県が薬草の安定生産に成功
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063732641.html?t=1428049441000 ※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
国内ではほとんど栽培されていない薬草の「カキドオシ」について、
宮崎県は安定して生産することに成功し、県と共同で栽培に取り組んだ県内の農家が、
近く、東京の製薬会社と買い取りに関する契約を結ぶ見通しになったことが分かりました。
カキドオシは国内に広く分布するシソ科の植物で、健康茶の原料として使われていますが、
流通しているのは野生のものがほとんどです。
このため、宮崎県総合農業試験場は製薬会社へのカキドオシの供給を目指して、
おととしから県内の農家と共同で試験栽培を始め、去年には安定して育てることに成功しました。
そして、去年の秋からは30アールの畑で本格的な栽培に取り組み、
この春に出荷できる見通しとなったということです。
宮崎県によりますと、現在、生産できるカキドオシの量は乾燥したもので
600キロから750キロになる見込みで、栽培農家が近く、東京の製薬会社と
買い取りに関する契約を結ぶ見通しになったということです。
今後、宮崎県は県内の複数の農家と連携して、カキドオシの生産量を増やすほか、
ほかの薬草の安定した栽培にも取り組むことにしています。
宮崎県農産園芸課の担当者は
「これをきっかけに県内で薬草の栽培を広めていくことで、
農家の所得の向上や地域の活性化につなげていきたい」
と話しています。
04月03日 12時27分