4日付の中国紙、東方早報によると、江蘇省衛生当局は2日、鳥インフルエンザ
(H7N9型)の感染者1人を新たに確認した。気温が下降し始めた今秋以降で、
H7N9型の感染者が見つかったのは初めてという。
患者は58歳の女性で、発病の2週間前に市場で生きたニワトリを購入、
その場でさばいてもらった。同省南京市内で治療を受けており、症状は重いという。
上海市で昨年3月に人への感染が初めて確認されたH7N9型だが、今回の
確認で中国本土の感染者は計441人、死者は161人以上となっている。
今年の年明けから4月にかけて中国中南部を中心に、感染者が急増した経緯がある。
上海の日本総領事館では気温の下降とともに鳥インフル再流行も予想される
として、在留邦人や日本からの渡航者に、生きた鳥や家畜に近づかないよう
改めて注意を呼びかけている。【上海=河崎真澄】産経デジタル
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/141104/wor14110423000032-n1.html