殺人容疑で男逮捕 行方不明女性は宝くじ2億円当せん

こういう事件に遭わないよう高額当せん者は当せんの事実を
ひた隠しにしている、だから身の回りに高額当せん者の実例が
見当たらないのだ、と人々を説得するかのような事件とその報道である。

仮に宝くじの胴元が恣意的な抽せんをしているなら
非常に都合のいい事件だ。一般人から当せん者が出ていると感じさせ
なおかつ当せん者非公開のメリットだけを強烈に印象づける。

今回のような悲劇を起こしそうな一般人を選んで当せんさせているのでは
という邪推までしてしまう。

地方自治体は宝くじを自己の財源として最大限活用するため
寺銭を高く設定するばかりでなく、当せん金も還流するように
大半の抽せんでイカサマを行う。

一部の抽せんでは一般人に当せんさせるが、今回のような事件を
起こしそうな人物を選別する。事件によって人々は自分の周辺で
高額当せん者の話を聞かないことから生じる「あの疑念」を取り払われ、
同時に宝くじの購買意欲を掻き立てられている。

そういうシステムの存在を想像した。