とらせん　なんでも実況Ｕ　避難所

◆引退しても「秀太会」は不滅です（スポニチ・虎追い人より)
　秀太が引退を決意した。タイガース一筋１５年でファンも多い。この日は鳴尾浜球場での
ウエスタン・中日戦にベンチ入り。出場はなく「今日は何もないよ」と話しただけだったが、
スタンドでは「え〜本当にやめるの？」など背番号００の話題でいっぱいだった。
　１５年もプレーしていれば虎番にも多くの思い出があり、何度も取材でお世話になってきた。
そして今、特に気になっているのが『秀太会』の今後の活動だ。秀太会長がユニホームを
脱ぐことで解散の危機ではないのか？もしくは名前を変えて継続していくのか？
　秀太会といえば、いわば阪神内での昭和５１年会で、秀太、赤星、新井、福原、金村暁、
そして打撃投手の嘉勢と原田の同期７人で構成。新井と金村暁がタイガースに入団した
２００８年に発足している。

　第１回の会合が昨年の春季キャンプで、第２回は昨年１２月に泊まりがけでゴルフ＆宴会を催している。
そして第３回が今春キャンプ中に安芸で開かれた。今年３３歳になる世代で、親睦をはかることによって
チームの屋台骨を支えてきた。
　携帯のメールに引退の報告があったという新井は、東京ドームで『秀太会』の存続をきっぱりと宣言した。
「僕らのリーダーは何があってもあいつしかいません。だって『秀太会』ですから。彼がどうなっても、
会長はやめることはできないし、これからも一致団結は変わりませんよ」
　たとえ秀太が野球界を離れて一般のサラリーマンになっても会は消滅しないし、名前も変更しない。
たとえ出身の熊本に戻ったとしても今年のオフも来年以降も、皆で熊本まで行って『秀太会』を開催するという。
　もう一人の会員、金村暁も「今年も自分がファームにいた時に、ずっと若い子に守備を教えているのを
見ていたし、辞めるのは寂しいけどね。でも、またみんなでゴルフも行きたいし、熱く語り合いますよ」と
新井と考えは同じだ。
　メンバーの結束はものすごく固い。秀太の愛すべき人間性が、そうさせている。