね。
あと女の子の方にも問題があって、きっぱりきっちり早めに断った方が良いよね。
後々に伸ばしたり、さり気なく婉曲的に拒否してると、
『自分の事を嫌いじゃないんだ。照れてるんだ』って思われてしまうからね。
人生に一度のチャンスか。こういう考え方はしたことなかったよ。
中間がないな。恋愛か、非恋愛か。友達としての異性、どうでもいい
異性が存在しない。実際殆どの異性が恋愛の対象外であるんだが。
まあ、117の典型的な八方美人みたいな女性は大問題だな。好かれても
恨まれても仕方のない性格だ。
話しかけた女性に食いついていく理由は合点がいったが、
やばくない男性がこの女性にアタックしたとして、震えるほどの
拒否反応を示すかどうかは疑問だね。
>>129みたいな感じで
期待しすぎてしまいがち?
>>130 そうそう。恋愛対象でない異性の知り合いが一杯居れば余裕も生まれると思う。
ストーカー行為に関してなんだけど、たぶんやばい系の人が、
自分が幸せでないのに、相手の女の子が幸せな生活をしているのを知ると
「じゃあ、幸せをぶちこわしてやろう」という狂気に取り憑かれ
嫌がらせをし始めるんだと思う。その狂気は本人にとっての唯一できる努力の源。
相手を不幸にすることを自分の唯一の夢というか生きがいにしてしまうのかも。
相手の解釈も問題で「二人でデートしよう」って言ったとき
こちらとしては「喫茶店か公園で、いろんな軽い話をしよう」って意味なのに
相手は「やらせろ。俺と寝ろ。」とか「地獄まで二人で行こう」と
解釈してしまうことがある。相手の性格から判断して解釈が分かれるから
さわやか系に見える人がデートに誘うと「じゃあ一緒にお話しよ。」ってなるけど
ストーカーに見える人が誘うと「俺と一緒に地獄に来い」って相手に思わせてしまう。
見た目がやばくない系の人なら、女性にしつこくアタックしたとしても
せいぜい嫌がられる程度で、女性が震えてしまうってことはないと思うよ。
間違えた117だった。そんなストーカー野郎に間違えられてできた
心にパックリ開いた深い傷が、次から異性と接したとき
「距離縮めたい」って思うより強く「もう傷つきたくない」と働き掛けて
歯止めになってくれれば、適度の距離をおいた異性友達ができそうな予感。
いろいろ話聞いてくれてありがとう。ばいばい。
言い忘れたことがあった。
自分としては、お茶でもしようって意味で誘っていたんだけど
相手はもっと深刻に受け止めていた。深刻に受け止めさせていたのは自分が原因。
繰り返し誘うことで相手を追いつめていたのかも知れない。
そして同じ境遇の人にアドバイス。
狂気は怖いよ。狂気はやばい。やばすぎる。
喧嘩になったとき、狂気は負けることを考えない。
どんなに相手が強くても、いたぶられても、血だらけになっても
狂気は100%勝つことしか考えない。形勢不利になったときに
近くにナイフがあれば躊躇せずに刺す。狂気は勝つことしか考えないから。
狂気は痛みを感じない。自分の体の状態には気が付かない。
目に映るのは相手の体だけ。指が折れようが足が折れようが
相手の首筋に噛みついていく。どちらか死ぬまで100%勝つつもりでいる。
狂気は自分も相手を滅ぼす。狂気を動機付けにして成功したとしても
決して幸せにはなれない。相手を攻めて殺すのではなく
狂気に打ち勝ち、その狂気を殺すことを考えたほうがいい。
決して幸せになれないスパイラルに陥らないために。