【ストパン】エイラが2期決定をお知らせします【見】

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182以下、名無しにかわりましてVIPが実況します
オラーシャ帝國ドン河最前線
ガリア空軍オラーシャ遠征飛行隊基地。

「おいペリ犬じゃないか!わたしだ!わたしだ!何だ?
もうわたしを忘れたのか?わっはは!」
出撃を終え、指揮所に報告に向かうペリ犬の後ろで、
誰かが大声でペリ犬を呼び止めている。
「ひと違いですわ!ひと違いですわ!わたくしペリ犬じゃありませんわ!」
ペリ犬は一切後ろを振り返らず、足早に、うつむき加減に、戦闘指揮所
と看板が出ている、粗末な農家に入って行った。
ペリ犬には声の主が誰だかとっくに解っていたが、
今の惨めな自分の姿を最愛の人に見られたくなかったので、
ペリ犬はとっさに嘘をついた。もう涙目である。

実際ここオラーシャの最前線の給与は最悪で、兵舎は蚤と虱だらけで、
ガリア軍の軍服もいつしかオラーシャ軍の粗末な軍服に替わっていて、
風呂にももう2〜3週間入ってない。まるで捨て犬である。
本国から持参した糧秣もとっくになくなり、被服にも事欠いている。
自慢の金髪は薄汚れていて、白い肌は真っ黒で、毎晩煽るウオッカの臭気
をあたりにまきちらしている。
さらに悪い事に愛機はオラーシャの過酷な環境に耐えられず、スグに廃機
となり、現在オラーシャ製の汚らしい迷彩を施されたYakになっている。
その姿からは過っての華やかな貴族の面影などみじんも感じられない。
といっても、ペリ犬たちガリア空軍オラーシャ遠征飛行隊は全員そん
な状態なので、いくらわがままなペリ犬でも文句を言えない。