起きてすぐに忘れる夢は空に昇って星になるの

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53ポテ山さん:04/06/16 01:59 ID:IvsLCq87
かどたろうがうんこやろうであることは否定しない。
54名無しさん:04/06/16 02:00 ID:T128qolF
この前世びちびちうんこ来世緑色うんこやろう
55ポテ山さん:04/06/16 02:01 ID:IvsLCq87
前世びちびちうんこ来世緑色うんこをプレゼントしようという意味なら断る。
56[MAKEdog]tora ◆9eTigeR8aA :04/06/16 02:01 ID:8A0oqAFr
すみふとほがだよ。
57名無しさん:04/06/16 02:05 ID:T128qolF
別のうんこならいい?
58ポテ山さん:04/06/16 02:05 ID:IvsLCq87
やさしいのなら。
59角太郎:04/06/16 02:08 ID:oEh/Gdp1
なんか昨日からうんこの話がオンパレードで、
こちらまで臭くなってきそうです。硬いうんこ。
60名無しさん:04/06/16 02:08 ID:T128qolF
やさしいうんこはむずかしいんだ。えがおでださなきゃいけないからね。
ほらわらってごらん。ほしがきれいだ。
61お魚さん ◆.....LoA/s :04/06/16 02:08 ID:xIaYyPWI
全て角太郎のせいなのに。
62角太郎:04/06/16 02:10 ID:oEh/Gdp1
白子抜くぞ。
63名無しさん:04/06/16 02:11 ID:T128qolF
下ネタ卒業しようと思う。人生の半分にサヨナラだ。
64お魚さん ◆.....LoA/s :04/06/16 02:15 ID:xIaYyPWI
人生最後の下ネタがこれでいいのか。

やさしいうんこはむずかしいんだ。えがおでださなきゃいけないからね。
ほらわらってごらん。ほしがきれいだ。
65名無しさん:04/06/16 02:16 ID:FaEuY4H1
心配はないみたい

89 名前:名無しさん :04/06/16 02:14 ID:T128qolF
ビックカメラに寄ってさりげなくオモチャの階に行って
「へー懐かしいなー、こういうの昔よく作ったよ。実は今でも
たまに作ってるんだ。ほらこれボールっていうモビルアーマー、
ボールが二つでたまたま!なんつって!」と。
66名無しさん:04/06/16 02:20 ID:T128qolF
なんて曲か忘れたけど、小学校の音楽の教科書に載ってた歌で、
三番の歌詞が「おふーろーにーはいーろう♪」だったんだ。
そこさ、何でもよかったってこと?と思ったよ。星が綺麗だで
すませちゃいけないよね。おばあちゃんは「おかえり、谷繁(仮名)」
といつになく穏やかな調子で僕を迎えた。部屋に鞄を放り出して
麦茶一杯でも飲んでさっさと外へ行こうと思ってた僕は面食らった。
「文ちゃん、どうかしたん?」と僕は聞いた。おばあちゃんのしわしわ
の手の先で文ちゃんが寝ているように見えたからだ。巣の中に入らずに、
寝ている姿なんて見たことあったっけ?と僕は思った。
67名無しさん:04/06/16 02:29 ID:T128qolF
犬なら散歩がある。猫なら家の中を自由気ままに歩き回る。鳥や、亀や、
金魚といった、エサやりと住むところの掃除をしておけば、世話をする
者以外は普段気にもとめなくなるペットという連中は可哀想だ。
文ちゃんを部屋の中で放して、つつかれるのを怖がったり、床の上に
落ちた糞を拭いたのは文ちゃんが死ぬどれくらい前のことだったろう。
その死によってようやく、人はその動物に構ってやれなかった時間の
ことを思い出す。あり得た可能性全てを考え尽くして涙を流す。
68名無しさん:04/06/16 02:32 ID:da+v1q6c
うちの猫は今、俺が食べ終わった納豆の容器をなめておる。
69名無しさん:04/06/16 02:34 ID:T128qolF
その猫もいずれ死んでしまうんだ。悲しみたくないなら、猫より短く
生きよう。
70黒電池:04/06/16 03:51 ID:k55VbLve
>>64にはばからずも心を揺り動かされたんですが出典はどこですか
71お魚さん ◆.....LoA/s :04/06/16 03:57 ID:xIaYyPWI
>>70
ああ、本文しか貼ってなかった、、
ログ見えないのでアレなんだけど
このスレの>>59とか>>60とかそのあたりだと思うよ。
72黒電池:04/06/16 04:42 ID:k55VbLve
>>71
ありがとう
今度専ブラ導入してからみてみるとします
73名無しさん:04/06/16 04:44 ID:cE4mIGAF
>>1
ごま子が立てたスレかと思った。
ごま子も素敵って言ってたけど
いいねそのせりふ。なんか意識がヒューっとどっかへ飛んでいってしまうような
74名無しさん:04/06/16 04:46 ID:cE4mIGAF
前のほうのレスよんだらおんなじこと思ってる人がいたw
75トミー:04/06/16 10:11 ID:wC4fd/8+
DP!
76Fuckin' ◆C4q8RYattA :04/06/16 10:38 ID:/M4Q8QDo
同じマンションに住む友達にもうんこを飼ってる家があった。僕の家の
ベランダにどこからか逃げてきたうんこがやってきて、捕まえようと
したけれど、無理だった。やがてうちのうんこも逃げ出すことになる。
野性のうんこはどこまで生きられるのだろうとその時思ったまま、
調べたこともない。野良猫の寿命も、ホームレスの人間の命も長くは
ないというし、熱帯の国から来た鳥には冬は越せないだろう。
文鳥と比べてうんこの記憶はこれくらいしかない。
77名無しさん:04/06/17 02:27 ID:3LXQY0zs
ぺらんぺらんな言葉に心を動かされた振りしてんなよ。
うんこの話でもしとけよ。
78名無しさん:04/06/21 01:48 ID:r+t8I8Ez
大雨の降る前の夜はとても静かで
79名無しさん:04/06/21 01:51 ID:r+t8I8Ez
煮凝りの中、田に詰め込まれた蛙がギュウギュウと鳴く、音と空気と
光の煮凝りの中の夜、大雨の前日の夜、いつのまにか耳に慣れた蛙の音は
寝に入る時にも耳障りでなく、蒸し暑さだけが僕を苦しめ、ゼラチンに
包まれて息の苦しくなる夢を見た。
80名無しさん:04/06/21 01:55 ID:r+t8I8Ez
文ちゃんの死んだ日に父はどこかへ電話をかけていた。ソファに座る父の
横で僕は文ちゃんに構ってやれなかったことを嘆いて泣いていた。鳥好きの
親戚夫婦にかけていたのか、それから間もなくインコが家に来たのはその
せいか。文ちゃんの死はきっとそれなりに家族全員悲しんだのだろうと
思うが、僕以外に涙を流した人を見た覚えはない。文ちゃんが死ぬ前日
まで、僕は文ちゃんのことをろくすっぽ見ていなかった。何年間も、世話は
母任せ、たまの小屋掃除も父任せ、亀に関しても同じようなものだった。
ただある日突然ぐったりと首を垂れて死んでしまった文ちゃんを見て、
その何年間がどっとのしかかってきて、僕は泣いた。
81名無しさん:04/06/21 01:57 ID:r+t8I8Ez
明日空から雨が降る。
メロンパン売りの車の娘はボンネットの上でいつものように寝転がって
メロンパンをこねてふかして焼いて炊きあげる。
風が客を吹き飛ばしてしまって、不況だ不況だと騒ぐメロンパン売りの
車の運転手の男は客のいる場所を探して運転に夢中で、ボンネットの
上の娘を忘れる。
作っても作っても白く濁ったドロドロとしたものになって流されて
しまうメロンパンを作ることがつらくなった娘はメロンパンと一緒に
流されてコンクリートの上を水のように滑って流されて土のある土地まで
流されて流れ着いた場所に白濁したものと一緒に染み込んでメロンパンの
木の育つ糧となる。
メロンパン売りの車を運転する男はメロンパン売りの車と一緒に風に
飛ばされて、大地に叩きつけられるまでの数時間を精一杯の笑顔で過ごす。
82紅子:04/06/21 02:00 ID:8Kpp1vR2
なんだかとても好きだ
83名無しさん:04/06/21 02:02 ID:r+t8I8Ez
老人ばかりが住む島の山の上、とってつけたような観光名所の一つとして
耐えず燃え続ける聖火があるという丘の上の神殿風の建物には、外にも
中にも燃えさかる火はなく、がらんとした風景の中で幸せの鐘と説明の
ある、寺の鐘よりはいくらか西洋風の、と言えば言える鐘があった。
その頃近づいて来るものは台風ではなかったが、とても風の強い日で、
丘を囲んで生える松の松籟が女の鳴らす鐘より耳に残った。
カミキリムシの一種らしい虫の死骸をつまみ上げ、ゴキブリや蜘蛛蚊蠅、
そういった家につく虫以外の、野外で虫を触るようなことは何年も
してなかったなと懐かしい気分を、尻の小さい女が「何してんの、突きいや」
の言葉が壊した。茂みの中に虫を感傷と一緒に投げ入れた。
84名無しさん:04/06/21 02:07 ID:r+t8I8Ez
今鳴いている蛙の足音はとても小さいだろう。彼らが僕の居るところ
までのそのそと近づいてきても、今日の蛙は少しうるさいなと思う
だけだろう。僕の飼っている文鳥が蛙の群に踏み潰されても、いつも
静かな文鳥の死に僕は気づかないまま、生臭くなってきた空気も気にせず
眠るだろう。僕の耳が聞き取れなかった蛙の足音のせいで、僕は朝庭に
起こった幾千もの悲劇に出会わなければならない。それでも僕は蛙の
足音に翌日も気付かず、全て蛙の仕業だと思わず、新しい文鳥を毎日
死なせてしまうだろう。
85名無しさん:04/06/21 02:10 ID:r+t8I8Ez
やがて悲しき朝帰り
86名無しさん:04/06/21 02:19 ID:r+t8I8Ez
好きがどうしたって話だよな。どうでもいいぜそんな事柄。
87名無しさん:04/06/21 02:59 ID:r+t8I8Ez
やがて時は流され、川の流れに絡まって抜け落ちた溺れる人々の体毛の
ように過去には穴が空き、僕の声の届かない場所で僕の好きな人が獣の
ように鳴き、明日来る大風の中で散り咲く黄色い花の中では小さな虫が
転げ回り、喜び、鳴き、また流され、僕は遠くの方から聞こえる蛙の
鳴き声の中で懐かしい顔の溢れる夢の中で涙を流しながら眠り、雨が降り、
僕は僕の出したか細い悲鳴で眼を醒まし、そこに見えるものの中に夢で
見た顔とは似ても似つかぬむくれて大肉づいた身体を揺らせる女を見、抱き、
やがて果てまた眠り、大風の中、時は流れ、やがて抜け落ち、獣は水に溺れ。
88名無しさん:04/06/23 01:32 ID:7c248aip
時化子。時化子や。ここの婆の服どこさやった。時化子、
聞こえているのかや。この子は。婆の黄色いブラウスはどこや。時化子
それはあんたの部屋の男のジャケットや。婆の黄色いとそれの茶色は
違う色や。時化子の部屋の男はまだ出ていかんのか。前の男は二週間で
出ていったのにほんに長いこと続いとるな。フライドポテトの匂いのする
男やに。時化子、そっちは庭や。掘っても服は出てこん。
89名無しさん:04/06/23 01:34 ID:7c248aip
時化子や、それは隣の家の猫の毛や。集めて編んでも婆は着ん。
90我孫子ちん:04/06/23 01:36 ID:OmEqeFoi
文字が多い
91名無しさん:04/06/23 01:38 ID:7c248aip
もうええのや。時化子が知らんのならええのや。こっちで探すからええのや。
男出てきとる時化子。あんたもちっと時化子にええもん着せるなり遊ばせる
なりさせんと。庭の木に登ってどうすんのやあんた。時化子、服はもうええ
からあの男なんとかせんと。あんたそれ婆のブラウスやないか。なんで木の
上にあるんや。猫?隣の家の猫はうちの玄関の前でペットボトルベッドにして
寝とる。猫がブラウス運んであげた?無茶言う。そのビール婆のや。
92名無しさん:04/06/23 01:39 ID:7c248aip
モジモジしちゃうよ
93我孫子ちん:04/06/23 01:40 ID:OmEqeFoi
文字が像を結ばない
94けむり:04/06/23 01:42 ID:5OzUSBfs
本当だ。読んでて焦点が合わないな。
一行目で挫折する。なんでだろう?
95名無しさん:04/06/23 01:44 ID:7c248aip
婆の昔の男は婆の酒とって飲まなんだ。その頃婆は酒飲まなんだ。婆の
産まれ家から持ってきた瓶の中はいつも空で、ひんやりとして気持ちええ
のか猫がよう寝とった。自分で出られんもんやから起きてニャガニャガ
言いよる。婆が忘れても男が抱き上げて助けたっとった。男が帰らんで
婆が二、三日ふさぎこんで寝よる間も猫は鳴いとったが誰も来やせん。
激しく鳴きゃええのに男のおる時とずっと同じ調子で鳴いとって、静かに
なって死んどった。次の男が酒飲みで、居座ったその日にまず婆の瓶
のぞいて腐った猫見て婆始めて男に蹴たぐられた。
96名無しさん:04/06/23 01:51 ID:7c248aip
時化子はその時の男の子ちゃうから酒は飲めん。だからそれは婆のや。
あんたは時化子の部屋で一日中寝とるくせにモノ喰う時だけ婆のモノ喰う。
その分ちっとは婆抱けばええのや。何いごちい顔しとる。若いもんしか
抱けんで何が男や。婆かて今ほど婆になる前に里一の男に抱かれたこと
ある。死んだ男のことは悪う言えんから婆が里一の男に抱かれたことは
里の連れには言えやせん。あんたは余所者や。時化子あんたがペットボトル
怖がってどうする。その柿はまだ食えやせん。あんたも時化子見えんのか。
97名無しさん:04/06/23 01:54 ID:7c248aip
婆;19歳
時化子:4歳
時化子の男:6歳
98名無しさん:04/06/23 01:54 ID:7c248aip
そんな嘘はおいといて
99名無しさん:04/06/23 01:58 ID:7c248aip
今日の蛙は声が小さい
100前山:04/06/23 02:00 ID:y6H7DskP
都合の悪いものは全て星になるわけだ・・。
101名無しさん:04/06/23 02:17 ID:7c248aip
桶の家の女とは幼い頃遊んだ仲だろうがと言われても藤川は思い
出せなかった。里の中の女の顔は皆どこか似ていた。親族結婚が
多く白痴が産まれやすいなどといかがわしい本に書かれたことも
ある里の中、似た顔の女と幼い日に遊んだ思い出は藤川の中に数
多くあり、どの女がどの名前でどの家に住んでいたかなどとはっきり
覚えたことなどなく、薄ぼんやりとした中に昔の里はあった。
いかがわしい本への抗議にと里が都へ送り出したのを幸いに藤川は
出奔して十年戻らなかった。どれほど責められるか、殴りまた罵られる
か覚悟して戻った割に藤川の不意の出奔を責めるものはおらず、里の
人口は十年前と比べて半分ほどにも減っていた。藤川の親は三年前に
共に死に、藤川の産まれ家も壊され、住む場所を選ぶのに迷っていると
(人の住まぬ汚れた家は数多くあった)、桶の家の女を最近見ない、
男に出ていかれたばかりで心配だから見てきてくれないかと、藤川の
母や藤川にも似た顔の昔なじみの女に頼まれて、名前の由来の桶など
百年前に失われた家へと藤川は入っていった。
102名無しさん
寺家という朽ちかけた表札にかすかに浮かぶ文字そのものがこの家をこの
里を冗談の出来損ないの産物として現していると藤川は思い、消えて
読めない下の名前同様この家は消えてなくなるべきものだと怒りが湧き、
中で女が倒れて死んでいようが首を吊っていようが知ったことかと引き
返しかけたが、靴箱の横の大きな瓶から匂う異臭に気付き好奇心に駆られた。
酒は藤川の身体を蝕み心を解かし都を離れる起因となったものだが、藤川の
心が酒から離れたわけではなく、少年の頃読んだ猫が主人公の小説の最後の
ように、酒の瓶で溺れて死ぬのは理想の死に方だと夢想したものだった。
臭い酒でも飲めるならばとのぞき込んだ瓶の中には小さく丸まって鼠ほどに
なった猫が死んで腐り始めており、酒にもありつけず醜いモノを見てしまった
藤川は瓶を蹴ったが痛みが跳ね返ってくるばかりで、替わりに、死ぬことなく
いびきを立てて腹を出して寝ている家の中の女のぶくぶくと太い足を蹴り
飛ばした。