普通にねとらじやりたいやつリレー870

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64以下、名無しにかわりましてVIPが実況します
真性うつ病の記録 (Aさんの場合)
                         Aさん 34歳  

二週間ほど前から、仕事をしていてどうも気が重い・・・、Aさんの初期症状は、
こんな感覚から始まった。Aさんは仕事のだるさを感じながらも、
それでも休まず仕事に行っていた。Aさんは大学を卒業した後、商社に勤務していた。
26歳で結婚し、子供が二人いた。とても幸せそうに見えたAさんだったが、
じわじわと、うつ病の影がAさんの脳を犯し始めたのである。

Aさんに大きな異変が起こったのは32歳の時である。Aさんは突然家にこもるようになり、
仕事に行かなくなった。家族は心配したが、Aさんは寝たままで反応がなかった。
あれほど元気が良かったAさんの顔は人形のように表情が失われていた。
トイレに行く気力もなくなり、ベッドには尿と便が垂れ流しの状態であった。

奥さんが「あなた、大丈夫?病院に行ったら・・?」と何度も助言するが、
Aさんは聞く耳を持たず、「ほっといてくれ!」というばかりだった。Aさんはベッドから全く起きようとせず、
食事もしなかった。奥さんは心配し、Aさんに声をかけるが返事もしなくなった。
そんな生活が二週間ばかり続いたある日、Aさんは深夜に部屋の中を意味もなく歩き回るようになった。
夜中の2時ごろに台所の前で、突然しゃがみこみ、激しく号泣したかと思えば、
そしてまた立ち上がり部屋の中を徘徊するという異常な行動をするようになったのである。
そんな光景を目にした奥さんは、「あなた!しっかりして!」と声をかけるが、
Aさんは「うるさい!」の一点張りでまた自室にこもってしまった。