恍惚の顔 by 伊藤香織 薄く目を開けている。デスマスクという副題がついているように、生と死いずれともいえない状態をあらわしている少女の顔の絵だ。ヲレはふとこの少女は首を締められているのではないかと思った(@wぷ 展示場となっている各教室には、時間ごとに見張りの学生がいるが、教室の端に見張りの時間表が貼ってあった。ヲレは作者の伊藤氏にこの絵のことを聞きたかったが、ヲレが行った時間にはあいにく彼女は当番ではなかった(@wぷ
コロリ by 富安真央 同じ型のダンボール用紙を60枚ほど重ねて椅子を作っている。型が丸みを帯びた曲線を随所に含んでいるので、ゴロゴロと転がるのが面白い。 作者の富安氏と話すことができたが、彼女の話によると、際(きわ)のところは両面テープ、それ以外の部分は木工ボンドで接着してあるとのことだった。原料費は正味6000円ほどということだった。消耗が激しそうな端っこを強化すれば、十分商品として成立しそうだ(@w荒
テクノクマヤコン by 増井洋一郎 テクノクマヤコンというのは、テクノ音楽のポスターに関する共同作品で、彼以外にも多くの学生が作成したポスターが貼付されていた。それでも、増井氏のポスターが一番目を引いた。どこまでも続く類似した団地の画像。水色掛かった青空に一片の薄雲が端の方に写っている。 テクノの無機性と反復性が団地の無機性と反復性に合致していて、極めて印象が深いポスターだった。