長々と書き込みを紹介しましたが,この4年もの間,あっちこっ
ちの掲示板に訳の分からない書き込みを続けるようになった原因は・・・
2002年3月下旬。
学校では新年度の内示も終わり,新年度の準備をそろそろ始めようかと
言う頃です。
私は情報教育担当で,学校に着くなりすぐパソコン室に向かい,メール
チェックをしていました。学校に届くメールは事務的なものばかりで,す
ぐに終わるのですが,その中でちょっと変なメールが届きました。
「措置要求書」・・・
そう,昨日紹介しました書き込みの原本となるものでした。
そこにはすべて実名で書かれており,ことのいきさつがこと細かに書か
れていました。「ちょっとやばいなあ」と感じた私は,すぐに管理職に連
絡し,管理職は各学校に確認を取っていました。
ほとんどの学校にこのメールが送りつけられていたとのこと・・・
このメールを送りつける原因となったのは,2002年度から県教委が新し
く導入する「資質向上特別研修」です。問題教師や病気,心の病気等で現
場での指導が難しい教員を1年間,研修センターで研修を受けさせると言
う研修です。
当時私は,うつ病で休職を繰り返しており,心身の気分転換の意味も含
めて,私のこの「資質向上特別研修」を受けることになっていました。
送りつけられたメールは,「問題教師」扱いされたことに対するものだ
と言うことは明らかでした。ま,私もある意味,問題教師ではありました
が,別に何も思わなかったですが。
時期が年度の切り替えだったので,このメールはそんなに大きな話題に
はならず,その後は何も起きなかったです・・・
「資質向上特別研修」・・・
で,問題のメールを送りつけた先生も,この研修にやってきていました。
しかし,ちょっと様子が違うのが,この先生(女性),パソコンはまっ
たくできず,昔はやったワープロ専用機を使っていました。
じゃいったい,誰があのようなメールを?
謎はすぐに解けました。ご主人です。
彼も学校の先生でパソコンが使えるらしく,県教委の今回の対応につい
て不満をもっていたようですね。自分の奥さんが「問題教員」扱いされた
わけですから,当然と言えば当然なんですが・・・
◇◇◇◇◇◇◇
〔編集後記〕
◇◇◇◇◇◇◇
続きは明日。
平成18年7月25日 大 谷 憲 史
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「サイバー犯罪パトロールIT警備隊通信」に関する
お問い合わせ,情報提供等は,下記までどうぞ。
----------------------------------------------------------------------
メール:
[email protected] 050-1267-5469(8:00〜22:00) 080-5603-9244(22:00〜)
----------------------------------------------------------------------
○発行人:大谷憲史 ○発行機関:サイバー犯罪研究所 Cyber Crime Guardian
http://www.cybercrimeguardin.jp ----------------------------------------------------------------------