夏休み子ども科学電話相談2012━part25

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431名無しさん@ON AIR
保守を兼ねて・・・

今日から、放射線衛生学専門の先生が登場したので、誤用しがちな事柄を整理してみました。

★★放射能
放射線を出す性質、または能力。
ある種の原子核は自発的に壊れてα線、β線、γ線などの放射線を放出し、別の安定した原子核に変化する。
この性質を放射能、また放射能をもつ原子核を放射性核種という。
★★放射線
@ある一点を中心に放射状にひろがっている線。
A放射性物質から放出されるα線・β線・γ線の総称。
  広くは、X線・中性子線・宇宙線なども含めて、すべての電磁波及び粒子線をいう。

⇒放射能が危険ではなくて、放射線が危険ということ。

432名無しさん@ON AIR:2012/08/22(水) 18:31:00.63 ID:uV5ivT0i
>>431 の続き
★★ベクレルとシーベルトとの違い( 含む グレイ )
ベクレルは放射性物質の量
グレイは放射線を吸収する量
シーベルトは吸収した放射線の影響量
蛍光灯で置き換えると、光の強さがワット( ベクレル )で、光の届く明るさがルクス( シーベルト )となります。
故に、どれほどベクレルが高くとも、我々から遠ければ、シーベルトは小さくなり、人体への影響は小さくなる。
逆に、ベクレルが低くとも、近い位置にいると、シーベルトは大きい値を示し、人体への影響は大きくなる。

ガイガー=ミュラー計数管( ガイガーカウンター )では、電離放射線を検知し、その回数をカウントする。
換算表によって、ベクレルやシーベルトを算出する。

━━━━オイラはこういう理解をしています。 もし、誤っているのなら、御指摘下さい。