1 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :
2 :
名無しさん:03/01/01 13:17 ID:SGmlxZGi
バトロワ初詣行った?
3 :
名無しさん:03/01/01 13:18 ID:SGmlxZGi
成人式まで地元に居るのか
4 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/01 13:21 ID:JutY+Djn
初詣よう行かんわ。よう行かん。
>>3 まだわかんないな〜
レポートの提出もあるしなぁ。。
それを重視すれば東京に戻るんだけど、、、
ログ取ってあるからちょっと貼ってくか。
つか、加筆修正したい。
2006年6月18日 東京 九段会館
「しかし何故、こんな古ぼけた所を会場にしちゃったの?」
梅雨時の式を疎ましく思う気持ちを隠し、惚けたような顔つきで、姉が問い掛ける。
「んー・・・キャパが大きい割に安かったから・・・かな? ねっ、そうだよね?」
雨は降ってはいないが日本・・・それも首都圏の梅雨時は辛い。
それもこのような畏まった衣服を纏っていれば尚の事だ。
その中でも、礼服を一番着慣れない男が、尋ねるような声を発した、
誰が見ても今日の主人公(ヒロイン)であろうと解る女性に汗まみれで返答する。
汗は、湿気から来るものだけではないらしい。
「あぁ、勿論そう・・・だよ、なんたって、元、アイドルなんだし、
僕、の、財布でも賄える、といったら、ここぐらい・・・」
男は思ったすべての言葉を発することが出来なかった。
「目の前に、俺の目の前に居るんだ」
いやが上にも感情が昂ぶって来る、そして、頭の回転に口がついてこれなくなってしまったのだ。
今でも男は解らない、なぜ、俺を選んだの?どうして?キミのような子が?
なんで?なんで?なんで?
口先を付きそうな気持ちを、やっとの思いで飲み込む。
出してしまったら、この子は何処かへ消えてしまうのではなかろうか。
そしてこれは全て、僕が大好きで大好きで、そして同時に大嫌いだった所の住人が仕組んだ
手の込んだオフ会になってしまうんじゃないか。
「新郎新婦並びに御関係者のみなさま、そろそろ始まりますので」
記念撮影を終え、軽い談笑に賑わう一団を呼ぶ声に、やっと現実に引き戻される。
「行きましょう、英一さん(バトロワの仮名)披露宴をすませないと、ね」
式の時には是非とも神前で、と言う新郎側両親からの要望の為、文金高島田姿だった彼女はすでに
ウェディングドレスを着込んでいる、が、この蒸し暑さの為にいい加減顔も火照って来ている。
その顔を見つめつつ男は、その男にしては快濶な発声と共に彼女の手を握る。
「行こうか、亜季」
〜僕と亜季にゃとこいのぼり〜
第一章 予兆アリヤ
2002年12月26日
「ふう・・・」
東京都、各駅停車の私鉄が止まるだけの何の変哲も無い
その街には、真冬に似つかわしい冷たい風がかなり強い勢いで吹いていた。
夜になっても収まらないその風は、嫌が上にも男の部屋を冷気で包んだ。
しかし、真冬の部屋の気温を感じさせない熱気に埋もれていた。
「どいつもこいつも、俺の想いなんて解ってないクセに好き勝手書きやがって」
好き勝手書きやがって・・・
今ではネット界でも1・2を争う巨大掲示板群のとあるページを映し出したモニタを見つめながら
男は、喘ぎに似た声を揚げた。
喉が渇いているらしい、そのくぐもった、隣の部屋から聞いたならば
男女の枷に聞き間違えても仕方ない声を収める為、男は台所へとお気に入りのファンタオレンジの買い置きを取りに行く事にした。
男は同時に、頭を冷やすことが今は大事だと感じ取れた。
「ん・・・んーあれ?」
冷蔵庫に手をかけようとした時、窓越しに男の視界には勝手口が動いたように見えた
「やっぱ、オレ熱くなりすぎてるのかな・・・・」
亜季にゃ亜季にゃってバカみたいに、ただ好みのアイドルなだけなのに。
いや、好みのアイドルだからこそ、かな。
多少諧謔じみた顔色を浮かばせ男は思った。
「アイドルに狂わないと、とてもじゃないけれども現実とは対峙できないよ」
そう、独り身の男(女性もだろうか)を狂わせるには十分過ぎる日をモニタ越しに過ごし
ようやく忌まわしい音楽もテレヴィジョン・ラジオから響かなくなった日。
男を掲示板へと向かわせたままにするには十分な理由だった。
男はまるで自分が、何処か気取ったレストランの教育がよく行き届いたウェイターにでもなったかの如く振る舞いで
ファンタと言う名のオレンジ色の液体を入れるカップを取ろうとした。
咄嗟、勝手口の扉が叩かれたと同時に、他の人間なら聞き逃したであろう・・・
いや、聴覚に優れた動物でも聞き逃したであろう「音」を聞き取った。
・・・これは奇跡だったのかも知れない・・・
いや、奇跡と言う言葉を軽々しく使ってはいけない、この男には必然だったのであろう。
おりしの強風でかき消されんばかりの声を聞きとめた男は
自分でも驚くような素早さで勝手口を開ける。
「・・・す、けて、、、」
同時にオレンジ色の炭酸飲料が床に景気よくぶち巻かれ、鈍くそして甲高い音が響く。
男は暗がりにぼんやり映し出されるシルエットをグイと引き寄せた。
「亜季にゃ・・・なんで・・・」
2
「こ・・・コーヒー、いや、亜季な・・・亜季さんは紅茶がいいかな?」
ある種男にとっては感動や感涙を味わう余韻に浸れる術は無かった。
今まで然程人類の半数を占める生物・・・女性に接したことが無く、更には先程まで
「巨大掲示板群」の一部で散々趣向をコキおろされていた対象物が、
物としてではなく本人が居るのだ。
(流石に自室に招く前にパソコンの電源は切った、この男にもそれ位のエチケットは解る)
コーヒーやら紅茶やらココアで満載にしたお盆を持ちつつ
(亜季の好みが解らない為、この男の気遣いにしては上出来である)
自室に戻った。
部屋の中心に「ちょこん」という擬音がこれほどかと似合うほど、その少女は座っていた。
エアコンで温まった6畳の部屋には、殺風景ながらも床面積を埋めるには不足しない
物で満載であった。
コタツ・カラーボックスの類から電化製品、窓側には今時珍しくも無い個人用のテレヴィジョン。
その隣にはこの部屋の中で一番値が張るであろうコンピューター。
床の上には様々な雑誌・・・主にはコンピュータ関連と漫画雑誌、
艶やかな水着がひときわ目に付く、男子なら誰でも持っているであろう類の雑誌も目に付く。
そのような、年齢にそぐった部屋のどれにも少女は気を引くことは無かった。
ただ一点、コンピューターの横の壁に貼ってある1枚の印刷物に視点を定めていた。
そこには少女の、あどけない笑顔がA3サイズで貼られていた。
「これ・・・」
「あっ、これはあの、その・・・」
しどろもどろになりつつも慌てて盆を置いた、でないと硬直した筋肉に
なにか妙な電気信号が伝わり、その結果、男の偶像を自ら汚してしまう事になるからだ。
少女はこの男が自分を偶像(アイドル)にされている事を知った。
幼少の頃からそれが当然な世界で生きて来た少女には、それだけで十分だった。
「この男はあたしを汚さない、
それどころか見を呈してあたしの外敵から守ってくれるだろう
それが、『偶像(アイドル)』と『ファン』の恒久的関係なのだから」
それと似た結論を少女は感情でも思考でもない「職業病」として
一瞬のうちに脳に巡らせた、そして、脳はすぐに少女に行動をとらせた。
「あったかいね、ありがと」
男は生まれて初めて天使の言葉の意味が解った。
第二章 想定状況ゼロ
2002年11月26日
師走も迫ってくると、南青山も普段とはまた違った忙しい空気に包まれる。
大通りを抜け、こ洒落たオフィスビル街を抜け暫く歩くと、
前田姉妹が所属する「グランパパプロダクション」が入ったビルがある。
(社長である津川雅彦氏は自らの忙しさもあって、ここ暫く顔を出していない)
こじんまりとした部屋の一室、コクヨ製の長机とパイプ椅子、テレヴィジョンとビデオカセットレコダー
殺風景もここまでくると・・・と言わんばかりの会議室に、前田姉妹のマネージメントを勤める男の声が響く。
「タレントに年末も年始も無いんですよ!」企画書らしいコピーの束を丸め、
机を小突きながらマネージャーはがなり立てた。
30を少し回った所であろうか。声には張りがある。
いかにも業界ぜんとした態度だが、子供のような年齢のタレント相手の為に言葉は丁寧だ。
俗に言うチャイドル・女優としては「そこそこ」の評価を貰っている2人も、
マネージャーのその態度には渋々だが従うより無かった。
「CSの年始番組・・・撮りが入るなんて・・・残念よね」
いかにも姉らしく、がっかりした妹を励ます声はどこまでも優しい。
「あーあ、おばあちゃんの顔見ると落ち着くんだけどなぁ」
亜季は、年に1回母方の祖母の顔を見るのがなによりの楽しみであった。
それは思春期を迎え、クリスマスや年越しを友人・・・あるいは特別な異性と過ごす事よりも
魅力的であった。
ちなみに今現在亜季には特定の異性は居ない。
某衆道趣味がある社長が営むプロダクションに所属するタレントと、交際はあったが
その男の人間的な癖に絶えられず、ひっそりと破局している
「まぁ、仕方ないよ。あたし達はタレントなんだから」
その何気ない姉の一言が、亜季の心を微妙に動かした。
芸暦で言えば、妹の亜季の方が長い。
なにせ亜季が切欠となり、姉の愛も芸能界に入ってきたのだ。
芸能人としては、酸いも甘いも姉よりは味わっている。
不規則な睡眠時間、同世代に友人と言える者は「天才!てれびくん」の仲間だけ。
その仲間にしてもいずれはライバルとして蹴落とさなければいけない、
握手会など開こうものなら小汚いストーカーまがいのファン・・・
「あんたなんか気楽よね、学業に専念とか言ってカナダに行った癖に、あっと言う間に戻って来て
そんなに女優が好きなのね、芸能界が好きなのね、冗談じゃない!あたしがならなければなれもしなかったクセに!
どれだけ・・・どれだけあたしがこの世界を心底憎んでいるか」
小汚いファン、少女趣味の業界関係者、まるで視姦しているようなカメラの砲台・・・
冗談じゃない!冗談じゃない!あたしはあなたを心底嫌うわ・・・
声に出そうな感情をやっとの思いで殺す、そして歳に似合わぬような演技で
姉ににっこり微笑む。
(女は皆等しく女優の才があるだろう、彼女のように本物の女優なら尚更だ)
「そうだね、しかたないよね」
ただ彼女の声には年齢相応にどこかささくれだった物があった。
2
2人が出て行った部屋は、益々殺風景をこれでもかと、一人残ったマネージャーに味あわせた。
机に両肘を乗せ、手を組んで顎を乗せ何かを思案している。
そのとき、神経を逆なでするような4色和音の今時の音楽が鳴る。
マネージャーはそれだけを待っていたかのように内ポケットからコンパクトに似通った物を取り出す。
音のぬしは携帯電話だった。
マネージャーは姉妹が出て行った扉の方向を見て、気配が無いのを確認してから
通話ボタンを押した。
「そうか、了解。ある程度ではダメだ、こっちは既に動き出しているのだから。
うん、うんそう。あとひと月しかないのだから、うん、それはかまわないが
怪我や傷だけはダメだ、うん、それだけは約束して貰いたい、うん、それでは」
電話の相手とのやり取りはほんの数分で終わった。
「これで、これでなんとかなるかも知れない、全てを救えるかも知れない、
後は俺の選んだヤツがどう動いてくれるか、だ。それだけは俺にも解らない」
ほんの一瞬だけ、自分が救国の英雄と錯覚したマネージャーは、
この計画が「ある男」の気持ちにかかっている事を思い出し、現実に引き戻された。
ほんの一瞬でも自分を英雄視してしまった男は、男以外居ない事を確かめると大声で笑った。
第三章 予定行動
12月26日 17:00
迎えの車は、この季節にしては珍しく、連絡された時間通りに前田姉妹を彼女達の自宅まで迎えに来た。
箱型の、8人乗ってもゆったりと過ごせるようなワゴンが玄関前に停車する。
くすんだ銀色の車体に、沈みかけた太陽の光が眩しく照らされる。
「お待たせしました、撮りのあるスタジオは砂町なんでちょっと遅れるかも知れません、
早速出たいので乗り込んでください」
CS局が出した送迎車にしては、妙に丁寧な運転手だった。
その姿を見送った姉妹の母は、慌てて薄着で外に出てしまった事を後悔しつつ
見送るのも程々に、足早に家の中に入っていく。
その30数分後、インターホンが鳴った。
「すんませーん、道ー混んじゃっててー・・・あぁ、送迎のモンですー」
二十歳そこそこの男の声が、ドアフォンから聞こえる。
何を言っているのか理解できない母は、除き窓越しにその男を凝視した。
「あーすんません、マジ混んじゃって」
言い訳がなによりも先に出て来る男の容姿は、明らかに制作費が底を付きかけている
CS局が派遣するにふさわしい男であった。
2
車で揺られているうちに、姉は船を漕ぎ出してしまった。
混んでるとは言え、然程信号にも引っかからずに出れた・・・
・・・姉妹の自宅と砂町のスタジオは、位置的なものから首都圏を横切る形になってしまう・・・
このぶんだとあと1時間もしないうちにスタジオに入るのに、と姉を軽い軽蔑の目で睨み
亜季は姉が座っている方向とは逆の窓から人の洪水を眺めた。
砂町のスタジオには行き慣れている、その信号を右に曲がって、
そしたら伊勢丹が見えて来て人が多くなって来て・・・
その通りが退屈な彼女にとっての「通勤路」の中で唯一、亜季が好きな所だった。
しかし銀色のワゴンは右折車線に入らずそのまま直進を選んだ。
「あれ?なんで??」亜季がつぶやくと同時に、運転手は黄色から赤にに変わりつつある
信号を急いでアクセルを踏み込んだ。
「あ・・・あの・・・道間違ってません」言葉の最後はけたたましい音にかき消された。
助手席に置いてあった携帯電話が鳴る。
「あ、はい。もうバッチリです・・・ええ、ええ、わかりました」
信号を渡り切ったことを確認してから、運転手は電話を手にした。
丁寧だが酷く事務的な受け答えを何度かして、運転に集中し始めた。
「あのーちょっと、道が」
なんなのこの運転手、最悪。見かけはいいのに、やっぱCS局だわ
いい加減なものよね、今度の仕事はチャイドルって扱いだから舐められてるのかも。
いいわ、可愛いだけの芸能人じゃないって事を・・・
何かを言い出そうとした時、亜季と運転手の目がバックミラー越しにあった。
視線を恐れて一瞬、助手席に目を遣った亜季は、携帯電話の他に
・・・この状況下で一番目に入れたくなかったもの・・・を網膜に焼き付けてしまう。
「あれは、どう見てもロープ、そしてあの取っ手は多分・・・」
思いもしたくなかった、確認もしたくなかった、目をそらせと脳が命令する。
しかし目を閉じた所でその物体は既に亜季の網膜に焼き付いている。
「・・・ナイフ・・・だ」
この状況で舟をこいだまま、すなわちこの場にいるのにこの場には居ないように目を閉じたままの
姉の事が益々疎ましくなった。
3
「ではよろしく、抵抗されてもくれぐれも怪我はさせないでくれ」
仕事納めも間もなく来るであろうオフィスに人影は1つ。
逆にいかな芸能プロダクションと言っても、この時間まで残っている事は少ない。
「どうやら、初動は上手く行ったようだ」
そして男は思い出したかのように咥えていた煙草をもみ消し、完全に消えたのを確かめ
あらかじめ用意してあった、いつもは羽織らないコートをロッカーから出し
オフィスを後にした。
コートは、マネージャーが着るには「どうだろう?」と思えるほど
くたびれたコートだった。
第四章 それは憧れにも似て
「逃げられたんだ・・・よかった・・・」
英一(バトロワの仮名)は普段飲み慣れないコーヒーを口にしつつ安堵の言葉を洩らした。
普段の彼ならば
「こんな小さな子がどうやって?」「お姉さんはどうしたの?」
程度の疑問も浮かぶが、そのような単純な疑問さえ浮かばない程に彼はある一点に
思考のすべてを奪われていた。
恐怖を味わった後なのに輝きを失わない猫にも似た瞳、
両目の下のクマの部分には、人工物ではないラインが弓形に引かれ
通った鼻筋、ぽってりとした下唇。
鋭角な印象で彼女の輪郭をある種「理知的」に見せる役目を買っている顎から
筆で撫で下ろすように首筋、そしてまだ「女」とはお世辞にも言えない胸の膨らみ
再び目をうなじ辺りに戻すと
しっとりとした印層がある肌を見て男は、どこかの温泉の湯の色を思い出していた。
白濁色だが、それでいて透明感がある。
無駄な肉が付いていない腹部から視線を早め、コタツから覗き見える白い物・・・
太もも・・・
それらをすべて一つにした物が男の偶像である限り、男から思考を奪うには十分過ぎた。
更に彼は女性と接する機会が殆どない。
英一には「亜季がいまここにいる」事実が受け入れられなかった、
何か、まるで自分がフランス映画の主人公にでもなってしまったかのような
錯覚さえ覚え、唾を飲んだ。
音が聞こえたのかもしれないと言った些細な不安が増幅し、慌ててコーヒーを口に運び
口の中を酷く焼いた。
男が熱さに呻き声を洩らす間もなく、白い肌にやたらと浮いた感のある
部屋の暖かさに普段の赤色を取り戻した唇が動く。
唇の赤に見とれつつも、男は少女が発する言葉を待つ。
「怖かった・・・・とっても、逃げ出す事しか考えられなかった」
少女の瞳に曇りは一切なかった、
男はただ格好の付く言葉も見付からない為に、腹話術人形のように頭を縦に振る事しか出来なかった。
2
それから暫くは、部屋全体を沈黙が支配した。
暖かさと軽い眠気と、不器用で朴訥だが自らを「偶像(アイドル)」と認識してくれている男に
安堵の色を浮かべた亜季は、自ら決して不快ではない沈黙を破った。
「ホントはね・・・辛いの」
辛い・・・こんな訳の解らない他人の部屋にいきなり来て、そりゃ辛いだろう・・・
男は何が辛いのかを誤解した。
偶像が望むものを意訳した男は立ち上がり、電話の置かれている場所へと足を進める。
「そだ、早く警察に・・・」言葉を遮るように少女は小さくも部屋中に通る声をあげた、
その声は男の足を止めるには十分過ぎた、
「しまった、亜季にゃが怒ってる・・・俺はバカだ」心の声で自分に毒づく。
「違うの・・・違うのよ!」男はその声の迫力に気圧された。
小さかった少女の声は次第に、堤防が決壊したが如く声高に、
しかし年齢を疑うような重みで流れ出す。
少女の口から流れ出した感情は、業界での不満が主だったものであった。
顔が赤くなり目尻は多少濡れている、男は目尻が不規則に輝くのを見て「綺麗」と思った。
自らの不幸をすべて出し切った少女は、哀れむような目で男を見上げると
演技のかけらもなく吐き捨てるように男に言ってのけた。
「アイドルファンなんて・・・気持ち悪い」
一言で自分を形成するすべて・・・肉、神経、皮、骨、思考・・・を否定された男は
自分の頭が急に冷えていくような気がした、
気がしたのではなく、事実血の気が失せて男の顔は白を通り越して青くなっていった。
元来が小心を絵に描いたような彼は、小心者にありがちな
「否定されたら攻撃的になる」一面が沸々と湧き出て、心を支配しはじめる。
怒鳴りもせず、男は亜季に手を伸ばす、今度は亜季が血の気が失せる番だった。
亜季の防衛本能は亜季自信を裏切らない素早さで反応した、
と、言っても、伸ばしてきた男の手を避ける事ではあったが。
しかし亜季の行動は逃れようとしたものから2つ裏切られる事になる。
ひとつは、避けた方向に男の左手が伸びていて額を軽い痛みに襲われた事。
そしてもうひとつは、男は亜季ではなく後ろのポスターを襲ったのであった。
3
「わかった、うん、そうだよ、こうすれば、こうすれば・・・」
英一はまるでヘタな人形師に操られた人形のような動きで
ただ闇雲に壁から力任せに剥いだポスターを、破りだし、丸めだした。
それは、その瞬間から男の中で亜季が
「亜季にゃ」から「ただのおんな」になった事を象徴する瞬間だった。
しかしそれはあくまで「亜季を安心させる」ためではなく「亜季に嫌われない為」の行動でもあった。
部屋の気温は20度を超えている、
たかだかA3上質紙に向けるには些か度を過ぎた体力を消費している男の額には
汗が滴り始めていた。
英一は、もう破り捨てる所も無くなり丸めるには人力では限界だろうと
思われるほどに小さくなった紙片を見て、ぐったりした。
彼を我に返したのは、体の熱さと背中にまで流れ出した汗の不快さだった。
「はぁっ、ほら、もう僕はファンじゃないんだ・・・」
亜季を見て微笑を浮かべようとするが上手く行かない、顔が引きつってしまう。
その行動の一部始終を、口の辺りに両手を沿えて見守っていた亜季は
この男の偶像でなくなってしまった事に気付き、男の奇行を見た時よりも
更に恐怖を覚えた。
「アイドルがアイドルで無くなった時、この男にはあたしが女に見えるだろう・・・
そうなったら、あたしはこの男に犯されても仕方が無い」
男の「箍」は外れてしまっている、まさか、まさかあたしの一言で
こんなに豹変してしまうなんて、ああなんてあたしは思慮が足りないの・・・
後悔ばかりが思いを付く、そして、この場をどうやって逃げ出すかその事ばかりが
頭の中を占める。
・・・その時亜季は多少の失禁をしていたが、
危機的状況の中ではそこまで気が回らず、自分でも気付いていない・・・
そうだ、股間を蹴り倒して逃げてしまえばいい、そうだ、そうしよう。
亜季が行動を起こす前に、男の口から亜季が思いもよらない言葉が発せられた。
男は亜季を怖がらせてしまった後悔から、その緊張を解く為の努力を声色に表した、
まるで、長年飼っていた猫が鬼籍に入る瞬間を見届けた後の飼い主のような声で
「これで、友達としてはじめられるかな・・・あぁ、僕は英一・・・改めてよろしく」
4
ぎこちなく右手を出し、握手を求める男を見て亜季はなんだかおかしみを覚えた。
確かに男と女という関係にはなったけど、この人は見掛けと同様朴訥なんだ。
自然と笑みが浮かぶ、同時に股間の辺りが湿っている事に気付くが
微量な為にその不快感は無視した。
そうか・・・友達、だよね・・・あたしって馬鹿みたい。
はにかみつつ男の顔を見上げ、にっこり笑う、その笑いは女優としてのそれではなく
前田亜季としての心からの笑顔であった。
そのときが、男にとって縋っていただけの偶像から、ひととして友人としての信頼を勝ち得た瞬間でもあった。
亜季の右手が伸びる、握手の為。
互いの中指が触れるか触れないかの瞬間、外から爆音と共に屠殺される牛の悲鳴にも似た
けたたましい音が聞こえた。
音は、銀色のワゴンが発したブレーキ音であった。
5
銀色のワゴンのドアが、暴力的に開けられる、そこから薄汚いくたびれたコートを
着込んだ男が吐き出されるように飛び出してきた。
明かりが漏れる窓の隙間から、互いの手と手を繋ごうとしている男女を視界に捕らえた男は、
満足げな笑みを口元に浮かべ、そしてすぐに消した。
上手く行ってる、だが、物事には仕上げが必要だ。
男はその体に見合った素早さで部屋の入り口に飛びつくように進むと、
ポケットから出したスイス製十得ナイフで鍵穴をこじ開けだした。
心理的に恐怖を覚える音が玄関から響いた、
その音は紛れも無く鍵を無理矢理こじ開けてる音であって、その音を意味するものは
「男は暴力に晒され、女は生きることを諦めてしまうような責めを受ける」
事であろうとは、2人にもよく解った。
しかしなんとかしようにも部屋の中には武器になりえるであろう棒もなにも無い。
英一の混乱が頂点に達したとき、扉が開く無気味な音が空気を支配した。
「逃げて!亜季!逃げるんだ」
咄嗟にテレヴィジョンを蹴り倒し裏庭に通じるサッシを開け、亜季の背中を突き飛ばすように押した。
外に弾き出された亜季を目で見送りつつ、男は咄嗟に自分の口をついた言葉に驚いた。
「俺が・・・俺が亜季にゃと言わずに亜季って言った・・・」
ああ、そうだよ、もう友達なんだ。握手は出来なかったけど彼女は認めてくれたに違いない、
ああ、亜季・・・
男はそのままだったらきっと亜季との妄想に酔いしれていただあろう、が、
その夜は男にそのような行為すらも贅沢なものにさせてしまった。
数秒後、襟首を思い切り引っ張られ現実をいやが上にも受け入れることになった。
6
とても楽園とは思えなかったが、多少の安心を得られ
さらには新しい「今後、友たりえる者」を見つけられた部屋から、
文字通り真っ暗な外へと放り出された亜季は、こじんまりとした小石だらけの庭を
素足の裏に軽い痛みを覚えつつ小走りに逃げた。
暖かさを取り戻した頬は強風に吹き付けられ、刺されるような痛みが走る。
この季節の東京の風は乾燥し、とても冷たい。
あのストーカーと思われる男の仲間に見付かってしまった現実が
亜季の頬に吹き付ける風を、尚の事冷たくしていた。
ブロック塀から頭の半分を出汁し、一応の安全を確認して
男の部屋の裏にある小道に出ようとした時、
亜季は、ある音を背中で聞いた。
その音は、なにかひしゃげたような呻き声
・・・亜季は以前この声を、映画撮影の時に聞いた事がある
それは3年も前になるであろうか、ヒロインの座を射止めた映画の撮影中であった。
その監督は普段の生活なら聞きなれない珍しい苗字であったが、
その世界ではかなり高名であった、特に、仁侠映画では。
亜季の出番はあと少し先台本は完璧に覚えた、この映画の撮影中に親しくなり、
そのすぐ後に男女の仲になるタレントと軽い談笑をしている時に、呻き声が響いた。
「役者何年やってんだお前は!」監督の声が響いたと同時に、低い呻き声が上がった
「殴られたんだ・・・」亜季は銀幕の裏側のほんの少しを味わうと同時に、
台詞を忘れてしまって大慌てしてしまった・・・
「あの時の声といっしょ・・・」
英一が殴られた、と、亜季には解った。
だが解ったからといって何も出来やしない事も解っている。
亜季は塀が低くなっている生垣の部分に目をつけ、生垣を超えるようにして裏道に出た。
「痛っ」
植わっている木の枝に足を引っ掛け、切れてしまったようだ。
うっすらと血が滲みそのうち傷口から血が流れ出した。
しかし気にとめては居られない、そこで立ち止まったら英一の努力が無駄になってしまうからだ。
「英一・・・」
奇妙な状況下で偶然にも出会ったあの男は、あたしを逃がす為に酷い事をされてしまった。
生垣を乗り越える前にも、その酷い行為を受けた証拠として、
くぐもった呻き声が亜季の耳に入ってきていた。
ごめんなさい!必ず助けを呼んでくるから、それまで、お願いだから、生きていて・・・
亜季は、奇妙な出会いをした男の身を何時の間にか案じていた、
そして、なぜだか亜季の目尻は湿り、乱れた輝きを見せるのだった。
亜季は、痛みが走る足に鞭を打ちそのまま暗闇に溶けていった。
第五章 行動理由
薄汚いコートを着た男は、目の前に背中を晒している男の襟首を掴むと
勢いに任せて体を入れてきた。
英一の背中に激痛が走る、男の肘が背骨を直撃した。
なんで俺が・・・そうか、亜季を逃がす為なんだっけ・・・
激痛への防衛本能として、脳は亜季の映像を英一の脳裏に思い出させた、
いつのまにか、亜季にゃと言わず亜季と呼んでる事に英一は気付いていない。
「英一君いや、バトルロワイヤル、と、言った方がいいかな?」
亜季を思い出し混乱から立ち直りかけた英一は振り返り、
まるで井戸の中に捨てられた大好きな玩具を眺める子供のような目で男を見返した。
「なんで知ってるんだ?」
「バトルロワイヤル」大ヒットしてしまったとある作家の処女作のタイトルでもなく。
それを映画化したものを指しているのではないな、と、英一には解った。
「あの板の固定ハンドルネィムとしては、捻りがないのではないかね?」
男は諧謔味のある笑いを口元に浮かべ、態度とは違ったゆったりした口調で続けた。
「あの板のユーザーは、もうすこし捻くれているべきだと思うが」
口元の歪みは益々きつくなる。
「えっと・・・あの・・・」
緊迫した空気の中、英一は無意識にどこか惚けた声で何かを話そうとした。
しかし男には英一の声は耳に入ってないかのように、英一の言葉を遮った。
「あの板に書き込んでいる事は本心かね?君にそれだけの想いはあるのかね?
英一は、唐突な質問攻めとまだ走る痛みに黙り込んでしまったが、男はお構いなしに捲くし立てる。
「いやどうだろう、僕は文字を信用しない、切欠としてはいい、それが切欠になって
会って話して、そして初めてその人を信頼する、信頼が生まれればある程度その人の文字は
信用に値する・・・違うかい?」
男が早口の為よく聞き取れなかった英一は、脳の混乱もあいまって
襟首を掴まれたまま子犬のように首を縦に振る事しかできなかった。
「君の想いはある程度解ったつもりだ、あとは君に僕の話を聞いてもらいたい、
あぁ、亜季にはもう少し外に居てもらわないと困るな・・・」
知り合いなのか?と疑問が浮かんだすぐ後に、
英一は腹に2度、鈍い痛みが走るのを覚えた。
・・・今の声で、亜季は確実に遠くへ行くだろう、そしてこの近所には交番も
コンビニすらも無い、あるのは寝静まった住宅街だけだ・・・
男は思った。
英一の様子を伺った男は、今度は英一の体を無理矢理半回転させた。
混乱しているため、対象物は恐ろしく簡単にこちらを向いた。
「いいかい、今から俺の言う事を一字一句忘れずに覚えるんだ。」
襟首から胸倉へと獲物を変えた手は、尚も力強く握られたまま男は次の言葉を吐いた。
「彼女・・・亜季は多少だが精神が疲れているんだ。」
亜季という音を聞いた英一は、腹の痛みに苦悶しつつも虚ろな眼の焦点をを男の顔に合わせる。
男は語気だけは優しくなった、
とは言ってもペットにでも語り掛ける少女のそれのようには優しくは無いけれども。
「彼女は元々芸能界には向かない性格だったのかも知れない、いや、その性格を操って
いっぱしの芸能人に仕立て上げなくてはいけなかったのは僕なのだが」
・・・偽善がもたげてきたか・・・
後悔の念から英一から目線をそらす、そして、何かを悟ったように言葉を続けた。
「それでも仕事は後から後から入ってくる、キミほどのファンなら解るね?
亜季の忙しさが、その忙しさのお陰で亜季は休むことが出来ないんだ。
肉体的な疲れは簡単に取れる、が、精神の疲れは中々取れる物じゃない。
解るだろ?キミも。」
混乱から回復しかけた英一は、ぼんやりと男を見つめ返した、
ぼんやりとだが瞳の中にはあからさまな男に対する軽蔑の色がある。
「・・・で、僕に、ちょっとしたリフレッシュを・・・僕は・・・遊ばれて・・・」
「察しがいいな、ただこの事は亜季は知らない。」
男は胸倉を掴んだ手の力を緩め、英一を解放した。
「キミはその代わり、亜季にとっての救世主になれるんだよ。
もしかしたら、それ以上の信頼を亜季から勝ち取れるかも知れない。」
「僕次第って訳ですか。」
「その通り、プロダクションとしては亜季に多少リフレッシュして貰いたいってのが望みだ、
だが個人的には意見は違う。」
男はコートの中から煙草を・・・好みのピースライトを取り出し・・・火をつける。
「なんならキミがこのまま亜季の信頼を勝ち得つづけて貰いたいとも思っている。」
「出来ますかね?」
「出来るさ・・・いや、してもらえないと困る。」
その為の芝居なのだから、と、続けようとして男は煙草の煙に咽た。
咽ながら、煮詰まらない英一をなんとかしなければといった思いで、無理に声を出す。
「ピエロを演じて愛する偶像がキミの物になるんだ、悪い取引きじゃないだろう。」
物になる『可能性』が起こるだけなんだがな・・・あえて男は口にしなかった。
「僕に、そんな事が、出来るでしょうか・・・」
英一の未だ煮え切らない態度に、男は感情を露にするしかなかった。
「・・・出来る事なら、俺はキミと入れ替わりたい位だ。」
くぐもってはいるが、感情的な色は隠せない声色で英一に続けた。
「掲示板で感情を書き連ね、グッズを買い漁り、そして時たま性欲の対象にすらする、
そんな気楽な行動がキミの、いや、キミ達が偶像に示せる愛情なのだからね、
まったく素晴らしい!俺にはとても出来ない!俺には嫌でも責任が発生する、
立場が違うと言えばそれまでなのだが、俺も単純にファンとして偶像を扱いたいと思う時がある。
その対象が、容姿は愚か才能にまで惚れてしまった、しかも俺の担当する偶像であれば尚更だ、
壊してしまいたくなる衝動に駆られる気持ちを抑えるのに、何に俺は頼ってるか知ってるかね?」
「・・・なん・・・ですか?」
「薬だよ薬、我ながら馬鹿げた選択かも知れんけどね、でも俺は何も頼りにしないほど自分を信じちゃいないんだ」
部屋の気温はすっかり冷え切ってしまっているのに、薄汚い男の額には汗が浮かんでいた。
「あの、あなたは・・・それほどまでに亜季の事を・・・」
英一の言葉を遮るように、男は言った。
「それ以上言うな、それ以上言うと俺は少女愛好家(ロリータ・コンプレックス)になってしまう」
男は被虐的な笑いを口元に表しながら言った。
完全に覚醒した英一の脳は、大体の事を理解した。
「それじゃ、あともう少し僕を殴ってください、ああ、なるべく傷跡が目立つ所に。」
これからの痛みを思うと・・・引きつった表情をなるべく笑顔に見せようと努力しつつ
英一は顔を前に突き出した。
59 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/01 15:28 ID:rbkIc/ES
>バトロワ
今日はここまで。
60 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/01 15:55 ID:CXTf0n7s
忍者マジ最高
読み心地のいい文を書くってことは才能あるよ。
小説でも書くかスレの人よりも。
61 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/01 15:57 ID:QJ8ntVbC
バトロワと亜季をモデルにしてるからじゃないかな?
62 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/01 16:02 ID:CXTf0n7s
いや〜いいね〜
エンドがハッピーだといいな〜
63 :
名無しさん:03/01/01 17:16 ID:J/9c+guO
いや無駄が多いよ
描写下手だし
64 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/02 03:23 ID:Qk+QFymC
保守のためのあげ
65 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/03 01:09 ID:HV6u7GJ+
保守、今日は書く元気ない、すまん。
66 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/03 01:18 ID:+acsWEUy
気長に待つよ 楽しみだよ
67 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/04 02:32 ID:035rZGR0
保守あげ
私も20歳都内在住で学生なんですよ
69 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/04 02:36 ID:giz8oxsX
ほんと〜?
70 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/04 02:36 ID:giz8oxsX
あ、このスレで小説以外は控えとこ。。。
71 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/04 16:36 ID:EPLkqs4i
保守あげ
72 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/05 03:09 ID:MvSneLCg
保守
73 :
名無しさん:03/01/05 03:10 ID:kd6pbyhu
コギャルソン
74 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/05 15:29 ID:rdRUdnSk
保全
75 :
バトルロワイヤル ◆LNW7AKINYA :03/01/06 00:12 ID:1+6HrrEG
ほっしゅっしゅ
76 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :03/01/06 07:39 ID:Hh1CY30E
保守して寝るか。
77 :
名無しさん:03/01/06 07:44 ID:aF1ui9tW
あわれな中年だな
78 :
名無しさん:03/01/06 07:54 ID:V9m5zytp
糞スレの皆様に、岡田克彦ファンクラブからの新春のご案内です。氏のホームページ(下記URL)
掲載の「朗読とピアノのための、ロバート・マンチ作、メルヘン『Love You forever』
OP.87」は氏の最近の傑作で、平野啓子女史の朗読と氏作曲のピアノ曲自作自演とのデュオは素晴らしく
、氏の優しい人間性の最もよく出ています。素直に聴いて、新しい楽しい毒舌エッセイと共にお楽しみ下さい。
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/1091/)
79 :
コギャル忍者 ◆Mc202k8Fic :
保守