★ＴＢＳニュースバード実況　2008/04/07〜

とりあえず質問の前のコメントだけ書き取ってみた。

「今回は特別なメッセージがあってここに寄ったわけではありません。
アメリカに行くトランジットといたしまして今回日本にこのように立ち寄っておりますけれども、これから明日に向けて2週間アメリカに滞在することになっております。
　私は常に3つのことを申し上げ続けております。
まず1つは私たちは人間としての価値というのを重視すべきだと私は常に申し上げております。
仏教であろうが何であろうが、大切なのは人として慈悲心を持つことだというふうに私は常に考えております。ですから心に慈悲心がある、そのような慈悲の心を持つことは、それはしいては人の体にも影響を及ぼすと考えられております。
そして穏やかな平和な心を持つことが如何に大切なことであるかは、実際最近いろいろな研究がなされまして科学の領域におきましても実際に平和な心が人間の体の安定にも繋がると言うことが示されてまいりました。」

続き。さっきのは会場の通訳。これはNBの通訳

「2つ目のことは、私は仏教の僧侶として、調和を促進したいと思います。異なる伝統のなかでです。
ですから、私の訪問の主要な目的はこの2つなんです。アメリカの訪問で達成したいのはその2つです。
ですから、基本的に政治的な物ではありません。そして、ここに立ち止まるわけですから特別なメッセージはありません。
しかしながら皆さんがたくさんいらしてくださっていますよね。好奇心からか懸念からか分かりませんが。
ですからここから先の時間はむしろ皆様の質問に答える形でお答えしたいと思います。」

質問：TBSニュース23
「今世界各地で北京オリンピックの聖火リレーをめぐって大きな混乱が起きていますけど、それにつて法王はどうお考えでしょうか。」

ダライラマ
「まず最初からお話しします。最初から私は中国のオリンピックの開催を支持しています。理由は、中国は最も人口の多い国でありそして古代の国であり、したがってその資格があるのです。
中国の国民がオリンピックの開催をするのは資格があります。最近は残念な事がチベットでありましたが私の立場は変わっておりません。
　実際、一部の問題がロンドンそしてパリでもありましたが、私はメッセージを送っているのです。
チベットの人たちに、そしてサンフランシスコにいるチベット系の人たちに対しても言っていいます。お願いですから暴力的な行動はしないでくださいとお願いしています。
　もちろん気持ちは彼ら次第なんですね。誰も『だまりなさい』という権利はないのです。それは個人の権利ですから。そうですよね？実際に今回のチベットでの問題の原因のひとつというのは言論の自由がないからなんです。それが問題の根元なんです。
ですから私たちは故意に、意図的に民主主義の促進を進めているわけです。言論の自由ということなんです。私を批判している人がいますよね？でもそれも歓迎しています。私を批判するのも彼らの権利です。私が沈黙しなさい、黙りなさいと言う権利はないわけです。
しかしながら非暴力的な形でなくてはなりません。それを私が主張しているのです。一昨日ですがそのメッセージを私は送っています。
しかし昨日起きたことは私は分からないです。昨日の夜ニューデリーからのフライトで私は眠っていたのでサンフランシスコで何が起きたのかは知りません。