【アスペルガー】発達障害は負け組確定【ADHD/ADD/LD】
アスペやADHDが表に出るようになった最大の原因が産業構造や社会情勢の変化。
昔(バブル以前、高度成長期)は競争も激しくなく、IT化なんてもちろんなく、
アスペやADHDでも務まるような単純作業やコツコツ黙々の仕事でも正社員として働く事が可能だった。
また、公務員試験も競争率が低かったので、そちら方面に行ける確率も高かった。
そして、正社員で人並みの生活を送れて、しかも見合いで結婚して家庭を持てた人も多数いた。
また、職人や個人商店経営など個人事業主として活躍できる道もたくさんあった。
そうやって、発達障害者も社会に溶け込んで暮らすことが可能だった。
(そのおかげで今の20代半ば以上の世代の発達障害者が生まれて苦しんでいるわけだが)
ところが、産業構造が第一次、第二次産業から第三次産業にシフトしてサービス業や小売業が中心になり、
コミュニケーション能力が求められるようになった。
さらにバブル崩壊後の人余りで労働者に要求されるスペックの水準が急上昇。
経済のグローバル化や競争の激化で製造業は生産拠点を海外に移管。
国内に残された生産拠点もコスト競争に勝つ為にはとにかくスピード、能率重視&人件費抑制。
そこへ、ただでさえ少なくなった製造業の仕事に就職難で定型がどんどん入ってきた。
公務員試験も競争率が数十倍、百倍の世界に。
おまけに、何が何でもコミュニケーション能力万歳の世の中では、職人でさえ
技術だけでなくコミュニケーション能力も要求されるようになった。
今は死語と化した「職人気質」という言葉通り、昔だったら愛想が悪くても
腕前さえ確かならやっていけたのが・・・。
個人商店経営も、小売業が大手企業に独占されてやっていけなくなった。
さらには昔は隙間産業やニッチ産業だった分野の小売業(例えば古本屋や
リサイクルショップ等)にも大手が進出して食い潰す有様(例えばブックオフやハードオフ)。
こうして発達障害者が働ける場がどんどんなくなり、あぶり出されるようになりましたとさ。